JP4341224B2 - 多積層燃料ストリップを有する燃料噴射器の燃料導管 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的に燃料噴射器に関し、より具体的には、燃料噴射器用の燃料導管及びガスタービンエンジン燃焼器用の噴射器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスタービンエンジンにおけるような、燃料噴射器は、加圧された燃料をマニホルドから1つ又はそれ以上の燃焼室に導く。燃料噴射器はまた、燃焼に先立って空気と混合するための燃料を調整する。各噴射器は一般に、マニホルドに接続された入口取付け具、一端で該取付け具に接続された管状の延長部材即ちステム、及び燃料を燃焼室中に導くためにステムのもう一方の端部に接続された1つ又はそれ以上の噴射ノズルを有する。燃料導管即ち通路(例えば、管、パイプ又は円筒形の通路)が、ステムを貫通して延びて、入口取付け具からの燃料をノズルに供給する。ノズルを通る燃料の流れを導きかつ制御するために適当なバルブ及び/又は分流器を設けることができる。燃料噴射器は、しばしば均等に間隔を置いて配置された環状配列で設置され、燃焼室中に燃料を均一な状態で供給(噴射)する。ステム内部の空洞が、燃料導管に対して断熱を施す。バルブハウジング及びノズルに取り付け可能な燃料導管が、必要とされる。燃料導管は、導管を収納し、かつ低温の導管よりも熱膨張を受けるステムの伸長によって引き起こされる低サイクル疲労(LCF)応力に耐えなければならない。導管のバルブハウジングへの取り付けは、エンジン運転中に洩れを生じない信頼性のある継手にすべきである。高温の空気空洞中への燃料洩れは、デトネーション及び致命的な過圧力を生じる可能性がある。
【0003】
燃料噴射器は、一般に燃焼室の熱に曝されるステム及びノズルの部分を取り囲む1つ又はそれ以上の熱シールドを含む。熱シールドは、運転中及び停止後に燃焼室内部が高温になるので用いられ、燃料通路中の濡れた壁が最大温度(代表的なジェット燃料の場合には約400°F(200℃))を超えるときに起こる、燃料が固形の堆積物に分解されること(つまり「コークス化」)を防止する。燃料ノズル中のコークスは、蓄積して燃料ノズルを通る燃料流れを制限し、ノズルを効率の悪いものにするか、又は使用できなくする可能性がある。かかる熱シールド組立体の1つは、互いに固定されて燃料噴射器のステム部分の囲いを形成する一対のU字形の熱シールド部材を含む。少なくとも1つの可撓性のクリップ部材により、熱シールド部材は噴射器ステムの中間点あたりで噴射器に固定される。熱シールドの上端は、噴射器の拡大された頸部を緊密に受ける寸法にされて、燃焼ガスが熱シールド部材とステムの間を流れるのを防止する。クリップ部材は、熱シールド部材を噴射器ステムから熱的に隔離する。クリップ部材の可撓性により、取り付け位置における機械的応力を最小にしながら、熱サイクルの間の熱シールド部材とステムとの間の熱膨張を許容する(特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第5,598,696号
【0005】
ステムと熱シールドの別の組立体は、管の周りに停滞空気間隙が形成されるように、噴射器ステム中に完全に収納された燃料管を開示している。燃料管は、その入口端及びその出口端でそれぞれ入口取付けノズルに固定状態に取り付けられ、燃焼及び停止の間に内部ノズル構成部品と外部ノズル構成部品の熱膨張差により生じる機械的応力を吸収する螺旋状つまり回旋状部分を備える。多くの燃料管はまた、熱サイクルの間に起こる極限作動状態のときに燃料管に対して熱シールドを適切にシールするための補助シール(エラストマーシールのような)及び/又は摺動面を必要とする(特許文献2を参照)。
【0006】
【特許文献2】
米国特許第6、076、356号
【0007】
