JPH09310044A - 水中硬化性塗料組成物 - Google Patents

水中硬化性塗料組成物

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JPH09310044A
JPH09310044A JP956797A JP956797A JPH09310044A JP H09310044 A JPH09310044 A JP H09310044A JP 956797 A JP956797 A JP 956797A JP 956797 A JP956797 A JP 956797A JP H09310044 A JPH09310044 A JP H09310044A
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Toshiharu Hayashi
敏晴 林
Toshimiki Tsuji
敏幹 辻
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Dai Nippon Toryo KK
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08G59/40Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing characterised by the curing agents used
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水中もしくは湿潤状態にある各種構造物、特
にコンクリート構造物に対し、保護や美観を付与するた
めに使用される水中硬化性塗料組成物を提供する。 【解決手段】 成分として、エポキシ樹脂と、その硬化
剤とを展色剤として含有する。前記エポキシ樹脂として
は、常温で液状の疎水性エポキシ樹脂と、常温で液状の
自己乳化型エポキシ樹脂とを併用する。一方、前記硬化
剤としては、その一部又は全部にケチミン化合物を用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中もしくは湿潤
状態にある各種構造物、特にコンクリート構造物に対
し、保護や美観を付与するために使用される水中硬化性
塗料組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、海辺や、海中、河川、湖等に
構築され、水中もしくは湿潤状態にある杭、橋脚、ダム
ゲート、水門等の各種鋼構造物に対して、その保護や美
観を付与するために、エポキシ樹脂系塗料に代表される
防食塗料が塗装されていた。例えば、特開平1−129
054号、1−129070号、2−255879号、
2−29479号、4−320827号等の各公報に
は、水中硬化性エポキシ樹脂系塗料が開示されている。
一方、水中もしくは湿潤状態にあるコンクリート構造物
は、表面が多孔質で、かつ内部には、水分が含浸してい
るため、鋼構造物に使用されている従来の防食塗料を塗
装しても付着性が非常に悪く、それ故コンクリート構造
物に塗料を塗装することはほとんど行なわれていなかっ
た。
【0003】しかしながら、近年、コンクリート構造物
も、鋼構造物と同様に長期耐久性や美観が求められるよ
うになってきており、水中もしくは湿潤状態にあるコン
クリート構造物にも付着性のよい塗料の開発が強く要望
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、水
中もしくは湿潤状態にある構造物、特にコンクリート構
造物用に適する水中硬化性塗料組成物を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するため、水中もしくは湿潤状態にあるコンクリ
