JP3152792B2 - 酸素分析装置およびそれを用いた酸素分析方法 - Google Patents

酸素分析装置およびそれを用いた酸素分析方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、酸素濃淡電池型の酸素分析装置
およびそれを用いた酸素分析方法に係り、特に被測定ガ
スの酸素濃度が低い場合の測定誤差が抑えられ、広い酸
素濃度範囲の被測定ガスを高精度に測定することのでき
る酸素分析装置とそれを用いた酸素分析方法に関するも
のである。
【0002】
【背景技術】従来より、自動車用内燃機関や各種工業炉
の燃焼混合ガスの空燃費などを計測する装置の一種とし
て、酸素イオン伝導性の固体電解質体と基準ガスに晒さ
れる基準電極および被測定ガスに晒される測定電極とか
らなる電気化学的セルを設け、かかる電気化学的セルの
酸素濃淡電池作用により、基準ガスと被測定ガスとの酸
素濃度差に応じた起電力値を得るようにした酸素濃淡電
池型の酸素分析装置が知られている。
【0003】また、酸素濃淡電池型の酸素分析装置に
は、基準ガスとして大気を使用するものの他、基準電極
の周りに基準ガス室を形成すると共に、基準電極と測定
電極の間に微小電流を給電せしめて、電気化学的セルの
酸素ポンピング作用により基準ガス室に高酸素濃度の基
準ガスを自己生成させるようにしたものがある。
【0004】ところが、かくの如く、基準ガスを自己生
成するタイプの酸素分析装置においては、被測定ガスの
酸素濃度が低くなると、電気化学的セルの起電力(装置
出力)が著しく増大してしまい、被測定ガスの酸素濃度
との対応関係が崩れて、極めて大きな測定誤差が発生す
ることが避けられなかった。なお、これは、被測定ガス
の酸素濃度が低いと、電気化学的セルの酸素ポンピング
作用によって測定電極の表面が酸欠状態となることに起
因するものと考えられる。
【0005】そして、このように被測定ガスの酸素濃度
が低い場合に発生する測定誤差は、被測定ガスの酸素濃
度によって、その値が大きく異なるために、補正が極め
て困難であり、それ故、従来の基準ガスを自己生成する
酸素濃淡電池型の酸素分析装置では、低酸素濃度の被測
定ガスは、実質上、測定できないという問題があった。
【0006】
【解決課題】ここにおいて、本発明は上述の如き事情を
背景として為されたものであって、その解決課題とする
ところは、被測定ガスの酸素濃度が低い場合の測定誤差
が抑えられて、広い酸素濃度範囲の被測定ガスを高精度
に測定することのできる、基準ガスを自己生成する酸素
濃淡電池型の酸素分析装置およびそれを用いた酸素分析
方法を提供することにある。
【0007】
【解決手段】そして、かかる課題を解決するために、本
発明の特徴とするところは、酸素イオン伝導性の固体電
解質体に、基準ガスに晒される基準電極と被測定ガスに
晒される測定電極を設けて第一の電気化学的セルを構成
すると共に、前記基準電極の周りに基準ガス室を形成し
て、該基準電極と前記測定電極に給電される微小電流に
よる酸素ポンピング作用に基づき、かかる基準ガス室に
高酸素濃度の基準ガスを生成することにより、前記被測
定ガス中の酸素濃度に応じた出力を、かかる第一の電気
化学的セルにおける起電力値として得るようにした酸素
分析装置において、前記測定電極の周りに被測定ガスが
導かれる測定ガス室を形成する一方、酸素イオン伝導性
の固体電解質体に一対の電極を設けて、該電極の一方を
かかる測定ガス室に配すると共に、該電極の他方を外部
ガス空間に配し、酸素ポンピング作用により該外部空間
から該測定ガス室へ酸素ガスを供給する第二の電気化学
的セルを形成して、該一対の電極間への微小電流の給電
にて、該酸素ポンピング作用が惹起せしめられるように
したことにある。
【0008】また、本発明は、そのような酸素分析装置
において、前記第一の電気化学的セルの起電力値と、前
記測定ガス室に導かれる被測定ガスの酸素濃度の自然対
数値とが正比例関係となるように、前記第二の電気化学
的セルの電極間に給電する電流値を設定する酸素分析方
法をも、その特徴とするものである。
【0009】
【作用・効果】すなわち、このような本発明に従う構造
とされた酸素分析装置においては、測定に際して、第一
の電気化学的セルの酸素ポンピング作用により、測定ガ
ス室から基準ガス室に酸素ガスが供給されると共に、第
二の電気化学的セルの酸素ポンピング作用により、外部
ガス空間から測定ガス室に酸素ガスが供給される。
【0010】そして、かかる第二の電気化学的セルによ
る測定ガス室への酸素ガスの供給量を調節することによ
り、被測定ガスの酸素濃度が低い場合でも測定ガス室に
配された測定電極周りの酸欠状態を防止することができ
ると共に、被測定ガスの酸素濃度と第一の電気化学的セ
ルの起電力(装置出力)との対応関係を、低酸素濃度か
ら高酸素濃度に至る被測定ガスの広い酸素濃度範囲に亘
