JPH09313078A - 魚釣用電動リール - Google Patents

魚釣用電動リール

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JPH09313078A
JPH09313078A JP13469696A JP13469696A JPH09313078A JP H09313078 A JPH09313078 A JP H09313078A JP 13469696 A JP13469696 A JP 13469696A JP 13469696 A JP13469696 A JP 13469696A JP H09313078 A JPH09313078 A JP H09313078A
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motor
spool
reel
side frame
side plate
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JP13469696A
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English (en)
Inventor
Kenji Maruyama
憲二 丸山
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Ryobi Ltd
Original Assignee
Ryobi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚釣用電動リールにおいて、リード線の処理
をすることなく、簡易にスプールの取外しを行う。 【解決手段】 側枠102aには、スプールの外径より
も大きな側枠開口部100aが設けられており、モータ
ホルダ7の一部が嵌合保持されている。側板2aには、
側枠開口部100aと同径の側板開口部31が設けられ
ている。側板開口部31は、開閉蓋35で覆われてい
る。また、モータホルダ7およびモータカバー6をリー
ル本体100から離間させる際に、モータ4と前記電源
との間のリード線10を接続する接続部が、モータホル
ダ7と側枠100間に設けられている。端子45を端子
47に係脱自在とすることよりリード線10を長くする
ことなく、モータホルダ7を、側枠開口部100a、側
板開口部31から、矢印α方向に抜くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は魚釣用電動リールに
関し、特にモータを内蔵したスプール着脱構造に関す
る。
【0002】
【関連技術】従来の魚釣用電動リールの分解斜視図を図
5に示す。この魚釣用電動リールにおいては、以下のよ
うにして、組立られる。スプール113にモータ116
を内蔵し、スプール塞ぎ118で覆う。このスプール1
13をリール本体110に矢印γ方向から組み込む。本
体塞ぎ112でスプール113を保持する。本体塞ぎ1
12側には、さらに側板114が取付けられる。なお、
スプール113とモータ116は減速機構117を介し
て連結されている。
【0003】この魚釣用電動リールでは、リール本体1
10からモータ116およびスプール113を取り外す
ことが困難であった。なぜなら、前記魚釣用電動リール
においては、スプール113を矢印γ方向から挿入した
あと、ハンドル機構(図示せず)を組込んでいる。した
がって、このハンドル機構を取り外さない限り、スプー
ル113およびモータ116を取り外すことができない
からである。また、モータ116を取外すには、スプー
ル113をリール本体110から取外した後、スプール
113からスプール塞ぎ118をはずす必要があった。
このため、モータ116の交換は極めて困難であった。
したがって、スプール113内に水分が侵入しても、そ
の除去および回転面へのグリス注入等ができず、ユーザ
がスプール113およびモータ116をメンテナンスす
ることがほぼ不可能に近い状態であった。
【0004】また、一般に、スプールに巻かれた釣糸の
種類又は太さは、その釣を行う対象魚にあわせて変更さ
れる。しかしながら、前記魚釣用電動リールにおいて
は、スプール113の交換が容易に行えない。そこで、
従来は、巻いている釣糸を一旦全部繰り出してから、別
の種類の釣糸を巻き取るようにして釣糸の種類等の交換
を行っていた。このため、釣糸の種類交換が非常に煩雑
であった。
【0005】また、前記魚釣用電動リールにおいて、ス
プール113に巻取られている釣糸を洗浄する為に、ス
プール113を取外したとしても、スプール113には
減速機構117が内蔵されている。したがって、スプー
