JPH09317154A - 点検口 - Google Patents

点検口

Info

Publication number
JPH09317154A
JPH09317154A JP13191896A JP13191896A JPH09317154A JP H09317154 A JPH09317154 A JP H09317154A JP 13191896 A JP13191896 A JP 13191896A JP 13191896 A JP13191896 A JP 13191896A JP H09317154 A JPH09317154 A JP H09317154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame body
shaft
inspection port
opening
inner frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13191896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3311585B2 (ja
Inventor
Norio Oki
則夫 大木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIKEN ALUM KENZAI KK
Original Assignee
RIKEN ALUM KENZAI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RIKEN ALUM KENZAI KK filed Critical RIKEN ALUM KENZAI KK
Priority to JP13191896A priority Critical patent/JP3311585B2/ja
Publication of JPH09317154A publication Critical patent/JPH09317154A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3311585B2 publication Critical patent/JP3311585B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hinges (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 案内溝の組付け・取外し用の開口部から回動
軸が抜出ることを確実に防止する。 【解決手段】 外枠体11に対し、内蓋板51を備えた
内枠体21が開閉可能に組付けられかつ錠止機構41に
よって閉じ状態に保持される点検口であって、外枠体1
1と内枠体21との相対する側面のうち、一方の側面に
は、内枠体21の開閉支点をなす回動軸27が突設さ
れ、他方の側面には回動軸27が回動並びに移動可能に
係合される案内溝16が形成される。案内溝16の一部
には、案内溝16に対し回動軸27が挿脱可能に嵌込ま
れる組付け・取外し用の開口部28が形成され、その開
口部28の近傍には回動軸27の抜止めをなす抜止め部
材31が組付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、天井点検口や床
・壁点検口等の点検口に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の点検口には、例えば、特開平5-
230990号公報に開示された構造のものが知られている。
これにおいては、図13に示すように、外枠体111と
内枠体121との相対する側面のうち、外枠体111の
内側面には、内枠体121の開閉支点をなす回動軸12
7がねじ128によって取付けられて突設されている。
また、内枠体121の外側面には、前記回動軸127の
突出端に形成された鍔部127aが回動並びに移動可能
に係合される案内溝116が上下のガイドレ−ル115
によって形成されている。そして、錠止機構を開錠した
状態のもとで、外枠体111に対し内枠体121が回動
軸127を支点として開放され、外枠体111の一側寄
りに内枠体121が移動されるようになっている。ま
た、前記した構造の点検口において、外枠体111に対
し内枠体121を着脱するために、例えば、上側のガイ
ドレ−ル115の一部が切欠かれることで、案内溝11
6の一部に組付け・取外し用の開口部が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うに、案内溝116の一部に組付け・取外し用の開口部
が形成される構造の点検口においては、外枠体111に
