JPH09309098A - プリント基板分割装置 - Google Patents

プリント基板分割装置

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JPH09309098A
JPH09309098A JP13021096A JP13021096A JPH09309098A JP H09309098 A JPH09309098 A JP H09309098A JP 13021096 A JP13021096 A JP 13021096A JP 13021096 A JP13021096 A JP 13021096A JP H09309098 A JPH09309098 A JP H09309098A
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JP
Japan
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printed circuit
substrate
circuit board
cutting tool
dust suction
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JP13021096A
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English (en)
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Kouji Ogahata
幸次 小河畑
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0011Working of insulating substrates or insulating layers
    • H05K3/0044Mechanical working of the substrate, e.g. drilling or punching

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  • Details Of Cutting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】基板の分割作業及び基板への電子部品の実装、
はんだ付け等が効率的で、しかも、基板の分割時及びは
んだ付け時に電子部品や基板にストレスが加わらず、且
つ分割屑を飛散させない基板分割装置を提供することを
目的とする。 【解決手段】複数枚綴りのプリント基板に設けられた綴
り部を切削工具を用い切断し、プリント基板を分割する
プリント基板分割装置において、切削工具の外周部に設
けられた吸塵口と、吸塵口に接続されプリント基板分割
時に発生する切粉を吸塵する吸塵装置と、切削工具を保
持し回転させる回転機構と、切削工具を移動させる切削
工具送り機構からなることを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品等が搭載
された複数枚綴りのプリント基板(以下基板という)
を、はんだ付け後に搭載された電子部品等に歪みを与え
ることなく、且つ、切断屑の飛散を防止しながら切断す
る基板分割装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の基板分割方法の2例について説明
する。先ず、最初に第1例の基板分割方法を図10及び
図11を用いて説明する。図10は従来の基板分割装置
の要部の概略を示す図で、(a)はロールカッターを示
す正面図、(b)はC−C断面図である。
【0003】図11は従来の基板を示す図で、(a)は
基板の平面図(搭載部品図示省略)、(b)はD−D断
面図拡大である。70は基板分割装置で、複数枚綴りの
基板に電子部品等が実装され、はんだ付けされた基板を
分割する装置であり、ロールカッター80、カッター駆
動機構及び基板送り機構等により構成される。
【0004】ロールカッター80は、円盤状で外周がカ
ッターになっており、平行に設けられた2本の回転軸8
5に2枚のロールカッター80を、それぞれのロールカ
ッター80の外周が略接する程度に固定し、それぞれの
ロールカッター80を相反する方向へ回転させ、2枚の
ロールカッター80の間に基板90を通過させて基板9
0を分割するものである。
【0005】カッター駆動機構(図示省略)は、ロール
カッター80を回転させる機構で、ロールカッター80
を回転させる駆動源となるモータと、ロールカッター8
0を固定し回転させる回転軸85と、駆動源の回転を伝
達する歯車等により構成されている。基板送り機構(図
示省略)は、基板90のダミー部91を保持しロールカ
ッター80の方へ送り込む機構である。
【0006】基板90は、複数枚の基板を綴りにして1
枚の複合基板となっている。基板15の外周部には加工
