JPH09310996A - Ｅｇｒガス冷却装置 - Google Patents
Ｅｇｒガス冷却装置Info
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- JPH09310996A JPH09310996A JP8150372A JP15037296A JPH09310996A JP H09310996 A JPH09310996 A JP H09310996A JP 8150372 A JP8150372 A JP 8150372A JP 15037296 A JP15037296 A JP 15037296A JP H09310996 A JPH09310996 A JP H09310996A
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- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
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- F28D7/16—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M26/00—Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
- F02M26/13—Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories
- F02M26/22—Arrangement or layout of EGR passages, e.g. in relation to specific engine parts or for incorporation of accessories with coolers in the recirculation passage
- F02M26/29—Constructional details of the coolers, e.g. pipes, plates, ribs, insulation or materials
- F02M26/32—Liquid-cooled heat exchangers
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
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- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
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- F28F9/02—Header boxes; End plates
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D21/00—Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
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- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＥＧＲガスの出入口となる端部キャップと板
金製のチューブシートとにより形成される空間領域を拡
張してここに滞積する粒子状物質を減少させ、冷却管の
閉塞時期を大幅に延長させたＥＧＲガス冷却装置を提供
する。 【解決手段】 胴管内壁の両端部附近に固定されたチュ
ーブシートに伝熱管群が固着配列され、さらに前記胴管
の両端部の外側には端部キャップが固着され、また前記
端部キャップにはＥＧＲガスの流入口と流出口が設けら
れた多管式のＥＧＲガス冷却装置において、前記胴管は
その端部が拡径され、該胴管の拡径端部に嵌着された板
金製のチューブシートにより伝熱管群を固着配列して、
該チューブシートと端部キャップとの内周面との間に形
成される空間領域を拡張したことを特徴とする。
金製のチューブシートとにより形成される空間領域を拡
