JPH09315165A - ガスボンベ搭載装置 - Google Patents

ガスボンベ搭載装置

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Publication number
JPH09315165A
JPH09315165A JP13546596A JP13546596A JPH09315165A JP H09315165 A JPH09315165 A JP H09315165A JP 13546596 A JP13546596 A JP 13546596A JP 13546596 A JP13546596 A JP 13546596A JP H09315165 A JPH09315165 A JP H09315165A
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JP
Japan
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gas cylinder
slide member
round bar
forklift
rail
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP13546596A
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English (en)
Inventor
Tokio Yamazaki
登喜夫 山崎
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ガスボンベの取り付け、取り外しにおいて、使
用者の負担を軽減することのできるガスボンベ搭載装置
を提供する。 【解決手段】スライド部材105には、ガスボンベ(不
図示)が載せられ、バンド103によって固定される。
スライド部材105は、レール部材104に収納され、
スライド部材105の丸棒108−1がレール溝110
にはめ込まれる。バンド103に固定されたガスボンベ
を取り外す際には、スライド部材105の丸棒108−
2からストッパー111を外し、取っ手107をつかん
で、スライド部材105をの方向に引っ張る。スライ
ド部材105をいっぱいまで引っぱり出したら、のよ
うに下方に移動させ、スライド部材支持部109にスラ
イド部材105が当たるようにする。このようにするこ
とによって、ガスボンベの取り替え等の際に、ガスボン
ベの位置を搭載位置よりも低い位置に持ってくることが
出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスボンベ搭載装置
に係り、特にはフォークリフトのLPGボンベの搭載装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、産業車両としてのフォークリフト
は多くの作業現場において荷物などの積み下ろしに広く
使用されており、様々な作業現場において欠かせないも
のとなっている。
【0003】フォークリフトには、バッテリーからの電
力の供給を受けて動作する電動式フォークリフトと、ガ
ソリン等で動くエンジンを搭載したエンジン式フォーク
リフトとがある。更に、エンジン式フォークリフトにお
いては、ガソリンエンジンを搭載したもの、ディーゼル
エンジンを搭載したもの、LPGで動作するもの等があ
る。
【0004】LPG車は、ディーゼル車、ガソリン車に
比べて排気ガスが比較的クリーンな上、ランニングコス
トの面でも両型車に比べて殆ど劣ることがないので、屋
内での使用を中心に近年確固たるシェアを有するように
なっている。
【0005】LPGで動作するフォークリフトの場合に
は動力源となるLPGを充填したガスボンベをフォーク
リフトの機台に搭載する構成となっている。図7は、L
PGで動作するフォークリフトと、フォークリフトの機
台に設けられた従来のガスボンベ搭載装置を説明する図
である。
【0006】同図(a)にはフォークリフト全体の様子
を側面から見た図が記載されている。フォークリフトの
機台は前部に荷物を積み下ろしするためのフォーク70
1が設けられ、ブラケット702に取り付けられてい
る。ブラケット702はマスト703に取り付けられ上
下に動くようになっている。また、マスト703自身は
前後に僅かの角度、チルトするようになっている。
【0007】フォークリフトの中央部には運転者用のシ
ート706が設けられており、運転者は、このシート7
06に座ってフォークリフトを運転する。運転者用シー
ト706の周囲にはピラー704、705が設けられて
おり、ヘッドガード710を支えている。このヘッドガ
ード710を設けることによって、作業中にフォークリ
