JPH09309945A - ポリフェニレンコポリマー - Google Patents

ポリフェニレンコポリマー

Info

Publication number
JPH09309945A
JPH09309945A JP7290789A JP29078995A JPH09309945A JP H09309945 A JPH09309945 A JP H09309945A JP 7290789 A JP7290789 A JP 7290789A JP 29078995 A JP29078995 A JP 29078995A JP H09309945 A JPH09309945 A JP H09309945A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phenylene
polymer
group
acid
aryl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7290789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4104679B2 (ja
Inventor
S Tolimer Mark
エス.トリマー マーク
Wan In
ワン イン
Iii Matthew L Marrocco
エル.マーロッコ ザ サード マシュー
J Lee Virgil
ジェイ.リー バージル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MAKUSUDEMU Inc
Maxdem Inc
Original Assignee
MAKUSUDEMU Inc
Maxdem Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MAKUSUDEMU Inc, Maxdem Inc filed Critical MAKUSUDEMU Inc
Priority to JP29078995A priority Critical patent/JP4104679B2/ja
Publication of JPH09309945A publication Critical patent/JPH09309945A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4104679B2 publication Critical patent/JP4104679B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G2261/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a carbon-to-carbon link in the main chain of the macromolecule
    • C08G2261/30Monomer units or repeat units incorporating structural elements in the main chain
    • C08G2261/31Monomer units or repeat units incorporating structural elements in the main chain incorporating aromatic structural elements in the main chain
    • C08G2261/312Non-condensed aromatic systems, e.g. benzene

