JPH09311520A - 画像形成プロセス制御装置 - Google Patents

画像形成プロセス制御装置

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JPH09311520A
JPH09311520A JP8129766A JP12976696A JPH09311520A JP H09311520 A JPH09311520 A JP H09311520A JP 8129766 A JP8129766 A JP 8129766A JP 12976696 A JP12976696 A JP 12976696A JP H09311520 A JPH09311520 A JP H09311520A
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image
patch
image forming
image carrier
forming process
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JP8129766A
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Okuji Okuyama
奥士 奥山
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッチ検出出力のバラツキを低減して色安定
性を向上することができる画像形成プロセス制御装置の
提供を目的としたものである。 【解決手段】 異なる2つ以上のトナーを用いて反転現
像により像担持体10上にテストパッチを20mm2
上で形成し、当該テストパッチからの反射濃度を画像濃
度センサ220で20個以上のサンプリングデータを得
て、当該サンプリングデータの相加平均によって画像形
成条件を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体の周面に
配置した複数の現像器によって順次単色のカラートナー
像を像担持体に重ね合わせ、該カラートナー像を記録紙
に転写するカラー画像形成の画像形成プロセス条件を制
御する画像形成プロセス制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式の画像形成装置とし
て、半導体レーザーをはじめ、600nm以上850n
m以下の波長域に主たるエネルギーピークを持つLE
D、EL(エレクトロルミネッセンス)、LCD(液晶
シャター)などを書き込み光源として画像部分の感光体
表面をレーザー露光し、例えばイエロー(Y),マゼン
タ(M),シアン(C)および黒(BK)の各現像剤を
収容する4個の現像器による反転現像によって形成した
単色のトナー像を像担持体上に重ね合わせることによっ
てカラーのトナー像を形成し、これを記録紙上に転写し
てカラー画像の記録を行うカラー複写機、カラープリン
タが提案されている。斯かるカラー画像プロセスで重ね
合わせて形成されるカラーのトナー像は、色安定性が重
要であるので、各単色のトナー像が、カラー画像の構成
上それぞれバランスのとれた画像濃度に現像されている
か否か、さらにその画像濃度が多量のコピーに際しても
安定して維持されるか否かによってその画質すなわちカ
ラーバランスの再現性が大きく左右されるため、かかる
カラー画像形成装置には各単色のトナー像の画像濃度を
管理する制御手段が設けられる。斯かる濃度管理の制御
手段は、像担持体の非画像領域に各単色のカラートナー
像に対応する特定濃度のパッチ画像を形成し、このカラ
ーパッチ画像の濃度を発光素子と受光素子からなる画像
濃度センサで検出した出力信号に基づいて現像器のバイ
アス電圧あるいはカラートナー濃度を制御するものや、
あるいは装置内の湿度に応じて現像器の現像スリーブの
回転数を制御する方法が挙げられ、それ等に関しては特
開昭57−40279号、特開平2−186368号の
各号の公報による提案がすでに開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た画像濃度センサは発光素子と受光素子とからフォトカ
プラにより正反射方式で像担持体上にスリット状態に形
成してあるパッチ画像を検出しているために検出出力に
各種のノイズを生じる。斯かるノイズ要因としては導電
性支持体の面粗度、CGL層の厚さの不均一、CTL層
の凹凸及びセンサ面のよごれが考えられる。これらのノ
イズ要因と画像濃度センサの出力電圧との関係を図15
を参照して解析する。
【0004】図15は正反射方式の画像濃度センサのノ
イズとその要因の関係を示したグラフである。
【0005】図15(a)は面粗度に起因した検出ノイ
ズを示したグラフである。導電性支持体は露光光の干渉
縞の発生のために静電潜像が乱れるのを防止するために
その表面に凹凸を形成することにより乱反射させている
が、斯かる凹凸による乱反射は画像濃度センサの出力電
圧をばらつかせる要因ともなっている。具体的には導電
性支持体の面粗度が低ければ、画像濃度センサの出力電
圧が高くなり、導電性支持体の面粗度が高ければ、画像
濃度センサの出力電圧が低くなる。図15(b)はCG
L層の層厚に起因した検出ノイズを示したグラフであ
る。像担持体のCGL層は均一な厚さに形成しがたい、
斯かる層厚のばらつきも画像濃度センサの出力電圧のバ
ラツキとなる。具体的にはCGL層の層厚が厚ければ、
画像濃度センサの出力電圧が低くなり、CGL層の層厚
が薄ければ、画像濃度センサの出力電圧が高くなる。図
15(c)はCTL層のけずれに起因した検出ノイズを
