JPH071498Y2 - 自動ドアのランニングバー取付装置 - Google Patents
自動ドアのランニングバー取付装置Info
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- JPH071498Y2 JPH071498Y2 JP1988095021U JP9502188U JPH071498Y2 JP H071498 Y2 JPH071498 Y2 JP H071498Y2 JP 1988095021 U JP1988095021 U JP 1988095021U JP 9502188 U JP9502188 U JP 9502188U JP H071498 Y2 JPH071498 Y2 JP H071498Y2
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- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、無目材に取付けた駆動装置本体側に軸支した
駆動用ピニオンと、ドア側に取付けたランニングバーの
ラックと噛合させ、無目材に走行自在なるよう取り付け
たドアを自動開閉するようにした自動ドアにあって、上
記ランニングバーをドア側へ固定するための取付装置に
関する。
駆動用ピニオンと、ドア側に取付けたランニングバーの
ラックと噛合させ、無目材に走行自在なるよう取り付け
たドアを自動開閉するようにした自動ドアにあって、上
記ランニングバーをドア側へ固定するための取付装置に
関する。
《従来の技術》 従来、自動ドア装置にあっては、第5図ないし第7図に
示した如く、無目材aに取付けた駆動装置本体b側にあ
って回転駆動される駆動用ピニオンcに対応させ、ドア
d側にランニングバーeを取付けるが、その取付手段は
当該ランニングバーeをビスfを用いてドアdの縦枠g,
g上部に取着するようにしている。
示した如く、無目材aに取付けた駆動装置本体b側にあ
って回転駆動される駆動用ピニオンcに対応させ、ドア
d側にランニングバーeを取付けるが、その取付手段は
当該ランニングバーeをビスfを用いてドアdの縦枠g,
g上部に取着するようにしている。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、上述従来のランニングバー取付装置で
は、当該ランニングバーeが取着されるドアdの材料が
アルミニウムの場合、特に、その肉厚が薄い為、下戸車
hの交換の際や、ランニングバーeに設けられているラ
ック部iの交換作業に際し、ランニングバーeを取外す
必要があり、この結果当該ランニングバーeを繰返して
脱着することとなる。
は、当該ランニングバーeが取着されるドアdの材料が
アルミニウムの場合、特に、その肉厚が薄い為、下戸車
hの交換の際や、ランニングバーeに設けられているラ
ック部iの交換作業に際し、ランニングバーeを取外す
必要があり、この結果当該ランニングバーeを繰返して
脱着することとなる。
このため縦枠g,gのビス孔のネジ山が損傷して螺子の効
用を果し得なくなったり、取付け強度の信頼性が得えら
れなくなるので、この不安を解消するため新規にビス孔
をあけ直さねばならなくなる。
用を果し得なくなったり、取付け強度の信頼性が得えら
れなくなるので、この不安を解消するため新規にビス孔
をあけ直さねばならなくなる。
又、何本かのビスで補強することも可能であるが、これ
では当初のビスだけでなく補強用ビスの頭部も多数個ド
アdの表面に露程されることとなるから、ドアdの外観
を損ねることとなる等の問題点を有している。
では当初のビスだけでなく補強用ビスの頭部も多数個ド
アdの表面に露程されることとなるから、ドアdの外観
を損ねることとなる等の問題点を有している。
本考案は、上述従来のランニングバー取付装置がもって
いる問題点を解消しようとするもので、これまでのよう
に、ランニングバーを直接ドアに取着するといった考え
方を排除し、前記ドア左右の縦枠に掛止固定する為の掛
止片と、ランニングバーを脱着自在に係合可能な収納凹
部を夫々有する左右一対の取付金具を使用し、当該両金
具のうち、何れか一方の金具に螺装した締付けネジの締
付力によって、当該一対の取付金具にランニングバーを
脱着可能なるよう固定すると共に、当該両取付金具をも
