JP2004205357A - ガス濃度の検出方法 - Google Patents

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Kazunori Suzuki
一徳 鈴木
Keigo Mizutani
圭吾 水谷
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Abstract

【課題】被測定ガスの温度が変動する場合においても,より正確に特定ガス濃度を検出可能なガス濃度の検出方法を提供すること。
【解決手段】特定ガスの検出上限濃度かつ検出下限温度での第1限界電流域の最小電圧V1と検出下限濃度かつ検出上限温度での第1限界電流域の最大電圧V1’との範囲の設定電圧をV1”,特定ガスの検出上限濃度かつ検出下限温度での第2限界電流域の最小電圧V2と,検出下限濃度かつ検出上限温度での第2限界電流域の最大電圧V2’との範囲の設定電圧をV2”とする。V1”とV2”との間で変動する交流電圧をセンサセル4の一対の電極間に印加し,交流電圧を印加した際の電流変化において生じる定電流領域の電流値に基づいて被測定ガス中の特定ガス濃度を検出する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【技術分野】
本発明は,被測定ガス中の特定ガスを分解して得た酸素イオン電流を利用するガス濃度の検出方法に関する。
【0002】
【従来技術】
従来NOx濃度等を検出するガスセンサ素子として,外部から被測定ガスを導入する被測定ガス室と,被測定ガス室内の酸素濃度を調整するポンプセルと,被測定ガス室においてNOx等の検出したい特定ガスを分解して得た酸素イオンに由来する酸素イオン電流を利用して特定ガス濃度を検出するセンサセルを有する素子が知られている。
【0003】
図5にセンサセルに対し直流電圧を印加した場合の電圧−電流特性を示す。
同図に示すごとく,電圧が上昇しても電流が一定となる限界電流域が電圧−電流特性に2箇所ある。限界電流域は,分解された酸素イオンにより生じる酸素イオン電流が電圧印加により生じる電流とバランスすることから発生する。低電圧側での第1限界電流域は酸素の分解により生じるもの,高電圧側での第2限界電流域はNOx等の酸素以外のガスの分解により生じる。
また,高電圧側の第2限界電流域よりも更に高い電圧を印加することで,被測定ガス中の水蒸気が分解され,水蒸気由来の酸素イオン電流が生じることもある。
【0004】
上記センサセルを用いた特定ガス濃度の測定について説明する。
上記第1及び第2限界電流域における電流値をそれぞれ第1限界電流値及び第2限界電流値とすると,第2限界電流値は特定ガスの濃度が濃くなればなるほど,図6に示すごとく増大する。従って,測定しようとする特定ガス濃度範囲における第2限界電流域が生じる電圧を予備試験等で確認し,その電圧をセンサセルに印加して限界電流値を測定することで,特定ガス濃度を測定することができる。例えば図6に示すような特性を備えたセンサセルであれば,電圧Vを加えることで,特定ガスの各濃度における限界電流値を検出できる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−82091号公報
【0006】
【解決しようとする課題】
ところで,電圧−電流特性は,図5に示すごとく,被測定ガスの温度によって変化し,温度が高くなれば傾きが大きくなり,温度が低くなれば傾きがなだらかとなる。また,限界電流域が生じる電圧範囲も温度によって変動し,図5に示すごとく,温度が高くなると低電圧側に移動する。よって,温度に応じて印加電圧を変更せねば,正しい特定ガス濃度測定ができなくなる。
【0007】
しかしながら,温度に応じて印加電圧を変更するのは電圧を印加する電源やセンサセルに接続する回路構成が複雑となりコスト高となるおそれがある。更に,温度に対応した正確で安定した電圧を与えることが難しいという問題もある。
【0008】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,被測定ガスの温度が変動する場合においても,より正確に特定ガス濃度を検出可能なガス濃度の検出方法を提供しようとするものである。
【0009】
【課題の解決手段】
