JPH10114813A - 一液型ウレタン樹脂組成物 - Google Patents

一液型ウレタン樹脂組成物

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JPH10114813A
JPH10114813A JP9235646A JP23564697A JPH10114813A JP H10114813 A JPH10114813 A JP H10114813A JP 9235646 A JP9235646 A JP 9235646A JP 23564697 A JP23564697 A JP 23564697A JP H10114813 A JPH10114813 A JP H10114813A
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JP
Japan
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adduct
compd
polyisocyanate
compound
urethane resin
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JP9235646A
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Keisuke Fukuda
恵介 福田
Michio Sekine
道夫 関根
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Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (1)末端にイソシアネート基を有する
ウレタンポリマー、(2)アミノシラン化合物またはメ
ルカプトシラン化合物と有機ポリイソシアネートとの付
加物、(3)エポキシシラン化合物、並びに場合により
(4)添加剤よりなる接着性を付与した一液型ウレタン
樹脂組成物。 【効果】 本発明により得られた一液型ウレタン樹脂組
成物は金属、ガラス、モルタルなどに対して優れた接着
性を有するため、耐久性の優れた接着剤、シーリング
材、塗料などを製造することができる。また本発明の組
成物は貯蔵安定性が良好であり、貯蔵中に変質を起こさ
ないため土木建築用資材として実用性が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリウレタン樹脂組成
物の接着性を向上せしめ、特に金属(アルミ、銅)及び
ガラスに対する接着力を付与したポリウレタン樹脂組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリウレタン樹脂組成物は接着剤、シー
リング材、塗料などに広く使用されているが、被着体に
対して充分な接着力がなければならない。
【0003】しかし、従来ポリウレタン樹脂組成物で
は、金属、ガラス、モルタルに対して一般に充分な接着
力が得られない。そこで、接着力を向上させるため、従
来行われている方法のひとつに被着体のプライマー処理
がある。しかし、この方法では作業の手間と工事費用が
増える欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ポリウレタン樹脂組成
物に接着力を付与するため使用されるシランカップリン
グ剤として、アミノシラン化合物が優れた接着力を示す
が、その反面アミノ基がポリウレタン樹脂のイソシアネ
ート基と反応するため、一液型組成物の処方確立が困難
であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を克服して充分な接着力を得るため、鋭意研究した結
果、シランカップリング剤のアミノ基およびメルカプト
基とイソシアネート基とを反応させ末端イソシアネート
変性した付加物及びエポキシシラン化合物の併用によ
り、貯蔵安定性を悪化せず、接着性を向上させうること
を見出し、本発明を完成させた。
【0006】即ち本発明は、(1)末端にイソシアネー
ト基を有するウレタンポリマー、(2)アミノシラン化
合物またはメルカプトシラン化合物と有機ポリイソシア
ネートとの付加物、(3)エポキシシラン化合物、並び
に場合により(4)添加剤よりなる接着性を付与した一
液型ウレタン樹脂組成物である。
【0007】本発明においてポリイソシアネートと反応
させ接着付与剤の製造に使用するシラン化合物は、アミ
ノシラン化合物及びメルカプトシラン化合物である。ア