張してここに滞積する粒子状物質を減少させ、冷却管の
閉塞時期を大幅に延長させたＥＧＲガス冷却装置を提供
する。 【解決手段】 胴管内壁の両端部附近に固定されたチュ
ーブシートに伝熱管群が固着配列され、さらに前記胴管
の両端部の外側には端部キャップが固着され、また前記
端部キャップにはＥＧＲガスの流入口と流出口が設けら
れた多管式のＥＧＲガス冷却装置において、前記胴管は
その端部が拡径され、該胴管の拡径端部に嵌着された板
金製のチューブシートにより伝熱管群を固着配列して、
該チューブシートと端部キャップとの内周面との間に形
成される空間領域を拡張したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの冷却
液、カーエアコン用冷媒または冷却風などによってＥＧ
Ｒガスを冷却する装置に関するものである。
液、カーエアコン用冷媒または冷却風などによってＥＧ
Ｒガスを冷却する装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】排気ガスの一部を排気系から取り出し
て、再びエンジンの吸気系に戻し、混合気に加える方法
は、ＥＧＲ（Ｅｘｈａｕｓｔ Ｇａｓ Ｒｅｃｉｒｃｕ
ｌａｔｉｏｎ：排気再循環）と称される。ＥＧＲはＮＯ
ｘ（窒素酸化物）の発生抑制、ポンプ損失の低減、燃焼
ガスの温度低下に伴う冷却液への放熱損失の低減、作動
ガス量・組成の変化による比熱比の増大と、これに伴う
サイクル効率の向上等、多くの効果があるところから、
エンジンの熱効率を改善するには有効な方法とされてい
る。
て、再びエンジンの吸気系に戻し、混合気に加える方法
は、ＥＧＲ（Ｅｘｈａｕｓｔ Ｇａｓ Ｒｅｃｉｒｃｕ
ｌａｔｉｏｎ：排気再循環）と称される。ＥＧＲはＮＯ
ｘ（窒素酸化物）の発生抑制、ポンプ損失の低減、燃焼
ガスの温度低下に伴う冷却液への放熱損失の低減、作動
ガス量・組成の変化による比熱比の増大と、これに伴う
サイクル効率の向上等、多くの効果があるところから、
エンジンの熱効率を改善するには有効な方法とされてい
る。
【０００３】しかるに、ＥＧＲガスの温度が高くなる
と、その熱作用によりＥＧＲバルブの耐久性は劣化し、
早期破損を招く場合があったり、その防止のために水冷
構造とすうる必要があることなどが認識されている。こ
のような事態を避けるため、エンジンの冷却液などによ
ってＥＧＲガスを冷却する装置が用いられている。この
装置としては、一般に、多管式の熱交換器が利用され
る。
と、その熱作用によりＥＧＲバルブの耐久性は劣化し、
早期破損を招く場合があったり、その防止のために水冷
構造とすうる必要があることなどが認識されている。こ
のような事態を避けるため、エンジンの冷却液などによ
ってＥＧＲガスを冷却する装置が用いられている。この
装置としては、一般に、多管式の熱交換器が利用され
る。
【０００４】この場合に利用される多管式の熱交換器は
図５にその一例を示す如く、左右の一方若しくは両側に
ＥＧＲガスの流入口１４ａ又は流出口１４ｂを備えた端
部キャップ１４に仕切り壁１５を介して区画され、かつ
別途冷却媒体流入口１６ａを有するヘッド部材（ハブ）
１６には胴管１１が連接固定され、その胴管１１内部に
は多数の管体１２によって構成された伝熱管群が前記両
側の仕切り壁１５に設けた組付け孔部にて固着配列さ
れ、ヘッド部材１６に設けられた冷却媒体流入口１６
ａ、冷却媒体流出口１６ｂに螺着されたニップル１８に
はゴムホース等の枝管１７が接続され、この枝管１７よ
り導入され、若しくは排出されるエンジン冷却液などに
より、伝熱管群内部を流れるＥＧＲガスが冷却される構
造となっているものが知られている（実公昭５７−３０
９号公報参照）。
図５にその一例を示す如く、左右の一方若しくは両側に
ＥＧＲガスの流入口１４ａ又は流出口１４ｂを備えた端
部キャップ１４に仕切り壁１５を介して区画され、かつ
別途冷却媒体流入口１６ａを有するヘッド部材（ハブ）
１６には胴管１１が連接固定され、その胴管１１内部に
は多数の管体１２によって構成された伝熱管群が前記両
側の仕切り壁１５に設けた組付け孔部にて固着配列さ