第1の発明は,酸素イオン導電性の固体電解質体と該固体電解質体に設けた一対の電極よりなるセンサセルを有するガスセンサ素子を用い,上記センサセルを用いて被測定ガス中の特定ガスを分解して得た酸素イオンに由来する酸素イオン電流より特定ガス濃度を検出する方法であって,
上記センサセルの一対の電極に対し直流電圧を印加した際の電圧−電流特性は,少なくとも2箇所の第1及び第2限界電流域を有し,かつ低電圧側の第1限界電流域はセンサセルによる被測定ガス中の酸素分解により形成され,高電圧側の第2限界電流域はセンサセルによる被測定ガス中の酸素及び特定ガス分解により形成され,
上記センサセルを用いて被測定ガス中の特定ガス濃度を検出する際は,
特定ガスの検出上限濃度かつ検出下限温度での電圧−電流特性における第1限界電流域の最小電圧V1と検出下限濃度かつ検出上限温度での電圧−電流特性における第1限界電流域の最大電圧V1’との範囲における任意の設定電圧をV1”,
特定ガスの検出上限濃度かつ検出下限温度での電圧−電流特性における第2限界電流域の最小電圧V2と,検出下限濃度かつ検出上限温度での電圧−電流特性における第2限界電流域の最大電圧V2’との範囲における任意の設定電圧をV2”とすると,
上記V1”とV2”との間において変動する交流電圧を上記センサセルの一対の電極間に印加し,
上記交流電圧を印加した際の電流変化において生じる定電流領域の電流値に基づいて被測定ガス中の特定ガス濃度を検出することを特徴とするガス濃度の検出方法にある(請求項1)。
【0010】
第1の発明は,センサセルにV1”とV2”との間で変動する交流電圧を加えて,被測定ガス中の特定ガス濃度を測定する。
この場合,被測定ガスの温度が変動し,第2限界電流域の電圧範囲が変動する場合でも,交流電圧の印加範囲が第2限界電流域を形成する電圧範囲から外れ難い。そのため,確実に第2限界電流域に含まれる電圧をセンサセルに加えて,第2限界電流域における限界電流値を検出し,特定ガス濃度を測定することができる。
【0011】
第2の発明は,酸素イオン導電性の固体電解質体と該固体電解質体に設けた一対の電極よりなるセンサセルを有するガスセンサ素子を用い,上記センサセルを用いて被測定ガス中の特定ガスを分解して得た酸素イオンに由来する酸素イオン電流より特定ガス濃度を検出する方法であって,
上記センサセルの一対の電極に対し直流電圧を印加した際の電圧−電流特性は,少なくとも2箇所の第1及び第2限界電流域を有し,かつ低電圧側の第1限界電流域はセンサセルによる被測定ガス中の酸素分解により形成され,高電圧側の第2限界電流域はセンサセルによる被測定ガス中の酸素及び特定ガス分解により形成され,
上記センサセルを用いて被測定ガス中の特定ガス濃度を検出する際は,
特定ガスの検出上限濃度かつ検出下限温度での電圧−電流特性における第1限界電流域の最小電圧V1と検出下限濃度かつ検出上限温度での電圧−電流特性における第1限界電流域の最大電圧V1’との範囲における任意の設定電圧をV1”,
特定ガスの検出上限濃度かつ検出下限温度での電圧−電流特性における第2限界電流域の最小電圧V2と,検出下限濃度かつ検出上限温度での電圧−電流特性における第2限界電流域の最大電圧V2’との範囲における任意の設定電圧をV2”とすると,
上記V1”とV2”との間において変動するパルス電圧を上記センサセルの一対の電極間に印加し,
上記パルス電圧を印加した際の電流変化において生じるパルス電流値に基づいて被測定ガス中の特定ガス濃度を検出することを特徴とするガス濃度の検出方法にある(請求項3)。
【0012】
第2の発明は,センサセルにV1”とV2”との間で変動するパルス電圧を加えて,被測定ガス中の特定ガス濃度を測定する。
この場合,被測定ガスの温度が変動し,第2限界電流域の電圧範囲が変動する場合でも,パルス電圧の印加範囲が第2限界電流域を形成する電圧範囲から外れ難い。そのため,確実に第2限界電流域に含まれる電圧をセンサセルに加えて,第2限界電流域における限界電流値を検出し,特定ガス濃度を測定することができる。
【0013】
なお,パルス電圧の場合は直流電圧と異なり一定時間及び間隔に電圧値が交替するが,上記一定時間及び間隔では直流電圧を加えた場合と同様である。そして,1回のパルスについて最大電圧V2”,最小電圧V1”を印加するようにして,V2”を印加した際の電流値からV1”を印加した際の電流値を差し引くことで特定ガスの分解による限界電流値を検出することができる。