示したグラフである。像担持体は像形成を繰り返すこと
によってCTL層にけずれを生じる。斯かるけずれは画
像濃度センサの出力電圧の低下となる。図15(d)は
センサよごれに起因した検出ノイズを示したグラフであ
る。センサのよごれはセンサ出力の低下となる。斯かる
ノイズを除去するために像担持体にトナーが付着してい
ない状態(M/A=0)での像担持体からの反射光を一
定にする必要がある。
【0006】図14は正反射方式の画像濃度センサの出
力特性及び検出能を示すグラフである。
【0007】図14(a)は正反射方式の画像濃度セン
サの一般的な出力特性を示すグラフである。ここでは像
担持体表面、M/A=0(mg/cm2)における画像
濃度センサの最大出力電圧を最大8(V)に設定し、パ
ッチとしてのトナー付着量、M/A=0.2(mg/c
2)で画像濃度センサの出力電圧を2.5(V)に設
定した。この際パッチとしての付着量を領域Aに設定す
ると、出力電圧のばらつきが大きくなり、正確な制御が
行えない。また、パッチとしてのトナー付着量を領域C
に設定すると、出力電圧がトナー付着量の変動に対して
小さく、正確な制御が行えない。これらの理由からパッ
チとしてのトナー付着量は領域Bに設定する。図14
(b)は0.2(mg/cm2)のパッチを画像濃度セ
ンサで検出した出力電圧を示したものである。パッチは
前述してあるようにスリット状に形成してあるからパッ
チからの出力電圧も0.5Vの範囲で変動していること
が分かる。斯かる出力変動も除去する必要がある。
【0008】また、受光素子に入射する光り強度は各単
色のトナー像の波長特性によっても変動すると言う技術
的課題がある。
【0009】従って、画像濃度センサからの出力信号は
大きく変動しているために、その結果カラートナー画像
の色安定性に対して正確な制御が行われなくなる。
【0010】本発明の目的は、上記技術的課題に鑑み、
パッチ検出出力のバラツキを低減して色安定性を向上す
ることができる画像形成プロセス制御装置の提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の構成
によって達成される。
【0012】(1) 異なる2つ以上のトナーを用いて
反転現像により像担持体上にテストパッチを形成し、当
該テストパッチからの反射濃度を画像濃度センサで検知
し、当該反射濃度に基づいて画像形成プロセスを制御す
る画像形成プロセス制御装置において、前記テストパッ
チを20mm2以上で形成し、当該テストパッチから2
0個以上のサンプリングデータを得て、当該サンプリン
グデータの相加平均によって画像形成条件を制御するこ
とを特徴とする画像形成プロセス制御装置。
【0013】(2) 前記像担持体を構成する基体の面
粗度(Rz)は0.3μm〜3.0μmであることを特
徴とする(1)の画像形成プロセス制御装置。
【0014】(3) 前記像担持体の線速度は50mm
/sec〜150mm/secであることを特徴とする
(1)又は(2)の画像形成プロセス制御装置。
【0015】(4) 前記画像濃度センサを構成する発
光素子からの露光ビーム径は1mm〜7mmであること
を特徴とする(1)〜(3)のいずれかの画像形成プロ
セス制御装置。
【0016】(5) 前記画像濃度センサを構成する発
光素子の最大ピーク波長は460nm〜900nmであ
ることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかの画像形
成プロセス制御装置。
【0017】
【発明の実施の形態】本実施の形態の画像形成プロセス
制御装置を適用するに好ましい画像形成プロセスと、斯
かるプロセスを実施可能な画像形成装置の概略構成を図
1を参照して説明する。
【0018】図1は本実施の形態に斯かる画像形成プロ
セス制御装置を適用可能な画像形成装置を示した概略断
面図である。
【0019】各構成部材の説明に先立ちカラー画像形成
プロセスについて説明する。
【0020】像担持体10は、接地して時計方向に駆動
回転される。スコロトロン帯電器12は像担持体10の
周面に対しVHの一様な電位VGに保持されたグリッド
と、コロナ放電ワイヤによるコロナ放電によってイオン
を付与する。このスコロトロン帯電器12による帯電に
先だって、前プリントまでの像担持体10の感光体の履
歴をなくすために発光ダイオード等を用いたPCL11
による露光を行って像担持体10の周面を除電する。
【0021】像担持体10面への一様帯電後、書き込み
ユニット13により画像信号に基づいた像露光が行われ
る。書き込みユニット13は、(図2を参照)半導体レ
ーザ131を発光し回転するポリゴンミラー134、f
θレンズ135等を経て反射ミラー137により光路を
曲げられ走査するもので、像担持体10の回転(副走
査)によって潜像が形成される。なお、画像部に対して
露光を行ない、画像部の方が低電位となるような反転潜
像を形成する。
【0022】先ず1色目のイエロー(Y)の現像がマグ
ネットを内蔵し現像剤を保持して回転する現像スリーブ
141によって行われる。現像剤が層形成手段によって
現像スリーブ141上に層厚の規制された現像剤を現像
域へと搬送される。
【0023】現像域における現像スリーブ141と像担
持体10との間隙は層厚(現像剤)よりも大きい0.2
〜1.0mmとして、この間に交流バイアスVACと直流
バイアスVDCが重畳して印加される。トナーの帯電電位
は直流バイアスVDCと交流バイアスVHと同極性である
ため、交流バイアスVACによってキャリアから離脱する
きっかけを与えられたトナーは直流バイアスVDCより電