フトの上部から落下物があった場合に運転者を保護する
ようになっている。
【0008】運転者用シート706の後部には、フォー
ク701に荷物を載せた場合、フォークリフトの後部が
浮いてしまわないようにするための重りであるカウンタ
ウェイト707が設けられている。カウンタウェイト7
07は一般に鋳物で形成されている。
【0009】後部のピラー705(リヤピラー)にはガ
スボンベ搭載装置709が設けられており、ガスボンベ
708がちょうどカウンタウェイト707の上方で保持
されている。
【0010】使用者は、ガスボンベ708が空になる
と、カウンタウェイト707の上方に設けられているガ
スボンベ708を取り替える必要があり、そのための構
成がガスボンベ搭載装置709に設けられる。
【0011】同図(b)は、従来のガスボンベ搭載装置
の概観を示す斜視図である。同図(b)に示されるよう
に、ガスボンベブラケット711は、フォークリフトの
リヤピラー705ー1、705ー2に取り付けられてい
る。同図(b)に示す構成においては、ガスボンベブラ
ケット711は2本の丸棒からなっており、この2本の
丸棒でガスボンベ708を支持するようになっている。
【0012】ガスボンベブラケット711はストッパー
712と軸713の部分でリヤピラー705−1、70
5−2に取り付けられるようになっている。ガスボンベ
ブラケット711は軸713の回りに回動できるように
なっており、ストッパー712の部分で固定されてい
る。ストッパー712の部分の固定をはずすことにより
ガスボンベブラケット711を、同図(b)の矢印に示
すような方向に水平回転し、ガスボンベ708を取り外
す位置に持ってくる。ガスボンベ708は、バンド71
4でガスボンベブラケット711に固定されており、ガ
スボンベ708を取り外す場合には、このバンド714
をはずすようにする。
【0013】図8はガスボンベの取り外し方法を説明す
る図である。同図は、フォークリフトを上方から見た図
であり、フォークリフトの後部のみを記載したものであ
る。ガスボンベ708はバンド714によってガスボン
ベ搭載装置に固定されており、ガスボンベ搭載装置のス
トッパー712をはずすことによって軸713の回りに
水平に回動できるように構成されている。ガスボンベ7
08を取り外したり、取り付けたりする場合には、スト
ッパー712を取り外し、軸713の回りに水平に回動
するようにボンベブラケット711を回転させ、カウン
タウェイト707の上部に設置されていたガスボンベ7
08を機台の側部に移動させる。このように、ガスボン
ベ708の位置を同図の矢印で示される方向に移動さ
せ、使用者は、ガスボンベの取り外しを行う。
【0014】このようにすることによって、ガスボンベ
708の取り外しにおいて、カウンタウェイト707が
邪魔になることが無く、ガスボンベ708を取り外すこ
とが出来るようになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、LPGボン
ベの種類によっては40kg以上の重さのあるものがあ
り、このボンベを運搬するだけでも使用者に大きな負担
を課すことになる。それにもかかわらず、図7(a)に
示されるように、ガスボンベ708はカウンタウェイト
707の上部であり、人の肩の高さ程度の位置に設けら
れている。したがって、図8のように、ボンベブラケッ
ト711が水平に回転するだけでは、ガスボンベ708
の取り外しの際にカウンタウェイト707は邪魔になら
ないものの、ガスボンベ708の位置が高いところにあ
るので、使用者がガスボンベ708を取り外したり、取
り除いたりする場合に、重いガスボンベ708を肩の高
さまで持ち上げたり、肩の高さから下ろしたりしなくて
はならず、使用者の負担が大きいという問題があった。
【0016】従って、本発明の課題は、ガスボンベの取
り付け、取り外しにおいて、使用者の負担を軽減するこ
とのできるガスボンベ搭載装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のガスボンベ搭載
装置は、フォークリフトにガスボンベを搭載するための
ガスボンベ搭載装置において、ガスボンベを搭載するス
ライド部材と、該スライド部材をスライド自在に案内す
る案内部材と、案内部材によって該案内部材の一端まで
案内されたスライド部材をフォークリフトの側部下方へ
移動させた状態に支持するスライド部材支持部を有する
ことを特徴とする。
【0018】このような構成によれば、ガスボンベを取
り替える場合などに、スライド部材が案内部材上をスラ
イドしてフォークリフトの側部下方に移動出来るので、
重量のあるガスボンベを人の肩の位置ぐらいまで持ち上
げる必要がなく、使用者に過大な負担を課すことが無
