JPH0931227A - 空洞含有ポリオレフィン系フィルム - Google Patents

空洞含有ポリオレフィン系フィルム

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JPH0931227A
JPH0931227A JP18419495A JP18419495A JPH0931227A JP H0931227 A JPH0931227 A JP H0931227A JP 18419495 A JP18419495 A JP 18419495A JP 18419495 A JP18419495 A JP 18419495A JP H0931227 A JPH0931227 A JP H0931227A
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敦 多賀
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靖恭 古峪
Katsuro Kuze
勝朗 久世
Tsutomu Isaka
勤 井坂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面接着性に優れ、さらには表面光沢性に優
れた空洞含有ポリオレフィン系フィルムを提供する。 【構成】 少なくとも片面の濡れ張力が40dyne・
cm以上であることを特徴とする空洞含有ポリオレフィ
ン系フィルムである。この空洞含有ポリオレフィン系フ
ィルムは、ポリオレフィン系樹脂と空洞形成開始剤とを
含有し、好ましくはポリオレフィン系樹脂と空洞形成開
始剤とを含有する組成物からなる基材層と、ポリオレフ
ィン系樹脂と微粒子とを含有する組成物からなる表面光
沢改善層とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空洞含有ポリオレフィ
ン系フィルムに関し、より詳しくは、種々の包装材料、
印刷材料等の好適な空洞含有ポリオレフィン系フィルム
に関する。
【0002】
【従来の技術】空洞含有ポリオレフィン系フィルムは、
パール調、マット調等の表面性状に優れるとともに、柔
軟性や腰等の機械的特性等においても優れたフィルムで
あることから、従来より種々の包装材料、印刷材料とし
て使用されるだけでなく、その優れたクッション性から
感熱記録体の支持体としても活用されている。空洞含有
ポリオレフィン系フィルムに空洞を形成する方法として
は、ポリオレフィン系樹脂中に炭酸カルシウム、二酸化
珪素等の無機微細粒子とポリオレフィンとの組成物、ま
たはポリオレフィンに対して非相溶の樹脂を押出機のス
クリューによってポリオレフィン中に分散させた組成物
を延伸する方法が知られている。
【0003】近年、印刷加工の高速化に伴い、フィルム
のインキ接着性の向上が望まれている。また光沢改善層
を積層して高光沢化された感熱記録体においては、表面
が平滑であるために、その上に形成される画像受像層と
の接着性の向上が望まれている。しかし、これらの空洞
含有ポリオレフィン系フィルムでは、主原料の樹脂がポ
リオレフィンであるため、インキ接着性や画像受像層と
の接着性に問題がある。
【0004】また、近年、要求の高まってきている表面
光沢の優れた空洞含有ポリオレフィン系フィルムは、光
沢改善のためにその表面が非常に平滑となっており、イ
ンキ接着性や画像受像層との接着性が著しく劣る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の欠点を
解決しようとするものであり、その目的は、表面接着性
に優れ、さらには表面光沢性にも優れた空洞含有ポリオ
レフィン系フィルムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも片
面の濡れ張力が40dyne・cm以上であることを特
徴とする空洞含有ポリオレフィン系フィルムである。好
適な実施態様は、上記空洞含有ポリオレフィン系フィル
ムは、ポリオレフィン系樹脂と空洞形成開始剤とを含有
することであり、より好適には、空洞含有ポリオレフィ
ン系フィルムは、基材層と、基材層の少なくとも片面に
形成された表面光沢改善層とを含有し、基材層が、ポリ
オレフィン系樹脂と空洞形成開始剤とを含有する組成物
からなり、表面光沢改善層が、ポリオレフィン系樹脂と
微粒子とを含有する組成物からなる。さらに好適には、
少なくとも表面光沢改善層の表面の濡れ張力が40dy
ne・cm以上である。好適な実施態様は、上記空洞形
成開始剤が、有機質の架橋高分子微粒子であり、ポリオ
レフィン系樹脂100重量部に対して、1.6〜40重
量部含有され、平均粒径が0.1〜7μmであり、水滴
保持時間が5分以下である。好適な実施態様は、表面光
沢改善層に含有される微粒子が、表面光沢改善層に含有
されるポリオレフィン系樹脂100重量部に対して0.