位の高い静電潜像VHの部分には付着せず、直流バイア
スVDCより電位の低い静電潜像VL部分に付着し顕像化
(反転現像)が行われる。
【0024】1色目の顕像化が終った後2色目の画像形
成行程にはいり、再びスコロトロン帯電器12による一
様帯電が行われ、2色目の画像データによる潜像が書き
込みユニット13によって形成される。このとき1色目
の画像形成行程で行われたPCL11による除電は、1
色目の画像部に付着したトナーがまわりの電位の急激な
低下により飛び散るため行わない。
【0025】再び像担持体10周面の全面に亘ってVH
の電位となった感光体のうち、1色目の画像のない部分
に対しては1色目と同様の潜像がつくられ現像が行われ
るが、1色目の画像がある部分に対し再び現像を行う部
分では、1色目の付着したトナーにより遮光とトナー自
身のもつ電荷によってVM′の潜像が形成され、VDC
M′の電位差に応じた現像が行われる。この1色目と
2色目の画像の重なりの部分では1色目の現像をV
潜像をつくって行うと、1色目と2色目とのバランスが
崩れるため、1色目の露光量を減らしてVH>VM′>V
Lとなる中間電位とすることもある。
【0026】3色目、4色目についても2色目と同様の
画像形成行程が行われ、像担持体10周面上には4色の
顕像が形成される。
【0027】一方給紙カセット15より半月ローラ16
を介して搬出された記録紙Pは一旦停止し、転写のタイ
ミングの整った時点で給紙ローラ17の回転作動により
転写域へと給紙される。
【0028】転写域においては転写のタイミングに同期
して像担持体10の周面に転写ローラ18が圧接され、
給紙された記録紙を挟着して多色像が一括して転写され
る。
【0029】次いで記録紙はほぼ同時に圧接状態とされ
た分離ブラシ19によって除電され像担持体10の周面
により分離して定着装置20に搬送され、熱ローラ20
1と圧着ローラ202の加熱、加圧によってトナーを溶
着したのち排紙ローラ21を介して装置外部に排出され
る。転写ローラ18および分離ブラシ19は記録紙の通
過後像担持体10の周面より退避離間して次なるトナー
像の形成に備える。
【0030】一方記録紙を分離した像担持体10は、ク
リーニング装置22のブレード221の圧接により残留
トナーを除去・清掃し、再びPCL11による除電と帯
電器12による帯電を受けて次なる画像形成のプロセス
に入る。なお、ブレード221は感光体面のクリーニン
グ後直ちに移動して像担持体10の周面より退避する。
【0031】以上が本実施の形態におけるカラー画像形
成プロセスである。
【0032】次に前述したカラー画像形成プロセスを実
行する画像形成装置の主要構成部材の機能,性能の特徴
を図1〜図4を参照して説明する。
【0033】像担持体10は、導電性支持体上に中間層
塗布液を塗布し、これを乾燥硬化して中間層を形成し、
その上に感光層を形成した電子写真感光体あり、A4判
サイズの転写材を使用して長手(297mm)方向に搬
送するために半径を40mm以上にしてある。斯かる4
0mm以上の半径であれば、像書き込み中や転写ローラ
18が圧着又は解除されても像にずれを生じないように
するためにも必要とされるものである。なお、導電性支
持体は接地してある。像担持体10は約75〜100m
m/secの線速度で矢示方向に回転する(−)帯電の
塗布型OPCから成るφ80〜φ120mmのドラム状
の感光体であり、像担持体10の回転軸に位相を検出す
るためのエンコーダ(図示せず)を設けてあり、エンコ
ーダ(図示せず)は像担持体10の位相を示す位相信号
をCPU250に送出している。
【0034】導電性支持体は、従来公知のもの、例えば
アルミニウム、ステンレススチール等の金属基体等、あ
るいは金属酸化物等の導電性粉末を樹脂層に分散した導
電層などが挙げられ、所定の表面粗さをもつものが用い
られる。支持体表面に粗さを与える加工方法としては、
特に方法は問わない。例えば、金属基体については、化
学エッチング、電気メッキなどの化学的方法、蒸着、ス
パッタリングなどの物理的方法、旋盤加工などの機械的
方法などが例としてあげられる。また、ある種の樹脂導
電層のように、層中に含有する導電性粉末等の構成材料
の形状や存在状態の影響により凹凸を生じ、表面粗さを
もつものでもよい。支持体表面の凹凸の断面形状は、V
字型状、U字型状、鋸刃形状等をはじめ、それ以外の不
規則な形状でもよく、特に限定されるものではない。
【0035】中間層は、金属アルコキシド化合物や有機
金属化合物の有機金属化合物と、シランカップリング剤
を主成分としたものを、溶媒に溶かし塗布液とする。こ
の液を塗布、乾燥硬化して形成される。
【0036】CGMは長波長領域でも充分な分光感度を
もつことにより、微少な露光量の差にも対応して忠実に
電荷を発生することが必要であることから、コントラス
トや解像度の優れた画像を形成することができる。この
ような諸特性を考えあわせて、CGMとしてはチタニル
フタロシアニン(TiOPcと略することがある)が最
も好適である。
【0037】帯電器12は例えば帯電ワイヤとして白金
線(クラッド又はアロイ)を採用したスコロトロン帯電
器、又は鋸歯電極或いはブラシ電極のいずれかを現像器
14と転写ローラ18の間に配置してあり、潜像形成プ
ロセスに先立ち像担持体10をVH−750Vに均一帯
電して階調再現性等を調整することによりカブリ防止等
を行うものである。
【0038】図2は書き込みユニットの概略構成を示し
た平面図である。
【0039】書き込みユニット13は、プリンターコマ
ンドを解読するフォーマッタからの画像データをレーザ
ダイオード(LD)変調回路に送り、変調された画像信
号により半導体レーザ131を発光して20MHzのド
ットクロックで像担持体10上をライン走査して潜像を
形成するものであり、半導体レーザ131とコリメータ
レンズ132とポリゴンミラー134及びfθレンズ1
35と第1のシリンドリカルレンズ133及び第2のシ
リンドリカルレンズ136を備え、パルス幅変調した変
調信号で半導体レーザ131を発振させ、レーザ光を所
定速度で回転するポリゴンミラー134で偏向させ、f
θレンズ135及び第1のシリンドリカルレンズ133
及び第2のシリンドリカルレンズ136によって像担持
体10上に600DPI(約60×80μm)相当にす
るスポットに絞って走査するものである。
【0040】半導体レーザ131はGaAlAs等が用
いられ、最大出力10mWであり、光効率25%であ
り、拡がり角として接合面平行方向8〜16°、接合面
垂直方向20〜36°である。なお、カラートナーを順
次重ね合わせることもあるので、着色トナーによる吸収
の少ない波長光による露光が好ましく、この場合の波長
は780nmである。
【0041】ポリゴンミラー134は、偏向光学系に相
当するものであり、ビームを集光すると共に走査面の平
坦化を実現するためにペッパール和と非点隔差を小さく
するものであり、6面のポリゴン面を設け、書き込み密
度600dpiで23600(rpm)の回転数で回転
する。
【0042】fθレンズ135は走査面の平坦化を実現
するためにペッパール和と非点隔差を小さくし、像面湾
曲を除去するものである。
【0043】第1のシリンドリカルレンズ133と第2
のシリンドリカルレンズ136は、補正光学系に相当す
るものであり、ポリゴンミラー134の面倒れ誤差によ
る走査線のピッチむらを低減する。これにより、ポリゴ
ン倒れ角120秒P−Pであり、倒れ角補正率1´20
以上となる。第2のシリンドリカルレンズ136はビー
ムを像担持体10上に結像するものである。
【0044】画像データ出力部は、変調回路(図示せ
ず)と、LD駆動回路(図示せず)、同期系としてイン
デックスセンサ138及びインデックス検出回路(図示
せず)、ポリゴンドライバ(図示せず)を設けてある。
【0045】変調回路は、参照波と所定ビットからなる
記録信号をD/A変換したアナログ記録信号とを比較し
多値化するものである。このようにして得られる変調信
号はLD駆動回路の駆動信号となる。LD駆動回路は、
変調信号で半導体レーザ131を発振させるものであ
り、半導体レーザ131からのビーム光量に相当する信
号がフィードバックされ、その光量が一定となるように
駆動するものであり、半導体レーザ131に導通する電
流を変更することができるようになっている。これによ
り、潜像電位を調整することができる。同期系は、偏向
光学系からのビームを反射するミラーを介してインデッ
クスセンサ138に入射する。インデックスセンサ13
8はビームに感応して電流を出力し、当該電流はインデ
ック検出回路で電流/電圧変換してインデックス信号と
して出力する。このインデックス信号により所定速度で
回転するポリゴンミラー134の面位置を検知し、主走
査方向の周期によって、ラスタ走査方式で変調信号によ
る光走査を行う。
【0046】像担持体10周縁に図1に示すようにイエ
ロー、マゼンタ、シアン、黒色等のトナーとキャリアと
からなる二成分現像剤を装填した現像器14が設けられ
てある。
【0047】図3は現像器の概略構成を示したものであ
る。
【0048】現像器14は、平均粒径約8.5μmのポ
リエステル系材料からなるトナーと平均粒径30μmの
フェライト系コーティングキャリアとをトナー濃度7〜
9%に制御した現像剤を撹拌スクリュウ142を回転す
ることにより撹拌して所定の帯電量(Q/M)に設定し
た後、マグネットローラの外側にあって所定の回転数で
像担持体10に対して正回転する現像スリーブ141の
外周に層厚規制部材144によって層規制された磁気ブ
ラシを形成し、現像スリーブ141には1.7KV,8
KHZ交流バイアスと−650Vの直流バイアスが印加
されて、像担持体10に対向した現像領域の潜像をトナ
ー像に顕像化するものである。なお、現像間隙は0.4
6mmである。
【0049】現像器14は、像担持体10と対向する筺
体の開口付近に直径20(mm)の現像スリーブ141
で覆ったマグネットローラの回動軸を筺体の側壁に嵌入
してあり、その後方に直径16(mm)の撹拌スクリュ
ウ142、供給ローラ143の駆動軸を筺体の側壁に嵌
入してあり、これら現像スリーブ141,撹拌スクリュ
ウ142、供給ローラ143の駆動軸は例えば歯車を介
して駆動系(図示せず)に接続することにより、回転数
を変更することができるようになっている。この制御動
作はCPU250によって行われる。この機能を利用し
て例えば現像スリーブ141の回転軸を例えば200
(rpm),250(rpm),300(rpm)に変
更して一定の現像時間における現像剤の供給量を制御す
ることにより現像後の反射濃度をに基づいて画像濃度を
調整するようにしている。
【0050】図4は各色のトナー特性を示すグラフであ
る。図4に示すように縦軸に透過率(%)、横軸に波長
で示したものである。
【0051】各トナーのイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(BK)に於いて、波
長によって光透過率を大きく異にするため、テストパッ
チの画像濃度が一定であっても検出される濃度信号に差
異が生ずる。このトナーの光透過率の差は、テストパッ
チの形成に際し例えば書き込みユニット13から出力さ
れるLEDのパワーをトナーの色に応じて切り替える等
の措置によって補正するようにしてある。
【0052】転写ローラ18は、ステンレス鋼棒からな
る軸体と、その外周にポリウレタンゴム、シリコーンゴ
ム、スチレンブタジエン共重合体エラストマー、オレフ
ィン系エラストマー等の樹脂材をセルサイズ10〜30
0μm程度の発砲タイプ若しくは連泡タイプで形成し、
更に前述の樹脂材に導電性付与材としてカーボンブラッ
ク等の無機物及び又は有機導電剤を混合させた電化供給
可能な導電性とした弾性部材とから構成してある。弾性
部材としてカーボンブラックを含有した発砲ポリウレタ
ン系樹脂のルビセルローラ(トーヨーポリマー(株)製
造)を用いた。転写ローラ18の電気抵抗は2×108
Ω、ゴム硬度はアスカーCスケールで硬度25°程度が
好ましい。弾性部材の外形は16mm,軸体の外形は8
mmである。
【0053】分離ブラシ19は転写プロセスの直後に記
録紙を交流コロナ又は高圧電流で除電して記録紙の像担
持体10への静電吸着力を低減し、紙の剛性や自重を利
用して分離しやすく、弱いと薄く剛性の弱い記録紙ほど
分離が難しくなるため、記録紙種や環境を考慮して除電
量をバランスよく設定してある。
【0054】クリーニング装置22は、ブレード等を像
担持体10の表面に接触させることにより、像担持体1
0の表面に付着したトナー及び粉塵を掻き落として廃ト
ナーボックスに捕獲する。
【0055】図5は本実施の形態における画像形成プロ
セス制御装置の概略構成を示したブロック図であり、図
6は画像濃度センサの配設状態を示した断面図であり、
図7はパッチ検出回路を示した回路図であり、図8はベ
ースライン補正の概念を示すグラフである。
【0056】画像形成プロセス制御回路200は、パッ
チデータ発生回路210と画像濃度センサ220とパッ
チ検知回路230とベースライン補正回路240とCP
U250とからなる。
【0057】パッチデータ発生回路210は、不揮発R
OMにイエロー、マゼンタ、シアンの1次色毎にテスト
パッチデータを格納したものであり、斯かるテストパッ
チデータをベースライン補正時若しくは画像形成プロセ
ス条件の補正に際して読み出されるものである。
【0058】画像濃度センサ220は、図6に示すよう
に発光ダイオード221とホトトランジスタ222との
受光面の中心が40°,40°の角度をなすような溝を
ケーシングに形成し、当該溝に発光ダイオード221及
びホトトランジスタ222に嵌入したことによりフォト
カップリングを構成してある。ケーシングは基板を介し
て像担持体10の表面に水平になるようにクリーニング
装置22の近傍に像担持体10の中心に対抗するように
像担持体10表面から6mmの間隙で設けてある。これ
により、テストパッチを検知した位置の中心線Oに対し
てθ1とθ2を以て各々40°の角度で配設してある。
従って、画像濃度センサ220は、図6に示した反射に
よる投受光関係を維持して回転する像担持体10の表面
10bに担持したテストパッチからの反射した光強度に
応じた電気信号を得る。
【0059】パッチ検知回路230は、画像濃度センサ
220からの出力信号を電圧に変換する回路であり、固
定抵抗素子R1,R2,R3,R4と可変抵抗VR1と
から構成したものである。発光ダイオード221のアノ
ード端子には最大出力10(V)の可変直流電源(図示
せず)を接続してあり、発光ダイオード221のカソー
ド端子には例えば固定抵抗素子R1を接続してある。こ
のような構成にすることにより、可変直流電源の出力電
圧を可変して発光ダイオード221の発光強度を調整す
るようにしてある。ホトトランジスタ222のアノード
端子には10Vの直流電源VDCを接続し、カソード端子
にはオペアンプと固定抵抗素子R2,R3,R4と可変
抵抗素子VR1から構成される出力検出回路を設けてあ
る。このような構成により、ホトトランジスタ222で
受光した光強度に応じた電圧を検出するものである。こ
のような構成を用いて画像濃度を検出するようにしてあ
る。
【0060】ベースライン補正回路240は、トナーの
付着しない状態で新規および所定枚数プリント後の感光
面の検出による出力電圧を発光ダイオード221の光量
を調整して同一とするものである。この様に調整する事
により、画像濃度センサ220による出力電圧を一定に
する。これは以下の技術的課題を解決するためである。
【0061】像担持体10の導電性支持体は露光光の干
渉縞の発生のために静電潜像が乱れるのを防止するため
にその表面に凹凸を形成することにより乱反射させてい
るが、斯かる凹凸による乱反射は画像濃度センサの出力
電圧をばらつかせる要因ともなっている。具体的には導
電性支持体の面粗度が低ければ、画像濃度センサの出力
電圧が高くなり、導電性支持体の面粗度が高ければ、画
像濃度センサの出力電圧が低くなる。図15(b)はC
GL層の層厚に起因した検出ノイズを示したグラフであ
る。像担持体のCGL層は均一な厚さに形成しがたい、
斯かる層厚のばらつきも画像濃度センサの出力電圧のバ
ラツキとなる。具体的にはCGL層の層厚が厚ければ、
画像濃度センサの出力電圧が低くなり、CGL層の層厚
が薄ければ、画像濃度センサの出力電圧が高くなる。図
15(c)はCTL層のけずれに起因した検出ノイズを
示したグラフである。像担持体は像形成を繰り返すこと
によってCTL層にけずれを生じる。斯かるけずれは画
像濃度センサの出力電圧の低下となる。図15(d)は
センサよごれに起因した検出ノイズを示したグラフであ
る。センサのよごれはセンサ出力の低下となる。斯かる