ミノシラン化合物は分子内に1個または複数個の第1級
及び/または第2級アミノ基を有する有機シラン化合物
である。具体的には例えば、3−アミノプロピルメチル
ジエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、ビス〔3−(トリエトキシシリル)プロピル〕ア
ミン、ビス〔3−(トリメトキシシリル)プロピル〕エ
チレンジアミン、1,3−ジビニルテトラメチルジシラ
ザン、へキサメチルジシラザン、N−メチルアミノプロ
ピルトリエトキシシラン、メチル−3−〔2−(3−ト
リメトキシシリルプロピルアミノ)エチルアミノ〕−3
−プロピオネート、トリエトキシシリルプロピルエチル
カーバメート、N−(トリエトキシシリルプロピル)尿
素、1−トリメトキシシリル−2−〔p−(アミノメチ
ル)フェニル〕エタン、1−トリメトキシシリル−2−
〔m−(アミノメチル)フェニル〕エタン、トリメトキ
シシリルプロピルアリルアミン、トリメトキシシリルプ
ロピルジエチレントリアミン、p−アミノフェニルトリ
メトキシシラン、アミノエチルアミノメチルフェネチル
トリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシ
シラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3
−アミノプロピルメチルジメトキシシランなどである。
【0008】またメルカプトシラン化合物は分子内に1
個または複数個のメルカプト基を有する有機シラン化合
物である。具体的には例えば、メルカプトエチルトリエ
トキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシ
ランなどである。
【0009】本発明においてこれらのアミノシラン化合
物またはメルカプトシラン化合物と反応させ、付加物を
製造するのに用いる有機ポリイソシアネートは、例え
ば、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TD
I)、2,6−トリレンジイソシアネート(2,6−T
DI)、及びその混合物(TDI)、ジフェニルメタン
−4,4’−ジイソシアネート(4,4’−MDI)、
ジフェニルメタン−2,4’−ジイソシアネート(2,
4’−MDI)、及びその混合物(MDI)、ナフタレ
ン−1,5−ジイソシアネート(NDI)、3,3’−
ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート
(TODI)、キシリレンジイソシアネート(XD
I)、ジシクロへキシルメタン・ジイソシアネート(水
素化HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPD
I)、へキサメチレンジイソシアネート(HDI)、水
素化キシリレンジイソシアネート(HXDI)、粗製T
DI 、ポリメチレン・ポリフェニルイソシアネート
(粗製MDI)、及びこれらのイソシアネート類のイソ
シアヌレート化変性品、カルボジイミド化変性品、ビュ
レット化変性品などである。
【0010】アミノシラン化合物またはメルカプトシラ
ン化合物と有機ポリイソシアネートとの付加物を製造す
る際には、前記の有機ポリイソシアネートのうち脂肪族
ポリイソシアネートと脂環族ポリイソシアネートはその
まま反応する。芳香族ポリイソシアネートは、付加物が
結晶化する傾向があるため一旦プレポリマー化した後反
応させる方がよい。プレポリマー化は下記の末端にイソ
シアネート基を有するウレタンプレポリマーの製造方法
に準じて行う。有機ポリイソシアネートまたはそのプレ
ポリマーのアミノシラン化合物またはメルカプトシラン
化合物との反応比率は、アミノ基または、メルカプト基
1個に対し、有機ポリイソシアネートまたはそのプレポ
リマーが0.2〜1.0モルになるようにする。得られ
た付加物は本発明の組成物の総量に対し0.5〜20重
量%使用する。使用量がこの範囲より少ないと接着性が
向上せず、またこの範囲より多いと貯蔵安定性が低下
し、スランプが発生するなどの問題を生ずる。
【0011】本発明に使用するエポキシシラン化合物
は、脂肪族または脂環族エポキシ基を有する有機シラン
化合物である。具体的には、例えば3−(グリシドキ
シ)プロピルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポ
キシシクロへキシル)エチルトリメトキシシランなどで
ある。その使用量は本発明の組成物の総量に対し0.0
5〜1.0重量%である。使用量がこの範囲より少ない