い。また、容易にガスボンベを取り替えることが出来
る。
【0019】また、本発明のガスボンベ搭載装置は、ガ
スボンベを搭載するボンベ支持棒と、該ボンベ支持棒に
設けられ、該ガスボンベを固定するバンドと、該ボンベ
支持棒の両端に設けられた第1及び第2の丸棒とからな
るスライド部材と、該第1の丸棒がはめ込まれ、該第1
の丸棒がスライド出来るようなレール溝を有するレール
と、スライド部材が収納されたときに第2の丸棒を固定
することにより、スライド部材が摺動を起こさないよう
に固定するストッパとを有するレール部材とからなる。
【0020】このような構成においては、スライド部材
は、第1の丸棒がレール部材のレールに設けられたレー
ル溝内でスライドするように構成されており、ストッパ
を外し、スライド部材をレール溝に沿ってスライドさせ
ることにより、第2の丸棒が取り付けられている部分が
自由になって、スライド部材は第2の丸棒が設けられて
いる側が重量によって下方に下がるようになる。従っ
て、ガスボンベが取り付けられているスライド部材が低
い位置に来るようになるので、ガスボンベの着脱を楽に
行うことが出来るようになる。
【0021】また、ガスボンベの着脱が終わったら、ス
ライド部材を押し上げて、第1の丸棒をレール溝の中で
スライドさせ、レール部材に収納させて第2の丸棒をス
トッパによって固定することにより、フォークリフトに
容易にガスボンベを搭載することが出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のガスボンベ搭載
装置としてのボンベブラケットの一実施例を示し、ガス
ボンベを搭載した様子を示す斜視図である。
【0023】本実施例のボンベブラケットは、従来のガ
スボンベ搭載装置と同様にフォークリフトのリヤピラー
101−1、101−2に取り付けられている。また、
本実施例のボンベブラケットは、後に詳述するがスライ
ド部材105と案内部材としてのレール部材104とか
らなっており、レール部材104はスライド部材を構成
する第1の丸棒としての丸棒108−1がはめ込まれる
レール溝110が設けられたレール402−1、402
−2を有し、丸棒108−1がこのレール溝110内で
スライドすることにより、スライド部材105がスライ
ドできるようになっている。もう一つの丸棒108−2
は、ボンベ102を搭載している状態ではストッパ11
1によりレール部材104に固定されている。
【0024】図2は、スライド部材105の構成を示す
図である。同図(a)は、スライド部材105の正面図
であり、同図(b)は側面図であり、同図(c)は上か
ら見た図である。これらの図面に示されるように、2本
設けられているボンベ支持棒201には丸棒108−
1、108−2が取り付けられており、後述するバンド
103と合わせてスライド部材105を構成する。又、
丸棒108−1は、前述したようにレール部材のレール
溝にはめ込まれスライドするように構成される。
【0025】丸棒108−1、108−2はボンベ支持
棒201に溶接されスライド部材の骨組みを構成してい
る。ボンベ支持棒201にはガスボンベを取り付けるた
めのバンド103が2つ設けられており、ボンベを締め
付けるように保持する。また、丸棒108−2にはボン
ベ保持部106が取り付けられ、スライド部材がフォー
クリフトの側部下方に移動したときバンド103によっ
て保持されているガスボンベを下から支えるために設け
られている。また、丸棒108−2には取っ手107が
設けられており、使用者がガスボンベが取り付けられた
スライド部材を引っ張ったり、押し上げたりする場合に
操作しやすいように構成されている。
【0026】なお、同図のスライド部材の場合にはボン
ベ支持棒201として太めの丸棒を使用しているが、必
ずしも丸棒でなくても良く、角棒あるいはパイプ等であ
っても良いし、丸棒108−1、108−2と結合し
て、ガスボンベを搭載できる構成であればどのような部
材を使用しても良い。
【0027】図3は、実施例のボンベブラケットの動作
を示す図である。図4は、レール部材の構成を説明する
図である。図4(a)は、レール部材の正面図と側面図
である。レール部材を正面から見ると床面401の両側
にレール溝110−1、110−2が設けられたレール
402−1と402−2が構成されており、更に、スラ
イド部材支持部109が構成されている。また、側面図
にはスライド部材支持部109が斜め下方に伸びており
床面401と一体的に形成されている様子が示されてい
る。スライド部材支持部109の傾角は、後述するがス
ライド部材105を引き出しスライド部材支持部109
上に当接させた際、ウェイトに当接しない範囲でできる
だけ下方に位置するように設定される。又、スライド部