05〜1.5重量部含有され、平均粒径が0.1〜7μ
mであり、水滴保持時間が5分以上である。
【0007】次に本発明を詳細に説明する。本発明の空
洞含有ポリオレフィン系フィルムは、少なくとも片面の
濡れ張力が40dyne・cm以上であり、好ましくは
41dyne・cm以上、特に好ましくは42dyne
・cm以上である。ここで、フィルム面の濡れ張力と
は、フィルムのぬれの尺度を示すものであり、フィルム
に液体を塗布したときの液体の表面張力をいう。濡れ張
力は、JIS K−6788に準拠して測定されるもの
であり、23℃、50%RHの室内に6時間以上放置し
たフィルムを用いて、ホルムアミドとエチレングリコー
ルの各割合の混合液を塗布し、2秒後の液膜の表面張力
を測定したものである。フィルムの濡れ張力が高いほど
表面接着性が良好となる。濡れ張力が40dyne・c
m未満の場合、フィルムの表面接着性が悪いため、イン
キ接着性やその上に形成される画像受容層との接着性が
不良となる。
【0008】また本発明の空洞含有ポリオレフィン系フ
ィルムは、微細な空洞が多数均一に分散されたポリオレ
フィン系フィルムであり、見かけ比重が好ましくは0.
50〜0.80、より好ましくは0.55〜0.75で
ある。見かけ比重が0.80を超える場合、軽量性およ
びクッション性が劣り、逆に0.50未満の場合、フィ
ルムの腰および機械的強度が劣り好ましくない。
【0009】また本発明の空洞含有ポリオレフィン系フ
ィルムは、基材層と表面光沢改善層からなる複層構造で
ある場合には、表面光沢度が好ましくは80%以上、よ
り好ましくは85%以上である。この表面光沢度はJI
S Z 8741に準拠して測定される。表面光沢度が
80%未満の場合、この空洞含有ポリオレフィン系フィ
ルムをグラビア印刷やオフセット印刷を行った印刷物の
表面や、あるいは表面光沢改善層上にさらに画像受容層
を形成した感熱記録体に転写された画像がザラついた感
じとなって好ましくない。
【0010】本発明の空洞含有ポリオレフィン系フィル
ムは、好ましくはポリオレフィン系樹脂と空洞形成開始
剤とを含有し、より好ましくは、基材層と基材層の少な
くとも片面上に形成される表面光沢改善層を含む複層構
造であってもよい。この場合、基材層は、ポリオレフィ
ン系樹脂と空洞形成開始剤とを含有する組成物からな
り、ポリオレフィン系樹脂と微粒子とを含有する組成物
からなる。
【0011】基材層に含有されるポリオレフィン系樹脂
としては、例えばプロピレン、エチレン、ブテン、4−
メチルぺンテン−1等の公知のオレフィンをモノマー成
分とする単独重合体や共重合体もしくはそれらの任意の
混合物が使用される。
【0012】空洞形成開始剤は、延伸工程において、ポ
リオレフィン系樹脂との界面で剥離が生じて空洞を形成
し得るものであり、ポリオレフィン系樹脂と非相溶であ
り、ポリオレフィン系樹脂の溶融成形温度で溶融するこ
とがなく、かつ同温度に耐える耐熱性を有しかつ耐溶剤
性を有する材料からなるものであれば特に制限はなく、
例えば次の無機質微粒子や有機質微粒子が挙げられる。
無機質微粒子は、ポリオレフィン系樹脂に不活性な無機
質微粒子であり、例えば炭酸カルシウム、二酸化チタ
ン、二酸化珪素、硫酸バリウム、酸化アルミニウム、ゼ
オライト、カオリン、タルク等が挙げられる。有機質微
粒子としては、例えば、ポリスチレン樹脂、アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン樹脂、アクリロニトリル
−スチレン樹脂、スチレン−ブタジエンブロックコポリ
マー等のスチレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト等のポリエステル、シクロペンタジエン系の石油樹脂
等の高分子からなる微粒子が挙げられる。これらの高分
子は、付加重合法、重縮合法、重付加反応法等の任意の
