JPH09311136A - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

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JPH09311136A
JPH09311136A JP12956696A JP12956696A JPH09311136A JP H09311136 A JPH09311136 A JP H09311136A JP 12956696 A JP12956696 A JP 12956696A JP 12956696 A JP12956696 A JP 12956696A JP H09311136 A JPH09311136 A JP H09311136A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、コア7間に存在する部材を樹脂封
入によってー体化する際に、永久磁石およびコイルスプ
ール等の被封入構成を極力変形させないようにし、回転
検出装置の検出精度を補償することを目的とする。 【解決手段】 検知部が、電磁コイルが巻回されるコイ
ルスプールと、磁石と、コイルスプールと磁石とを挟む
ように配置され、且つロータスイッチ部の円周に沿うよ
うに磁束通路部が配設された円盤状の第1および第2の
コアと、から構成されており、さらに、コイルスプール
と第1および第2のコアとの間には、コイルスプールと
各コアとのそれぞれの間に隙間を埋めるリブが配設さ
れ、各コアの内側における各コアの外周部から各リブ位
置までにおいて、少なくとも電磁コイルおよびコイルス
プールを封止してー体化する樹脂モールド部を備えるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被検体の回転に応じ
て回転するロータを備え、被検体の回転状態をそのロー
タの回転状態に基づいて電磁的に検出する回転検出装
置、およびこの回転検出装置の組付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より被検体の回転に応じて回転する
ロータと、該ロータの周囲に形成され、磁気抵抗の異な
る部分が交互に多数配設されたロータスイッチ部と、上
記被検体および上記ロータと別体に構成され、上記ロー
タスイッチ部を磁気回路のー部とする閉磁気回路を形成
する閉磁気回路形成手段と、該閉磁気回路形成手段が形
成する閉磁気回路の磁束量変化電気信号に変換する変換
手段と、を備えた回転検出装置が知られている。例えば
実開昭48−43678号公報には、周囲にロータスイ
ッチ部としての歯だ形成され、車輪とー体に回転する金
属製のロータと、車体に固定されてその歯を磁気回路の
ー部とする閉磁気回路を形成するコアおよび永久磁石
(共に閉磁気回路形成手段に相当)と、その閉磁気回路
の磁束量変化を交流電流に変換する変換手段としての電
磁コイルとを備え、車輪の回転速度を検出する装置が開
示されている。
【0003】この装置では、車輪と一体にロータが回転
すると、上記閉磁気回路は歯が形成された部分を磁気回
路のー部とする場合と、歯の欠落部分を磁気回路のー部
とする場合とを交互に繰り返す。すると、閉磁気回路の
生きていこうが変化して磁気スイッチが開閉されるた
め、上記閉磁気回路を流れる磁束量が変化し、電磁コイ
ルに交流電流が発生する。この電流の電圧および周波数
は、車輪の回転速度と所定の対応関係を示す磁束量変化
の速度を示すため、上記交流電流に基づいて車輪の回転
速度を検出することができるのである。
【0004】この種の装置では回転速度を高精度で且つ
低速位置で検出するため、出力の増大が要請されてい
る。一方、上記装置では、閉磁気回路が形成される一方
のコアのー端を上記ロータの歯と対向可能な位置に配設
し、他方のコアの一端をロータの歯が形成されていない
部分と常時対向する位置に配設している。すなわち、上
記1つの閉磁気回路に1つの磁気スイッチを設けてい
る。このような構成のまま出力を増大し、検出精度を向
上使用とすると、永久磁石や電磁コイルを大型化しなけ