って維持することが可能となる。
【0011】従って、本発明に係る酸素分析装置におい
ては、第二の電気化学的セルによる測定ガス室への酸素
ガスの供給量、換言すれば第二の電気化学的セルの電極
間に通電する電流値を調節することにより、低酸素濃度
から高酸素濃度に至るまで、被測定ガスの酸素濃度と装
置出力(起電力値)との間にネルンストの式に基づく関
係が有利に維持され得るのであり、それ故、広い酸素濃
度範囲に亘って、被測定ガスの酸素濃度を、高精度に測
定することができる。
【0012】また、請求項2に記載の本発明方法におい
ては、第二の電気化学的セルの酸素ポンピング作用によ
り、第一の電気化学的セルの酸素ポンピング作用にて測
定ガス室から基準ガス室にポンピングされる酸素ガスに
対応する量だけ、外部ガス空間から測定ガス室に酸素ガ
スが供給されて、第一の電気化学的セルの酸素ポンピン
グ作用による影響が可及的に防止される。
【0013】それ故、かかる本発明方法に従えば、被測
定ガスの酸素濃度が低い場合でも第一の電気化学的セル
の酸素ポンピング作用に起因する測定電極周りの酸欠状
態が防止されて、低酸素濃度から高酸素濃度に至るま
で、被測定ガスの酸素濃度と装置出力(起電力値)との
間にネルンストの式に基づく関係が有利に維持され得、
広い酸素濃度範囲に亘って、被測定ガスの酸素濃度を、
高精度に測定することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例について、図面を参照しつつ、詳
細に説明する。
【0015】先ず、図1及び図2には、本発明の一実施
例としての酸素分析装置の概略構造が示されている。か
かる酸素分析装置10は、それぞれジルコニア等の酸素
イオン伝導性のセラミックにて形成された第一の固体電
解質層12および第二の固体電解質層14を備えた積層
構造とされている。
【0016】また、第一の固体電解質層12と第二の固
体電解質層14との間には、スペーサ15が介装され
て、それら第一及び第二の固体電解質層12,14間
に、被測定ガスが導かれる平坦な測定ガス室16が形成
されている。なお、本実施例では、測定ガス室16の開
口部に多孔質セラミック18が配設されており、該多孔
質セラミック18を通じて、被測定ガスが測定ガス室1
6に導かれるようになっている。
【0017】さらに、第一の固体電解質層12には、こ
の被測定ガス室16に露呈するようにして、白金等から
なる測定電極20が形成されている。
【0018】また、第一の固体電解質層12の下側に
は、ジルコニア等の酸素イオン伝導性のセラミックにて
形成された多孔質固体電解質層22が形成されており、
更にこの多孔質固体電解質層22の下側には、気密質の
セラミック層23が積層形成されている。
【0019】さらに、かかる多孔質固体電解質層22の
一部には、白金等からなる基準電極24が形成されてい
る。即ち、この基準電極24は、多孔質構造をもって形
成されており、第一の固体電解質層12に接続されてい
る。それによって、多孔質固体電解質層22の内部に
は、基準電極24が露呈される基準ガス室26が形成さ
れている。
【0020】すなわち、本実施例では、これら第一の固
体電解質層12,測定電極20,基準電極24によっ
て、第一の電気化学的セル28が構成されている。
【0021】また一方、第二の固体電解質層14には、
被測定ガス室16に露呈するようにして、白金等からな
る内側電極30が形成されている。そして、この内側電
極30は、被測定ガス室16内において、測定電極20
に近接して対向配置されている。
【0022】さらに、第二の固体電解質層14には、外
部空間に露呈される面に位置して、白金等からなる外側
電極32が形成されている。そして、この外側電極32
は、被測定ガスや大気等の外部空間のガスに晒されるよ
うになっている。
【0023】すなわち、本実施例では、これら第二の固
体電解質層14,内側電極30,外側電極32によっ
て、第二の電気化学的セル36が構成されている。
【0024】そうして、かくの如き構造とされた酸素分
析装置10には、第一の電気化学的セル28において、
測定電極20と基準電極24の間に基準ガス用直流電源
34が接続されており、一定の微小電流:Icpが、基準
電極24から測定電極20に向かう方向に通電されてい
る。それによって、第一の電気化学的セル28の酸素ポ
ンピング作用により、酸素ガスが、測定ガス室16から
基準ガス室26に供給されて基準ガス室26に蓄えら
れ、以て、高酸素濃度の基準ガスとして、基準電極24
に作用せしめられるようになっている。なお、基準ガス
室26の酸素濃度は、供給される酸素ガスと、多孔質固
体電解質層22を通じて外部排出される酸素ガスとが平
衡状態となった後、測定電極20と基準電極24の間に
給電される微小電流:Icpの値に応じた一定値に維持さ
