JPH09310052A - フロアシートの簡単施工用テープ及び施工方法 - Google Patents

フロアシートの簡単施工用テープ及び施工方法

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JPH09310052A
JPH09310052A JP8150466A JP15046696A JPH09310052A JP H09310052 A JPH09310052 A JP H09310052A JP 8150466 A JP8150466 A JP 8150466A JP 15046696 A JP15046696 A JP 15046696A JP H09310052 A JPH09310052 A JP H09310052A
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JP
Japan
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floor
tape
adhesive layer
floor sheet
pressure
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JP8150466A
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Sakae Motoda
榮 元田
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RINREI TAPE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熟練した専門の業者でなくても、例えば一般
家庭の主婦でも前記のような面倒な手間をかけることな
く簡単に、且つ綺麗に仕上げることができるようなフロ
アシートの簡単施工用テープ及び施工方法を提案する。 【解決手段】 2種類の異なる両面テープからなる簡単
施工テープであって、最下面に再剥離用粘着剤層5を有
する型どりテープ1と、最下面に固定用粘着剤層6を有
する床固定用テープ7とからなり、施工する床材9の端
部に沿って型どりテープ1を貼着させた後、剥離ライナ
ー2を剥がし、露出した粘着剤層3にフロアシート8を
重ね合わせて圧着させ、フロアシート8を一旦剥がして
型どりテープ1をフロアシート8の裏面に転着させ、型
どりテープ1の外側部分のフロアシート8を切り取って
フロアシート8を適正な寸法とし、施工する床材9の端
部に沿って床固定用テープ7を貼着させた後、剥離ライ
ナー2’を剥がし、露出した粘着剤層3’に前記フロア
シート8をその儘、若しくは型どりテープ1を剥がして
圧着して床材9上に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熟練した専門の業
者でなくても、例えば一般家庭の主婦でも前記のような
面倒な手間をかけることなく簡単に、且つ綺麗に仕上げ
ることができるようなフロアシートの簡単施工用テープ
及び施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、床材上にフロアシート(クッショ
ンフロアシート等)を敷設、施工するに際しては、施工
しようとする床面の設計寸法に沿ってフロアシートをカ
ッターナイフか鋏みで裁断し、その端部に両面テープを
貼着するか、又は接着剤を塗着して床材と固定する方法
が一般的に行なわれてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、施工し
ようとする床面の寸法は、建築施工上の理由や建築資材
の変形等により設計寸法に正確に一致するものではなく
数ミリ程度の誤差を含むことが多いため、仮に設計寸法
通りにフロアシートを裁断できたとしても床面の端部と
フロアシートの端縁との間に部分的に数ミリ程度の隙間
を生じたりして綺麗に仕上げることが困難であった。ま
た、仮に床面の実際の寸法を十数箇所或いは数十箇所に
亙ってこまめに測定する等して手間をかけてできるだけ
正確に寸法どりできたとしても、フロアシートをその寸
法通りに裁断すること自体も極めて難しいものであっ
た。即ち、フロアシートを広げた状態で切断線を寸法通
りに書き、その切断線に沿って裁断することは比較的容
易に行なうことができるが、一般家庭でそのようにフロ
アシートを広げて作業できる筈もないし、できたとして
も極めて面倒な作業となる。そして、前記のように床面
の端部とフロアシートの端縁との間に部分的に数ミリ程
度の隙間を生じた場合、視覚的に美観を損ねることは説
明するまでもないが、ゴミや塵等がその隙間に入り込み