方法で製造される。中でも特に耐熱性および耐溶剤性に
優れることから、架橋された高分子からなる微粒子が好
ましい。このような架橋された高分子は、ポリオレフィ
ン系樹脂への分散性が良好で、微細な空洞を均一に形成
でき、高品質の空洞含有フィルムが得られることから、
(メタ)アクリル系モノマーやスチレン系モノマーをモ
ノマー単位として含んで架橋された樹脂が好ましく、特
に(メタ)アクリル−スチレン系の共重合架橋高分子が
好ましい。
【0013】(メタ)アクリル系モノマーとしては、例
えば(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル
等の(メタ)アクリル酸またはそのエステル誘導体が挙
げられ、これらのモノマーは単独で使用してもよく、あ
るいは2種以上を併用することもできる。また、少量で
あれば(メタ)アクリル酸の金属塩、アミド誘導体、ヒ
ドロキシエチルエステル、ジメチルアミノエステル等の
誘導体を併用しても構わない。
【0014】スチレン系モノマーとしては、例えばスチ
レン、メチルスチレン、α−メチルスチレン等のスチレ
ンまたはその誘導体が挙げられる。また全モノマー成分
中の含有率が20重量%程度以下であれば酢酸ビニル、
塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル等のビ
ニル系モノマーを配合することも有効である。
【0015】架橋法としては、ジビニルベンゼン、エチ
レングリコールのジ(メタ)アクリル酸エステル、シラ
ンカップリング剤、トリメチロールプロパントリメタク
リレート等の多官能性モノマーを架橋剤として使用し、
高分子製造時に架橋させて微粒子とするか、あるいは非
架橋構造の高分子製造後に架橋させて高分子微粒子とす
るか、どちらの方法であってもよい。
【0016】上記の空洞形成開始剤は、ポリオレフィン
系樹脂100重量部に対して、好ましくは1.6〜40
重量部、より好ましくは2.0〜30重量部含有され
る。この含有量が1.6重量部未満の場合、ポリオレフ
ィン系フィルムに十分な空洞を形成することができず、
得られるフィルムの軽量性およびクッション性が不十分
となり、逆に40重量部を超えるとポリオレフィン系樹
脂の含有量が少なくなって、得られるフィルムの柔軟性
や腰等の機械的特性が劣り、またフィルムの製膜性、延
伸性が劣るので好ましくない。
【0017】また上記微粒子の平均粒径は、好ましくは
0.1〜7μm、より好ましくは0.5〜5.0μmで
ある。この平均粒径が0.1μm未満の場合、微粒子の
含有量がたとえ多くても十分な空洞を形成することがで
きず、得られるフィルムの軽量性およびクッション性が
不十分となり、逆に7μmを超える場合、得られるフィ
ルムの表面凹凸が大きくなって平滑でなく表面光沢性に
劣り、またフィルムの製膜性、延伸性が劣るので好まし
くない。上記微粒子は粒度分布の小さいものが好まし
い。
【0018】さらに上記微粒子の水滴保持時間は、好ま
しくは5分以下、より好ましくは3分以下である。ここ
で水滴保持時間とは、下記の方法で測定される値であっ
て、微粒子の疎水性の度合いを示す指標となるものであ
る。
【0019】(水滴保持時間の測定法)微粒子を水平で
平滑な台上で2枚の2軸延伸ポリプロプレンフィルムの
間に挟持し、上側フィルムを手で軽く押さえて厚さ2m
mの平滑な微粒子層を形成した後、上側フィルムを静か
に取り外す。得られた微粒子層の表面にスポイトで直径
3mmの水滴を高さ1cmの位置から落とし、該水滴が
微粒子層に吸収されて消失するまでの時間を測定し、疎
水性の指標とする。この水滴保持時間が5分を超える場
合、延伸時にポリオレフィン系樹脂と微粒子間の界面剥
離が起こり難くなってボイドを形成させ難くなって高い
空洞率が得られ難い。
【0020】上記基材層上に、好ましくはポリオレフィ