ればならない。ところが、この種の装置の大型化には限
界があり精度を充分に向上できない。
【0005】よって、本願出願人は、このような問題点
を解消する装置であるPCT/JP/00246号に記
載した装置について出願している。この装置では、ロー
タスイッチ部および検出部によって閉磁気回路を構成す
るとともに、この閉磁気回路を開閉する磁気スイッチを
この閉磁気回路内に2か所設けている。この検出部の構
成を図5に示す。金属製の一対のコア7に挟まれるよう
に、永久磁石9およびコイルスプール10、このコイル
スプール10に巻回されるコイル8が配設されている。
コア7にはそれぞれ、図示しないロータスイッチ部と対
向するように磁気スイッチ部7a、7bが形成されてい
る。そして、これら各コア7、永久磁石9およびコイル
8、コイルスプール10は樹脂部11によってー体化さ
れている。この樹脂部は、コア7、永久磁石9、コイル
8およびコイルスプール10を型に収め、この型内に樹
脂を注入したのち型抜きによって形成される。この際、
樹脂は、矢印α1、β1のように各構成間に侵入し、矢
印α2、β2、矢印α3、β3のように進み、コア7間
を埋める。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂が
矢印α3、β3のように進む際に、たとえば両者がぶつ
かるポイントPにおいて樹脂圧が衝突して、コイルスプ
ール10および永久磁石9の径方向(図面上下方向)に
圧力が加わる。これによって、永久磁石9が割れてしま
う危険性が存在するとともに、コイルスプール10も変
形するおそれがある。
【0007】また、樹脂部11の形成時において、樹脂
がコイルスプール10と永久磁石9との間を進む際に、
樹脂圧のアンバランスが発生し、永久磁石9およびコイ
ルスプール10が変形すると、回転検出装置の検出精度
に悪影響を与える。特に、閉磁気回路を形成する永久磁
石9が割れると、閉磁気回路の磁束が弱くなってしまう
ため、検出精度に大きな影響を及ぼす。
【0008】そこで、本発明は、コア7間に存在する部
材を樹脂封入によってー体化する際に、永久磁石および
コイルスプール等の被封入構成を極力変形させないよう
にし、回転検出装置の検出精度を補償することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による回転検出装置は、検知部が、電磁コイ
ルが巻回されるコイルスプールと、このコイルスプール
の近傍に配置される磁石と、コイルスプールと磁石とを
挟むように配置され、且つロータスイッチ部の円周に沿
うように磁束通路部が配設された円盤状の第1および第
2のコアと、から構成されており、さらに、コイルスプ
ールと第1および第2のコアとの間には、コイルスプー
ルと第1および第2のコアとのそれぞれの間に隙間を埋
める密着手段が構成され、第1および第2のコアの内側
における第1および第2のコアの外周部からリブ位置ま
でにおいて、少なくとも電磁コイルおよびコイルスプー
ルを封止してー体化する樹脂モールド部を備える技術的
手段を有する。
【0010】そして、第1および第2のコアとコイルス
プールとの間にそれぞれ密着手段が構成されていること
によって、たとえば円盤状の第1および第2のコアの外
周面から樹脂が封入されて樹脂モールド部が形成される
際に、第1および第2のコアとコイルスプールとの間ま
でしか樹脂モールド部が形成されない。よって、被検体
の回転軸方向部分すなわちコイルスプールの内側の第1
および第2のコアと対面していない部分には樹脂モール
ド部が形成されず、この部分に樹脂モールド部が形成さ
れる際に起こる不具合は解消され、回転の検出精度を補
償することができる。
【0011】なお、請求項3に記載のように、第1およ
び第2のコアによってコイルスプールの各リブが押圧さ
れるように検知部が組付けられれば、樹脂モールド部が
形成される際に、各リブによって、樹脂の流動を精密に
防ぐことができる。なお、請求項4に記載のように、磁
石が、コイルスプールよりも被検体の回転軸側に設けら
れ、且つ各リブが構成されれば、樹脂モールド部が磁石