左右の縦枠に脱着可能なるよう固定するようにして、ド
アにビス孔を開口することなしに、左右の一対の取付金
具と、締付けネジによってランニングバーをドア側に容
易な操作によって短時間に脱着できるようにすると共
に、ドア材の肉厚が薄い場合におけるランニングバーの
脱着繰返しを、補強材などの要なく可能とし、これによ
り外観をも良好なものとするのが、その目的である。
いる問題点を解消しようとするもので、これまでのよう
に、ランニングバーを直接ドアに取着するといった考え
方を排除し、前記ドア左右の縦枠に掛止固定する為の掛
止片と、ランニングバーを脱着自在に係合可能な収納凹
部を夫々有する左右一対の取付金具を使用し、当該両金
具のうち、何れか一方の金具に螺装した締付けネジの締
付力によって、当該一対の取付金具にランニングバーを
脱着可能なるよう固定すると共に、当該両取付金具をも
左右の縦枠に脱着可能なるよう固定するようにして、ド
アにビス孔を開口することなしに、左右の一対の取付金
具と、締付けネジによってランニングバーをドア側に容
易な操作によって短時間に脱着できるようにすると共
に、ドア材の肉厚が薄い場合におけるランニングバーの
脱着繰返しを、補強材などの要なく可能とし、これによ
り外観をも良好なものとするのが、その目的である。
《課題を解決するための手段》 本考案は上記の目的を達成するため、無目材に取付けた
駆動装置本体側の駆動用ピニオンと、無目材に走行自在
なドア側に取付けたランニングバーのラックを噛合さ
せ、ドアの自動開閉を行うようにした自動ドアにおい
て、ドアの左右縦枠における内側壁面と掛止可能なるよ
う、基板部の内端に掛止片が夫々曲設され、かつランニ
ングバーの側壁が下方への離脱を阻止された状態にて係
合可能なるよう上端から対向端にかけて開口させた有底
状の収納凹部を対向して設けてなる左右一対の取付金具
を有し、当該一対の取付金具のうち、何れか一方の取付
金具の収納凹部は、上記ランニングバーを傾斜した状態
にて、その側壁一側端部を係合可能にし、かつ係合後、
ドアと平行状態でその側壁の他側端部を他方の収納凹部
に係合可能なるよう、ドア横幅方向の深さを深く、又そ
のドアの前後方向における横幅はランニングバーの側壁
の厚さよりも所定寸法だけ大きく設定し、当該収納凹部
の外側板部には、上記ランニングバーの端面に突き合せ
可能にして当該ランニングバーを上記の両収納凹部内に
固定可能な締付けネジを螺装し、該締付けネジの締付力
によりランニングバーを介在して上記一対の取付金具が
対称方向へ押動される、当該押圧力によって、この一対
の取付金具が上記左右の縦枠に掛止固定されるよう構成
された自動ドアのランニングバー取付装置を提供しよう
とするものである。
駆動装置本体側の駆動用ピニオンと、無目材に走行自在
なドア側に取付けたランニングバーのラックを噛合さ
せ、ドアの自動開閉を行うようにした自動ドアにおい
て、ドアの左右縦枠における内側壁面と掛止可能なるよ
う、基板部の内端に掛止片が夫々曲設され、かつランニ
ングバーの側壁が下方への離脱を阻止された状態にて係
合可能なるよう上端から対向端にかけて開口させた有底
状の収納凹部を対向して設けてなる左右一対の取付金具
を有し、当該一対の取付金具のうち、何れか一方の取付
金具の収納凹部は、上記ランニングバーを傾斜した状態
にて、その側壁一側端部を係合可能にし、かつ係合後、
ドアと平行状態でその側壁の他側端部を他方の収納凹部
に係合可能なるよう、ドア横幅方向の深さを深く、又そ
のドアの前後方向における横幅はランニングバーの側壁
の厚さよりも所定寸法だけ大きく設定し、当該収納凹部
の外側板部には、上記ランニングバーの端面に突き合せ
可能にして当該ランニングバーを上記の両収納凹部内に
固定可能な締付けネジを螺装し、該締付けネジの締付力
によりランニングバーを介在して上記一対の取付金具が
対称方向へ押動される、当該押圧力によって、この一対
の取付金具が上記左右の縦枠に掛止固定されるよう構成
された自動ドアのランニングバー取付装置を提供しよう
とするものである。
《作用》 このランニングバー取付装置は、その一対の取付金具を
ドア左右の縦枠上部に例えば両面接着テープ等によって
仮止めしておくが、この際、上記縦枠の表面に基板部を
重合した状態で、夫々の係止片を各縦枠の内側(対向)
壁面に掛止すると共に、各収納凹部が対向するようにし
ておく。