れ、ヘッド部材１６に設けられた冷却媒体流入口１６
ａ、冷却媒体流出口１６ｂに螺着されたニップル１８に
はゴムホース等の枝管１７が接続され、この枝管１７よ
り導入され、若しくは排出されるエンジン冷却液などに
より、伝熱管群内部を流れるＥＧＲガスが冷却される構
造となっているものが知られている（実公昭５７−３０
９号公報参照）。
【０００５】しかしながら、上記の多管式熱交換器はエ
ンジン冷却液などの流れが冷却媒体流入口１６ａで急激
に曲げられるため大きな流過抵抗を生じる問題があっ
た。また、伝熱管群を構成する多数の管体１２を固着す
るヘッド部材１６及び仕切り壁１５がともに鋳物製ある
いは鍛造製であるため、熱交換器本体の重量が過大にな
ってしまた。その上、、枝管１７接続用のニップル１８
を冷却媒体流出口１６ｂに螺着させるための接続孔の加
工、および伝熱管群を仕切り壁１５に固着配列する作業
を必要とするところから、組立工数が過大なものとな
り、作業性が悪くなるという難点もあり、さらに伝熱管
群の接合手段には、ろう付け作業が採用されているため
管体１２と仕切り壁１５とは肉厚が異なって熱容量が相
違するので、ろう付け作業部の強度維持に信頼性が乏し
く、製品不良を発生し易かった。
ンジン冷却液などの流れが冷却媒体流入口１６ａで急激
に曲げられるため大きな流過抵抗を生じる問題があっ
た。また、伝熱管群を構成する多数の管体１２を固着す
るヘッド部材１６及び仕切り壁１５がともに鋳物製ある
いは鍛造製であるため、熱交換器本体の重量が過大にな
ってしまた。その上、、枝管１７接続用のニップル１８
を冷却媒体流出口１６ｂに螺着させるための接続孔の加
工、および伝熱管群を仕切り壁１５に固着配列する作業
を必要とするところから、組立工数が過大なものとな
り、作業性が悪くなるという難点もあり、さらに伝熱管
群の接合手段には、ろう付け作業が採用されているため
管体１２と仕切り壁１５とは肉厚が異なって熱容量が相
違するので、ろう付け作業部の強度維持に信頼性が乏し
く、製品不良を発生し易かった。
【０００６】本出願人は、上記の難点を解決するため特
願平７−２６７６９１号に開示の装置を提案した。この
装置は、図６に示すように、胴管１内部に伝熱管群が固
着配列され、前記胴管１の端部にＥＧＲガス流入口５ａ
およびＥＧＲガス流出口５ｂを備えた多管式のＥＧＲガ
ス冷却装置において、外方へ向けてのバーリング成形に
よって胴管１自体に冷却媒体流入口６ａおよび冷却媒体
流出口６ｂを設け、このバーリング成形によって設けた
冷却媒体流入口６ａ及び冷却媒体流出口６ｂに、枝管７
ａ、７ｂを直接ろう付け若しくは溶接により接合した構
造のＥＧＲガス冷却装置を提示した。
願平７−２６７６９１号に開示の装置を提案した。この
装置は、図６に示すように、胴管１内部に伝熱管群が固
着配列され、前記胴管１の端部にＥＧＲガス流入口５ａ
およびＥＧＲガス流出口５ｂを備えた多管式のＥＧＲガ
ス冷却装置において、外方へ向けてのバーリング成形に
よって胴管１自体に冷却媒体流入口６ａおよび冷却媒体
流出口６ｂを設け、このバーリング成形によって設けた
冷却媒体流入口６ａ及び冷却媒体流出口６ｂに、枝管７
ａ、７ｂを直接ろう付け若しくは溶接により接合した構
造のＥＧＲガス冷却装置を提示した。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】この特願平７−２６７
６９１号に提案されたＥＧＲガス冷却装置は、上記の難
点を改善するには効果があったが、胴管１自体は長手方
向の全長に亘って均一な内径を有するよう構成され、胴
管１に嵌着される好ましくは板金製のチューブシート３
の外径も前記胴管１の内径にほぼ等しい構造であり、か
つ伝熱面積を最大限に増加させるため胴管１と冷却管２
の間隔が近接して配置されているので、ＥＧＲガスの出
入口となる端部キャップ４と板金製のチューブシート３
とにより形成される空間領域８が狭くなっている。そし
てこの狭い空間領域８に流れ込んだＥＧＲガスは、この
空間領域８に滞留し易く、結果として冷却管２への流入
が防げられ流速が遅くなるとともにこの空間領域にＥＧ
Ｒガスに含まれる粒子状物質９の滞積を招き、この粒子
