JP2000045883A - Egrクーラ - Google Patents
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- shell
- tube
- egr cooler
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D7/00—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D7/0066—Multi-circuit heat-exchangers, e.g. integrating different heat exchange sections in the same unit or heat-exchangers for more than two fluids
- F28D7/0083—Multi-circuit heat-exchangers, e.g. integrating different heat exchange sections in the same unit or heat-exchangers for more than two fluids with units having particular arrangement relative to a supplementary heat exchange medium, e.g. with interleaved units or with adjacent units arranged in common flow of supplementary heat exchange medium
- F28D7/0091—Multi-circuit heat-exchangers, e.g. integrating different heat exchange sections in the same unit or heat-exchangers for more than two fluids with units having particular arrangement relative to a supplementary heat exchange medium, e.g. with interleaved units or with adjacent units arranged in common flow of supplementary heat exchange medium the supplementary medium flowing in series through the units
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D7/00—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
- F28D7/16—Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造的な信頼性を損なうことなく、冷却水の
澱みの問題やチューブの振動の問題を同時に解決し得る
EGRクーラを提供する。 【解決手段】 シェル1の内部を各チューブ3を貫通固
着せしめた仕切板14により軸心方向に気密に分割し、
且つ該仕切板14により分割されたシェル1内部の各分
割室15,15に対し個別に冷却水9を給排し得るよう
構成する。このようにすれば、各分割室15,15にお
いて冷却水9が澱み難くなり、チューブ3も振動し難く
なる上、各分割室15,15に対し個別に試験用流体を
導入して加圧試験を行うことにより仕切板14に対する
各チューブ3のろう付けの良否を確認することが可能と
なる。
澱みの問題やチューブの振動の問題を同時に解決し得る
EGRクーラを提供する。 【解決手段】 シェル1の内部を各チューブ3を貫通固
着せしめた仕切板14により軸心方向に気密に分割し、
且つ該仕切板14により分割されたシェル1内部の各分
割室15,15に対し個別に冷却水9を給排し得るよう
構成する。このようにすれば、各分割室15,15にお
いて冷却水9が澱み難くなり、チューブ3も振動し難く
なる上、各分割室15,15に対し個別に試験用流体を
導入して加圧試験を行うことにより仕切板14に対する
各チューブ3のろう付けの良否を確認することが可能と
なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンの排気ガ
スを再循環して窒素酸化物の発生を低減させるEGR装
置に付属されて再循環用排気ガスを冷却するEGRクー