対し内枠体121が回動軸127を支点として開閉動作
されるときは、その回動軸127が案内溝116に沿っ
て相対的に移動し、同案内溝116の組付け・取外し用
の開口部から抜け出ることがあり、外枠体111に対し
内枠体121が不測に離脱する場合がある。この発明の
目的は、前記問題点に鑑み、案内溝の組付け・取外し用
の開口部から回動軸が抜出ることを確実に防止すること
ができる点検口を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明に係る点検口は、外枠体に対し、内
蓋板を備えた内枠体が開閉可能に組付けられかつ錠止機
構によって閉じ状態に保持される点検口であって、前記
外枠体と内枠体との相対する側面のうち、一方の側面に
は、同内枠体の開閉支点をなす回動軸が突設され、他方
の側面には前記回動軸が回動並びに移動可能に係合され
る案内溝が形成され、前記案内溝の一部には、同案内溝
に対し前記回動軸が挿脱可能に嵌込まれる組付け・取外
し用の開口部が形成され、その開口部の近傍には前記回
動軸の抜止めをなす抜止め部材が組付けられている。し
たがって、外枠体に対し内枠体が回動軸を支点として開
閉動作される際、前記回動軸が案内溝の組付け・取外し
用の開口部から抜け出ることを抜止め部材によって確実
に防止することができる。
【0005】また、請求項2の発明に係る点検口は、請
求項1に記載の点検口において、抜止め部材は、組付け
・取外し用の開口部に対し回動軸の抜止めをなす第1位
置と、同回動軸の挿脱を許容する第2位置とに配置切替
えされる構成にしてある。したがって、抜止め部材が第
1位置に配置されることで、組付け・取外し用の開口部
に対する回動軸の抜止めをなすことができる。また、抜
止め部材が第2位置に配置されることで、組付け・取外
し用の開口部に対し、回動軸が容易に挿脱されるため、
抜止め部材に妨害されることなく、外枠体に対し内枠体
を容易に着脱することができる。
【0006】請求項3の発明に係る点検口は、請求項2
に記載の点検口において、組付け・取外し用の開口部に
平行して形成された長孔に沿って抜止め部材が移動され
ることで、同抜止め部材が回動軸の抜止めをなす第1位
置と、回動軸の挿脱を許容する第2位置とに配置切替え
される構成にしてある。したがって、抜止め部材を長孔
に沿って移動することで、第1位置と第2位置とに容易
にかつ正確に配置切替えすることができる。
【0007】請求項4の発明に係る点検口は、請求項3
に記載の点検口において、抜止め部材は締付ねじを緩め
ることで長孔に沿って移動可能で、前記締付ねじを締付
けることで、所要とする位置に締付け固定され、さら
に、前記抜止め部材には回動軸に当接して抜止めをなす
ストッパ片を一体に有している。したがって、締付ねじ
を緩めることで、抜止め部材を長孔に沿って移動するこ
とができ、締付ねじを締付けることで抜止め部材を所要
とする位置に締付け固定することができるため、抜止め
部材の第1位置と第2位置との配置切替えの操作を手早
く簡単に行うことができる。
【0008】請求項5の発明に係る点検口には、請求項
1に記載の点検口において、内枠体の内側面には複数の
板厚調整用支持部が上下方向に配設される一方、前記内
枠体の内側面に組付けられかつ内蓋板を支持する支持部
材には前記複数の板厚調整用支持部に選択的に係合する
複数の係止部が形成されている。したがって、内枠体の
複数の板厚調整用支持部に対し、支持部材の複数の係止
部を選択的に係合させて内枠体の内側面に支持部材を組
付けることで、その支持部材に支持される内蓋板の板厚
寸法が種々異なる場合においても、良好に対処すること
ができるとともに、前記複数の板厚調整用支持部と複数
の係止部との係合力によって内枠体内側面の上下方法に
対し支持部材が不測に移動されることも確実に防止する
ことができる。
【0009】請求項6の発明に係る点検口は、請求項1
に記載の点検口において、錠止機構は、内枠体側から外
枠体の錠孔に挿脱可能に挿入される施錠・開錠ストッパ
片付きの錠片と、その錠片を回動操作して施錠・開錠を
なす操作軸と、を備え、前記操作軸は、前記内枠体の内
側面に回動可能に組付けられ、その先端部が内蓋板の軸
孔を貫通して操作可能に露出され、さらに、前記操作軸
の先端部には、前記軸孔を塞ぐキャップが設けられてい
る。したがって、錠止機構の操作軸の先端部に設けられ
たキャップによって内蓋板の軸孔が塞がれることで、見
栄えの向上を図ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1〜図9にしたがって説明する。点検口としての天井点
検口を平面で表わした図4、図4のV−V線に基づく断
