JPH09315301A - 鉄道車両構体 - Google Patents

鉄道車両構体

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JPH09315301A
JPH09315301A JP8139869A JP13986996A JPH09315301A JP H09315301 A JPH09315301 A JP H09315301A JP 8139869 A JP8139869 A JP 8139869A JP 13986996 A JP13986996 A JP 13986996A JP H09315301 A JPH09315301 A JP H09315301A
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JP
Japan
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truss
hollow mold
vehicle
surface materials
structure body
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Pending
Application number
JP8139869A
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English (en)
Inventor
Michifumi Takechi
通文 武市
Sumio Okuno
澄生 奥野
Hitoshi Tsuruta
仁 鶴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T30/00Transportation of goods or passengers via railways, e.g. energy recovery or reducing air resistance

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  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】鉄道車両構体に係り、特に高速で走行する鉄道
車両における車内の騒音化に好適な鉄道車両構体を提供
することを目的とする。 【解決手段】軽合金製の表材61,62および該表材間
をつなぐトラス材63を有する中空型材60で構成され
た台枠、側構体、屋根構体および妻構体を組合せて接合
して構成される鉄道車両構体において、少なくとも前記
表材61,61のうち車内側の表材61に突起部66を
設ける。本発明によれば、軽量で耐圧性向上及び車内騒
音の低減効果の優れた鉄道車両構体を提供することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽合金製の鉄道車
両構体に係り、特に高速で走行する鉄道車両に好適な鉄
道車両構体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速鉄車両の軽量化手段として、軽合金
製の構体が採用されている。特開平2−279457号
公報に示すものは、表材の片面に多数のリブを有する押
出し型材と柱とを溶接して構体を構成している。リブは
柱に溶接している。特開平2−246863号公報に示
すものは、2つの表材と該表材間を接続するとラス材と
を一体の中空型材で製作したものである。
【0003】高速鉄道車両では、車輪や駆動モータの回
転による振動、あるいは牽引による振動、また、トンネ
ル内を走行中の空気加振により、車体の振動が発生し、
大きな車内騒音が発生することが知られている。このた
め、制振材や遮音材を構体に貼付ることが行われてい
る。しかし、車両の軽量化に反するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高速鉄道車両では軽量
化と車内の低騒音化が求められている。中空型材は軽量
化に有効な手段である。このため、中空型材の板材の厚
さを薄くすることが行われている。しかし、このように
すると、中空型材の板材が振動し、騒音の発生となる。
従来では多量の制振材や遮音材を必要としている。
【0005】本発明の目的は、車内騒音を低減できる軽
量なする鉄道車両構体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的は、台枠、側構
体、屋根構体および妻構体の少なくとも一つを、2つの
表材と該表材間をつなぐトラス材とからなる軽合金製の
中空型材で形成した鉄道車両構体において、少なくとも
前記表材のうち車内側の表材に突起部を設けることによ
り、達成される。
【0007】中空型材は、面外曲げ剛性が高いため、台
車等からの外部加振による振動量が小さい。さらに、表
材のうち少なくとも車内側の表材に突起部を中空型材内
に有するため車内側局部の板場の剛性が増加する。これ
により、中空型材における車内側局部の板場の振動を低
減することができるので、車内側の表材より客室内へ放
射される音圧を低減することができる。
【0008】したがって、本発明によれば、台車により
支持される近傍の屋根構体、側構体および床板の共振に
よる振動を小さくすることが可能となり、これによって
鉄道車両の車内の静音化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例の鉄道車
両構体を図1、図4、および図5によって説明する。
【0010】鉄道車両構体10は図4および図5に示す
ように、台枠20、側構体30、屋根構体40および妻
構体50から構成されている。特に、台枠20、側構体
30、屋根構体40は、軽合金製の押出し型材の中空型
材を溶接して構成している。台枠20、側構体30、屋
根構体40は、複数の中空型材から成る。
【0011】図1は側構体30を構成する1つの中空型
材60を示すものである。中空型材60は、車内側の表
材61、車外側の表材62、該2つの表材61,62を
つなぐトラス材63、および中空型材60の幅方向の端
部において前記2つの表材61,62を最短距離でつな
ぐ直線材64と、から構成されている。
【0012】中空型材60はその端部において隣接する
中空型材60に溶接している。車内側の表材61には内
部に空間70側に向けて突起部66を設けている。突起
部66は、表材61と2つのトラス材63,63とで構
成する3角形の空間70内のそれぞれにある。突起部6
6は2つのトラス材63,63と表材61との2つの接
続部の中間にある。つまり、板場の長さ方向の中間にあ
る。突起部66を含めて押出し型材で一体に製作してい
る。表材61,62の板厚:2.0mm、トラス材63
の板厚:1.5mm、突起部66の突出代:5.0m
m、幅:5.0mmである。
【0013】台枠20、屋根構体30も同様に、突起部
付きの中空型材で構成している。妻構体も同様に構成で
きる。
【0014】かかる構成によれば、突起部66により、
車内側の表材61の局部の板場の剛性が増加するため、
台車からの振動が伝ぱしても、車内側の表材61におけ
る局部の板場の振動を低減することができるので、車内
側の表材61が振動することにより客室内へ放射される