易く、しかもホウキ等による清掃ではそれらのゴミ等を
取り除きにくいという問題を生ずるものであった。
【0004】そこで、熟練した専門の業者でなくても、
例えば一般家庭の主婦でも前記のような面倒な手間をか
けることなく簡単に、且つ綺麗に仕上げることができる
ようなフロアシートの簡単施工用テープが嘱望されてい
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、床材上にフロアシートを敷設施工するた
めの簡単施工用テープであって、型どり(寸法どり)テ
ープは、最下面に位置する再剥離用粘着剤層と、該再剥
離用粘着剤層の裏面側に位置する粘着剤層と、最上面に
位置して粘着剤層と貼合されている剥離ライナーとから
なり、施工する床材の端部に沿って剥離ライナーが上に
なるように型どり(寸法どり)テープを臨ませて床材と
再剥離用粘着剤層とを貼着させた後、剥離ライナーを剥
がし、それにより露出した粘着剤層にフロアシートを重
ね合わせて圧着させ、フロアシートを一旦剥がしてフロ
アシートの裏面に型どり(寸法どり)テープを転着させ
た状態で型どり(寸法どり)テープの外側部分のフロア
シートを切り取り、これによりフロアシートを適正な寸
法とすることができ、床固定用テープは、剥がす際に床
面の損傷を極力少なく設計された固定用粘着層と、該固
定用粘着層の裏面側に位置する裏面の粘着剤層と、最上
面に位置して粘着剤層と貼合されている剥離ライナーと
からなり、施工する床材の端部に沿って剥離ライナーが
上になるように床固定用テープを臨ませて床材と固定用
粘着剤層とを貼着させた後、剥離ライナーを剥がし、そ
れにより露出した粘着剤層に、前記のように適正な寸法
としたフロアシートをその儘、或いは裏面に貼着されて
いる型取り(寸法どり)テープを剥がした後、圧着して
床材上に固定することができ、前記型どり(寸法どり)
テープと前記床固定用テープとの2種類の異なる両面テ
ープからなることを特徴とするフロアシートの簡単施工
用テープに関する。また、本発明は前記の型どり(寸法
どり)テープと床固定用テープとを用いてフロアシート
を敷設する施工方法をも提案するものである。
【0006】
【作用】本発明のフロアシートの簡単施工用テープは、
5つの極めて簡易な作業を行なうことにより、熟練した
専門の業者でなくても極めて容易に且つ綺麗にフロアシ
ートの敷設施工を行なうことができる。その5つの簡単
な作業とは、以下の〜である。 床材の端部に沿って型どり(寸法どり)テープを貼着
させる。床材の端部は必ずしも直線状になっていない場
合もあるが、その端部形状に沿って型どり(寸法どり)
テープを貼着することは何等困難な作業ではない。 剥離ライナーを剥がす。この作業は最も簡単である。 露出した粘着剤層にフロアシートを重ね合わせて圧着
させる。フロアシートは予め広めのものを用いるので、
端縁部分が圧着を妨げる場合には板材等を用いて押圧す
ればよく、この作業も特に困難な作業ではない。 フロアシートを一旦剥がすと、再剥離用粘着剤層は粘
着力が低く調整されているので、フロアシートの転着さ
れた状態で床材から剥がされる。この状態で型どりテー
プの外側部分のフロアシートを切り取る。この切り取り
作業は、粘着剤層の外側部分に沿って鋏みやカッターナ
イフなどで容易に行なうことができる。 床材の端部に沿って床固定用テープを貼着させ、剥離
ライナーを剥がす。これらの作業は前記及びとほぼ
同様であって極めて簡単な作業である。 前記にて適正な寸法としたフロアシートを〔型どり
(寸法どり)テープを貼着した儘、若しくは剥がしても
可〕、前記にて床材上に貼着した床固定用テープに貼
着して固定する。尚、型どりテープを貼着した儘重ねて
固定しても、このテープ自体の厚みが0.1mm位と薄
いために2枚の両面テープにより形成される段差が美観
を損なうことがない。このように本発明の簡単施工用テ
ープは、従来のように床面の実際の寸法を十数箇所或い
は数十箇所に亙ってこまめに測定する必要がなく、その
測定した寸法通りにフロアシートを裁断する必要もな
く、極めて容易にフロアシートの敷設施工を行なうこと
ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の簡単施工用テープは、図
1に示すように通常環状に巻き取られた2種類の異なる
両面テープ〔型どり(寸法どり)テープ1,床固定用テ
ープ7〕である。型どり(寸法どり)テープ1は、外側
から順に剥離ライナー2、粘着剤層3、基材4、再剥離
用粘着剤層5が積層される構成であり、特に限定するも
のではないが、例えば10〜30mm幅程度に形成され
る。尚、基材4としてはPET、OPP、プラスチック
クロス等のプラスチックフィルムが用いられるが、必ず