ン系樹脂と微粒子とを含有する組成物からなる表面光沢
改善層が形成される。この表面光沢改善層により、本発
明の空洞含有ポリオレフィン系フィルムは、その表面光
沢性が高められる。
【0021】上記ポリオレフィン系樹脂としては、前述
の基材層に含有されるポリオレフィン系樹脂と同様の樹
脂が挙げられる。上記微粒子としては、上記と同様の無
機質微粒子、有機質架橋高分子微粒子等の有機質微粒子
が挙げられる。これら微粒子の平均粒径は、好ましくは
0.1〜7μm、より好ましくは0.2〜2.5μmで
ある。平均粒径が0.1μm未満の場合、得られるフィ
ルムの表面が平滑になりすぎるために耐ブロッキング性
が劣り、逆に7μmを超える場合、得られるフィルムの
表面凹凸が大きくなって満足のいく光沢が得られなくな
る。またこれらの微粒子の含有量は、優れた表面光沢を
保証するため、基材層中の含有量よりも少なく押さえる
ことが好ましく、ポリオレフィン系樹脂100重量部に
対して、好ましくは0.05〜1.5重量部、より好ま
しくは0.08〜1.00重量部である。微粒子の含有
量が0.05重量部未満の場合、得られるフィルムの表
面が平滑になりすぎるために耐ブロッキング性が劣り、
逆に1.5重量部を超える場合、得られるフィルムの表
面凹凸が大きくなって満足のいく光沢が得られなくな
る。
【0022】またこの微粒子の水滴保持時間は、好まし
くは基材層に含有される微粒子の水滴保持時間と異な
り、好ましくは5分以上、より好ましくは7分以上であ
る。水滴保持時間が5分未満の場合では、延伸時にポリ
オレフィン系樹脂との界面剥離が起こり易くボイドが大
きくなり過ぎて、高い光沢のフィルムが得られ難くなる
ので好ましくない。
【0023】上記の微粒子の平均粒径、含有量、水滴保
持時間の最適値は、ポリオレフィン系樹脂の種類やフィ
ルムの厚さ、要求特性等によっても変わってくるので目
的とするフィルム特性に応じて上記範囲から最適値を設
定すればよい。また、基材層や表面光沢改質層に、上記
空洞形成開始剤や微粒子以外に他の有機質樹脂や無機質
微粒子を併用したり、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エ
ステル、ワックス、金属石鹸等の潤滑剤を併用するなと
によって隠蔽性、滑り性、生産性などを高めることも有
効である。特に、本発明の空洞含有ポリオレフィン系フ
ィルムを感熱記録体として使用する場合には、隠蔽性お
よび白色度調整のために、フィルム欠陥がなく、耐溶剤
性、生産性を損なわない範囲で二酸化チタンを添加する
ことは有効である。また、通常のポリオレフィン系フィ
ルムに配合される公知の安定剤、帯電防止剤、紫外線吸
収剤、蛍光増白剤、加工肋剤、可塑剤などを適宜配合す
ることも可能である。
【0024】基材層の厚みは特に限定されないが、最も
一般的な厚みは15〜250μmの範囲である。表面光
沢改善層の厚みは、基材層の空洞に起因する表面凹凸を
平滑化し、かつ、基材層のクッション性を確保し得る範
囲で、基材層に含有される微粒子の含有量や平均粒径な
どを考慮して適宜選択されるが、好ましいのは0.5〜
15μmの範囲である。本発明の空洞含有ポリオレフィ
ン系フィルムは、複層構造である場合、基材層/表面光
沢改善層であっても、表面光沢改善層/基材層/表面光
沢改善層であってもよい。その場合、表面光沢改善層の
厚みは合計層の厚みとなる。
【0025】本発明の空洞含有ポリオレフィン系フィル
ムの製造は、例えば複層構造である場合には以下のよう
に行われる。ポリオレフィン系樹脂に有機質架橋高分子
微粒子等の微粒子、必要により他の添加剤を配合する。
この配合方法としては、特に制限はないが、V型ブレン
ダー、スクリュー型ブレンダー、ドライブレンダー、リ
ボンブレンダー、ヘンシェルミキサー等の混合機を使用
して均一に混合した後、混練ペレット化する方法が一般