材支持部109は必ずしも板材である必要はなく、例え
ば棒材を組み込んだもの等スライド部材105が当接し
て所定の角度に係止できれば他のいかなる材質・構造で
あってもよい。また角度調節機構を設けても良い。
【0028】レール402−1、402−2も床面40
1と一体的に構成可能であるが、レール402−1、4
02−2やスライド部材支持部109をそれぞれ別々に
構成し、後で床面401にボルトあるいは溶接等で固定
するようにしても良い。
【0029】レール溝110−1、110−2の幅は入
れ込まれる丸棒108−2の太さより若干大きく形成し
ておき、丸棒が自由にスライドできるようにする。図4
(b)は、レール部材のストッパー部分の構成を示す図
である。
【0030】図4(b)に示されるように、ストッパー
111はピボット403によって、回動可能なようにレ
ール402−1に取り付けられている。図4(b)に示
すように、スライド部材の丸棒108−2が押し込まれ
ると、ストッパー111の先端が丸くなっていることに
より、丸棒108−2が押し込まれるに従い上方に回動
し、丸棒108−2を内部に取り込む。丸棒108−2
を取り込むとストッパー111は重力により自然に下方
に下りて、丸棒108−2を取り込んだ位置で固定し、
スライド部材全体を固定する。
【0031】なお、ストッパ111による丸棒108−
2の固定をより確実にするために、ストッパ111をバ
ネ等の弾性部材により下方に付勢しても良い。丸棒10
8−2を固定された状態から開放する場合は、ストッパ
ー111を手で上方に持ち上げる。こうすることによ
り、丸棒108−2の固定がはずれ、スライド部材全体
を引き出すことが出来るようになる。
【0032】このように、図4(b)の構成によればス
トッパー111をピボット403で回動可能に固定する
だけで丸棒108−2が押し込まれたときに、自然に固
定されるように出来ると共に、固定された丸棒108−
2をはずすときも簡単に操作する事が出来るので、スラ
イド部材を固定するために必要以上の構成を付加する必
要がない。
【0033】なお、以上に説明した各ストッパ機構の設
ける位置はレール402−1側に限定はされず、レール
402−2側に設けても良いし、あるいは両レール40
2−1,402−2の両方に設けても良い。又、ストッ
パの構造も以上の実施例に限定はされず、スライド部材
を確実に係止できれば他のいかなる構造のものであって
も良い。例えば、ピンを係止穴に挿入する構成等が挙げ
られる。
【0034】図3(a)は、スライド部材105がレー
ル部材104に収納されている状態を示している。この
状態においては丸棒108−1はレール溝110の一番
端まで来ており、丸棒108−2はストッパー111に
よって、固定されている。この状態で、バンド103が
ガスボンベ(不図示)を保持し、フォークリフトにガス
ボンベを搭載した状態となる。不図示のガスボンベを取
り外す時には、先ず、ストッパー111を上に持ち上げ
て丸棒108−2が横にスライドできるようにする。次
にで示されるように取っ手107をもってスライド部
材105を引き出す。このとき、スライド部材105は
レール溝110の下部と丸棒108−1の接触している
部分でスライドし、の方向に移動する。スライド部材
105がレール溝110の左端まで引き出されたら、今
度は、で示されるように下方向に回動させる。
【0035】図3(b)は、スライド部材105をレー
ル部材104から引き出した状態を示す図である。図3
(b)に示されるように、ガスボンベを保持するスライ
ド部材105は丸棒108−1がレール溝110の左端
まで引き出されると、支えを失って下方に傾く。従っ
て、ガスボンベの位置がレール部材104に載せられて
いる場合に比べて低い位置に来るのでガスボンベの着脱
が容易になる。スライド部材105が下方に傾いたと
き、傾きすぎによって不図示のカウンタウェイトに当た
らないようにスライド部材支持部109が設けられてお
り、所定の角度以上下方に傾かないようにスライド部材
105を支持する。
【0036】スライド部材支持部109がスライド部材
105を支持する角度は不図示のカウンタウェイトにぶ
つからない程度の角度であって、出来るだけ垂直に近い
角度とする。このようにすることによって、ガスボンベ
の位置がより低くなりガスボンベの着脱がより容易にな
る。ただし、傾ける角度は垂直が可能なときにも、やや
角度を付けておくようにする。やや角度を付けるのは、
スライド部材105がやや傾いている方がガスボンベの
着脱の際に、ボンベ支持棒201とボンベ保持部106
との間でのボンベの収まりが良いからである。
【0037】ガスボンベの取り替えが終わったら、取っ
手107をつかんでスライド部材105をほぼ水平な状
態まで持ち上げスライド部材105をレール部材104