ラに関するものである。
スを再循環して窒素酸化物の発生を低減させるEGR装
置に付属されて再循環用排気ガスを冷却するEGRクー
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車等のエンジンの排気ガス
の一部をエンジンに再循環して窒素酸化物の発生を低減
させるEGR装置が知られているが、このようなEGR
装置では、エンジンに再循環する排気ガスを冷却する
と、該排気ガスの温度が下がり且つその容積が小さくな
ることによって、エンジンの出力を余り低下させずに燃
焼温度を低下して効果的に窒素酸化物の発生を低減させ
ることができる為、エンジンに排気ガスを再循環するラ
インの途中に、排気ガスを冷却するEGRクーラを装備
したものである。
の一部をエンジンに再循環して窒素酸化物の発生を低減
させるEGR装置が知られているが、このようなEGR
装置では、エンジンに再循環する排気ガスを冷却する
と、該排気ガスの温度が下がり且つその容積が小さくな
ることによって、エンジンの出力を余り低下させずに燃
焼温度を低下して効果的に窒素酸化物の発生を低減させ
ることができる為、エンジンに排気ガスを再循環するラ
インの途中に、排気ガスを冷却するEGRクーラを装備
したものである。
【0003】図2は前記EGRクーラの一例を示す断面
図であって、図中1は円筒状に形成されたシェルを示
し、該シェル1の軸心方向両端には、シェル1の端面を
閉塞するようプレート2,2が固着されていて、該各プ
レート2,2には、多数のチューブ3の両端が貫通状態
で固着されており、これら多数のチューブ3はシェル1
の内部を軸心方向に延びている。
図であって、図中1は円筒状に形成されたシェルを示
し、該シェル1の軸心方向両端には、シェル1の端面を
閉塞するようプレート2,2が固着されていて、該各プ
レート2,2には、多数のチューブ3の両端が貫通状態
で固着されており、これら多数のチューブ3はシェル1
の内部を軸心方向に延びている。
【0004】そして、シェル1の一方の端部近傍には、
外部から冷却水入口管4が取り付けられ、シェル1の他
方の端部近傍には、外部から冷却水出口管5が取り付け
られており、冷却水9が冷却水入口管4からシェル1の
内部に供給されてチューブ3の外側を流れ、冷却水出口
管5からシェル1の外部に排出されるようになってい
る。
外部から冷却水入口管4が取り付けられ、シェル1の他
方の端部近傍には、外部から冷却水出口管5が取り付け
られており、冷却水9が冷却水入口管4からシェル1の
内部に供給されてチューブ3の外側を流れ、冷却水出口
管5からシェル1の外部に排出されるようになってい
る。
【0005】更に、各プレート2,2の反シェル1側に
は、椀状に形成されたボンネット6,6が前記各プレー
ト2,2の端面を被包するように固着され、一方のボン
ネット6の中央には排気ガス入口7が、他方のボンネッ
ト6の中央には排気ガス出口8が夫々設けられており、
エンジンの排気ガス10が排気ガス入口7から一方のボ
ンネット6の内部に入り、多数のチューブ3を通る間に
該チューブ3の外側を流れる冷却水9との熱交換により
冷却された後に、他方のボンネット6の内部に排出され
て排気ガス出口8からエンジンに再循環するようになっ
ている。
は、椀状に形成されたボンネット6,6が前記各プレー
ト2,2の端面を被包するように固着され、一方のボン
ネット6の中央には排気ガス入口7が、他方のボンネッ
ト6の中央には排気ガス出口8が夫々設けられており、
エンジンの排気ガス10が排気ガス入口7から一方のボ
ンネット6の内部に入り、多数のチューブ3を通る間に
該チューブ3の外側を流れる冷却水9との熱交換により
冷却された後に、他方のボンネット6の内部に排出され
て排気ガス出口8からエンジンに再循環するようになっ
ている。
【0006】ところが、斯かる従来のEGRクーラにお
いては、冷却水入口管4からシェル1の内部に供給され
た冷却水9が、シェル1の内部断面に対して均等に冷却
水出口管5に向かって流れないという不具合があり、経
路11で示すように、冷却水入口管4からシェル1の内
部に流入した後、冷却水出口管5の方に屈曲して斜めに
冷却水出口管5に向かう流れが主流となり、シェル1内
における冷却水入口管4及び冷却水出口管5に対峙する
側の隅部近傍で冷却水9が澱んで冷却水停滞部12が生
じる為、該冷却水停滞部12付近の熱交換効率が悪くな
り、この部分でチューブ3が局部的に高温になって熱変
形を起こす虞れがあった。
いては、冷却水入口管4からシェル1の内部に供給され
た冷却水9が、シェル1の内部断面に対して均等に冷却