と接着性が向上せず、またこの範囲より多いと貯蔵安定
性が低下し、スランプが発生するなどの問題を生ずる。
【0012】本発明に使用する末端にイソシアネート基
を有するプレポリマーは、有機ポリイソシアネートとポ
リオールとを60〜90℃で数時間反応させて製造す
る。そのイソシアネート基含有量は0.5〜5重量%が
好ましく、とくに好ましい範囲は0.7〜2重量%であ
る。末端にイソシアネート基を有するプレポリマーは、
組成物の総量に対し10〜70重量%使用する。
【0013】プレポリマーの製造には前記の有機ポリイ
ソシアネートを使用する。またポリオールは2乃至8官
能性のポリエーテルポリオールまたはポリエステルポリ
オールでその分子量は400乃至6,000が適当であ
る。これらのポリエーテルポリオールのうち本発明に使
用するものは例えば、エチレングリコール、ジエチレン
グリコール、プロピレングリコール、1,4−ブチレン
グリコール、ジヒドロキシ・ジフェニルプロパン、グリ
セリン、へキサントリオール、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、スクロー
ス、ジプロピレングリコール、ジヒドロキシ・ジフェニ
ルメタン、ジヒドロキシジフェニルエーテル、ジヒドロ
キシビフェニル、ハイドロキノン、レゾルシン、ナフタ
レンジオール、アミノフェノール、アミノナフトール、
フェノールホルムアルデヒド縮合物、フロログルシン、
メチルジエタノールアミン、エチルジイソプロパノール
アミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、へ
キサメチレンジアミン、ビス(p−アミノシクロへキシ
ル)メタン、トリレンジアミン、ジフェニルメタンジア
ミン、ナフタレンジアミンなどにエチレンオキサイド、
プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、スチレン
オキサイドなどを1種または2種以上(以下単にアルキ
レンオキサイドと略記する)付加せしめて得られるポリ
エーテルポリオールである。
【0014】ポリエステルポリオールとしては例えば、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、トリメチレン
グリコール、1,3−または1,4一ブチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、1,6−へキサメチレン
グリコール、デカメチレングリコール、ビスフェノール
A、ビスフェノールF、p−キシリレングリコール、
1,4−シクロへキサンジオール、1,4−シクロへキ
サンジメタノール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、へキサントリオール、ペンタエリスリトールの1種
または2種以上とマロン酸、マレイン酸、こはく酸、ア
ジピン酸、グルタル酸、ピメリン酸、セバシン酸、しゅ
う酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、へキサ
ヒドロフタル酸などの1種または2種以上からのポリエ
ステルポリオール、またはプロピオラクトン、ブチロラ
クトン、カプロラクトンなどの環状エステルを開環重合
したポリオール;さらに上記ポリオールと環状エステル
とより製造したポリエステルポリオール、及び上記ポリ
オール、2塩基酸、環状エステル3種より製造したポリ
エステルポリオールが使用できる。
【0015】本発明で用いるポリオールとして、また
1,2−ポリブタジエンポリオール、1,4−ポリブタ
ジエンポリオール、ポリクロロプレンポリオール、ブタ
ジエンーアクリロニトリル共重合体ポリオール、ポリジ
メチルシロキサンジカルビノールなども用いられる。以
上のほか、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、及
びひまし油のようなリシノール酸エステルも使用でき
る。
【0016】さらに前記のポリエーテルポリオールない
しポリエステルポリオールに、アクリロニトリル、スチ
レン、メチルメタアクリレートの如きエチレン系不飽和
化合物をグラフト重合させて得たポリマーポリオールも
使用できる。これらのポリオールは単独または2種以上
混合して使用する。つぎに本発明の使用するその他の添
加剤は溶剤、充填剤、可塑剤、揺変剤、安定剤、着色剤
などであってこれらは必要に応じ使用する。