ノイズを除去するために像担持体にトナーが付着してい
ない状態(M/A=0)での像担持体からの反射光を一
定にする必要がある。
【0062】本実施の形態において、前述したノイズ要
因によるパッチ検知回路230からの出力電圧の偏りを
補正するため、本実施の形態において、新規の像担持体
10の反射率をトナーを付着しない状態(M/A=0)
で画像濃度センサ220により測定してその値を一定値
となるように発光ダイオード221から発光する光量を
決定する。今仮に前記値を8Vとなるように発光ダイオ
ード221の光量を設定してある。例えば100枚のプ
リント後でも像担持体10の感光体10aの反射率を前
記のように値を8Vとなるように設定する(発光ダイオ
ード221の光量は可変可能に設定する)。これによ
り、図8(b)に示すように理想的な出力特性(図8
(b)で実線で示してある)にパッチ検知回路230か
らの出力値を一致させることができる。その結果感光体
のバラツキやノイズならびに長期の使用による画像濃度
センサ220の検出能力の低下に伴う出力電圧の偏りが
自動的に補正されて、テストパッチの正しい濃度検出と
それに基づく画像濃度の適確な制御が実現される。
【0063】図9はパッチ検出回路からの出力特性を示
したグラフである。
【0064】グラフで縦軸はパッチ検知回路230から
の出力電圧(V)を示したものであり、横軸はM/A
(mg/cm2)を示したものである。トナー付着量M
/A=0.2(mg/cm2)に対応するパッチ検知回
路230からの出力電圧V1=2.5(V)は中間調領
域であり、確実に検出できる。これはパッチとしての付
着量を領域Aに設定すると、出力電圧のばらつきが大き
くなり、正確な制御が行えない。また、パッチとしての
トナー付着量を領域Cに設定すると、出力電圧がトナー
付着量の変動に対して小さく、正確な制御が行えない。
これらの理由からパッチとしてのトナー付着量は領域B
に設定する。本実施の形態は、検出可能領域を現像スリ
ーブ141の回転数とトナー付着量とが比例関係にある
ことを応用したパッチ作成方法で検出可能領域を広げて
いる。斯かる方法を図10及び図11を参照して説明す
る。
【0065】図10は現像スリーブの回転速度とトナー
付着量との関係を示したグラフである。図10に示すグ
ラフは像担持体10に一様な静電潜像を形成し、斯かる
潜像を現像スリーブ141の周速を変化させて顕像化し
た際の関係を示したものである。縦軸にM/A(mg/
cm2)をとり、横軸に現像スリーブ141の周速をと
ったものである。斯かるグラフからM/A<1.0(m
g/cm2)でトナー付着量と現像スリーブ141の周
速とはリニアな関係にあることが分かる。従って、本実
施の形態においてパッチ作成に際して現像スリーブ14
1の周速を通常の顕像化における現像スリーブ141の
周速の1/3に低下して顕像化してある。斯かる現像ス
リーブ141の周速で顕像化したパッチを測定した際の
パッチ検知回路230からの出力結果を図11に示す。
【0066】図11はパッチ検出回路の出力特性を示す
グラフである。
【0067】図11に示すグラフは図9に示したグラフ
と同一のものである。斯かるグラフは、通常の現像スリ
ーブ141の回転数でパッチを顕像化すれば、0.6〜
1.0(mg/cm2)のM/Aを検知できないことを
示している。図10に示してあるグラフからM/A<
1.0の領域において現像スリーブ141とM/Aとの
関係はリニアであるから、例えば現像スリーブ141の
周速を1/3にすれば、M/Aも1/3になり、例え
ば、検知可能領域と検知不能領域との臨界0.6(mg
/cm2)が0.2(mg/cm2)となる。これによっ
て検出可能領域を低濃度部に拡大できたことを意味す
る。これらの検出結果から現像スリーブ141の回転制
御データを作成してある。
【0068】
【表1】
【0069】表1は約20×30mm角のテストパッチ
をサンプリング点数を変えて画像濃度センサ220で検
知した際のパッチ検知回路からの出力信号のばらつきを
示したものであり、サンプリングデータ数が増えれば、
サンプリングデータのばらつきが小さくなることを示し
ている。なお、テストパッチの両端1mmからの検出デ
ータはエッジ効果の影響を除去するために除いてある。
【0070】図12は検知点数と標準偏差δxとの関係
を示したグラフである。
【0071】グラフで縦軸は標準偏差δxを示してお
り、横軸は検知点数を示したものである。
【0072】表1及び図12のグラフは検知点数20以
下では標準偏差δxがばらつくことを示しており、一
方、検知点数20以上で標準偏差δxを0.11付近に
収まることを示している。これは20×30mmのテス
トパッチをエッジ効果等によるトナー付着量の変動を軽
減すべくスリット状に形成しているため、検知点数を少
なくすると、トナー付着の無い凹凸のある感光面からの
反射濃度で出力が安定しないためであると考えられる。
従って、本実施の形態では20×30mmのテストパッ
チから20点以上サンプリングすることにより像担持体
10表面の凹凸による乱反射に起因したノイズを軽減し
ている。
【0073】次ぎに図13を参照して本実施の形態にお
ける画像形成プロセス制御回路200の動作を説明す
る。図13は本実施の形態における画像形成プロセス制
御回路の動作を示したタイミングチャートである。
【0074】図13(a)はPCL11の駆動タイミン
グを示したものであり、図13(b)は帯電器12の駆
動タイミングを示したものであり、図13(c)は書き
込みユニット13の露光タイミングを示したものであ
り、図13(d)〜図13(g)は現像器の駆動タイミ