水出口管5に向かって流れないという不具合があり、経
路11で示すように、冷却水入口管4からシェル1の内
部に流入した後、冷却水出口管5の方に屈曲して斜めに
冷却水出口管5に向かう流れが主流となり、シェル1内
における冷却水入口管4及び冷却水出口管5に対峙する
側の隅部近傍で冷却水9が澱んで冷却水停滞部12が生
じる為、該冷却水停滞部12付近の熱交換効率が悪くな
り、この部分でチューブ3が局部的に高温になって熱変
形を起こす虞れがあった。
【0007】また、各チューブ3が両端のみをプレート
2で支えられた構造となっていた為、チューブ3が長い
場合に該チューブ3に振動が生じ易くなるという不具合
もあった。
2で支えられた構造となっていた為、チューブ3が長い
場合に該チューブ3に振動が生じ易くなるという不具合
もあった。
【0008】このような冷却水9の澱みの問題やチュー
ブ3の振動の問題を解決する手段としては、例えば、図
3に示す如く、冷却水入口管4からシェル1の内部に供
給した冷却水9を蛇行させて冷却水出口管5へ導き得る
よう複数のバッフル板13を前記シェル1の軸心方向複
数箇所に互い違いに配置し、各チューブ3の長手方向中
途位置を前記各バッフル板13により支える構造が考え
られる。
ブ3の振動の問題を解決する手段としては、例えば、図
3に示す如く、冷却水入口管4からシェル1の内部に供
給した冷却水9を蛇行させて冷却水出口管5へ導き得る
よう複数のバッフル板13を前記シェル1の軸心方向複
数箇所に互い違いに配置し、各チューブ3の長手方向中
途位置を前記各バッフル板13により支える構造が考え
られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、チュー
ブ3をバッフル板13で支えるにあたっては、該バッフ
ル板13にチューブ3を貫通せしめて該チューブ3の貫
通部分をろう付けにより確実にバッフル板13に固着す
る必要があるが、この種のEGRクーラの製作は、各部
材間の固着箇所にろう材を挟み込んで仮に組付けたEG
Rクーラ全体を炉の中に入れて加熱し、これによって、
ろう材を溶かして固着させるようにした炉内ろう付けで
行われている為、該炉内ろう付けが終了した時点では、
各バッフル板13に対するチューブ3のろう付け箇所が
全てシェル1及びボンネット6で囲まれてしまい、各バ
ッフル板13に貫通しているチューブ3の全てが良好に
ろう付けされているか否かを確認する術がないという不
具合があった。
ブ3をバッフル板13で支えるにあたっては、該バッフ
ル板13にチューブ3を貫通せしめて該チューブ3の貫
通部分をろう付けにより確実にバッフル板13に固着す
る必要があるが、この種のEGRクーラの製作は、各部
材間の固着箇所にろう材を挟み込んで仮に組付けたEG
Rクーラ全体を炉の中に入れて加熱し、これによって、
ろう材を溶かして固着させるようにした炉内ろう付けで
行われている為、該炉内ろう付けが終了した時点では、
各バッフル板13に対するチューブ3のろう付け箇所が
全てシェル1及びボンネット6で囲まれてしまい、各バ
ッフル板13に貫通しているチューブ3の全てが良好に
ろう付けされているか否かを確認する術がないという不
具合があった。
【0010】そして、万一、一部のチューブ3がろう付
け不良等で固着されていなかったような場合には、チュ
ーブ3とバッフル板13の貫通部分にフレッチング(接
触する二面間で相対的な繰り返し微小滑りを生じて摩耗
する現象)が起きてチューブ3が破断する虞れがある
為、前述したようなバッフル板13を用いた構造は、信
頼性に問題があって採用することができなかった。
け不良等で固着されていなかったような場合には、チュ
ーブ3とバッフル板13の貫通部分にフレッチング(接
触する二面間で相対的な繰り返し微小滑りを生じて摩耗
する現象)が起きてチューブ3が破断する虞れがある
為、前述したようなバッフル板13を用いた構造は、信
頼性に問題があって採用することができなかった。
【0011】本発明は、上述の実情に鑑みて成されたも
ので、構造的な信頼性を損なうことなく、冷却水の澱み
の問題やチューブの振動の問題を同時に解決し得るEG
Rクーラを提供することを目的としている。
ので、構造的な信頼性を損なうことなく、冷却水の澱み
の問題やチューブの振動の問題を同時に解決し得るEG
Rクーラを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、円筒状に形成
されたシェルと、該シェルの軸心方向両端にシェル端面
を閉塞するよう固着されたプレートと、該プレートの反
シェル側にプレート端面を被包するよう固着されたボン