【0017】溶剤には例えば、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素、へキサン、ヘプタン、オクタン等の脂
肪族炭化水素のほか、ガソリンから灯油留分に至る石油
系溶剤類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン
類、セロソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテー
ト等のエーテルエステル等があり、組成物中1〜20重
量%の範囲で使用する。
【0018】充填剤のうち無機物としては例えば、炭酸
カルシウム、クルク、クレー、マイカ、グラファイト、
水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネ
シウム、硫酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウ
ム、酸化チタン、酸化鉄、無水珪酸、ガラスフレーク、
カーボンブラック、珪石、岩綿などがある。これらの形
状は、粉状、鱗片状、繊維状を呈し、そのまま使用する
こともできるが、予めその表面にチタン処理、シリコン
処理などを行えば硬化したウレタン弾性体の物性を向上
することができる。また有機物としては瀝青物、松脂、
樹脂粉、木粉、動植物繊維、人造繊維などがある。
【0019】以上のほか微小な中空球、例えばシリカバ
ルーン、ガラスバルーン、フェノール樹脂バルーン、塩
化ビニリデン樹脂バルーン、シラスバルーン、パーライ
トなども使用することができる。
【0020】本発明においては可塑剤を使用することが
できる。これらの可塑剤は、例えばジブチルフタレー
ト、ジオクチルフタレート、トリクレジルホスへ−ト、
トリス(2−クロロエチル)ホスへ−ト、トリス(クロ
ロプロピル)ホスへ−ト、トリス(2,3−ジクロロプ
ロピル)ホスへ−ト、トリス(2,3−ジブロモプロピ
ル)ホスへ−ト、ジオクチルアジペート、ジブチルセバ
ケートなどである。また本発明においては製品の耐久性
を増加するため、安定剤として熱安定剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤及び紫外線安定剤の1種または2種以上を
使用することができる。
【0021】熱安定剤としてはテトラメチル・チウラム
ジスルフイド、ジメチル・ジチオカルバミン酸銅などを
使用する。酸化防止剤としては位置障害形フェノール類
を使用し、例えば商品名イルガノックス1010、イル
ガノックス1076(チバガイギー社製)および商品名
ヨシノックスBHT、ヨシノックスBB、ヨシノックス
GSY−930(吉野製薬社製)などがこれに相当す
る。
【0022】紫外線吸収剤としては、例えば商品名チヌ
ビンP、チヌビン327、チヌビン328(チバガイギ
ー社製)などのベンゾトリアゾール類、または商品名ト
ミソープ800(吉野製薬社製)などのベンゾフェノン
類を使用し得る。また紫外線安定剤としては、例えば商
品名サノールLS770、サノールLS744、チヌビ
ン144(チバガイギー社製)などの位置障害形アミン
類、または商品名チヌビン120、イルガスタブ200
2(チバガイギー社製)などが好ましい。
【0023】本発明を実施するにはシラン化合物と有機
ポリイソシアネートの付加物、エポキシシラン化合物、
溶剤、充填剤その他の添加剤を十分混合する。得られた
混合物に末端にイソシアネート基を有するウレタンプレ
ポリマーを加え、更に十分混合すれば本発明の組成物を
得る。組成物は缶、チューブ等に詰め、湿気が入らぬ様
に密封し貯蔵する。貯蔵後必要に応じ随時対象物に施工
する。
【0024】
【実施例】以下に本発明について実施例を述べる。本発
明には次の原料を使用した。 (1)アミノシラン化合物と脂肪族ポリイリシアネート
との付加物(付加物−A) イソシアネートとしてイソホロンジイソシアネート1モ
ルを使用し、これを3−アミノプロピルトリエトキシシ
ラン1モルと100℃で5時間反応させ、キシレンを加
えて不揮発分を30%にした。末端NCO基を2.8重
量%含有する。 (2)アミノシラン化合物と芳香族ポリイリシアネート
との付加物(付加物−B) 2,4−トリレンジイソシアネート2モルを使用し、こ
れをエチレングリコールにプロピレンオキサイドを付加
重合して得た分子量2000のポリオール1モルと80
℃で5時間反応させてプレポリマーを合成し、更に3−
アミノプロピルトリエトキシシラン1モルと80℃で2
時間反応させ、キシレンを加え不揮発分を50%にし