面で表わした図5及び図4のVI−VI線に基づく断面で表
わした図6において、天井点検口1は、外枠体11と、
内枠体21とを主体として構成されている。なお、説明の
便宜上、図4において上下方向を縦、左右方向を横とい
う。外枠体11は、縦・横の各枠材12,13とコーナ
金具(図示しない)によって方形に枠組みされて構成さ
れている。建造物の天井板2の開口部3に嵌込まれ、か
つ天井裏に配設された取付部材4に対し吊持機構5によ
って吊下げ支持されている。
【0011】前記外枠体11を構成している縦・横の各
枠部材12,13は、アルミ合金等の軽合金の押出型材
やステンレス鋼板等の金属板の折曲げ加工材によって略
同一の断面形状に形成され、その各枠材12,13の上
部外側面には、上下一対をなす張出縁14がそれぞれ水
平状に突設され、各枠材12,13の上部の内側面には
断面かぎ形状をなす上下一対のガイドレ−ル15が突設
されている。そして、縦横の各枠材12,13のうち、
両縦枠材12の上下一対のガイドレ−ル15によって後
述する回動軸に対する案内溝16が形成されている。図
4と図6に示すように、前記外枠体11の両横枠材13
における上側の張出縁14の長手方向両端部寄り部分、
計4箇所には吊持機構5の取付ブラケット6がそれぞれ
ビス7などによって取付けられている。吊持機構5は、
前記取付ブラケット6の先端筒部6aに回動可能に嵌挿
される軸部8aを下端部に有する吊下げボルト8と、該
吊下げボルト8に進退可能に螺合された蝶ナット9によ
って高さ調整可能とされ、かつ天井裏の取付部材4をそ
の上下方向から挟持する上下一対の挟持板10とを備え
ている。
【0012】内枠体21は、縦・横の各枠材22,23
とコーナ金具(図示しない)によって方形に枠組みされ
て構成されている。そして内枠体21は、外枠体11に
開閉可能に組付けられ、錠止機構41によって閉じ状態
に保持される。前記内枠体21を構成している縦・横の
各枠材22,23は、アルミ合金等の軽合金の押出型材
やステンレス鋼板等の金属板の折曲げ加工材によって略
同一の断面形状に形成されるとともに、下枠部24と、
該下枠部24の上縁から内側に向けて水平状に張出され
た内側張出部25と、該内側張出部25の先端から上方
に向けて垂直に突出された上枠部26とを備えて断面略
クランク状をなしている。
【0013】前記内枠体21の両縦枠材22における上
枠部26の長手方向一端部寄り外側面には、内枠体21
の開閉支点をなす回動軸27が同一中心線上においてそ
れぞれ突設されている。これら両回動軸27は、その基
端部が上枠部26にかしめや取付ねじなどによって固着
され、両回動軸27の先端部には大径の鍔部27aが形
成されている。そして、両回動軸27の鍔部27aが外
枠体11の両縦枠材12における案内溝16に嵌挿され
て回動並びに移動可能に係合されることで、外枠体11
に対し内枠体21が回動軸27を支点として開閉可能に
組付けられる。
【0014】前記外枠体11に対し、内枠体21を取外
し可能に組付けるために、外枠体11の両縦枠材12に
おける案内溝16の一部には、その上側のガイドレ−ル
15の一部が切欠かれることで、組付・取外し用の開口
部28が形成されている。図1と図2に示すように、前
記外枠体11の両縦枠材12のうち、少なくとも一方又
は双方の縦枠材12には、その案内溝16の組付け・取
外し用の開口部28の近傍に位置して抜止め部材31が
組付けられ、これによって、組付け・取外し用の開口部
28から回動軸27が不測に抜出ることを防止するよう
になっている。すなわち、この実施の形態では、外枠体
11の両縦枠材12のうち、少なくとも一方の縦枠材1
2には、組付け・取外し用の開口部28に平行して抜止
め部材31を移動可能に組付けるための長孔29が貫設
されている。
【0015】一方、抜止め部材31は、外枠体11の上
下の張出縁14の間に差込まれる抜幅を備えた平板状の
基板部32と、その基板部32の一端から直角状に突出
されて長孔29に移動可能に嵌挿されるストッパ片33
とを一体に備えている。さらに、基板部32には、めね
じを中心部に有するボス部32aが形成され、前記縦枠
材12の内側面から前記長孔29を通して締付ねじ30
が前記基板部32のボス部32aにねじ込まれること
で、外枠体11に対し抜止め部材31が長孔29に沿っ
て移動可能に組付けられるようになっている。そして、
図3の(B)に示すように、抜止め部材31が、そのス
トッパ片33において長孔29の一端29aに当接する
第1位置に配置されることで、組付け・取外し用の開口
部28に対する回動軸27の抜止めが前記ストッパ片3
3によって確実になされる。さらに、図3の(A)に示
すように、抜止め部材31が、その締付ねじ30の軸部