とコイルスプールとの間に形成されず、樹脂モールド部
の形成によって、コイルスプールおよび磁石に樹脂圧が
加わらず、コイルスプールおよび磁石が径方向に変形し
ない。
【0012】また、請求項5に記載のように、第1およ
び第2のコアの内側において、少なくとも電磁コイルお
よびコイルスプールを封止してー体化する樹脂モールド
部が、コイルスプールと磁石との間を除く部分に形成さ
れるようにしても同様の効果を得ることができる。な
お、樹脂モールド部をコイルスプールと磁石との間を除
く部分に形成する具体的な構成を、たとえばコイルスプ
ールに樹脂にてー体に設けた円周全体に沿う各リブにて
形成してもよい。
【0013】なお、このような構成を請求項6に記載の
ように、第1および第2のコアによってコイルスプール
を挟み込む際に、リブを第1および第2のコアによって
押圧して、該第1および第2のコアとコイルスプールと
に密着部を設けた後、少なくとも電磁コイルおよびコイ
ルスプールを、第1および第2のコアの内側における第
1および第2のコアの外周面からリブによって形成され
る密着部の位置までにおいて樹脂モールドするという回
転検出装置の製造方法を採用しても、同様の効果を得る
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の具体的な構成を図面
に基づいて説明する。図1は本発明が適用された回転検
出装置の構成を示す断面図である。なお、この回転検出
装置1は、図示しない車輌の従動輪の回転速度を検出す
る車輪速度センサに適用されたものである。
【0015】回転検出装置1は、従動輪の回転軸3に固
定された可動部Aとしてのロータ5と、ハウジング12
を介してナックル2に固定され、ロータ5の回転速度を
検出する固定部としてのセンサ本体B(検知部に相当す
る。)とによって構成されている。なお、可動部Aと固
定部とはベアリング4を介して配設されている。ロータ
5は、回転軸3の外周に沿った円筒状に形成され、ベア
リングナット13の方向に突き出て配設されている。ま
た、ロータ5のその突出部分には、ロータ5の回転方向
に沿って、所定間隔を有して磁性体の柱部(磁気抵抗の
低い部分)と窓部(磁気抵抗の高い部分)とがロータス
イッチ部6として構成されている。そして、この柱部
は、センサ本体Bから出力される磁束の磁気通路となっ
ている。
【0016】センサ本体Bには、ロータ5のロータスイ
ッチ部6が形成された部分に内嵌される円環状に構成さ
れた部位を備え、次のように形成されている。ロータス
イッチ部6に対向するように折り曲げられた第1のコア
7Aおよび第2のコア7Bは、回転軸3と同軸的に配設
され、それぞれ円盤状に形成されている。この第1のコ
ア7Aおよび第2のコア7Bの内側には、円環状の永久
磁石9とコイル8が巻回されたコイルスプール10とが
第1および第2のコア7A,7Bに挟まれるように配設
されている。なお、コイルスプール10の断面形状はコ
の字状に形成されており、またこのコイルスプール10
および永久磁石8も回転軸3と同軸的に配設されてい
る。
【0017】これら第1および第2のコア7A,7B、
コイル8およびコイルスプール10のー部は、樹脂にて
モールドされてー体化されている。そしてこの樹脂モー
ルド部11は、第1および第2のコア7A,7Bにそれ
ぞれも受けられた第1および第2の磁気スイッチ部7
a,7b(図2参照)のロータスイッチ部6との対向面
を残して前記各構成をモールドしている。この磁気スイ
ッチ部7a,7bは、それぞれ、円周方向に交互に磁性
体部分と空間部部とを連続する相対向する爪状に形成さ
れている。なお、コイル8から延びる出力端子14も、
樹脂モールド部11にてモールドされている。また、樹
脂モールド部11には、ハウジング12と嵌合固定され
る際に最も応力を受ける嵌合部15が金属製にて備えら
れている。
【0018】このように構成される回転検出装置1にお
いて、永久磁石9によって形成される閉磁気回路は、第
1のコア7Aおよびロータスイッチ部6の柱部、第2の
コア7Bを通過するように構成される。また、第1のコ
アおよび第2のコア7A,7Bの磁気スイッチ部7a,