前述のようなかかる熱シールド組立体は、多数の構成部品及び追加の製造と組立て工程を必要とし、このことが、最初の購入及び継続するメンテナンスの両面から見て燃焼器の全体的な費用を増大させることになる。その上、熱シールド組立体は、燃焼室中及び該燃焼室周りの貴重な空間を取り、燃焼器への空気流れを阻み、またエンジン重量を増加させる。このことは、より効率的な運転を求めてコスト削減、噴射器寸法(「エンベロープ」)の小型化及び重量削減を必要とする現在の業界の要求に対して全く望ましくないことである。限られた燃料圧力しか利用できないこと、及び要求される燃料流量の範囲が広いことにより、多くの燃料噴射器はパイロットノズル及び主ノズルを含み、始動時にはパイロットノズルのみが用いられ、高出力運転時には両方のノズルが用いられる。始動時及び低出力運転時には、主ノズルへの流量は削減されるか又は停止される。このような噴射器は、特定の燃焼器要件に対して燃料流量をより正確に制御し、燃料噴射をより正確に導くことができるので、単一ノズルの燃料噴射器より効率的であり、かつよりクリーンな燃焼とすることができる。パイロットノズル及び主ノズルは、同じノズルステム組立体の内部に収納されるか、又は別々のノズル組立体中に支持されることができる。複式ノズル燃料噴射器はまた、複式燃焼器の燃料を更に制御し、燃料効率を更に向上させ有害なエミッションを減少させることを可能にするように構成することができる。
【0008】
燃料噴射器のステム部分を通して燃料を送るための典型的な技術は、ステム内部に同心の通路を有する燃料導管を設けることであり、燃料は異なる通路を通して別々に送られる。次に燃料は、噴射器のノズル部分の通路及び/又は環状のチャネルを通して噴射オリフィスに導かれる。例えば、パイロット燃料流が冷却目的のために主ノズルに沿って下方へ送られ又戻される同心の通路を開示するものもある(特許文献3を参照)。これもまた、多数の構成部品及び追加の製造と組立て工程を必要とするので、コスト削減、重量削減及び小さい噴射器エンベロープの要望に対して全く反することとなる。
【0009】
【特許文献3】
米国特許第5,413,178号
【0010】
入口取付け具、一端で該入口取付け具に接続されたステム、及びステムの他端に接続されエンジンの燃焼室において又はその内部に支持された1つ又はそれ以上のノズル組立体を含む燃料噴射器に関する、これらの問題及び欠点を解決しようとするものがある(特許文献4を参照)。細長い積層された単一の供給ストリップの形態の燃料導管が、ステムを貫通してノズル組立体まで延びて、入口取付け具からの燃料をノズル組立体のノズルに供給する。供給ストリップの上流端が、追加のシール構成部品(エラストマーシールのような)なしで入口取付け具に直接取り付けられる(例えば、ろう付け又は溶接によって)。供給ストリップの下流端は、単体(一体)の状態でノズルに接続される。単一の供給ストリップは、その長さに沿って回旋部を有し、該回旋部がステムの軸線に沿う大きな相対変位の自由度を与え、燃焼室中の極限温度を原因とする熱膨張差により生じる応力を減少させる。このことにより、噴射器のステム部分の追加の熱シールドの必要性を減少又は排除する。
【0011】
【特許文献4】
米国特許出願第09/361,954号
【0012】
積層供給ストリップ及びノズルは、複数のプレートから形成される。各プレートは、細長い供給ストリップ部分と供給ストリップ部分にほぼ垂直な一体のヘッド(ノズル)部分とを含む。プレート内の燃料通路と開口は、プレートの表面を選択的にエッチングすることによって形成される。次いでプレートは、互いに表面と表面とを接して配置され、例えばろう付け又は拡散接合により互いに固定されて、一体の構造体を形成する。プレートを選択的にエッチングすることにより、多数の燃料回路、単一又は多重ノズル組立体、及び冷却回路が噴射器中に容易に形成される。エッチング処理はまた、多数の燃料通路及び冷却回路が比較的狭い断面内に作られるのを可能にし、それによって噴射器の寸法を縮小する。
【0013】