において長孔29の他端29bに当接する第2位置に配
置されることで、組付け・取外し用の開口部28に対
し、回動軸27が前記ストッパ片33に干渉することな
く容易に挿脱されるようになっている。
【0016】図4に示すように、外枠体11に対し内枠
体21を閉じ状態に係脱可能に保持するための錠止機構
41は、内枠体21の両横枠材23のうち、前記回動軸
29の中心からの距離が遠い側の横枠材23とこれに対
向する外枠体11の横枠材13との間に跨がって配設さ
れている。図6〜図7に示すように、前記錠止機構41
は、前記内枠体21における横枠材23の上枠部26に
貫設された長孔状の貫通孔41から外枠体11の横枠体
13に貫設された錠孔43に挿脱可能に挿入される錠片
44と、その錠片44を回動操作して施錠・開錠をなす
操作軸45と、を一体状に備えている。
【0017】前記操作軸45は、内枠体21の横枠材2
3の上枠部26内側面にビス49によって取付けられた
軸受部材48によって回動可能に支持され、その先端部
(下端部)が、内枠体21に組付けられた内蓋板51の
軸孔43を貫通して操作可能に露出され、その操作軸4
5の先端面には、ドライバ−やコインなどが挿入されて
回動操作される操作溝45aが凹設されている。また、
前記操作軸45aの先端部には、前記内蓋板51の軸孔
46を塞ぐキャップ47が圧入によって取付けられてい
る。前記キャップ47は、操作軸45の外径よりも若干
大径の長径部と、若干小径の短径部とを有する楕円筒状
の圧入筒部47aと、その圧入筒部47aの一端部外周
面から一体に張出されたキャップ部47bとを一体に備
えている。そして、操作軸45の先端側からキャップ4
7が、その圧入筒部47aにおいて圧入されることで、
操作軸45に対しキャップ47が確実に取付けられるよ
うになっている。
【0018】また、この実施の形態1において、錠片4
4の下面には、内枠体21の横枠材23の上枠部26内
側面に当接する施錠ストッパ片44aと開錠ストッパ片
44bとがそれぞれプレス加工等によって突設されてお
り、これら施錠ストッパ片44aと、開錠ストッパ片4
4bによって、錠片44が図8の(A)に示す施錠位置
と図8の(B)に示す開錠位置とに確実に配置切替えさ
れるようになっている。
【0019】図5と図6に示すように、前記内枠体21
の枠内には所要数の支持部材54によって内蓋板51が
組付けられている。前記支持部材54は、内枠体21の
各枠材22,23の上枠部26に沿ってビス60によっ
て取付けられる支持片55と、該支持片55の下端から
内側に向けて水平状に張出されて内蓋板51が取付けら
れる取付片56とを一体に備えて断面略L字状に形成さ
れている。さらに、図9の(A)〜(F)に示すよう
に、内蓋板51が下地板52と仕上板53との重合板に
よって構成されたり、仕上板53のみによって構成さ
れ、かつその各種規格の板厚寸法H1〜H6が種々異な
る場合でも、内枠体21に対し各種板厚寸法H1〜H6
の異なる内蓋板51を選択的に組付けるために、内枠体
21の各枠材22,23の上枠部26内側面には、複数
の板厚調整用支持部57が上下方向に配設される一方、
支持部材54の支持片55の外側面には、前記複数の板
厚調整用支持部57に選択的に係合する複数の係止部5
8が形成されている。そして、内枠体21の各板厚調整
用支持部57の上面又は下面に対し支持部材54の各係
止部58を選択的に係合して高さ方向に位置決めした
後、内枠体21の各枠材22,23における上枠部26
と支持部材54の支持片55とをビス60によって締付
けることで、板厚寸法H1〜H6が種々異なる内蓋板5
1を良好に組付けることができるようになっている。
【0020】この実施の形態では、図9の(A)〜
(F)で示すように、内蓋板51の板厚寸法H1〜H6
が、例えば、3mm単位で増大される6つの内蓋板51を
選択的に組付けることができるように、内枠体21の各
枠材22,23の上枠部26内側面には、7つの板厚調
整用支持部57が上下方向に適宜の間隔をもって突設さ
れる一方、支持部材54の支持片55の外側面には、前
記各板厚調整用支持部57の上面又は下面に選択的に係
合する上下2つの係止部58が突設されている。
【0021】また、この実施の形態1において、図4と
図5に示すように、外枠体11の両縦枠材12の長手方
向他端部寄りの内側面には、外枠体11の枠内に内枠体
21を閉じるときに、その外枠体11に対し内枠体21
を位置決めしながら閉じ案内するための断面略円弧状の
案内部61が突設されるとともに、その各案内部61の
上端には、内枠体21の内側張出部25の上面に当接す
るストッパ片62が突設されている。
【0022】この実施の形態は上述したように構成され