ート構造物にも塗装可能な塗料につき種々の研究を行っ
た結果、特定の混合エポキシ樹脂と、硬化剤との組み合
わせにより、そのようなコンクリート構造物に対する付
着性に優れた塗膜が形成されることを見出し、本発明に
到達したものである。即ち、本発明は、エポキシ樹脂
と、その硬化剤とを展色剤とする無溶剤型水中硬化性塗
料組成物において、そのエポキシ樹脂として、常温で液
状の疎水性エポキシ樹脂と、常温で液状の自己乳化型エ
ポキシ樹脂とからなる混合エポキシ樹脂を用い、その硬
化剤として、その一部又は全部にケチミン化合物を用い
ることを特徴とする、水中硬化性塗料組成物に関するも
のである。
【0006】以下、本発明について、詳細に説明する。
本発明で使用される展色剤を構成するエポキシ樹脂は、
常温で液状の疎水性エポキシ樹脂と、自己乳化型エポキ
シ樹脂との混合エポキシ樹脂である。疎水性エポキシ樹
脂は、ビスフェノールA、ビスフェノールF等のビスフ
ェノール類とエピクロルヒドリンとを常法に従って縮合
反応させて得られる、親水基を持たない、エポキシ当量
約150〜250、好ましくは160〜230の樹脂で
ある。このような疎水性エポキシ樹脂の市販品として、
アデカレジンEP−4400、アデカレジンEP−45
20S(以上、旭電化工業社製商品名)、エピコート8
28(油化シェルエポキシ社製商品名)、エピクロン8
40(大日本インキ化学工業社製)、エポトートYD−
128(東都化成社製商品名)等のビスフェノールA型
エポキシ樹脂や、アデカレジンEP−4950(旭電化
工業社製商品名)、アラルダイトXPY−306(チバ
ガイギー社製商品)、エピコート806(油化シェルエ
ポキシ社製商品名)、エピクロン830(大日本インキ
化学工業社製商品名)、エポトートYDF−170(東
都化成社製商品名)等のビスフェノールF型エポキシ樹
脂などが代表的なものとして挙げられる。
【0007】一方、自己乳化型エポキシ樹脂は、エポキ
シ樹脂の骨格にカルボキシル基(−COOH)、アミノ
基(−NH2 )、水酸基(−OH)、カルボニル基(>
CO)、スルホン基(−SO3 H)等の親水基を導入
し、親水性とし、界面活性剤を使用しなくても自己乳化
できる、エポキシ当量約150〜300、好ましくは1
60〜250の樹脂である。このような自己乳化型エポ
キシ樹脂は、例えば、特開平7−206982号公報に
記載されているように、ポリオキシエチレンポリオール
化合物と酸無水物化合物とを、酸無水物基/水酸基の当
量比が1.0〜1.1の割合で反応させて得られるカルボキ
シル基含有化合物(A)と、分子内に2個以上のエポキ
シ基を有するエポキシ樹脂(B)とを、カルボキシル基
含有化合物(A)のカルボキシル基1当量に対し、エポ
キシ樹脂(B)が2.0〜3.5モルとなる割合で反応させ
る方法;特開平7−304853号公報に記載されてい
るように、含リンポリオキシアルキレンポリオール化合
物と酸無水物とを酸無水物基/水酸基の当量比が1.0〜
1.1の割合で反応させて得られるカルボキシル基含有化
合物(A)と、分子内に2個以上のエポキシ基を有する
エポキシ樹脂(B)とを、カルボキシル基含有化合物
(A)のカルボキシル基1当量に対し、エポキシ樹脂
(B)が2.0〜3.5モルとなる割合で反応させる方法;
特開平6−228272号公報に記載されているよう
に、ポリアルキレンポリエーテルポリオール化合物と、
過剰のポリイソシアネート化合物とを反応させて得られ
るウレタン結合含有化合物(A)と、分子内に少なくと
も0.1個以上の水酸基とエポキシ樹脂とを含有するエポ
キシ化合物(B)と、アルキルフェノールエトキシレー
ト(C)とを(A)/(B)/(C)=1.0/1.0〜1
0.0/0.1〜2.0(モル比)〔但し、(B)と(C)と
の水酸基の合計/(A)のイソシアネートの当量比が1.