状物質９の滞積現象によって冷却管２が閉塞して熱交換
器の性能をさらに低下させることがあった。
６９１号に提案されたＥＧＲガス冷却装置は、上記の難
点を改善するには効果があったが、胴管１自体は長手方
向の全長に亘って均一な内径を有するよう構成され、胴
管１に嵌着される好ましくは板金製のチューブシート３
の外径も前記胴管１の内径にほぼ等しい構造であり、か
つ伝熱面積を最大限に増加させるため胴管１と冷却管２
の間隔が近接して配置されているので、ＥＧＲガスの出
入口となる端部キャップ４と板金製のチューブシート３
とにより形成される空間領域８が狭くなっている。そし
てこの狭い空間領域８に流れ込んだＥＧＲガスは、この
空間領域８に滞留し易く、結果として冷却管２への流入
が防げられ流速が遅くなるとともにこの空間領域にＥＧ
Ｒガスに含まれる粒子状物質９の滞積を招き、この粒子
状物質９の滞積現象によって冷却管２が閉塞して熱交換
器の性能をさらに低下させることがあった。
【０００８】この滞積現象を図７及び図８について詳述
すると、何れもＥＧＲガスの出入口となる端部キャップ
４と板金製のチューブシート３とにより形成される空間
領域８が狭くなっているため、この狭い空間領域８に流
れ込んだＥＧＲガスはこの狭い空間領域８に滞留し易
く、したがって冷却管２への流入が防げられ流速が遅く
なるとともにＥＧＲガスに含まれる粒子状物質９がこの
空間領域８に滞積する傾向となる。この粒子状物質９の
滞積現象が、冷却管２、特に最外側の冷却管２の閉塞時
期を早め熱交換器の性能を短期に低下させていた。
すると、何れもＥＧＲガスの出入口となる端部キャップ
４と板金製のチューブシート３とにより形成される空間
領域８が狭くなっているため、この狭い空間領域８に流
れ込んだＥＧＲガスはこの狭い空間領域８に滞留し易
く、したがって冷却管２への流入が防げられ流速が遅く
なるとともにＥＧＲガスに含まれる粒子状物質９がこの
空間領域８に滞積する傾向となる。この粒子状物質９の
滞積現象が、冷却管２、特に最外側の冷却管２の閉塞時
期を早め熱交換器の性能を短期に低下させていた。
【０００９】本発明は、上記の難点を改善して、ＥＧＲ
ガスの出入口となる端部キャップと板金製のチューブシ
ートとにより形成される空間領域を拡張して冷却管への
流入をスムーズに円滑に行なわしめ、外側附近の冷却管
内の流速を上昇せしめて管内伝熱係数の低下を防止する
とともにここに粒子状物質を滞積させ、冷却管の閉塞時
期を大幅に延長させたＥＧＲガス冷却装置を提供するこ
とを目的とするものである。
ガスの出入口となる端部キャップと板金製のチューブシ
ートとにより形成される空間領域を拡張して冷却管への
流入をスムーズに円滑に行なわしめ、外側附近の冷却管
内の流速を上昇せしめて管内伝熱係数の低下を防止する
とともにここに粒子状物質を滞積させ、冷却管の閉塞時
期を大幅に延長させたＥＧＲガス冷却装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、胴管内壁の両端部附近に固定されたチュ
ーブシートに伝熱管群が固着配列され、さらに前記胴管
の両端部の外側には端部キャップが固着され、また前記
端部キャップにはＥＧＲガスの流入口と流出口が設けら
れた多管式のＥＧＲガス冷却装置において、前記胴管は
その端部が拡径され、該胴管の拡径端部に嵌着された板
金製のチューブシートにより伝熱管群を固着配列して、
該チューブシートと端部キャップとの内周面との間に形
成される空間領域を拡張したＥＧＲガス冷却装置を特徴
とするものである。
め、本発明は、胴管内壁の両端部附近に固定されたチュ
ーブシートに伝熱管群が固着配列され、さらに前記胴管
の両端部の外側には端部キャップが固着され、また前記
端部キャップにはＥＧＲガスの流入口と流出口が設けら
れた多管式のＥＧＲガス冷却装置において、前記胴管は
その端部が拡径され、該胴管の拡径端部に嵌着された板
金製のチューブシートにより伝熱管群を固着配列して、
該チューブシートと端部キャップとの内周面との間に形
成される空間領域を拡張したＥＧＲガス冷却装置を特徴
とするものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に本発明を添付図面を参照しな