プレート組立体の供給ストリップは、例えば曲げ加工により機械的に形成されて回旋形状が得られる。1つの実施形態において、プレートは全て、平面図においてT字形状を有する。この構成において、プレート組立体のヘッド部分が、環状の断面又は他の適当な形状を有する円筒体に機械的に形成できる。ヘッドの端部は互いに間隔を置いて配置されるか、又は寄せ集めて例えばろう付け又は溶接により接合することができる。噴射オリフィスが、円筒形のノズルの半径方向外側表面、半径方向内側表面、及び/又は端部に設けられて、ノズルから燃料を半径方向外向きに、半径方向内向きに、及び/又は軸方向に向ける。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
単一の供給ストリップ設計より可撓性があり、曲げ応力が少なく、従って低サイクル疲労を受けにくい燃料導管を有するのが望ましい。例えば、各々が単一のストリップ設計の厚さの1/2の厚さを有する2枚ストリップ設計の個々のストリップは、単一のストリップの剛性の約1/8を有し、従って同じ熱膨張差に対してLCF応力が著しく減少することになる。振動応力を減少させる固有の減衰特性を有することもまた望ましい。2枚ストリップ設計は、固有の減衰特性を有し、従って単一の供給ストリップ設計よりも高サイクル疲労を受けにくい。その長さに沿って回旋部を有し、該回旋部がステムの軸線に沿う大きな相対変位の自由度を与え、燃焼室中の限界温度を原因とする熱膨張差により生じる応力を減少させるような供給ストリップを有することもまた望ましい。熱シールドに対してより小さいエンベロープをもたらし、その結果、流れの中での周方向の幅、従って空気抵抗及び関連する流れ損失がより小さくなり、より空気力学的に効率的な設計に寄与する供給ストリップを有することもまた望ましい。
【0015】
【課題を解決するための手段】
燃料噴射器の導管は、それらのほぼ全長に沿って互いに接合されていない少なくとも2つのほぼ平行な供給ストリップを有する。供給ストリップの各々は、互いに接合され長さ方向に延びる単一の対のプレートから構成され、各プレートは、幅方向に間隔を置いて配置され長さ方向に延びる単一の列の平行な溝を有する。ストリップの各々の中のプレートは、該プレートの各々の中の対向する溝が整合されてストリップの入口端から出口端まで前記ストリップの長さを通して内部燃料流路を形成するように、互いに接合される。入口端は互いに間隔を置いて配置される。供給ストリップの各々は、該ストリップの長さに沿って1つ又はそれ以上の回旋部を有し、供給ストリップは、回旋部を含むストリップの長さに沿って互いに接合されていない。供給ストリップは、入口端に位置し、内部燃料流路に接続された燃料入口孔を有する。内部燃料流路の各々は、入口孔の少なくとも1つに接続される。供給ストリップの回旋部は、互いに間隔を置いて配置されていてもよいし、互いに接触していてもよい。
【0016】
燃料噴射器の例示的な実施形態は、上部ハウジングと、該ハウジングから垂下する中空のステムと、該ステムにより支持された少なくとも1つの燃料ノズル組立体と、ステムを貫通してハウジングとノズル組立体の間を延びる燃料噴射器の導管とを含む。噴射器は、出口端の全てを燃料ノズル組立体の単一のノズル燃料導管に流体的に接続する取付け具を含む。ノズルは、プレートの間に設置された内部燃料流れ回路を有する多層配列のプレートから構成される。多重噴射オリフィスは、内部流れ回路により供給ストリップ中の内部燃料流路に流体的に接続される。噴射器は、円筒形の形状を有することができる少なくとも1つの燃料供給ノズルを有する。燃料供給ノズルは主ノズルとすることができ、また噴射器は燃料ノズル内部の中心に配置されたパイロットノズルを更に含む。パイロットノズルは、内部流れ回路の少なくとも1つに流体的に接続される。
【0017】
