JPH0433322Y2 - - Google Patents

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JPH0433322Y2
JPH0433322Y2 JP1985114351U JP11435185U JPH0433322Y2 JP H0433322 Y2 JPH0433322 Y2 JP H0433322Y2 JP 1985114351 U JP1985114351 U JP 1985114351U JP 11435185 U JP11435185 U JP 11435185U JP H0433322 Y2 JPH0433322 Y2 JP H0433322Y2
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adhesive
tile
sheet material
unit tile
unit
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JP1985114351U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はユニツトタイルの裏面に予め接着剤層
が形成されており、施工が著しく容易となるよう
に改善された接着剤付きユニツトタイルに関する
ものである。
[従来の技術] ユニツトタイルは、例えば第2図に示すように
平板状枠部材などを用いて整列されているタイル
1の裏面にポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、
ポリエステル等のプラスチツクフイルム又は紙な
どからなるシート材2を接着して、複数個のタイ
ル1を連結してユニツトタイルとなしている。
このようなユニツトタイル3を施工するには、
第3図に示すように下地材4の表面に接着剤をこ
てなどを用いて引き延ばして所定の厚味となし、
ユニツトタイル3の裏面をこの接着剤層5に押し
付けるようにしてユニツトタイル3の圧着を行
う。なお、図中6はコンクリート壁などの躯体で
あつて、胴縁7を介して下地材4が躯体6の表面
と平行に取り付けられている。
なお、タイル1をシート材2に接着する接着剤
としてはエマルジヨンタイプのものやウレタン樹
脂系のもの、エポキシ樹脂系のもの、アクリル樹
脂系のもの、ゴム系のもの等各種溶液タイプのも
のが通常用いられている。また、ポリ酢酸ビニル
樹脂と必要に応じフタル酸系の可塑剤を含むもの
にメタノールなどの溶剤を添加したものなども知
られている。
[考案が解決しようとする問題点] このように、従来のユニツトタイルを施工する
に際しては、下地材4の上に、接着剤層5をこて
などを用いて所定の厚味となるよう均一に延ばす
作業が必要であつた。
この作業はかなりの経験を要するものであり、
熟練作業者でないと良好な仕上がり状態とするこ
とが難しい。また、手作業で接着剤を塗布しなけ
ればならないので、作業時間も長くならざるを得
ない。
また、接着剤を塗布するためには、作業を行う
に際し接着剤を用意しておく必要があり、作業の
準備にも手間がかかる。
更に、施工作業中に、下地材4から接着剤5が
垂れ落ち、床などに汚れを生じさせる恐れもあ
る。
[問題点を解決するための手段] 本考案の接着剤付きユニツトタイルは、複数の
透孔が袴り抜かれた格子形状のシート材に、複数
のタイルが各タイルの裏面の辺縁部が接着されて
いる。そして、タイル裏面のうちシート材の透孔
の部分には乾燥硬化型接着剤よりなる接着剤層が
形成されており、ユニツトタイル裏面を覆うよう
にフイルムが剥離可能に貼着されている。
[作用] 本考案の接着剤付きユニツトタイルにおいて
は、各タイルの裏面に接着剤層が予め形成されて
おり、このユニツトタイルの裏面には剥離可能な
フイルムが貼着されている。
従つて、本考案の接着剤付きユニツトタイルを
施工するに際しては、ユニツトタイル裏面のフイ
ルムを剥がし、接着剤層を露出させ、下地材に押
し付けるだけでよい。
このように、本考案の接着剤付きユニツトタイ
ルを施工するには、接着剤を下地材に塗り付ける
作業が不要であり、非熟練作業者でも良好な仕上
がりとなるよう施工することができる。そして、
接着剤の用意が不要であり、準備及び作業時間が
共に短縮される。また、施工中に接着剤などが垂
れ落ちて床などを汚す恐れも全くない。なお、乾
燥硬化型接着剤は、硬化するまで時間がかかるの
で、ユニツトタイルを張り付けた後でもその位置
を微調整できる。
[実施例] 以下図面を参照して実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例に係る接着剤付きユニ
ツトタイルの側面図である。また第4図は第1図
の部分の拡大断面図、第5図はユニツトタイル
裏面のフイルムを剥離した状態のユニツトタイル
裏面図である。
第4図に示すように、タイル1同士はその裏面
