JPH09311430A - 写真用カートリッジ・プリント収納体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像済みのフィルムを収納するカートリッジ
とインデックスプリントの同時保管、収納スペースを小
さくすること、及び見易い状態でのファイリングを可能
にすること。 【解決手段】 フィルムを卷回して収納するカートリッ
ジ４を収納するカートリッジ保持体５と、カートリッジ
４に収納されているフィルムの画像を表示したインデッ
クスプリント２を保持する台紙３とを、着脱又は着脱及
び移動可能に形成する。これにより、カートリッジ４と
インデックスプリント２とを同時に保管することがで
き、かつ収納スペースの有効利用が図れると共に、見易
い状態でのファイリングを可能にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、写真用カートリ
ッジ・プリント収納体に関するもので、更に詳細には、
フィルムを卷回して収納するカートリッジと、このカー
トリッジに収納されたフィルムの画像を表示するインデ
ックスプリントとを同時に保管可能にした写真用カート
リッジ・プリント収納体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の写真システムにおけるカメラへの
フィルム装填の不備による撮影ミスやニーズに応じたプ
リントサイズの選択、撮影状態の記録情報等を改善した
新写真システムが開発されている。

【０００３】この新写真システムは、ワンタッチで装填
できるカートリッジ式フィルムに、数種類例えば３種類
の画面サイズで撮影できる利点があり、またフィルムに
塗布した磁気層に撮影状態などの情報を記録してプリン
トの仕上がりの改善が図れるなどの利点がある。

【０００４】この新写真システムにおいては、撮影した
フィルム（カートリッジ）を現像所へ出すと、現像済み
のフィルム（カートリッジ）と、カートリッジに収納さ
れているフィルムの画像を表示したインデックスプリン
ト及び所定サイズに焼き付けられたプリントを受け取る
ことができる。そして、以後の焼き増しにはインデック
スプリントを見て、インデックスプリントに表示された
所定の番号を指定して焼き増しを行うことができる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記新写真
システムにおいては、現像済みのフィルムを収納したカ
ートリッジと、このカートリッジに収納されたフィルム
の画像を表示したインデックスプリントとを対応させた
状態で保管する必要がある。しかしながら、略筒状のカ
ートリッジとシート状のインデックスプリントのように
形態の異なる２種類のものを同時に保管するには工夫が
必要である。また、収納スペースの問題や見易い状態で
のファイリング等に問題がある。

【０００６】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、カートリッジとインデックスプリントとを同時に保
管でき、かつ収納スペースの小さくすることができると
共に、見易い状態でのファイリングを可能にする写真用
カートリッジ・プリント収納体を提供しようとするもの
である。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の発明は、フィルムを卷回して収納す
るカートリッジと、上記カートリッジに収納されている
フィルムの画像を表示したインデックスプリントとを収
納する収納体であって、 上記インデックスプリントを
保持する台紙と、上記カートリッジを保持するカートリ
ッジ保持体とを着脱可能に形成した、ことを特徴とす
る。

【０００８】請求項２記載の発明は、フィルムを卷回し
て収納するカートリッジと、上記カートリッジに収納さ
れているフィルムの画像を表示したインデックスプリン
トとを収納する収納体であって、 上記インデックスプ
リントを保持する台紙と、上記カートリッジを保持する
カートリッジ保持体とを着脱及び移動可能に形成した、
ことを特徴とする。

【０００９】この発明において、上記台紙はインデック
スプリントを保持するものであれば、その保持形態は任
意でよく、例えば上記台紙に再剥離粘着剤を塗布するも
の（請求項３）、台紙にインデックス保持用の透明フィ
ルムを再剥離可能に接着するもの（請求項４）、台紙に
インデックスプリント保持用の両面粘着テープを再剥離
可能に接着してインデックスプリントを保持するもの
（請求項５）、台紙にインデックスプリント保持用の切
込みを設けて、インデックスプリントを保持するもの
（請求項６）、あるいは、台紙に接着剤を塗布してイン
デックスプリントを保持するもの（請求項７）などを用
いることができる。