る。したがって、外枠体11に対し内枠体21を組付け
る場合、図1と図3の(A)に示すように、抜止め部材
31が、その締付ねじ30の軸部において長孔29の他
端29bに当接する第2位置に配置された状態のもと
で、外枠体11の組付け・取外し用の開口部28に対し
内枠体21の回動軸27の鍔部27aが案内溝16内に
移動される。その後、図3の(B)に示すように、前記
抜止め部材31が、そのストッパ片33において長孔2
9の一端29aに当接する第1位置に配置され、締付け
ねじ30が締付けられることで、前記抜止め部材31が
第1位置に固定され、これによって外枠体11に対する
内枠体21が組付けが完了する。そして、前記外枠体1
1に対し内枠体21は、回動軸27を支点として開閉動
作される。そして、図6に示すように、外枠体11に対
し内枠体21が閉じられ、図8の(B)に示す開錠位置
にある錠片44が操作軸45によって図8の(A)に示
す施錠位置まで回動されることで、前記内枠体21が閉
じ状態にロックされる。
【0023】外枠体11に対し内枠体21を開くときに
は、操作軸45によって錠片44が開錠位置まで回動さ
れた後、回動軸27を支点として開かれる。そして、外
枠体11に対し垂下状態をなして内枠体21が開かれる
とともに、外枠体11の両縦枠材22の一端部近傍まで
内枠体21がその回動軸27と案内溝16に案内されて
移動されることで、外枠体11の開口部が可及的に大き
く開かれる。また、前記とは逆の手順に操作されること
で、外枠体11に対し内枠体21が閉じられる。前記外
枠体11に対する内枠体21の開閉動作時において、回
動軸27の鍔部27aが案内溝16に沿って移動され、
案内溝16の組付け・取外し用開口部28に向けて移動
すると、第1位置に配置された抜止め部材31のストッ
パ片33に対し回動軸27の鍔部27aが当接すること
で、これ以上の回動軸27の移動が阻止されるため、前
記回動軸27の鍔部27aが組付け・取外し用開口部2
8から抜出る不具合を防止することができ、外枠体11
に対し内枠体21が不測に離脱することを確実に防止す
ることができる。
【0024】また、外枠体11に対し内枠体21を取外
す必要がある場合、抜止め部材31の締付ねじ30を緩
めた後、抜止め部材31が、その締付ねじ30の軸部に
おいて、長孔29の他端29bに当接する第2位置まで
移動されることで、組付け・取外し用開口部28から回
動軸27の鍔部27aが前記抜止め部材31のストッパ
片33に干渉することなく容易に抜出るため、外枠体1
1に対し内枠体21を容易に外すことができる。
【0025】なお、前記実施の形態では、外枠体11と
内枠体21との相対する側面のうち、外枠体11の内側
面に案内溝16と組付け・取外し用の開口部28とをそ
れぞれ形成し、内枠体21の外側面に回動軸27を組付
けたが、これに限るものではなく、外枠体11の内側面
に回動軸27を組付け、内枠体21の内側面に案内溝1
6と組付け・取外し用の開口部28を形成してもよい。
さらに、抜止め部材31を長孔29と締付けねじ30に
よって移動可能に組付けたが、これに限るものではな
い。例えば、図10、図11に示すように、抜止め部材
31の両端部に案内溝16の組付け・取外し用開口部2
8の両端に係脱可能に係合する弾性係止片35を形成し
て、案内溝16の組付け・取外し用開口部28に対し、
抜止め部材31を着脱可能に組付けてもよい。
【0026】また、吊持機構5においても前記実施の形
態で述べた構造の吊持機構5に限定するものではなく、
天井板2の開口部3に対し外枠体11を吊下げ支持でき
る構造であればよい。例えば、図12に示すように、吊
持機構5を支持金具18と、支持ボルト19によって構
成することもできる。すなわち、支持金具18は外枠体
11の取付孔11aに係合する係止爪20を上向きに有
する上下方向の脚部18aと、該脚部18aの上端に水
平状に屈曲形成された支持部18bとを備えて略逆L字
状をなす。そして、支持金具18の支持部18bに対
し、下端部が天井裏に配設された下地部4に当接する支
持ボルト19が上下方向に進退可能に螺合されること
で、外枠体11が吊下げ支持される。また、この発明は
天井点検aに限定するものではなく、床・壁点検口であ
ってもよい。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
案内溝の組付け・取外し用の開口部から回動軸が抜出る
ことを抜止め部材によって確実に防止することができ、
外枠体に対し内枠体が不測に離脱する不具合が生じな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すもので、外枠体に
対し内枠体を組付ける状態を一部破断して示す斜視図で