工程でチャツキング部等となるダミー部92があり、ま
た基板90の分割部(綴り部)97には基板90の両面
よりV溝96(厚みの中央部は繋がっている)が施され
ており、分割し易いようになっている。基板90は分割
前の複数枚綴りの状態で電子部品等が実装され、はんだ
付けされた後に基板分割装置70によりV溝96に沿っ
て分割される。
【0007】次に、基板の分割動作を説明する。先ず、
基板送り機構に基板90の長手方向のダミー部92を固
定し、基板90のダミー部92と基板本体部との分割部
97のV溝96とロールカッター80の中心位置を合致
させ、ロールカッター80を回転させ基板90をロール
カッター80の方へ送り込み分割する。次にもう一方の
ダミー部92と基板本体部との分割部97も同じように
分割する。次に、幅方向(短い方向)のダミー部92を
基板送り機構に固定し、先ず、中央部(基板本体と基板
本体との分割部97)のV溝96部を先程と同じように
分割する。次に、両側部のダミー部92と基板本体部と
の分割部97も先程と同じように分割する。
【0008】次に、第2例の基板分割方法について説明
する。複数枚綴りの状態で電子部品等が実装され、はん
だ付けされた基板90を分割位置に形成されたV溝96
を境にして、それぞれの基板90を左右の手で片方づつ
持ちV溝96を中心にして折り曲げ基板90をV溝96
に沿って分割する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の第1例
の基板分割装置70を用いた分割方法では、複数枚綴り
の基板90のV溝96のカットされた分割部97を、一
筋づつロールカッター80により分割していくので、基
板90の分割作業の効率が悪い。また、基板90の分割
部97にV溝96のカットが施されているので基板90
の剛性が弱くなり、はんだ付け時に熱により基板90が
反り、例えばはんだ不着や電子部品へストレスが加わる
等の不具合を発生させるおそれがある。これらの不具合
を防止するために基板90の綴り枚数を少なくし、基板
90全体の大きさを小さくしてはんだ付け時に熱による
基板90の反りを少なくする方法がとられる。しかし、
この方法では基板90の材料取りの無駄や電子部品の実
装、はんだ付け及び分割作業等の加工時間の効率が低下
し、コスト高につながるという問題が残る。
【0010】また、上述の第2例の基板の分割方法では
分割が手作業で行われるので品質のばらつきが大きく、
第1例で発生する問題の他に、作業者の基板を持つ位置
や力の加え加減等が一定しないので、分割時に基板90
の反り等が発生し易く電子部品へストレスが加わり電子
部品を破損させる等の不具合を発生させるおそれがあ
る。さらに上述の第1例、第2例とも基板90を分割す
る際に、基板90の分割部97より発生した分割屑が基
板90に付着し、機器に組み込まれ不具合を発生させる
おそれがある。
【0011】そこで、本発明は上述の問題を解決するも
ので、基板の分割作業及び基板への電子部品の実装、は
んだ付け等が効率的で、しかも、基板の分割時及びはん
だ付け時に電子部品や基板にストレスが加わらず、且つ
分割屑を飛散させない基板分割装置を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するもので、複数枚綴りのプリント基板に設けられ
た綴り部を切削工具を用いて切断し、該プリント基板を
分割するプリント基板分割装置において、前記切削工具
の外周部に設けられた吸塵口と、前記吸塵口に接続され
前記プリント基板分割時に発生する切粉を吸塵する吸塵
装置と、前記切削工具を保持し回転させる回転機構と、
前記切削工具を移動させる切削工具送り機構からなるこ
とを特徴とするものである。
【0013】また、前記吸塵口の外周部にブラシ状の囲
が設けられたこを特徴とするものである。また、前記吸
塵口の外周部にエアー吹出口が設けられたことを特徴と
するものである。また、前記切削工具の切削水平進行方
向に対し後方に吸塵パイプが設けられたことを特徴とす
るものである。
【0014】また前記切削工具の上下方向の所望する位
置に該切削工具を停止させるストッパーが設けられたこ
とを特徴とするものである。また、複数枚綴りのプリン
ト基板に設けられた綴り部を切削工具を用いて切断し、
該プリント基板を分割するプリント基板分割装置におい
て、前記プリント基板を固定する保持機構と、前記プリ
ント基板の下部に設けられ該プリント基板を支えると共
に該プリント基板分割時に発生する切粉を吸塵する吸塵
口を備えたプリント基板吸着パッドと、前記プリント基
板吸着パッドに接続され前記プリント基板分割時に発生
する切粉を吸塵する吸塵装置と、前記切削工具を保持し
回転させる回転機構と、前記切削工具を移動させる切削
工具送り機構からなることを特徴とするものである。
【0015】また、複数枚綴りのプリント基板に設けら
れた綴り部を切削工具を用いて切断し、該プリント基板