Landscapes

  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Polyamides (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyethers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 置換アリーレン繰返し単位を有するポリアリ
ーレンコポリマーを提供する。 【解決手段】 1個以上の下式で表されるアリーレン繰
返し単位を含んで成る繰返し単位を含む新規のポリアリ
ーレンコポリマーを提供する: (−Ar−/−Y−)n 上式中Yは存在しないか又は−Z−、−Z−Ph−、−
Ph−Z−Ph−からなる群より選ばれる二価の基であ
り、但し、前記Zは−O−、−S−、−NR−、−O
(CO)−、−O(CO2 )−、−(CO)NH(C
O)−、−NR(CO)−、フタルイミド、ピロメリッ
トイミド、−CO−、−SO−、−SO2 −、−P
(O)R−、−CH2 −、−CF2 −、及び−CRR’
−であり;Phがフェニレン(オルト、メタ又はパラ-
フェニレン)であり;nが4を超える数である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、置換アリーレン繰
返し単位を主鎖に有するポリアリーレンコポリマーに関
する。前記ポリマーを電気装置の誘電絶縁体及び耐熱性
プラスチックとして使用することができる。また、本発
明は、酸及び複素環式繰返し単位を有するポリアリーレ
ンコポリマーを含んで成るイオン性組成物に関する。前
記イオン性組成物を高分子電解質として使用することが
できる。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリア
リーレンは、基本のアリレーン単位が優れた熱安定性及
び化学安定性を有するために関心が持たれている。フェ
ニレン単位のみを含むポリマーは公知である。これらを
製造するための一つの方法には、P. Kovacic, et al.,
Chem. Rev., 1987, 87, 357-379 に記載されているよう
に、ベンゼンのような芳香族化合物の酸化カップリング
がある。この方法は、塩化第二銅のような化学酸化体と
ルイス酸触媒の使用を伴い、一般に、不定構造の不溶性
ポリフェニレンが結果として生じる。ベンゼンの酸化に
より生じるポリフェニレンは枝分かれ鎖の低分子量のも
のであるとされている。
【0003】より明確な組成のポリフェニレンは、J.
K. Stille, Die Makromolekulare Chemie, 1972, 154,
49-61に報告されている。未置換の親化合物であるポリ
フェニレンは全ての溶剤に不溶性であり、且つ溶融しな
かった。相当に精製されたことにより高価なモノマーの
ディールス−アルダー付加環化反応(Diels-Alder cycl
oaddition )によって調製されたフェニル置換ポリフェ
ニレンは、有機溶剤に可溶性であり、フィルムに加工す
ることが可能である。これらのフェニレン置換ポリフェ
ニレンは、パラ位及びメタ位のカートネーション(cate
nation)を共に主鎖に有するが、パラ位とメタ位との割
合はモデル化合物の研究から推測されているのみであ
る。置換ポリフェニレンは、M. L. Marrocco等による米
国特許第5,227,457号に開示されている。Marr
occo等は、有機側基の付加により可溶性となった剛性ロ
ッド(即ち、1,4又はパラ結合が支配的な)ポリフェ
ニレンを開示している。該側基は、溶剤と正の相互作用
するが、電気的に中性の(電荷を帯びていない)基から
選ばれる。置換ポリフェニレンの、熱安定性、ガラス転
移温度(Tg )及び誘電定数(K)を含む化学的及び物
理的特性は、安定化基及びポリマー主鎖の構造に依存す
る。優れた溶解性及び加工性を維持しつつ、より低いK
及びTg を有するポリフェニレンを見出すことが望まれ
ている。また、比較的安価な出発物質から製造すること
が可能な、明確な構造を有し且つ高純度のポリフェニレ
ンを提供することが望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の実施によって、
少なくとも幾つかがペンダント有機基で置換されたアリ
ーレン芳香族核を含んでなる繰返し単位を含むコポリマ
ーが提供される。該芳香族核はメタ(1,3)位又はパ
ラ(1,4)位においてポリマー主鎖と結合されてお
り、フェニレン核又は環の1、2若しくは3個のCHが
Nで置き替えられたヘテロ芳香族核であることができ
る。1個のCHがNで置き替えられた芳香族核はピリジ
ン核であり、2個のCHがNで置き替えられた芳香族核
はピリジン、ピリミジン又はピリダジン核であり、3個
のCHがNで置き替えられた芳香族核はトリアジン核で
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のコポリマーは下記一般式
で表される構造を含んでなる:
【化14】 上式中−Ar−は、1種以上の下式で表されるアリーレ
ン又はヘテロアリーレン繰返し単位である:
【化15】 及び
【化16】 上式中、芳香族CH基の1〜3個はNにより任意に置き
替えられていてよい;式(1)中の繰返し単位の少なく
とも0.1モル%及び好ましくは少なくとも1モル%が
−Ar−である;アリーレンセグメントの数平均セグメ
ント長さは2を超え、好ましくは3を超え、より好まし
くは4を超え、パラ−アリーレンの繰返し単位が存在す
る場合には、その数平均セグメント長さは1〜約8の範
囲である;メタ−アリーレン繰返し単位が存在する場合
には、その数平均セグメント長さは1を超える;xは0
〜4であり、ペンダント基(A)は、−F、−CN、−
CHO、−COR、−CR=NR’、−OR、−SR、
−SO2 R、−OCOR、−CO2 R、−NRR’、−
N=CRR’、−NRCOR’、−CONRR’及びR
から成る群より独立に選ばれ、前記R及びR’は、H、
アルキル、置換アルキル、アリール、置換アリール、ヘ
テロアリール及び置換ヘテロアリールからなる群より独
立に選ばれ、並びにR及びR’は一緒に結合していてよ
い;Yは、存在しないか、又は−Z−、−Z−Ph−及
び−Ph−Z−Ph−からなる群より選ばれる二価の基
であり、前記Zは、−O−、−S−、−NR−、−O
(CO)−、−O(CO2 )−、−(CO)NH(C
O)−、−NR(CO)−、フタルイミド、ピロメリッ
トイミド、−CO−、−SO−、−SO2 −、−P
(O)R−、−CH2 −、−CF2 −及び−CRR’−
からなる群より選ばれる二価の基である;Phはフェニ
レン(オルト、メタ又はパラ−フェニレン)である;Y
が存在しない場合には、少なくとも2種の置換的又は異
性的に異なる型の−Ar−繰返し単位が存在する;繰返
し単位100個毎に少なくとも1個、好ましくは繰返し
単位10個毎に少なくとも1個、より好ましくは繰返し
単位5個毎に少なくとも1個、最も好ましくは繰返し単
位2個毎に少なくとも1個がペンダント側基Aを有す
る;並びにnは数平均重合度を表すものであって、約4
を超える数、好ましくは約10〜10,000、より好
ましくは約20〜1,000、最も好ましくは約50〜
500の数である。
【0006】1個以上の−Ar−型又は−Y−型の繰返
し単位が存在する。コポリマーの無制限の例は、(−A
r−/−Ar’−/−Y−)(−Ar−/−Ar’−/
−Ar’’−/Y−)(−Ar−/−Y−Y’−)等で
ある。2個の隣接する側基Aは架橋されていてよい。架
橋基の無制限の例には以下の基が含まれる:
【化17】 上式中R’’は、H、アルキル、アリール、−OH、−
NH2 、−SH、アルコキシ、アリーロキシ、チオアル
キル、チオアリール、置換アルキル及び置換アリールで
ある。
【0007】本発明の実施において有用なアルキル基−
Rの例には、制限するわけではないが、メチル、エチ
ル、プロピル、n−ブチル、t−ブチル、ドデカニル、
トリフルオロメチル、ペルフルオロ−n−ブチル、2,
2,2−トリフルオロエチル、ベンジル、2−フェノキ
シエチル等がある。
【0008】本発明の実施において有用なアリール基−
Rの例には、制限するわけではないが、フェニル、2−
トリル、3−トリル、4−トリル、ナフチル、ビフェニ
ル、4−フェノキシフェニル、4−フルオロフェニル、
3−カルボメトキシフェニル、4−カルボメトキシフェ
ニル等がある。
【0009】本発明の実施において有用なアルコキシ基
−ORの例には、制限するわけではないが、メトキシ、
エトキシ、2−メトキシエトキシ、t−ブトキシ等があ
る。本発明の実施において有用なアリーロキシ基−OR
の例には、制限するわけではないが、フェノキシ、ナフ
トキシ、フェニルフェノキシ、4−メチルフェノキシ等
がある。
【0010】本発明の実施において有用なケトン基−C
ORの例には、制限するわけではないが、アセチル、プ
ロピオニル、t−ブチルカルボニル、2−エチルヘキシ
ルカルボニル、フェニルカルボニル(ベンゾイル)、フ
ェノキシフェニルカルボニル、1−ナフチルカルボニ
ル、2−ナフチルカルボニル、ニコチノイル、イソニコ
チノイル、4−メチルフェニルカルボニル、2−フルオ
ロフェニルカルボニル、3−フルオロフェニルカルボニ
ル、4−フルオロフェニルカルボニル等がある。
【0011】本発明の実施において有用なアミン基−N
RR’の例には、制限するわけではないが、アミノ、ジ
メチルアミノ、メチルアミノ、メチルフェニルアミノ、
フェニルアミノ等がある。本発明の実施において有用な
イミン基−N=CRR’には、制限するわけではない
が、ジメチルイミノ(R=R’=メチル)、メチルイミ
ノ(R=H、R’=メチル)、フェニルイミノ(R=
H、R’=フェニル)等がある。
【0012】本発明の実施において有用なイミン基−C
R=NR’の例には、制限するわけではないが、フェニ
ル−N−メチルイミノ、メチル−N−メチルイミノ、フ
ェニル−N−フェニルイミノ等がある。本発明の実施に
おいて有用なアミド基−CONRR’の例には、制限す
るわけではないが、N,N−ジメチルアミノカルボニ
ル、N−ブチルアミノカルボニル、N−フェニルアミノ
カルボニル、N,N−ジフェニルアミノカルボニル、N
−フェニル−N−メチルアミノカルボニル等がある。
【0013】本発明の実施において有用なアミド基−N
RCOR’の例には、制限するわけではないが、N−ア
セチルアミノ、N−アセチルメチルアミノ、N−ベンゾ
イルアミノ、N−ベンゾイルメチルアミノ等がある。本
発明の実施において有用なエステル基−CO2 Rの例に
は、制限するわけではないが、メトキシカルボニル、ベ
ンゾイロキシカルボニル、フェノキシカルボニル、ナフ
チロキシカルボニル、エチルカルボキシ等がある。
【0014】本発明の実施において有用なエステル基−
OCORの例には、制限するわけではないが、フェニル
カルボキシ、4−フルオロフェニルカルボキシ、2−エ
チルフェニルカルボキシ等がある。本発明の実施におい
て有用なチオエーテル基−SRの例には、制限するわけ
ではないが、チオメチル、チオブチル、チオフェニル等
がある。
【0015】本発明の実施において有用なスルホニル基
−SO2 Rの例には、制限するわけではないが、メチル
スルホニル、エチルスルホニル、フェニルスルホニル、
トリルスルホニル等がある。
【0016】本発明の実施において有用な繰返し単位−
Ar−の例には、制限するわけではないが、フェニレン
(1,3−及び1,4−フェニレン)、5−アミノ−
1,3−フェニレン、4−ベンゾイル−1,3−フェニ
レン、5−ベンゾイル−1,3−フェニレン、2−ベン
ゾイル−1,4−フェニレン、4,4’−ビ−フェニル
ジイル、2−カルボキシ−メチル−1,4−フェニレ
ン、4−カルボキシメチル−1,3−フェニレン、5−
カルボキシメチル−1,3−フェニレン、1,3−ナフ
タレンジイル、1,4−ナフタレンジイル、5−フェノ
キシ−1,3−フェニレン、2−フェニル−1,3−フ
ェニレン、4−フェニル−1,3−フェニレン、5−フ
ェニル−1,3−フェニレン、2−フェニル−1,4−
フェニレン、2,6−ピリジンジイル、2,4−ピリジ
ンジイル、3,5−ピリジンジイル、3,6−ピリジン
ジイル、5,8−キノリンジイル、2,4−トルエンジ
イル、2,5−キシレンジイル等がある。上記したアリ
ーレン基の1,3位及び1,4位以外の特に列挙しなか
った異性体には、例えば、2,4−キノリンジイル、
2,5−キノリンジイル、2,6−キノリンジイル等が
ある。当業者は、本発明に使用するのに好適な他のAr
核を認識することができるであろう。
【0017】Zの好ましい例には、制限するわけではな
いが、Zが、−オキシ−1,4−フェニレン−2,2−
イソプロピリデン−1,4−フェニレン−オキシ−;−
オキシ−4,4’−ジフェニルメタン−オキシ;−オキ
シ−1,4−フェニレン−2、2−ヘキサフルオロイソ
プロピリデン−1,4−フェニレン−オキシ−;−カル
ボニロキシ−1,4−フェニレン−2,2−イソプロピ