本発明は、より可撓性のある燃料導管を提供し、該燃料導管は曲げ応力を減少させ、振動応力を減少させる固有の減衰特性を有し、従って、単一の供給ストリップ設計より低サイクル疲労と高サイクル疲労の両方を受けにくい。本発明の供給ストリップは、ステムの軸線に沿う相対変位の自由度を向上させ、燃焼室中の限界温度を原因とする熱膨張差により生じる応力の減少を向上させる。本発明は、熱シールドに対してより小さいエンベロープを用いることを可能にし、その結果、流れの中での周方向の幅、従って空気抵抗及び関連する流れ損失がより小さくなり、より空気力学的に効率的な設計に寄与する燃料導管を提供する。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1及び図2に示すのは、本発明の燃料噴射器10の例示的な実施形態であり、該燃料噴射器10は、ガスタービンエンジンの燃焼室の半径方向内側及び外側区域中に燃料を向けるための2つ(又はそれ以上)の半径方向内側及び外側ノズル組立体3及び5を有する。図4に示す燃料噴射器10は、ガスタービンエンジンの燃焼室の燃焼区域中に燃料を向けるための単一の燃料ノズル組立体12を有する。本発明は、ガスタービンエンジンの燃焼室の半径方向内側及び外側区域中に燃料を導くための2つ又はそれ以上の半径方向内側及び外側ノズル組立体を有する燃料噴射器に用いることができる。本発明は、単一の燃料ノズル組立体12を有する燃料噴射器10に関しても更に開示される。
【0019】
図4に示す燃料噴射器10は、ガスタービンエンジンの燃焼室の燃焼区域中に燃料を導くための単一の燃料ノズル組立体12を有する。本発明は、ガスタービンエンジンの燃焼室の半径方向内側及び外側区域中に燃料を導くための2つ又はそれ以上の半径方向内側及び外側ノズル組立体を有する燃料噴射器に用いることができる。本発明は、半径方向内側及び外側ノズル組立体3及び5を有する燃料噴射器10、並びに一般的に燃料ノズル組立体12と呼ばれる個々のノズル組立体に関して更に開示される。
【0020】
図1、図2、図4及び図9を参照すると、燃料噴射器10は、ノズルマウント即ちフランジ30を更に含み、該フランジは、燃焼器ケーシングに固定されシールされるようになっている。中空のステム32は、フランジ30と一体であり又は該フランジに固定され(例えば、ろう付け又は溶接により)、燃料ノズル組立体12を支持する。中空のステム32は、チャンバ39の上部開放端の上方又はその内部に配置された入口組立体41を有しており、フランジ30と一体であるか又は例えばろう付けによりフランジ30に固定される。入口組立体41は、バルブハウジング43の一部とすることができ、中空のステム32がハウジングから垂下している。ハウジング43は、燃料マニホルド44に流体的に接続されて、燃料を噴射器10中に導くように設計される。入口組立体41は、図9に示すように燃料マニホルド44から燃料を受けるように作動可能であり、フランジ30と一体であるか又はそれに固定され、フランジ30の半径方向外方に設置される。入口組立体41は、燃料ノズル組立体12中の燃料回路202を通る燃料流量を制御する燃料バルブ45を含む。ノズル組立体12は、それぞれパイロットノズル58及び主ノズル59を有する。一般的に、パイロットノズル及び主ノズルは、正常及び極限出力状況の間に用いられ、一方、パイロットノズルのみが、始動及び部分出力運転時に用いられる。
【0021】
互いに接合されない少なくとも2つのほぼ平行な細長い供給ストリップ62を有する可撓性の燃料噴射器の導管60が、燃料を入口組立体41からノズル組立体12に供給する。供給ストリップ62は、燃焼室内の燃焼器温度に悪影響を及ぼされることなく該燃焼器温度に曝すことができ材料から形成された可撓性の供給ストリップであり、回旋形状を有する。供給ストリップ62の各々は、少なくとも1つ又はそれ以上の長さ方向に延びる回旋部65を含んでおり、該回旋部65はまた、ストリップの入口端66から出口端69までの長手方向長さLに沿って規則的な又は不規則な屈曲形即ち波形にすることができる。供給ストリップ62は、入口端66から回旋部65にわたって互いに接合されていない。図2及び図3に示す本発明の実施形態は、互いに接触している回旋部65を備えた供給ストリップ62を有する。図4及び図5に示す本発明の実施形態は、その各々が互いに間隔を置いて配置されているか又は互いに接触していない回旋部65を有する供給ストリップ62を有する。本発明の例示的な実施形態において、供給ストリップ62は、図8に示すように出口端69近くでのみ該出口端に沿って互いに接合されている。