ネットと、前記シェルの内部を軸心方向に延び且つその
両端を前記各プレートに貫通固着されたチューブとを備
え、前記シェルの内部に冷却水を給排し且つ前記チュー
ブ内には一方のボンネット側から他方のボンネット側に
向け排気ガスを通して該排気ガスと前記冷却水とを熱交
換するようにしたEGRクーラであって、前記シェルの
内部を前記チューブを貫通固着せしめた仕切板により軸
心方向に気密に分割し、且つ該仕切板により分割された
シェル内部の各分割室に対し個別に冷却水を給排し得る
よう構成したことを特徴とするものである。
されたシェルと、該シェルの軸心方向両端にシェル端面
を閉塞するよう固着されたプレートと、該プレートの反
シェル側にプレート端面を被包するよう固着されたボン
ネットと、前記シェルの内部を軸心方向に延び且つその
両端を前記各プレートに貫通固着されたチューブとを備
え、前記シェルの内部に冷却水を給排し且つ前記チュー
ブ内には一方のボンネット側から他方のボンネット側に
向け排気ガスを通して該排気ガスと前記冷却水とを熱交
換するようにしたEGRクーラであって、前記シェルの
内部を前記チューブを貫通固着せしめた仕切板により軸
心方向に気密に分割し、且つ該仕切板により分割された
シェル内部の各分割室に対し個別に冷却水を給排し得る
よう構成したことを特徴とするものである。
【0013】而して、このようにすれば、シェルの内部
が仕切板により複数の分割室に分割されて縮小化され、
しかも、各分割室に対し個別に冷却水を給排するように
しているので、仕切板がない場合と比較して、冷却水の
流れが各分割室内の全領域に及び易くなって澱みが生じ
難くなり、冷却水の澱みによる熱交換効率の低下やチュ
ーブが局部的に高温化して熱変形する虞れを未然に回避
することが可能となる。
が仕切板により複数の分割室に分割されて縮小化され、
しかも、各分割室に対し個別に冷却水を給排するように
しているので、仕切板がない場合と比較して、冷却水の
流れが各分割室内の全領域に及び易くなって澱みが生じ
難くなり、冷却水の澱みによる熱交換効率の低下やチュ
ーブが局部的に高温化して熱変形する虞れを未然に回避
することが可能となる。
【0014】また、チューブの長手方向中途位置が仕切
板により支えられて固定されることになるので、該仕切
板により固定された貫通箇所が振動支点となってチュー
ブの固有振動数が高められることになり、該チューブに
振動が生じ難くなる。
板により支えられて固定されることになるので、該仕切
板により固定された貫通箇所が振動支点となってチュー
ブの固有振動数が高められることになり、該チューブに
振動が生じ難くなる。
【0015】更には、各分割室が仕切板により気密に分
割されているので、各分割室に対し個別に試験用流体を
導入して加圧試験を行い、隣接する分割室への試験用流
体の漏出の有無を検査するようにすれば、EGRクーラ
を炉内ろう付けにより製作した後でも容易に且つ確実に
仕切板に対するチューブのろう付けの良否を確認するこ
とが可能であり、このような検査をパスしたものだけを
採用すれば、チューブと仕切板との貫通部分にフレッチ
ングが起きてチューブが破断するといった虞れが未然に
回避されることになり、EGRクーラとしての構造的な
信頼性を確保することが可能である。
割されているので、各分割室に対し個別に試験用流体を
導入して加圧試験を行い、隣接する分割室への試験用流
体の漏出の有無を検査するようにすれば、EGRクーラ
を炉内ろう付けにより製作した後でも容易に且つ確実に
仕切板に対するチューブのろう付けの良否を確認するこ
とが可能であり、このような検査をパスしたものだけを
採用すれば、チューブと仕切板との貫通部分にフレッチ
ングが起きてチューブが破断するといった虞れが未然に
回避されることになり、EGRクーラとしての構造的な
信頼性を確保することが可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0017】図1は本発明の実施する形態の一例を示す
もので、図2及び図3と同一部分については同一符号を
付してある。
もので、図2及び図3と同一部分については同一符号を
付してある。
【0018】本形態例のEGRクーラにおいては、シェ
ル1を軸心方向の中間位置で二分割し、その二分割した
相互を仕切板14を介在させて連結するようにしてお
り、これによって、シェル1の内部が軸心方向に並ぶ二
つの分割室15,15として気密に区画されるようにな
っている。
ル1を軸心方向の中間位置で二分割し、その二分割した
相互を仕切板14を介在させて連結するようにしてお
