JPH09309464A - 車両用緊締フックの取付構造 - Google Patents

車両用緊締フックの取付構造

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Publication number
JPH09309464A
JPH09309464A JP8126798A JP12679896A JPH09309464A JP H09309464 A JPH09309464 A JP H09309464A JP 8126798 A JP8126798 A JP 8126798A JP 12679896 A JP12679896 A JP 12679896A JP H09309464 A JPH09309464 A JP H09309464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
cross member
tightening hook
hook
tightening
Prior art date
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Pending
Application number
JP8126798A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Ito
正悦 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH09309464A publication Critical patent/JPH09309464A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊締フックの長さが短く、メンバーを必要と
せず、よって重量の軽い、安価な車両用緊締フックの取
付構造を提供する。 【解決手段】 車両後部に配設したクロスメンバー5
と、ワイヤーロープ10を固定するための緊締フック8
とを備えた車両用緊締フックの取付構造であって、上記
クロスメンバー5の中央部を車両前方向に曲げて突出さ
せ、この突出部9に上記緊締フック8を設けたことによ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用緊締フック
の取付構造に関する。さらに詳しくは、車両後部に配設
したクロスメンバーに設置する緊締フックの取付構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】通常、車両を運搬するには、キャリアカ
ーや船舶を用いる。このとき、車両の前後をワイヤーロ
ープで締結し、運搬中に移動しないように固定してい
る。図4は、車両aにワイヤーロープbを締結した状態
を示したものである。この図のように、車両aの前部お
よび後部の計2個所を締結するが、キャリアカーと船舶
の場合では、ワイヤーロープbを張る角度が異なる。例
えば、キャリヤカーの締結角度はα、船舶の締結角度は
βである。
【0003】次いで、車両後部を側面から見た概略図を
図5に示す。クロスメンバーcの後部にはメンバーdが
配設され、該メンバーdの側面に緊締フックeが溶接さ
れている。この緊締フックeにワイヤーロープbの一方
の端を掛けて、他方の端をキャリアカーおよび船舶の所
定位置に固定する。また、車両aに傷がつかないように
ワイヤーロープbと車体パネルfの間には、一定の間隔
Lを設けねばならない。このため、該ワイヤーロープb
を張る角度が決定される。
【0004】上記クロスメンバーc、メンバーdおよび
緊締フックeの拡大斜視図を図6に示す。クロスメンバ
ーcは断面略コ字状に形成され、上端部はフランジgが
設けられている。このクロスメンバーcと直角方向にメ
ンバーdが配設されている。該メンバーdも、断面略コ
字状に形成され、上端部はフランジhが設けられてい
る。このメンバーdの両側面部に略U字状の緊締フック
eが溶接されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両用緊締フックの取付構造においては、以下の問
題点があった。 (1)ワイヤーロープbの緊締角度α、またはβが決ま
っており、かつ緊締フックeを取り付けるメンバーdが
車両後部に位置しているので、緊締フックeの突出し長
さl1 が長くなった。このため、ワイヤーロープbの張
力をFとすると、緊締フックeに掛かる入力モーメント
(F×l1 )が大きくなり、緊締フックの径を太くしな
ければならなかった。これは、車両重量が大きくなり、
コストアップにつながった。 (2)緊締フックeをクロスメンバーcに直接取り付け
ると、車両走行中に車体が上下動するので、緊締フック
eがラテラルロッドと干渉するおそれがあった。このた
め、緊締フックeを取り付けるために独自のメンバーd
が必要になり、部品点数増加による車両重量アップおよ
びコストアップになった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、緊締フックの突出し長さが短く、独自のメンバーを
必要とせず、よって車両重量が軽く、安価な車両用緊締
フックの取付構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を解
決するためになされたものであり、その要旨は、車両後
部に配設したクロスメンバーと、ワイヤーロープを固定
するための緊締フックとを備えた車両用緊締フックの取
付構造であって、上記クロスメンバーの中央部を車両前
方向に曲げて突出させ、この突出部に上記緊締フックを
設けたことにある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら、本発
明に係る車両用緊締フックの取付構造を詳細に説明す
る。図1に車両後部の斜視図を示す。両端にタイヤ1を
有するリジットアクスルサスペンション2は、ショック
アブソーバー3を介してシャシーフレーム4に取り付け
られている。該シャシーフレーム4の車幅方向にはクロ
スメンバー5が固定されており、このクロスメンバー5
の下部に、ラテラルロッドブラケット6を介してラテラ
ルロッド7が設けられている。また、上記クロスメンバ
ー5を挟むように緊締フック8が溶接されている。
【0009】図2は、車両後部における緊締フック8の
取付近傍部を側面から見た概略図である。この図は、緊
締フックの従来の取付構造を示す図5に対応するもので
ある。クロスメンバー5は、一部、車両前方向に曲げて
突出しており、この突出部9に緊締フック8を溶接して
取り付けている。ワイヤーロープ10の緊締角度は、従
来の場合と変わらないため、本発明に係る緊締フック8
の突出長さl2 と従来の緊締フックの突出長さl1 を比
較すると、l2 <l1 であり、本発明の緊締フック8の
方が短くなる。このため、ワイヤーロープ10の引張力
をFとすると、緊締フック8に掛かる入力モーメント
(F×l2 )が従来の入力モーメント(F×l1 )より
も小さくなる。つまり、(F×l2 )<(F×l1 )で
ある。また、緊締フック8の向きが車両前後方向にな
り、従来の場合と90°変わる。このため、緊締フック
8に対する入力モーメントの方向も変わり、緊締フック
8の取付剛性が向上する。
【0010】図2におけるクロスメンバー5と緊締フッ
ク8の拡大斜視図を図3に示す。該クロスメンバー5
は、車幅方向に配設され、断面略コ字状の形状をしてお
り、その上端部はフランジ11を形成している。該フラ
ンジ11は、車体のフロアパネル(図示せず)の下面に
溶接されている。上記クロスメンバー5は車幅中央部が
車両前方向に曲げて突出しており、この突出部9の両側
面12に緊締フック8を溶接している。従来のクロスメ
ンバーは車幅方向に直線状であったため、本発明のクロ
スメンバー5の方がフロアパネルとの接触面積が増え
る。よって、フロアパネルの面剛性が向上し、車両走行
時の振動音も減少する。
【0011】実施の他の形態 上記クロスメンバー5は、車両前方向に曲げて突出させ
たが、突出部9を半円状に湾曲させた形状にしてもよ
い。また、上記説明は車両後部のクロスメンバー5に緊
締フック8を設ける場合を示したが、同様の着想を車両
前部の緊締フック8に適用することができる。
【0012】
【発明の効果】上述したように、本発明に係る車両用緊
締フックの取付構造によれば、 (1)メンバーを廃止することができるため、部品点数
の削減による重量軽減およびコストダウンが図れる。 (2)緊締フックの長さが短くなるため、入力モーメン
トが減少する。よって、緊締フックの径を小さくするこ
とやフロアパネルの板厚を薄くすることが可能となり、
車両重量の軽減およびコストダウンになる。 (3)緊締フックの向きが従来の向きと90°変わり、
ワイヤーロープで引っ張る場合、緊締フックの取付剛性
が向上する。 (4)クロスメンバーの形状が変わり、フロアパネルと
の接触面積が増えるため、フロアパネルの面剛性が向上
し、車両走行時の振動音も減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る緊締フックの取付近傍部を示す、
車両後部の斜視図である。
【図2】本発明に係る緊締フックの取付近傍部を側面か
ら見た概略図である。
【図3】本発明に係るクロスメンバーと緊締フックを示
す拡大斜視図である。
【図4】ワイヤーロープを締結した車両を示す概略図で
ある。
【図5】従来の緊締フックの取付近傍部を側面から見た
概略図である。
【図6】従来のクロスメンバー、メンバーおよび緊締フ
ックを示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 タイヤ 2 リジットアクスルサスペンション 3 ショクアブソーバ 4 シャシーフレーム 5 クロスメンバー 6 ラテラルロッドブラケット 7 ラテラルロッド 8 緊締フック 9 突出部 10 ワイヤーロープ 11 フランジ 12 両側面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車幅方向に沿って車両後部に配設したク
    ロスメンバーと、ワイヤーロープを固定するための緊締
    フックとを備えた車両用緊締フックの取付構造であっ
    て、上記クロスメンバーの車幅中央部を車両前方向に曲
    げて突出させ、この突出部に上記緊締フックを設けたこ
    とを特徴とする車両用緊締フックの取付構造。
JP8126798A 1996-05-22 1996-05-22 車両用緊締フックの取付構造 Pending JPH09309464A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8126798A JPH09309464A (ja) 1996-05-22 1996-05-22 車両用緊締フックの取付構造

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JP8126798A JPH09309464A (ja) 1996-05-22 1996-05-22 車両用緊締フックの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09309464A true JPH09309464A (ja) 1997-12-02

Family

ID=14944224

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8126798A Pending JPH09309464A (ja) 1996-05-22 1996-05-22 車両用緊締フックの取付構造

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JP (1) JPH09309464A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009051439A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Suzuki Motor Corp ラテラルロッドの支持部構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009051439A (ja) * 2007-08-29 2009-03-12 Suzuki Motor Corp ラテラルロッドの支持部構造

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