【0022】
図3及び図5を参照すると、供給ストリップ62の各々は、互いに接合されそれぞれ長さ方向に延びる単一の対の第1及び第2のプレート76及び78を有しており、プレートの各々は、幅方向に間隔を置いて配置され長さ方向に延びる単一の列80の平行な溝84を有する。ストリップ62の各々の中の第1及び第2のプレート76及び78は、各対のプレート中の対向する溝84が整合されて、ストリップの入口端66から出口端69までストリップ62の長さLを通して内部燃料流路90を形成する。入口端66は互いに間隔を置いて配置される。供給ストリップ62の各々は、ストリップの長さLに沿って1つ又はそれ以上の屈曲部即ち回旋部100を有する。供給ストリップ62は、入口端66に、内部燃料流路90に接続された燃料入口63(図6参照)を有しており、ここに示す本発明の例示的な実施形態においては、内部燃料流路の各々は入口孔の少なくとも1つに接続される。
【0023】
図6を更に参照すると、供給ストリップ62の回旋形状は、燃焼室中の熱変化に応じた供給ストリップの膨張及び収縮を可能にすると同時に、噴射器内部の機械的応力を減少させる。回旋状の供給ストリップは、多くの用途においてステム部分を追加して熱シールドする必要性を減少又は排除するのに役立つが、一部の高温状態においては追加の熱シールドがそれでも必要となるか又は望ましい場合がある。ストリップという用語は、供給ストリップが細長いほぼ平坦な形状を有することを意味し、その場合ストリップの第1及び第2の側面70、71はほぼ平行であり、また互いに向かい合って面しており、またストリップの実質上垂直な第1及び第2の端縁72、73もまた実質上平行で向かい合って面している。ストリップは、実質上断面が長方形(代表的な燃料管の円筒形の形状と比較して)であるが、この形状は、製造の要求及び技術次第で変化させてもよい。供給ストリップは、ストリップが入口組立体41とノズル組立体12に過大な応力を掛けることなく燃焼室内部の熱変化を容易に吸収することができるように、ストリップの長さに沿って充分な数の回旋部を備えるべきである。ストリップは、燃焼系の励振に応じてストリップに共振特性を生じさせるほど多くの回旋部を備えるべきではない。特定の用途に適切な回旋部の数及び形状は、実験と分析モデル化及び/又は共振振動数テストにより決定することができる。
【0024】
図2から図9までを参照すると、供給ストリップ62の入口端66における入口63は、入口組立体41中のそれぞれ第1、第2、第3、又は第4の入口ポート46、47、48、及び49と流体的に接続して、燃料を供給ストリップ中に導く。入口ポートは、ノズル組立体12のパイロットノズル58及び主ノズル59に至る、供給ストリップ62の長さにわたる多数の内部燃料流路90に燃料を供給し、同時にノズル組立体中の熱制御のために冷却回路を形成する。ノズル組立体12のヘッダ204が、ストリップ62から燃料を受け、その燃料を主ノズル59に運び、またパイロットノズルが組み込まれた場合には、図8及び図9に示すように燃料回路202を介してパイロットノズル58に燃料を運ぶ。主ノズル59及びヘッダ204は、積層され接合された複数のプレート200により一体に構成されており、この接合された複数のプレート200は、該接合されたプレート200の幅方向に間隔を置いて配置され長さ方向に延びる平行な溝84で構成され、接合されたプレート間に位置する燃料通路95を含む複数の燃料回路202を有する。複数の燃料回路202及び燃料通路95は、複数の噴射オリフィス276及び図7に示すようなパイロットノズル58につながっている。燃料回路202及び燃料通路95の平行な溝84は、プレート200の隣接する表面にエッチング加工される。
【0025】