り、これによって、シェル1の内部が軸心方向に並ぶ二
つの分割室15,15として気密に区画されるようにな
っている。
【0019】ここで、前記仕切板14は、各チューブ3
を貫通固着せしめて各プレート2と平行に配置されてお
り、前記各チューブ3の貫通部分は、ろう付けにより気
密に固着されるようになっている。
を貫通固着せしめて各プレート2と平行に配置されてお
り、前記各チューブ3の貫通部分は、ろう付けにより気
密に固着されるようになっている。
【0020】また、前記仕切板14の外周部におけるシ
ェル1の軸心方向両端面には、該シェル1の二分割した
相互の切離し側端部を夫々嵌挿して連結し得るよう環状
溝16が形成されており、該環状溝16に嵌装したシェ
ル1の切離し側端部は、ろう付けにより気密に固着され
るようにしてある。
ェル1の軸心方向両端面には、該シェル1の二分割した
相互の切離し側端部を夫々嵌挿して連結し得るよう環状
溝16が形成されており、該環状溝16に嵌装したシェ
ル1の切離し側端部は、ろう付けにより気密に固着され
るようにしてある。
【0021】そして、一方の分割室15における仕切板
14に近接した位置には、外部から冷却水9を導く冷却
水入口管4が新たに取り付けられ、また、他方の分割室
15における仕切板14に近接した位置には、冷却水9
を導く冷却水出口管5が新たに取り付けられており、前
記仕切板14により分割された各分割室15,15に対
し個別に冷却水9を給排し得るよう構成してある。
14に近接した位置には、外部から冷却水9を導く冷却
水入口管4が新たに取り付けられ、また、他方の分割室
15における仕切板14に近接した位置には、冷却水9
を導く冷却水出口管5が新たに取り付けられており、前
記仕切板14により分割された各分割室15,15に対
し個別に冷却水9を給排し得るよう構成してある。
【0022】而して、このようにすれば、シェル1の内
部が仕切板14により複数の分割室15,15に分割さ
れて縮小化され、しかも、各分割室15,15に対し冷
却水入口管4及び冷却水出口管5を個別に備えて冷却水
9を給排するようにしているので、仕切板14がない場
合と比較して、冷却水9の流れが各分割室15,15内
の全領域に及び易くなって澱みが生じ難くなり、冷却水
9の澱みによる熱交換効率の低下やチューブ3が局部的
に高温化して熱変形する虞れを未然に回避することが可
能となる。
部が仕切板14により複数の分割室15,15に分割さ
れて縮小化され、しかも、各分割室15,15に対し冷
却水入口管4及び冷却水出口管5を個別に備えて冷却水
9を給排するようにしているので、仕切板14がない場
合と比較して、冷却水9の流れが各分割室15,15内
の全領域に及び易くなって澱みが生じ難くなり、冷却水
9の澱みによる熱交換効率の低下やチューブ3が局部的
に高温化して熱変形する虞れを未然に回避することが可
能となる。
【0023】また、各チューブ3の長手方向中途位置が
仕切板14により支えられて固定されることになるの
で、該仕切板14により固定された貫通箇所が振動支点
となって各チューブ3の固有振動数が高められることに
なり、該各チューブ3に振動が生じ難くなる。
仕切板14により支えられて固定されることになるの
で、該仕切板14により固定された貫通箇所が振動支点
となって各チューブ3の固有振動数が高められることに
なり、該各チューブ3に振動が生じ難くなる。
【0024】更には、各分割室15,15が仕切板14
により気密に分割されているので、各分割室15,15
に対し個別に試験用流体を導入して加圧試験を行い、隣
接する分割室15への試験用流体の漏出の有無を検査す
るようにすれば、EGRクーラを炉内ろう付けにより製
作した後でも容易に且つ確実に仕切板14に対する各チ
ューブ3のろう付けの良否を確認することが可能であ
り、このような検査をパスしたものだけを採用すれば、
チューブ3と仕切板14との貫通部分にフレッチングが
起きてチューブ3が破断するといった虞れが未然に回避
されることになり、EGRクーラとしての構造的な信頼
性を確保することが可能である。
により気密に分割されているので、各分割室15,15
に対し個別に試験用流体を導入して加圧試験を行い、隣
接する分割室15への試験用流体の漏出の有無を検査す
るようにすれば、EGRクーラを炉内ろう付けにより製
作した後でも容易に且つ確実に仕切板14に対する各チ
ューブ3のろう付けの良否を確認することが可能であ
り、このような検査をパスしたものだけを採用すれば、
チューブ3と仕切板14との貫通部分にフレッチングが
起きてチューブ3が破断するといった虞れが未然に回避
