JPH09317613A - エンジン制御システム - Google Patents

エンジン制御システム

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Publication number
JPH09317613A
JPH09317613A JP8160848A JP16084896A JPH09317613A JP H09317613 A JPH09317613 A JP H09317613A JP 8160848 A JP8160848 A JP 8160848A JP 16084896 A JP16084896 A JP 16084896A JP H09317613 A JPH09317613 A JP H09317613A
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JP
Japan
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engine
control system
password
mobile communication
control
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Application number
JP8160848A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Abe
達也 阿部
Kenzo Urabe
健三 占部
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 離間距離に関わらずエンジンを高い信頼性を
もって遠隔制御する。 【解決手段】 本発明は、既存の移動体通信システムを
利用することにより構成され、操作者が電話機4を遠隔
操作機として制御信号を公衆回線を介して送信すると、
この制御信号が自動車1に搭載された自動車電話機2で
受信され、エンジン9のイグニッションスイッチ10を
切り替えるリレー回路部81、82を制御する制御回路
部23に入力され、当該制御信号に基づいてエンジンス
タータ11が起動されてエンジン9が始動される。ま
た、同様にしてエンジン9の停止処理もなされ、これら
始動処理及び停止処理に際して、パスワードの確認やエ
ンジンの動作状態の確認、更には、エンジンの動作状態
についての操作者への通知がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機や自動
車電話機等といった移動体通信機を用いて車両のエンジ
ンを遠隔制御するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、冬期においては自動車を運転す
る前にエンジンを暖気運転する必要があるが、この暖気
運転を室内から遠隔操作することを実現するために、エ
ンジンを遠隔制御する装置が実用化されている。従来の
遠隔制御装置は専用のワイヤレス送信機を用いたもので
あり、室内に居る操作者がワイヤレス送信機を用いて制
御信号すると、当該制御信号を車両側に設けた制御装置
が受信してエンジンを始動或いは停止させるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、使用し
得る電波の規制上から、従来の遠隔制御装置にあっては
ワイヤレス送信機で制御可能な距離が比較的短く、自宅
から少し離れた駐車場に停めた自動車は遠隔操作するこ
とができない等といった不便があり、満足のいくもので
はなかった。また、従来の遠隔制御装置にあっては、遠
隔操作を確実になし得るための手段が講じられておら
ず、遠隔操作の信頼性が乏しいという問題もあった。
【0004】本発明は上記従来の事情に鑑みなされたも
ので、既存の移動体通信システムを利用することによ
り、離間距離に関わらずエンジンを遠隔制御することを
目的とする。また、本発明は、操作に係るパスワードや
エンジンの動作状態を確認することにより、エンジンを
高い信頼性をもって遠隔制御することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るエンジン制御システムでは、操作者は
例えば電話機を遠隔操作機として制御信号を公衆回線を
介して送信し、この制御信号を車両に搭載された移動体
通信機で受信する。この制御信号はエンジンのイグニッ
ションスイッチを切り替えるリレー回路部と当該リレー
回路部を制御する制御回路部とを有した動作制御手段に
入力され、当該制御信号に基づいてエンジンスタータが
起動されてエンジンが始動される。すなわち、自動車電
話機や携帯電話機等の移動体通信システムを用いてエン
ジンを制御するための信号を送信し、制御対象のエンジ
ンが操作位置から比較的遠距離にあっても確実に動作制