【0014】
以上,本発明によれば,被測定ガスの温度が変動する場合においても,より正確に特定ガス濃度を検出可能なガス濃度の検出方法を提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
上記第1及び第2の発明(請求項1及び3)は,NOx,HC,CO等の特定ガスを測定するガスセンサ素子において実現することができる。または,特定ガスと共に酸素濃度を測定したり,λ点を検出する複合ガスセンサ素子において実現することができる。
なお,λ点とは自動車エンジンにおける理論空燃比のことで,自動車のエンジン等の排気系に設置して排気ガス中の酸素濃度を測定し,この測定値からエンジンの理論空燃比(λ点)を検出することができる。
【0016】
次に,特定ガスの検出上限濃度かつ検出下限温度での電圧−電流特性における第1限界電流域の最小電圧V1と検出下限濃度かつ検出上限温度での電圧−電流特性における第1限界電流域の最大電圧V1’との範囲における任意の設定電圧をV1”,特定ガスの検出上限濃度かつ検出下限温度での電圧−電流特性における第2限界電流域の最小電圧V2と,検出下限濃度かつ検出上限温度での電圧−電流特性における第2限界電流域の最大電圧V2’との範囲における任意の設定電圧をV2”について説明する。
【0017】
被測定ガスに特定ガスや酸素が含まれていなければ,電圧−電流特性に限界電流域は生じない。また,固体電解質体は所定の活性温度に加熱されなければ,酸素イオンの導電性が発現しない。
センサセルに流れる電流が微弱である場合は電流検出が困難となる。また,実使用の上から特定ガス濃度を測定する目的に応じて特定ガス濃度の検出下限が定まってくる。更に,実使用上の環境などを考慮すると特定ガス濃度の検出上限下限や温度の上限下限も定まる。
更に,センサセルを構成する固体電解質体や電極の耐熱限界を越えて特定ガス濃度の測定を行うことはできない。
従って,特定ガスの検出上限濃度及び検出下限濃度,検出上限温度及び検出下限温度は任意に定めることができ,それに応じてV1,V1’やV2,V2’の値が定まる。
【0018】
そして,第1及び第2の発明における交流電圧やパルス電圧の範囲は,電圧−電流特性で第1限界電流域の範囲で生じる特定ガスの検出上限濃度かつ検出下限温度にて規定した最小電圧V1と,検出下限濃度かつ検出上限温度において規定した最大電圧V1’と,電圧−電流特性で第2限界電流域の範囲で生じる特定ガスの検出上限濃度かつ検出下限温度において規定した最小電圧V2と,検出下限濃度かつ検出上限温度にて規定した最大電圧V2’によって定める。
【0019】
例えば,後述する実施例1に示すごとき,自動車エンジン排気系でNOx濃度をジルコニア系の固体電解質体と白金系の電極よりなるセンサセルを用いて測定する場合,温度650〜1000℃,NOx濃度1〜1000ppmという範囲でNOx濃度が精度よく測定できれば実使用上は充分であり,この場合後述する図3に示すように電圧−電流特性(a),(b)と電流−電圧特性(e),(f)とにおいてそれぞれV1”,V2”を定めて,V1”が0.27V程度,V2”が0.56V程度となる。
【0020】
また,第1の発明において,上記センサセルに印加する交流電圧の周波数は0.5Hz〜10kHzであることが好ましい(請求項2)。
ところで,センサセルにおける電気抵抗は,電極の電気抵抗,電極と固体電解質体との接触抵抗,また多結晶である固体電解質体の各結晶粒子内の粒内抵抗,粒界での界面抵抗をあわせた値である。
交流電圧を加える際の周波数が10kHzより高くなると,拡散抵抗層を特定ガスが拡散律速されながら電極に到達する速度と電極でのイオン化反応速度とにズレが生じたり,粒子の持つ容量成分により発振する等して,正しい限界電流を検出できなくなるおそれがある。
【0021】
また,交流電圧の周波数が5Hzより小さい場合は,時々刻々と変化するガス組成に対する応答性が遅くなるおそれがある。特に自動車内燃機関等の燃焼制御に利用するセンサ素子として用いる場合は,燃焼制御の精度が落ちるため,応答性の低い素子は好ましくない。
よって測定精度を高め,応答性を高めるためにも,上述する範囲にかかる周波数を持った交流電圧を用いることが好ましい。
【0022】