内部に押し込む。すると、レール溝110の内部を丸棒
108−1がスライドし、スライド部材105がレール
部材104の内部に収納される。このようにして、スラ
イド部材105を最後まで押し込むと丸棒108−2が
ストッパー111の部分まで来て、ストッパー111に
よって固定される。
【0038】このように、本実施例によれば、レール部
材104とスライド部材105によるスライド方式をと
っており、レール溝110をレール部材104の両側の
レール401−1、401−2に各々設け、丸棒108
−1がそのレール溝110内部でスライドするように構
成されている。特に、スライド部材105とレール部材
104の床面との間には隙間が設けられているので取っ
手107を軽く持ち上げてやれば、スライド部材105
の丸棒108−1とレール溝110の部分でのみ摺動す
ることになり、引き出しが容易に行える。なお、取っ手
107を持ち上げること無く、スライド部材105の下
面も摺動させるようにしても勿論可能である。以上述べ
たように、ガスボンベの着脱の際にガスボンベの位置
を、フォークリフトに搭載されている位置よりも低い位
置に持ってくることが出来るので、使用者の負担を減少
することができる。
【0039】図4(c)は、丸棒を固定する構成の別の
構成例である。図4(c)の構成においては、固定状態
においては、丸棒108−2が固定部404の部分には
め込まれ、左右に移動できないようになっている。この
状態でレール溝110−1にはめ込まれている丸棒との
位置関係が水平になるように構成しておく。このように
しておけば、スライド部材は丸棒108−2が固定状態
にあるときに、水平に保たれる。
【0040】ガスボンベを取り外すときには、丸棒10
8−2を持ち上げて固定部404からはずし、図4
(c)の矢印に示されるように、溝405から引き出す
ようにする。逆に丸棒108−2を固定する場合には、
溝405から丸棒108−2を挿入し、固定部404に
はまるようにする。
【0041】このように、丸棒108−2が挿入される
溝405を鍵型に形成し、スライド部材の重みによって
丸棒108−2が鍵型の先端に設けられる固定部404
にはまりこむようにすることによって、特別な構成を必
要とせずに、スライド部材を固定し、ガスボンベを搭載
することが出来るようになる。
【0042】なお、ガスボンベの重量が大きいために、
レール溝110−1にはめ込まれる丸棒とレール溝11
0−1との摩擦が大きく、丸棒がレール溝110−1の
内部で上手くスライドしない場合には、レール溝110
−1に常にグリースを塗っておくようにすればよい。
【0043】図5は、レール部材の別の構成例を示す図
である。同図(a)、(b)の構成は、レール溝110
−1とはめ込まれる丸棒との摩擦を小さくし、スライド
部材(不図示)が容易にスライドできるために設ける構
成である。
【0044】例えば、同図(a)においては、レール溝
110−1の丸棒と接触する部分に樹脂501を設けた
構成を示している。この樹脂501がない場合には、錆
等がレール溝110−1にできて、丸棒がスライドしず
らくなることが考えられるが、樹脂501を設けること
によってレール溝110−1の下部のなめらかさを維持
し、常に丸棒がスライドしやくすることができる。同様
に、レール溝110−2にも樹脂501を設ける。この
ような構成としても、樹脂501は滑らかで、かつスラ
イド部材とガスボンベの重量に耐えられるだけの強度を
持っていれば、どのようなものでも良いので、コスト面
で特に高価になってしまうと言うことはない。
【0045】同図(b)は、レール溝110−1にベア
リング502を設けた別の構成例である。このような構
成においては、丸棒108−1の両端にベアリング50
2の配置間隔よりも大きめの幅を持つ板状部材を回動自
在に取り付け、これをレール溝110−1、110−2
上でスライドさせる構成とする。このような構成によれ
ば、レール溝110−1、110−2にはめ込まれる丸
棒は、該丸棒に取り付けられた前記板状部材がベアリン
グ502の回転に伴って容易に移動するので、滑らかな
スライドをすることができる。また、ベアリング502
の回転によってスライドするので、摩擦の影響をあまり
受けず、たとえ、ガスボンベが重くても小さな力でスラ
イドさせることが出来る。
【0046】ただし、ベアリング502に錆などが発生
すると、このような作用を十分に得ることが出来なくな
る可能性もあるので、ベアリング501の回転軸には常
にグリスを塗っておく等の処置をしておくことが望まし
い。
【0047】図5(b)のベアリング501はローラタ
イプのものであるが、これに限定はされず、例えば球タ
イプのものであっても良い。なお、同図(a)、(b)