されることになり、EGRクーラとしての構造的な信頼
性を確保することが可能である。
【0025】ここで、各分割室15,15に対し個別に
試験用流体を導入して加圧試験を行うにあたっては、例
えば、一方の分割室15における冷却水出口管5を閉塞
した状態とした上で冷却水入口管4から空気を導入して
大気圧以上の所定圧に加圧保持し、その圧力が低下する
か否かを確認すれば良い。
試験用流体を導入して加圧試験を行うにあたっては、例
えば、一方の分割室15における冷却水出口管5を閉塞
した状態とした上で冷却水入口管4から空気を導入して
大気圧以上の所定圧に加圧保持し、その圧力が低下する
か否かを確認すれば良い。
【0026】従って、上記形態例によれば、冷却水9の
澱みを生じ難くして熱交換効率の低下やチューブ3の熱
変形を未然に回避し且つ各チューブ3に振動が生じるこ
とを著しく抑制することができ、しかも、EGRクーラ
を炉内ろう付けにより製作した後でも容易に且つ確実に
仕切板14に対する各チューブ3のろう付けの良否を確
認し得てEGRクーラとしての構造的な信頼性を確実に
確保することができる。
澱みを生じ難くして熱交換効率の低下やチューブ3の熱
変形を未然に回避し且つ各チューブ3に振動が生じるこ
とを著しく抑制することができ、しかも、EGRクーラ
を炉内ろう付けにより製作した後でも容易に且つ確実に
仕切板14に対する各チューブ3のろう付けの良否を確
認し得てEGRクーラとしての構造的な信頼性を確実に
確保することができる。
【0027】尚、本発明のEGRクーラは、上述の形態
例にのみ限定されるものではなく、複数枚の仕切板によ
りシェルの内部を三つ以上の分割室に分割するようにし
ても良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
例にのみ限定されるものではなく、複数枚の仕切板によ
りシェルの内部を三つ以上の分割室に分割するようにし
ても良いこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0028】
【発明の効果】上記した本発明のEGRクーラによれ
ば、冷却水の澱みを生じ難くして熱交換効率の低下やチ
ューブの熱変形を未然に回避し且つチューブに振動が生
じることを著しく抑制することができ、しかも、EGR
クーラを炉内ろう付けにより製作した後でも容易に且つ
確実に仕切板に対するチューブのろう付けの良否を確認
し得てEGRクーラとしての構造的な信頼性を確実に確
保することができるという優れた効果を奏し得る。
ば、冷却水の澱みを生じ難くして熱交換効率の低下やチ
ューブの熱変形を未然に回避し且つチューブに振動が生
じることを著しく抑制することができ、しかも、EGR
クーラを炉内ろう付けにより製作した後でも容易に且つ
確実に仕切板に対するチューブのろう付けの良否を確認
し得てEGRクーラとしての構造的な信頼性を確実に確
保することができるという優れた効果を奏し得る。
【図1】本発明を実施する形態の一例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】従来のEGRクーラの一例を示す断面図であ
る。
る。
【図3】従来のEGRクーラの別の例を示す断面図であ
る。
る。
1 シェル 2 プレート 3 チューブ 6 ボンネット 9 冷却水 10 排気ガス 14 仕切板 15 分割室
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒状に形成されたシェルと、該シェル
の軸心方向両端にシェル端面を閉塞するよう固着された
プレートと、該プレートの反シェル側にプレート端面を
被包するよう固着されたボンネットと、前記シェルの内
部を軸心方向に延び且つその両端を前記各プレートに貫
通固着されたチューブとを備え、前記シェルの内部に冷
却水を給排し且つ前記チューブ内には一方のボンネット
側から他方のボンネット側に向け排気ガスを通して該排
気ガスと前記冷却水とを熱交換するようにしたEGRク
ーラであって、前記シェルの内部を前記チューブを貫通
固着せしめた仕切板により軸心方向に気密に分割し、且
つ該仕切板により分割されたシェル内部の各分割室に対
し個別に冷却水を給排し得るよう構成したことを特徴と
するEGRクーラ。
Priority Applications (1)
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Publications (1)
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