リデン−1,4−フェニレン−オキシカルボニル−;等
であるように、ビスフェノールA、ビスフェノールAF
及び他のビスフェノールから誘導されるものである。追
加の好ましいZの例には、−ヘキサフルオロイソプロピ
リデン−2,2−ジイル;−イソプロピリデン−2,2
−ジイル;2−フェニル−1,1,1−トリフルオロエ
チリデン−2,2’−ジイル等がある。
【0018】−Ph−Z−Ph−型のエステル及びアミ
ドの好ましい例には、−(フェニレン−CONH−フェ
ニレン−NHCO)−フェニレン、−(フェニレン−C
ONH−フェニレン)−、−(フェニレン−COO−フ
ェニレン−OCO)−フェニレン−、−(フェニレン−
カルボニル)−フェニレン−、−(フェニレン−カルボ
ニル−フェニレン−オキソ−フェニレン−カルボニル−
フェニレン)−等がある。
【0019】本発明のポリマーがブロックコポリマーで
あり、且つYが存在しない場合には、繰返し単位Yはオ
リゴマーセグメント又はポリマーセグメントを形成する
ことができる。繰返し単位Yの無制限の例には、ポリア
ミド、ポリアリーレート、ポリアリーレンオキシド、ポ
リカーボネート、ポリジメチルシロキサン、ポリエステ
ル、ポリエーテルケトン、ポリフェニレン、置換ポリフ
ェニレン、ポリフェニレンスルフィド、ポリスチレン等
がある。
【0020】ブロックを形成している好ましいY単位
は、−(フェニレン−CONH−フェニレン−NHC
O)m −フェニレン、−(フェニレン−CONH)m
フェニレン−、−(フェニレン−COO−フェニレン−
OCO)m −フェニレン−、−(フェニレン−カルボニ
ル)m −フェニレン−及び−(フェニレン−カーボネー
ト−フェニレン−2,2−イソプロピリデン−カーボネ
ート)m −フェニレン−からなる群より選ばれる。
【0021】本明細書においてポリアリーレンオキシド
は(−Ar−O−)n 型のポリマーの一般名を意味す
る。前記ポリアリーレンオキシドには、制限するわけで
はないが、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレ
ンオキシド)、ポリ(2,6−ジフェニル−1,4−フ
ェニレンオキシド)、ポリ(オキシ−2,3,5,6−
テトラフルオロフェニレン)、及びポリ(オキシ−2,
6−ピリジンジイル)がある。本明細書においてポリエ
ーテルケトンは、フェニレン、オキソ及びカルボニル繰
返し単位を含んでなる種々のポリマーの一般名を意味
し、制限するわけではないが、ポリ(オキシ−1,4−
フェニレン−オキシ−1,4−フェニレン−カルボニル
−1,4−フェニレン)、PEEKとして知られている
ポリエーテルエーテルケトン、及び同類のポリマーであ
るPEK、PEKK等がある。本明細書においてポリア
リーレートは、テレフタル酸又はイソフタル酸と、ビス
フェノールA(2,2’−イソプロピリデンジフェノー
ル)、レソルシノール、ヒドロキノン、4,4’−ジヒ
ドロキシビフェニル等のようなジオールとから形成され
た種々のポリマーの一般名を意味する。上記した一般名
は当業者に公知である。
【0022】ポリアミドには、制限するわけではない
が、1,4−ブタンジアミン、1,6−ヘキサンジアミ
ン、4,4’−メチレンジアニリン、1,3−フェニレ
ンジアミン、1,4−フェニレンジアミン等のようなジ
アミンと、アジピン酸、イソフタル酸、テレフタル酸、
コハク酸等のような二酸との通常の縮合により形成され
るポリマーがある。ポリエステルには、制限するわけで
はないが、エチレングリコール、1,6−ヘキサングリ
コール、ヒドロキノン、プロピレングリコール、レソル
シノール等のようなジオールと、アジピン酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、コハク酸等のような二酸との通常
の縮合により形成されるポリマーがある。
【0023】構造(1)に示されるように、本発明のポ
リマーはランダムコポリマー又はブロックコポリマーで
ある。ポリマー構造(1)中及び以下のスラッシュ
(/)は、繰返し単位の最も一般的な配列を表し、ラン
ダムコポリマー、ブロックコポリマー又は他のコポリマ
ー型を包含する。本発明のポリマーは、完全にランダム
なブロックと規則的なブロックとの中間の構造を有して
いてもよく、これを部分的ブロックコポリマー(partia
l block co-polymer)又はむらのあるコポリマー(bloc
ky co-polymer )と称する。製造方法及び種々のモノマ
ーの反応性の程度は、ブロック度(blockiness)によっ
て決まり、当業者は、種々の方法を鑑みることにより生
成物であるポリマーのブロック度を調節しうる。本発明
のポリマーは、モノマーから誘導された末端基又は重合
反応時に加えられた特定の末端封鎖基を有することがで
きる。末端基は、保護基の脱離のような化学変換又は後
重合工程における反応により更に修飾されうる。末端基
を、他のモノマー若しくはポリマーとでブロックコポリ
マーを形成するため、又は硬化工程時に架橋基として使
用することができる。
【0024】本発明の一態様におけるポリマーは、下記
一般式で表される構造を有するメタ−フェニレン及びパ
ラ−フェニレン単位のコポリマーである。
【化18】
【0025】前記態様において、全てのセグメントがア
リーレンであるために、Yは存在せず、アリーレンセグ
メントのセグメント長さはnである。コ−ポリ(メタ−
フェニレン−/−パラ−フェニレン)は、下記一般式で
表されるブロックコポリマーである:
【化19】 上式中aはメタ−フェニレンブロックの数平均長さであ
り、及びbはパラ−フェニレンブロックの数平均長さで
あり、nは鎖当たりのブロックの数平均数である。この
型のコポリマーは1を超えるaを有し、1〜約8の範囲
のbを有する。bが約8を超える場合には、ポリマー
は、本質的には剛性ロッド(rigid-rod )型ポリマーで
あり、通常のフレキシブルなポリマーに比して性質上異
なる挙動を有する。剛性ロッドポリマーはフレキシブル
ポリマーであって、典型的には、繰返し単位が同様であ
っても異なるクラスのポリマーとして見なされる。特
に、剛性ロッドポリマーは、溶融時及び溶液中で非常に
高い粘度を有し、且つ非常に高い引張弾性率を有する。
これらは非常に高い粘性を有するために、剛性ロッドポ
リマーの加工及び精製は困難である。本発明のポリマー
はせいぜい半硬質(semi-rigid)であり、剛性ロッドポ
リマーの極度に高い粘性を持たない。しかしながら、本
発明のポリマーは剛性ロッドポリフェニレンに比してよ
り高い溶解性及び溶融流れ特性を有し、本発明のポリマ
ーはポリフェニレンの化学的安定性及び熱安定性をも有
し、Kが低くなるように及び水吸収性が低くなるように
適切に側基が選ばれる。
【0026】加工性を維持しながらK及び吸湿性を最低
限可能な値に低下させるためには、側基Aの数を減少さ
せ且つ極性を低くすることが望ましいことが見出され
た。剛性ロッド型ポリフェニレンにとって、実際的でな
いレベルに溶解性を低下させることなく多数の側基を無
くすことは不可能である。フレキシブルなフェニレン繰
返し単位、特にメタ−フェニレン繰返し単位を導入する
ことにより溶解性及び加工性はより少量の可溶化性側基
で維持されうることが見出された。この結果、好ましい
メタ−フェニレン繰返し単位は、全繰返し単位の少なく
とも約10%、好ましくは少なくとも約20%、より好
ましくは少なくとも約30%、更に好ましくは少なくと
も約40%を構成する。可溶性コポリマーは、2種のモ
ノマーのうちの少なくとも一方がペンダント側基を有し
ている場合にのみ可能である。
【0027】側基Aがパラ−フェニレン繰返し単位のみ
に結合している場合には、本発明のポリマーは下記一般
式で表される構造を有する。
【化20】
【0028】また、下式で表される構造は、各繰返し単
位が、多くて1個の側基Aを有している場合を表す。
【化21】
【0029】本発明の他の一態様においてコポリマーは
2種の異なる置換メタ−フェニレン繰返し単位を含んで
成り、その構造は下式で表される。
【化22】
【0030】他の一態様において本発明のコポリマーは
下式で表される構造を有する。
【化23】
【0031】下記一般構造は、−Ar−繰返し単位のモ
ル百分率が80%であること、及び−Y−繰返し単位の
モル百分率が20%であることを示し、上記したように
配列(ランダム、ブロック等)は示されていない。
【化24】
【0032】下式の特異的な構造は、ベンゾイルが付加
した1,4−フェニレン(繰返し単位の15モル%)及
び1,3−フェニレン(繰返し単位の85モル%)のラ
ンダムコポリマーである。
【化25】
【0033】更に、下式の特異的な構造は、本発明のポ
リマーの無制限の例である。
【化26】
【0034】前記第一式において、ベンゾイル基はカー
トネーションに対してオルト位とパラ位との間にランダ
ムに置換されている。本発明のポリマーは以下の群から
選ばれるモノマーから調製される:
【化27】 上式中Xは塩素、臭素、ヨウ素又はスルホネートであ
り、好ましくは塩素である。本発明の実施において有用
なスルホネートの例には、制限するわけではないが、メ
タンスルホネート、フェニルスルホネート、トルエンス
ルホネート、トリフルオロメタンスルホネート及びフル
オロスルホネートがある。
【0035】繰返し単位−Ar−及び−Y−は、対応す
るジハロ、ジスルホネート又はハロスルホネートモノマ
ーから誘導される。例えば、1,4−ジクロロベンゼン
から1,4−フェニレン、2,5−ジクロロベンゾフェ
ノン又は5−クロロ−2−スルホンオキシメチルベンゾ
フェノンから2−ベンゾイル−1,4−フェニレン、並
びに5,8−ジクロロキノリンから5,8−キノリンジ
イルが誘導される。
【0036】Yが−Ph−Z−Ph−であり、且つZが
アミド、エステル、イミド等である場合には、モノマー
X−Y−Xは、クロロ安息香酸のようなハロアリール酸
と、レソルシノール、1,4−ブタンジオール、ヘキサ
メチレンジアミン及び1,4−フェニレンジアミンのよ
うなジアミン若しくはジオール又はメタ−クロロアニリ
ン及びメタ−クロロフェノールのようなハロアリールア
ミン若しくはハロアリールアルコールとから誘導され
る。同様に、該モノマーは、ハロアリールアミン又はハ
ロアリールアルコールと、アジピン酸又はテレフタル酸
のような二酸との縮合により誘導される。Yがオリゴマ
ー又はポリマーである場合には、セグメントYは、縮合
してハロアリール末端封鎖ポリアミドを形成するハロア
リール酸と二酸及びジアミンとから誘導されるものであ
るか、縮合してハロアリーレン末端封鎖ポリエステルを
形成するハロアリール酸と二酸及びジオールとから誘導
されるものである。他のX−Y−X型モノマーは、ハロ
アリール型末端封鎖剤を縮合重合又は付加重合させるこ
とにより同様に調製される。
【0037】T. Kanbara, T. Kushida, N. Saito, I. K
uwajima, K. Kubota, and T. Yamamoto, Chemistry Let
ters, 1992, 583 〜586 頁に記載されているようなニッ
ケル(0)化合物を使用する還元カップリングにより、
又は上記した457号若しくは米国特許第5,241,
044号に記載されているようなニッケル触媒還元カッ
プリングによって、上記したモノマーを重合させて本発
明のポリマーを形成させることができる。
【0038】本発明のポリマーは、一般式:
【化28】 で表されるダイマー、オリゴマー、ポリマー又はコポリ
マー化合物と、一般式:
【化29】 で表される相補的に二官能性のモノマー、オリゴマー、
ポリマー又はコポリマーとの反応により調製されるもの
であってもよく、上式中E及びE’は相補的に反応性の
基である。反応性基Eを有するコポリマー化合物の一般
式は、E−(−Ar−/−Ar’−)−E、E−(−A
r−/−Ar’−/−Ar’’’−)−E及びE’−
(−Y−/−Y’−)−E’等である。
【0039】相補的に反応性の基であるE及びE’を、
表1中の同じ列から例として選ぶことができる。
【表1】
【0040】従って、もしEが−ArCO2 Hであり、
且つE’が−OHであれば、ポリマーはポリエステルと
なる。Eが−F又は−ArFである場合には、フルオロ
基は同一環上の電子吸引性基により求核置換されるよう
に活性化される必要がある。活性電子吸引性基の無制限
の例は、ベンゾイル、フェニルスルホニル、2−ベンゾ
キシアゾリル、2−キノリネイル及び4−キノリネイル
である。
【0041】下式で表される反応は、E−Ar−Eと
E’−Y−E’からのブロックコポリマーの形成を例示
している。
【化30】
【0042】下式で表される反応は、本発明のコポリマ
ーがE−Ar−Eブロックと、−Y−ブロックを形成す
るE−Ph−EとE’−Ph−E’型の2種のモノマー
から調製される場合を例示している。
【化31】
【0043】−((Ar)l (Y)m n −が、E−
(Ar)l −EとE’−Y−E’とから形成される場合
には、E及びE’から誘導される追加の架橋基が存在す
るか、又は繰返し単位Yの追加のフラクションが存在し
てよい。これらは、式−((Ar)l (Y)m n −に
明白には表されていない。例えば、上記スキーム1にお
いて、追加のイソフタロイル単位(繰返し単位Yの一
部)と2個の追加のアミノ−1,3−フェニレン単位
(E基から誘導された基)が存在している。スキーム1
の生成物であるポリマーは、ポリ(イソフタルアミド−
1,3−フェニレン)に等しいYを有すると見なしう
る。
【0044】他のE及びE’は当業者に明らかであろ
う。Eが反応性オリゴマーE−(Ar)−Eの形成を妨
害せず、且つE及びE’が適切に反応することが一般的
な必要条件である。一般的な保護基はE−(Ar)−E
の調製に使用されるものであって、制限するわけではな
いが、アルキルエーテル基、テトラヒドロピラニルエー
テル基、2−アルコキシ−イソプロピリデンエーテル
基、エステル基、アミド基、t−ブチルカーボネート
基、トリアルキルシリル基等がある。
【0045】約0.1モル%のYは、ポリマーの特性、
例えば実際的な重要性を共に有する溶融流れ特性又はT
g を変化させるような観察可能な効果を与える。0.1
モル%程度のメタ−アリーレン繰返し単位であっても、
全体的なポリマーの特性に大きな影響を及ぼす。しかし
ながら、多くの実際的な用途にとって、0.1%を超え
る量、好ましくは約1%を超えるメタ−アリーレン繰返
し単位を有することが望ましい。例えば、繰返し単位の
1%がメタ−アリーレン単位であるポリマーはメタ−ア
リーレン繰返し単位を持たないポリマーとは異なる機械
的性質を有する。ポリマーの特性は、Yのモル%よりも
Yの重量%により密接に関係するが、約0.1モル%〜
99モル%の範囲が都合良く且つ本発明の目的に十分か
なう。
【0046】一般に、ポリマーの溶解度は、ポリマー主
鎖に不規則性を導入することにより高まる。ポリアリー
レンは一般に溶解度の低いポリマーであることから、本
発明はポリアリーレンのコポリマーを調製するのに都合
良い。ポリアリーレンコポリマーは、異なって置換され
た型(即ち、異なるAペンダント基)又は異なってカテ
ナ化された型(即ち、メタ及びパラ)の1種以上の型の
アリーレン繰返し単位を有しうる。ポリアリーレンコポ
リマーはアリーレン以外の繰返し単位も有する。1種以
上の型の繰返し単位の混入は、ポリマー主鎖の無秩序性
を増大させ、これにより溶解度が増大する。本発明のポ
リマーの側基Aはポリアリーレン骨格の溶解度を増大さ
せる。ポリ(1,4−フェニレン)、ポリ(1,3−フ
ェニレン)及びポリ(1,4−フェニレン−コ−1,3
−フェニレン)を含む未置換ポリアリーレンは全て、一
般的な有機溶剤に高度に不溶性であり、溶解度は分子量
の増大とともに急激に低下する。成長途中のポリマーは
溶液中で沈殿し、いったん沈殿したポリマーはもはや成
長しないために、非常に低い分子量の未置換ポリアリー
レンのみが調製される。
【0047】側基は、ポリマー鎖のエントロピーを増大
させること、即ち溶液中での更に可能なコンホメーショ
ンをとらせることにより溶解度を増大させる。側基がよ
りフレキシブルであればあるほどポリマーの溶解度は増
大する。しかしながら、フレキシブルな側基はポリマー
のTg を低下させ、モジュラスを低下させ、熱膨張率
(CTE)の係数を増大させるために、高いTg 、高い
モジュラス、及び低いCTEが必要とされる印刷配線板
及び航空機の翼の複合構造のような多くの用途にとって
望ましくない。
【0048】ポリマー主鎖に沿ってランダムに配置され
た側基を有するポリマーは、主鎖に沿って規則的に配置
された側基を有するポリマーに比して高い溶解度を有す
る。従って、異なる側基を有するランダムコポリマー及
びランダムな立体化学性(regiochemistry)(即ち、全
てが頭−頭結合、又は頭−尾結合でない)を有するホモ
ポリマーは、例えば、頭−頭ホモポリマーに比して高い
溶解度を有する。本発明の側基は、ポリマー骨格上の可
能な位置に好ましくはランダム又は部分的にランダムに
配置されている。
【0049】ポリアリーレンが不溶性であることは、部
分的には固体状態において非常に高度に折りたたまれる
ことに起因する。ポリマーの折りたたみを妨げる側基は
溶解度を増大させる。側基はカートネーションサイトに
対してオルト位に位置することが好ましい。カートネー
ションサイトに対してオルト位にある基は、近接するモ
ノマー単位に対する大きな立体反発を有する。この立体
反発は、近接する繰返し単位の捩れを通常の平面に戻す
ことによって、固体状態での折りたたみの度合いを低下
させ、溶解度を増大させる。もし近接する繰返し単位が
共に、複素環式側基をオルト位に有している場合(例え
ば、繰返し単位を連結している結合に対して2及び2’
位に複素環式基を有している場合)には、立体反発及び
捩れ角は非常に大きくなり、これに対応して溶解度は増
大する。本発明の側基はカートネーションサイトに対し
てオルト位に側基を有することが望ましい。本発明のポ
リマーは必ずしもオルト位側基を有していなくても良い
が、繰返し単位の5%以上がオルト位側基を有する場
合、より好ましくは−Ar−繰返し単位の少なくとも1
0%がオルト位に側基を有する場合、更に好ましくは−
Ar−繰返し単位の少なくとも25%がオルト位に側基
を有する場合、更に好ましくは−Ar−繰返し単位の少
なくとも50%がオルト位に側基を有する場合には、溶
解度は増大する。
【0050】溶剤の極性と同様な極性を有する側基は、
一般に、ポリマーの溶解度を増大させる。溶剤と非常に
異なる極性を有する側基は、実際に、溶解度を低下させ
る。本発明のポリアリーレンコポリマーを溶解させるの
に有用な溶剤には、制限するわけではないが、アニソー
ル、クレゾール、N−シクロヘキシルピロリドン、ジク
ロロベンゼン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ホル
ムアミド、N−メチルアセトアミド、メチルベンゾエー
ト、N−メチルピロリドン、フェノール、テトラメチル
ウレア等がある。
【0051】コポリマーの他の利点は、幾つかの繰返し
単位が、結果として生成されるポリマーの特性を修飾す
るのに有用な特定の化学基を含んでなることである。例
えば、幾つかの繰返し単位は、表面と相互作用しうるペ
ンダントエステル基を有して接着性を変化させる。10
%〜20%のフレキシブルな基の他の剛性ロッド構造へ
の導入は、より高い溶融流れ特性及び破断点伸びを付与
しうる。パラ−フェニレン基を含むモジュラス及び強度
が増大したコポリマー、未置換メタ−フェニレン基を含
む溶融流れ特性が増大したコポリマー、エステル又はア
ミン(又は他の適度に反応性の基)置換フェニレン基
(メタ及び/又はパラ)を含む接着性が増大したコポリ
マーは、接着剤及び複合材料中のマトリックス樹脂とし
て特に有用である。
【0052】本発明のコポリマーを、それ自体又は充填
剤と共に成形材料として使用することができ、前記充填
剤としては、制限するわけではないが、カーボン、シリ
カ、グラファイト、タルク、炭酸カルシウム、硫酸カル
シウム、ゴム、チョップトファイバー等がある。本発明
のコポリマーを、有機マトリックス複合材料中のマトリ
ックス樹脂として使用することもできる。例えば、繊維
トウ若しくは織物を本発明のコポリマーでコーティング
し、次いでプレプレグテープ若しくは織物を金型上でレ
イアップし、熱及び/又は圧力を加えることによってプ
レプレグを団結させることによって複合材料が製造され
る。
【0053】当業者に公知の方法を用いて、本発明のコ
ポリマーを繊維、フィルム又はシートの形態にすること
ができ、制限するわけではないが、この方法には、溶融
紡糸、溶液からの紡糸、乾燥ジェット湿式紡糸、押出
法、インフレート法、流延法、及び成形法がある。繊
維、フィルム又はシートは、圧延成形、型押、二次成形
又は当業者に公知の他の方法により更に加工される。
【0054】複素環式繰返し単位は塩基性であり、ブレ
ンステッド酸によりプロトン化され、ルイス酸と錯体を
形成する。酸と複素環式基との相対pKa はプロトン化
の程度を決定する。もし酸が、複素環式基の共役酸より
も約2小さいpKa (より強い酸性)を有し、複素環式
基の本質的に約99%に大体等しいモル数が存在する場
合にはプロトン化される。好ましくはブレンステッド酸
のpKa は、複素環式基の共役酸のpKa に比して最大
でも2小さく、より好ましくは最大でも1小さく、最も
好ましくは複素環式基の値を超えない。当業者は、与え
られた複素環式基をプロトン化又は錯形成させるような
酸を識別し、プロトン化又は会合の程度を計算又は測定
することができるであろう。
【0055】いったんプロトン化又は錯形成した複素環
式繰返し単位は、極性がより高くなるために、高度に極
性の溶剤中へのポリマーの溶解性を増大させる。大部分
がプロトン化された複素環式繰返し単位を有するポリア
リーレンは、制限するわけではないが、エタノール、メ
タノール及び水等を含む高度に極性の溶剤中に溶解す
る。
【0056】複素環式繰返し単位を有するプロトン化さ
れたポリアリーレンは水素交換樹脂であり、燃料容器及
びバッテリー用の水素交換膜として、塩溶液の脱イオン
用のイオン交換膜として、プロトン移動膜として、及び
固体酸触媒として有用である。
【0057】プロトン化又はルイス酸との錯形成により
イオン性ポリマーを形成させるのに有用な複素環式繰返
し単位を有するポリアリーレンは、約−1〜約12の範
囲のpKa 、好ましくは約1〜8のpKa 、最も好まし
くは約2〜7のpKa を有する複素環式基を有しうる。
非水環境での使用にとって−1未満のpKa が有用であ
る。12を超えるpKa を有する複素環式繰返し単位を
有するポリマーは、アニオン交換樹脂として有用であ
る。本発明の実施において有用なブレンステッド酸に
は、制限するわけではないが、酢酸、蟻酸、臭化水素
酸、塩化水素酸、フッ化水素酸、ヨウ化水素酸、メタン
スルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トルエン
スルホン酸、硝酸、過塩素酸、リン酸、ポリリン酸、硫
酸、亜硫酸及びトリフルオロ酢酸等がある。
【0058】本発明の実施において有用なルイス酸の無
制限の例には、三臭化アルミニウム、三塩化アルミニウ
ム、三臭化ホウ素、三塩化ホウ素、三フッ化ホウ素、塩
化第二銅、塩化第二鉄、三塩化ガリウム、五フッ化タン
タル、四塩化チタン、四フッ化チタン、塩化亜鉛等があ
る。本発明は以下の幾つかの無制限且つ典型的な態様に
より更に例示される。試薬の選択及び量、温度、反応時
間は例示のためのものであって、いかなる場合であって
も限定であると見なされるべきでない。本発明の範囲に
含まれる他のアプローチが考えられる。
【0059】
【実施例】例1 3,5−ジクロロピリジンと2,5−ジクロロベンゾフ
ェノンとの(1:1)共重合 窒素雰囲気下に置いた100ml丸底フラスコに、ビス
(トリフェニルホスフィン)塩化ニッケル(0.535
g、0.818mmol)、ヨウ化ナトリウム(0.66
g、4.4mmol)、トリフェニルホスフィン(3.11
g、11.9mmol)、2,5−ジクロロベンゾフェノン
(5.65g、22.5mmol)、3,5−ジクロロピリ
ジン(3.33g、22.5mmol)、無水N−メチルピ
ロリジノン(55ml)及び活性亜鉛微粉(4.28g、
65.5mmol)を加えた。この混合物を60℃で一晩攪
拌し、10ミクロンのポリプロピレンフィルターを用い
て濾過した。次いでこのドープを300mlのエタノール
中で凝固させ、次いで濾過した。結果として得られたポ
リマーを、HClを5%含むエタノールで処理し、濾過
し、次いでエタノールとアセトンとで完全に洗浄した。
次いでこのポリマーを、1mlのトリエチルアミンを含む
10mlのエタノールで処理し、濾過し、次いで乾燥させ
ることにより5.2gの生成物が得られた。
【0060】例2 3,5−ジクロロピリジンと2,5−ジクロロベンゾフ
ェノンとの(3:2)共重合 窒素雰囲気下に置いた100ml丸底フラスコに、ビス
(トリフェニルホスフィン)塩化ニッケル(0.535
g、0.818mmol)、ヨウ化ナトリウム(0.66
g、4.4mmol)、トリフェニルホスフィン(3.11
g、11.9mmol)、2,5−ジクロロベンゾフェノン
(5.65g、22.5mmol)、3,5−ジクロロピリ
ジン(4g、27mmol)、無水N−メチルピロリジノン
(55ml)及び活性亜鉛微粉(4.28g、65.5mm
ol)を加えた。この混合物を60℃で一晩攪拌した。1
0mlの36%HClを含むエタノール溶液を前記混合物
に加えた。一晩攪拌した後に、混合物を100mlのエタ
ノール中に注加し、濾過し、次いでエタノールとアセト
ンとで完全に洗浄した。濾過した固形物を、3mlのトリ
エチルアミンを含む20mlのエタノールと攪拌し、次い
で濾過した。このケークをエタノールとアセトンとで洗
浄し、次いで減圧下120℃で一晩乾燥させることによ
り5.87gの生成物が得られた。
【0061】例3 3,5−ジクロロピリジンと2,5−ジクロロベンゾフ
ェノンとの(4:1)共重合 窒素雰囲気下に置いた100ml丸底フラスコに、ビス
(トリフェニルホスフィン)塩化ニッケル(0.535
g、0.818mmol)、ヨウ化ナトリウム(0.66
g、4.4mmol)、トリフェニルホスフィン(3.11
g、11.9mmol)、2,5−ジクロロベンゾフェノン
(2.26g、9mmol)、3,5−ジクロロピリジン
(6.38g、36mmol)、無水N−メチルピロリジノ
ン(55ml)及び活性亜鉛微粉(4.28g、65.5
mmol)を加えた。この混合物を60℃で一晩攪拌した。
10mlの36%HClを含むエタノール溶液を前記混合
物に加えた。一晩攪拌した後に、混合物を100mlのエ
タノール中に注加し、濾過し、次いでエタノールとアセ
トンとで完全に洗浄した。濾過した固形物を、3mlのト
リエチルアミンを含む20mlのエタノールと攪拌し、次
いで濾過した。このケークをエタノールとアセトンとで
洗浄し、次いで減圧下120℃で一晩乾燥させることに
より4.5gの生成物が得られた。
【0062】例4 3,5−ジクロロピリジンと2,5−ジクロロ−4’−
フェノキシベンゾフェノンとの(4:1)共重合 窒素雰囲気下に置いた100ml丸底フラスコに、ビス
(トリフェニルホスフィン)塩化ニッケル(0.535
g、0.818mmol)、ヨウ化ナトリウム(0.66
g、4.4mmol)、トリフェニルホスフィン(3.11
g、11.9mmol)、2,5−ジクロロ−4’−フェノ
キシベンゾフェノン(2.75g、8mmol)、3,5−
ジクロロピリジン(5.33g、36mmol)、無水N−
メチルピロリジノン(55ml)及び活性亜鉛微粉(4.
28g、65.5mmol)を加えた。この混合物を60℃
で一晩攪拌した。10mlの36%HClを含むエタノー
ル溶液を前記混合物に加えた。一晩攪拌した後に、混合
物を100mlのエタノール中に注加し、濾過し、次いで
エタノールで完全に洗浄した。濾過した固形物を、3ml
のトリエチルアミンを含む20mlのエタノールと攪拌
し、次いで、濾過した。このケークをエタノールで洗浄
し、次いで、減圧下120℃で一晩乾燥させることによ
り4.39gの生成物が得られた。
【0063】例5 1,3−ジクロロベンゼンと2,5−ジクロロベンゾフ
ェノンとの(1:1)共重合 窒素雰囲気下に置いた100ml丸底フラスコに、ビス
(トリフェニルホスフィン)塩化ニッケル(0.727
g、1.11mmol)、ヨウ化ナトリウム(0.89g、
5.97mmol)、トリフェニルホスフィン(3.93
g、15mmol)、無水N−メチルピロリジノン(55.
6ml)及び活性亜鉛微粉(3.68g、56.33mmo
l)を加えた。この溶液が赤色に変化した後に、2,5
−ジクロロベンゾフェノン(5.02g、20mmol)及
び1,3−ジクロロベンゼン(2.94g、20mmol)
を加えた。この混合物を65℃で一晩攪拌した。濃塩酸
(7ml)を慎重に加えた。このポリマー溶液を200ml
のエタノール中に注加し、次いで濾過した。このケーク
を、最初にエタノールで10分間還流し、次いでアセト
ン中で更に10分間還流し、濾過し、次いで減圧下で乾
燥させることにより5gの生成物が得られた。
【0064】例6 1,3−ジクロロベンゼンと2,5−ジクロロベンゾフ
ェノンとの(7:3)共重合 窒素雰囲気下に置いた100ml丸底フラスコに、ビス
(トリフェニルホスフィン)塩化ニッケル(0.727
g、1.11mmol)、ヨウ化ナトリウム(0.89g、
5.97mmol)、トリフェニルホスフィン(3.93
g、15mmol)、無水N−メチルピロリジノン(55.
6ml)及び活性亜鉛微粉(3.68g、56.33mmo
l)を加えた。この溶液が赤色に変化した後に、2,5
−ジクロロベンゾフェノン(3.01g、12mmol)及
び1,3−ジクロロベンゼン(4.12g、28mmol)
を加えた。この混合物を65℃で一晩攪拌した。濃塩酸
(7ml)を慎重に加えた。このポリマー溶液を200ml
のエタノール中に注加し、次いで濾過した。このケーク
を、最初にエタノールで10分間還流し、次いでアセト
ン中で更に10分間還流し、濾過し、次いで減圧下で乾
燥させることにより4.3gの生成物が得られた。
【0065】例7 1,3−ジクロロベンゼンと2,5−ジクロロベンゾフ
ェノンとの(4:1)共重合 窒素雰囲気下に置いた100ml丸底フラスコに、ビス
(トリフェニルホスフィン)塩化ニッケル(0.393
g、0.6mmol)、ヨウ化ナトリウム(0.63g、
4.2mmol)、トリフェニルホスフィン(2.36g、
9mmol)、無水N−メチルピロリジノン(40ml)及び
活性亜鉛微粉(4.2g、64.2mmol)を加えた。こ
の溶液が赤色に変化した後に、2,5−ジクロロベンゾ
フェノン(2.26g、9mmol)及び1,3−ジクロロ
ベンゼン(5.29g、36mmol)を加えた。この混合
物を65℃で一晩攪拌した。濃塩酸(8ml)を慎重に加
えた。このポリマー溶液を200mlのエタノール中に注
加し、次いで濾過した。このケークを、最初にエタノー
ルで10分間還流し、次いでアセトン中で更に10分間
還流し、濾過し、次いで減圧下で乾燥させることにより
4.2g(96%)の生成物が得られた。
【0066】例8 1,3−ジクロロベンゼンと2,5−ジクロロベンゾフ
ェノンとの(9:1)共重合 窒素雰囲気下に置いた100ml丸底フラスコに、ビス
(トリフェニルホスフィン)塩化ニッケル(0.727
g、1.11mmol)、ヨウ化ナトリウム(0.89g、
5.97mmol)、トリフェニルホスフィン(3.93
g、15mmol)、無水N−メチルピロリジノン(55.
6ml)及び活性亜鉛微粉(3.68g、56.33mmo
l)を加えた。この溶液が赤色に変化した後に、2,5
−ジクロロベンゾフェノン(1g、4mmol)及び1,3
−ジクロロベンゼン(5.29g、36mmol)を加え
た。この混合物を65℃で一晩攪拌した。濃塩酸(7m
l)を慎重に加えた。このポリマー溶液を200mlのエ
タノール中に注加し、次いで濾過した。このケークを、
最初にエタノールで10分間還流し、次いでアセトン中
で更に10分間還流し、濾過し、次いで減圧下で乾燥さ
せることにより5.3g(95%)の生成物が得られ
た。
【0067】例9 1,3−ジクロロベンゼン及び1,4−ジクロロベンゼ
ンと2,5−ジクロロベンゾフェノンとの(7:1:
2)共重合 窒素雰囲気下に置いた100ml丸底フラスコに、ビス
(トリフェニルホスフィン)塩化ニッケル(0.818
g、1.25mmol)、ヨウ化ナトリウム(1.01g、
6.71mmol)、トリフェニルホスフィン(4.43
g、16.9mmol)、無水N−メチルピロリジノン(4
8ml)及び活性亜鉛微粉(4.14g、63.4mmol)
を加えた。この溶液が赤色に変化した後に、2,5−ジ
クロロベンゾフェノン(2.26g、9mmol)及び1,
4−ジクロロベンゼン(0.66g、4.5mmol)及び
1,3−ジクロロベンゼン(4.63g、31.5mmo
l)を加えた。この混合物を65℃で一晩攪拌した。濃
塩酸(7ml)を慎重に加えた。このポリマー溶液を20
0mlのエタノール中に注加し、次いで濾過した。このケ
ークを、最初にエタノールで10分間還流し、次いでア
セトン中で更に10分間還流し、濾過し、次いで減圧下
で乾燥させることにより4g(91%)の生成物が得ら
れた。
【0068】例10 1,3−ジクロロベンゼン及び1,4−ジクロロベンゼ
ンと2,5−ジクロロベンゾフェノンとの(8:1:
1)共重合 窒素雰囲気下に置いた100ml丸底フラスコに、ビス
(トリフェニルホスフィン)塩化ニッケル(0.523
g、0.8mmol)、ヨウ化ナトリウム(0.84g、
5.6mmol)、トリフェニルホスフィン(3.15g、
12mmol)、無水N−メチルピロリジノン(53ml)及
び活性亜鉛微粉(5.6g、85.6mmol)を加えた。
この溶液が赤色に変化した後に、2,5−ジクロロベン
ゾフェノン(1.51g、6mmol)及び1,4−ジクロ
ロベンゼン(0.88g、6mmol)及び1,3−ジクロ
ロベンゼン(7.06g、48mmol)を加えた。この混
合物を65℃で一晩攪拌し、塩酸を10%含む200ml
のエタノール中で凝固させた。このポリマー溶液を濾過
し、熱エタノール及び熱アセトンで完全に洗浄し、次い
で減圧下で乾燥させた。収量は定量的であった。
【0069】例11 2,5−ジクロロベンゾフェノン(85%)と1,3−
ジ(4−クロロ)ベンゾイル−ベンゼン(15%)との
コポリマー 窒素送込バルブを備えた2リットルの三口丸底フラスコ
に、ビス(トリフェニルホスフィン)塩化ニッケル1
0.66g、ヨウ化ナトリウム12.97g、トリフェ
ニルホスフィン53.38g、活性亜鉛微粉54.01
g、2,5−ジクロロベンゾフェノン127.5g、
1,3−ジ(4−クロロ)ベンゾイルベンゼン34.6
9g、及び無水N−メチルピロリドン(NMP)815
mlを充填した。この混合物を窒素雰囲気下60℃で16
時間攪拌した。このポリマードープをNMP500mlで
稀釈し、4.0リットルの10%塩酸/エタノール溶液
で凝固させ、結果として得られた溶液を4時間攪拌し
た。沈降したポリマーを濾過により集め、次いで1.0
リットルのエタノール中及び1.0リットルのアセトン
中で連続的に1時間煮沸した。固形物を再び濾過し、次
いで60℃の減圧オーブン内で4時間乾燥させ、次いで
120℃で16時間乾燥させた(収率=92%)。MW
W =52,300;熱重量分析(TGA)による5重量
%の減少=418℃;ガラス転移温度=162℃;極限
粘度数=0.72(40℃/0.05M臭化リチウム/
NMP);圧縮成形パネルの曲げ弾性率=1.10MS
I;及び圧縮成形パネルの曲げ強さ=12.7KSIで
あった。
【0070】例12 2,5−ジクロロベンゾフェノン(80%)、1,3−
ジクロロベンゼン(10%)及び4,3’−ジクロロベ
ンズアニリド(10%)とのコポリマー 窒素送込バルブを備えた1.0リットルの三口丸底フラ
スコに、ビス(トリフェニルホスフィン)塩化ニッケル
8.708g、ヨウ化ナトリウム10.455g、トリ
フェニルホスフィン43.607g、活性亜鉛微粉4
4.121g、2,5−ジクロロベンゾフェノン98.
03g、4,3’−ジクロロベンズアニリド12.99
g、及び無水N−メチルピロリドン(NMP)666ml
を充填した。この混合物を窒素雰囲気下70℃で16時
間攪拌した。このポリマードープをNMP500mlで稀
釈し、4.0リットルの10%塩酸/エタノール溶液で
凝固させ、結果として得られた溶液を4時間攪拌した。
沈降したポリマーを濾過により集め、次いで100mlの
熱エタノール中及び100mlの熱アセトンで連続的に洗
浄した。固形物を再び濾過し、次いで60℃の減圧オー
ブン内で4時間乾燥させ、次いで120℃で16時間乾
燥させた(収率=95%)。MWW =90,600;熱
重量分析(TGA)による5重量%の減少=470℃;
ガラス転移温度=172℃;極限粘度数=1.26(4
0℃/0.05M臭化リチウム/NMP);圧縮成形パ
ネルの曲げ弾性率=1.20MSI;及び圧縮成形パネ
ルの曲げ強さ=40.8KSIであった。
【0071】例13 2,5−ジクロロベンゾフェノン(85%)と3−クロ
ロフェニル4−クロロ−ベンゾエート(15%)とのコ
ポリマー 250mlの丸底フラスコに、ビス(トリフェニルホスフ
ィン)塩化ニッケル2.132g、ヨウ化ナトリウム
2.56g、トリフェニルホスフィン10.68g、活
性亜鉛微粉10.8g、2,5−ジクロロベンゾフェノ
ン25.51g、3−クロロフェニル4−クロロベンゾ
エート4.788g、及び無水N−メチルピロリドン
(NMP)64mlを充填した。このフラスコに窒素送込
バルブを備え付け、混合物を窒素雰囲気下70℃で16
時間攪拌した。このポリマードープを400mlの塩酸/
エタノール溶液中で凝固させ、次いで、結果として得ら
れた溶液を4時間攪拌した。沈降したポリマーを濾過に
より集め、次いで100mlのエタノール中及び100ml
のアセトン中で連続的に1時間煮沸した。固形物を再び
濾過し、次いで60℃の減圧オーブン内で4時間乾燥さ
せ、次いで120℃で16時間乾燥させた(収率=90
%)。MWW =85,000;熱重量分析(TGA)に
よる5重量%の減少=444℃;ガラス転移温度=15
9℃;極限粘度数=1.16(40℃/0.05M臭化
リチウム/NMP)であった。
【0072】例14 2,5−ジクロロベンゾフェノン(50%)と4,3’
−ジクロロベンズアニリド(50%)とのコポリマー 100リットルの丸底フラスコに、ビス(トリフェニル
ホスフィン)塩化ニッケル0.533g、ヨウ化ナトリ
ウム0.64g、トリフェニルホスフィン2.678
g、活性亜鉛微粉2.70g、2,5−ジクロロベンゾ
フェノン3.752g、4,3’−ジクロロベンズアニ
リド3.976g、及び無水N−メチルピロリドン(N
MP)41mlを充填した。このフラスコに窒素送込バル
ブを備え付け、混合物を窒素雰囲気下65℃で16時間
攪拌した。このポリマードープを250mlの塩酸/エタ
ノール溶液中で凝固させ、次いで、結果として得られた
溶液を4時間攪拌した。沈降したポリマーを濾過により
集め、次いで100mlのエタノール中及び100mlのア
セトン中で連続的に1時間煮沸した。固形物を再び濾過
し、次いで60℃の減圧オーブン内で4時間乾燥させ、
次いで120℃で16時間乾燥させた(収率=93
%)。MWW =40,500であった。
【0073】例15 2,5−ジクロロベンゾフェノン(50%)、1,4−
ジクロロベンゼン(35%)及び3,3’−ジクロロベ
ンズアニリド(15%)のコポリマー 100リットルの丸底フラスコに、ビス(トリフェニル
ホスフィン)塩化ニッケル0.533g、ヨウ化ナトリ
ウム0.64g、トリフェニルホスフィン2.678
g、活性亜鉛微粉2.70g、2,5−ジクロロベンゾ
フェノン3.752g、1,4−ジクロロベンゼン、
3,3’−ジクロロベンズアニリド1.193g及び無
水N−メチルピロリドン(NMP)41mlを充填した。
このフラスコに窒素送込バルブを備え付け、混合物を窒
素雰囲気下65℃で16時間攪拌した。このポリマード
ープを250mlの塩酸/エタノール溶液中で凝固させ、
次いで、結果として得られた溶液を4時間攪拌した。沈
降したポリマーを濾過により集め、次いで100mlの熱
エタノール及び100mlの熱アセトンで連続的に洗浄し
た。固形物を再び濾過し、次いで60℃の減圧オーブン
内で4時間乾燥させ、次いで165℃で12時間乾燥さ
せた(収率=88%)。MWW =47,200であっ
た。
【0074】例16 2,5−ジクロロベンゾフェノン(90%)と4,4’
−ジ(4−クロロベンゾイル)ジフェニルエーテル(1
0%)とのコポリマー 250リットルの丸底フラスコに、ビス(トリフェニル
ホスフィン)塩化ニッケル1.998g、ヨウ化ナトリ
ウム2.399g、トリフェニルホスフィン10.00
g、活性亜鉛微粉10.12g、2,5−ジクロロベン
ゾフェノン25.32g、4,4’−ジ(4−クロロベ
ンゾイル)ジフェニルエーテル5.000g、及び無水
N−メチルピロリドン(NMP)153mlを充填した。
このフラスコに窒素送込バルブを備え付け、混合物を窒
素雰囲気下65℃で16時間攪拌した。このポリマード
ープを400mlの塩酸/エタノール溶液中で凝固させ、
次いで、結果として得られた溶液を4時間攪拌した。沈
降したポリマーを濾過により集め、次いで100mlの熱
エタノール及び100mlの熱アセトンで連続的に洗浄し
た。固形物を再び濾過し、次いで60℃の減圧オーブン
内で4時間乾燥させ、次いで170℃で16時間乾燥さ
せた(収率=91%)。MWW =156、000;熱重
量分析(TGA)による5重量%の減少=507℃;ガ
ラス転移温度=170℃;極限粘度数=2.18(40
℃/0.05M臭化リチウム/NMP);圧縮成形パネ
ルの曲げ弾性率=0.811MSI;及び圧縮成形パネ
ルの曲げ強さ=37.1KSIであった。
【0075】例17 フィルム流延及び例2のコポリマーのプロトン化(3,
5−ジクロロピリジンと2,5−ジクロロベンゾフェノ
ンからの(3:2)コポリマー) ポリマー樹脂(4.0g)を蟻酸(16g)に溶かし
た。NMP(1g)をガラスプレート上に注ぎ、ブレー
ドの下に通過させることにより溶液の均一なフィルムを
得た。このフィルムを室温で2時間放置し、減圧下70
℃で一晩乾燥させた。この乾燥フィルムをガラスプレー
トから剥がし、硫酸のメタノール溶液(1:5,v:
v)溶液を含む酸浴中でプロトン化させた。プロトン化
を室温で2.5日間行った。次いで、フィルムをメタノ
ールで洗浄し、メタノール中に貯蔵した。各実験におい
て、フィルムを水洗し、空気中で乾燥させた。
【0076】例18 プロトン化された3,5−ジクロロピリジンと2,5−
ジクロロベンゾフェノンから(3:2)コポリマーのフ
ィルム流延 例17のように製造したプロトン化コポリマーフィルム
(2.81g)をNMP(11.2g)中に溶かし、こ
の溶液をフィルム流延に用いた。この未乾燥フィルムを
減圧下50℃で一晩乾燥させ、次いで減圧下70℃で一
晩乾燥させた。
【0077】例19 3,5−ジクロロピリジンと2,5−ジクロロベンゾフ
ェノンから(3:2)コポリマーのプロトン化 例17からのコポリマー樹脂(2g)を、4日間を要し
て硫酸のメタノール溶液(1:5,v:v)中で懸濁さ
せた。結果として得られた樹脂を濾過し、メタノールで
洗浄し、室温の空気中で乾燥させた。部分的に空気乾燥
した樹脂(2.9g)は、水に濡れたときにpH試験紙
で試験した時に強酸性を示した。
【0078】例20 活性亜鉛微粉 市販入手可能な325メッシュ亜鉛微粉を塩酸の(無
水)ジエチルエーテル溶液で2回洗浄し、次いで、(無
水)ジエチルエーテルで2回洗浄し、減圧下不活性雰囲
気下約100〜200℃で数時間乾燥させることにより
活性亜鉛微粉を得た。乾燥時に凝集塊がされる場合に
は、亜鉛微粉は再び篩にかけられて−150メッシュに
される。この物質は、即座に使用されるか、又は酸素及
び湿気の無い不活性雰囲気下で貯蔵されるべきである。
【0079】例21 コポリ−{1,4−(ベンゾイルフェニレン)}−
{1,3−(5−メトキシカルボニルフェニレン)}−
{1,3−(フェニレン)} 乾燥窒素雰囲気下の50リットルフラスコ内において、
無水ビス(トリフェニルホスフィン)塩化ニッケル(I
I)(65g;0.099mol )、トリフェニルホスフ
ィン(343g;1.5mol )、活性亜鉛微粉(412
g;6.3mol )、ヨウ化ナトリウム(63g;0.4
2mol )、及び乾燥NMP4リットルとの混合物を調製
し、50℃で5分間攪拌した。1.6リットルの乾燥N
MP中の2,5−ジクロロベンゾフェノン(1.000
g;4.0mol )と1,3−ジクロロベンゼン(58
g;0.39mol )との溶液を50℃に加熱し、前記混
合物に攪拌しながら注加した。次いで、NMP500ml
中のメチル−3,5−ジ−クロロベンゾエート(12
2.5g;0.60mol )の溶液を約10分間を要して
激しく攪拌しながら前記混合物に徐々に加えた。反応混
合物の温度を監視し、外部冷却を要して95℃以下の温
度に保った。60℃で一晩攪拌した後に、粘性ポリマー
溶液を新しいNMP12リットルで稀釈し、残留亜鉛粉
末を濃塩酸60mlを加えることによって溶解させた。気
体の発生が停止し、全ての亜鉛金属が溶解したことを確
認した後に、混合物をメタノールに注加してポリマーを
沈殿させた。この懸濁液を濾過し、メタノールを用いて
2日間、次いでアセトンを用いて1日間を要して連続的
に沈殿物を抽出し、120℃の真空炉内で一晩乾燥させ
ることにより767g(収率93%)のポリマーを得
た。MWW =188,593であった。
【0080】例22 コポリ−{1,4−(ベンゾイルフェニレン)}−
{1,3−(5−メトキシカルボニルフェニレン)}−
{1,3−(5−(4−フェノキシベンゾイル)フェニ
レン)} 乾燥窒素雰囲気下の3リットルフラスコ内において、無
水ビス(トリフェニルホスフィン)塩化ニッケル(II)
(12.0g;18.3mmol)、トリフェニルホスフィ
ン(70.0g;304mmol)、活性亜鉛微粉(90.
0g;1,380mmol)、ヨウ化ナトリウム(10.0
g;66.7mmol)、2,5−ジクロロベンゾフェノン
(200g;796mmol)及びNMP700ml中の3,
5−ジクロロ−4’−フェノキシベンゾフェノン(25
g;73mmol)の混合物を調製した。NMP200ml中
のクロロベンゼン(3.87g;34.4mmol)の溶液
をフラスコに注加し、結果として得られた混合物を激し
く攪拌しながら即座に50℃に加熱した。15分後に、
NMP100ml中のメチル−3,5−ジ−クロロベンゾ
エート(50.0g;244mmol)と3,5−ジクロロ
−4’−フェノキシベンゾフェノン(25g;73mmo
l)との溶液を滴下した。反応混合物の温度を監視し、
外部冷却を要して95℃以下の温度に保った。60℃で
一晩攪拌した後に、粘性ポリマー溶液を新しいNMP3
50mlで稀釈し、残留亜鉛粉末を40mlの濃塩酸を加え
ることによって溶解させた。気体の発生が停止し、全て
の亜鉛金属が溶解したことを確認した後に、混合物を4
リットルのメタノール中に注加してポリマーを沈殿させ
た。この懸濁液を濾過し、1:1メタノール/アセトン
を用いて一晩を要して連続的に沈殿物を抽出し、次いで
炉で乾燥させることにより184g(収率84%)のポ
リマーを得た。MWW =104,722であった。45
gの前記樹脂を金型内に入れ、70,23kg/cm2
(1,000psi)の圧力下300℃で1時間加熱す
ることにより圧縮成形試験クーポン(3.5×5.0×
0.125)を製造した。この試料を試験片に切断し、
ASTM−D−790に準じて曲げ特性を測定し、下表
の結果を得た。
【0081】
【表2】
【0082】例23 コポリ−{1,4−(ベンゾイルフェニレン)}−
{1,3−(5−アミノフェニレン)} 乾燥窒素雰囲気下において、無水ビス(トリフェニルホ
スフィン)塩化ニッケル(II)(1.4g;2.1mmo
l)、トリフェニルホスフィン(5.5g;21mmo
l)、活性亜鉛微粉(8.0g;122mmol)、ヨウ化
ナトリウム(1.0g;6.7mmol)、2,5−ジクロ
ロベンゾフェノン(19g;76mmol)、3,5−ジク
ロロアニリン(1.4g;8.7mmol)及びNMP90
mlとの混合物を250mlフラスコ内に充填した。この混
合物を65℃に加熱し、激しく攪拌した。反応混合物の
温度を監視し、外部冷却を要して100℃以下の温度に
保った。75℃で一晩攪拌した後に、粘性ポリマー溶液
を新しいNMP180mlで稀釈し、残留亜鉛粉末を30
mlの濃塩酸を加えることによって溶解させた。気体の発
生が停止し、全ての亜鉛金属が溶解したことを確認した
後に、イソプロパノール500mlを前記溶液に加えてポ
リマーを沈殿させた。この懸濁液を濾過し、沈殿物を沸
騰メタノールで4回洗浄し、次いで真空炉内において1
20℃で一晩乾燥させることにより184g(収率84
%)のポリマーを得た。MWW =104,722であっ
た。基本的な分析法による窒素含有量は:理論値0.8
3%;実験値0.98%であった。
【0083】例24 コポリ−{1,4−(ベンゾイルフェニレン)}−
{1,3−(5−ピリジニル)} 乾燥窒素雰囲気下において、無水ビス(トリフェニルホ
スフィン)塩化ニッケル(II)(16.5g;25mmo
l)、トリフェニルホスフィン(75g;336mmo
l)、活性亜鉛微粉(101g;1,545mmol)、ヨ
ウ化ナトリウム(13g;87mmol)、2,5−ジクロ
ロベンゾフェノン(240g;956mmol)、3,5−
ジクロロピリジン(35g;237mmol)及びNMP2
40mlとの混合物を5リットルフラスコ内に充填した。
この混合物を60℃に加熱し、激しく攪拌した。反応混
合物の温度を監視し、外部冷却を要して82〜89℃の
温度に保った。一晩攪拌した後に、粘性ポリマー溶液を
新しいNMP900mlで稀釈し、残留亜鉛粉末を100
mlの濃塩酸を加えることによって溶解させた。気体の発
生が停止し、全ての亜鉛金属が溶解したことを確認した
後に、混合物をメタノール中に加えてポリマーを沈殿さ
せた。この懸濁液を濾過し、メタノールを用いて2日
間、次いでアセトンを用いて1日間を要して連続的に沈
殿物を抽出し、115℃の真空炉内で一晩乾燥させるこ
とにより184g(収率97%)のポリマーを得た。M
W =211,498であった。本発明を好ましい且つ
例示的な態様を参照して記述してきたが、本発明をこれ
らに限定するものではない。当業者は、特許請求の範囲
に定義される本発明の範囲から離れることなく種々の修
飾があり得ることを高く評価するであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 67/00 C08G 67/00 69/12 69/12 71/02 71/02 73/02 73/02 73/10 73/10 75/02 75/02 75/18 75/18 75/20 75/20 79/04 79/04 C08K 3/16 C08K 3/16 3/24 3/24 3/30 3/30 3/32 3/32 5/09 5/09 5/095 5/095 5/42 5/42 C08L 65/00 C08L 65/00 (72)発明者 イン ワン アメリカ合衆国,カリフォルニア 91765, ダイアモンド バー,カントリー ビュー ドライブ 23637 (72)発明者 マシュー エル.マーロッコ ザ サード アメリカ合衆国,カリフォルニア 92706, サンタ アナ,ノース フレンチ ストリ ート 2418 (72)発明者 バージル ジェイ.リー アメリカ合衆国,カリフォルニア 91750, ラ バーン,リアリトス ドライブ 668

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式で表される構造を含んでなる
    コポリマー: 【化1】 上式中−Ar−は、下式で表されるアリーレン又はヘテ
    ロアリーレン繰返し単位の少なくとも1種である: 【化2】 及び 【化3】 上式中、 芳香族CH基の1〜3個はNにより任意に置き替えられ
    ていてよい;アリーレンセグメントの数平均セグメント
    長さは2を超え、パラ−アリーレン繰返し単位の数平均
    セグメント長さは1〜約8の範囲である;メタ−アリー
    レン繰返し単位の数平均セグメント長さは1を超える;
    xは0〜4であり、ペンダント基(A)は、−F、−C
    N、−CHO、−COR、−CR=NR’、−OR、−
    SR、−SO2 R、−OCOR、−CO2 R、−NR
    R’、−N=CRR’、−NRCOR’、−CONR
    R’及びRから成る群より独立に選ばれ、前記R及び
    R’は、H、アルキル、置換アルキル、アリール、置換
    アリール、ヘテロアリール及び置換ヘテロアリールから
    なる群より独立に選ばれ、並びにR及びR’は一緒に結
    合していてよい;Yは、存在しないか、又は−Z−、−
    Z−Ph−及び−Ph−Z−Ph−からなる群より選ば
    れる二価の基であり、前記Zは、−O−、−S−、−N
    R−、−O(CO)−、−O(CO2 )−、−(CO)
    NH(CO)−、−NR(CO)−、フタルイミド、ピ
    ロメリットイミド、−CO−、−SO−、−SO2 −、
    −P(O)R−、−CH2 −、−CF2 −及び−CR
    R’−からなる群より選ばれる二価の基である;Phは
    フェニレン(オルト、メタ又はパラ−フェニレン)であ
    る;Yが存在しない場合には少なくとも2種の異なる−
    Ar−繰返し単位が存在する;繰返し単位100個毎に
    少なくとも1個がペンダント側基Aを有する;並びにn
    は約4を超える数である。
  2. 【請求項2】 Aが、アルキル、アリール、アルキルケ
    トン、アリールケトン、アルコキシ、アリーロキシ、ア
    ルキルエステル、アリールエステル、アルキルアミド及
    びアリールアミドからなる群より選ばれる請求項1記載
    のポリマー。
  3. 【請求項3】 Aが、アセチル、ベンゾイル、カルボメ
    トキシ、ホルミル、フェノキシ、フェノキシベンゾイル
    及びフェニルからなる群より選ばれる請求項2記載のポ
    リマー。
  4. 【請求項4】 Yが存在せず、且つポリマーが下式で表
    される構造を有する請求項1記載のポリマー。 【化4】
  5. 【請求項5】 Aが、アルキル、アリール、アルキルケ
    トン、アリールケトン、アルコキシ、アリーロキシ、ア
    ルキルエステル、アリールエステル、アルキルアミド及
    びアリールアミドからなる群より選ばれる請求項4記載
    のポリマー。
  6. 【請求項6】 Aが、アセチル、ベンゾイル、カルボメ
    トキシ、ホルミル、フェノキシ、フェノキシベンゾイル
    及びフェニルからなる群より選ばれる請求項5記載のポ
    リマー。
  7. 【請求項7】 メタ−フェニレン繰返し単位が繰返し単
    位の10%を超える量を構成している請求項4記載のポ
    リマー。
  8. 【請求項8】 メタ−フェニレン繰返し単位が繰返し単
    位の20%を超える量を構成している請求項4記載のポ
    リマー。
  9. 【請求項9】 メタ−フェニレン繰返し単位が繰返し単
    位の50%を超える量を構成している請求項4記載のポ
    リマー。
  10. 【請求項10】 Yが存在せず、且つポリマーが下式で
    表される構造を有する請求項1記載のポリマー。 【化5】
  11. 【請求項11】 Yが存在せず、且つポリマーが下式で
    表される構造を有する請求項1記載のポリマー: 【化6】 上式中A’は、−F、−CN、−CHO、−COR、−
    CR=NR’、−OR、−SR、−SO2 R、−OCO
    R、−CO2 R、−NRR’、−N=CRR’、−NR
    COR’、−CONRR’及びRから成る群より独立に
    選ばれ、前記R及びR’は、H、アルキル、置換アルキ
    ル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール及び置換
    ヘテロアリールからなる群より独立に選ばれ、並びにR
    及びR’は一緒に結合していてよい;並びにnは4を超
    える数である。
  12. 【請求項12】 A’が、アルキル、アリール、アルキ
    ルケトン、アリールケトン、アルコキシ、アリーロキ
    シ、アルキルエステル、アリールエステル、アルキルア
    ミド及びアリールアミドからなる群より選ばれる請求1
    1記載のポリマー。
  13. 【請求項13】 A’が、アセチル、ベンゾイル、カル
    ボメトキシ、ホルミル、フェノキシ、フェノキシベンゾ
    イル及びフェニルからなる群より選ばれる請求項11記
    載のポリマー。
  14. 【請求項14】 メタ−アリ−レン繰返し単位が繰返し
    単位の40%を超える量を構成している請求項11記載
    のポリマー。
  15. 【請求項15】 Yが存在せず、且つポリマーが下記一
    般式で表される構造を有する請求項1記載のポリマー: 【化7】 上式中A及びA’は、−F、−CN、−CHO、−CO
    R、−CR=NR’、−OR、−SR、−SO2 R、−
    OCOR、−CO2 R、−NRR’、−N=CRR’、
    −NRCOR’、−CONRR’及びRから成る群より
    独立に選ばれ、前記R及びR’は、H、アルキル、置換
    アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール及
    び置換ヘテロアリールからなる群より独立に選ばれ、並
    びにR及びR’は一緒に結合していてよい;並びにnは
    4を超える数である。
  16. 【請求項16】 Yが存在せず、且つポリマーが下式で
    表される構造を有する請求項1記載のポリマー: 【化8】 上式中A及びA’は、−F、−CN、−CHO、−CO
    R、−CR=NR’、−OR、−SR、−SO2 R、−
    OCOR、−CO2 R、−NRR’、−N=CRR’、
    −NRCOR’、−CONRR’及びRから成る群より
    独立に選ばれ、前記R及びR’は、H、アルキル、置換
    アルキル、アリール、置換アリール、ヘテロアリール及
    び置換ヘテロアリールからなる群より独立に選ばれ、並
    びにR及びR’は一緒に結合していてよい;並びにnは
    4を超える数である。
  17. 【請求項17】 Aがメトキシカルボニルであり、且つ
    A’がベンゾイルである請求項16記載のポリマー。
  18. 【請求項18】 ポリマーがブロックコポリマーであ
    り、且つ繰返し単位Yが、ポリアミド、ポリアリーレー
    ト、ポリアリーレンオキシド、ポリカーボネート、ポリ
    ジメチルシロキサン、ポリエステル、ポリエーテルケト
    ン、ポリフェニレン、置換ポリフェニレン、ポリフェニ
    レンスルフィド及びポリスチレンからなる群より選ばれ
    るオリゴマー又はポリマーセグメントから選ばれる請求
    項1記載のポリマー。
  19. 【請求項19】 −Ar−が、 【化9】 であり、且つ数平均セグメント長さmが約8未満である
    請求項18記載のポリマー。
  20. 【請求項20】 繰返し単位の50%未満が−Ar−繰
    返し単位である請求項19記載のポリマー。
  21. 【請求項21】 −Ar−が、 【化10】 である請求項18記載のポリマー。
  22. 【請求項22】 Yが、−(フェニレン−CONH−フ
    ェニレン−NHCO)−フェニレン、−(フェニレン−
    CONH−フェニレン)−、−(フェニレン−COO−
    フェニレン−OCO)−フェニレン−、−(フェニレン
    −カルボニル)−フェニレン−、及び−(フェニレン−
    カルボニル−フェニレン−オキソ−フェニレン−カルボ
    ニル−フェニレン)−からなる群より選ばれる請求項1
    記載のポリマー。
  23. 【請求項23】 繰返し単位Yが、−(フェニレン−C
    ONH−フェニレン−NHCO)m −フェニレン、−
    (フェニレン−CONH)m −フェニレン−、−(フェ
    ニレン−COO−フェニレン−OCO)m −フェニレン
    −、−(フェニレン−カルボニル)m −フェニレン−及
    び−(フェニレン−カーボネート−フェニレン−2,2
    −イソプロピリデン−カーボネート)m −フェニレン−
    からなる群より選ばれるブロックを形成している請求項
    1記載のポリマー。
  24. 【請求項24】 Yが−Ph−Z−Ph−の構造を有
    し、前記Zが、−(CO)NH−、−(CO)O−、−
    C(=NC6 5 )−、−(CO)−及び−SO2 −か
    らなる群より選ばれる二価の基である請求項1記載のポ
    リマー。
  25. 【請求項25】 Yが−Ph−Z−Ph−の構造を有
    し、前記Zが、−(CO)OPh’O(CO)−、−
    (CO)OPh’C(CH3 2 Ph’O(CO)−、
    −(CO)Ph’OPh’(CO)−、及び下式で表さ
    れる基からなる群より選ばれる二価の基である請求項1
    記載のポリマー 【化11】 上式中Ph’は1,2−、1,3−、又は1,4−フェ
    ニレンである。
  26. 【請求項26】 少なくとも1種のアリーレン繰返し単
    位−Ar−が窒素含有ヘテロアリーレンである請求項1
    記載のポリマー。
  27. 【請求項27】 請求項26記載のポリマー及び酸を含
    んでなるポリマー組成物。
  28. 【請求項28】 ポリマーが下式で表される構造を有す
    る請求項1記載のポリマー。 【化12】
  29. 【請求項29】 Aが、アセチル、ベンゾイル、カルボ
    メトキシ、ホルミル、フェノキシ、フェノキシベンゾイ
    ル及びフェニルからなる群より選ばれる請求項28記載
    のポリマー。
  30. 【請求項30】 請求項28記載のポリマー及び酸を含
    んでなるポリマー組成物。
  31. 【請求項31】 前記酸が、酢酸、蟻酸、臭化水素、塩
    化水素、フッ化水素、ヨウ化水素、メタンスルホン酸、
    トリフルオロメタンスルホン酸、硝酸、過塩素酸、リン
    酸、ポリリン酸、硫酸、亜硫酸、トルエンスルホン酸及
    びトリフルオロ酢酸からなる群より選ばれる請求項30
    記載の組成物。
  32. 【請求項32】 下式で表される構造を有するオリゴマ
    ー又はポリマーポリフェニレンが、相補的な二価のモノ
    マーE’−(Y)m −E’と反応するものであって、E
    及びE’が相補的に反応性の基である請求項1記載の組
    成物の製造方法。 【化13】
  33. 【請求項33】 Eが、塩酸、アミン、アリールアルコ
    ール、アリールアミン、アリール酸塩化物、アリールカ
    ルボン酸、アリールフルオリド、カルボン酸、エポキシ
    ド、フルオリド、ヒドロキシ、イソシアネート及びシリ
    ルクロリドからなる群より選ばれる請求項32記載の方
    法。
  34. 【請求項34】 E’が塩酸、アミン、アリールアルコ
    ール、アリールアミン、アリール酸塩化物、アリールカ
    ルボン酸、アリールフルオリド、カルボン酸、エポキシ
    ド、フルオリド、ヒドロキシ、イソシアネート及びシリ
    ルクロリドからなる群より選ばれる請求項32記載の方
    法。
  35. 【請求項35】 Eがアリールフルオリド及びフルオリ
    ドからなる群より選ばれ、E’がアルコールアニオンで
    ある請求項32記載の方法。
  36. 【請求項36】 Eが、塩酸、アリール酸塩化物、アリ
    ールカルボン酸、カルボン酸からなる群より選ばれ、且
    つE’がヒドロキシ及びアミンからなる群より選ばれる
    請求項32記載の方法。
  37. 【請求項37】 Eが、アミン、アリールアルコール、
    アリールアミン、及びヒドロキシからなる群より選ば
    れ、且つE’が、塩酸、カルボン酸、エポキシド、イソ
    シアネート及びシリルクロリドからなる群より選ばれる
    請求項32記載の方法。
  38. 【請求項38】 lが1である請求項32記載の方法。
  39. 【請求項39】 lが2〜200の範囲の数である請求
    項32記載の方法。
  40. 【請求項40】 lが1〜10の範囲の数であり、且つ
    mが1〜100の範囲の数である請求項32記載の方
    法。
JP29078995A 1995-11-09 1995-11-09 ポリフェニレンコポリマー Expired - Lifetime JP4104679B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29078995A JP4104679B2 (ja) 1995-11-09 1995-11-09 ポリフェニレンコポリマー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29078995A JP4104679B2 (ja) 1995-11-09 1995-11-09 ポリフェニレンコポリマー