の構成においてはスライド部材は丸棒の部分でスライド
し、床面401との間には隙間がある構成を前提にして
いたが、スライド部材の底面が床面401と全面的に接
触しているような構成も可能である。すなわち、レール
部材104の床面401の一面に円筒状のローラを数多
く敷き詰め、この上をスライド部材が滑るように移動す
るように構成することが可能である。このような場合に
は、スライド部材105がレール部材104上から外れ
ないように構成すれば、特に、レール溝110−1、1
10−2を設ける必要はない。この場合にも、ローラの
回転軸の周辺には常にグリース等を塗るようにして、滑
らかな回転を維持するのがより好ましい。あるいは、こ
のローラを中心軸の回りにベアリングを介して回転する
ように構成することも可能である。更に、球状のベアリ
ングを床面401の一面に数多く敷き詰めるようにして
も良い。
【0048】図6は、スライド部材が滑らかにスライド
するための構成の別の構成例である。同図(a)に示さ
れているように、本構成例においては丸棒108−1の
レール溝110−1にはめ込まれる部分にベアリング6
01を設けた構成となっている。図には記載されていな
いがレール溝110−1と反対側のレール溝に丸棒10
8−1がはめ込まれる部分にも同様にベアリングを設け
る。ベアリング601の外側からは大きめのワッシャ6
05を取り付けるようにし、レール溝110−1と反対
側のレール溝(不図示)にはめ込まれている丸棒108
−1に取り付けられているベアリングの外側からも大き
めのワッシャを取り付けるようにする。
【0049】大きめのワッシャ605を取り付けること
により、丸棒108−1の位置が固定され、ベアリング
601がレール溝110−1からはずれないようにする
効果を得ることが出来る。勿論、ワッシャ605の代わ
りにナット等の他の方法で外れ防止を行っても良い。
【0050】このように、丸棒108−1にベアリング
601を設ける場合には、レール溝110−1の幅をベ
アリング601の直径よりもやや大きくなるように形成
する。ベアリング601の直径と同じ幅のレール溝11
0−1では、ベアリング601が上手く回転できないの
で、このようにやや大きめにレール溝110−1の幅を
とる必要がある。
【0051】同図(b)は、丸棒108−1にベアリン
グ601を取り付ける場合の構成例を示す図である。先
ず、ベアリング601がちょうどレール溝110−1の
位置に来るようにワッシャ602を溶接する。この部分
は、普通のワッシャ602を溶接しても良いが,E−リ
ング等を予め設けられた溝にはめ込むようにすることも
可能である。
【0052】次に、ベアリング601を丸棒108−1
にはめ込み、更に外側から大きめのワッシャ605をは
め込んで、止めピン606によって固定する。止めピン
606は、予めベアリング601とワッシャ605の厚
さ及びワッシャ602の位置を考慮して設けられた止め
穴603にはめ込むようにする。これにより、ベアリン
グ601はワッシャ602と605との間に位置が固定
され、レール溝110−1からはずれないようにするこ
とが出来る。
【0053】このような構成によれば、スライド部材を
レール部材に収納された状態から引き出す際に、ベアリ
ング601が滑らかに回転し、比較的小さな力でスライ
ド部材をスライドさせることが出来る。
【0054】なお、実際の組立においては、丸棒108
−1を両側のレール溝にはめ込んでからスライド部材を
組み立てたり、レール溝の一部が開口するように、レー
ル部材のレールの一部を別体として構成し、スライド部
材を取り付けてから、この別体を溶接するようにしても
良い。
【0055】
【発明の効果】本発明においては、従来のガスボンベ搭
載装置よりも、ガスボンベの取り付け位置が低くなるた
め、ガスボンベの取り付けや取り外しが容易になる。
【0056】また、従来のガスボンベ搭載装置は、スト
ッパーを外す側と、ガスボンベを載せ換える位置が反対
側にあるため、ストッパーを外してフォークリフトの後
部を迂回してからガスボンベを取り替え、また、戻って
ストッパーをかけるという動作が必要であったが、本発
明によれば、ストッパーとガスボンベの取り付け位置が
同じ側にあるので、作業性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボンベブラケットの一実施例を示し、
ガスボンベを搭載した様子を示す斜視図である。
【図2】スライド部材の構成を示す図である。
【図3】実施例のボンベブラケットの動作を示す図であ
る。
【図4】レール部材の構成を説明する図である。
【図5】レール部材の別の構成例を示す図である。
【図6】スライド部材が滑らかにスライドするための構
成の別の構成例である。