ル113に巻取られている釣糸を洗浄すると、減速機構
117のギア部、軸受部に水の侵入、付着およびグリス
の流出等が生じる。このような問題は減速機構117を
スプール113から取外すことにより解決することがで
きる。しかし、減速機構117は複数の太陽ギヤ等から
構成されているので、スプール113から減速機構11
7を取外すと、減速機構117を構成する部品がばらば
らとなってしまうおそれがある。
【0006】かかる問題を解決する為、本発明者は特願
平8−16807号にて、図6に示すようなモータおよ
びスプールを側板側から着脱可能な魚釣用電動リール1
を提案した。
【0007】魚釣用電動リール1は、リール本体10
0、側板2a、2b、スプール3、モータ4、モータホ
ルダ7、モータカバー6および減速器41を備えてい
る。リール本体100のハンドル側とは逆側の側枠10
2aには、スプールの外径よりも大きな開口部100a
が設けられている。モータカバー6には、モータ4が取
付けられている。モータ4は、モータホルダ7で覆われ
ている。モータホルダ7とモータカバー6とは、ネジ1
2でネジ止め固定されている。モータホルダ7は、側板
2aにパッキン8を介して、水密なるようネジ止めされ
ている(図示せず)。パッキン8の形状を図7に示す。
【0008】図6に戻って、モータホルダ7の外径部に
は、ベアリング5の内輪が嵌合されている。ベアリング
5の外輪は、スプール3と嵌合されている。すなわち、
スプール3の一端側は、モータ4がモータホルダ7に回
転自在に保持されている。また、スプール3の他端側に
は、減速器41が内蔵されている。減速器41は、スプ
ール3にネジ止めされたスプール塞ぎ58により、抜け
止め状態で保持される。スプール塞ぎ58にはベアリン
グ19が内嵌されている。減速器41のスプールシャフ
ト42は、側枠102bに嵌合された本体塞ぎ59の軸
部に嵌合されている。これにより、スプール3は、一対
の側板2a、2b間にて回転自在に保持される。
【0009】モータ4のリード線15は、基板9a上の
電装品9と接続されており、基板9aは、リード線10
によって、図7に示すコントローラ11と接続されてい
る。すなわち、図6に戻って、リード線10は、リール
本体100を通過して、モータ4を電源部または制御部
と電気的に接続する。なお、リード線10の長さは、後
述するように、モータ4をリール本体100から取り外
した場合にも、モータ4が完全に抜ける程度の長さを有
する。
【0010】図8に示すように、リール本体100にネ
ジ止めされている側板2aを取り外す。側板2aには、
モータ4を覆うモータホルダ7が取付けられている。し
たがって、側板2aを外すことにより、モータ4は側板
2aとともにリール本体100から離脱する。なお、リ
ード線10は、この離脱作業を邪魔しないような長さに
構成されている。
【0011】この状態から、さらにモータ4を矢印β方
向に取り外し、スプール3をリール本体100の開口部
100aから矢印β方向に抜き取る。スプール3は、内
蔵された減速器41と共に、リール本体100から離脱
する。このように、側枠102aに形成されたスプール
3よりも大きな開口部100aから、モータ4およびス
プール3を取り外すことができる。
【0012】以上説明したように、魚釣用電動リール1
においては、側板2aと一体的に構成されたモータホル
ダ7でモータ4を覆っている。したがって、ハンドル側
とは逆側の側板2aを分解するだけで、モータ4を取外
すことができる。さらに、開口部100aがスプール3
よりも大きいので、スプール3もハンドル側とは逆側か
ら取外すことができる。
【0013】このように、モータ4およびスプール3を
取り外すことにより、スプール3の内部または、モータ
4の周辺に付着侵入した水分の除去が可能となる。
【0014】また、スプール3に巻かれた釣糸の洗浄
(塩抜き)もスプール3単体で行うことができる。これ
により、電装品9ヘ水がかけることなく釣糸の洗浄が可
能となり、電気部品を保護することができる。さらに、
駆動部および水分付着による性能低下を招くおそれのあ
るドラグ部への浸水も防止することができる。
【0015】また、スプールの軸受部の水分除去および
グリス注入が簡単に行えるので、故障の原因となる錆び
つきを防止することが容易となる。
【0016】また、スプール3の交換が容易であるの
で、数種類のラインを巻いたスプールを予め用意してお
くことができる。よって、釣種にあわせた釣糸を巻いた
スプールに交換するのが容易となる。
【0017】また、軸受部等が錆びついたり、モータが
故障等を起こした場合に、その交換が容易となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記魚釣用電