的である。このペレットを使用して以下に例示される方
法によりフィルムが製造される。 a:2台の押出機を使用し、1台の押出機より、基材層
を構成する樹脂組成物を溶融押し出しするとともに、他
の押出機より表面光沢改善層を構成する樹脂組成物を溶
融押し出しし、それらをダイス内またはダイス外で重ね
合わせて積層し、次いで延伸する方法。 b:予めシート状に押し出し成形した基材層構成シート
を、そのままもしくは1軸延伸し、その片面もしくは両
面に表面光沢改善層を溶融押し出しして積層し、次いで
延伸する方法。 c:基材層と表面光沢改善層を夫々予め製造しておき、
これらを事後的に貼り合わせて複合し、次いで延伸する
方法。 d:基材層と表面光沢改善層を夫々予め製造し、更に1
軸もしくは2軸に延伸しておき、これらを事後的に貼り
合わせて複合する方法。
【0026】尚、延伸に当たっては、面積倍率で8〜5
0倍程度、好ましくは10〜40倍程度に延伸すると、
延伸工程で前述の如く基材層内には空洞率の高い大きめ
の空洞が形成され、一方表面光沢改善層内には実質的に
空洞が形成されないフィルムが得られる。
【0027】逐次2軸延伸を行う場合の条件としては、
まず縦方向に40〜170℃程度の温度で3〜7倍延伸
し、次いで横方向に前記延伸温度よりも若干高い温度で
かつ200℃以下で6〜10倍程度に延伸するのがよ
く、通常はその後130〜210℃で熱固定処理が行わ
れる。
【0028】この延伸工程では、ポリオレフィン系樹脂
と架橋高分子微粒子との界面で剥離が起こってその周囲
に微細な空隙ができ、分散された該微粒子の数に応じた
数の微細な空洞が無数に形成されるが、前述の如く基材
層と表面光沢改善層に含有される微粒子の粒径、配合
量、水滴保持時間などを変えることによって、基材層で
は相対的に空洞率が高く、一方、表面光沢改善層には実
質的に空洞を含まないフィルムが得られる。
【0029】このようにして得られたフィルムの濡れ張
力を40dyne・cm以上にする方法は特に限定され
ないが、例えば、フィルム表面にコロナ放電処理(高電
圧発生器に接続した電極と、絶縁物により被覆された金
属ロール間に数千〜数万Vの電圧をかけると、高圧コロ
ナが発生する。この間にフィルムを一定速度で通すこと
によりフィルム表面とオゾン、酸化窒素等が反応して親
水化する)、不活性ガス雰囲気下でのコロナ放電処理
(例えば、窒素雰囲気下において上記コロナ処理を施
す)、火炎処理(フィルム火を表面を火炎により高温処
理することにより、水素がとんで二重結合の生成や表面
の酸化によってぬれ張力が向上する)、紫外線照射処理
(フィルム表面に200〜400nmの紫外線を照射す
ることによりぬれ張力が向上する)等の活性線照射処理
やフィルム表面に極性の高いポリマー(共重合ポリエス
テル、エチレンビニルアセテート、エチレンビニルアル
コール等)を塗布する等の手段を施すことによって達成
できる。
【0030】該処理はフィルム製造工程の中で行ういわ
ゆるインライン処理で行っても良いし、製造されたフィ
ルムに後工程として処理するいわゆるオフライン処理で
おこなっても良い。経済性の点より不活性ガス雰囲気下
でのコロナ放電処理をインライン処理する方法が最も好
適であり、推奨される。
【0031】このような処理は、空洞含有ポリオレフィ
ン系フィルムの少なくとも片面に行われ、空洞含有ポリ
オレフィン系フィルムが基材層と表面光沢改善層の複層
構造である場合には、少なくとも表面光沢改善層上に行
われる。このような処理面は、従来の空洞含有ポリオレ
フィン系フィルムに比較して表面接着性に優れたものと
なる。従って、この処理面上にグラビア印刷やオフセッ
ト印刷を行うと、表面接着性に優れているため、インキ
接着性が良好となって印刷の高速化対応が可能となる。
また感熱記録体として使用するために、この処理面上に
画像受像層を形成すると、空洞含有ポリオレフィン系フ