0以上〕の割合で反応させる方法;その他として、特開
平2−38443号公報に記載されているような方法等
により製造することができる。
【0008】このような自己乳化型エポキシ樹脂の市販
品としては、アデカレジンEPES−0425、アデカ
レジンEPES−0427(以上、旭電化工業社製商品
名)、ACRエポキシR1465(エーシーアー社製商
品名)などが代表的なものとして挙げられる。本発明で
使用するエポキシ樹脂として、前述の常温で液状の疎水
性エポキシ樹脂と、自己乳化型エポキシ樹脂との混合物
を使用することにより、塗装作業性がよく、また付着性
に優れ、強靱な塗膜を形成することが可能となる。な
お、疎水性エポキシ樹脂と、自己乳化型エポキシ樹脂と
の重量混合割合は〔100:20〜100:200〕、
好ましくは〔100:25〜100:150〕が適当で
ある。疎水性エポキシ樹脂が前記範囲より多過ぎると、
水分を多量に含浸したコンクリート構造物表面に塗料が
付着しにくくなり、分離して塗装しにくくなる傾向にあ
り、逆に前記範囲より少な過ぎると塗膜中に水分を多く
吸収し、付着性が低下し、本来の強靱な塗膜が得にくく
なる傾向にある。
【0009】本発明において展色剤を構成する硬化剤
は、ケチミン化合物を必須成分として含むものである。
ケチミン化合物は、硬化剤の一部として、又は全部とし
て使用することができる。ケチミン化合物のアミン価と
しては、例えば、600〜1000、好ましくは700
〜900が適当である。ケチミン化合物は、ジエチレン
トリアミンや、トリエチレンテトラミン、プロピレンジ
アミン、メタキシリレンジアミン等の一級又は二級アミ
ノ基含有化合物と、アセトンや、メチルエチルケトン、
イソブチルメチルケトン等のカルボニル化合物とを反応
させることにより得られる化合物である。このケチミン
化合物は、水と反応してアミン化合物とカルボニル化合
物とに分解する。従って、塗膜中に混入もしくは浸透す
る水と反応することにより、脱水機能を有するとともに
エポキシ樹脂の硬化剤としての機能も有するため、水中
もしくは湿潤状態にある被塗物に適用する本発明の塗料
の硬化剤として大変に有用である。
【0010】上記の通り、硬化剤としてケチミン化合物
は単独で使用してもよいが、塗膜の硬化速度を早めるた
めに、通常のエポキシ樹脂用硬化剤であるポリアミン化
合物や、変性脂肪族ポリアミン化合物、変性芳香族ポリ
アミン化合物、変性脂環族ポリアミン化合物、ポリアミ
ド化合物、アミンアダクト化合物等を併用するのが望ま
しい。これらのポリアミン化合物のアミン価としては、
例えば、200〜500、好ましくは230〜400で
あることが適当である。なお、ケチミン化合物は、全硬
化剤中、少なくとも25重量%、好ましくは30〜60
重量%含有するのが適当である。展色剤は、以上説明し
たエポキシ樹脂と硬化剤とからなり、両者の配合割合
は、エポキシ樹脂中に含まれるエポキシ基1当量に対
し、硬化剤中に含まれる活性水素が0.7〜1.5当量、好
ましくは1.1〜1.4当量となるようにするのが適当であ
る。
【0011】本発明の塗料組成物には、更に、必要に応
じて、タルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、シリ
カ、マイカ、ガラスフレーク等の体質顔料;酸化チタ
ン、弁柄、カーボンブラック等の着色顔料;ジンククロ
メート、リン酸亜鉛、モリブデン酸亜鉛等の防錆顔料;
ガラス繊維、マイカシアスアイアンオキサイド、珪砂等
の骨材;低分子量のクマロン樹脂や、キシレン樹脂等の
改質樹脂;石膏、シリカゲル、アルミナゾル、アルコキ
シシラン、アルコキシチタン等の脱水剤;その他シラン
カップリング剤、分散剤、消泡剤、流動調整剤等の各種
添加剤などを配合してもよい。なお、前記各種顔料や骨
材の総配合量は、塗料中60重量%以下、好ましくは3
0〜55重量%が適当である。
【0012】本発明の塗料組成物は、以上説明した構成
成分からなるが、主剤となるエポキシ樹脂と硬化剤と
は、塗装直前に混合して塗料化し、コテ、ヘラ、ローラ
ー、刷毛等の塗装手段により、水中もしくは湿潤状態に
あるコンクリート構造物や鋼構造物等の各種被塗物に塗
装する。なお、塗布量は任意に選択すればよいが、通常
300〜1000g/m2が適当である。
【0013】
【実施例】以下、本発明について更に、実施例により詳
細に説明する。なお、実施例中「部」は、重量基準で示
す。実施例1 〔主剤成分〕 疎水性ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂 注1) 100部 自己乳化型液状エポキシ樹脂 注2) 150部 沈降性硫酸バリウム 250部 酸化チタン 50部 注1)「アデカレジンEP−4400」(旭電化工業社製商品名) エポキシ当量165 注2)「アデカレジンEPES−0425」(旭電化工業社製商品名) エポキシ当量230 〔硬化剤成分〕 ケチミン化合物 注3) 100部 変性脂肪族ポリアミン 注4) 100部 沈降性硫酸バリウム 200部 カーボンブラック 2部 注3)「アデカハードナーEH−235G」(旭電化工業社製商品名) アミン価800 注4)「アデカハードナーEH−266」(旭電化工業社製商品名) アミン価350 塗装直前に、上記主剤成分100部と硬化剤成分50部
とを混合し(エポキシ当量1当量に対して、活性水素1.
