JPH09315241A - 車両用グリルガード装置 - Google Patents
車両用グリルガード装置Info
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- JPH09315241A JPH09315241A JP13549096A JP13549096A JPH09315241A JP H09315241 A JPH09315241 A JP H09315241A JP 13549096 A JP13549096 A JP 13549096A JP 13549096 A JP13549096 A JP 13549096A JP H09315241 A JPH09315241 A JP H09315241A
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Abstract
ル2の前方に立設されるグリルガード装置において、ガ
ード部材3は常にはバンパー1から突出する使用位置に
保持されるようにする。使用しない時あるいは高速走行
を行う時等では、ガード部材3をバンパー1側へ引っ込
ませて退避位置に保持させる。これにより、フロントグ
リル2の前方空間を開放させることができ、またバンパ
ー1からの突出を解消させることで風切り音も回避でき
る。
Description
装置に関する。
グリルの保護あるいはRV車両としてのデザイン上の観
点より、グリルガードをフロントバンパーに装着するこ
とが増えてきている。そして、こうしたグリルガード5
0はボルト、ナット等を使用してバンパー51に固定さ
れてきた(図6参照)。
ものはその取付け位置が固定的であるため、次のような
点において改良の余地があった。グリルガード50はフ
ロントグリル52の前方に配置されるが、その間の隙間
寸法は充分に確保されないため、フロントグリル52の
洗浄を行う場合に清掃具を差し込むだけの充分なスペー
スがない。したがって、清掃作業がしにくい。また、特
に高速走行を行ったとき等には、風切り音を生じさせる
という課題があった。
発工夫されたものであり、その目的とするところは使い
勝手がよく、風切り音の解消等を図りうるグリルガード
装置を提供することである。
めの請求項1の発明は、車両のバンパーに組み付けられ
るガード部材を備えた車両用ガード装置であって、前記
ガード部材はバンパーから突出する使用位置と、バンパ
ー側に引っ込んで退避する退避位置との間で変位可能で
あることを特徴とするものである。
のにおいて、前記バンパー内には前記ガード部材を使用
位置と退避位置との間で変位させる駆動機構が設けられ
ていることを特徴とするものである。
2記載のものにおいて、前記ガード部材はその退避位置
において前記バンパーに凹み形成された収納凹部内にバ
ンパーの表面とほぼ面一をなして収納されることを特徴
とするものである。
ド部材は使用時にはバンパーから突出する使用位置に保
持されて保護機能を果している。しかし、不要時あるい
は高速走行等を行う時には、上記した使用位置からバン
パー側へ引っ込んだ退避位置に変位させうる。このよう
にすることで、フロントグリルの前方を開放させること
も可能であり、清掃を行う場合にも作業がしやすくな
る。また、退避位置ではバンパーからの突出量も少なく
なるため、これによって風切り音の緩和も達成できる。
材の移動動作はバンパーに内蔵された駆動機構によって
行われる。駆動機構はバンパー内部に収められるため、
新たな設置ペースを必要とせず、また車両の外観保持に
もなる。
材はその退避位置においてバンパーの表面とほぼ面一を
なすため、バンパーとしての見栄えも損なわれず、さら
に風切り音の一層の低減が達成できる。
に基づいて説明する。図1〜図6は本発明の実施形態を
示すものであり、図1において1は自動車(RV車両)
のフロントバンパーを示しており、ここにはフロントグ
リル2を保護するためのガード部材3が装着されてい
る。なお、図1ではガード部材3はバンパー1から起立
した位置(使用位置)で保持されている状態が示されて
いる。
ガードバー4と、このガードバー4を支持するための2
本のサポートバー5とから構成されている。ガードバー
4はフロントグリル2のほぼ全幅にわたる長さを有して
おり、使用位置ではフロントグリル2の前方を横切るよ
うにして位置している。両サポートバー5はガードバー
4の下面においてその両端部寄りの位置に垂下してお
り、それぞれは下向きに開口する金属製パイプによって
形成されている。
って収納凹所6が凹み形成されている。この収納凹所6
は、上記したガード部材3が退避位置(図2に示す位
置)に移動したときに、ガードバー4をバンパー1の上
面および前面とほぼ面一をなして収納させるためのもの
であり(図5参照)、したがってガードバー4の形状に
適合して形成され、かつその深さもガードバー4の厚み
に合わせて設定されている。また、収納凹所6には両サ
ポートバー5に対応してこれらを遊挿可能な一対の挿通
孔7が開口している。
を使用位置と退避位置との間で変位させるための駆動機