ィルムとこの画像受像層との接着性が良好となる。
【0032】また、本発明の空洞含有ポリオレフィン系
フィルムは、基材層と表面光沢改善層の複層構造とする
ことにより、表面光沢性に優れ、かつ表面平滑性と耐ブ
ロッキング性が両立したフィルムとなる。このようなフ
ィルムにおいても、表面接着性に優れているため、イン
キ接着性が良好となって印刷の高速化対応が可能とな
り、かつ画像受像層との接着性が良好となる。
【0033】さらに、本発明の空洞含有ポリオレフィン
系フィルムは、従来の空洞含有ポリオレフィン系フィル
ムと同様に空洞を含有しているため軽量でクッション性
に優れ、またポリオレフィンを主成分としているため柔
軟性および機械的強度にも優れたフィルムとなる。
【0034】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を説明するが、本
発明はもとより、下記実施例によって制限を受けるもの
ではなく、前後記の趣旨に適合しうる範囲で適当に変更
を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいず
れも本発明の技術的範囲に含まれる。なお、実施例で用
いた測定方法は次のとおりである。 (見掛け比重)空洞含有ポリオレフィンフィルムの厚
み、面積および重量を測定し、次式で計算する。 見掛け比重=重量/(面積×厚み) (光沢度)JIS Z 8741(2)に準拠して、光
沢度を求めた。 (濡れ張力)JIS K 6768に準拠して、濡れ張
力を求めた。 (全光線透過率)JIS K 7105に準拠して、全
光線透過率を求めた。全光線透過率が小さい程隠蔽性に
優れる。 (受像層接着性)空洞含有ポリオレフィン系フィルムの
表面に、メチルエチルケトン/トルエン=1/1の混合
溶媒100重量部に対して共重合ポリエステル(東洋紡
績(株)製バイロン200)を30重量部混合した溶液
を、マイヤーバーを用いて乾燥後の厚みが10μmとな
るように塗布した後120℃の雰囲気中で1分間乾燥し
た後、セロテープ(ニチバン(株)社製18mm)を張
りつけ、180度の角度で剥離し、接着性を評価した。
ランクは次のとおりである。 剥離しない ・・・○ 剥離が著しい ・・・△ すべて剥離される・・・× (耐ブロッキング性)試料フィルムをカッターで80m
m×120mmに裁断し、この裁断片2枚を長手方向に
おいて上下に20mmずつずらして重ね合わせてサンプ
ルとする。これをタイプ用紙と交互に5組重ね合わせ
て、ガラス板で挟んだ後2kgの荷重をかけて、50℃
の雰囲気で48時間放置する。その後サンプルを取り出
して放冷し、20mm幅で長手方向に裁断し、これを試
験片として引張試験機にかけ、引張速度200mm/分
で剪断応力を測定し、その値でブロッキング性を評価す
る。この値が低いほど、フィルムブロッキングが少な
い。
【0035】実施例1 メルトインデックス2.3g/10分のポリプロピレン
l00重量部に対して、水滴保持時間が2秒で、平均粒
子径が1.7μmであるほぼ単分散の粒径分布を示す球
状の架橋アクリル−スチレン系共重合体微粒子(メチル
アクリレート/n−ブチルアクリレート/スチレン/ジ
ビニルベンゼンを重量比で36/27/36/1の比率
で使用し、乳化重合した後、乳化液から架橋重合体微粒
子を分離する際に水洗を1回行い、微粒子表面に付着し
ている界面活性剤を除去したもの)15重量部、グリセ
リン樹脂酸エステル0.3重量部およびエルカ酸アミド
0.3重量部を混合した基材層を構成する樹脂組成物
(a)と、メルトインデックス2.5g/10分のポリ
プロピレン100重量部に対して、上記樹脂組成物
(a)における架橋アクリル−スチレン系共重合体微粒
子をポリマー型シランカップリング剤で表面処理して得
た、水滴保持時間が10分の架橋共重合体微粒子(平均
粒径1.7μm)を0.1重量部配合した表面光沢改善
層を構成する樹脂組成物(b)とを使用し、これらを別
々の押出機を用いて、樹脂温度285℃で厚みが延伸後
の状態で(b)/(a)/(b)=1/10/1となる
様に重ね合わせて溶融押し出しし、60℃の冷却ロール
で冷却することによって未延伸シートを得た。次いでこ
の未延伸シートを縦延伸機のロール周速差を利用して延
伸温度135℃で縦方向に4.5倍延伸し、引き続きテ
ンター式延伸機により155℃で横方向に8倍延伸し
た。ついで170℃で熱処理を行い、厚さ50μmの2
軸延伸フィルムとした。その後、このフィルムの片面に
窒素雰囲気下でコロナ放電処理(処理電圧3kV、処理
電流0.50A)を施し、空洞含有ポリオレフィン系フ
ィルムを得た。
【0036】比較例1 実施例1において窒素雰囲気下のコロナ放電処理を、空
気中でのコロナ放電処理に変更した以外は実施例1と同
様にして空洞含有ポリオレフィン系フィルムを得た。
【0037】比較例2 比較例1において、基材層を構成する樹脂組成物を
(a)内に配合される架橋アクリル−スチレン系共重合
体微粒子の含有量を0.5重量部に変えた以外は比較例
1と同様にして、空洞含有ポリオレフィン系フィルムを
得た。
【0038】比較例3 比較例1において、表面光沢改善層を構成する樹脂組成
物(b)中に配合される架橋共重合体微粒子の添加量を
5.0重量部に変えた以外は比較例1と同様にして、空
洞含有ポリオレフィン系フィルムを得た。
【0039】比較例4 比較例1において、表面光沢改善層を構成する樹脂組成
物(b)内に架橋共重合体微粒子を配合しなかった以外
は比較例1と同様にして空洞含有ポリオレフィン系フィ
ルムを得た。
【0040】比較例5 比較例1において、表面光沢改善層を構成する樹脂組成
物(b)内に配合される架橋共重合体微粒子の平均粒径
を0.03μmとしたこと以外は比較例1と同様にして
空洞含有ポリオレフィン系フィルムを得た。
【0041】実施例2 上記実施例1において、基材層を構成する樹脂組成物
(a)中に配合される架橋アクリル−スチレン系共重合
体微粒子に変えて、水滴保持時間が1分である平均粒子
径が1.7μmのほぼ単分散の粒度分布を示す球状の架
橋アクリル系樹脂微粒子〔組成:メチルメタクリレート
/トリメチロールプロパントリメタクリレート=98/
2(重量部)〕を使用し、かつその添加量を13重量部
とし、さらに隠蔽剤として二酸化チタンを3重量部添加
した以外は実施例1と同様にして空洞含有ポリオレフィ
ン系フィルムを得た。
【0042】比較例6 実施例1において窒素雰囲気下のコロナ放電処理を取り
止めた以外は実施例1と同様にして空洞含有ポリオレフ
ィン系フィルムを得た。
【0043】実施例3 上記実施例2において、表面光沢改善層を構成する樹脂
組成物(b)中に配合される架橋アクリル−スチレン系
共重合体微粒子に変えて、平均粒径0.8μm、水滴保
持時間が7分の二酸化珪素を使用し、且つその添加量を
1.0重量部とした以外は実施例2と同様にして空洞含
有ポリオレフィン系フィルムを得た。
【0044】比較例7 実施例3において窒素雰囲気下のコロナ放電処理を取り
止めた以外は実施例3と同様にして空洞含有ポリオレフ
ィン系フィルムを得た。実施例1〜3および比較例1〜
7で得られた空洞含有ポリオレフィン系フィルムの特性
値をおよび諸特性を表1に示す。
【0045】
【表1】
【0046】実施例1〜3で得られた空洞含有ポリオレ
フィン系フィルムは、いずれも表面濡れ張力が40dy
ne・cm以上あるため、画像受像層との接着性に優れ
ている。また表面光沢性、耐ブロッキング性および隠蔽
性においても優れている。
【0047】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、表面接着性に優れた空洞含有ポリオレフィン系
樹脂フィルムを提供することができるので、印刷時のイ