動リール1においては、次の様な問題があった。モータ
ホルダの取付けまたは取外し時に、リード線10を噛み
込むことにより、被膜の損傷、断線が発生するおそれが
ある。また、リード線10が、スプール交換作業時にじ
ゃまになったり、収納に手間取ることがある。すなわ
ち、魚釣用電動リール1においては、モータおよびスプ
ールをハンドル側とは逆側から着脱可能ではあるが、そ
の作業が煩わしかった。
【0019】この発明は上記問題を解決し、モータおよ
びスプール交換が容易に行なえる魚釣用電動リールを提
供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1の魚釣用電動リ
ールにおいては、一対の側枠の外面を覆うように取付け
られた側板を有するリール本体、前記側枠間に回転自在
に保持されたスプール、前記スプールが回転可能となる
よう前記スプールに内蔵され、駆動軸が前記スプールの
回転駆動機構に連結されたモータ、前記リール本体内に
収納され、前記モータをモータ制御部を介して電源部に
電気的に接続する電気接続線、を備えた魚釣用電動リー
ルにおいて、前記モータ側の側枠に前記スプールの径よ
りも大きな側枠開口部を形成し、前記モータをモータ筐
体内に前記駆動軸を突出させて収納し、前記モータ筐体
の一部を前記側枠または前記側板で保持するとともに、
前記スプールが回転可能となるよう、前記スプール内に
前記モータ筐体を装着し、前記リール本体へのモータお
よびスプールの着脱または離脱時に前記電気配線をその
途中で離接可能とする接続部を、前記モータ筐体と前記
側枠間または前記側枠と前記側板間に設けたこと、を特
徴とする。
【0021】請求項2の魚釣用電動リールにおいては、
一対の側枠の外面を覆うように取付けられた側板を有す
るリール本体、前記側枠間に回転自在に保持されたスプ
ール、前記スプールが回転可能となるよう前記スプール
に内蔵され、駆動軸が前記スプールの回転駆動機構に連
結されたモータ、前記リール本体内に収納され、前記モ
ータをモータ制御部を介して電源部に電気的に接続する
電気接続線、を備えた魚釣用電動リールにおいて、前記
モータをモータ筐体内に前記駆動軸を突出させて収納
し、前記モータ側の側枠に前記スプールの径よりも大き
な側枠開口部を形成し、前記モータ側の側板に前記スプ
ールの径および前記モータ筐体よりも大きな側板開口部
を形成し、前記モータ筐体の一部を前記側枠または前記
側板開口部を覆う開閉蓋で保持するとともに、前記スプ
ールが回転可能となるよう、前記スプール内に前記モー
タ筐体を装着し、前記リール本体へのモータおよびスプ
ールの着脱または離脱時に前記電気配線をその途中で離
接可能とする接続部を、前記モータ筐体と前記側枠間ま
たは前記側枠と前記側板間に設けたこと、を特徴とす
る。
【0022】請求項3の魚釣用電動リールにおいては、
前記接続部に、前記接続部に前記接続線を防水状態で接
続可能とするシール部材を設けたことを特徴とする。
【0023】
【発明の効果】請求項1の魚釣用電動リールにおいて
は、前記駆動軸を突出させて、前記モータをモータ筐体
内に収納させ、前記モータ筐体の一部を前記側枠または
前記側板で保持するとともに、前記スプールが回転可能
となるよう、前記スプール内に前記モータ筐体を装着
し、前記モータ側の側枠に前記スプールの径よりも大き
な側枠開口部を形成している。したがって、前記スプー
ルを前記モータ筐体と共に前記リール本体から離脱させ
ることができるとともに、前記モータへの浸水も防止す
ることができる。
【0024】また、前記リール本体へのモータおよびス
プールの着脱または離脱時に前記電気配線をその途中で
離接可能とする接続部を、前記モータ筐体と前記側枠間
または前記側枠と前記側板間に設けている。したがっ
て、前記モータ筐体を、前記スプールとともに前記リー
ル本体から離間させる際に、前記電気配線の煩わしい処
理が不要となる。これにより、前記モータおよび前記ス
プールの脱着が容易な魚釣用電動リールを提供すること
ができる。
【0025】請求項2の魚釣用電動リールにおいては、
前記駆動軸を突出させて、前記モータをモータ筐体内に
収納させ、前記モータ筐体の一部を前記側枠または前記
側板で保持するとともに、前記スプールが回転可能とな
るよう、前記スプール内に前記モータ筐体を装着し、前
記モータ側の側枠に前記スプールの径よりも大きな側枠
開口部を形成し、前記モータ側の側板に前記スプールの
径および前記モータ筐体よりも大きな側板開口部を形成
している。これにより、前記側板を取外すことなく、前
記スプールを前記モータ筐体と共に前記リール本体から
離脱させることができるとともに、前記モータへの浸水
も防止することができる。