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008012960A Division JP5070071B2 (ja) 2008-01-23 2008-01-23 ポリフェニレンコポリマー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09309945A true JPH09309945A (ja) 1997-12-02
JP4104679B2 JP4104679B2 (ja) 2008-06-18

Family

ID=17760526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29078995A Expired - Lifetime JP4104679B2 (ja) 1995-11-09 1995-11-09 ポリフェニレンコポリマー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4104679B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001005864A1 (fr) * 1999-07-15 2001-01-25 Japan Science And Technology Corporation Polyarylene et procede de production correspondant
JP2001279169A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Jsr Corp 膜形成用組成物および絶縁膜形成用材料
JP2002516914A (ja) * 1998-05-25 2002-06-11 コミツサリア タ レネルジー アトミーク 分子ロッド及び使用
WO2002055580A1 (fr) * 2001-01-09 2002-07-18 Japan Science And Technology Corporation Compose polymere
JP2004510039A (ja) * 2000-09-26 2004-04-02 ケンブリッジ ディスプレイ テクノロジー リミテッド ポリマーおよびその使用方法
JP2007177197A (ja) * 2005-03-10 2007-07-12 Sumitomo Chemical Co Ltd ポリアリーレン系ブロック共重合体及びその用途
JP2007519810A (ja) * 2004-01-28 2007-07-19 ソルヴェイ アドバンスド ポリマーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 担持された遷移金属触媒を介する置換ポリフェニレン
JP2007526393A (ja) * 2004-03-04 2007-09-13 ソルヴェイ アドバンスド ポリマーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 枝分かれしたポリフェニレンポリマー
JP2009529079A (ja) * 2006-03-07 2009-08-13 ソルヴェイ アドバンスド ポリマーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 新規なポリアリーレン組成物
JP2010118321A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Tokyo Institute Of Technology 二次電池用活物質及び二次電池
WO2010084977A1 (ja) * 2009-01-20 2010-07-29 住友化学株式会社 メタフェニレン系高分子化合物及びそれを用いた発光素子
JP2010174110A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Sumitomo Chemical Co Ltd ポリピリジン誘導体
WO2011009952A1 (de) * 2009-07-24 2011-01-27 Robert Bosch Gmbh Copolymer aus einem polyphenylen und einer flexiblen kettenkomponente
CN113659180A (zh) * 2021-08-11 2021-11-16 中国科学院山西煤炭化学研究所 含扭转芳基与酮单体阴离子交换膜、粘合剂及制备和应用

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002516914A (ja) * 1998-05-25 2002-06-11 コミツサリア タ レネルジー アトミーク 分子ロッド及び使用
US6586554B1 (en) 1999-07-15 2003-07-01 Japan Science And Technology Corporation Polyarylene and method for production thereof
WO2001005864A1 (fr) * 1999-07-15 2001-01-25 Japan Science And Technology Corporation Polyarylene et procede de production correspondant
JP4497254B2 (ja) * 2000-03-31 2010-07-07 Jsr株式会社 膜形成用組成物および絶縁膜形成用材料
JP2001279169A (ja) * 2000-03-31 2001-10-10 Jsr Corp 膜形成用組成物および絶縁膜形成用材料
JP2004510039A (ja) * 2000-09-26 2004-04-02 ケンブリッジ ディスプレイ テクノロジー リミテッド ポリマーおよびその使用方法
WO2002055580A1 (fr) * 2001-01-09 2002-07-18 Japan Science And Technology Corporation Compose polymere
US6930166B2 (en) * 2001-01-09 2005-08-16 Japan Science And Technology Agency Polymeric compound
JP2007519810A (ja) * 2004-01-28 2007-07-19 ソルヴェイ アドバンスド ポリマーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 担持された遷移金属触媒を介する置換ポリフェニレン
JP2007526393A (ja) * 2004-03-04 2007-09-13 ソルヴェイ アドバンスド ポリマーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 枝分かれしたポリフェニレンポリマー
JP2007177197A (ja) * 2005-03-10 2007-07-12 Sumitomo Chemical Co Ltd ポリアリーレン系ブロック共重合体及びその用途
JP2009529079A (ja) * 2006-03-07 2009-08-13 ソルヴェイ アドバンスド ポリマーズ リミテッド ライアビリティ カンパニー 新規なポリアリーレン組成物
JP2010118321A (ja) * 2008-11-14 2010-05-27 Tokyo Institute Of Technology 二次電池用活物質及び二次電池
WO2010084977A1 (ja) * 2009-01-20 2010-07-29 住友化学株式会社 メタフェニレン系高分子化合物及びそれを用いた発光素子
JP2010189630A (ja) * 2009-01-20 2010-09-02 Sumitomo Chemical Co Ltd メタフェニレン系高分子化合物及びそれを用いた発光素子
US9112154B2 (en) 2009-01-20 2015-08-18 Sumitomo Chemical Company, Limited Metaphenylene polymer compound and light emitting device using the same
JP2010174110A (ja) * 2009-01-28 2010-08-12 Sumitomo Chemical Co Ltd ポリピリジン誘導体
WO2011009952A1 (de) * 2009-07-24 2011-01-27 Robert Bosch Gmbh Copolymer aus einem polyphenylen und einer flexiblen kettenkomponente
CN102471466A (zh) * 2009-07-24 2012-05-23 罗伯特·博世有限公司 由聚亚苯基和柔性链组分形成的共聚物
CN113659180A (zh) * 2021-08-11 2021-11-16 中国科学院山西煤炭化学研究所 含扭转芳基与酮单体阴离子交换膜、粘合剂及制备和应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP4104679B2 (ja) 2008-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5886130A (en) Polyphenylene co-polymers
JP3245162B2 (ja) 反応性側基を有するマクロモノマー
EP0692510B1 (en) Preparation of anhydride copolymers
JP4104679B2 (ja) ポリフェニレンコポリマー
US5756581A (en) Rigid-rod polymers
US5668245A (en) Polymers with heterocyclic side groups
US5654392A (en) Rigid-rod polymers
EP0629217B1 (en) Rigid-rod polymers
JP5070071B2 (ja) ポリフェニレンコポリマー
Hsiao et al. Synthesis and characterization of poly (arylene ether sulfone amide) s
US7238771B2 (en) Dibenzodiazocine polymers
Liaw et al. Synthesis and characterization of new soluble polyamides based on 3, 3′, 5, 5′‐tetramethyl‐2, 2‐bis [4‐(4‐aminophenoxy) phenyl] propane and various aromatic dicarboxylic acids
AU589146B2 (en) Aromatic poly(ether ketones)
US5504182A (en) Thermoplastically processable aromatic polyether amide
JP4104680B2 (ja) 複素環式側基を有するポリマー
JPH0676491B2 (ja) エーテル―ケトン―イミド芳香族ポリマー
EP0773249B1 (en) Polyphenylene co-polymers
JPH11147950A (ja) ポリキノリン
JP2969482B2 (ja) フッ化ポリキノキサリン、フッ化テトラアミン芳香族からのそれらの製造方法、およびそれらの適用方法
JP2969481B2 (ja) フッ化ポリキノキサリン、およびフッ化テトラケトン芳香族からのそれの製造方法、およびそれの適用方法
US9187604B1 (en) Hyperbranched poly(ether-ketones) via an A3 + B2 polymerization method
Ghanwat et al. Soluble Tetraphenylthiophene containing poly (amide–imide) s: Synthesis and characterization
JPH05301961A (ja) 耐高熱性ブロック共重縮合物
Ueda et al. Synthesis and characterization of aramids containing a-terthienylene units by palladium-catalysed polycondensation of dibromo-a-terthiophene, aromatic diamines and carbon monoxide

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050808

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20051108

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20051111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060208

A524 Written submission of copy of amendment under section 19 (pct)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20060208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060731

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061027

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20061208

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20061228

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071023

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20071026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term