【００１０】請求項８記載の発明は、請求項１又は２記
載の写真カートリッジ・プリント収納体において、 上
記カートリッジ保持体は、カートリッジ保持部と、台紙
への係合部とを具備し、 上記係合部を上記台紙に設け
た係合受部に着脱可能に係合してなる、ことを特徴とす
る。

【００１１】請求項９記載の発明は、請求項１又は２記
載の写真カートリッジ・プリント収納体において、 上
記カートリッジ保持体は、カートリッジ保持部と、台紙
への係合部とを具備し、 上記カートリッジ保持部に、
カートリッジの両端に設けられた凹部に係合する一対の
係合爪を設けた、ことを特徴とする。

【００１２】請求項１０記載の発明は、請求項２記載の
写真カートリッジ・プリント収納体において、 上記台
紙の辺部側にスリット状係合受部を設け、 上記カート
リッジ保持体に、カートリッジの両端に設けられた凹部
に係合する一対の保持爪と、略Ｕ字状の係合用切込みを
設け、 上記係合用切込みに沿って切り起こされる係合
舌片を、上記スリット状係合受部に着脱及び移動可能に
挿入してなる、ことを特徴とする。

【００１３】請求項１１記載の発明は、請求項２記載の
写真カートリッジ・プリント収納体において、 上記台
紙の辺部側にスリット状係合受部を設け、 上記カート
リッジ保持体に、下方両側においてカートリッジの両端
に設けられた凹部に係合する一対の保持爪と、略Ｕ字状
の係合用切込みと、上記係合用切込みより下方側に突出
する押え舌片とを設け、 上記係合用切込みに沿って切
り起こされる係合舌片を、上記スリット状係合受部に着
脱及び移動可能に挿入すると共に、上記押え舌片を折曲
してスリット状係合受部と対向する台紙の辺部に係合し
てなる、ことを特徴とする。

【００１４】請求項１２記載の発明は、請求項２記載の
写真カートリッジ・プリント収納体において、 上記台
紙の辺部側にスリット状係合受部を設け、 上記カート
リッジ保持体に、カートリッジの両端に設けられた凹部
に係合する一対の保持爪と、略Ｕ字状の係合用切込み
と、上記係合用切込みより下方側において略逆Ｕ字状に
形成される押え用切込みとを設け、 上記係合用切込み
に沿って切り起こされる係合舌片を、上記スリット状係
合受部に着脱及び移動可能に挿入すると共に、上記押え
用切込みに沿って切り起こされる押え舌片をスリット状
係合受部と対向する台紙の辺部に係合してなる、ことを
特徴とする。

【００１５】上記のように構成されるこの発明の写真用
カートリッジ・プリント収納体によれば、現像済みのフ
ィルムを卷回して収納するカートリッジをカートリッジ
保持体にて保持し、フィルムの画像を表示したインデッ
クスプリントを台紙にて保持し、そして、台紙にカート
リッジ保持体を取り付けることで、現像済みのカートリ
ッジとインデックスプリントとを一体的に収納し、保管
することができる。

【００１６】また、インデックスプリントを保持する台
紙とカートリッジを保持するカートリッジ保持体の取付
位置を変えることで、複数組のカートリッジとインデッ
クスプリントの収納・保管を可能にすることかができる
と共に、収納スペースを小さくすることができる。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて詳述する。 ◎第一実施形態 図１はこの発明の写真用カートリッジ・プリント収納体
（以下に収納体という）の第一実施形態の概略構成図で
ある。

【００１８】上記収納体１は、複数の画像２ａを有する
インデックスプリント２を保持する矩形状の台紙３と、
現像済みのカートリッジ４を保持するカートリッジ保持
体５とで主に構成されている。この場合、カートリッジ
保持体５は台紙３の辺部に設けられた係合受部６に着脱
及び移動可能に取り付けられるようになっている。