ドア左右の縦枠上部に例えば両面接着テープ等によって
仮止めしておくが、この際、上記縦枠の表面に基板部を
重合した状態で、夫々の係止片を各縦枠の内側(対向)
壁面に掛止すると共に、各収納凹部が対向するようにし
ておく。
上記一対の取付金具に対し、ランニングバーは横断面略
逆L字形状に曲成されているので、その垂直な側壁を上
記取付金具の各収納凹部に係合することによって当該一
対の取付金具に固定されるのであるが、この際、ドアの
前方において、締付けネジを備えた一方の取付金具の深
く、かつ拡幅に形成されている収納凹部に、ランニング
バーを傾斜した状態で、その側壁の一側端部を最深部ま
で係合したならば、当該ランニングバーの他側端側をド
ア側へ押し込み、ランニングバーをドアと平行にする。
逆L字形状に曲成されているので、その垂直な側壁を上
記取付金具の各収納凹部に係合することによって当該一
対の取付金具に固定されるのであるが、この際、ドアの
前方において、締付けネジを備えた一方の取付金具の深
く、かつ拡幅に形成されている収納凹部に、ランニング
バーを傾斜した状態で、その側壁の一側端部を最深部ま
で係合したならば、当該ランニングバーの他側端側をド
ア側へ押し込み、ランニングバーをドアと平行にする。
この状態で、ランニングバーを他方の取付金具方向へ、
つまりドアの横幅方向にあって上記取付金具の方向へス
ライドし、その側壁の他側端部を上記取付金具の収納凹
部へ係合し、この最、ランニングバーの横移動は、作業
者が直接ランニングバーを移動するようにするか、締付
けネジの締付けによって行なうようにする。
つまりドアの横幅方向にあって上記取付金具の方向へス
ライドし、その側壁の他側端部を上記取付金具の収納凹
部へ係合し、この最、ランニングバーの横移動は、作業
者が直接ランニングバーを移動するようにするか、締付
けネジの締付けによって行なうようにする。
何れの場合でも、最終的には締付けネジを締付けること
になるが、該締付けネジの先端が、ランニングバーの側
壁の端面に衝合されるので、当該締付けネジの締付けに
より、ランニングバーは他方の取付金具方向へ移動押圧
され、その他方の端面が取付金具の外側板部に突き当
り、該外側板部の反力と締付けネジによる押圧力で両者
間にランニングバーは固定されるが、この時、締付けネ
ジの押圧力が、ランニングバーを介して一対の取付金具
を両者が離間する方向へ作用することになるので、この
押圧力によって両取付金具の掛止片が縦枠の内側壁面に
係止されることとなり、締付けネジを更に締付けること
によって、上記各掛止片は上記内側壁面に圧着され、こ
れによって一対の取付金具は左右の縦枠に固定されるの
で、ランニングバーはドア側に固定される。
になるが、該締付けネジの先端が、ランニングバーの側
壁の端面に衝合されるので、当該締付けネジの締付けに
より、ランニングバーは他方の取付金具方向へ移動押圧
され、その他方の端面が取付金具の外側板部に突き当
り、該外側板部の反力と締付けネジによる押圧力で両者
間にランニングバーは固定されるが、この時、締付けネ
ジの押圧力が、ランニングバーを介して一対の取付金具
を両者が離間する方向へ作用することになるので、この
押圧力によって両取付金具の掛止片が縦枠の内側壁面に
係止されることとなり、締付けネジを更に締付けること
によって、上記各掛止片は上記内側壁面に圧着され、こ
れによって一対の取付金具は左右の縦枠に固定されるの
で、ランニングバーはドア側に固定される。
このようにしてドア側に固定されたランニングバーは、
上記締付けネジを螺回して締付けを緩めた後、上述取付
け時と逆順の操作手段によって取外すことができる。
上記締付けネジを螺回して締付けを緩めた後、上述取付
け時と逆順の操作手段によって取外すことができる。
《実施例》 以下本考案の実施例について図面を参照して説明する。
第1図ないし第4図のように、ドア1の左右における縦
枠2,2′と上部横枠3及び図示しない下部横枠とで枠組
み形成され、これら枠にガラス板4が支持されている。
枠2,2′と上部横枠3及び図示しない下部横枠とで枠組
み形成され、これら枠にガラス板4が支持されている。
上記両縦枠2,2′の上部前面にランニングバー5が後述
する一対の取付金具に、両端固定の方式によりドア1と
平行にして固定されるもので、このランニングバー5