取付け具210が、ストリップ62の互いに接合された2つの出口端をヘッダ204に流体的に接続し、該ヘッダ204が、次に図8及び図9に示すように複数の燃料回路202に流体的に接続される。ノズル組立体及び接合されたプレート間の燃料回路202のより詳細な説明についは、米国特許出願第09/361,954号を参照されたい。図2、図8及び図9を参照すると、供給ストリップ62の長さにわたる内部燃料流路90は、燃料を燃料回路202に供給するのに用いられる。供給ストリップ62の内部燃料流路90の各々及びヘッダ204中に流れ、パイロット及び主ノズル58及び59中に流れる燃料は、バルブのハウジングの一部分であり、図9に更に概略的に示す入口組立体41に示される燃料バルブ45により制御される。ノズル組立体12のヘッダ204は、ストリップ62から燃料を受け、その燃料を主ノズル59に運ぶ。主ノズル59は、環状でありかつ円筒形の形状又は構成を有する。プレート76及び78中の噴射装置の流路、開口、及び様々な構成要素は、エッチング、より具体的には、化学的エッチングのようなあらゆる適切な方法で形成することができる。このようなプレートの化学的エッチングは、当業者には公知であるはずであり、例えば、米国特許第5,435,884号に記載されている。プレートのエッチング加工は、非常に精密で精巧な複雑な開口及び通路を形成することを可能にし、この開口及び通路により、多数の燃料回路をこれらの構成要素に対して狭い断面を維持しながら、供給ストリップ62及びノズル59中に形成することが可能になる。プレート76及び78は、ろう付け又は拡散接合のような接合処理で表面と表面を接して互いに接合することができる。このような接合処理は、当業者には公知であり、様々なプレートの間を非常にしっかりと接続する。拡散接合は、隣接する層の間で境界のクロスオーバー(原子相互交換)を生じるので、特に有用である。
【0026】
図6及び図2を参照すると、第1の出口フランジ293が、半径方向外側ノズル組立体5をパイロットノズル58に接続するためにマルチプレート構造により形成されており、燃料をパイロットノズルに導くための燃料通路を備える。第2の出口フランジ295が、半径方向内側ノズル組立体3をパイロットノズル58及び主ノズル59に接続するために形成されており、燃料を半径方向内側ノズル組立体3のパイロットノズル58及び主ノズル59に導くための燃料流路を備える。
【0027】
本発明の好ましくかつ例示的な実施形態であると考えられるものを本明細書中で説明してきたが、本発明の他の変更形態が、本明細書中の教示から当業者には明らかであり、従って、本発明の技術思想及び技術的範囲内に含まれる全てのそのような変更形態は、添付の特許請求の範囲で保護されることが望まれる。なお、特許請求の範囲に記載された符号は、理解容易のためであってなんら発明の技術的範囲を実施例に限縮するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2つの燃料ノズル組立体を有する本発明の燃料噴射器の第1の例示的な実施形態の後方から前方を見た正面斜視図。
【図2】 図1の燃料噴射器の側面断面図。
【図3】 図2の線3−3により切断された、接触している燃料ストリップの断面図。
【図4】 単一の燃料ノズル組立体と燃料ストリップの間隔を置いて配置された回旋部とを有する本発明の燃料噴射器の第2の例示的な実施形態の側面断面図。
【図5】 図4の線5−5により切断された、燃料ストリップの間隔を置いて配置された部分の断面図。
【図6】 図1の噴射器の間隔を置いて配置された回旋部と半径方向外側燃料ノズル組立体とを有する燃料ストリップの正面斜視図。
【図7】 図1の線7−7により切断された、半径方向外側燃料ノズル組立体の断面図。
【図8】 燃料ノズル組立体に接続された燃料ストリップの側面断面図。
【図9】 燃料ストリップ中の内部燃料流路及び燃料回路の概略図。
【符号の説明】
3 半径方向内側ノズル組立体
5 半径方向外側ノズル組立体
10 燃料噴射器
12 燃料ノズル組立体
30 フランジ
32 中空のステム
39 チャンバ
41 入口組立体