構が組み込まれている。まず、図5によってガード部材
3を支持している機構部分の説明を行う。
バー8の前端部が臨んでおり、その下面にはサポートバ
ー5に対応した位置に一対の取付けブラケット9が固定
され、前方へ延びている。そして、両取付けブラケット
9の先端には共にガイド軸10が立設されており、サポ
ートバー5内へ差し込まれることでガード部材3の昇降
動作を案内できるようにしている。また、サポートバー
5内にはコイルスプリング11が収容されており、ガー
ド部材3が退避位置にあるときにはガードバー4に押し
当てられて、ガード部材3全体を押し上げる方向に付勢
している。但し、サポートバー5の下端外周縁にはスト
ッパー縁12が張り出しており、バンパー1の両挿通孔
7の開口縁周りに下側から係合可能になっている。これ
によって、ガード部材3は使用位置に設定された高さ位
置に保持される。
らの操作力を伝達するためのプッシュプルケーブル13
のうちケーブルアウター13A側が固定されており、ケ
ーブルインナー13B側の先端はサポートバー5におけ
るストッパ縁12に結着されている。
バンパー1内の中央部にはギヤボックス14が配され、
このギヤボックス14はボディクロスメンバー15とバ
ンパー1とによってボルト等によって固定されている。
ギヤボックス14の底面には第1ベベルギヤ16が縦向
きにかつ回転操作可能に支持されている。この第1ベベ
ルギヤ16の回転軸の下端側はギヤボックス14の外側
へ突き出され、バンパー1の下面側へ臨むようにしてい
る。また、この回転軸の端面には操作ハンドル17の結
合部17Aを嵌め込み可能な連結凹部16Aが形成さ
れ、操作ハンドル17の操作によって第1ベベルギヤ1
6を正逆双方向に回転させることができる。
1ベベルギヤ16と噛み合う第2ベベルギヤ18が回転
可能に取り付けられている。この第2ベベルギヤ18の
回転軸を共用してウォームギヤ19が横向きにかつ回転
可能に支持され、さらにこのウォームギヤ19にはウォ
ームホイール20が噛み合っている。ウォームホイール
20の下部側はギヤボックス14内に固定されたホイー
ルハウジング21内に収容され全体が回転可能に支持さ
れている。ウォームホイール20は図4等に示すよう
に、その下部には二条の巻き取り溝22が上下に形成さ
れている。両巻き取り溝22には両プッシュプルケーブ
ル13のケーブルインナー13Bが繰り出し及び巻き取
り可能に巻き付けられている。但し、両プッシュプルケ
ーブル13のケーブルアウター13Aの端部(ギヤボッ
クス14側の端部)は巻き取り溝22によって巻かれる
前に、ホイールハウジング21の壁面によって固定され
ている。
態の作用効果を具体的に説明すると、ガード部材3が図
1に示す使用状態にあるときには、ガードバー4はコイ
ルスプリング11のばね力によってバンパー1から突出
した状態に保持されている。そして、フロントグリル2
の前方に位置することでグリル2を保護する役割を果た
している。
材3を変位させる場合には、操作ハンドル17の結合部
17Aを第1ベベルギヤ16の連結凹部16Aに嵌め込
んで所定方向に回転させる。これにより、第1ベベルギ
ヤ16が回転し、これと噛み合う第2ベベルギヤ18も
回転する。同時に、ウォームが共転するため、ウォーム
ホイール20もまた回転し、両プッシュプルケーブル1
3のケーブルインナー13Bに対する巻き取りが行われ
る。すると、プッシュプルケーブル13の他端側ではケ
ーブルインナー13Bによってサポートバー5の引き下
げ動作が行われる。この引き下げ動作は、コイルスプリ
ング11のばね力に抗して行われ、ガードバー4がバン
パー1の収納凹所6に当接するまでなされる。
り、収納凹所6内にほぼ面一の状態で収納される。ガー
ド部材3が使用位置に変位することで、フロントグリル
2の前方空間は開放されるため、清掃作業がしやすくな
る。また、特に高速走行をするような場合に、上記の要
領でガード部材3を退避位置に変位させておけば風切り
音も未然に解消でき、さらにこの場合にはバンパー1と
ほぼ面一状態で収納されていることから、外観保持にも
寄与する。
せる場合には、操作ハンドル17にて上記とは逆方向へ
第1ベベルギヤ16を回転させれば、ウォームホイール
20は両プッシュプルケーブル13のケーブルインナー
13Bを繰り出すため、ガイド部材はコイルスプリング
11のバネ力を受けて徐々に上昇する。そして、ストッ
パー縁12がバンパー1の挿通孔7の孔縁に係合するこ
とで、ガイド部材の上昇動作が規制され、もって使用位
置に保持される。
次のような変形例も本発明の技術的範囲に含まれる。
昇降する場合を示したが、前後に進退を行うようにする
形式のものであってもよい。
ケーブルの巻き取りあるいは繰り出しを手動操作によっ
て行う場合を示したが、モータ等を用いてケーブルの巻
き取り等を機械的に行うようにすることも可能である。
単独で使用するものの他、乗降用のサイドステップと連
動するようなものであってもよい。すなわち、ガード部