れる。
【0025】そして、基準電極24が基準ガス室26内
の高酸素濃度の基準ガスに晒されることにより、測定電
極20が晒される測定ガスと基準ガスとの酸素濃度差に
基づいて、それら基準電極24と測定電極20の間に、
かかる酸素濃度差に応じた起電力:EMFが生ぜしめら
れるようになっている。更に、この起電力:EMFが、
電子回路38に導かれ、公知のネルンストの式に基づい
て、起電力:EMF値から被測定ガスの酸素濃度値が算
出されて、出力されるようになっている。
【0026】また一方、かかる酸素分析装置10には、
第二の電気化学的セル36において、内側電極30と外
側電極32の間に補填ガス用直流電源40が接続されて
おり、一定の微小電流:Ip が、内側電極30から外側
電極32に向かう方向に通電されている。それによっ
て、第二の電気化学的セル28の酸素ポンピング作用に
より、酸素ガスが、外部空間から測定ガス室16に供給
されるようになっている。
【0027】従って、上述の如き構造とされた酸素分析
装置においては、基準ガス室26に高酸素濃度の基準ガ
スを生成するために、第一の電気化学的セル28の酸素
ポンピング作用により、酸素ガスが、測定ガス室16か
ら基準ガス室26に移送されるが、それに応じて、第二
の電気化学的セル36の酸素ポンピング作用に基づき、
酸素ガスを、外部空間から測定ガス室16に移送し、補
填することができる。
【0028】それ故、かかる第二の電気化学的セル36
の酸素ポンピング作用によって、第一の電気化学的セル
28の酸素ポンピング作用に基づいて測定ガス室16か
ら酸素ガスが排出されることによる影響を軽減乃至は防
止することが可能となることから、被測定ガスの酸素濃
度が低い場合でも、第一の電気化学的セル28の酸素ポ
ンピング作用に起因する測定電極20周りの酸欠状態が
回避されて、かかる酸欠状態に起因すると考えられる測
定精度の著しい低下が効果的に防止され得るのであり、
以て、高酸素濃度から低酸素濃度に至る広い酸素濃度範
囲に亘って、被測定ガスの酸素濃度を、高精度に測定す
ることができるのである。
【0029】また、本実施例の酸素分析装置10におい
ては、測定ガス室16の開口部が多孔質セラミック18
で覆われていることから、第二の電気化学的セル36の
酸素ポンピング作用によって測定ガス室16に供給され
る酸素ガスが、測定ガス室16内に留められて、測定電
極20周りに有利に供給され得るといった利点がある。
【0030】ところで、補填ガス用直流電源40により
第二の電気化学的セル36の内側電極30と外側電極3
2の間に給電する電流値:Ip は、第一の電気化学的セ
ル28にて出力される起電力:EMF値と、被測定ガス
の酸素濃度の自然対数値とが正比例関係となるように設
定することが望ましく、それによって、第一の電気化学
的セル28にて出力される起電力:EMF値からネルン
ストの式に基づいて算出される被測定ガスの酸素濃度に
おける誤差量が、有利に抑えられる。
【0031】また、かかる関係を満足する、補填ガス用
直流電源40により第二の電気化学的セル36の内側電
極30と外側電極32の間に給電する電流値:Ip は、
測定ガス室16の構造や、該測定ガス室16への被測定
ガスの拡散流入抵抗率、或いは測定ガス室16内におけ
る測定電極20と内側電極30との位置関係などによっ
て異なり、各センサ固体について校正ガスを用いて実測
することも可能であるが、一般的には、かかる電流値:
Ip を、第一の電気化学的セル28の測定電極20と基
準電極24との間に基準ガス用直流電源34にて給電さ
れる微小電流:Icpと同一となるように設定するように
すれば良い。
【0032】このように、補填ガス用直流電源40にて
内側電極30と外側電極32の間に給電する電流値:I
p を、基準ガス用直流電源34にて測定電極20と基準
電極24との間に給電される電流値:Icpと同一に設定
するようにすれば、かかる補填ガス用直流電源40にて
給電される電流値:Ip の設定が極めて容易であると共
に、第一の電気化学的セル28によって測定ガス室16
から排出される酸素ガスが、第二の電気化学的セル36
によって有利に補填され得て、第一の電気化学的セル2
8の酸素ポンピング作用によって出力特性に及ぼされる
影響が効果的に解消され得るのである。
【0033】因みに、本実施例構造の酸素分析装置10
において、測定電極20と基準電極24の間にIcp=3
μAの微小電流を給電し、成分既知の校正ガスを用いて
出力特性を実測するに際して、内側電極30と外側電極
32の間に給電する電流値:Ip を、0μA,1μA,
3μA,5μAの各値に設定した場合の各々の測定デー
タが、図3に示されている。
【0034】この図3に示された結果からも、内側電極
30と外側電極32の間に微小電流:Ip を給電するこ
とにより、ネルンストの式にて表される被測定ガスの酸