また,第2の発明において,上記センサセルに印加するパルス電圧のパルス間隔は1ミリ秒〜2秒であることが好ましい(請求項4)。
パルス間隔が長すぎると時々刻々と変化する特定ガス濃度の変化に対しセンサでの検出遅れが生じるおそれがある。パルス間隔が短すぎると,パルス電圧の継続時間が短くなって,各パルスに対応した正しいパルス電流値の検出が困難となるおそれがある。
よって測定精度を高めるためにも,上述する範囲にかかるパルス間隔で印加されるパルス電圧を用いることが好ましい。
【0023】
【実施例】
以下に,図面を用いて本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
本例では,図1,図2に示すごとく,酸素イオン導電性の固体電解質体11と該固体電解質体11に設けた一対の電極41,42よりなるセンサセル4を有するガスセンサ素子1において,上記センサセル4を用いて被測定ガス中の特定ガスを分解して得た酸素イオンに由来する酸素イオン電流より特定ガス濃度を検出する。なお,本例のガスセンサ素子1は,自動車エンジンから排出される排気ガス中のNOx濃度を測定するために使用し,被測定ガスは排気ガス,特定ガスはNOxである。
【0024】
図5に示すごとく,上記センサセル4の一対の電極に対し直流電圧を印加した際の電圧−電流特性は2箇所の第1及び第2限界電流域を有する。
ここに低電圧側の第1限界電流域はセンサセル4による被測定ガス中の酸素分解により形成され,高電圧側の第2限界電流域はセンサセル4による被測定ガス中の酸素及び特定ガス分解により形成される。
【0025】
上記センサセル4を用いて被測定ガス中の特定ガス濃度を検出する際について説明する。
図3に示すごとく,特定ガスの検出上限濃度かつ検出下限温度での電圧−電流特性(f)における第1限界電流域の最小電圧V1と,検出下限濃度かつ検出上限温度での電圧−電流特性(a)における第1限界電流域の最大電圧V1’との範囲における任意の設定電圧をV1”とする。
【0026】
そして,特定ガスの検出上限濃度かつ検出下限温度での電圧−電流特性(f)における第2限界電流域の最小電圧V2と,検出下限濃度かつ検出上限温度での電圧−電流特性(a)における第2限界電流域の最大電圧V2’との範囲における任意の設定電圧をV2”とする。
そして,V1”とV2”との間において変動する交流電圧(1)を上記センサセル4の一対の電極41,42間に印加する。
図4に示すごとき,上記交流電圧(1)を印加した際の電流変化において生じる定電流領域の電流値に基づいて被測定ガス中の特定ガス濃度を検出する。
なお,図3には,電圧−電流特性を6つ記載した。
【0027】
次に,本例にかかるガスセンサ素子について説明する。
本例にかかるガスセンサ素子1は,自動車エンジンの排気系に設置して,排気ガス中のNOx濃度を測定する。
図1,図2に示すごとく,本例のガスセンサ素子1は,ヒータ部19,第2基準ガス室140用のスペーサ14,第2固体電解質体13,第1及び第2被測定ガス室121,122用のスペーサ12,第1固体電解質体11,拡散抵抗層17及びスペーサ161及び緻密層162を積層して構成した。
【0028】
上記ガスセンサ素子1は,第1及び第2被測定ガス室121,122と第1及び第2基準ガス室160,140を備え,第1被測定ガス室121に対して酸素をポンピングするポンプセル2,第2被測定ガス室122の酸素濃度を監視するモニタセル3,第2被測定ガス室122のNOx濃度を検知するセンサセル4を有する。
【0029】
第1及び第2固体電解質体11,13,スペーサ12との間に第1及び第2被測定ガス室121,122が形成される。図1に示すごとく,第1被測定ガス室121は,第1固体電解質体11に設けた導入穴110より外部から排気ガスが導入され,第1被測定ガス室121と第2被測定ガス室122との間は拡散通路120において連通する。
また,本例のガスセンサ素子1において,上記第1固体電解質体11の導入穴110を覆うように多孔質拡散層17が,該拡散抵抗層17と隣接した位置に基準ガス室160を形成するスペーサ161及び緻密層162が積層される。
【0030】
また,第2固体電解質体13,スペーサ14,ヒータ部19との間に基準ガスとなる大気を導入する第2基準ガス室140が形成される。