がら以下に詳述すると、図１は本発明の一実施例の一部
破断平面図、図２は本発明の他の実施例の要部断面図、
図３は本発明の他の実施例の要部断面図、図４は本発明
のさらに他の実施例の要部断面図である。
がら以下に詳述すると、図１は本発明の一実施例の一部
破断平面図、図２は本発明の他の実施例の要部断面図、
図３は本発明の他の実施例の要部断面図、図４は本発明
のさらに他の実施例の要部断面図である。
【００１２】図１に示されるように、本発明による多管
式のＥＧＲガス冷却装置３０は、胴管３１内部におい
て、伝熱管３２群の両端部が板金製のチューブシート３
３にろう付けまたは溶接により固定され、一方該チュー
ブシート３３はその外周部を胴管３１の内壁３４にろう
付けまたは溶接により固着して配列され、前記胴管３１
の一方の端部にはＥＧＲガスの流入口３５が設けられた
端部キャップ３６ａが固着され、また他方の端部にはＥ
ＧＲガスの流出口３７が設けられた端部キャップ３６ｂ
が固着されている構成を有するものである。なお、上記
の説明では一方の端部キャップ３６ａに流入口３５を、
また他方の端部キャップ３６ｂには流出口３７を設けた
多管式のＥＧＲガス冷却装置を示したが、従来公知の伝
熱管３２群をほぼＵ字状に弯曲させて一方の端部キャッ
プに流入口と流出口とを設けた形式の多管式のＥＧＲガ
ス冷却装置にも適用可能である。
式のＥＧＲガス冷却装置３０は、胴管３１内部におい
て、伝熱管３２群の両端部が板金製のチューブシート３
３にろう付けまたは溶接により固定され、一方該チュー
ブシート３３はその外周部を胴管３１の内壁３４にろう
付けまたは溶接により固着して配列され、前記胴管３１
の一方の端部にはＥＧＲガスの流入口３５が設けられた
端部キャップ３６ａが固着され、また他方の端部にはＥ
ＧＲガスの流出口３７が設けられた端部キャップ３６ｂ
が固着されている構成を有するものである。なお、上記
の説明では一方の端部キャップ３６ａに流入口３５を、
また他方の端部キャップ３６ｂには流出口３７を設けた
多管式のＥＧＲガス冷却装置を示したが、従来公知の伝
熱管３２群をほぼＵ字状に弯曲させて一方の端部キャッ
プに流入口と流出口とを設けた形式の多管式のＥＧＲガ
ス冷却装置にも適用可能である。
【００１３】そしてかかるガス冷却装置３０において、
胴管３１はその端部の両方または一方が拡径された端部
４０を有しており、かつ前記胴管３１の拡径端部４０に
は板金製のチューブシート３３が嵌着され、前記板金製
のチューブシート３３の外周部を胴管３１の拡径端部４
０とともに端部キャップ３６ａ、３６ｂの端部内面に一
体的にろう付け或いは溶接で固着し、前記胴管３１内部
に伝熱管３２群が固着配列されたものであり、ＥＧＲガ
スの流入口３５が設けられた端部キャップ３６ａまたは
流出口３７が設けられた端部キャップ３６ｂの内周面
と、板金製のチューブシート３３との間に形成される空
間領域３８が拡張され、したがって伝熱管３２群のうち
最外側の伝熱管開口部３２ａと端部キャップ３６ａ、３
６ｂの内周面との空間領域３８が拡張されるものであ
る。
胴管３１はその端部の両方または一方が拡径された端部
４０を有しており、かつ前記胴管３１の拡径端部４０に
は板金製のチューブシート３３が嵌着され、前記板金製
のチューブシート３３の外周部を胴管３１の拡径端部４
０とともに端部キャップ３６ａ、３６ｂの端部内面に一
体的にろう付け或いは溶接で固着し、前記胴管３１内部
に伝熱管３２群が固着配列されたものであり、ＥＧＲガ
スの流入口３５が設けられた端部キャップ３６ａまたは
流出口３７が設けられた端部キャップ３６ｂの内周面
と、板金製のチューブシート３３との間に形成される空
間領域３８が拡張され、したがって伝熱管３２群のうち
最外側の伝熱管開口部３２ａと端部キャップ３６ａ、３
６ｂの内周面との空間領域３８が拡張されるものであ
る。
【００１４】すなわち、本発明によるＥＧＲガス冷却装
置３０は、ＥＧＲガスの流入口３５が設けられた端部キ
ャップ３６ａ或いはＥＧＲガスの流出口３７が設けられ
た端部キャップ３６ｂの内周面と、板金製のチューブシ
ート３３との間の空間領域３８が拡張されており、した