【００１９】この場合、台紙３は、例えば厚手の上質紙
あるいはコートボール紙等のある程度の強度を有する材
質のものにて形成されており、その表面には再剥離粘着
剤７が塗布されて、インデックスプリント２を再剥離可
能に接着（保持）し得るように構成されている。

【００２０】上記台紙３に塗布される再剥離粘着剤７は
例えばアクリル系あるいはゴム系等が使用され、図２
（ａ）に示すように、台紙３の全面に塗布するか、図２
（ｂ）に示すように、台紙３の表面に適宜間隔をおいて
ストライプ状に塗布するか、あるいは図２（ｃ）に示す
ように、台紙３の表面に散点状に塗布するなどして、イ
ンデックスプリント２の保持を可能にしている。なお、
上記再剥離粘着剤７に代えて粘着力の強い粘着剤（接着
剤）を用いてインデックスプリント２を接着保持するよ
うにしてもよい。

【００２１】また、インデックスプリント２の保持形態
は上記以外に、例えば図３に示すように、台紙３に一辺
が連結される透明フィルム８を、台紙３の表面に塗布さ
れた再剥離粘着剤７に接着してインデックスプリント２
を保持するようにしてもよい。なおこの場合、インデッ
クスプリント２のサイズに対応させて透明フィルム８に
分離用のハーフカット８ａを設けておく方が望ましい。
また、別の保持形態として、図４に示すように、両面粘
着テープ９を用いてインデックスプリント２を台紙３の
所定位置に接着するようにしてもよい。この場合、両面
粘着テープ９の一方の粘着剤層９ａを台紙３の所定位置
に貼着した後、他方の粘着剤層９ｂにインデックスプリ
ント２の裏面を貼着するか、あるいは、両面粘着テープ
９の一方の粘着剤層９ａをインデックスプリント２の裏
面の適宜位置に貼着した後、他方の粘着剤層９ｂを台紙
３の適宜位置に貼着すればよい。

【００２２】インデックスプリント２の更に別の保持形
態として、図５に示すように、台紙３の所定位置すなわ
ちインデックスプリント２の異なるサイズに対応するイ
ンデックスプリント２の角部に対応する位置に、例えば
傾斜状のインデックスプリント保持用の切込み１０を設
け、この切込み１０にインデックスプリント２の角部を
差し込んでインデックスプリント２を台紙３に保持する
ようにしてもよい。なお、ここでは、インデックスプリ
ント保持用切込み１０を傾斜状に設けているが、必ずし
も傾斜状に設ける必要はなく、インデックスプリント２
の両端辺を挿入し得るように直線状に形成してもよい。

【００２３】上記係合受部６は、台紙３の長手方向に沿
う辺部の近傍に設けられるスリット孔６ａにて形成され
ている。この場合、スリット孔６ａを１つにしてもよい
が、強度上問題が生じるので、仕切部６ｂを介してスリ
ット孔６ａを２つ設ける方がよい。ここでは、カートリ
ッジ保持体５を３個又は２個取付可能なスリット孔６ａ
が設けられている。なお、台紙３の係合受部６を設けた
辺部と反対側の辺部には、ファイル用のパンチ穴１１が
設けられている。

【００２４】一方、上記カートリッジ保持体５は、例え
ばポリエステル，ポリプロピレン，塩化ビニール，スチ
ロールやアクリル樹脂等の合成樹脂あるいは厚紙等の板
状部材にて形成されている。また、カートリッジ保持体
５には、図６（ａ）に示すように、カートリッジ４の両
端に設けられた凹部４ａに係合する一対の保持爪１２が
下部両側に対向して設けられ、上部中央部に係合部とし
ての係合舌片１５を形成するための略Ｕ字状の切込み１
３（以下にＵ字状切込みという）が設けられている。ま
た、Ｕ字状切込み１３の下方側には一対の押え舌片１４
が下方に向かって突設されている。