上記ヒータ部19は,ヒータ基板191と該ヒータ基板191上に設けた発熱体190,該発熱体190を覆う被覆板192とよりなる。
そして,上記第1及び第2固体電解質体11,13は酸素イオン導電性のジルコニアセラミック,その他は絶縁性のアルミナセラミックよりなる。
【0031】
上記ポンプセル2は,図1に示すごとく,第2固体電解質体13に設けた第1被測定ガス室121と対面する電極21,第2基準ガス室140と対面する電極22とよりなる。両電極21,22は電源251及び電流計252を備えたポンプ回路25に接続される。
【0032】
上記モニタセル3は,図1,図2に示すごとく,第1固体電解質体11に設けた第2被測定ガス室122と対面する被測定ガス側の電極32,第2基準ガス室160と対面する基準ガス側の電極31とよりなる。両電極31,32は電源351及び電流計352を備えたモニタ回路35に接続する。
【0033】
上記センサセル4は,図1,図2に示すごとく,第1固体電解質体11に設けた第2被測定ガス室122と対面する被測定ガス側の電極42,第2基準ガス室160と対面する電極41とよりなる。両電極41,42は交流電源451及び電流計452を備えたセンサ回路45に接続する。
そして,モニタセル3を用いてポンプセル2の動作を制御するため,電流計352から電源251に向かうフィードバック回路255を設ける。
【0034】
各電極について説明すると,電極21,32はNOxに対して不活性なPt−Au電極よりなる。Auの含有率は3wt%である。上記センサセル4の電極42はNOxに対して活性なPt−Rh電極よりなり,Auを0.2wt%添加する。その他の電極22,31,41はPt−Rh電極である。Rhの含有率は20wt%である。
【0035】
次に,上記ガスセンサ素子1を用いてガス濃度を検出する方法について説明する。
本例のガスセンサ素子1において,導入路110が連通する第1被測定ガス室121にポンプセル2がある。ポンプセル2は電源251から電圧を印加することで,第1被測定ガス室121と基準ガス室140との間で酸素をポンピングする。このとき,第2被測定ガス室122に設けたモニタセル3で酸素ポンピング後の酸素濃度を監視して,ポンプセル2の動作を制御し,第2被測定ガス室122における酸素濃度が定常となるようにする。
【0036】
第2被測定ガス室122におけるセンサセル4の電流−電圧特性は,図3に示すような状態である。
ところで本例のガスセンサ素子1は,自動車エンジン排気系でNOx濃度を測定する素子で,ジルコニアセラミックの固体電解質体とAuが微量添加されたPt−Rhの電極よりなるセンサセルを備えている。
排気ガスの状態から考慮して,温度650〜1000℃,NOx濃度1〜1000ppmという範囲でNOx濃度が精度よく測定できれば実使用上は充分である。
【0037】
図3において,(a)及び(b)が最もNOx濃度が薄い場合の電圧−電流特性であり,(a)が最も温度が高い時,(b)が最も温度が低い時の特性となる。V1’は(a)における第1限界電流域が終了した際の電圧であり,本例においては0.3Vであった。
なお,(c)及び(d)はNOx濃度が中間的な値をとった場合の最も温度が高いとき及び低いときの特性を示す。
【0038】
同様に(e)及び(f)が最もNOx濃度が高くなった場合の電圧−電流特性であり,(e)が最も温度が高い時,(f)が最も温度が低い時の特性となる。V2は(f)における第2限界電流域が始まった際の電圧であり,本例においては0.55Vであった。
【0039】
そこで,図3の(1)に示すごとく,電圧が0.27V(=V1”)〜0.56V(=V2”)の間で変動する正弦波形の周波数100Hzの交流電圧を交流電源451からセンサセル4に対し印加した。
電流計452の出力は,第1限界電流域や第2限界電流域に含まれる電圧範囲では電圧−電流特性を反映し,電圧の増大に伴い電流も増大していくが,第1限界電流域や第2限界電流域に含まれる電圧となった場合,電圧が上昇しても電流は増大しない。
【0040】
従って,図4に示すごとく,横軸に時間,縦軸にセンサセル出力を採った線図において,一部に定電流領域が存在する特性が得られる。
また,横軸は時間としたが,本例においてセンサセル4には時間的に電圧が変化する交流電圧を加えるため,横軸は時間と共に電圧を示すと見なすことができる。
【0041】