しもこの基材4自体を設けなくても良い。但しフロアシ
ートは、殆ど裏面が白っぽいため、裁断する際に見易く
なるように、濃い色の基材4を用いると、裁断作業が容
易となる。床固定用テープ7は、外側から順に剥離ライ
ナー2’、粘着剤層3’、基材4’、固定用粘着剤層6
が積層される構成で、特に限定するものではないが、例
えば40〜50mm幅程度に形成される。
【0008】前記のように型どり(寸法どり)テープ1
は両面テープであるから、剥離ライナー2としては両面
に離型処理が施されたものを用いる。そして、剥離ライ
ナー2は裏面が粘着剤層3と接合し、その巻き取り状態
においては表面が再剥離用粘着剤層5と接合しているの
であるが、裏面の剥離(剥離ライナー2の裏面と粘着剤
層3との剥離接着力)が表面の剥離(剥離ライナー2の
表面と再剥離用粘着剤層5との剥離接着力)よりも重く
なるように調整されている。また、床固定用テープ7に
ついても同様であり、その剥離ライナー2’は、裏面が
粘着剤層3’と接合し、その巻き取り状態においては表
面が固定用粘着剤層6と接合しているのであるが、裏面
の剥離(剥離ライナー2’の裏面と粘着剤層3’との剥
離接着力)が表面の剥離(剥離ライナー2’の表面と固
定用粘着剤層6との剥離接着力)よりも重くなるように
調整されている。
【0009】粘着剤層3としては、特に限定するもので
はないが、フロアシート(の裏面)に貼着されるもので
あるからフロアシートの裏面の凹凸に追従できるような
強粘着タイプが望ましく、アクリル系粘着剤でもゴム系
粘着剤でも良い。再剥離用粘着剤層5としては、一旦床
材に貼着した後に剥がすものであるから弱粘着タイプで
凝集力に優れたタイプが望ましく、アクリル系粘着剤で
もゴム系粘着剤でも良い。固定用粘着剤層6としては、
床材に長期間貼着されるものであるから、特に塩化ビニ
ル製のものが多く使用される床材から可塑剤が移行して
くることを考慮して通常は強粘着タイプで、凝集力及び
耐候性に優れたタイプが望ましく、アクリル系粘着剤で
もゴム系粘着剤でも良い。
【0010】次に、前記本発明の簡単施工用テープを用
いてフロアシート8を敷設施工する手順を図2に沿って
説明する。
【0011】まず、図2(a)に示すように、床材9の
端部に沿って型どり(寸法どり)テープ1を貼着する。
詳しくは図3(a)における斜線部のように貼着する。
隅部については角をカットして貼着すれば良い。続いて
図2(b)に示すように、型どり(寸法どり)テープ1
の剥離ライナー2を取り除く。これにより粘着剤層3が
露出する。
【0012】次に、図2(c)に示すように、予め大き
めに裁断したフロアシート8を重ね合わせ、圧着する。
詳しくは図3(a),(b)のように貼着する。端縁に
ついては板材等で圧着しても良い。
【0013】その後、図2(d)に示すように、フロア
シート8を一旦剥がすと、型どり(寸法どり)テープ1
が床材9から離反してフロアシート8の裏面に転着す
る。この状態で型どり(寸法どり)テープ1の外側部分
のフロアシート8を切り取るのであるが、詳しくは図4
(a)に示すように鋏みを用いても良いし、図4(b)
に示すようにカッターナイフを用いても良い。図示する
ように裏に抜けないように当て木と定規を用いると綺麗
に裁断することができる。
【0014】そして、図2(e)に示すように、フロア
シート8を床材9の実際の寸法形状に応じた適正な寸法
形状とすることができる。
【0015】こうして適正な寸法形状としたフロアシー
ト8は、図2(f)に示すように床固定用テープ6を床
材9の端部に貼着し、剥離ライナー2’を剥がして粘着
剤層3’を露出させ、その上から前記フロアシート8を
その儘貼着しても良いし、図2(g)に示すように前記
フロアシート8から型どり(寸法どり)テープ1を剥が
した後に床固定用テープ6の粘着剤層3’に貼着するよ
うにしても良い。尚、図2(f),(g)では模式的に
示したので恰も段差が生じるようであるが、実際はフロ
アシート8に対して型どり(寸法どり)テープ1や床固
定用テープ6が極めて薄いので、実質的に段差は生じな
い。
【0016】以上本発明を図面の実施形態に基づいて説
明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものでは
なく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りど
のようにでも実施することができる。例えば前記実施形
態ではフロアシートの端縁の処理についてのみ説明した
が、その他の内側部分には当初から床固定用テープを用
いて固定していても良い。この場合、固定された内側部
分に対して前記の端縁の処理を行なうに際しては端縁の