がって前記端部キャップ３６ａ、３６ｂの内周面と、伝
熱管３２群の伝熱管開口部３２ａ、特に伝熱管３２群の
うち最外側の伝熱管開口部３２ａとの間に形成される空
間領域３８が拡張されるため、ＥＧＲガスの流入口３５
より流入したＥＧＲガスが空間領域３８を経由して伝熱
管３２に流入する段階で円滑に流入し、或いは伝熱管３
２より流出するＥＧＲガスが円滑に流出して流出口３７
より流出し、その際のＥＧＲガスが空間領域３８を経由
して流出するので、伝熱管３２内の流れは流速の低下を
きたすことなく、中央部附近に配設された伝熱管とほぼ
同一の流速を得、したがってほぼ同一の管内伝熱係数
（熱通率（ｋｃａｌ／ｍ２ｈｒ℃））を得ることがで
き、ＥＧＲガスに含有された粒子状物質３９の滞積する
空間領域３８が拡張されていることになり、したがって
伝熱管３２内部への粒子状物質３９の流入や伝熱管３２
内部からの粒子状物質３９の流出が長期間に亘って防止
され、従来粒子状物質３９の滞積により生じていた伝熱
管３２の閉塞現象に伴う熱交換能の低下を容易に防止す
ることができるものである。
置３０は、ＥＧＲガスの流入口３５が設けられた端部キ
ャップ３６ａ或いはＥＧＲガスの流出口３７が設けられ
た端部キャップ３６ｂの内周面と、板金製のチューブシ
ート３３との間の空間領域３８が拡張されており、した
がって前記端部キャップ３６ａ、３６ｂの内周面と、伝
熱管３２群の伝熱管開口部３２ａ、特に伝熱管３２群の
うち最外側の伝熱管開口部３２ａとの間に形成される空
間領域３８が拡張されるため、ＥＧＲガスの流入口３５
より流入したＥＧＲガスが空間領域３８を経由して伝熱
管３２に流入する段階で円滑に流入し、或いは伝熱管３
２より流出するＥＧＲガスが円滑に流出して流出口３７
より流出し、その際のＥＧＲガスが空間領域３８を経由
して流出するので、伝熱管３２内の流れは流速の低下を
きたすことなく、中央部附近に配設された伝熱管とほぼ
同一の流速を得、したがってほぼ同一の管内伝熱係数
（熱通率（ｋｃａｌ／ｍ２ｈｒ℃））を得ることがで
き、ＥＧＲガスに含有された粒子状物質３９の滞積する
空間領域３８が拡張されていることになり、したがって
伝熱管３２内部への粒子状物質３９の流入や伝熱管３２
内部からの粒子状物質３９の流出が長期間に亘って防止
され、従来粒子状物質３９の滞積により生じていた伝熱
管３２の閉塞現象に伴う熱交換能の低下を容易に防止す
ることができるものである。
【００１５】図２乃至図４は何れも本発明の他の実施例
におけるＥＧＲガス冷却装置３０の要部断面図を示すも
ので、図２では胴管３１の端部をその中心軸線に直交す
る方向に屈曲してチューブシート３３の外周部と重合す
るよう嵌着するとともに、該チューブシートの外周端面
とほぼ同径にし端部キャップ３６ａ、３６ｂの端部の内
面と一体的にろう付け或いは溶接により固着するか、図
３のように胴管３１の端部をチューブシート３３の外径
とほぼ一致するよう拡径して該チューブシートを胴管の
拡径端部に嵌着しこの状態で端部キャップ３６ａ、３６
ｂの端部の内面に嵌合して一体的に固着するか、或いは
図４のようにチューブシート３３の外周端部を胴管３１
の中心軸線と平行に屈曲して胴管の拡径端部に嵌着し、
さらにこれらを端部キャップ３６ａ、３６ｂの端部の内
面に嵌合してこれらを一体的に固着して構成する。
におけるＥＧＲガス冷却装置３０の要部断面図を示すも
ので、図２では胴管３１の端部をその中心軸線に直交す
る方向に屈曲してチューブシート３３の外周部と重合す
るよう嵌着するとともに、該チューブシートの外周端面
とほぼ同径にし端部キャップ３６ａ、３６ｂの端部の内
面と一体的にろう付け或いは溶接により固着するか、図
３のように胴管３１の端部をチューブシート３３の外径
とほぼ一致するよう拡径して該チューブシートを胴管の
拡径端部に嵌着しこの状態で端部キャップ３６ａ、３６
ｂの端部の内面に嵌合して一体的に固着するか、或いは
図４のようにチューブシート３３の外周端部を胴管３１
の中心軸線と平行に屈曲して胴管の拡径端部に嵌着し、
さらにこれらを端部キャップ３６ａ、３６ｂの端部の内
面に嵌合してこれらを一体的に固着して構成する。