43 バルブハウジング
46、47、48、49 入口ポート
58 パイロットノズル
59 主ノズル
Claims (9)
- 少なくとも2つの平行な供給ストリップ(62)を含み、
該供給ストリップ(62)の各々は、互いに接合され長さ方向に延びる単一の対のプレートを有し、
各プレートは、幅方向に間隔を置いて配置され長さ方向に延びる単一の列(80)の平行な溝(84)を有し、
前記ストリップの各々の中の前記プレートは、該プレートの各々の中の対向する溝(84)が整合されて前記ストリップの入口端(66)から出口端(69)まで前記ストリップの長さを通して内部燃料流路(90)を形成するように、互いに接合され、
前記入口端(66)は互いに間隔を置いて配置され、
前記供給ストリップ(62)の各々は、該ストリップの各々の長さに沿って1つ又はそれ以上の回旋部(65)を含み、
前記供給ストリップ(62)は、該供給ストリップの全長に沿って互いに接合されておらず且つ間隔を置いて配置されている
ことを特徴とする燃料噴射器の導管(60)。 - 上部ハウジングと、
該ハウジングから垂下する中空のステム(32)と、
該ステムにより支持された少なくとも1つの燃料ノズル組立体(12)と、
前記ステムを貫通して前記ハウジングと前記ノズル組立体の間を延びる燃料噴射器の導管(60)と、
を含み、
該燃料噴射器の導管(60)は、少なくとも2つの平行な供給ストリップ(62)を含み、
該供給ストリップ(62)の各々は、互いに接合され長さ方向に延びる単一の対のプレートを有し、
各プレートは、幅方向に間隔を置いて配置され長さ方向に延びる単一の列(80)の平行な溝(84)を有し、前記ストリップの各々の中の前記プレートは、該プレートの各々の中の対向する溝(84)が整合されて前記ストリップの入口端(66)から出口端(69)まで前記ストリップの長さを通して内部燃料流路(90)を形成するように、互いに接合され、
前記入口端(66)は互いに間隔を置いて配置され、
前記供給ストリップ(62)の各々は、該ストリップの各々の長さに沿って1つ又はそれ以上の回旋部(65)を含み、
前記供給ストリップ(62)は、該供給ストリップの全長に沿って互いに接合されておらず且つ間隔を置いて配置されている
ことを特徴とする燃料噴射器(10)。 - 前記回旋部(65)は、互いに間隔を置いて配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の導管(60)。
- 前記供給ストリップ(62)は、前記入口端(66)に、前記内部燃料流路(90)に接続された燃料入口孔(63)を有し、前記内部燃料流路(90)の各々は、前記入口孔の少なくとも1つに接続され、前記ストリップ(62)は、前記出口端(69)近くでのみ該出口端に沿って互いに接合されていることを特徴とする、請求項1に記載の導管(60)。
- 前記燃料ノズル組立体(12)は、間隔を置いて配置された前記出口端(69)の全てを前記燃料ノズル組立体(12)の燃料回路(202)に流体的に接続する取付け具(210)を含むことを特徴とする、請求項2に記載の噴射器。
- 前記ノズルは、多層配列のプレートを含むことを特徴とする、請求項2に記載の噴射器。
- 前記プレートの間に内部燃料流れ回路があることを特徴とする、請求項6に記載の噴射器。
- 前記ノズルは、多噴射オリフィス(276)を更に含み、前記内部流れ回路は、前記供給ストリップ(62)中の前記内部燃料流路(90)を前記噴射オリフィス(276)に流体的に接続することを特徴とする、請求項7に記載の噴射器。
- 前記供給ストリップ(62)は、前記入口端(66)に、前記内部燃料流路(90)に接続された燃料入口孔(63)を有し、前記内部燃料流路(90)の各々は、前記入口孔の少なくとも1つに接続され、前記ストリップ(62)は、前記出口端(69)近くでのみ該出口端に沿って互いに接合されていることを特徴とする、請求項2に記載の噴射器。
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