は、例えばアルミニウム等によって横断面略逆L字状と
なるよう垂直状の側壁5aと、該側壁5aの上縁から曲設さ
れた水平な頂壁5bとで一体にして厚肉にかつ横方向(ド
ア横幅方向)へ長く形成されているが、その長さL″は
ドア1の横幅Lよりも所要寸法だけ短く形成され、その
頂壁5bの下面全長には、既知の如く駆動用ピニオンと噛
合するラック6が設けられている。
する一対の取付金具に、両端固定の方式によりドア1と
平行にして固定されるもので、このランニングバー5
は、例えばアルミニウム等によって横断面略逆L字状と
なるよう垂直状の側壁5aと、該側壁5aの上縁から曲設さ
れた水平な頂壁5bとで一体にして厚肉にかつ横方向(ド
ア横幅方向)へ長く形成されているが、その長さL″は
ドア1の横幅Lよりも所要寸法だけ短く形成され、その
頂壁5bの下面全長には、既知の如く駆動用ピニオンと噛
合するラック6が設けられている。
上記ラック6は、通常硬質ゴム等の別部材にて形成した
ものを、上記頂壁5bに接着材、ビス止め、その他、公知
の手段によって固定することにより形成されるが、当該
ランニングバー5に直接刻設することも、もちろん可能
である。
ものを、上記頂壁5bに接着材、ビス止め、その他、公知
の手段によって固定することにより形成されるが、当該
ランニングバー5に直接刻設することも、もちろん可能
である。
上記ランニングバー5をドア1に固定する為に、本案で
は左右の一対の取付金具7,8が用いられる。
は左右の一対の取付金具7,8が用いられる。
上記一対の取付金具7,8は、上記縦枠2,2′の横幅と略同
等の横長に形成されている基板部7a,8aと、該基板部7a,
8aの外端から前方へ略直角に曲成される外側板部7b,8b
と、該外側板部7b,8bの前端から夫々内側へ対向する如
く略直角に曲成される前側板部7c,8cと、該前側板部7c,
8cの下端から背部へ略直角に曲成される底板部7d,8dと
で平面略横向きU字状に形成され、これによって、各取
付金具7,8には、上端から対向端にわたって開口した有
底状の収納凹部9,10が対向して設けられていると共に、
夫々の基板部7a,8aの内端には、上記縦枠2,2′の内側壁
面2a,2a′と係脱自在な掛止片7e,8eが後方へ鋭角にて曲
突されている。
等の横長に形成されている基板部7a,8aと、該基板部7a,
8aの外端から前方へ略直角に曲成される外側板部7b,8b
と、該外側板部7b,8bの前端から夫々内側へ対向する如
く略直角に曲成される前側板部7c,8cと、該前側板部7c,
8cの下端から背部へ略直角に曲成される底板部7d,8dと
で平面略横向きU字状に形成され、これによって、各取
付金具7,8には、上端から対向端にわたって開口した有
底状の収納凹部9,10が対向して設けられていると共に、
夫々の基板部7a,8aの内端には、上記縦枠2,2′の内側壁
面2a,2a′と係脱自在な掛止片7e,8eが後方へ鋭角にて曲
突されている。
上記の各収納凹部9,10に、上記ランニングバー5の側壁
5aにおける両側端部5c,5dを第2図ないし第4図に示し
たようにして脱着自在に、かつ下方への離脱が阻止され
た状態で係合できるようにする為に、一方の取付金具、
図示例では右側の取付金具8における収納凹部10のドア
横幅L方向の深さm′が、上記側壁5aを係合保持できる
程度に浅く形成され、又そのドア前後方向における横幅
n′を、上記の側壁5aの厚さn″が、丁度嵌合される寸
法に形成してある。
5aにおける両側端部5c,5dを第2図ないし第4図に示し
たようにして脱着自在に、かつ下方への離脱が阻止され
た状態で係合できるようにする為に、一方の取付金具、
図示例では右側の取付金具8における収納凹部10のドア
横幅L方向の深さm′が、上記側壁5aを係合保持できる
程度に浅く形成され、又そのドア前後方向における横幅
n′を、上記の側壁5aの厚さn″が、丁度嵌合される寸
法に形成してある。
上述収納凹部10に対して、他方の取付金具7における収
納凹部9のドア横幅方向の深さmは、上記収納凹部10の
深さm′の少なくとも2倍程度ないしはそれ以上に深く
形成され、又そのドア前後方向における横幅nは、上記
収納凹部10のそれよりも所要寸法だけ大きく、つまりラ
ンニングバー5を第2図のように傾斜状態にてその側壁
5aの一側端部5cを収納凹部9の深部まで深く係合可能な
横幅に形成してある。
納凹部9のドア横幅方向の深さmは、上記収納凹部10の
深さm′の少なくとも2倍程度ないしはそれ以上に深く
形成され、又そのドア前後方向における横幅nは、上記
収納凹部10のそれよりも所要寸法だけ大きく、つまりラ
ンニングバー5を第2図のように傾斜状態にてその側壁
5aの一側端部5cを収納凹部9の深部まで深く係合可能な
横幅に形成してある。
又、上記の両収納凹部9,10に、上記の側壁5aの両側端部
5c,5dを係合できるようにする為に、上記ランニングバ
ー5の長さをL″、両取付金具7,8における各前側板部7
c,8cの内端面間の寸法をL、両取付金具7,8における
各外側板部7b,8bの内面間の寸法をL′とするとき、
L′>L″>Lの関係を有するよう予め各部の寸法が
設定されている。
5c,5dを係合できるようにする為に、上記ランニングバ
ー5の長さをL″、両取付金具7,8における各前側板部7
c,8cの内端面間の寸法をL、両取付金具7,8における
各外側板部7b,8bの内面間の寸法をL′とするとき、
L′>L″>Lの関係を有するよう予め各部の寸法が
設定されている。
更に、上記取付金具7の外側板部7bに貫通したネジ孔7f
には、上記ランニングバー5における側壁5aの端面5eに
衝当可能なるよう締付けネジ11がドア横幅方向へ進退自
在に螺合され、上記ランニングバー5を傾斜状態とし
て、その側壁5aの一側端部5cを第2図に示した如く一方
の取付金具7の収納凹部9へ係合した後、第3図に示し
たようにドア1と平行とした状態において、当該締付け
ネジ11を締付けることにより、その先端が、上記側壁5a
の端面5eに押当してランニングバー5を第4図に示した
ように矢印方向へ押圧移動させ、これにより、上記側壁
5aの他側端部5dが、他方の取付金具8の収納凹部10に係
合され、更に締付けネジ11の締付けによって、上記両収
納凹部9,10内にあって、ランニングバー5を締付けネジ
11の先端と、他方の取付金具8の外側板部8b間に圧着
し、当該ランニングバー5が一対の取付金具8に固定さ
れる。
には、上記ランニングバー5における側壁5aの端面5eに
衝当可能なるよう締付けネジ11がドア横幅方向へ進退自
在に螺合され、上記ランニングバー5を傾斜状態とし
て、その側壁5aの一側端部5cを第2図に示した如く一方
の取付金具7の収納凹部9へ係合した後、第3図に示し
たようにドア1と平行とした状態において、当該締付け
ネジ11を締付けることにより、その先端が、上記側壁5a
の端面5eに押当してランニングバー5を第4図に示した
ように矢印方向へ押圧移動させ、これにより、上記側壁
5aの他側端部5dが、他方の取付金具8の収納凹部10に係
合され、更に締付けネジ11の締付けによって、上記両収
納凹部9,10内にあって、ランニングバー5を締付けネジ
11の先端と、他方の取付金具8の外側板部8b間に圧着
し、当該ランニングバー5が一対の取付金具8に固定さ
れる。
上記の如くランニングバー5を締付け固定することで一
対の取付金具7,8に突設した掛止片7e,8eが、左右の縦枠
2,2′の各内側壁面2a,2a′に掛止圧着され、これにより
上記縦枠2,2′に一対の取付金具7,8が固定されることと
なる。
対の取付金具7,8に突設した掛止片7e,8eが、左右の縦枠
2,2′の各内側壁面2a,2a′に掛止圧着され、これにより
上記縦枠2,2′に一対の取付金具7,8が固定されることと
なる。
上記一対の取付金具7,8は、その基板部7a,8aの背面に第
1図に示した如く両面接着テープ12を接着させておき、
当該両面接着テープ12をもって、上記の基板部7a,8aを
縦枠2,2′の前面に重合状態として接着することによ
り、一対の取付金具7,8を縦枠2,2′の上部所望位置に仮
止するようにするのがよい。
1図に示した如く両面接着テープ12を接着させておき、
当該両面接着テープ12をもって、上記の基板部7a,8aを
縦枠2,2′の前面に重合状態として接着することによ
り、一対の取付金具7,8を縦枠2,2′の上部所望位置に仮
止するようにするのがよい。
このようにすれば上述のように一対の取付金具7,8を縦
枠2,2′に接着して仮に付着させておき、この状態で、
第2図ないし第3図に示し、かつ上述したように、ラン
ニングバー5を一対の取付金具7,8の収納凹部9,10に係
合し、上記締付けネジ11の締付け力によって、ランニン
グバー5が一対の取付金具7,8に、該取付金具7,8が縦枠
2,2′に夫々固定されることとなる。
枠2,2′に接着して仮に付着させておき、この状態で、
第2図ないし第3図に示し、かつ上述したように、ラン
ニングバー5を一対の取付金具7,8の収納凹部9,10に係
合し、上記締付けネジ11の締付け力によって、ランニン
グバー5が一対の取付金具7,8に、該取付金具7,8が縦枠
2,2′に夫々固定されることとなる。
上述のようにしてランニングバー5を固定した後、一方
の取付金具7の収納凹部9と、ランニングバー5の一側
端部5cとの間には、これらの寸法差によってドア前後方
向へ隙間13が生じることとなるが、この隙間13はランニ
ングバー5の固定強度を左右するものではないから、こ
のままの状態としておいてもよいが、もちろん上記隙間
13を他部材で閉塞させるようにしてもよい。
の取付金具7の収納凹部9と、ランニングバー5の一側
端部5cとの間には、これらの寸法差によってドア前後方
向へ隙間13が生じることとなるが、この隙間13はランニ
ングバー5の固定強度を左右するものではないから、こ
のままの状態としておいてもよいが、もちろん上記隙間
13を他部材で閉塞させるようにしてもよい。
《考案の効果》 本考案は、以上説明したように構成されているので、夫
々に収納凹部9,10を設けた一対の取付金具7,8を、ドア
1の縦枠2,2′の所定位置へ両面接着テープ12等を用い
るなどして仮止め状態とし、ランニングバー5を傾斜し
た状態で、その側壁5aの一側端部5cを、一方の深さの大
きい収納凹部9へ係合した後、当該ランニングバー5を
ドア1と平行状態し、次いで締付けネジ11を締付けるこ
とによりランニングバー5は一対の取付金具7,8に、又
該一対の取付具7,8は縦枠2,2′に夫々固定されることに
よって、当該ランニングバー5をドア1にビスやネジを
一部使用することなしに固定することができると共に、
上述のようにして固定したランニングバー5は、上記締
付けネジ11を緩めることで取外しできるものであるか
ら、下戸車やラック部等の交換作業に際し、ランニング
バー5の脱着を繰返し行なうことがあってもドア1にラ
ンニングバー5をビスによって固定した従来例の如くド
ア1に負担がかかるものではないから、ドア材がアルミ
ニウム等のように肉厚の薄いドアに対するランニングバ
ー5の取付装置として効果的であるだけでなく、ランニ
ングバー5を補強ビスで補強する必要もなく、かつ、ラ
ンニングバー5は、その両端で一対の取付金具7,8によ
って固定されるから、ドア1の外観も良く、更に、上記
締付けネジ11を螺回するだけの容易な操作によってラン
ニングバー5の脱着を簡単、かつ短時間に行なうことが
できる。
々に収納凹部9,10を設けた一対の取付金具7,8を、ドア
1の縦枠2,2′の所定位置へ両面接着テープ12等を用い
るなどして仮止め状態とし、ランニングバー5を傾斜し
た状態で、その側壁5aの一側端部5cを、一方の深さの大
きい収納凹部9へ係合した後、当該ランニングバー5を
ドア1と平行状態し、次いで締付けネジ11を締付けるこ
とによりランニングバー5は一対の取付金具7,8に、又
該一対の取付具7,8は縦枠2,2′に夫々固定されることに
よって、当該ランニングバー5をドア1にビスやネジを
一部使用することなしに固定することができると共に、
上述のようにして固定したランニングバー5は、上記締
付けネジ11を緩めることで取外しできるものであるか
ら、下戸車やラック部等の交換作業に際し、ランニング
バー5の脱着を繰返し行なうことがあってもドア1にラ
ンニングバー5をビスによって固定した従来例の如くド
ア1に負担がかかるものではないから、ドア材がアルミ
ニウム等のように肉厚の薄いドアに対するランニングバ
ー5の取付装置として効果的であるだけでなく、ランニ
ングバー5を補強ビスで補強する必要もなく、かつ、ラ
ンニングバー5は、その両端で一対の取付金具7,8によ
って固定されるから、ドア1の外観も良く、更に、上記
締付けネジ11を螺回するだけの容易な操作によってラン
ニングバー5の脱着を簡単、かつ短時間に行なうことが
できる。
第1図は本考案に係る自動ドアのランニングバー取付装
置を示す一実施例の一部を切欠した斜視図、第2図、第
3図、第4図は同上実施例におけるランニングバーの取
付け作業工程順に示す各横断平面図、第5図は自動ドア
装置の正面図、第6図、第7図は従来の自動ドアのラン
ニングバー取付装置を一部切欠して示した夫々縦断側面
図と正面図である。 1……ドア 2,2′……縦枠 5……ランニングバー 6……ラック 6a……側壁 7,8……一対の取付金具 7a,8a……基板部 7e,8e……掛止片 7b……外側板部 9,10……収納凹部 11……締付けネジ m……深さ n……横幅
置を示す一実施例の一部を切欠した斜視図、第2図、第
3図、第4図は同上実施例におけるランニングバーの取
付け作業工程順に示す各横断平面図、第5図は自動ドア
装置の正面図、第6図、第7図は従来の自動ドアのラン
ニングバー取付装置を一部切欠して示した夫々縦断側面
図と正面図である。 1……ドア 2,2′……縦枠 5……ランニングバー 6……ラック 6a……側壁 7,8……一対の取付金具 7a,8a……基板部 7e,8e……掛止片 7b……外側板部 9,10……収納凹部 11……締付けネジ m……深さ n……横幅
Claims (1)
- 【請求項1】無目材に取付けた駆動装置本体側の駆動用
ピニオンと、無目材に走行自在なドア側に取付けたラン
ニングバーのラックを噛合させ、ドアの自動開閉を行う
ようにした自動ドアにおいて、ドアの左右縦枠における
内側壁面と掛止可能なるよう、基板部の内端に掛止片が
夫々曲設され、かつランニングバーの側壁が下方への離
脱を阻止された状態にて係合可能なるよう上端から対向
端にかけて開口させた有底状の収納凹部を対向して設け
てなる左右一対の取付金具を有し、当該一対の取付金具
のうち、何れか一方の取付金具の収納凹部は、上記ラン
ニングバーを傾斜した状態にて、その側壁一側端部を係
合可能にし、かつ係合後、ドアと平行状態でその側壁の
他側端部を他方の収納凹部に係合可能なるよう、ドア横
幅方向の深さを深く、又そのドアの前後方向における横
幅はランニングバーの側壁の厚さよりも所定寸法だけ大
きく設定し、当該収納凹部の外側板部には、上記ランニ
ングバーの端面に突き合せ可能にして当該ランニングバ
ーを上記の両収納凹部内に固定可能な締付けネジを螺装
し、該締付けネジの締付力によりランニングバーを介在
して上記一対の取付金具が対称方向へ押動される、当該
押圧力によって、この一対の取付金具が上記左右の縦枠
に掛止固定されるよう構成された自動ドアのランニング
バー取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988095021U JPH071498Y2 (ja) | 1988-07-18 | 1988-07-18 | 自動ドアのランニングバー取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988095021U JPH071498Y2 (ja) | 1988-07-18 | 1988-07-18 | 自動ドアのランニングバー取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0220682U JPH0220682U (ja) | 1990-02-09 |
JPH071498Y2 true JPH071498Y2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=31319633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988095021U Expired - Lifetime JPH071498Y2 (ja) | 1988-07-18 | 1988-07-18 | 自動ドアのランニングバー取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071498Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-07-18 JP JP1988095021U patent/JPH071498Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0220682U (ja) | 1990-02-09 |
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