図4(a)は電圧−電流特性(d)を得た条件,図4(b)は電圧−電流特性(e)を得た条件において交流電圧を加えた際の特性である。
図4(a)は第1限界電流域と第2限界電流域に跨る交流電圧を加えたため,それぞれの限界電流域に対応する定電流領域を得た。より低電流の定電流領域は第2被測定ガス室122の残留酸素のみ,より高電流の定電流領域は第2被測定ガス室122の残留酸素とNOxとにより生じる。よって,二つの定電流領域での出力差からNOxのみに由来するセンサセル出力が分かる。
【0042】
図4(b)の定電流領域は第2限界電流域に対応する。また,センサセル出力の最低値を得た電圧は,図3の電圧−電流特性(e)より明らかであるが,第1限界電流域に含まれる。よって,定電流領域におけるセンサ出力と最低値のセンサ出力との差からNOxのみに由来するセンサセル出力が分かる。
そして,既知のNOx濃度における図3に示す直流電圧による電流−電圧特性と比較することで,センサ出力からNOx濃度を知ることができる。
【0043】
そこで,センサセル4に流れる電流を電流計452にて検出し,これを出力検出回路にかけて,上述の要領で残留酸素のみに依存する出力と残留酸素とNOxに依存する出力とを検出した後,検波出力作動増幅回路を用いて,NOxのみに由来する出力を取り出す。
【0044】
本例にかかる作用効果について説明する。
本例は,ガスセンサ素子1におけるセンサセル4に0.27〜0.56Vとの間で変動する交流電圧を加えて,排気ガス中のNOx濃度を測定する。
この場合,排気ガスの温度が変動し,第2限界電流域の電圧範囲が変動する場合でも,交流電圧の印加範囲が第2限界電流域を形成する電圧範囲から外れ難い。そのため,確実に第2限界電流域に含まれる電圧をセンサセル4に加えて,第2限界電流域における限界電流値を検出し,NOx濃度を測定することができる。
【0045】
以上,本例によれば,被測定ガスの温度が変動する場合においても,より正確に特定ガス濃度を検出可能なガス濃度の検出方法を提供することができる。
なお,図4(a),(b)における低いほうの定電流領域はポンプセルにて大半の酸素が除去された後に残った残留酸素による出力である。従って,大きく変動し難い。一方,NOxと残留酸素による定電流領域はNOx濃度の変動により大きく変動する。従って,NOxと残留酸素による定電流領域と残留酸素のみによる定電流領域とは容易に切り分けることができる。このため,残留酸素のみの出力と,NOxと残留酸素による出力との区別がし難いということはない。
【0046】
(実施例2)
本例は,交流電圧の代わりにパルス電圧を加えてNOx濃度を測定する方法について説明する。
実施例1で示した図1,図2にかかるガスセンサ素子のセンサセルに対し,図7(a)に示すごとき,V1”及びV2”の2種類の高さの違う定電圧領域を備えたパルス電圧を印加した。ここにV1”は0.27V,V2”は0.56Vであり,パルス電圧のパルス間隔Tは1ミリ秒〜2秒とした。
【0047】
このパルス電圧に対応するセンサセルの出力は,図7(b)に示すごとく,印加したパルス電圧のV1”とV2”に対応した出力が並んだパルス的な形状である。
V1”はNOxガスの検出上限濃度かつ検出下限温度での電圧−電流特性における第1限界電流域の最小電圧V1と検出下限濃度かつ検出上限温度での電圧−電流特性における第1限界電流域の最大電圧V1’との範囲で設定した電圧である。
【0048】
V2”はNOxの検出上限濃度かつ検出下限温度での電圧−電流特性における第2限界電流域の最小電圧V2と,検出下限濃度かつ検出上限温度での電圧−電流特性における第2限界電流域の最大電圧V2’との範囲で設定した電圧である。
V1”,V2”に対応した出力はそれぞれ第2被測定ガス室の残留酸素のみ,第2被測定ガス室の残留酸素とNOxとにより生じる出力である。よって,二つの定電流領域での出力差からNOxのみに由来するセンサセル出力を得ることができる。
【0049】
このように,パルス電圧を加え,残留酸素+NOxに対応するセンサセル出力から残留酸素に対応するセンサ出力を差し引いて,第2限界電流域における限界電流値を検出して,NOx濃度を測定することができる。
【0050】
以上,本例によれば,被測定ガスの温度が変動する場合においても,より正確に特定ガス濃度を検出可能なガス濃度の検出方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,ガスセンサ素子の長手方向断面説明図。
【図2】図1におけるA−A矢視断面説明図。
【図3】実施例1における,センサセルに直流電圧を印加した際の電圧−電流特性を示す線図。
【図4】実施例1における,センサセルに交流電圧を印加した場合のセンサセル出力の時間変化を示す線図。
【図5】実施例1における,直流電圧を印加した際のセンサセルにおける印加電圧と電流との関係を示す線図
【図6】第2限界電流域の温度依存性について示す線図。
【図7】実施例2における,センサセルに印加した(a)パルス電圧を示す線図,及び(b)センサセル出力の時間変化を示す線図。
【符号の説明】
1...ガスセンサ素子,
4...センサセル,

Claims (4)

  1. 酸素イオン導電性の固体電解質体と該固体電解質体に設けた一対の電極よりなるセンサセルを有するガスセンサ素子を用い,上記センサセルを用いて被測定ガス中の特定ガスを分解して得た酸素イオンに由来する酸素イオン電流より特定ガス濃度を検出する方法であって,
    上記センサセルの一対の電極に対し直流電圧を印加した際の電圧−電流特性は,少なくとも2箇所の第1及び第2限界電流域を有し,かつ低電圧側の第1限界電流域はセンサセルによる被測定ガス中の酸素分解により形成され,高電圧側の第2限界電流域はセンサセルによる被測定ガス中の酸素及び特定ガス分解により形成され,
    上記センサセルを用いて被測定ガス中の特定ガス濃度を検出する際は,
    特定ガスの検出上限濃度かつ検出下限温度での電圧−電流特性における第1限界電流域の最小電圧V1と,検出下限濃度かつ検出上限温度での電圧−電流特性における第1限界電流域の最大電圧V1’との範囲における任意の設定電圧をV1”,
    特定ガスの検出上限濃度かつ検出下限温度での電圧−電流特性における第2限界電流域の最小電圧V2と,検出下限濃度かつ検出上限温度での電圧−電流特性における第2限界電流域の最大電圧V2’との範囲における任意の設定電圧をV2”とすると,
    上記V1”とV2”との間において変動する交流電圧を上記センサセルの一対の電極間に印加し,
    上記交流電圧を印加した際の電流変化において生じる定電流領域の電流値に基づいて被測定ガス中の特定ガス濃度を検出することを特徴とするガス濃度の検出方法。
  2. 請求項1において,上記センサセルに印加する交流電圧の周波数は0.5Hz〜10kHzであることを特徴とするガス濃度の検出方法。
  3. 酸素イオン導電性の固体電解質体と該固体電解質体に設けた一対の電極よりなるセンサセルを有するガスセンサ素子を用い,上記センサセルを用いて被測定ガス中の特定ガスを分解して得た酸素イオンに由来する酸素イオン電流より特定ガス濃度を検出する方法であって,
    上記センサセルの一対の電極に対し直流電圧を印加した際の電圧−電流特性は,少なくとも2箇所の第1及び第2限界電流域を有し,かつ低電圧側の第1限界電流域はセンサセルによる被測定ガス中の酸素分解により形成され,高電圧側の第2限界電流域はセンサセルによる被測定ガス中の酸素及び特定ガス分解により形成され,
    上記センサセルを用いて被測定ガス中の特定ガス濃度を検出する際は,
    特定ガスの検出上限濃度かつ検出下限温度での電圧−電流特性における第1限界電流域の最小電圧V1と検出下限濃度かつ検出上限温度での電圧−電流特性における第1限界電流域の最大電圧V1’との範囲における任意の設定電圧をV1”,
    特定ガスの検出上限濃度かつ検出下限温度での電圧−電流特性における第2限界電流域の最小電圧V2と,検出下限濃度かつ検出上限温度での電圧−電流特性における第2限界電流域の最大電圧V2’との範囲における任意の設定電圧をV2”とすると,
    上記V1”とV2”との間において変動するパルス電圧を上記センサセルの一対の電極間に印加し,
    上記パルス電圧を印加した際の電流変化において生じるパルス電流値に基づいて被測定ガス中の特定ガス濃度を検出することを特徴とするガス濃度の検出方法。
  4. 請求項3において,上記センサセルに印加するパルス電圧のパルス間隔は1ミリ秒〜2秒であることを特徴とするガス濃度の検出方法。
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