音圧を低減することができる。また、トンネル内を走行
中の車体における空気加振による振動に対しても同様で
ある。したがって、台車により支持される近傍の屋根構
体、側構体および床板の共振による振動を小さくするこ
とが可能となり、これによって鉄道車両の車内の静音化
を図ることができる。しかも、中空型材は、一般的に遮
音性能が高く、特に透過音に対して効果的であることか
ら、トンネル内を走行中の車体における空気加振による
振動に対しても、側構造あるいは床構造および内装パネ
ルの共振を小さくすることができるので鉄道車両の車内
の静音化を図ることができる。
【0015】また、突起部66は室内側の表材61に設
けている。室内の騒音に対してより影響のある室内側の
表材61に突起部66を設けているので、室外側の表材
62に突起部を設けるよりは低騒音化の効果が得られる
ものである。
【0016】突起部66は表材61の外側、すなわち、
室内側の表面に設けてもよい。中空型材60の内部に突
起部66を設けているので、中空型材60の室内側に配
置する断熱材の貼り付けや内装板の取付けの邪魔になら
ないものである。
【0017】上記実施例では、突起部66の形状は断面
が角型であるが、半円状等の丸型にできる。
【0018】また、上記実施例では、表材61とトラス
材63,63との交点の中間に突起部66を設置してい
るが、一方の交点側に一部の突起部66または全ての突
起部66を位置させることが考えられる。これによれ
ば、対象とする周波数を変更できる。
【0019】図2の実施例は、突起部66,67,68
を表材61,62、およびトラス材63にそれぞれ設け
ている。突起部66,67,68は表材61,62、ト
ラス材63のそれぞれの板場の長さ方向の中間にある。
他は図1の実施例と同様である。
【0020】かかる構成によれば、突起部67,68に
より、車外側の表材62およびトラス材63の局部の板
場の振動も低減することができるため、前記実施例より
もさらに車内側の表材61から客室内へ放射される音圧
を低減することができる。
【0021】図3の実施例は、車内側の表材61には、
1つの3角形の空間内に、つまり、1つの板場の長さの
範囲内に2つの突起部66を設けている。トラス材63
との接続部と突起部66との距離よりも2つの突起部6
6の間隔の方が大きい。
【0022】かかる構成によれば、1つの板場に複数個
の突起部66,66があるので、台車から伝ぱする特定
の周波数(例えば、台車の電動機の回転周波数の整数倍
周波数)の振動による共振をさけることができる。ま
た、表剤61の曲げ合成が大きくなるので、振動を低減
できる。従って、前記実施例よりさらに車内側の表材よ
り客室内へ放射される音圧を低減することができる。
【0023】上記各実施例を組み合わせて所望の周波数
を低減できる。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
車内の静音化を図れる鉄道車両構体を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の中空型材の縦断面図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例の中空型材の縦断面図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例の中空型材の縦断面図であ
る。
【図4】本発明の一実施例の鉄道車両構体の斜視図であ
る。
【図5】図4の縦断面図である。
【符号の説明】
10…鉄道車両構体、20…台枠、30…側構体、40
…屋根構体、50…妻構体、60…中空型材、61…車
内側表材、62…車外側表材、63…トラス材、66,
67,68…突起部、70…中空型材内部空間。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台枠、側構体、屋根構体および妻構体の少
    なくとも一つを、2つの表材と該表材間をつなぐトラス
    材とからなる軽合金製の中空型材で形成した鉄道車両構
    体において、少なくとも前記表材のうち車内側の表材に
    突起部を設けたこと、を特徴とする鉄道車両構体。
  2. 【請求項2】請求項1記載の鉄道車両構体において、前
    記2つの表材および前記トラス材のそれぞれに突起部を
    設けたこと、を特徴とする鉄道車両構体。
  3. 【請求項3】請求項1記載の鉄道車両構体において、前
    記突起部は中空型材の内側に設けていること、を特徴と
    する鉄道車両構体。
  4. 【請求項4】請求項1記載の鉄道車両構体において、前
    記トラス材と前記トラス材との間に前記突起部を複数設
    けたこと、を特徴とする鉄道車両構体。
  5. 【請求項5】請求項1記載の鉄道車両構体において、前
    記トラス材の配置間隔に比べて前記突起部の配置間隔を
    異ならせたこと、を特徴とする鉄道車両構体。
  6. 【請求項6】2つの表材と該表材間をつなぐトラス材と
    からなる軽合金製の中空型材において、少なくとも前記
    表材のうち一方の表材に突起部を設けたこと、を特徴と
    する中空型材。
  7. 【請求項7】請求項6記載の中空型材において、前記2
    つの表材および前記トラス材のそれぞれに突起部を設け
    たこと、を特徴とする中空型材。
  8. 【請求項8】請求項6記載の中空型材において、前記突
    起部は中空型材の内側に設けていること、を特徴とする
    中空型材。
  9. 【請求項9】請求項6記載の中空型材において、前記ト
    ラス材と前記トラス材との間に前記突起部を複数設けた
    こと、を特徴とする中空型材。
  10. 【請求項10】請求項6記載の中空型材において、前記
    トラス材の配置間隔に比べて前記突起部の配置間隔を異
    ならせたこと、を特徴とする中空型材。
JP8139869A 1996-06-03 1996-06-03 鉄道車両構体 Pending JPH09315301A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009247159A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Hitachi Ltd 集電装置用防音側壁、その製造方法およびそれを備えた鉄道車両
JP2016078577A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 株式会社日立製作所 軌条車両構体
CN109854939A (zh) * 2019-01-28 2019-06-07 南京航空航天大学 一种3d打印加筋波纹夹层筒

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JP2009247159A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Hitachi Ltd 集電装置用防音側壁、その製造方法およびそれを備えた鉄道車両
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