の辺縁部がシート材8に接着されることにより相
互に連結されている。このシート材8は複数(本
実施例においては9個)の透孔が袴り抜かれた格
子形状のものであつて、各タイル1の辺縁部がシ
ート材8の各格子部に接着されている。
シート材8の袴り抜かれた透孔の部分には乾燥
硬化型接着剤よりなる接着剤層9が形成されてお
り、シート材8及び接着剤9を覆うようにユニツ
トタイル10の裏面全面にフイルム11が剥離可
能に貼着されている。なお本実施例においては、
接着剤層9の厚味はシート材8の厚味よりも大き
くとられており、フイルム11を剥離させたとき
に接着剤層9が下地材に接着し易くなつている。
本考案の接着剤付きユニツトタイルを施工する
には、第6図に示すようにユニツトタイル10の
裏面からフイルム11を剥がし、ユニツトタイル
10の裏面を下地材4上に押し付けるだけでよ
い。このように、本考案のユニツトタイルにおい
ては、下地材4の上に何ら接着剤を設けることな
く施工が行える。
次に第7図〜第12図を参照して、上記実施例
に係るユニツトタイルの製造方法の一例について
説明する。
まず、第7図に示すように、加圧成形法或いは
吸引成形法によつてフイルム11に凸条11aを
格子状に形成する。次に、第8図に示すように、
凸条11aの上に格子形状のシート材8を貼り付
ける。この貼り付けを行うには、極めて弱い接着
力の接着剤などを用いたり、極く少量の接着剤を
用いて行い、後でフイルム11をシート材8から
剥離できるようにしておく。
次に、第9図に示すように、凸条11a同士の
間の四角形状の凹部11bに接着剤を充填して接
着剤層9を形成する。そして、第10図に示すよ
うにシート材8の表面に接着剤12を塗布する。
この接着剤12は、シート材8とタイル1とを接
着するのためのものであるので、接着力が高く耐
久性に優れたものを用いる。
然る後、第10図及び第11図に示すようにフ
イルム11を逆さまにし、予め整列されているタ
イル1の裏面に接着する。なお、第10図及び第
11図において符号13はタイル1を整列させて
おくための枠状部材である。
各タイル1と接着剤層9及びシート材8との一
体化が完了した後、この枠状部材12を取り外す
ことにより、第1図に示す接着剤付きユニツトタ
イルが得られる。
第12図は本考案の接着剤付きユニツトタイル
の異なる製造例を示す断面図である。この第12
図の製造例においては、まずフイルム14を各タ
イル1同士の間の目地を覆う部分を残し格子状に
打ち抜く。そして、この格子状フイルム14の部
分にユニツト材15を貼り付ける。次いで、ユニ
ツト材15の表面に粘着剤又は接着剤を塗布す
る。次いで、この粘着剤又は接着剤を塗布した面
を、予め整列してあるタイル1の辺縁部に押し付
けて各タイル1同士を連結する。その後、格子状
フイルムの打ち抜かれた部分に接着剤を押し込ん
で接着剤層9を形成し、然る後ユニツトタイル裏
面全体にフイルム11を覆つて接着剤付きユニツ
トタイルとする。第13図はこのようにしてえら
れた接着剤付きユニツトタイルの要部断面図であ
る。(上記説明から明らかな通り、この第13図
の接着剤付きユニツトタイルでは、格子状フイル
ム14とユニツト材15とでシート材が構成され
ている。) この第13図の接着剤付きユニツトタイルも、
これを施工するに際しては、裏面のフイルム11
を剥がし、下地材に押し付けるでけでよく、下地
材に接着剤を塗布しておく等の作業は不要であ
る。
なお、本考案においてシート材8や格子状フイ
ルム14としては、厚さ0.05〜0.5mm程度のポリ
塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の
合成樹脂フイルムや紙が好ましい。シート材8や
格子状フイルム14の格子の幅は、10〜20mm程度
とするのが好ましい。なお、各タイルの辺縁部の
少なくとも3mm以上がこの格子の部分にかかるよ
うにするのが好ましい。
第1図に示す実施例に係る接着剤付きユニツト
タイルの場合、フイルム11に形成される凸条1
1a(第7図参照)の高さは0.2〜5mm程度とする
のが好ましい。
また、タイル1とシート材8又はユニツト材1
5とを接着するための接着剤、あるいは格子状フ
イルム14とユニツト材15とを接着するための
接着剤としては、従来から用いられているエマル
ジヨンタイプのものや、ウレタン樹脂系のもの、
エポキシ樹脂系のもの、アクリル樹脂系のもの、
ゴム系のものなど、或いはポリ酢酸ビニル樹脂に
メタノール剤等の溶剤及び必要に応じてフタル酸
系の可塑剤を添加したものなどが用いられる。勿
論、その他各種の接着強度の高いかつ耐久性のあ
る接着剤を用いることができる。
接着剤層9を形成するための乾燥硬化型接着剤
は、従来からタイルの貼り付けに用いられてきた
各種のものを用いることができるが、好適な一例
として、エマルジヨン系接着剤などが挙げられ
る。
上記実施例は本考案の1例であつて、本考案は