【図7】LPGで動作するフォークリフトと、フォーク
リフトの機台に設けられた従来のガスボンベ搭載装置を
説明する図である。
【図8】ガスボンベの取り外し方法を説明する図であ
る。
【符号の説明】
101−1、101−2 リヤピラー 102 ボンベ 103 バンド 104 レール部材 105 スライド部材 106 ボンベ保持部 107 取っ手 108−1、108−2 丸棒 109 スライド部材支持部 110、110−1、110−2 レール溝 111 ストッパー 201 ボンベ支持棒 401 床面 402−1、402−2 レール 403 ピボット 404 固定部 405 溝 501 樹脂 502、601 ベアリング 602、605 ワッシャ 603 止め穴 606 止めピン 701 フォーク 702 ブラケット 703 マスト 704、705 ピラー 705−1、705−2 リヤピラー 706 シート 707 カウンタウェイト 708 ガスボンベ 709 ガスボンベ搭載装置 710 ヘッドガード 711 ガスボンベブラケット 712 ストッパー 713 軸 714 バンド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォークリフトにガスボンベを搭載するた
    めのガスボンベ搭載装置において、 前記ガスボンベを搭載するスライド部材と、 該スライド部材をスライド自在に案内する案内部材と、 前記案内部材によって該案内部材の一端まで案内された
    前記スライド部材を前記フォークリフトの側部下方へ移
    動させた状態に支持するスライド部材支持部を有するこ
    とを特徴とするガスボンベ搭載装置。
  2. 【請求項2】前記スライド部材支持部は、前記スライド
    部材がフォークリフトの側部下方に移動する際に、前記
    スライド部材がフォークリフトの後部にあるカウンタウ
    ェイトにぶつからないような角度に前記スライド部材を
    支持することを特徴とする請求項1に記載のガスボンベ
    搭載装置。
  3. 【請求項3】前記フォークリフトの側部下方にある前記
    スライド部材を前記案内部材上に収納させた時に前記案
    内部材は、前記スライド部材を固定する構成を有するス
    トッパを有することを特徴とする請求項1または2に記
    載のガスボンベ搭載装置。
  4. 【請求項4】ガスボンベの着脱の際に前記スライド部材
    が移動する側と同じ側に前記ストッパが設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載のガスボンベ搭載装
    置。
  5. 【請求項5】フォークリフトのリヤピラーに設けられる
    ガスボンベを搭載するためのガスボンベ搭載装置におい
    て、 該ガスボンベを搭載するボンベ支持棒と、該ボンベ支持
    棒に設けられ、該ガスボンベを固定するバンドと、該ボ
    ンベ支持棒の両端に設けられた第1及び第2の丸棒とか
    らなるスライド部材と、 該第1の丸棒がはめ込まれ、該第1の丸棒が摺動出来る
    ようなレール溝を有するレールと、前記スライド部材が
    収納されたときに前記第2の丸棒を固定することによ
    り、前記スライド部材がスライドを起こさないように固
    定するストッパとを有する案内部材とからなることを特
    徴とするガスボンベ搭載装置。
JP13546596A 1996-05-29 1996-05-29 ガスボンベ搭載装置 Withdrawn JPH09315165A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009221989A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Hokuetsu Kogyo Co Ltd エンジン駆動型作業機におけるガスボンベ搭載構造
ITVI20110180A1 (it) * 2011-07-05 2013-01-06 Daniele Pradel Distributore automatico di bombole di gas per uso domestico e/o altri combustibili solidi

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JP2009221989A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Hokuetsu Kogyo Co Ltd エンジン駆動型作業機におけるガスボンベ搭載構造
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