JPH09313145A - ココア飲料 - Google Patents
ココア飲料Info
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- JPH09313145A JPH09313145A JP8135568A JP13556896A JPH09313145A JP H09313145 A JPH09313145 A JP H09313145A JP 8135568 A JP8135568 A JP 8135568A JP 13556896 A JP13556896 A JP 13556896A JP H09313145 A JPH09313145 A JP H09313145A
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- Japan
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- cocoa
- weight
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のココア飲料より、より多くのカカオ分
を含有させ、かつカカオ分の沈澱、乳脂の分離等のな
い、「調整ココア」並みの「コク」と「風味」を有する
ココア飲料を提供することである。 【解決手段】 ココア飲料中にカカオ分として1.5〜
3.5重量%を加え、さらに増粘安定剤、結晶セルロー
ス、乳化剤を併用したココア飲料である。
を含有させ、かつカカオ分の沈澱、乳脂の分離等のな
い、「調整ココア」並みの「コク」と「風味」を有する
ココア飲料を提供することである。 【解決手段】 ココア飲料中にカカオ分として1.5〜
3.5重量%を加え、さらに増粘安定剤、結晶セルロー
ス、乳化剤を併用したココア飲料である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はココア飲料に関する
ものであり、詳しくはリングの現象、乳脂の分離、沈澱
物の発生等の問題のない、安定な濃厚感のあるココア飲
料に関するものである。
ものであり、詳しくはリングの現象、乳脂の分離、沈澱
物の発生等の問題のない、安定な濃厚感のあるココア飲
料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりココア飲料と称するいくつかの
種類の飲料が市販されている。そしてこれらの飲料は健
康増進に関心が高まるにつれ、種々の形態、品質、技術
上の特徴を持って製造されている。
種類の飲料が市販されている。そしてこれらの飲料は健
康増進に関心が高まるにつれ、種々の形態、品質、技術
上の特徴を持って製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、粉末のココア
飲料中のココアパウダーが1杯100ml中に約4g、
すなわち約4重量%であるのに比べ、従来から知られて
いるココア飲料のカカオ分は0.8〜1.0重量%程度
で、これは缶飲料としてのカカオ分の使用限界域を脱し
ていない。したがって、通常飲用する粉末ピュアココア
(ココア4gに熱湯120ml)又は「調整ココア」を
飲用する際の濃厚感ある「コク」や「風味」を与えるも
のとはいえない。なお、ここで用いる「カカオ分」と
は、カカオニブ、カカオマス、ココアバター、ココアケ
ーキ及びココアパウダー(香料その他のものを含まない
もの)の水分を除いた合計量である。
飲料中のココアパウダーが1杯100ml中に約4g、
すなわち約4重量%であるのに比べ、従来から知られて
いるココア飲料のカカオ分は0.8〜1.0重量%程度
で、これは缶飲料としてのカカオ分の使用限界域を脱し
ていない。したがって、通常飲用する粉末ピュアココア
(ココア4gに熱湯120ml)又は「調整ココア」を
飲用する際の濃厚感ある「コク」や「風味」を与えるも
のとはいえない。なお、ここで用いる「カカオ分」と
は、カカオニブ、カカオマス、ココアバター、ココアケ
ーキ及びココアパウダー(香料その他のものを含まない
もの)の水分を除いた合計量である。
【0004】上記のとおり従来のココア飲料の欠点は、
濃厚感ある「コク」が欠けていることであるが、単にこ
れらココア飲料の嗜好性を高めるには、カカオ分を1.
5〜3.5重量%添加すれば可能である。しかし、単に
カカオ分を増量することはカカオ分の沈澱、乳脂の分離
等の商品上重大な欠陥品の発生の恐れがあり、またカカ
オ分を抑えて増粘剤を多量に添加することは、濃厚感を
増すことはできても飲用時の食感を損ねるものである。
本発明はココア飲料に関する上記の課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的はココア飲料の嗜好性を高める
こと、およびカカオ分の沈澱、乳脂の分離等のない濃厚
感ある「コク」や「風味」を与えるココア飲料を提供す
ることである。
濃厚感ある「コク」が欠けていることであるが、単にこ
れらココア飲料の嗜好性を高めるには、カカオ分を1.