【００２５】このように構成されるカートリッジ保持体
５を用いてカートリッジ４を保持するには、指で保持爪
１２を変形させてカートリッジ４の両端に設けられた凹
部４ａに係合してカートリッジ４を保持することができ
る（図６（ｂ）参照）。また、カートリッジ４を取り外
す場合は、指で保持爪１２を変形させて凹部４ａとの係
合を解けばよい。また、カートリッジ保持体５を台紙３
に取り付けるには、図６（ｃ）に示すように、Ｕ字状切
込み１３に沿って切り起こされる係合舌片１５を上記ス
リット孔６ａ内に着脱及び移動可能に挿入してカートリ
ッジ保持体５を台紙３の所定位置に取り付ける。この
際、押え舌片１４を台紙３の裏面側に向かって折り曲げ
てスリット孔６ａと対向する台紙３の辺部に係合させる
ことにより、カートリッジ保持体５を安定した状態にす
ることができる。

【００２６】上記説明では、押え舌片１４をカートリッ
ジ保持体５の下辺側に突設する場合について説明した
が、図７（ａ）に示すように、Ｕ字状切込み１３の下方
側に設けられる逆Ｕ状の切込み１６（以下に逆Ｕ字状切
込みという）に沿って切り起こされる押え舌片１４とし
てもよい。また、図７（ｂ）に示すように、Ｕ字状切込
み１３と逆Ｕ字状切込み１６とを合体させて略Ｈ字状の
切込みにしてもよい。

【００２７】このように、Ｕ字状切込み１３と逆Ｕ字状
切込み１６を設けることにより、図７（ｃ）に示すよう
に、上述と同様にＵ字状切込み１３に沿って切り起こさ
れる係合舌片１５をスリット孔６ａ内に着脱及び移動可
能に挿入した後、逆Ｕ字状切込み１６の内方部を押し込
んで逆Ｕ字状切込み１６に沿って切り起こされる押え舌
片１４をスリット孔６ａと対向する台紙３の辺部に係合
させることにより、カートリッジ保持体５を安定した状
態にすることができる。

【００２８】また、図８（ａ）に示すように、カートリ
ッジ保持体５に、Ｕ字状切込み１３を利用して例えば動
物や花等の図形１７（図面では動物の図形を示す）をあ
しらうことも可能である。更には、図８（ｂ）に示すよ
うに、カートリッジ保持体５の一部例えばＵ字状切込み
１３の内方側に、例えば撮影日の年月日や撮影場所等を
記入できる記入欄１８を設けることも可能である。

【００２９】◎第二実施形態 図９はこの発明の写真カートリッジ・プリント収納体の
第二実施形態の概略構成図、図１０はその要部断面図で
ある。第二実施形態は、カートリッジ４を収納して保持
するカートリッジ保持体５Ａを台紙３に対して着脱可能
に取り付けるようにした場合である。この場合、カート
リッジ保持体５Ａは、例えば図１１（ａ）に示すよう
に、断面が馬蹄形状の保持筒２０と、この保持筒２０の
開口端に対向上に立設する一対の当接片２１と、一方の
当接片２１の延在部２２に設けられる膨隆頭部２３ａを
有する係合部としての係合突起２３とで構成されてお
り、両当接片２１が常時近接する方向に弾性力が付勢さ
れている。したがって、指で弾性力に抗して開口部を拡
開して保持筒２０内にカートリッジ４を入れた後、指を
離すことにより、弾性力によってカートリッジ４を保持
することができる。

【００３０】また、台紙３の辺部近傍には、上記第一実
施形態と同様に設けられたスリット孔６ａと、このスリ
ット孔６ａに連通するスリット孔６ａより大径の案内孔
６ｃとからなる係合受部６が設けられている。そして、
この係合受部６の案内孔６ｃ内にカートリッジ保持体５
Ａの係合突起２３を挿入した後、係合突起２３の首部２
３ｂをスリット孔６ａ内に移動させてカートリッジ保持
体５Ａを台紙３に取り付けることができる。