7bが、ロータスイッチ部6の窓部と対向する際には、
閉磁気回路が各磁気スイッチ部7a,7bの2か所にて
同時に切断される。そして、このように変化する閉磁気
回路の磁束通過量に応じて、コイル8に電流が発生し、
この電流が出力端子14を通じて図示しない解析手段に
送信される。またこの解析手段において、電流の変化状
態(周波数変化)から回転軸の回転速度を検出されるこ
ととなる。
【0019】次に、図2及び図3を用いて、本願発明に
おける主要部分の構成について説明する。図に示すよう
にコイルスプール10には、第1のコア7Aと接触する
ように第1のリブ10aがー体に形成され、また第2の
コア7Bと接触するように第2のリブ10bが一体に形
成されている。なお、コイルスプール10および第1、
第2のリブ10a,bは、樹脂にて成形されており、ま
たこの第1、第2のリブ10a,bは、図2および図3
に示すように、円盤状のコイルスプール10のそれぞれ
の面に円環状に所定の幅をもって形成されている。この
リブ10aの幅および高さは、たとえばこのコイルスプ
ール10に第1および第2のコア7A,Bを組付ける際
に、各コア7A,Bと各リブ10a,bとの間を密着さ
せるために第1および第2のリブ10a,bにかかる押
圧力を鑑みて形成してもよい。すなわち、この押圧力で
潰される程度の幅に第1および第2のリブ10a,bを
形成し、このように第1および第2のリブ10a,b潰
れることによって、各リブと各コア間における全周を精
密に密着させることができる。
【0020】このように各リブ10a,bを有するコイ
ルスプール10を備える回転検出装置において、これら
各コア、コイルスプール10、このコイルスプール10
よりも回転軸側に配設される永久磁石9をー体化するた
めの樹脂部は、たとえば型抜き成形される。この型への
樹脂の注入の際、樹脂は矢印α1、β1のように、第1
および第2のコア7A,Bにそれぞれ設けられた櫛歯状
の第1および第2の磁気スイッチ7a、7bの各々の隙
間からコイル8およびコイルスプリング10側に流動す
る。この際、第1および第2の磁気スイッチ7a、7b
の外部表面すなわちロータスイッチ部6と対向する面
は、金属製の表面が露出されるようにする。また第1お
よび第2のコア7A,Bは、この樹脂流入の型抜き時中
は、図示しない型等によって回転軸3の軸方向に押圧さ
れておりこの際に、第1および第2のリブ10a,b
が、それぞれ第1および第2のコアの内面に押圧され、
それぞれの隙間を埋める。よって、樹脂は、矢印α1→
α2→α3、および矢印β1→β2→β3のように進
み、第1および第2のリブ10a,bの位置まで流動す
る。よって樹脂は、第1および第2のコア7A,Bによ
って囲まれる空間内において、第1および第2のリブ1
0a,bよりも内側には進まず、永久磁石9側には流動
しない。
【0021】よって、永久磁石9およびコイルスプール
10は樹脂の流動によって、耐応力の弱いそれぞれの径
方向に押圧されることがないため、変形および破損する
ことが極力防止される。また、コイルスプール10およ
び永久磁石9が変形あるいは破損すれば、回転検出装置
自体の検出精度に悪影響を及ぼしかねないが、このよう
ん自体を招くことを極力防止できる。すなわち、たとえ
ば樹脂モールド工程中に永久磁石9がわれた際には、回
転検出に重要な役割を果たす閉磁気回路において磁束量
が減少する等の減少が発生しねないが、本件発明のよう
に回転検出装置を構成すれば、当初設計通りの回転検出
精度を補償できる。
【0022】なお、固定部としてのセンサ本体Bが樹脂
によってー体に形成されることによって、可動部Aへの
組付けも容易になる。本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、以下のように種種変形可能である。たと
えば、図4に示す回転検出装置100のように、永久磁
石9Aをコイルスプール10の横に設けてもよい。すな
わち、上述の実施例では、永久磁石9をコイルスプール
10よりも回転軸3の径方向の内側に配置していたが、
図4に示すように永久磁石9Aをコイルスプール10よ