素濃度と装置出力:EMFとの対応関係が、低酸素濃度
の領域において効果的に改善され得、それらの対応関係
が、高酸素濃度から低酸素濃度にまで至る極めて広い範
囲に亘って有利に維持されること、更に、内側電極30
と外側電極32の間に給電する電流値:Ip は、測定電
極20と基準電極24の間に給電される微小電流値:I
cpと同じ3μAとすることが有効であることが、認めら
れる。
【0035】以上、本発明の実施例について詳述してき
たが、これは文字通りの例示であって、本発明は、かか
る具体例にのみ限定して解釈されるものではない。
【0036】例えば、前記実施例では、多孔質固体電解
質層22によって基準ガス室26が形成されていたが、
所定容積の空室構造をもって基準ガス室を形成すること
も可能である。
【0037】また、前記実施例では、測定ガス室16の
開口部に多孔質セラミック18が配設されて、該多孔質
セラミック18を通じて、被測定ガスが測定ガス室16
に導かれるようになっていたが、そのような多孔質セラ
ミック18を設けることは、必ずしも必要ではない。
【0038】さらに、前記実施例中に図示はされていな
いが、酸素分析装置10には、適当な温度に加熱するた
めのヒータ手段が、適宜、設けられることとなる。
【0039】また、測定電極20,基準電極24,内側
電極30,外側電極32は、いずれも複数個設けること
が可能である。
【0040】その他、一々列挙はしないが、本発明は当
業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を加
えた態様において実施され得るものであり、また、その
ような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、い
ずれも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもないところである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての酸素分析装置の構造
を概略的に示す縦断面図である。
【図2】図1に示されている酸素分析装置の横断面図で
ある。
【図3】図1に示されている構造の酸素分析装置の出力
特性を測定した結果を示すグラフである。
【符号の説明】
10 酸素分析装置 12 第一の固体電解質層 14 第二の固体電解質層 16 測定ガス室 20 測定電極 22 多孔質固体電解質層 24 基準電極 26 基準ガス室 28 第一の電気化学的セル 30 内側電極 32 外側電極 34 基準ガス用直流電源 36 第二の電気化学的セル 40 補填ガス用直流電源

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素イオン伝導性の固体電解質体に、基
    準ガスに晒される基準電極と被測定ガスに晒される測定
    電極を設けて第一の電気化学的セルを構成すると共に、
    前記基準電極の周りに基準ガス室を形成して、該基準電
    極と前記測定電極に給電される微小電流による酸素ポン
    ピング作用に基づき、かかる基準ガス室に高酸素濃度の
    基準ガスを生成することにより、前記被測定ガス中の酸
    素濃度に応じた出力を、かかる第一の電気化学的セルに
    おける起電力値として得るようにした酸素分析装置にお
    いて、 前記測定電極の周りに被測定ガスが導かれる測定ガス室
    を形成する一方、酸素イオン伝導性の固体電解質体に一
    対の電極を設けて、該電極の一方をかかる測定ガス室に
    配すると共に、該電極の他方を外部ガス空間に配し、酸
    素ポンピング作用により該外部空間から該測定ガス室へ
    酸素ガスを供給する第二の電気化学的セルを形成して、
    該一対の電極間への微小電流の給電にて、該酸素ポンピ
    ング作用が惹起せしめられるようにしたことを特徴とす
    る酸素分析装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の酸素分析装置を用いた
    被測定ガス中の酸素分析方法において、前記第一の電気
    化学的セルの起電力値と、前記測定ガス室に導かれる被
    測定ガスの酸素濃度の自然対数値とが正比例関係となる
    領域が最も大きくなる電流値が、前記第二の電気化学的
    セルの電極間に給電する電流値として選定されることを
    特徴とする酸素分析方法。
  3. 【請求項3】 前記第一の電気化学的セルの基準電極と
    測定電極との間に給電される電流値と、前記第二の電気
    化学的セルの電極間に給電される電流値とが、同一とさ
    れる請求項2に記載の酸素分析方法。
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