【００３１】また、カートリッジ保持体５Ａは、上記の
ような構造の他に、例えば図１１（ｂ）に示すように、
係合突起２３を設けた係合突片２４を上部に有する板状
部材にて形成されるカートリッジ保持体５Ａの中央部
に、適宜間隔をおいて垂直方向に平行な２本の直線状切
込み２５を設け、これら直線状切込み２５の内方側と外
方側とを反対方向に屈曲させてその空間内にカートリッ
ジ４を挾持させて保持するようにしてもよい。あるい
は、図１１（ｃ）に示すように、係合突起２３を設けた
係合突片２４と、カートリッジ挿入用凹部２６を有する
箱状の保持基部２７とを一体成形によってカートリッジ
保持体５Ａを形成したものなどを使用することができ
る。

【００３２】なお、係合突起２３は、膨隆頭部２３ａ
と、首部２３ｂを有するものであればカートリッジ保持
体５Ａと一体に形成してもよく、あるいは、図１２
（ａ）に示すように、プラスチック製部材にて形成し
て、接着剤等でカートリッジ保持体５Ａに固定するか、
図１２（ｂ）に示すように、膨隆頭部２３ａと、２つ割
りの首部２３ｃとからなる真鍮製鋲部材にて形成し、２
つ割り首部２３ｃをカートリッジ保持体５Ａに設けられ
た透孔５ａ内に挿入した後、外側に拡開して固定するこ
とができる。

【００３３】上記のように構成することにより、カート
リッジ保持体５Ａ内にカートリッジ４を保持した後、係
合突起２３の膨隆頭部２３ａを案内孔６ｃ内に挿入し、
首部２３ｂをスリット孔６ａ内に移動させて、カートリ
ッジ保持体５Ａを台紙３の所定位置に取り付けることが
できる。また、カートリッジ保持体５Ａを取り外す場合
には、係合突起２３の首部２３ｂを案内孔６ｃの位置ま
で移動した後、膨隆頭部２３ａを案内孔６ｃから引き出
すことによってカートリッジ保持体５Ａを台紙３から取
り外すことができる。

【００３４】なお、第二実施形態において、その他の部
分は上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して、その説明は省略する。

【００３５】◎第三実施形態 図１３はこの発明のケースの第三実施形態の概略構成図
（ａ）、その断面図（ｂ）及びカートリッジ保持体の斜
視図（ｃ）である。第三実施形態は、カートリッジ保持
体５Ｂの台紙３への係合をスナップ嵌合式にすると共
に、カートリッジ保持体を有底筒状に形成して不用意に
カートリッジが脱落するのを防止するようにした場合で
ある。すなわち、台紙３の辺部に適宜間隔をおいて長孔
状の取付孔３１を設け、カートリッジ保持体５Ｂを、袋
状部材にて形成される本体３０と、この本体３０の開口
部の対向する部位に突設される係合片３２に互いに係脱
可能な係合部例えば係合凸部３３ａと係合凹部３３ｂを
設けた場合である。

【００３６】上記のように構成することにより、カート
リッジ保持体５Ｂの本体３０内にカートリッジ４を保持
した状態で、係合片３２に設けられた係合凸部３３ａと
係合凹部３３ｂを、任意の取付孔３１の位置で互いに係
合させて、台紙３にカートリッジ保持体５Ｂを取り付け
ることができる。

【００３７】なお、第三実施形態において、その他の部
分は上記第一実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して、その説明は省略する。

【００３８】◎その他の実施形態 上記実施形態では、台紙３の辺部にパンチ穴１１を設け
ていわゆるパンチファイル（図示せず）にてファイリン
グ可能にした場合について説明したが、ファイリング形
式はパンチング形式に限定されるものではなく、例えば
図１４に示すように、背表紙４１に粘着テープ層４２を
有するファイル４０を用いて台紙３の縁部を付き合わせ
て接着することによって複数のインデックスプリント２
を保持する台紙３とカートリッジ４を保持するカートリ
ッジ保持体５，５Ａ，５Ｂとを収容し、保管することが
できる。この場合、各台紙３に取り付けられるカートリ
ッジ保持体５の位置を互いに干渉しない位置におくこと
によって、複数組のインデックスプリント２とカートリ
ッジ４を小さいスペースの下で保管することができる。