ある。
【図2】同じく案内溝、組付け、取外し用開口部及び抜
止め部材の関係を示す斜視図である。
【図3】同じく抜止め部材が第1位置と第2位置とに配
置切替えされた状態を示す作用説明図である。
【図4】同じく天井点検口全体を示す平面図である。
【図5】同じく図4のV−V線に基づく断面図である。
【図6】同じく図4のVI−VI線に基づく断面図である。
【図7】同じく錠止機構の錠片、操作軸及びキャップの
関係を示す斜視図である。
【図8】同じく錠止機構の作用説明図である。
【図9】内枠体、支持部材及び内蓋板の組付け態様それ
ぞれ示す断面図である。
【図10】抜止め部材の他の実施態様を示す斜視図であ
る。
【図11】同じく抜止め部材を組付けた状態を示す説明
図である。
【図12】同じく吊持機構の他の実施態様を示す説明図
である。
【図13】従来の点検における外枠体、内枠体、回動軸
及び案内溝の関係を示す断面図である。
【符号の説明】
1 天井点検口(点検口) 11 外枠体 16 案内溝 21 外枠体 27 回動軸 28 組付け・取外し用の開口部 29 長孔 30 締付けねじ 31 抜止め部材 33 ストッパ片 41 錠止機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠体に対し、内蓋板を備えた内枠体が
    開閉可能に組付けられかつ錠止機構によって閉じ状態に
    保持される点検口であって、 前記外枠体と内枠体との相対する側面のうち、一方の側
    面には、同内枠体の開閉支点をなす回動軸が突設され、
    他方の側面には前記回動軸が回動並びに移動可能に係合
    される案内溝が形成され、 前記案内溝の一部には、同案内溝に対し前記回動軸が挿
    脱可能に嵌込まれる組付け・取外し用の開口部が形成さ
    れ、その開口部の近傍には前記回動軸の抜止めをなす抜
    止め部材が組付けられていることを特徴とする点検口。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の点検口において、抜止
    め部材は、組付け・取外し用の開口部に対し回動軸の抜
    止めをなす第1位置と、同回動軸の挿脱を許容する第2
    位置とに配置切替えされる構成にしてあることを特徴と
    する点検口。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の点検口において、組付
    け・取外し用の開口部に平行して形成された長孔に沿っ
    て抜止め部材が移動されることで、同抜止め部材が回動
    軸の抜止めをなす第1位置と、回動軸の挿脱を許容する
    第2位置とに配置切替えされる構成にしてあることを特
    徴とする点検口。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の点検口において、抜止
    め部材は締付ねじを緩めることで長孔に沿って移動可能
    で、前記締付ねじを締付けることで、所要とする位置に
    締付け固定され、さらに、前記抜止め部材には回動軸に
    当接して抜止めをなすストッパ片を一体に有しているこ
    とを特徴とする点検口。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の点検口において、内枠
    体の内側面には複数の板厚調整用支持部が上下方向に配
    設される一方、前記内枠体の内側面に組付けられかつ内
    蓋板を支持する支持部材には前記複数の板厚調整用支持
    部に選択的に係合する複数の係止部が形成されているこ
    とを特徴とする点検口。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の点検口において、錠止
    機構は、内枠体側から外枠体の錠孔に挿脱可能に挿入さ
    れる施錠・開錠ストッパ片付きの錠片と、その錠片を回
    動操作して施錠・開錠をなす操作軸と、を備え、 前記操作軸は、前記内枠体の内側面に回動可能に組付け
    られ、その先端部が内蓋板の軸孔を貫通して操作可能に
    露出され、 さらに、前記操作軸の先端部には、前記軸孔を塞ぐキャ
    ップが設けられていることを特徴とする点検口。
JP13191896A 1996-05-27 1996-05-27 点検口 Expired - Fee Related JP3311585B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13191896A JP3311585B2 (ja) 1996-05-27 1996-05-27 点検口