御することを実現する。
【0006】また、本発明に係るエンジン制御システム
では、エンジン回転数センサ等のように何らかの情報に
よってエンジンの動作状態を検出する検出手段を用い、
検出手段が検出したエンジンの動作状態に基づいて上記
の始動制御が行われる。したがって、運転状態にあるエ
ンジンに対してエンジンスタータによって始動をかける
といった不具合を防止している。また、本発明に係るエ
ンジン制御システムでは、動作通知手段が、検出手段に
より検出されたエンジンの動作状態に基づいて、エンジ
ンスタータの起動によりエンジンが始動されたか否かの
信号を移動体通信機を介して遠隔操作機へ送信する。し
たがって、遠隔操作者は遠隔操作によってエンジンが始
動されたか否かを確認することができ、遠隔制御の信頼
性が保証される。
【0007】また、本発明に係るエンジン制御システム
では、パスワードメモリに予め設定されたパスワードが
保持されており、パスワード比較手段が移動体通信機で
受信したパスワードとパスワードメモリに保持されたパ
スワードとの一致を検出し、この一致が満たされたこと
を条件として、動作制御手段が制御信号に基づいてエン
ジンスタータを起動させる。したがって、電波混線等と
いった不測の事情によりエンジンが始動されてしまう事
態を確実に防止することができ、遠隔制御の信頼性が保
証される。また、本発明に係るエンジン制御システムで
は、パスワード比較手段によりパスワードの不一致が検
出された場合には、識別通知手段がパスワード不一致信
号を移動体通信機を介して遠隔操作機へ送信する。した
がって、遠隔操作者はパスワードの入力誤り等を認識す
ることができ、遠隔制御を正規の状態で再実行すること
ができる。
【0008】また、本発明に係るエンジン制御システム
では、モード切替手段により、動作制御手段によるエン
ジン制御を行わずに移動体通信機を通常の通信状態とす
る通常モードと、動作制御手段によるエンジン制御を実
行させる制御モードとを切り替えることができる。した
がって、移動体通信機をエンジンの動作制御に兼用して
も、通常の通話中に不用意にエンジンが遠隔制御される
事態を確実に防止することができる。また、本発明に係
るエンジン制御システムでは、移動体通信機で受信した
制御信号を識別してエンジンを停止させる指示であると
きには動作制御手段によって停止装置を起動させる。し
たがって、移動体通信機を利用した遠隔制御によりエン
ジンを停止させることもできる。
【0009】また、本発明に係るエンジン制御システム
では、動作制御手段は検出手段により検出されたエンジ
ンの動作状態に基づいて制御を行い、エンジンが動作し
ている状態にあるときにはエンジン停止装置を起動さ
せ、エンジンが停止している状態にあるときにはエンジ
ンスタータを起動させる。したがって、エンジンの動作
状態を確認することにより、エンジンの動作状態に応じ
た制御を行う。また、本発明に係るエンジン制御システ
ムでは、検出手段により検出されたエンジンの動作状態
に基づいて、動作通知手段は、エンジンスタータの起動
によりエンジンが始動されたか否かの信号或いはエンジ
ン停止装置の起動によりエンジンが停止されたか否かの
信号を移動体通信機を介して遠隔操作機へ送信する。し
たがって、遠隔操作者は遠隔操作によってエンジンが始
動或いは停止されたか否かを確認することができ、遠隔
制御の信頼性が保証される。
【0010】また、本発明に係るエンジン制御システム
では、移動体通信機によって受信された遠隔位置からの
パスワードとパスワードメモリに保持されたパスワード
との一致が検出されたことに基づいて、動作制御手段は
エンジンスタータ或いはエンジン停止装置を起動させ
る。したがって、電波混線等といった不測の事情により
エンジンが始動或いは停止されてしまう事態を確実に防
止することができ、遠隔制御の信頼性が保証される。
【0011】また、本発明に係るエンジン制御システム
では、動作制御手段は、エンジンのイグニッションスイ
ッチを切り替えるリレー回路部と、制御信号に基づいて
リレー回路部を制御する制御回路部とを有しており、リ
レー回路部は移動体通信機を保持するために車両に設置
されたアダプタに設けられる一方、制御回路部は移動体
通信機に設けられて当該移動体通信機をアダプタに保持
させた状態でリレー回路に接続される。したがって、通
常の通話に際しては自動車電話機等の移動体通信機をア
ダプタから取り上げて使用することができ、移動体通信
機としての使い勝手が損なわれることがない。すなわ
ち、本発明に係るエンジン制御システムによれば、電話
機から公衆回線を介して送信された制御信号を車両に設
置した移動電話機で受信し、当該制御信号に基づいてエ
ンジンのイグニッションスイッチを切り替え制御するこ
とにより、エンジンを遠隔制御によって始動或いは停止