ンキ転写性が良好となって高速化対応が可能となるばか
りか、その上に形成される画像受容層との接着性にも優
れたものとなる。また基材層と表面光沢改善層の複層構
造とすることにより、表面光沢性に優れ、かつ表面平滑
性と耐ブロッキング性が両立した空洞含有ポリオレフィ
ン系樹脂フィルムを提供することができる。このような
フィルムにおいても、表面接着性に優れているため、イ
ンキ接着性が良好となって印刷の高速化対応が可能とな
り、かつ画像受像層との接着性が良好となる。さらに、
本発明は、従来の空洞含有ポリオレフィン系フィルムと
同様に軽量でクッション性、柔軟性および機械的強度に
も優れた空洞含有ポリオレフィン系フィルムを提供する
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井坂 勤 大阪市北区堂島浜2丁目2番8号 東洋紡 績株式会社本社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片面の濡れ張力が40dyn
    e・cm以上であることを特徴とする空洞含有ポリオレ
    フィン系フィルム。
  2. 【請求項2】 空洞含有ポリオレフィン系フィルムが、
    ポリオレフィン系樹脂と空洞形成開始剤とを含有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の空洞含有ポリオレフィ
    ン系フィルム。
  3. 【請求項3】 空洞含有ポリオレフィン系フィルムが、
    基材層と、基材層の少なくとも片面に形成された表面光
    沢改善層を含有し、 基材層が、ポリオレフィン系樹脂と空洞形成開始剤とを
    含有する組成物からなり、表面光沢改善層が、ポリオレ
    フィン系樹脂と微粒子とを含有する組成物からなること
    を特徴とする請求項2に記載の空洞含有ポリオレフィン
    系フィルム。
  4. 【請求項4】 少なくとも表面光沢改善層の表面の濡れ
    張力が40dyne・cm以上であることを特徴とする
    請求項3に記載の空洞含有ポリオレフィン系フィルム。
  5. 【請求項5】 空洞形成開始剤が、有機質の架橋高分子
    微粒子であることを特徴とする請求項2〜4のいずれか
    に記載の空洞含有ポリオレフィン系フィルム。
  6. 【請求項6】 架橋高分子微粒子が、ポリオレフィン系
    樹脂100重量部に対して、1.6〜40重量部含有さ
    れることを特徴とする請求項5に記載の空洞含有ポリオ
    レフィン系フィルム。
  7. 【請求項7】 架橋高分子微粒子の平均粒径が0.1〜
    7μmであることを特徴とする請求項5に記載の空洞含
    有ポリオレフィン系フィルム。
  8. 【請求項8】 架橋高分子微粒子の水滴保持時間が5分
    以下であることを特徴とする請求項5に記載の空洞含有
    ポリオレフィン系フィルム。
  9. 【請求項9】 表面光沢改善層に含有される微粒子が、
    表面光沢改善層に含有されるポリオレフィン系樹脂10
    0重量部に対して、0.05〜1.5重量部含有される
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の空洞含有ポ
    リオレフィン系フィルム。
  10. 【請求項10】 表面光沢改善層に含有される微粒子の
    平均粒径が0.1〜7μmであることを特徴とする請求
    項3または4に記載の空洞含有ポリオレフィン系フィル
    ム。
  11. 【請求項11】 表面光沢改善層に含有される微粒子の
    水滴保持時間が5分以上であることを特徴とする請求項
    3または4に記載の空洞含有ポリオレフィン系フィル
    ム。
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