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13191896A JP3311585B2 (ja) 1996-05-27 1996-05-27 点検口

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09317154A true JPH09317154A (ja) 1997-12-09
JP3311585B2 JP3311585B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=15069243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13191896A Expired - Fee Related JP3311585B2 (ja) 1996-05-27 1996-05-27 点検口

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3311585B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002349055A (ja) * 2001-05-29 2002-12-04 Naka Ind Ltd 天井点検口
KR100510924B1 (ko) * 2002-07-13 2005-08-31 (주)한국조형종합건축사사무소 천정 점검구

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002349055A (ja) * 2001-05-29 2002-12-04 Naka Ind Ltd 天井点検口
KR100510924B1 (ko) * 2002-07-13 2005-08-31 (주)한국조형종합건축사사무소 천정 점검구

Also Published As

Publication number Publication date
JP3311585B2 (ja) 2002-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09317154A (ja) 点検口
AU2019406818B2 (en) Rotary fastener system and method for securing a fenestration panel
JPH0972149A (ja) 冷蔵庫
JP2003343145A (ja) ドア用ピボットヒンジ
JP3035041U (ja) 受金具
JPH072943Y2 (ja) 窓のヒンジ構造
JP4385279B2 (ja) 折畳み扉の上レール構造
JPS581426Y2 (ja) 開閉式シ−トのヒンジ構造
KR0167979B1 (ko) 노치백 차체용 트렁크 홀더
JP2004353239A (ja) クレセント受け、およびこれを備えたサッシ窓
KR200237674Y1 (ko) 옥내에 설치되는 미닫이형 중문 작동구조
JP2000064586A (ja) 天井点検口
JP2543814Y2 (ja) 扉の取付構造
JPH054526Y2 (ja)
FI116478B (fi) Sarana ja menetelmä saranan säätämiseksi sivusuunnassa
JP2011178519A (ja) エレベータの袖壁支持構造体
JPH0427989Y2 (ja)
JPH017803Y2 (ja)
JPS6032302Y2 (ja) 折り畳み扉の戸車取付装置
JP4026021B2 (ja) フロアヒンジ
JP4468003B2 (ja) フロントリッドの取付構造
JP2898937B2 (ja) 竪枠と横枠の締付具
JPH071498Y2 (ja) 自動ドアのランニングバー取付装置
JP2002054341A (ja) 蝶 番
JP2536373Y2 (ja) 開閉扉

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100524

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100524

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100524

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100524

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110524

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110524

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120524

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120524

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130524

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130524

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140524

Year of fee payment: 12

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees