JPH0931693A - 電着塗装方法 - Google Patents

電着塗装方法

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JPH0931693A
JPH0931693A JP19006095A JP19006095A JPH0931693A JP H0931693 A JPH0931693 A JP H0931693A JP 19006095 A JP19006095 A JP 19006095A JP 19006095 A JP19006095 A JP 19006095A JP H0931693 A JPH0931693 A JP H0931693A
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electrodeposition
current
electric signal
direct current
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JP19006095A
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Hideo Kogure
英雄 木暮
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Kansai Paint Co Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0073Masks not provided for in groups H05K3/02 - H05K3/46, e.g. for photomechanical production of patterned surfaces
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電着塗装時に発生する気泡及び金属イオンに
よる悪影響のない電着塗膜を得る。 【解決手段】 電着浴中にて被塗物と対極との間に通電
して電着塗膜を形成する電着塗装方法において、通電す
る電気信号が、直流に100〜50,000ヘルツの交
流を、直流:交流の入力電力比率が1:0.005〜
0.5となる割合で加えてなる電気信号であることを特
徴とする電着塗装方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被塗物と対極との
間に通電する電気信号に特徴がある電着塗装方法、特に
アニオン電着性感光性レジストの塗装に適した電着塗装
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線基板を作成するため
のレジスト膜形成方法としては、感光性レジストを電着
塗装する方法がある。この感光性レジスト樹脂は、一般
に被膜形成後のパターン形成のための現像工程におい
て、炭酸ソーダなどのアルカリ性現像液によって現像で
きるように、通常、カルボキシル基などの酸性基を有し
ている。
【0003】上記酸性基を有する感光性レジスト樹脂
は、アミンなどの塩基性物質により中和、水性化され、
アニオン電着浴とされ、プリント配線基板を作成する際
には、プリント配線用の銅基板を陽極として対極との間
に直流を通電することによって電着塗装が行われてい
る。
【0004】上記レジスト膜形成のためのアニオン電着
塗装時においては、レジスト樹脂の析出によるレジスト
膜形成と同時に、陽極である銅基板表面から水の電気分
解による酸素ガスが発生し、また銅が銅イオンとなって
溶出する。酸素ガスの発生によりレジスト膜中に気泡が
混入し、得られるプリント配線基板の画線のピンホール
や断線などの原因となる。また銅イオンの溶出により銅
イオンがレジスト樹脂中のカルボキシル基などの酸性基
と結合して高分子錯体を形成し、この高分子錯体が、現
像液に難溶性であるので現像性が悪くなり回路ショート
などの原因となる。
【0005】また、自動車、家電製品及びサッシュなど
において、鉄、亜鉛メッキ鋼、アルミニウム合金などの
金属基材である被塗物の腐食防止のために、アニオン電
着塗装やカチオン電着塗装が行われている。
【0006】カチオン電着塗装においては、アミノ基、
オニウム基などの塩基性基を有する樹脂を有機酸などの
酸性物質で中和、水性化してカチオン電着浴として使用
し、被塗物を陰極として対極との間に直流を通電するこ
とによって電着塗装が行われている。カチオン電着塗装
時においては、電着塗料の析出による電着塗膜形成と同
時に、陰極である被塗物表面から水の電気分解による水
素ガスが発生する。カチオン電着塗装においては、金属
イオンの溶出による不具合は起こらないが、電着塗膜中
に水素ガスによる気泡が混入し、気泡部分は水や塩分な
どの腐食物質が侵入しやすいため耐食性低下の原因とな
る。また上記アニオン電着塗装においては、電着塗膜中
への気泡の混入および金属基材からの金属イオンの溶出
が起こり耐食性の低下の原因となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、電着塗装
時に発生する気泡及び金属イオンによる悪影響のない電
着塗膜を得ることを目的に鋭意研究を行った。
【0008】その結果、電着塗装時において被塗物と対
極との間に通電する電気信号を直流に交流を特定の割合
で混合したものとすることにより上記目的を達成できる
ことを見出し本発明を完成することができたものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、1.
電着浴中にて被塗物と対極との間に通電して電着塗膜を
形成する電着塗装方法において、通電する電気信号が、
直流に100〜50,000ヘルツの交流を、直流:交
流の入力電力比率が1:0.005〜0.5となる割合
で加えてなる電気信号であることを特徴とする電着塗装
方法を提供するものである。
【0010】また本発明は、2.直流成分の通電方法が
定電流法であり、通電する電気信号が、直流に交流を、
直流の電流値:交流の最大ピーク電流値が1:0.00
5〜0.5となる割合で加えてなる電気信号であること
を特徴とする上記項1記載の電着塗装方法を提供するも
のである。
【0011】さらに本発明は、3.直流成分の通電方法
が定電圧法であり、通電する電気信号が、直流に交流
を、直流の電圧値:交流の最大ピーク電圧値が1:0.
005〜0.5となる割合で加えてなる電気信号である
ことを特徴とする上記項1記載の電着塗装方法を提供す
るものである。
【0012】また本発明は、4.電着浴がアニオン電着
性感光性レジスト浴であることを特徴とする上記項2記
載の電着塗装方法を提供するものである。
【0013】本発明において、電着浴としては、電気泳
動により被塗物上に塗膜を形成できる電着塗料浴であれ
ば、アニオン型電着浴、カチオン型電着浴ともに公知の
電着浴を特に制限なく使用できる。
【0014】電着浴の基体樹脂成分としては、例えば、
エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリブタジエン樹脂、ア
ルキド樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン樹脂などの1
種または2種以上を挙げることができる。アニオン電着
浴としては、基体樹脂成分がカルボキシル基などの酸基
を有しており、カチオン電着浴としては、基体樹脂成分
がアミノ基;アンモニウム基、スルホニウム基、ホスホ
ニウム基などのオニウム塩基などの塩基性基を有してい
て、これらの基を中和し、イオン化することにより水性
化できる。
【0015】アニオン電着浴としては、なかでも例えば
カルボキシル基含有アクリル樹脂に代表されるカルボキ
シル基含有樹脂が好ましい。
【0016】カルボキシル基含有アクリル樹脂として
は、カルボキシル基含有重合性不飽和モノマーとその他
の重合性不飽和モノマーとの共重合体などを挙げること
ができる。
【0017】上記カルボキシル基含有重合性不飽和モノ
マーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸などを挙げるこ
とができる。
【0018】上記その他の重合性不飽和モノマーとして
は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メ
タ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ラ
ウリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)
アクリレート等の如きアクリル酸又はメタクリル酸のC
1-24個のアルキル又はシクロアルキルエステル類:2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル(メタ)
アクリレートなどのアクリル酸またはメタクリル酸のC
2 〜C8 ヒドロキシアルキルエステル;ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレング
リコールなどのポリエーテルポリオールと(メタ)アク
リル酸などの不飽和カルボン酸とのモノエステル;ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ
ブチレングリコールなどのポリエーテルポリオールと2
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなどの水酸基
含有不飽和モノマーとのモノエーテル;ε−カプロラク
トンと2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートなど
の水酸基含有不飽和モノマーとのエステル化物などの水
酸基を含有する重合性不飽和化合物:スチレン、α−メ
チルスチレン、ビニルトルエン、α−クロルスチレンな
どの芳香族重合性不飽和モノマーなどを挙げることがで
きる。本発明において、各化合物の語尾の「(メタ)ア
クリレート」は「アクリレート又はメタクリレート」を
意味する。
【0019】カルボキシル基含有アクリル樹脂をポジ型
感光性レジスト用に用いる場合には、露光によってカル
ボキシル基などの酸基などを発生する感光剤を併用する
か、樹脂中に感光基を導入することが行われる。これに
よって露光後の現像を好適に行うことができるようにな
る。この感光剤としては、ベンゾキノンジアジド、ナフ
トキノンジアジドなどを挙げることができる。感光基と
してはベンゾキノンジアジド基、ナフトキノンジアジド
基などを挙げることができる。
【0020】カルボキシル基含有アクリル樹脂をネガ型
感光性レジスト用に用いる場合には、樹脂中に重合性不
飽和基を導入することが一般的に行われる。重合性不飽
和基の導入は例えば、アクリル樹脂中のカルボキシル基
の一部にグリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エ
ポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリレートなど
のエポキシ基を有する重合性不飽和化合物を反応させる
方法、アクリル樹脂中の水酸基又はカルボキシル基の一
部にm−イソプロペニル−α,α−ジメチルベンジルイ
ソシアネートやイソシアナトエチル(メタ)アクリレー
トなどのイソシアネート基含有重合性不飽和モノマーを
反応させる方法などを用いることができる。
【0021】ネガ型感光性レジスト用の電着浴において
は、基体樹脂以外に、光重合開始剤が配合され、さらに
必要に応じて重合性不飽和モノマー、重合性不飽和基を
2個以上有する多官能モノマー、増感剤などが配合され
る、また基体樹脂に光重合開始能を有する感光基を導入
してもよく、この場合には光重合開始剤の配合を省略す
ることができる。
【0022】上記光重合開始剤としては、ベンゾイン、
ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテ
ル、2−メチルベンゾイン、ベンジル、ベンジルジメチ
ルケタール、ジフェニルスルフィド、テトラメチルチウ
ラムモノサルファイド、ジアセチル、エオシン、チオニ
ン、ミヒラーケトン、アントラセン、アントラキノン、
クロルアントラキノン、メチルアントラキノン、アセト
フェノン、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、p−イ
ソプロピルαヒロドキシイソブチルフェノン、α−α´
ジクロル−4−フェノキシアセトフェノン、1−ヒドロ
キシ−1−シクロヘキシルアセトフェノン、2,2−ジ
メトキシ−2−フェニルアセトフェノン、メチルベンゾ
イルフォルメイト、2−メチル−1−〔4−(メチルチ
オ)フェニル〕−2−モルフォリノ−プロパノン−1、
チオキサントン、ベンゾフェノンなどを挙げることがで
きる。
【0023】上記必要に応じて使用される重合性不飽和
モノマーとしては、前記カルボキシル基含有アクリル樹
脂を構成するカルボキシル基含有重合性不飽和モノマ
ー、その他の重合性不飽和モノマーなどを挙げることが
できる。
【0024】上記必要に応じて使用される多官能モノマ
ーとしては、例えば、エチレングリコールジ(メタ)ア
クリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1,3−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、1,4−ブタンジオールジアクリレート、グリセリ
ンジ(メタ)アクリレート、グリセリントリ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、
ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペン
タエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペン
タエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ヒドロ
キシイソシアヌレートトリ(メタ)アクリレート、ネオ
ペンチルグリコールジアクリレート、1,6−ヘキサン
ジオールジアクリレートなどを挙げることができる。
【0025】被塗物の腐食防止のためのカチオン電着浴
としては、種々のものを挙げることができるが、なかで
も例えばアミン付加エポキシ樹脂に代表されるポリアミ
ン樹脂が好ましい。
【0026】上記アミン付加エポキシ樹脂としては、例
えば、 (i)ポリエポキシド化合物と1級モノ−及びポリアミ
ン、2級モノ−及びポリアミン又は1,2級混合ポリア
ミンとの付加物(例えば米国特許第3,984,299
号明細書参照); (ii)ポリエポキシド化合物とケチミン化された1級ア
ミノ基を有する2級モノ−及びポリアミンとの付加物
(例えば米国特許第4,017,438号明細書参
照); (iii)ポリエポキシド化合物とケチミン化された1級ア
ミノ基を有するヒドロキシ化合物とのエーテル化により
得られる反応物(例えば特開昭59−43013号公報
参照)などが挙げられる。
【0027】上記アミン付加エポキシ樹脂の製造に使用
されるポリエポキシド化合物は、エポキシ基を1分子中
に2個以上有する化合物であり、一般に少なくとも20
0、好ましくは400〜4,000、さらに好ましくは
800〜2,000の範囲内の数平均分子量を有するも
のが適しており、特にポリフェノール化合物とエピクロ
ルヒドリンとの反応によって得られるものが好ましい。
【0028】該ポリエポキシド化合物の形成のために用
いうるポリフェノール化合物としては、例えばビス(4
−ヒドロキシフェニル)−2,2−プロパン、4,4−
ジヒドロキシベンゾフェノン、ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)−1,1−エタン、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)−1,1−イソブタン、ビス(4−ヒドロキシ−
tert−ブチル−フェニル)−2,2−プロパン、ビス
(2−ヒドロキシナフチル)メタン、1,5−ジヒドロ
キシナフタレン、ビス(2,4−ジヒドロキシフェニ
ル)メタン、テトラ(4−ヒドロキシフェニル)−1,
1,2,2−エタン、4,4−ジヒドロキシジフェニル
スルホン、フェノールノボラック、クレゾールノボラッ
ク等が挙げられる。
【0029】該ポリエポキシド化合物はポリオール、ポ
リエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリ
アミドアミン、ポリカルボン酸、ポリイソシアネート化
合物などと一部反応させたものであってもよく、更にま
た、ε−カプロラクトン、アクリルモノマーなどをグラ
フト重合させたものであってもよい。
【0030】本発明において、電着浴が熱硬化性を有す
る場合、基体樹脂は、外部架橋性(すなわち、硬化剤の
添加により架橋するタイプ)及び内部(又は自己)架橋
型のいずれのタイプのものであってもよく、外部架橋型
の樹脂の場合に併用される硬化剤としては、例えば(ブ
ロック)ポリイソシアネート化合物やアミノ樹脂等の従
来から既知の架橋剤であることができ、特にブロックポ
リイソシアネート化合物が好ましい。また、内部架橋型
の樹脂としてはブロックポリイソシアネート型を含有す
るものが好適である。
【0031】上記外部架橋型樹脂に対して硬化剤として
使用しうるブロックイソシアネート化合物は、各々ほぼ
理論量のポリイソシアネート化合物とイソシアネートブ
ロック剤との付加反応生成物であることができる。この
ポリイソシアネート化合物としては、例えば、トリレン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、フェ
ニレンジイソシアネート、ビス(イソシアネートメチ
ル)シクロヘキサン、テトラメチレンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、メチレンジイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネートなどの芳香
族、脂環族又は脂肪族のポリイソシアネート化合物及び
これらのイソシアネート化合物の過剰量にエチレングリ
コール、プロピレングリコール、トリメチロールプロパ
ン、ヘキサントリオール、ヒマシ油などの低分子活性水
素含有化合物を反応させて得られる末端イソシアネート
基含有化合物が挙げられる。
【0032】一方、前記イソシアネートブロック剤はポ
リイソシアネート化合物のイソシアネート基に付加して
ブロックするものであり、そして付加によって生成する
ブロックイソシアネート化合物は常温において安定で且
つ約100〜200℃に加熱した際、ブロック剤を解離
して遊離のイソシアネート基を再生しうるものであるこ
とが望ましい。このような要件を満たすブロック剤とし
ては、例えばε−カプロラクタム、γ−ブチロラクタム
などのラクタム系化合物;メチルエチルケトオキシム、
シクロヘキサノンオキシムなどのオキシム系化合物;フ
ェノール、パラ−t−ブチルフェノール、クレゾールな
どのフェノール系化合物;n−ブタノール、2−エチル
ヘキサノールなどの脂肪族アルコール類;フェニルカル
ビノール、メチルフェニルカルビノールなどの芳香族ア
ルキルアルコール類;エチレングリコールモノブチルエ
ーテルなどのエーテルアルコール系化合物等が挙げられ
る。
【0033】これらのうち、オキシム系及びラクタム系
のブロック剤は、比較的低温で解離するブロック剤であ
るため、電着塗料組成物の硬化性の点から特に好適であ
る。ブロックイソシアネート基を基体樹脂分子中に有す
る自己架橋するタイプにおける基体樹脂中へのブロック
イソシアネート基の導入方法は従来既知の方法を用いる
ことができ、例えば部分ブロックしたポリイソシアネー
ト化合物中の遊離のイソシアネート基と基体樹脂中の活
性水素含有部とを反応させることによって導入すること
ができる。
【0034】基体樹脂の水溶性化ないし水分散化は、カ
チオン系樹脂の場合には通常、該樹脂をギ酸、酢酸、乳
酸などの水溶性有機酸などの酸で中和して水溶化・水分
散化することによって行うことができ、また、アニオン
系樹脂の場合には水溶性有機酸のかわりにアミン、アル
カリ金属水酸化物などのアルカリで中和して、水溶化・
水分散化することによって行うことができる。
【0035】本発明において使用する電着浴には、必要
に応じて、着色顔料、防錆顔料、体質顔料などの顔料
類、有機溶剤、顔料分散剤、塗面調整剤、硬化触媒など
の塗料添加物を配合することができる。また、上記電着
浴がブロックポリイソシアネートを架橋剤とするもので
あったり、ブロックイソシアネート型の内部架橋型樹脂
である場合には、硬化触媒として有機錫化合物を配合す
ることができる。該有機錫化合物としては、例えばジブ
チル錫オキサイド、ジオクチル錫オキサイドなどの有機
錫酸化物;ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジア
セテート、ジオクチル錫ベンゾエートオキシ、ジブチル
錫ベンゾエートオキシ、ジオクチル錫ジベンゾエート、
ジブチル錫ジベンゾエートなどの脂肪族あるいは芳香族
カルボン酸のアルキル錫化合物等が例示できる。かかる
有機錫化合物の配合量や配合法等は従来一般に採用され
ているものと同様とすることができる。
【0036】本発明方法において、電着浴は一般には、
固形分濃度が約5〜40重量%となるように脱イオン水
などで希釈し、さらにpHを5.0〜9.0の範囲内に
調整し、通常、浴温15〜40℃に調整して使用するこ
とが好ましい。
【0037】本発明方法においては、電着浴中にて被塗
物と対極との間に通電して電着塗膜を形成するにあた
り、通電する電気信号が、直流に100〜50,000
ヘルツの交流を、直流:交流の入力電力比率が1:0.
005〜0.5、好ましくは1:0.01〜0.1とな
る割合で加えてなる電気信号であることが必要である。
入力電力Pは、下記式で表すことができる。
【0038】 P=PDC+PAC =PDC+kPDC・fAC ここで、PDC:直流成分の入力電力値 PAC:交流成分の入力電力値 k :直流に対する交流の入力電力比率 fAC:交流の波形関数 を表す。
【0039】本発明において直流:交流の入力電力比率
が1:0.005〜0.5ということは、上記式におけ
るkの値が0.005〜0.5の範囲内にあることを意
味する。交流における波形は、正弦波、鋸波、矩形波な
ど種々の波形であることができる。上記式における交流
の波形関数fAcは、交流における波形が正弦波である時
には下記式で表される。
【0040】fAC=sin(ωt+θ) ここで、ωは、角速度、tは、時間、θは、位相を表
す。
【0041】上記入力電力比率の電気信号とは、例え
ば、直流成分の通電方法が定電流法(直流成分が一定電
流値)であり、交流を混合することによって規則的に一
定幅内で電流値を変動させる方法による電気信号にて電
着塗装を行う場合には、通電する電気信号が、直流に交
流を、直流の電流値:交流の最大ピーク電流値が1:
0.005〜0.5となる割合で加えてなる電気信号で
あることを意味する。すなわち下記式におけるkの値
(直流に対する交流の入力電力比率)が0.005〜
0.5となる範囲の混合割合である。
【0042】I=IO +kIO ・fAC ここで、 I :直流と交流とを混合してなる電流値 IO :直流成分の電流値 kIO ・fAC:混合する交流の電流値 を表し、kおよびfACは、それぞれ前記と同じ意味を有
する。
【0043】また直流成分の通電方法が定電圧法(直流
成分が一定電圧値)であり、交流を混合することによっ
て規則的に一定幅内で電圧値を変動させる方法による電
気信号にて電着塗装を行う場合には、通電する電気信号
が、直流に交流を、直流の電圧値:交流の最大ピーク電
圧値が1:0.005〜0.5となる割合で加えてなる
電気信号であることを意味する。すなわち下記式におけ
るkの値(直流に対する交流の入力電力比率)が0.0
05〜0.5となる範囲の混合割合である。
【0044】V=VO +kVO ・fAC ここで、 V :直流と交流とを混合してなる電圧値 VO :直流成分の電圧値 kVO ・fAC:混合する交流の電圧値 を表し、kおよびfACは、それぞれ前記と同じ意味を有
する。
【0045】本発明において、上記入力電力比率の電気
信号を使用することにより、被塗物表面で発生した気泡
や金属イオンの拡散を促進することができる。したがっ
てアニオン電着塗装においては、電着塗膜中への気泡の
混入、溶出した金属イオンによる樹脂中のカルボキシル
基などの酸性基との高分子錯体の形成を抑制することが
でき、カチオン電着塗装においては、電着塗膜中への気
泡の混入を抑制することができる。
【0046】これらの作用効果が発揮される理由は明ら
かではないが、本発明者は、気泡や金属イオンの拡散の
促進については、この特定の電気信号を使用することに
より電気振動(電圧変動、電流変動)が起こるので、軽
い物質である気泡や金属イオンに対して超音波分散と同
様の拡散が起こるものと考えている。
【0047】上記電気信号における交流の混合割合が
0.005より小さいと交流を混合した効果が十分でな
く、一方、0.5を超えると交流による電気振動(電圧
変動、電流変動)が大きくなり過ぎ、電気振動によって
電着塗料の被塗物上への析出が阻害され、析出による塗
膜形成に長時間を要することになる。
【0048】混合する交流の振動数が、100ヘルツよ
り小さいと電着塗料中の樹脂エマルション粒子も電気振
動の影響を受けて析出効率が低下し膜厚がつかなくな
り、まら樹脂エマルション粒子同士の凝集が起こる。一
方、50,000ヘルツを超えると樹脂エマルション粒
子だけでなく気泡や金属イオンも電気振動に追従できな
くなり拡散効率が低下してくるので交流を混合する意味
がなくなる。
【0049】本発明方法において、通電する電気信号の
電圧は、10〜400Vの範囲が好ましく、また通電す
る電気信号の電流は、1〜100A/m2の範囲であること
が好ましい。
【0050】本発明方法において、通電方法は、直流成
分の通電方法が定電流法である通電方法であってもよい
し、直流成分の通電方法が定電圧法である通電方法であ
ってもよく、両者を併用したものであってもよい。
【0051】
【発明の効果】本発明の電着塗装方法により、アニオン
電着塗装によるレジスト膜形成の際に、レジスト膜中へ
の気泡の混入を抑制できるので得られるプリント配線基
板の画線のピンホール発生や断線などを減少させること
ができ、また陽極である銅基板表面から溶出した銅イオ
ンによる高分子錯体の形成も抑制できることから、現像
性が良好であり、回路ショートなどの不良を減少させる
ことができる。
【0052】本発明の電着塗装方法により防食性の電着
塗膜を形成する場合には、アニオン電着塗装、カチオン
電着塗装のいずれにおいても電着塗膜中への気泡の混入
を抑制できるので得られる電着塗膜は、気泡部分への水
や塩分などの腐食物質の侵入を低減でき防食性に優れた
塗膜を得ることができる。
【0053】
【実施例】本発明を実施例によりさらに具体的に説明す
る。
【0054】実施例1 浴液温度27℃のポジ型アニオン電着レジスト用水系エ
マルション(ナフトキノンジアジド基を5重量%有する
カルボキシル基含有アクリル樹脂、酸価40、重量平均
分子量20,000、固形分15重量%)中に、2×3
50×460mmの大きさの銅張ガラス繊維強化エポキシ
基板(銅厚40μm )を浸漬し、この基板を陽極とし、
同じ大きさのSUS304ステンレス鋼板を陰極として
電着塗装を行いレジスト膜厚10μm のレジスト塗装板
を得た。
【0055】電源として、(株)NFブロック社製のパ
ワー電源4502を使用し、直流電流密度を100mA/d
m2とした。さらに(株)NFブロック社製のシンセサイ
ザーを使用し、交流成分として15,000ヘルツの正
弦波を発生させ、最大と最小の電流密度の幅が20mA/d
m2である交流を上記直流に混合し、90〜110mAで振
動する電流を合成した。この合成電流における直流:交
流の入力電力比率は1:0.1である。この合成電流を
40秒間通電してレジスト塗装板を得た。
【0056】ついで上記塗装板のレジスト膜上に、ライ
ン/スペース=50/50μm のポジ型マスクを介して
紫外線露光機にて露光量が100mj/cm2となるように紫
外線を照射し、さらに液温30℃の0.5%炭酸ナトリ
ウム水溶液を現像液として60秒間スプレーして現像を
行いレジストパターンを形成した。
【0057】このレジストパターンの外観を電子顕微鏡
写真にて観察したところ、未露光部分の残存するレジス
ト膜に気泡によるピンホール状の欠陥は見られず、また
露光部分のレジスト膜は溶解しており残膜は見られず良
好な現像性を示していた。
【0058】つぎに上記レジストパターンを形成した塗
装板に、液温50℃の塩化第二銅−過酸化水素水エッチ
ング液を60秒間スプレーし、露出した銅を溶解させ、
画線を形成させた後、液温50℃の3%苛性ソーダ水溶
液を剥離液として90秒間スプレーし、残存レジスト膜
を除去した。得られたプリント配線基板の銅回路パター
ンの外観を電子顕微鏡写真にて観察した。
【0059】実施例2 浴液温度25℃のネガ型アニオン電着レジスト用水系エ
マルション(カルボキシル基含有アクリル樹脂、酸価4
0、重合性不飽和基量3.0当量/kg 樹脂、重量平均分
子量15,000、固形分10重量%)中に、実施例1
で使用した銅張ガラス繊維強化エポキシ基板を浸漬し、
通電する電流を下記のとおりとし、通電時間を30秒と
する以外、実施例1と同様にして電着塗装を行いレジス
ト膜厚10μm のレジスト塗装板を得た。通電する電流
として、直流成分の直流電流密度を100mA/dm2とし、
交流成分として30,000ヘルツの矩形波である、最
大と最小の電流密度の幅が10mA/dm2である交流を上記
直流に混合し、95〜105mAで振動する電流に合成し
たものを使用した。この合成電流における直流・交流の
入力電力比率は1:0.05である。
【0060】ついで上記塗装板のレジスト膜上に、ライ
ン/スペース=50/50μm のネガ型マスクを介して
紫外線露光機にて露光量が150mj/cm2となるように紫
外線を照射し、さらに液温30℃の1.0%炭酸ナトリ
ウム水溶液を現像液として60秒間スプレーして現像を
行いレジストパターンを形成した。
【0061】このレジストパターンの外観を電子顕微鏡
写真にて観察したところ、未露光部分の残存するレジス
ト膜に気泡によるピンホール状の欠陥は見られず、また
露光部分のレジスト膜は溶解しており残膜は見られず良
好な現像性を示していた。
【0062】つぎに上記レジストパターンを形成した塗
装板に、実施例1と同様にエッチング及び残存レジスト
膜の剥離を行った。得られたプリント配線基板の銅回路
パターンの外観を電子顕微鏡写真にて観察した。
【0063】比較例1 実施例1において、電着塗装時の通電する電流として、
直流のみを使用し、直電流密度100mA/dm2の条件で電
着塗装する以外は実施例1と同様に行いレジスト塗装板
を得た。
【0064】ついで上記塗装板に実施例1と同様の条件
で、露光、現像を行い、現像後のレジストパターンの外
観を電子顕微鏡写真にて観察した。ついでエッチングを
行ったがエッチングのためのスプレー時間は60秒間で
は露光部分の銅の溶解が不十分であり、溶解を十分に行
うのに90秒間を要した。エッチングにおけるスプレー
時間を90秒間とする以外は実施例1と同様にしてエッ
チング及び残存レジスト膜の剥離を行った。残存レジス
ト膜剥離工程後のプリント配線基板の銅回路パターンの
外観を電子顕微鏡写真にて観察した。
【0065】比較例2 実施例2において、電着塗装時の通電する電流として、
直流のみを使用し、直流電流密度100mA/dm2の条件で
電着塗装する以外は実施例2と同様に行いレジスト塗装
板を得た。
【0066】ついで上記塗装板に実施例2と同様の条件
で、露光、現像を行い、現像後のレジストパターンの外
観を電子顕微鏡写真にて観察した。ついでエッチングを
行ったがエッチングのためのスプレー時間は60秒間で
は露光部分の銅の溶解が不十分であり、溶解を十分に行
うのに90秒間を要した。エッチングにおけるスプレー
時間を90秒間とする以外は実施例1と同様にしてエッ
チング及び残存レジスト膜の剥離を行った。残存レジス
ト膜剥離工程後のプリント配線基板の銅回路パターンの
外観を電子顕微鏡写真にて観察した。
【0067】実施例1、2ならびに比較例1および2に
おけるプリント配線基板の作成を繰返し行い、各例にお
ける、現像後及び残存レジスト膜剥離工程後における基
板の観察結果を下記表1に示す。表1において、剥離工
程後の不良率とは、銅回路パターンにおいて、ショート
又は断線が発生したプリント配線基板の割合を意味す
る。例えば、100枚の基板のうち1枚の基板にショー
ト又は断線が発生する場合、不良率は1%となる。
【0068】
【表1】
【0069】製造例1 エピコート1004(*1)1,900部をブチルセロ
ソルブ1,012部に溶解し、ジエチルアミン124部
を80〜100℃で滴下後120℃で2時間保持して、
アミン価47をもつエポキシ樹脂−アミン付加物を得
た。
【0070】次にアミン価100をもつダイマー酸タイ
プポリアミド樹脂〔商品名「バーサミド460」、ヘン
ケル白水(株)製〕1,000部をメチルイソブチルケ
トン429部に溶かし、130〜150℃に加熱還流
し、生成水を留去して該アミド樹脂の末端アミノ基をケ
チミンに変えた。このものを150℃で約3時間保持
し、水の留出が停止してから60℃に冷却する。ついで
このものを前記エポキシ樹脂−アミン付加物に加えて1
00℃に加熱し、1時間保持後室温に冷却して固形分6
8%及びアミン価65のエポキシ樹脂−アミノ−ポリア
ミド付加樹脂のワニスを得た。
【0071】上記で得たワニス103部(樹脂固形分で
70部)、キシリレンジイソシアネートの2−エチルヘ
キシルアルコールブロック化物30部(固形分で)、1
0%酢酸15部を配合し、均一に攪拌した後、脱イオン
水150部を強く攪拌しながら約15分間かけて滴下
し、固形分33.6%のカチオン電着用クリヤーエマル
ジョンを得た。
【0072】別に固形分80%のエポキシ系顔料分散樹
脂溶液5部にチタン白14部、精製クレー10部、カー
ボンブラック1部、塩基性ケイ酸鉛1部、ジオクチル錫
オキサイド3部及び脱イオン水35.7部を混合、分散
して顔料ペーストを得た。
【0073】上記クリヤーエマルジョン298部に上記
顔料ペースト69.7部及び脱イオン水を攪拌下に加
え、混合して固形分約20%のカチオン型電着塗料を得
た。
【0074】(*1)エピコート1004:油化シェル
エポキシ社製、エポキシ当量約950を有するビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂。
【0075】実施例3 製造例1で得たカチオン型電着塗料中に燐酸亜鉛処理冷
延鋼板を浸漬し、通電する電流の電圧を下記のとおりと
し、通電時間を180秒間とする以外、実施例1と同様
にして電着塗装を行い、ついで水洗後、160℃で20
分間乾燥し、膜厚15μm の電着塗装板を得た。通電す
る電流の電圧として、直流電圧を150Vとし、交流成
分として10,000ヘルツの鋸波である、最大と最小
の電圧の幅が30Vの交流を上記直流に混合し135〜
165Vで振動する電圧に合成したものを使用した。こ
の電圧の電流における直流:交流の入力電力比率は1:
0.1である。
【0076】実施例4 カルボキシル基含有アクリル樹脂系アニオン型電着塗料
組成物中にアルミニウム板を浸漬し、通電する電流の電
圧を下記のとおりとする以外は実施例3と同様に電着塗
装を行い、ついで水洗後、180℃で30分間乾燥し、
膜厚10μm の電着塗装板を得た。通電する電流の電圧
として、直流電圧を100Vとし、交流成分として1
0,000ヘルツの鋸波である、最大と最小の電圧の幅
が10Vの交流を上記直流に混合し95〜105Vで振
動する電圧に合成したものを使用した。この電圧の電流
における直流:交流の入力電力比率は1:0.05であ
る。 比較例3 実施例3において、電着塗装時の通電する電流として、
直流のみを使用し直流電圧150Vの条件で電着塗装す
る以外は実施例3と同様に行い膜厚15μm の電着塗装
板を得た。
【0077】比較例4 実施例4において、電着塗装時の通電する電流として、
直流のみを使用し直流電圧100Vの条件で電着塗装す
る以外は実施例4と同様に行い膜厚10μm の電着塗装
板を得た。
【0078】実施例3、4ならびに比較例3および4で
得た塗装板について耐食性試験を下記方法に従って行っ
た。その結果を後記表2に示す。
【0079】耐食性試験方法 電着塗装板において、素地に達するように電着塗膜にナ
イフでクロスカット傷を入れ、JIS Z−2371に
準じて1,000時間塩水噴霧試験を行い、ナイフ傷か
らの最大の錆幅又はフクレ幅及びカット傷のない部分に
おける塗面外観を評価した。
【0080】
【表2】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電着浴中にて被塗物と対極との間に通電
    して電着塗膜を形成する電着塗装方法において、通電す
    る電気信号が、直流に100〜50,000ヘルツの交
    流を、直流:交流の入力電力比率が1:0.005〜
    0.5となる割合で加えてなる電気信号であることを特
    徴とする電着塗装方法。
  2. 【請求項2】 直流成分の通電方法が定電流法であり、
    通電する電気信号が、直流に交流を、直流の電流値:交
    流の最大ピーク電流値が1:0.005〜0.5となる
    割合で加えてなる電気信号であることを特徴とする請求
    項1記載の電着塗装方法。
  3. 【請求項3】 直流成分の通電方法が定電圧法であり、
    通電する電気信号が、直流に交流を、直流の電圧値:交
    流の最大ピーク電圧値が1:0.005〜0.5となる
    割合で加えてなる電気信号であることを特徴とする請求
    項1記載の電着塗装方法。
  4. 【請求項4】 電着浴がアニオン電着性感光性レジスト
    浴であることを特徴とする請求項2記載の電着塗装方
    法。
JP19006095A 1995-07-26 1995-07-26 電着塗装方法 Pending JPH0931693A (ja)

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