りも回転軸3の軸方向の横側に配置するようにして、回
転検出の際の閉磁気回路を形成するようにしてもよい。
この際、樹脂モールドの際に、永久磁石9Aに対して径
方向に応力が加わらないようにするため、第2のリブ1
0bを、円環状の永久磁石9A径方向外側に形成し、樹
脂の流動を防ぐようにして樹脂モールド部11Aを形成
するようにしてもよい。なお、図4では、上述の実施例
と同様の作用を奏する構成には同様の符号を付している
ため、詳述を避けることとした。
【0023】また、樹脂モールド部11Aを形成する際
に、この樹脂モールド部11Aにて、図1におけるハウ
ジング12に当たる構成を形成するようにしてもよい。
この際、図1におけるハウジング12は、金属製で構成
できるため、ナックル2との嵌合を充分な強度および耐
久性をもって実施できていたが、図4では、嵌合の際に
ほぼ同等の強度および耐久性を備えることができるよう
に、樹脂モールド部11Aにおける嵌合部分において金
属製のリング16を嵌め込み、この金属製のリングとナ
ックル2間にて嵌合を実施している。このようにすれ
ば、樹脂モールドにてー体に形成することができる部分
が増えて金属部分を減少させることができるため、重量
を減少することができる。
【0024】また、上述の実施例では、ロータスイッチ
部6の内側にセンサ本体Bにおける第1および第2の磁
気スイッチ部7a,bを配置していたが、これにかかわ
らずロータスイッチ部6の外側にセンサ本体Bにおける
第1および第2の磁気スイッチ部7a,bを配置するよ
うにしてもよい。また、上述までの実施例では、各コア
に設けられる密着手段としてのリブ10a、10bはコ
イルスプール10とー体に形成されていた。しかしなが
ら、これに関わらず、各コアおよびコイルスプールと別
体に設けるようにしてもよ。たとえば、各コアとコイル
スプールとの間に、シール用のプラスチックリング等を
介在させ、各コアとコイルスプールとの組付け時に、こ
のプラスチックリングによって、各コアとコイルスプー
ルとの間を密着させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における回転検出装置の構成を
示す、断面図である。
【図2】本発明の特徴部分を示す部分詳細構成図であ
る。
【図3】コイルスプールの正面図および側面図である。
【図4】その他の実施例における回転検出装置の構成を
示す断面図である。
【図5】従来の回転検出装置を示す構成図である。
【符号の説明】 1、100 回転検出装置 2 ナックル 3 回転軸 5 ロータ 6 ロータスイッチ部 7A 第1のコア 7B 第2のコア 7a 第1の磁気スイッチ部 7b 第2の磁気スイッチ部 8 コイル 9、9A 永久磁石 10 コイルスプール 10a 第1のリブ 10b 第2のリブ 11、11A 樹脂モールド部 12 ハウジング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気抵抗の異なる部分が被検体の回転方
    向に交互に設けられたロータスイッチ部と、 前記ロータスイッチ部と所定の間隔を以て対向して配設
    されるとともに、少なくとも磁石と電磁コイルおよび磁
    束通路部とによって形成された検知部とを備える回転検
    出装置において、 前記検知部は、 前記電磁コイルが巻回されるコイルスプールと、 このコイルスプールの近傍に配置される前記磁石と、 前記コイルスプールと前記磁石とを挟むように配置さ
    れ、且つ前記ロータスイッチ部の円周に沿うように前記
    磁束通路部が配設された円盤状の第1および第2のコア
    と、から構成されており、 さらに、前記コイルスプールと前記第1および第2のコ
    アとの間には、当該コイルスプールと当該第1および第
    2のコアとのそれぞれの間に隙間を埋める密着手段が構
    成され、 前記第1および第2のコアの内側における当該第1およ
    び第2のコアの外周部から前記各密着手段の位置までに
    おいて、少なくとも前記電磁コイルおよび前記コイルス
    プールを封止してー体化する樹脂モールド部を備えてい