みを捲り上げて作業を行なうことができるので、別途広
いスペースを必要とすることがない。
【0017】
【発明の効果】以上要するに、本発明の簡単施工用テー
プは、従来の施工方法のように床面の実際の寸法を定規
等を用いて十数箇所或いは数十箇所に亙ってこまめに測
定する必要もないし、その寸法通りに切断線を寸法通り
に書いたり、その切断線に沿って裁断する必要もなく、
容易に、迅速に、且つ綺麗にフロアシートの敷設施工を
行なうことができる。
【0018】そして、上記のように面倒な寸法どり等の
作業を行なわなくても良いので、熟練した専門の業者で
なくても、例えば一般家庭の主婦でも簡単に、且つ綺麗
にフロアシートの敷設施工を仕上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の簡単施工用テープのうち、型ど
り(寸法どり)テープの一実施例を示す斜視図、(b)
本発明の簡単施工用テープのうち、床固定用テープの一
実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の簡単施工用テープを用いたフロアシー
トの施工手順を模式的に示す断面図である。
【図3】(a)施工テープの貼着状況並びにフロアシー
トの圧着状況を示す平面図、及び(b)端部の圧着状況
を示す断面図である。
【図4】(a)フロアシートの余剰部分の切断方法の一
例を示す平面図、及び(b)他の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 型どり(寸法どり)テープ 2,2’ 剥離ライナー 3,3’ 粘着剤層 4,4’ 基材 5 再剥離用粘着剤層 6 床固定用テープ 7 固定用粘着剤層 8 フロアシート 9 床材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年12月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、床材上にフロアシートを敷設施工するた
めの簡単施工用テープであって、型どり(寸法どり)テ
ープは、最下面に位置する弱粘着タイプの再剥離用粘着
剤層と、該再剥離用粘着剤層の裏面側に位置する粘着剤
層と、最上面に位置して粘着剤層と貼合されている剥離
ライナーとからなり、施工する床材の端部に沿って剥離
ライナーが上になるように型どり(寸法どり)テープを
臨ませて床材と再剥離用粘着剤層とを貼着させた後、剥
離ライナーを剥がし、それにより露出した粘着剤層にフ
ロアシートを重ね合わせて圧着させ、フロアシートを一
旦剥がしてフロアシートの裏面に型どり(寸法どり)テ
ープを転着させた状態で型どり(寸法どり)テープの外
側部分のフロアシートを切り取り、これによりフロアシ
ートを適正な寸法とすることができ、床固定用テープ
は、剥がす際に床面の損傷を極力少なく設計された強粘
着タイプの固定用粘着剤層と、該固定用粘着剤層の裏面
側に位置する裏面の粘着剤層と、最上面に位置して粘着
剤層と貼合されている剥離ライナーとからなり、施工す
る床材の端部に沿って剥離ライナーが上になるように床
固定用テープを臨ませて床材と固定用粘着剤層とを貼着
させた後、剥離ライナーを剥がし、それにより露出した
粘着剤層に、前記のように適正な寸法としたフロアシー
トをその儘、或いは裏面に貼着されている型取り(寸法
どり)テープを剥がした後、圧着して床材上に固定する
ことができ、前記型どり(寸法どり)テープと前記床固
定用テープとの2種類の異なる両面テープからなること
を特徴とするフロアシートの簡単施工用テープに関す
る。また、本発明は前記の型どり(寸法どり)テープと
床固定用テープとを用いてフロアシートを敷設する施工
方法をも提案するものである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】その後、図2(d)に示すように、フロア
シート8を一旦剥がすと、型どり(寸法どり)テープ1
が床材9から離反してフロアシート8の裏面に転着す
る。その際、例えば両面が同じ粘着力を有する汎用の両
面テープを用いた場合には、床材9とフロアシート8の
材質や表面状態にもよるが、一般に粘着力は貼り付け後
の経時時間により次第に上昇するため、先に貼合された
下面の粘着層の床材9に対する粘着力が直前に貼合され
た上面の粘着層のフロアシート8に対する粘着力よりも
強いので、フロアシート8を一旦剥がしてもこの汎用の
両面テープでは床材9に貼着されたままフロアシート8
には転着されない。これに対し、本発明では弱粘着タイ
プの再剥離用粘着剤層5と強粘着タイプの粘着剤層3と
で構成される型どり(寸法どり)テープ1を用いるの