5〜3.5重量%添加すれば可能である。しかし、単に
カカオ分を増量することはカカオ分の沈澱、乳脂の分離
等の商品上重大な欠陥品の発生の恐れがあり、またカカ
オ分を抑えて増粘剤を多量に添加することは、濃厚感を
増すことはできても飲用時の食感を損ねるものである。
本発明はココア飲料に関する上記の課題に鑑みてなされ
たものであり、その目的はココア飲料の嗜好性を高める
こと、およびカカオ分の沈澱、乳脂の分離等のない濃厚
感ある「コク」や「風味」を与えるココア飲料を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
の解決について鋭意検討したところ、カカオ分を1.5
〜3.5重量%添加することにより、「調整ココア」と
同様の濃厚感ある「コク」と「風味」が得られ、その際
必要に応じて増粘安定剤、結晶セルロース、乳化剤を併
用することにより、カカオ分の沈澱、乳脂の分離のない
安定なココア飲料が得られることを見出した。本発明は
上記の知見に基づくものであり、その要旨はカカオ分と
して1.5〜3.5重量%を加え、品質安定向上を目的
に、必要に応じて、増粘剤、ゲル化剤、乳化剤を併用す
ることを特徴とするココア飲料に関するものである。
の解決について鋭意検討したところ、カカオ分を1.5
〜3.5重量%添加することにより、「調整ココア」と
同様の濃厚感ある「コク」と「風味」が得られ、その際
必要に応じて増粘安定剤、結晶セルロース、乳化剤を併
用することにより、カカオ分の沈澱、乳脂の分離のない
安定なココア飲料が得られることを見出した。本発明は
上記の知見に基づくものであり、その要旨はカカオ分と
して1.5〜3.5重量%を加え、品質安定向上を目的
に、必要に応じて、増粘剤、ゲル化剤、乳化剤を併用す
ることを特徴とするココア飲料に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いるカカオ分は、通常
のココアパウダー(ココアバター8重量%以上)であ
り、通常のココアの製造工程より得られるものでよい。
図1に、このココアパウダーが得られる工程図を示し
た。この工程から得られるココアパウダーの粒度が32
5メッシュonが1.0重量%以下、より好ましくは5
00メッシュonが2.0重量%以下のものを1.5〜
3.5重量%加えたココア飲料は濃厚感ある「コク」と
「風味」が得られるものである。この際、上記のココア
パウダーとは別に、図2に示したカカオパウダー、又は
抽出カカオエキスを併用することも可能である。
のココアパウダー(ココアバター8重量%以上)であ
り、通常のココアの製造工程より得られるものでよい。
図1に、このココアパウダーが得られる工程図を示し
た。この工程から得られるココアパウダーの粒度が32
5メッシュonが1.0重量%以下、より好ましくは5
00メッシュonが2.0重量%以下のものを1.5〜
3.5重量%加えたココア飲料は濃厚感ある「コク」と
「風味」が得られるものである。この際、上記のココア
パウダーとは別に、図2に示したカカオパウダー、又は
抽出カカオエキスを併用することも可能である。
【0007】品質安定剤としては、キサンタンガム20
〜80重量%とカラギーナン80〜20重量%を混合し
た増粘多糖類0.03〜0.1重量%と、微結晶セルロ
ース0.2〜1.0重量%を用い、更に乳脂の分離防止
を目的として、グリセリン脂肪酸エステルを主体に蔗糖
脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルの混合品を
0.1〜0.3重量%加えることが好ましい。
〜80重量%とカラギーナン80〜20重量%を混合し
た増粘多糖類0.03〜0.1重量%と、微結晶セルロ
ース0.2〜1.0重量%を用い、更に乳脂の分離防止
を目的として、グリセリン脂肪酸エステルを主体に蔗糖
脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルの混合品を
0.1〜0.3重量%加えることが好ましい。
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明についてさら
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
【0008】実施例1 ココアパウダー(ココアバター12重量%)1.0重量
%、カカオエキス0.8重量%、蔗糖7.5重量%、生
クリーム0.5重量%を温水にて溶解混合し、液を調
製する。別途に65℃の温水にて微結晶セルロース0.
4重量%、カラギーナン0.03重量%、乳化剤として
グリセリン脂肪酸エステルと蔗糖脂肪酸エステルの2:
1混合品を0.2重量%を溶解し、液を調製する。次
いでこの液と液を攪拌混合後、ホモゲナイザーにて
圧力170kg/cm2の条件下で均質化する。更にこ
の混合処理液に、キサンタンガム0.02重量%を熱水
にて完全に溶解した溶液、及び牛乳15重量%を加える
とともに、必要に応じて、食塩、香料を加える。さらに
均一に攪拌混合した後、品温60℃、ホモゲ圧力170
kg/cm2で均質化する。そしてプレートヒーターに
て65℃に加温後、空缶に充填、121℃で30分加圧
殺菌後冷却して、本発明のココア飲料を得た。この飲料
は「調整ココア」を飲用するのと同様の濃厚感ある「コ
ク」と「風味」が得られる飲料である。
%、カカオエキス0.8重量%、蔗糖7.5重量%、生
クリーム0.5重量%を温水にて溶解混合し、液を調
製する。別途に65℃の温水にて微結晶セルロース0.