ングを示したものであり、図13(h)はパッチ検知タ
イミングを示したものである。図13(a)〜図13
(h)はハイレベルでオン状態を示しており、ローレベ
ルでオフ状態を示してある。
【0075】CPU250は、t1時点でメインモータ
(図示せず)をオン状態にする。これにより、像担持体
10は矢印方向(図1参照)に回転し始めるので、エン
コーダ(図示せず)から位相信号は変化する。これによ
り、CPU250は像担持体10の回転位相を検知する
ことができる。CPU250は、像担持体10の回転開
始と同時にPCL11の露光と高圧電源(図示せず)か
ら所定の出力電圧を帯電器12に印加し、これにより帯
電器12は放電を開始して像担持体10の画像形成領域
を一様に帯電する。
【0076】一方、CPU250は、t1時点で像担持
体10上に形成したテストパッチをクリーニング装置2
2の像担持体10の回転上流側に位置する画像濃度セン
サ220によって、先ずOPC感光体10aからの反射
光レベルのパッチ検知回路230を介してベースライン
補正回路240で補正する。CPU250は、t1時点
で発光ダイオード221に可変直流電源の出力電圧を変
化させてトナーパッチのない部分でのセンサ出力が8
(V)になるように直流可変電源Vrefの出力電圧を設
定する。斯かる発光ダイオード221の光量調整による
ベースラインの補正を加えた場合を、従来のようにベー
スラインの補正を一切加えない場合と対比させた結果、
使用開始の初期には双方の例ともに特に問題は見当たら
ないが、ベースライン補正を加えない場合、プリント枚
数が5万枚の時点で色バランスにくずれが認められ、1
0万枚に達するとさらに画像濃度の低下が現れるのに対
し、ベースライン補正を加えれば使用開始の初期と変わ
りなく終始各色の濃度が適正でバランスのとれたカラー
画像が得られるのが確認された。
【0077】CPU250は、t2時点以降にパッチデ
ータ発生回路210からグレースケールを表すテストパ
ッチ信号を書き込みユニット13に送出する。書き込み
ユニット13は図13(c)に示すように記録信号をパ
ルス幅変調回路に送出する。パルス幅変調回路は1走査
ライン分のテストパッチ信号をパルス幅変調した変調信
号をLD駆動回路に送出する。LD駆動回路は変調信号
で半導体レーザ131を発振させることによりレーザビ
ームを照射する。斯かるレーザ光は所定速度で回転する
ポリゴンミラー134で偏向して、fθレンズ135及
び第1のシリンドリカルレンズ133及び第2のシリン
ドリカルレンズ136によって像担持体10上に微小な
スポットに絞って0.3secの露光時間と0.2se
cのオフ時間を4回繰り返して走査する。これによっ
て、例えば4つの20×30mm角で約12mm間隔で
像担持体10の非画像領域に静電潜像が形成される。C
PU250は潜像形成動作の終了を検知すると、図13
(d)〜図13(g)に示すようにエンコーダ(図示せ
ず)から送出される位相信号から像担持体10の位相を
検知した後に、静電潜像と同期した位置で現像器14を
駆動する。具体的には回転する現像スリーブ141は先
ず直流バイアスを印加した後に3msec経過後に交流
バイアスを印加することにより、像担持体10上に形成
してある潜像は例えば20×30mm角で約12mm間
隔でパッチトナー像を4回連続して顕像化することにな
る。これによって、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の
パッチトナー像が形成される。このときテストパッチを
作成する際の露光レベルは最大露光量であるPWM25
5を使用する。このようにして作成された潜像を100
rpmから450rpmのいずれかで回転する現像スリ
ーブ141で顕像化する。
【0078】CPU250は、図13(h)に示すタイ
ミングで像担持体10表面上に形成したテストパッチの
両端1mmを除いた部分を画像濃度センサ220によっ
て20点以上のデータをサンプリングすることにより、
パッチ検知回路230を介して入力される。これによ
り、ホトダイオード222は像担持体10上に顕像化し
たテストパッチから反射する光の強度に応じた信号をC
PU250に出力して現像スリーブ141の回転数を決
定する。
【0079】
【表2】
【0080】表2は検知点数を変えて初期、5万プリン
ト、10万プリント終了後に100プリント実写した画
像サンプルを3枚抜き出して評価した結果を示したもの
である。
【0081】検知点数20以上では、色安定性と画像濃
度Dmaxも良好であるが、検知点数20未満では5万
プリント、10万プリントで色安定性及び画像濃度Dm
axが低下することを示している。×は検知不能であっ
たことを示してある。
【0082】
【表3】
【0083】表3は20mm2のテストパッチから検知
点数を20として現像スリーブ141の回転数を決定し
たものであり、Rzを0.3〜4.0μmで変えて初
期、5万プリント、10万プリント終了後に100プリ
ント実写した画像サンプルを3枚抜き出して評価した結
果を示したものである。
【0084】Rzが0.3μm〜3.0μmの範囲であ
れば、色安定性と画像濃度Dmaxも良好であるが、こ
れ以外の範囲で5万プリント、10万プリントで色安定
性及び画像濃度Dmaxが低下することを示している。
×は検知不能であったことを示してある。
【0085】
【表4】
【0086】表4は20mm2のテストパッチから検知
点数を20として現像スリーブ141の回転数を決定し
たものであり、像担持体10の線速度を40mm/se