【0026】また、前記リール本体へのモータおよびス
プールの着脱または離脱時に前記電気配線をその途中で
離接可能とする接続部を、前記モータ筐体と前記側枠間
または前記側枠と前記側板間に設けている。したがっ
て、前記モータ筐体を前記リール本体から離間させる際
に、前記電気配線の煩わしい処理が不要となる。これに
より、前記モータおよび前記スプールの脱着が容易な魚
釣用電動リールを提供することができる。
【0027】請求項3の魚釣用電動リールにおいては、
前記接続部に、前記接続部に前記接続線を防水状態で接
続可能とするシール部材を設けている。したがって、前
記モータ筐体を前記リール本体に取付けた状態を防水状
態とすることができる。これにより、海水等が侵入した
場合でも、ショート等をおこすおそれがない。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について、図
面に基づいて説明する。図1に示す魚釣用電動リール1
01は、リール本体100、スプール3、モータ4、モ
ータホルダ7、モータカバー6および減速器41を備え
ている。
【0029】リール本体100には、ネジ13によっ
て、側板2a、2bが一対の側枠102a,102bの
外面を覆うように取付けられている。リール本体100
のハンドル側とは逆側の側枠102aには、スプールの
外径よりも大きな側枠開口部100aが設けられてい
る。
【0030】側枠開口部100aには、モータホルダ7
の一部が嵌合保持されている。モータホルダ7には、モ
ータカバー6が、ネジ12によってネジ止め固定されて
いる。モータカバー6とモータホルダ7とでモータ筐体
を構成し、このモータ筐体内に、駆動軸がモータカバー
6から突出するように、モータ4の本体部が収納されて
いる。モータホルダ7の外径部には、ベアリング5の内
輪が嵌合されている。ベアリング5の外輪は、スプール
3と嵌合されている。
【0031】スプール3の他端側には、回転駆動機構で
ある減速器41が内蔵されている。減速器41には、モ
ータ4の駆動軸が連結されている。減速器41は、スプ
ール3にネジ止めされたスプール塞ぎ58により、抜け
止め状態で保持される。スプール塞ぎ58にはベアリン
グ19が内嵌されている。減速器41のスプールシャフ
ト42は、側枠102bに嵌合された本体塞ぎ59の軸
部に嵌合されている。このように、スプール3は、一端
側は、側枠102aに嵌合されたモータホルダ7に、他
端側はスプール塞ぎ58によって、一対の側板2a、2
b間にて回転自在に保持される。
【0032】モータホルダ7側の側板2aの一部には、
側板開口部31が設けられている。この側板開口部31
の内径は、側枠102aに形成された側枠開口部100
aと同様、又はそれよりも大きく形成されている。
【0033】側板開口部31は、開閉蓋35で覆われて
いる。開閉蓋35は、モータホルダ7をハンドル側に押
圧する。これにより、モータホルダ7およびモータカバ
ー6が、矢印α方向に抜けることがない。
【0034】開閉蓋35には雄ネジが形成され、側板2
aの側板開口部31には雌ネジが形成されている。開閉
蓋35を図2において、反時計回り方向に回転させるこ
とにより、開閉蓋35は、側板2aから外れる。
【0035】なお、防水をより完全なものとする為に、
開閉蓋35とモータホルダ7との間には、パッキン36
が設けられ、内部が水密状態で保持される。これによ
り、側板2a内の電装品9への浸水を防止することがで
きる。
【0036】基板9a上の電装品9は、リード線10に
よって、図7に示すコントローラ11と接続されてい
る。本実施形態においては、つぎのようにして、リード
線10を処理している。側板2aとリール本体100間
で構成される空間40にて、リード線10を分断する。
この分断されたリード線のうち、側板2a側の一端に第
1の接続端子である端子45を形成する。一方、リール
本体100側の一端に、第2の接続端子である端子47
を形成する。端子47は凹型であり、端子45が挿入自
在に構成されている。
【0037】このように、本実施形態においては、モー
タホルダ7およびモータカバー6をリール本体100か
ら離間させる際に、モータ4と前記電源との間のリード
線10を接続する接続部を、モータホルダ7と側枠10
0間に設けている。しかし、これに限定されず、この接
続部を側枠100と側板102a間に設けてもよい。
【0038】なお、本実施形態においては、端子45、
47は以下の様にして、それぞれモータホルダ7、側枠
102aに保持されている。モータホルダ7の一部には
孔7aが形成され、この孔7aにブッシュ43が挿入さ
れている。ブッシュ43には端子45が保持される。一
方、側枠102aには端子ホルダ49が固定されてい
る。端子ホルダ49には、端子47が保持されている。
端子ホルダ49には、リード線10が接続されている。
【0039】なお、端子45を端子47へ簡易に係脱可
能とする為、端子45の先端部は矢印α方向と平行に形
成される。他の構造については、魚釣用電動リール1と
同様である。
【0040】このように、両端子を係脱自在とすること
よりリード線10を長くすることなく、モータホルダ7
を矢印α方向に抜くことができる。
【0041】魚釣用電動リール101は、側板2aをリ
ール本体100から取外すことなく、開閉蓋35を図2
において反時計回り方向に回転させるだけで、モータ4
およびスプール3を取外すことができる。さらに、その
際のリード線10の処理が不要となる。このように、本
実施形態においては、開閉蓋35を取外すだけで、モー
タホルダ7とともにモータ4を取りはずすことができ
る。さらに、スプール3を取外すことができる。
【0042】なお、魚釣用電動リール101において
は、端子45がむきだし状態となっている。したがっ
て、端子45に水分がかかるとショートする可能性があ
る。この場合には、図4に示すように、ブッシュ53を
モータホルダ7から突出するような形状とし、端子45
が端子47に挿入された状態では、ブッシュ53と端子
ホルダ59とが密着するようにすればよい。これによ
り、端子45を防水状態とすることができる。このよう
に、接続部にシール部材を設けることによって、より防
水性を高めることができる。
【0043】また、上記各実施形態においては、側板2
a側に凸形状の接続係合部を設け、リール本体100側
に凹形状の接続係合部を設けたが、逆に形成してもよ
い。
【0044】また、上記実施形態においては、ブッシュ
43に端子45を保持させ、端子ホルダ49に端子47
を保持させている。しかし、前記電気配線をその途中で
離接可能とする接続部であればどの様な形態でもよく、
例えば、ブッシュ43および端子ホルダ49からリード
線を設け、その端部に端子を設けるようにしてもよい。
【0045】さらに、端子45を挿入する際に、端子4
5を端子47に確実に案内する案内手段等を設けてもよ
い。例えば、リール本体100側に挿入孔を設け、側板
2a側にこの挿入孔に嵌合される凸部を設け、端子45
が端子47に挿入されるよりも前に、前記凸部が前記挿
入孔と嵌合するよう構成すればよい。
【0046】また、モータホルダ7の側枠開口部100
aへの嵌合保持は、例えば、以下の様にすればよい。モ
ータホルダ7の外周部にボスを設け(図示せず)、図3
に示すように側枠102aの側枠開口部100aに形成
された係合凹部31aと係合させる。これにより、一
旦、モータ4およびスプール3を脱着して再び組みつけ
た場合でも、スプール3またはモータ4の軸芯がずれる
ことがなく、組合わせることができる。
【0047】また、上記実施形態においては、モータホ
ルダ7を側枠開口部100aに回り止め状態にて保持さ
せることにより、スプール軸の周方向への位置決めを行
ない、開閉蓋35によって押圧させることによって、図
1矢印α方向への抜け止めを行ない、スプール軸の軸方
向への位置決めをしている。しかし、モータホルダ7の
周方向および軸方向への位置決めについては、いずれか
一方に双方の機能を持たせるようにしてもよい。
【0048】また、モータホルダ7をスプール軸に平行
にスライドさせるだけでなく、モータホルダ7を回転さ
せて、両端子45、47が接続状態となるように、構成
してもよい。
【0049】なお、本実施形態においては、開閉蓋35
を数回転させることにより側板2aから取外すように構
成したが、これに限定されず、開閉蓋を従来のチヌ釣用
リール等に採用されている1回転以下回転させた場合に
も、側板2aから取外すことができるように構成しても
よい。特に、この様な構成を採用した場合には、前述し
たように、モータホルダ7を回転させて、両端子45、
47が接続状態となるように構成すると、開閉蓋にモー
タホルダを一体構成することができ、着脱が容易とな
る。
【0050】なお、本実施形態においては、開閉蓋35
を設けた場合について説明したが、図6に示す魚釣用電
動リール1にも同様に適用できる。なお、図6に示す魚
釣用電動リール1は、側板2aにモータホルダ7がネジ
止め固定されているが、図1に示す魚釣用電動リール1
01に示す様に、側板2aとモータホルダ7とが別々に
取外すことができるようにしてもよい。
【0051】また、上記各実施形態においては、モータ
の軸心とスプールの軸心が一致している例について説明
したが、これに限定されることなく、モータの軸心がス
プールの軸心が一致していない場合でも、適用は可能で
ある。すなわち、モータを取外し可能な魚釣用電動リー
ルであればどの様なものでも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる魚釣用電動リール1の要部断面
図である。
【図2】魚釣用電動リール1の側面図を示す図である。
【図3】図1におけるA−A断面図である。
【図4】接続部の他の実施形態を示す図である。
【図5】モーター内蔵型のスプールをリール本体に取付
ける魚釣用電動リールの分解斜視図である(従来技
術)。
【図6】モータ取外し可能の魚釣用電動リール1を示す
要部断面図である。
【図7】側板を外した魚釣用電動リール102の側面図
を示す図である。
【図8】側板2aを取り外すことによって、モータ4が
リール本体100から離脱した状態を示す図である。
【符号の説明】
100・・・・リール本体 102a・・・側枠 102b・・・側枠 2a・・・・・側板 2b・・・・・側板 3・・・・・・スプール 4・・・・・・モータ 6・・・・・・モータカバー 7・・・・・・モータホルダ 8・・・・・・パッキン 10・・・・・リード線 40・・・・・空間 43・・・・・ブッシュ 45・・・・・端子 47・・・・・端子 49・・・・・端子ホルダ 53・・・・・ブッシュ 59・・・・・端子ホルダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の側枠の外面を覆うように取付けられ
    た側板を有するリール本体、 前記側枠間に回転自在に保持されたスプール、 前記スプールが回転可能となるよう前記スプールに内蔵
    され、駆動軸が前記スプールの回転駆動機構に連結され
    たモータ、 前記リール本体内に収納され、前記モータをモータ制御
    部を介して電源部に電気的に接続する電気接続線、 を備えた魚釣用電動リールにおいて、 前記モータ側の側枠に前記スプールの径よりも大きな側
    枠開口部を形成し、 前記モータをモータ筐体内に前記駆動軸を突出させて収
    納し、 前記モータ筐体の一部を前記側枠または前記側板で保持
    するとともに、前記スプールが回転可能となるよう、前
    記スプール内に前記モータ筐体を装着し、 前記リール本体へのモータおよびスプールの着脱または
    離脱時に前記電気配線をその途中で離接可能とする接続
    部を、前記モータ筐体と前記側枠間または前記側枠と前
    記側板間に設けたこと、 を特徴とする魚釣用電動リール。
  2. 【請求項2】一対の側枠の外面を覆うように取付けられ
    た側板を有するリール本体、 前記側枠間に回転自在に保持されたスプール、 前記スプールが回転可能となるよう前記スプールに内蔵
    され、駆動軸が前記スプールの回転駆動機構に連結され
    たモータ、 前記リール本体内に収納され、前記モータをモータ制御
    部を介して電源部に電気的に接続する電気接続線、 を備えた魚釣用電動リールにおいて、 前記モータをモータ筐体内に前記駆動軸を突出させて収
    納し、 前記モータ側の側枠に前記スプールの径よりも大きな側
    枠開口部を形成し、 前記モータ側の側板に前記スプールの径および前記モー
    タ筐体よりも大きな側板開口部を形成し、 前記モータ筐体の一部を前記側枠または前記側板開口部
    を覆う開閉蓋で保持するとともに、前記スプールが回転
    可能となるよう、前記スプール内に前記モータ筐体を装
    着し、 前記リール本体へのモータおよびスプールの着脱または
    離脱時に前記電気配線をその途中で離接可能とする接続
    部を、前記モータ筐体と前記側枠間または前記側枠と前
    記側板間に設けたこと、 を特徴とする魚釣用電動リール。
  3. 【請求項3】請求項1〜請求項2のいずれかの魚釣用電
    動リールにおいて、 前記接続部に、前記接続部に前記接続線を防水状態で接
    続可能とするシール部材を設けたこと、 を特徴とする魚釣用電動リール。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190021682A (ko) * 2017-08-23 2019-03-06 주식회사 바낙스 낚시용 전동릴
US20220110305A1 (en) * 2020-10-08 2022-04-14 KOBO Labs LLC Motor-driven fishing reel

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KR20190021682A (ko) * 2017-08-23 2019-03-06 주식회사 바낙스 낚시용 전동릴
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