【００１６】
【発明の効果】以上述べた通り本発明によれば、ＥＧＲ
ガスに含有する粒子状物質の滞積領域が拡張されること
になり、したがって、伝熱管内部への粒子状物質の付着
或いは伝熱管の閉塞が長期間に亘って防止され、従来粒
子状物質により生じていた伝熱管の閉塞現象に伴う熱交
換能の低下を容易に防止するとともにＥＧＲガスの流
入、流出を円滑に行わしめ、さらに伝熱管内流速の均一
化、伝熱係数の均一化を達成でき熱交換能のバラツキを
減少することができる。
ガスに含有する粒子状物質の滞積領域が拡張されること
になり、したがって、伝熱管内部への粒子状物質の付着
或いは伝熱管の閉塞が長期間に亘って防止され、従来粒
子状物質により生じていた伝熱管の閉塞現象に伴う熱交
換能の低下を容易に防止するとともにＥＧＲガスの流
入、流出を円滑に行わしめ、さらに伝熱管内流速の均一
化、伝熱係数の均一化を達成でき熱交換能のバラツキを
減少することができる。
【図１】本発明のＥＧＲガス冷却装置の一実施例の一部
破断平面図である。
破断平面図である。
【図２】本発明の要部の他の実施例の断面図である。
【図３】本発明の要部のさらに他の実施例の断面図であ
る。
る。
【図４】本発明の要部のさらに別の実施例の断面図であ
る。
る。
【図５】従来例の一部破断平面図である。
【図６】他の従来例の一部破断平面図である。
【図７】他の従来例の要部断面図である。
【図８】他の従来例の要部断面図である。
３０ ＥＧＲガス冷却装置 ３１ 胴管 ３２ 伝熱管 ３３ チューブシート ３４ 胴管内壁 ３５ ＥＧＲガスの流入口 ３６ａ 端部キャップ ３６ｂ 端部キャップ ３７ ＥＧＲガスの流出口 ３８ 空間領域 ３９ 粒子状物質 ４０ 拡径端部
Claims (1)
- 【請求項１】 胴管内壁の両端部附近に固定されたチュ
ーブシートに伝熱管群が固着配列され、さらに前記胴管
の両端部の外側には端部キャップが固着され、また前記
端部キャップにはＥＧＲガスの流入口と流出口が設けら
れた多管式のＥＧＲガス冷却装置において、前記胴管は
その端部が拡径され、該胴管の拡径端部に嵌着された板
金製のチューブシートにより伝熱管群を固着配列して、
該チューブシートと端部キャップとの内周面との間に形
成される空間領域を拡張したことを特徴とするＥＧＲガ
ス冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15037296A JP3781386B2 (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | Ｅｇｒガス冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15037296A JP3781386B2 (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | Ｅｇｒガス冷却装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09310996A true JPH09310996A (ja) | 1997-12-02 |
| JP3781386B2 JP3781386B2 (ja) | 2006-05-31 |
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ID=15495558
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP15037296A Expired - Fee Related JP3781386B2 (ja) | 1996-05-22 | 1996-05-22 | Ｅｇｒガス冷却装置 |
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-
1996
- 1996-05-22 JP JP15037296A patent/JP3781386B2/ja not_active Expired - Fee Related
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