4重量%、カラギーナン0.03重量%、乳化剤として
グリセリン脂肪酸エステルと蔗糖脂肪酸エステルの2:
1混合品を0.2重量%を溶解し、液を調製する。次
いでこの液と液を攪拌混合後、ホモゲナイザーにて
圧力170kg/cm2の条件下で均質化する。更にこ
の混合処理液に、キサンタンガム0.02重量%を熱水
にて完全に溶解した溶液、及び牛乳15重量%を加える
とともに、必要に応じて、食塩、香料を加える。さらに
均一に攪拌混合した後、品温60℃、ホモゲ圧力170
kg/cm2で均質化する。そしてプレートヒーターに
て65℃に加温後、空缶に充填、121℃で30分加圧
殺菌後冷却して、本発明のココア飲料を得た。この飲料
は「調整ココア」を飲用するのと同様の濃厚感ある「コ
ク」と「風味」が得られる飲料である。
【0009】実施例2 実施例1と同様の製造工程に従い、表1に示した配合割
合のココア飲料を調製した。
合のココア飲料を調製した。
【0010】 表1 原料 配合率(重量%) ココアパウダー(ココアバター12重量%) 1.00 ココアパウダー(ココアバター22重量%) 0.50 カカオパウダー(ココアバター1重量%) 1.00 カカオエキス 0.50 蔗糖 7.00 牛乳 20.00 生クリーム 1.00 食塩 0.03 微結晶セルロース 0.50 カラギーナン 0.03 キサンタンガム 0.03 乳化剤 0.30 香料 0.10 仕込水 68.01 計 100.00
【0011】さらにこの調製溶液をチューブラヒーター
を用いて65℃に加熱、空缶に充填し巻締後123℃で
25分間殺菌、その後冷却して製品を得た。この飲料は
「調整ココア」を飲用するのと同様の、濃厚感ある「コ
ク」と「風味」を与える飲料である。
を用いて65℃に加熱、空缶に充填し巻締後123℃で
25分間殺菌、その後冷却して製品を得た。この飲料は
「調整ココア」を飲用するのと同様の、濃厚感ある「コ
ク」と「風味」を与える飲料である。
【0012】比較例1 ココア飲料の製造にあたり、カカオ分の量による影響に
ついて検討を行った。その結果、表2に示すように配合
2〜4の製品が「ココア調整品」を飲用すると同様の濃
厚感ある「コク」と「風味」が得られる飲料であり、配
合1は清涼感はあるものの「コク」がなく、配合5は濃
厚感はあるが喉ごしの悪い、美味な飲料ではないことが
判明した。
ついて検討を行った。その結果、表2に示すように配合
2〜4の製品が「ココア調整品」を飲用すると同様の濃
厚感ある「コク」と「風味」が得られる飲料であり、配
合1は清涼感はあるものの「コク」がなく、配合5は濃
厚感はあるが喉ごしの悪い、美味な飲料ではないことが
判明した。
【0013】 表2 原料 配合 1 2 3 蔗糖 8.0 8.0 8.0 ココアパウダー(Fat=12%) 1.0 1.5 2.5 牛乳 18.0 18.0 18.0 生クリーム 1.0 1.0 1.0 結晶セルロース 0.3 0.3 0.3 カラギーナン 0.03 0.03 0.03 乳化剤 0.15 0.15 0.20 食塩 0.05 0.05 0.05 香料 0.10 0.10 0.10 仕込水 71.37 70.87 69.82 計 100.00 100.00 100.00 嗜好値(平均評点) −2.0 −0.5 0.5
【0014】 表2の続き 配合 4 5 蔗糖 7.5 7.5 ココアパウダー(Fat=12%) 3.5 4.5 牛乳 18.0 18.0 生クリーム 1.0 1.0 結晶セルロース 0.40 0.50 カラギーナン 0.03 0.03 乳化剤 0.20 0.30 食塩 0.05 0.05 香料 0.10 0.10 仕込水 69.22 68.02 計 100.00 100.00 嗜好値(平均評点) 1.0 2.0
【0015】表2の配合に基づくココアに関するコメン
トを以下に挙げる。 配合1:濃厚感がなく「コク」もない。 配合2:「コク」は若干ある。 配合3:濃厚感があり「コク」「風味」とも良好。 配合4:少し重く、喉ごし感少し悪い。 配合5:重く、喉ごし感悪い。
トを以下に挙げる。 配合1:濃厚感がなく「コク」もない。 配合2:「コク」は若干ある。 配合3:濃厚感があり「コク」「風味」とも良好。 配合4:少し重く、喉ごし感少し悪い。 配合5:重く、喉ごし感悪い。
【0016】上記の表2における嗜好値について、有意