させる方法が実施される。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のエンジン制御システムを
実施した場合の一形態を図面を参照して説明する。図1
に示すように、本例のエンジン制御システムはセルラー
電話等の自動車電話システムを利用して構成されてい
る。自動車電話システムは、自動車1の車内に設置され
た自動車電話機(セルラー電話機)2と基地局3との間
で無線通信を行う移動体通信システムであり、遠隔位置
に設置された電話機4と基地局3とを公衆回線5、6及
び交換機(交換局)7を介して接続することにより、自
動車電話機2と電話機4との間の通信を実現する。自動
車1の車内にはアダプタ8が設置されており、通話に使
用しない状態ではセルラー電話機2はアダプタ8に保持
される。なお、セルラー電話機2にはアダプタ8を介し
て自動車のバッテリから必要な電力が供給される。
【0013】セルラー電話機2及びアダプタ8は図2に
示すような内部構成を有しており、これらの構成によっ
て自動車1に搭載されているエンジン9の動作を制御す
る。セルラー電話機2には、基地局3とアンテナ21を
介して無線通信を行う無線部22と、セルラー電話機2
による通常の通話に関する制御処理並びに後述するエン
ジンの始動及び停止に関する制御処理を行う制御部23
と、エンジンの始動及び停止処理を行うために予め設定
されたパスワードを記憶したパスワードメモリ24と、
制御部23による通話に関する制御処理(すなわち、通
常モード)とエンジンの始動及び停止に関する制御処理
(すなわち、制御モード)とを切り替える切替スイッチ
25と、が設けられている。
【0014】また、アダプタ8には、エンジン9に対す
るイグニッションスイッチ10を切り替える2つのリレ
ー回路81、82と、エンジン9の回転数センサ12に
接続された伝送バス83と、が設けられている。なお、
公知のように、イグニッションスイッチ10には”O
N”位置と”SEL”位置とが設けられており、”O
N”位置に切り替えられることによってエンジン9へ点
火のための電力が供給され、”ON”位置を通過して”
SEL”位置に切り替えられることによってエンジンス
タータ11のセルモータが起動されてエンジン9が始動
される。また、イグニッションスイッチ10を”ON”
位置から”OFF”位置(図示せず)に切り替えること
によって、エンジン9への点火電力が遮断されてエンジ
ンは停止する。すなわち、”ON”位置から”OFF”
位置(図示せず)に切り替えられるイグニッションスイ
ッチ10がエンジン9を停止させる停止装置を構成して
いる。
【0015】本例においてはセルラー電話機2をアダプ
タ8に保持させると、制御部23とリレー回路81、8
2及び伝送バス83とが接続され、この状態においてリ
レー回路81、82が制御部23によって制御され、ま
た、エンジン回転数センサ12からの出力が伝送バス8
3を介して制御部23へ入力される。なお、セルラー電
話機2とアダプタ8とをコードによって接続しておくよ
うにしてもよく、この場合には制御部23とリレー回路
81、82及び伝送バス83とをコードによって常時接
続させておいてもよい。
【0016】制御部23はリレー回路81、82を制御
することによってエンジン9を始動或いは停止処理す
る。すなわち、リレー回路81、82を動作させてイグ
ニッションスイッチ10を”ON”位置を通過して”S
EL”位置に切り替えさせることによりエンジンスター
タ11にエンジン9を始動させ、リレー回路82を動作
させてイグニッションスイッチ10を”ON”位置を通
過して”OFF”位置に切り替えさせることによりエン
ジン9を停止させる。また、制御部23はエンジン9の
動作を制御する手段と共にパスワードの一致を検出する
パスワード比較手段も構成しており、無線部22から受
信したパスワードとパスワードメモリ24に記憶された
パスワードとを比較して、これらパスワードが一致する
ことを条件として、上記のようにエンジン9を始動或い
は停止させる制御を行う。
【0017】また、制御部23はパスワードの一致が得
られないときにパスワード不一致信号を発信元へ通知す
る識別通知手段も構成しており、このパスワード不一致
信号は無線部22を介して発信元の電話機4へ送信され
る。また、制御部23は上記の始動処理によってエンジ
ン9が始動されたか否か或いは上記の停止処理によって
エンジン9が停止されたか否かを発信元へ通知する動作
通知手段も構成しており、これらの動作状態を示す信号
は無線部22を介して発信元の電話機4へ送信される。
なお、このエンジン9の動作状態はエンジン回転数セン
サ12で検出されたエンジン回転数に基づいており、伝
送バス83を介して制御部23へ入力されたエンジン回
転数に基づいて、制御部23が上記の動作の通知処理を
行う。
【0018】次に、上記構成のシステムによるエンジン
制御処理を図3に示すフローチャートを参照して説明す
る。まず、セルラー電話機2の切替スイッチ25を制御
モードに切り替えるとともに、セルラー電話機2をアダ
プタ8に保持させて制御部23をリレー回路81、82
及び伝送バス83に接続させることにより、エンジン制
御処理の準備が完了する(ステップS1)。そして、操
作者が遠隔操作機としての電話機4(例えば、家庭内の
電話機や公衆電話機等)からセルラー電話機2を呼び出
すと、交換機7による回線5、6の接続及び基地局3に
よる無線通信によってセルラー電話機2が呼び出される
(ステップS2)。
【0019】このようにセルラー電話機2が呼出を受け
ると、制御部23が自動応答処理を行うとともに、エン
ジン回転数センサ12から現時点でのエンジンの回転数
情報を取り込んでエンジン9の動作状態を判断する(ス
テップS3)。この結果、エンジン9が動作状態である
場合には後述するステップS11以降の処理を行う一
方、回転数がゼロでエンジン9が停止している場合に
は、制御部23はエンジン9が停止状態にあることを示
す信号を発信元の電話機4へ送信した後、パスワードが
入力されるのを待機する(ステップS4)。電話機4か
ら呼出を行った操作者は上記の信号によってエンジン9
が停止状態にあることを確認し、エンジン9の始動処理
を開始させるために、この電話機4から予め設定したパ
スワードを入力して送信する。
【0020】このパスワードは呼出信号と同様に回線
5、6、交換機7、基地局3及び無線部22を介して制
御部23に入力され、制御部23はこのパスワードとパ
スワードメモリ24に記憶されているパスワードとが一
致するか否かを判断する(ステップS5)。この結果、
パスワードが不一致である場合には、制御部23はパス
ワードが不正であることを示す信号を発信元の電話機4
へ送信して処理を終了し(ステップS6)、エンジン9
が誤って始動されてしまう事態を防止する。一方、パス
ワードが一致する場合には、呼出信号及び正当なパスワ
ードの入力をエンジンを始動させるための制御信号の入
力として、制御部23がリレー回路81、82を動作さ
せてエンジンスタータ11を所定時間動作させることに
よりエンジン9を始動させる(ステップS7)。
【0021】このような始動処理を行った後、制御部2
3はエンジン回転数センサ12からのエンジン回転数情
報に基づいてエンジン9が始動されたか否かを判断し
(ステップS8)、エンジン9が始動されている場合に
は始動が成功したことを示す信号を発信元の電話機4へ
送信して処理を終了する一方(ステップS9)、エンジ
ン9が始動されていない場合には始動が失敗したことを
示す信号を発信元の電話機4へ送信して処理を終了する
(ステップS10)。したがって、この通知により、操
作者は遠隔操作による制御結果を確認することができ、
始動処理が失敗した場合にあっても適切な対処を講じる
ことができる。
【0022】また、上記の判断(ステップS3)におい
てエンジン9が動作状態である場合には、制御部23は
エンジン9が動作状態にあることを示す信号を発信元の
電話機4へ送信した後、パスワードが入力されるのを待
機する(ステップS11)。電話機4から呼出を行った
操作者は上記の信号によってエンジン9が動作状態にあ
ることを確認し、エンジン9の停止処理を開始させるた
めに、この電話機4から予め設定したパスワードを入力
して送信する。
【0023】このパスワードは上記と同様に制御部23
に入力され、制御部23はこのパスワードとパスワード
メモリ24に記憶されているパスワードとが一致するか
否かを判断する(ステップS12)。この結果、パスワ
ードが不一致である場合には、制御部23はパスワード
が不正であることを示す信号を発信元の電話機4へ送信
して処理を終了し(ステップS6)、エンジン9が誤っ
て始動されてしまう事態を防止する。一方、パスワード
が一致する場合には、呼出信号及び正当なパスワードの
入力をエンジン9を停止させるための制御信号の入力と
して、制御部23がリレー回路82を動作させてイグニ
ッションスイッチ10を”ON”位置から”OFF”位
置(図示せず)に切り替えることによりエンジン9を停
止させる(ステップS13)。
【0024】このような停止処理を行った後、制御部2
3はエンジン回転数センサ12からのエンジン回転数情
報に基づいてエンジン9が停止されたか否かを判断し
(ステップS14)、エンジン9が停止されている場合
には停止が成功したことを示す信号を発信元の電話機4
へ送信して処理を終了する一方(ステップS15)、エ
ンジン9が停止されていない場合には停止が失敗したこ
とを示す信号を発信元の電話機4へ送信して処理を終了
する(ステップS10)。したがって、この通知によ
り、操作者は遠隔操作による制御結果を確認することが
でき、停止処理が失敗した場合にあっても適切な対処を
講じることができる。
【0025】なお、上記の例ではエンジン9の動作状態
に応じてエンジン9を始動或いは停止させる制御を行っ
たが、呼出信号自体或いはパスワード自体に始動或いは
停止を識別するための情報を付加して、これに基づいて
始動処理又は停止処理のいずれかを選択するようにして
もよい。また、上記の例では制御の信頼性を高めるため
に、エンジンの動作状態の確認及び適正なパスワードの
入力を条件に、エンジン9の始動処理又は停止処理を行
ったが、移動体通信システムを利用して比較的遠隔から
制御を行うことを達成するためには、これらの条件は必
須の要件ではない。
【0026】また、上記の例では操作者による操作を確
実ならしめるために、エンジンの動作状況や制御の結果
を通知するようにしたが、移動体通信システムを利用し
て比較的遠隔から制御を行う、或いは、信頼性の高い制
御を行うことを達成するためには、これらの条件は必須
の要件ではない。また、上記の例では自動車電話機を利
用したシステムを示したが、アダプタを介して車内に設
置した携帯電話機を利用しても同様なシステムを構成す
ることができる。
【0027】また、上記の例では、移動体通信機2に制
御部23を設けるとともに、アダプタ8にリレー回路8
1、82を設けた構成を示したが、このような構成の任
意に変更可能である、例えば、エンジン制御に係る機能
部をアダプタ8側に集中して設け、移動体通信機2は通
常の構成のものとして主に制御信号の通信手段として用
いるようにしてもよく、このようにした場合には、移動
体通信機2は何ら改良することなく市販のものをそのま
ま利用することが可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
既存の移動体通信システムを利用してエンジンの制御を
行うようにしたため、離間距離に関わらずエンジンを遠
隔制御することができる。また、本発明では、操作に係
るパスワードやエンジンの動作状態を確認してエンジン
制御を行うようにしたため、エンジンを高い信頼性をも
って遠隔制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るエンジン制御システム
の全体構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係るエンジン制御システム
の要部を示す構成図である。
【図3】本発明の一実施例に係るエンジン制御処理の手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・自動車、 2・・・自動車電話機、 3・・・
基地局、4・・・電話機、 8・・・アダプタ、 9・
・・エンジン、10・・・イグニッションスイッチ、
11・・・エンジンスタータ、12・・・エンジン回転
数センサ、 23・・・制御部、24・・・パスワード
メモリ、 25・・・切替スイッチ、81、82・・・
リレー回路、

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠隔操作機から送信した制御信号によ
    り、エンジンの動作を制御するエンジン制御システムに
    おいて、 車両に搭載されて前記制御信号を受信する移動体通信機
    と、 受信した制御信号に基づいてエンジンスタータを起動さ
    せる動作制御手段と、 を備えたことを特徴とするエンジン制御システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のエンジン制御システム
    において、 エンジンの動作状態を検出する検出手段を、更に備え、 動作制御手段はエンジンが停止している状態にあること
    が検出されたことに基づいてエンジンスタータを起動さ
    せることを特徴とするエンジン制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のエンジン制御システム
    において、 検出手段により検出されたエンジンの動作状態に基づい
    て、エンジンスタータの起動によりエンジンが始動され
    たか否かの信号を移動体通信機を介して遠隔操作機へ送
    信する動作通知手段を、更に備えたことを特徴とするエ
    ンジン制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に
    記載のエンジン制御システムにおいて、 予め設定されたパスワードを保持するパスワードメモリ
    と、 パスワードの一致を検出するパスワード比較手段と、を
    更に備え、 移動体通信機によって受信された遠隔位置からのパスワ
    ードとパスワードメモリに保持されたパスワードとの一
    致が検出されたことに基づいて、動作制御手段はエンジ
    ンスタータを起動させることを特徴とするエンジン制御