図示以外の態様をも取り得る。例えば、第1図の
実施例では9枚のタイルを用いているが16枚など
その他の枚数としてもよい。また、タイルは正方
形以外の形状であつてもよく長方形、六角形等各
種形状のものとし得る。なお、タイルの形状を変
更する場合には、それに応じてシート材の透孔の
形状も変更する。
[効果] 以上の説明から明らかな通り、本考案の接着剤
付きユニツトタイルは裏面のフイルムを剥がすだ
けで接着することができ、施工に際し下地材に接
着剤を塗布する作業が不要である。従つて、非熟
練作業者や素人でも良好な仕上がりとなるように
作業することができ、かつこの作業を極めて迅速
に行える。更に、施工作業を行うに際し接着剤の
準備も不要である。また、施工作業中に接着剤が
垂れ落ちて床を汚す恐れも全くない。本考案のユ
ニツトタイルは、乾燥硬化型接着剤を用いている
ので、いつたんユニツトタイルを張り付けた後で
も、その位置を微調節できる。従つて、タイルの
目地通りをきちんと揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る接着剤付きユニ
ツトタイルの側面図、第2図は従来のユニツトタ
イルの断面図、第3図は従来のユニツトタイルの
施工方法を説明する側断面図、第4図は第1図の
要部拡大断面図、第5図は裏面のフイルムを剥離
した状態の接着剤付きユニツトタイルの裏面図、
第6図は本考案の実施例に係る接着剤付きユニツ
トタイルの施工説明図、第7図ないし第12図の
各図は実施例に係る接着剤付きユニツトタイルの
製造方法を説明する断面図、第13図は異なる実
施例に係る接着剤付きユニツトタイルの断面図で
ある。 1……タイル、8……シート材、9……接着剤
層、11……フイルム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シート材に複数のタイルが整列して接着され
    ているユニツトタイルにおいて、 該シート材は複数の透孔が袴り抜かれた格子
    形状のものであつて、シート材の格子部に、各
    タイルの裏面の辺縁部が接着されており、 タイル裏面のうちシート材の透孔の部分には
    乾燥硬化型接着剤よりなる接着剤層が形成さ
    れ、 該ユニツトタイル裏面にはフイルムが剥離可
    能に貼着されていることを特徴とする接着剤付
    きユニツトタイル。 (2) 接着剤層の厚さはシート材の厚さよりも大き
    いことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載の接着剤付きユニツトタイル。
JP1985114351U 1985-07-25 1985-07-25 Expired JPH0433322Y2 (ja)

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JP1985114351U JPH0433322Y2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25

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JP1985114351U JPH0433322Y2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25

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JPS6222249U JPS6222249U (ja) 1987-02-10
JPH0433322Y2 true JPH0433322Y2 (ja) 1992-08-10

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5568966A (en) * 1978-11-15 1980-05-24 Tanto Kk Method of laying tile* and laminated tile for said method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5424501Y2 (ja) * 1974-02-23 1979-08-18

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5568966A (en) * 1978-11-15 1980-05-24 Tanto Kk Method of laying tile* and laminated tile for said method

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JPS6222249U (ja) 1987-02-10

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