【００３９】

【発明の効果】以上に説明したように、この発明の写真
用カートリッジ・プリント収納体によれば、現像済みの
フィルムを卷回して収納するカートリッジを保持するカ
ートリッジ保持体と、フィルムの画像を表示したインデ
ックスプリントを保持する台紙とを一体的に収納し、保
管することができるので、カートリッジとその内容を表
示したインデックスプリントとを見易い状態で保管する
ことができる。

【００４０】また、インデックスプリントを保持する台
紙とカートリッジを保持するカートリッジ保持体の取付
位置を変えることで、複数組のカートリッジとインデッ
クスプリントの収納・保管を可能にすることかができる
と共に、収納スペースを小さくすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の写真用カートリッジ・プリント収納
体の第一実施形態を示す概略構成図である。

【図２】この発明における台紙に塗布される再剥離粘着
剤の別の塗布状態を示す平面図である。

【図３】この発明における台紙の別の形態を示す平面図
である。

【図４】台紙の更に別の形態を示す平面図（ａ）及び
（ａ）のＡ−Ａ線に沿う拡大断面図（ｂ）である。

【図５】台紙の更に別の形態を示す平面図である。

【図６】この発明におけるカートリッジ保持体の一例を
示す正面図（ａ）、カートリッジを取り付けた状態の正
面図（ｂ）及び取付状態を示す断面図（ｃ）である。

【図７】別のカートリッジ保持体を示す正面図（ａ）、
更に別のカートリッジ保持体を示す正面図（ｂ）及びそ
の取付状態を示す断面図（ｃ）である。

【図８】カートリッジ保持体の更に別の形態を示す正面
図（ａ）及びその背面図（ｂ）である。

【図９】この発明の写真用カートリッジ・プリント収納
体の第二実施形態を示す概略構成図である。

【図１０】第二実施形態の取付状態を示す断面図であ
る。

【図１１】第二実施形態におけるカートリッジ保持体の
別の形態を示す斜視図である。

【図１２】第二実施形態における係止突起の別の形態を
示す側面図である。

【図１３】この発明の写真用カートリッジ・プリント収
納体の第三実施形態の要部を示す概略正面図（ａ）、そ
の断面図（ｂ）及びカートリッジ収納体を示す斜視図
（ｃ）である。

【図１４】この発明の写真用カートリッジ・プリント収
納体をファイルに収納した状態を示す概略斜視図であ
る。

【符号の説明】

２ インデックスプリント ３ 台紙 ４ カートリッジ ４ａ 凹部 ５，５Ａ，５Ｂ カートリッジ保持体 ６ 係合受部 ６ａ スリット孔 ６ｃ 案内孔 ７ 再剥離粘着剤 ８ 透明フィルム ９ 両面粘着テープ １０ インデックスプリント保持用切込み １２ 保持爪 １３ Ｕ字状切込み １４ 押え舌片 １５ 係合舌片 １６ 逆Ｕ字状切込み ２３ 係合突起 ２３ａ 膨隆頭部 ２３ｂ，２３ｃ 首部 ２６ カートリッジ挿入用凹部 ３０ 袋状本体 ３３ａ 係合凸部 ３３ｂ 係合凹部