差検定を危険率5%で実施したところ、配合1と2、配
合4と5は有意差が認められた。嗜好値(パネルは20
歳代の男女合わせて30人)の評価基準は次のとおりで
ある。 −2:清涼感はあるが「コク」に欠ける。 −1:清涼感はあるが「コク」やや不足。 0:適度な「コク」があり良好。 1:「コク」はあるがやや重く、喉ごし少し悪い。 2:重く、喉ごし悪い。
差検定を危険率5%で実施したところ、配合1と2、配
合4と5は有意差が認められた。嗜好値(パネルは20
歳代の男女合わせて30人)の評価基準は次のとおりで
ある。 −2:清涼感はあるが「コク」に欠ける。 −1:清涼感はあるが「コク」やや不足。 0:適度な「コク」があり良好。 1:「コク」はあるがやや重く、喉ごし少し悪い。 2:重く、喉ごし悪い。
【0017】比較例2 さらに、カカオ分と増粘安定剤との関係について、濃厚
感(粘性)と品質安定性について検討を行った。比較例
1にて濃厚感ある「コク」が感じられるカカオ分の下限
値である1.5重量%を基準に、品質安定を目的に増粘
剤(キサンタンガム)の添加量について検討を行った結
果を表3に示す。その結果、配合2〜5は濃厚感ある
「コク」と「風味」を有し、ココアの沈降のない品質安
定な飲料であったが、配合1はある程度の濃厚感は感じ
られるが品質安定性が若干劣るものであり、一方、配合
6は濃厚感はあるが、ココアの「コク」とは異なる粘性
を感じ、美味なる飲料ではなかった。
感(粘性)と品質安定性について検討を行った。比較例
1にて濃厚感ある「コク」が感じられるカカオ分の下限
値である1.5重量%を基準に、品質安定を目的に増粘
剤(キサンタンガム)の添加量について検討を行った結
果を表3に示す。その結果、配合2〜5は濃厚感ある
「コク」と「風味」を有し、ココアの沈降のない品質安
定な飲料であったが、配合1はある程度の濃厚感は感じ
られるが品質安定性が若干劣るものであり、一方、配合
6は濃厚感はあるが、ココアの「コク」とは異なる粘性
を感じ、美味なる飲料ではなかった。
【0018】 表3 原料 配合 1 2 3 蔗糖 8.0 8.0 8.0 ココアパウダー(Fat=12%) 1.5 1.5 1.5 牛乳 18.0 18.0 18.0 結晶セルロース 0.3 0.3 0.3 カラギーナン 0.03 0.03 0.03 乳化剤 0.10 0.10 0.10 食塩 0.05 0.05 0.05 香料 0.10 0.10 0.10 増粘剤 0.01 0.03 0.05 仕込水 71.91 71.89 71.87 計 100.00 100.00 100.00 嗜好値(平均評価) −0.5 −0.2 0.2
【0019】 表3の続き配合 4 5 6 蔗糖 8.0 8.0 8.0 ココアパウダー(Fat=12%) 1.5 1.5 1.5 牛乳 18.0 18.0 18.0 結晶セルロース 0.3 0.3 0.3 カラギーナン 0.03 0.03 0.03 乳化剤 0.10 0.10 0.10 食塩 0.05 0.05 0.05 香料 0.10 0.10 0.10 増粘剤 0.07 0.10 0.15 仕込水 71.85 71.82 71.77 計 100.00 100.00 100.00 嗜好値(平均評価) 0.7 1.0 2.0
【0020】表3の配合に基づくココアに関する平均的
コメントを以下に挙げる。 配合1:濃厚感ある。「コク」は少しある。 配合2:濃厚感ある。「コク」ある。 配合3:「コク」、「風味」とも良好。 配合4:濃厚感が若干強い。「コク」ある。 配合5:若干粘性が強い。「風味」が少し悪い。 配合6:粘性強い。「風味」悪い。
コメントを以下に挙げる。 配合1:濃厚感ある。「コク」は少しある。 配合2:濃厚感ある。「コク」ある。 配合3:「コク」、「風味」とも良好。 配合4:濃厚感が若干強い。「コク」ある。 配合5:若干粘性が強い。「風味」が少し悪い。 配合6:粘性強い。「風味」悪い。
【0021】なお、表3における有意差検定を危険率5
%で実施したところ、配合5と6は有意差があった。嗜
好値(パネルは20歳代の男女合わせて30人)の評価
基準は、表2と同様である。
%で実施したところ、配合5と6は有意差があった。嗜
好値(パネルは20歳代の男女合わせて30人)の評価
基準は、表2と同様である。
【0022】
【発明の効果】本発明はココア飲料中にカカオ分を1.
5〜3.5重量%加えることを特徴とするココア飲料に
関するものであり、本発明によればココア飲料の嗜好性
を高めることができて、濃厚感ある「コク」と「風味」
を与えることができる飲料が得られる。そして増粘剤を
添加することにより、品質安定な飲料を得ることがで
き、又、ココアパウダー(ココアバター12〜24重量
%)の他に、カカオパウダー(ココアバター8重量%未
満)抽出カカオエキスなどの併用もでき、種々な風味の
ココア飲料が得られる。すなわち、本発明に係るココア
飲料は、「調整ココア」を飲用する際の濃厚感ある「コ
ク」と「風味」を有する、品質安定なココア飲料であ
る。
5〜3.5重量%加えることを特徴とするココア飲料に
関するものであり、本発明によればココア飲料の嗜好性
を高めることができて、濃厚感ある「コク」と「風味」
を与えることができる飲料が得られる。そして増粘剤を
添加することにより、品質安定な飲料を得ることがで
き、又、ココアパウダー(ココアバター12〜24重量
%)の他に、カカオパウダー(ココアバター8重量%未
満)抽出カカオエキスなどの併用もでき、種々な風味の
ココア飲料が得られる。すなわち、本発明に係るココア
飲料は、「調整ココア」を飲用する際の濃厚感ある「コ
ク」と「風味」を有する、品質安定なココア飲料であ
る。
【0023】
【図1】 ココア製造工程図を表す。
【図2】 カカオバター製造工程図を表す。
Claims (6)
- 【請求項1】 ココア飲料中にカカオ分を1.5〜3.
5重量%加えることを特徴とするココア飲料。 - 【請求項2】 カカオ分としてココアパウダー、カカオ
パウダー、カカオエキスを単品、又は任意の混合比にて
配合したことを特徴とする請求項1に記載のココア飲
料。 - 【請求項3】 無脂もしくは低油分(0〜5重量%)の
ココアパウダーを使用し、カカオバター含量が0.1重
量%以下であることを特徴とする請求項1に記載のココ
ア飲料。 - 【請求項4】 カカオ、甘味料及び組織安定剤として結
晶セルロース、増粘剤、ゲル化剤を含有することを特徴
とする請求項1に記載のココア飲料。 - 【請求項5】 乳成分、油脂、香料を含有することを特
徴とする請求項1に記載のココア飲料。 - 【請求項6】 乳化剤としてグリセリン脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステルの
単品又は混合品を含有することを特徴とする請求項1に
記載のココア飲料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8135568A JPH09313145A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | ココア飲料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8135568A JPH09313145A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | ココア飲料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09313145A true JPH09313145A (ja) | 1997-12-09 |
Family
ID=15154863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8135568A Pending JPH09313145A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | ココア飲料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09313145A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2856244A1 (fr) * | 2003-06-20 | 2004-12-24 | Barry Callebaut Ag | Boisson chocolatee preparee a partir d'une machine de type expresso et moyens pour son obtention |
WO2005016019A1 (ja) * | 2003-08-13 | 2005-02-24 | Fuji Oil Company, Limited | 水和性油性ベース食品の製造法 |
JP2008011760A (ja) * | 2006-07-05 | 2008-01-24 | Asahi Kasei Chemicals Corp | 密閉容器用ココア飲料組成物 |
JP2010115166A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | House Foods Corp | チョコレート風味の乳飲料 |
JP2011515096A (ja) * | 2008-03-28 | 2011-05-19 | バリー カレボー アーゲー | カカオ組成物 |
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-
1996
- 1996-05-29 JP JP8135568A patent/JPH09313145A/ja active Pending
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