で、粘着力が低い再剥離用粘着剤層5の方で剥れ、確実
にフロアシート8の裏面に転着する。この状態で型どり
(寸法どり)テープ1の外側部分のフロアシート8を切
り取るのであるが、詳しくは図4(a)に示すように鋏
みを用いても良いし、図4(b)に示すようにカッター
ナイフを用いても良い。図示するように裏に抜けないよ
うに当て木と定規を用いると綺麗に裁断することができ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【発明の効果】以上要するに、本発明の簡単施工用テー
プは、従来の施工方法のように床面の実際の寸法を定規
等を用いて十数箇所或いは数十箇所に亙ってこまめに測
定する必要もないし、その寸法通りに切断線を寸法通り
に書いたり、その切断線に沿って裁断する必要もなく、
容易に、迅速に、且つ綺麗にフロアシートの敷設施工を
行なうことができる。また、特に型どりテープとして両
面が同じ粘着力を有する汎用の両面テープを用いた場合
には、床材に貼着されたままフロアシートに転着されな
いが、本発明では弱粘着タイプの再剥離用粘着剤層と強
粘着タイプの粘着剤層とで構成される型どりテープを用
いるので、粘着力が低い再剥離用粘着剤層の方で剥れ、
確実にフロアシートの裏面に転着する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床材上にフロアシートを敷設施工するた
    めの簡単施工用テープであって、 型どりテープは、最下面に位置する再剥離用粘着剤層
    と、該再剥離用粘着剤層の裏面側に位置する粘着剤層
    と、最上面に位置して粘着剤層と貼合されている剥離ラ
    イナーとからなり、 施工する床材の端部に沿って剥離ライナーが上になるよ
    うに型どりテープを臨ませて床材と再剥離用粘着剤層と
    を貼着させた後、剥離ライナーを剥がし、それにより露
    出した粘着剤層にフロアシートを重ね合わせて圧着さ
    せ、フロアシートを一旦剥がして型どりテープをフロア
    シートの裏面に転着させた状態で型どりテープの外側部
    分のフロアシートを切り取り、これによりフロアシート
    を適正な寸法とすることができ、 床固定用テープは、剥がす際に床面の損傷を極力少なく
    設計された固定用粘着層と、該固定用粘着層の裏面側に
    位置する裏面の粘着剤層と、最上面に位置して粘着剤層
    と貼合されている剥離ライナーとからなり、 施工する床材の端部に沿って剥離ライナーが上になるよ
    うに床固定用テープを臨ませて床材と固定用粘着剤層と
    を貼着させた後、剥離ライナーを剥がし、それにより露
    出した粘着剤層に、前記のように適正な寸法としたフロ
    アシートをその儘、若しくは裏面に転着されている型取
    りテープを剥がした後、圧着して床材上に固定すること
    ができ、 前記型どりテープと前記床固定用テープとの2種類の異
    なる両面テープからなることを特徴とするフロアシート
    の簡単施工用テープ。
  2. 【請求項2】 床材上にフロアシートを敷設するための
    施工方法であって、 型どりテープは、最下面に位置する再剥離用粘着剤層
    と、該再剥離用粘着剤層の裏面側に位置する粘着剤層
    と、最上面に位置して粘着剤層と貼合されている剥離ラ
    イナーとからなり、 施工する床材の端部に沿って剥離ライナーが上になるよ
    うに型どりテープを臨ませて床材と再剥離用粘着剤層と
    を貼着させた後、剥離ライナーを剥がし、それにより露
    出した粘着剤層にフロアシートを重ね合わせて圧着さ
    せ、フロアシートを一旦剥がして型どりテープをフロア
    シートの裏面に転着させた状態で型どりテープの外側部
    分のフロアシートを切り取り、これによりフロアシート
    を適正な寸法とし、 床固定用テープは、剥がす際に床面の損傷を極力少なく
    設計された固定用粘着層と、該固定用粘着層の裏面側に
    位置する裏面の粘着剤層と、最上面に位置して粘着剤層
    と貼合されている剥離ライナーとからなり、 施工する床材の端部に沿って剥離ライナーが上になるよ
    うに床固定用テープを臨ませて床材と固定用粘着剤層と
    を貼着させた後、剥離ライナーを剥がし、それにより露
    出した粘着剤層に、前記のように適正な寸法としたフロ
    アシートをその儘、若しくは裏面に転着されている型取
    りテープを剥がした後、圧着して床材上に固定するよう
    にしたことを特徴とするフロアシートの施工方法。
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