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 フィルムを卷回して収納するカートリッ
   ジと、上記カートリッジに収納されているフィルムの画
   像を表示したインデックスプリントとを収納する収納体
   であって、 上記インデックスプリントを保持する台紙と、上記カー
   トリッジを保持するカートリッジ保持体とを着脱可能に
   形成した、ことを特徴とする写真用カートリッジ・プリ
   ント収納体。
2. 【請求項２】 フィルムを卷回して収納するカートリッ
   ジと、上記カートリッジに収納されているフィルムの画
   像を表示したインデックスプリントとを収納する収納体
   であって、 上記インデックスプリントを保持する台紙と、上記カー
   トリッジを保持するカートリッジ保持体とを着脱及び移
   動可能に形成した、ことを特徴とする写真用カートリッ
   ジ・プリント収納体。
3. 【請求項３】 請求項１又は２記載の写真用カートリッ
   ジ・プリント収納体において、 上記台紙に再剥離粘着剤を塗布した、ことを特徴とする
   写真用カートリッジ・プリント収納体。
4. 【請求項４】 請求項１又は２記載の写真用カートリッ
   ジ・プリント収納体において、 上記台紙にインデックス保持用の透明フィルムを再剥離
   可能に接着してなる、ことを特徴とする写真用カートリ
   ッジ・プリント収納体。
5. 【請求項５】 請求項１又は２記載の写真用カートリッ
   ジ・プリント収納体において、 上記台紙にインデックスプリント保持用の両面粘着テー
   プを再剥離可能に接着してなる、ことを特徴とする写真
   用カートリッジ・プリント収納体。
6. 【請求項６】 請求項１又は２記載の写真用カートリッ
   ジ・プリント収納体において、 上記台紙にインデックスプリント保持用の切込みを設け
   た、ことを特徴とする写真用カートリッジ・プリント収
   納体。
7. 【請求項７】 請求項１又は２記載の写真用カートリッ
   ジ・プリント収納体において、 上記台紙に接着剤を塗布してなる、ことを特徴とする写
   真用カートリッジ・プリント収納体。
8. 【請求項８】 請求項１又は２記載の写真カートリッジ
   ・プリント収納体において、 上記カートリッジ保持体は、カートリッジ保持部と、台
   紙への係合部とを具備し、 上記係合部を上記台紙に設けた係合受部に着脱可能に係
   合してなる、ことを特徴とする写真カートリッジ・プリ
   ント収納体。
9. 【請求項９】 請求項１又は２記載の写真カートリッジ
   ・プリント収納体において、 上記カートリッジ保持体は、カートリッジ保持部と、台
   紙への係合部とを具備し、 上記カートリッジ保持部に、カートリッジの両端に設け
   られた凹部に係合する一対の係合爪を設けた、ことを特
   徴とする写真用カートリッジ・プリント収納体。
10. 【請求項１０】 請求項２記載の写真カートリッジ・プ
    リント収納体において、 上記台紙の辺部側にスリット状係合受部を設け、 上記カートリッジ保持体に、カートリッジの両端に設け
    られた凹部に係合する一対の保持爪と、略Ｕ字状の係合
    用切込みを設け、 上記係合用切込みに沿って切り起こされる係合舌片を、
    上記スリット状係合受部に着脱及び移動可能に挿入して
    なる、ことを特徴とする写真用カートリッジ・プリント
    収納体。
11. 【請求項１１】 請求項２記載の写真カートリッジ・プ
    リント収納体において、 上記台紙の辺部側にスリット状係合受部を設け、 上記カートリッジ保持体に、下方両側においてカートリ
    ッジの両端に設けられた凹部に係合する一対の保持爪
    と、略Ｕ字状の係合用切込みと、上記係合用切込みより
    下方側に突出する押え舌片とを設け、 上記係合用切込みに沿って切り起こされる係合舌片を、
    上記スリット状係合受部に着脱及び移動可能に挿入する
    と共に、上記押え舌片を折曲してスリット状係合受部と
    対向する台紙の辺部に係合してなる、ことを特徴とする
    写真用カートリッジ・プリント収納体。
12. 【請求項１２】 請求項２記載の写真カートリッジ・プ
    リント収納体において、 上記台紙の辺部側にスリット状係合受部を設け、 上記カートリッジ保持体に、カートリッジの両端に設け
    られた凹部に係合する一対の保持爪と、略Ｕ字状の係合
    用切込みと、上記係合用切込みより下方側において略逆
    Ｕ字状に形成される押え用切込みとを設け、 上記係合用切込みに沿って切り起こされる係合舌片を、
    上記スリット状係合受部に着脱及び移動可能に挿入する
    と共に、上記押え用切込みに沿って切り起こされる押え
    舌片をスリット状係合受部と対向する台紙の辺部に係合
    してなる、ことを特徴とする写真用カートリッジ・プリ
    ント収納体。