材3の昇降動作に連動して、サイドステップを昇降させ
るようにするものである。この場合には、例えばガード
部材3およびサイドステップをモータ等の駆動源に連携
させ、これらを車室内に設けられたスイッチの操作に基
づいて駆動させるようにすればよい。
斜視図
斜視図
Claims (3)
- 【請求項1】 車両のバンパーに組み付けられるガード
部材を備えた車両用ガード装置であって、前記ガード部
材はバンパーから突出する使用位置と、バンパー側に引
っ込んで退避する退避位置との間で変位可能であること
を特徴とする車両用グリルガード装置。 - 【請求項2】 前記バンパー内には前記ガード部材を使
用位置と退避位置との間で変位させる駆動機構が設けら
れていることを特徴とする請求項1記載の車両用グリル
ガード装置。 - 【請求項3】 前記ガード部材はその退避位置において
前記バンパーに凹み形成された収納凹部内にバンパーの
表面とほぼ面一をなして収納されることを特徴とする請
求項1または2記載の車両用グリルガード装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13549096A JP3785680B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 車両用グリルガード装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13549096A JP3785680B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 車両用グリルガード装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09315241A true JPH09315241A (ja) | 1997-12-09 |
JP3785680B2 JP3785680B2 (ja) | 2006-06-14 |
Family
ID=15152959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13549096A Expired - Fee Related JP3785680B2 (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 車両用グリルガード装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3785680B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10240181A1 (de) * | 2002-08-28 | 2004-03-11 | Webasto Vehicle Systems International Gmbh | Stossfänger für ein Fahrzeug sowie Fahrzeug mit einem Stossfänger |
CN111439228A (zh) * | 2020-04-07 | 2020-07-24 | 西华大学 | 电动轿车追尾时前保险杠主动保护方法及装置 |
CN111824054A (zh) * | 2014-09-30 | 2020-10-27 | 株式会社法尔特克 | 车辆用格栅风门 |
-
1996
- 1996-05-29 JP JP13549096A patent/JP3785680B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10240181A1 (de) * | 2002-08-28 | 2004-03-11 | Webasto Vehicle Systems International Gmbh | Stossfänger für ein Fahrzeug sowie Fahrzeug mit einem Stossfänger |
DE10240181B4 (de) * | 2002-08-28 | 2005-12-08 | Webasto Ag | Stossfänger für ein Fahrzeug sowie Fahrzeug mit einem Stossfänger |
CN111824054A (zh) * | 2014-09-30 | 2020-10-27 | 株式会社法尔特克 | 车辆用格栅风门 |
CN111824054B (zh) * | 2014-09-30 | 2023-08-29 | 株式会社法尔特克 | 车辆用格栅风门 |
CN111439228A (zh) * | 2020-04-07 | 2020-07-24 | 西华大学 | 电动轿车追尾时前保险杠主动保护方法及装置 |
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JP3785680B2 (ja) | 2006-06-14 |
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