38当量)、塗料を調製した。
【0014】実施例2 〔主剤成分〕 疎水性ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂 注5) 100部 自己乳化型液状エポキシ樹脂 注2) 50部 沈降性硫酸バリウム 150部 酸化チタン 30部 注5)「アデカレジンEP−4520S」(旭電化工業社製商品名) エポキシ当量205 〔硬化剤成分〕 ケチミン化合物 注3) 100部 変性芳香族ポリアミン 注6) 200部 沈降性硫酸バリウム 300部 カーボンブラック 3部 注6)「アデカハードナーEH−551」(旭電化工業社製商品名) アミン価270 塗装直前に、上記主剤成分100部と硬化剤成分50部
とを混合し(エポキシ基1当量に対して、活性水素1.2
4当量)、塗料を調製した。
【0015】実施例3 〔主剤成分〕 疎水性ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂 注5) 100部 自己乳化型液状エポキシ樹脂 注2) 25部 沈降性硫酸バリウム 125部 酸化チタン 30部 〔硬化剤成分〕 ケチミン化合物 注3) 100部 変性脂肪族ポリアミン 注4) 100部 変性芳香族ポリアミン 注6) 100部 沈降性硫酸バリウム 300部 カーボンブラック 3部 塗装直前に、上記主剤成分100部と硬化剤成分50部
とを混合し(エポキシ基1当量に対して、活性水素1.2
7当量)、塗料を調製した。
【0016】実施例4 〔主剤成分〕 疎水性ビスフェノールF型液状エポキシ樹脂 注7) 100部 自己乳化型液状エポキシ樹脂 注2) 100部 沈降性硫酸バリウム 200部 酸化チタン 50部 注7)「アデカレジンEP−4950」(旭電化工業社製商品名) エポキシ当量190 〔硬化剤成分〕 ケチミン化合物 注3) 100部 変性脂肪族ポリアミン 注4) 70部 変性芳香族ポリアミン 注6) 130部 沈降性硫酸バリウム 300部 カーボンブラック 3部 塗装直前に、上記主剤成分100部と硬化剤成分50部
とを混合し(エポキシ基1当量に対して、活性水素1.2
7当量)、塗料を調製した。
【0017】比較例1 〔主剤成分〕 疎水性ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂 注1) 100部 沈降性硫酸バリウム 100部 酸化チタン 25部 実施例1において、主剤成分を上記のものに変更した以
外は、同様にして主剤成分100部と硬化剤成分50部
とを混合して、塗料を調製した。
【0018】比較例2 〔主剤成分〕 自己乳化型液状エポキシ樹脂 注2) 100部 沈降性硫酸バリウム 100部 酸化チタン 25部 実施例1において、主剤成分を上記のものに変更した以
外は、同様にして主剤成分100部と硬化剤成分30部
とを混合して、塗料を調製した。
【0019】比較例3 〔硬化剤成分〕 変性脂肪族ポリアミン 注4) 100部 沈降性硫酸バリウム 100部 カーボンブラック 1部 実施例1において硬化剤成分を上記のものに変更した以
外は、同様にして主剤成分100部と硬化剤成分50部
とを混合して塗料を調製した。 〈性能試験〉淡水中に7日間浸漬し、水分を充分に浸み
込ませたコンクリート製平板(300×300×60m
m)表面を、タワシにて清浄した後、該表面に各実施
例、比較例で調製した塗料をゴム製ヘラにて塗布量約5
00g/m2 となるよう水中(15℃)にて塗装し、そ
の時の塗装のしやすさを表1に示した。
【0020】更に、塗装したコンクリート製平板をその
まま水中にて14日間養生し、塗膜を硬化させ、次いで
水中より取り出し、24時間室温にて自然乾燥させ、各