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のエンジン制御システム
    において、 パスワード比較手段により検出されたパスワードの不一
    致に基づいて、パスワード不一致信号を移動体通信機を
    介して遠隔操作機へ送信する識別通知手段を、更に備え
    たことを特徴とするエンジン制御システム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
    記載のエンジン制御システムにおいて、 動作制御手段によるエンジン制御を停止させて移動体通
    信機を通常の通信状態とする通常モードと、動作制御手
    段によるエンジン制御を実行させる制御モードとを切り
    替えるモード切替手段を、更に備えたことを特徴とする
    エンジン制御システム。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に
    記載のエンジン制御システムにおいて、 動作制御手段は移動体通信機で受信した制御信号を識別
    してエンジンを停止させる指示であるときには停止装置
    を起動させることを特徴とするエンジン制御システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のエンジン制御システム
    において、 検出手段により検出されたエンジンの動作状態に基づい
    て、動作制御手段は、エンジンが動作している状態にあ
    るときにはエンジン停止装置を起動させ、エンジンが停
    止している状態にあるときにはエンジンスタータを起動
    させることを特徴とするエンジン制御システム。
  9. 【請求項9】 制球項7又は請求項8に記載のエンジン
    制御システムにおいて、 検出手段により検出されたエンジンの動作状態に基づい
    て、動作通知手段は、エンジンスタータの起動によりエ
    ンジンが始動されたか否かの信号或いはエンジン停止装
    置の起動によりエンジンが停止されたか否かの信号を移
    動体通信機を介して遠隔操作機へ送信することを特徴と
    するエンジン制御システム。
  10. 【請求項10】 請求項7乃至請求項9のいずれか1項
    に記載のエンジン制御システムにおいて、 移動体通信機によって受信された遠隔位置からのパスワ
    ードとパスワードメモリに保持されたパスワードとの一
    致が検出されたことに基づいて、動作制御手段はエンジ
    ンスタータ或いはエンジン停止装置を起動させることを
    特徴とするエンジン制御システム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のエンジン制御シス
    テムにおいて、 パスワード比較手段により検出されたパスワードの不一
    致に基づいて、識別通知手段は、パスワード不一致信号
    を移動体通信機を介して遠隔操作機へ送信することを特
    徴とするエンジン制御システム。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至請求項11のいずれか1
    項に記載のエンジン制御システムにおいて、 動作制御手段は、エンジンのイグニッションスイッチを
    切り替えるリレー回路部と、制御信号に基づいてリレー
    回路部を制御する制御回路部とを有しており、 リレー回路部は移動体通信機を保持するために車両に設
    置されたアダプタに設けられる一方、制御回路部は移動
    体通信機に設けられて当該移動体通信機をアダプタに保
    持させた状態でリレー回路に接続されることを特徴とす
    るエンジン制御システム。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のエンジン制御シス
    テムにおいて、パスワードメモリ、パスワード比較手
    段、及び、モード切替手段は移動体通信機に設けられて
    いることを特徴とするエンジン制御システム。
  14. 【請求項14】 エンジンの動作状態を遠隔制御するエ
    ンジン制御方法において、 電話機から公衆回線を介して送信された制御信号を車両
    に設置した移動電話機で受信し、当該制御信号に基づい
    てエンジンのイグニッションスイッチを切り替え制御す
    ることによりエンジンを始動或いは停止させることを特
    徴とするエンジン制御方法。
JP8160848A 1996-05-31 1996-05-31 エンジン制御システム Pending JPH09317613A (ja)

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