    ることを特徴とする回転検出装置。
  2. 【請求項2】 前記コイルスプールは樹脂にて形成され
    ており、 前記密着手段は、このコイルスプールにー体に、全周に
    亘ってそれぞれ設けられているリブであることを特徴と
    する請求項1に記載の回転検出装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のコアは、前記コイ
    ルスプールを押圧するように組付けられ、 この組付け時に、前記リブは、前記第1のコアとコイル
    スプールとの間および第2のコアとコイルスプールとの
    間において潰されることによって、当該第1およぶ第2
    のコアとコイルスプールとのそれぞれの間の隙間を埋め
    ていることを特徴とする請求項2に記載の回転検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記コイルスプールは、前記磁束通路部
    に沿って円環状に形成されており、 且つ、前記磁石は、前記コイルスプールよりも前記被検
    体の回転軸側に、当該コイルスプールに沿って配設され
    ており、 前記樹脂モールド部は、前記コイルプールに形成された
    リブよりも前記磁石側には配設されていないことを特徴
    とする請求項2または請求項3に記載の回転検出装置。
  5. 【請求項5】 磁気抵抗の異なる部分が被検体の回転方
    向に交互に設けられたロータスイッチ部と、 前記ロータスイッチ部と所定の間隔を以て対向して配設
    されるとともに、少なくとも磁石と電磁コイルおよび磁
    束通路部とによって形成された検知部とを備える回転検
    出装置において、 前記検知部は、 前記電磁コイルが巻回される断面略コの字状のコイルス
    プールと、 このコイルスプールの近傍に配置される円環状の前記磁
    石と、 前記コイルスプールと前記磁石とを挟むように配置さ
    れ、且つ前記ロータスイッチ部の円周に沿うように前記
    磁束通路部が配設された円盤状の第1および第2のコア
    と、から構成されており、 さらに、前記第1および第2のコアの内側において、少
    なくとも前記電磁コイルおよび前記コイルスプールを封
    止してー体化する樹脂モールド部を備え、 この樹脂モールド部は、前記コイルスプールと前記磁石
    との間を除いて形成されていることを特徴とする回転検
    出装置。
  6. 【請求項6】 磁気抵抗の異なる部分が被検体の回転方
    向に交互に設けられたロータスイッチ部と、 前記ロータスイッチ部と所定の間隔を以て対向して配設
    されるとともに、少なくとも磁石と電磁コイルおよび磁
    束通路部とによって形成された検知部とを備える回転検
    出装置の製造方法において、 前記検知部は、 前記電磁コイルが巻回されるコイルスプールと、 このコイルスプールに近接配置される前記磁石と、 前記コイルスプールと前記磁石とを挟むように配置さ
    れ、且つ前記ロータスイッチ部の円周に沿うように前記
    磁束通路部が配設された円盤状の第1および第2のコア
    と、を用意し、 さらに、前記コイルスプールと前記第1および第2のコ
    アとの間には、当該コイルスプールと当該第1および第
    2のコアとのそれぞれの間の隙間を埋めるリブが当該コ
    イルスプールにー体に形成するとともに、 前記第1および第2のコアによって前記コイルスプール
    を挟み込む際に、前記リブを当該第1および第2のコア
    によって押圧して、該第1および第2のコアとコイルス
    プールとに密着部を設けた後、 少なくとも前記電磁コイルおよび前記コイルスプール
    を、前記第1および第2のコアの内側における当該第1
    および第2のコアの外周面から前記リブによって形成さ
    れる前記密着部の位置までにおいて樹脂モールドするこ
    とによって製造されることを特徴とする回転検出装置の
    製造方法。
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