試験体につき、塗膜のコンクリート製平板面への付着強
さを測定し、その結果を表1に示した。なお、付着性試
験方法は以下の通り行なった。JIS A 6909の
5.8に従い、各試験体につき、40×40mmの大きさで
コンクリート製平板表面に達する切り込みを入れ、切り
込み内の塗膜表面に、鋼製引張ジグをエポキシ樹脂系接
着剤にて接着し、24時間放置した。試験体を水平方向
に固定した状態で、引張ジグを垂直方向に加重速度17
5kgf/min にて引張り、引張り最大荷重を求め、付着
強さ〔kgf/cm2 〕で表わした。
【0021】表1の結果からも明らかの通り、本発明の
塗料組成物である実施例1〜4の塗料組成物は、塗装作
業性がよく、また付着強さも優れていた。一方、自己乳
化型液状エポキシ樹脂を配合しない比較例1の塗料組成
物はコンクリート製平板に塗料が付着せず、塗膜が形成
されなかった。また、疎水性液状エポキシ樹脂を配合し
ない比較例2の塗料組成物は、部分的に塗膜が形成され
るものの、水中に塗料が溶け出し、水が白濁した。更
に、硬化剤としてケチミン化合物を配合しない比較例3
の塗料組成物は、塗装作業性悪く、また付着強さも不充
分であった。
【0022】
【表1】 表 1 付着強さ実施例 水中での塗装作業性 ( kgf/cm2) 剥離状態 1 支障なく塗布出来た 20 コンクリート製平板の破壊 2 支障なく塗布出来た 21 コンクリート製平板の破壊 3 支障なく塗布出来た 19 コンクリート製平板の破壊 4 支障なく塗布出来た 20 コンクリート製平板の破壊 ───────────────────────────────────比較例 1 塗料が水中に分散し ──── ─────────── 塗布出来なかった。 2 部分的に塗膜を形成 ──── ─────────── したが、塗料が水 中に溶け出し、白 濁した。 3 5〜6回強く擦り付 <5 塗膜とコンクリート製平板 けると塗布できた の境界剥離 が、塗装作業性が 悪かった。
【0023】
【発明の効果】本発明の水中硬化性塗料組成物は、水中
もしくは湿潤状態にある各種構造物に対して塗装可能で
あり、特に水が含浸しているコンクリート構造物に対し
ても付着性の優れた塗膜を形成できる画期的な塗料であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ樹脂と、その硬化剤とを展色剤
    とする無溶剤型水中硬化性塗料組成物において、前記エ
    ポキシ樹脂として、常温で液状の疎水性エポキシ樹脂
    と、常温で液状の自己乳化型エポキシ樹脂とからなる混
    合エポキシ樹脂を用い、前記硬化剤として、その一部又
    は全部にケチミン化合物を用いることを特徴とする、水
    中硬化性塗料組成物。
  2. 【請求項2】 前記常温で液状の疎水性エポキシ樹脂
    と、前記常温で液状の自己乳化型エポキシ樹脂との重合
    混合割合が〔100:20〜100:200〕であり、
    かつ該混合エポキシ樹脂中に含まれるエポキシ基1当量
    に対し、硬化剤を、該硬化剤中に含まれる活性水素が0.
    7〜1.5当量になるように配合してなる、請求項1の水
    中硬化性塗料組成物。
  3. 【請求項3】 水中もしくは湿潤状態にあるコンクリー
    ト構造物に対する塗装に使用される、請求項1又は請求
    項2の水中硬化性塗料組成物。
JP956797A 1996-03-21 1997-01-22 水中硬化性塗料組成物 Pending JPH09310044A (ja)

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