た。末端NCO基を0.8重量%含有する。 (3)エポキシシラン化合物 日本ユニカー社製A−187(3−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン)(4)アミノシラン化合物 日本ユニカー社製A−1100(3−アミノプロピルト
リエトキシシラン) (5)プレポリマー 4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート1.5モ
ルをエチレングリコールにプロピレンオキサイドを付加
重合して得た分子量3000のポリオール1モルと90
℃で6時間反応させた。末端NCO基を1.3重量%含
有する。
【0025】本実施例において接着性試験はJIS A
−5758記載の引張接着性試験方法に準拠し、被着体
としてアルミニウム板を使用して測定した。次に貯蔵安
定性はウレタン樹脂組成物を50℃で7日または14日
放置した後、JIS K−2808により針入度を測定
した。針入度の5秒値が300(10-1mm)以上あれ
ば施工を容易に行えるため、14日放置後針入度の5秒
値が300以上あれば貯蔵安定性は良好である。またス
ランプはJIS A−5758記載のスランプ測定方法
に準拠し、50±3℃に6時間放置後容器の下端から垂
れ下がった距離を測定した。
【0026】実施例1 高粘度用混合ミキサーに充分乾燥した炭酸カルシウム2
0重量部、酸化チタン6重量部、ジオクチルフタレート
(DOP)25重量部、プレポリマー35重量部、超微
粒子シリカ(エロジル)2重量部、付加物−B 1重量
部を装入して均一に撹拌する。均一に分散させた後、脱
水したキシレン11重量部を加え均一に分散させて本発
明の一液型ウレタン樹脂組成物を得た。上記組成物の接
着試験を行った結果表−1に示すごとく接着力が上昇
し、かつ貯蔵安定性が表−1に示すごとく良好なことが
認められた。
【0027】実施例2 実施例1においてエポキシシラン化合物(日本ユニカー
社製 A−187)0.1重量部を添加し、以下実施例
1と全く同様に処理した。結果は表−1に示すごとく接
着力は実施例1よりも更にすぐれ、かつ貯蔵安定性が実
施例1と同様に良好なことが認められた。
【0028】実施例3 実施例1において、付加物−Bを付加物−Aに置き換え
た以外は、実施例1と全く同様に処理した。結果は表−
1に示すごとく接着力が上昇し、かつ貯蔵安定性も良好
なことが認められた。
【0029】実施例4 実施例3にエポキシシラン化合物(日本ユニカー社製
A−187)0.1重量部を添加した以外は、実施例3
と全く同様に処理した。結果は表−1に示すごとく接着
力は実施例3よりも更にすぐれかつ貯蔵安定性も良好な
ことが認められた。
【0030】比較例1 実施例1において、アミノシラン化合物と芳香族ポリイ
ソシアネートとの付加物−Bを使用しなかつた以外は実
施例1と全く同様に処理した。結果は表−1に示すごと
く接着力は低い。
【0031】比較例2 実施例1において、アミノシラン化合物と芳香族ポリイ
ソシアネートとの付加物−Bを使用せず、アミノシラン
化合物(日本ユニカー社製 A−1100)を0.1重
量部添加した以外は、実施例1と全く同様に処理した。
結果は表−1に示すごとく接着力は良好であるが、貯蔵
安定性が悪くスランプが発生する。
【0032】比較例3 実施例1において、アミノシラン化合物と芳香族ポリイ
ソシアネートとの付加物−Bを使用せず、エポキシシラ
ン化合物(日本ュニカー社製 A−187)0.1重量
部を添加した以外は、実施例1と全く同様に処理した。
結果は表−1に示すごとく、貯蔵安定性が悪くスランプ
が発生する。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】本発明により得られた一液型ウレタン樹
脂組成物は金属、ガラス、モルタルなどに対して優れた
接着性を有するため、耐久性の優れた接着剤、シーリン
グ材、塗料などを製造することができる。また本発明の
組成物は貯蔵安定性が良好であり、貯蔵中に変質を起こ
さないため土木建築用資材として実用性が高い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)末端にイソシアネート基を有するウ
    レタンポリマー、(2)アミノシラン化合物またはメル
    カプトシラン化合物と有機ポリイソシアネートとの付加
    物、(3)エポキシシラン化合物、並びに場合により
    (4)添加剤よりなる接着性を付与した一液型ウレタン
    樹脂組成物。
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