c〜200mm/secで変えて初期、5万プリント、
10万プリント終了後に100プリント実写した画像サ
ンプルを3枚抜き出して評価した結果を示したものであ
る。
【0087】像担持体10の線速度が50mm/sec
〜150mm/secの範囲であれば、色安定性と画像
濃度Dmaxも良好であるが、これ以外の線速度で5万
プリント、10万プリントで色安定性及び画像濃度Dm
axが低下することを示している。×は検知不能であっ
たことを示してある。
【0088】
【表5】
【0089】表5は20mm2のテストパッチから検知
点数を20として現像スリーブ141の回転数を決定し
たものであり、画像濃度センサ220を構成する発光ダ
イオード221からのビーム径を0.5mm〜10mm
で変えて初期、5万プリント、10万プリント終了後に
100プリント実写した画像サンプルを3枚抜き出して
評価した結果を示したものである。
【0090】発光ダイオード221からのビーム径が1
mm〜7mmの範囲であれば、色安定性と画像濃度Dm
axも良好であるが、これ以外のビーム径で5万プリン
ト、10万プリントで色安定性及び画像濃度Dmaxが
低下することを示している。×は検知不能であったこと
を示してある。
【0091】
【表6】
【0092】表6は20mm2のテストパッチから検知
点数を20として現像スリーブ141の回転数を決定し
たものであり、画像濃度センサ220を構成する発光ダ
イオード221の最大ピーク波長450nm〜900n
mで変えて初期、5万プリント、10万プリント終了後
に100プリント実写した画像サンプルを3枚抜き出し
て評価した結果を示したものである。
【0093】発光ダイオード221の最大ピーク波長が
460nm〜900mmの範囲であれば、色安定性と画
像濃度Dmaxも良好であるが、これ以外の最大ピーク
波長で5万プリント、10万プリントで色安定性及び画
像濃度Dmaxが低下することを示している。×は検知
不能であったことを示してある。
【0094】
【発明の効果】本発明は、上記構成を備えることによ
り、画像濃度センサの出力信号のバラツキを低減して色
安定性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に斯かる画像形成プロセス制御装
置を適用可能な画像形成装置を示した概略断面図であ
る。
【図2】書き込みユニットの概略構成を示した平面図で
ある。
【図3】現像器の概略構成を示したものである。
【図4】各色のトナー特性を示すグラフである。
【図5】本実施の形態における画像形成プロセス制御装
置の概略構成を示したブロック図である。
【図6】画像濃度センサの配設状態を示した断面図であ
る。
【図7】パッチ検出回路を示した回路図である。
【図8】ベースライン補正の概念を示すグラフである。
【図9】パッチ検出回路からの出力電圧の変化を示した
グラフである。
【図10】現像スリーブの回転速度とトナー付着量との
関係を示したグラフである。
【図11】パッチ検出回路の出力特性を示すグラフであ
る。
【図12】検知点数と標準偏差δxとの関係を示したグ
ラフである。
【図13】本実施の形態における画像形成プロセス制御
回路の動作を示したタイミングチャートである。
【図14】正反射方式の画像濃度センサの出力特性及び
検出能を示すグラフである。
【図15】正反射方式の画像濃度センサのノイズとその
要因の関係を示したグラフである。
【符号の説明】
10 像担持体 13 書き込みユニット 14 現像器 141 現像スリーブ 200 画像形成プロセス制御回路 210 パッチデータ発生回路 230 パッチ検知回路 231 発光ダイード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる2つ以上のトナーを用いて反転現
    像により像担持体上にテストパッチ画像を形成し、当該
    テストパッチからの反射濃度を画像濃度センサで検知
    し、当該反射濃度に基づいて画像形成プロセスを制御す
    る画像形成プロセス制御装置において、前記テストパッ
    チを20mm2以上で形成し、当該テストパッチから2
    0個以上のサンプリングデータを得て、当該サンプリン
    グデータの相加平均によって画像形成条件を制御するこ
    とを特徴とする画像形成プロセス制御装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体を構成する基体の面粗度
    (Rz)は0.3μm〜3.0μmであることを特徴と
    する請求項1記載の画像形成プロセス制御装置。
  3. 【請求項3】 前記像担持体の線速度は50mm/se
    c〜150mm/secであることを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の画像形成プロセス制御装置。
  4. 【請求項4】 前記画像濃度センサを構成する発光素子
    からの露光ビーム径は1mm〜7mmであることを特徴
    とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像
    形成プロセス制御装置。
  5. 【請求項5】 前記画像濃度センサを構成する発光素子
    の最大ピーク波長は460nm〜900nmであること
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載
    の画像形成プロセス制御装置。
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