を分割するプリント基板分割装置において、前記プリン
ト基板を装着固定する方向の面を除き密閉された基板保
持治具と、前記プリント基板の下部に設けられ該プリン
ト基板を支える受部と、前記保持治具に接続され前記プ
リント基板分割時に発生する切粉を吸塵する吸塵装置
と、前記切削工具を保持し回転させる回転機構と、前記
切削工具を移動させる切削工具送り機構からなることを
特徴とするものである。
【0016】
【実施例】本発明の第1実施例を図1、図2、図3及び
図4を用いて説明する。図1は基板分割装置の要部の構
成を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図であ
る。図2は工具ユニットの上下停止機能を示す図で、
(a)は通常状態の側面図、(b)は電源OFF及び非
常停止状態の側面図、(c)は加工中の側面図、(d)
は移動中の側面である。
【0017】図3は工具ユニットの先端部を示す断面拡
大図である。図4は分割前の基板を示す平面図(搭載部
品図示省略)である。10は基板分割装置で、複数枚綴
りの基板15に電子部品等が実装され、はんだ付けされ
た基板15を分割する装置であり、XYユニット11、
制御装置12、工具ユニット20、基板保持ユニット3
0および吸塵装置40等により構成されている。
【0018】XYユニット11は、垂直状態に保持され
た工具ユニット20をX軸(左右)方向に移動させるス
ライド部と、工具ユニット20の下方向のテーブルに水
平に設置された基板保持ユニット30をY軸(前後)方
向へ移動させるスライド部をプログラムに基づき制御し
移動させる装置である。制御装置12は、XYユニット
11のX軸(左右)方向とY軸(前後)方向のスライド
部の移動距離及び工具ユニット20のZ軸(上下)方向
の位置が入力されたプログラムに基づきそれぞれのユニ
ットを制御する装置である。
【0019】工具ユニット20は、切削工具(以下エン
ドミルという)21を保持し回転させると共に、工具ユ
ニット20をZ軸(上下)方向に移動させることができ
る。また、工具ユニット20には、電源OFFや空気圧
の低下等の時に工具ユニット20が落下し、エンドミル
21が基板15に当たりエンドミル21や基板15が破
損するのを防止する機能と、基板分割の際に分割位置か
ら次の分割位置へエンドミル21を位置移動させる時
に、エンドミル21の先端が基板上に実装された電子部
品等に接触して、エンドミル21や電子部品等を破損さ
せないように工具ユニット20を上昇させる必要があ
る。この際に工具ユニット20を上支点まで上昇させず
に最小必要限度の高さまで上昇させ、その位置で止めて
昇降距離(時間)を短縮させる2たつの機能がある。
【0020】基板保持ユニット30は、分割する基板1
5を固定する装置で基板15を位置決めする基板受部3
1と、基板受部31に位置決めされた基板15のダミー
部16を圧着固定する回動自在の圧着板32を回動さ
せ、基板15の圧着状態を開閉するエアシリンダ33等
により構成されている。吸塵装置40は、基板分割時に
発生する粉末状の切粉を吸引する装置であり、吸塵口4
1、真空発生器42と集塵タンク43から構成されてい
る。吸塵口41は、工具ユニット20の先端部に保持さ
れたエンドミル21の外周を囲むように形成されてお
り、吸塵口41の上部は真空発生器42に接続されてい
る。尚、吸塵口41の上部と真空発生器42との間およ
び真空発生器42と集塵タンク43との間は伸縮自在の
パイプまたはビニルチューブ等を用いて弛ませた状態で
配管する。
【0021】基板15は、複数枚の基板を綴りにして1
枚の複合基板となっている。基板15の外周部には加工
工程でチャツキング部等となるダミー部16があり、ま
た基板15の分割部は綴り部17を除きスリット(細長
孔)18により分断されている。基板15は分割前の複
数枚綴りの状態で電子部品等が実装され、はんだ付けさ
れた後に基板分割装置10により分割される。尚、綴り
部17に断続的に形成されたスリット18は場合によっ
ては削除することもできる。
【0022】次に、工具ユニットの上下停止機構を説明
する。基板分割装置10が、電源ONの状態で稼働して
ない通常の状態(図2−a)の場合には、ストッパ23
の突出軸24が引っ込んでおり、工具ユニット20の支
軸22が上死点にある。次に、電源OFFや非常停止等
の状態(図2−b)にはストッパ23の突出軸24が突
出する。そして、落下してきた工具ユニット20の支軸
22が突出軸24に係止し、工具ユニット20が落下す
るのを防止する。
【0023】次に、稼働中の状態(図2−c)の場合に
は、ストッパ23の突出軸24が引っ込んでおり、工具
ユニット20の支軸22が突出軸24の下方にあり必要
な高さに保持される。次に、工具ユニット20が移動中
の状態(図2−d)にはストッパ23の突出軸24が突
出する。そして、突出軸24の下方から上昇してきた工
具ユニット20の支軸22が突出軸24に係止し、工具
ユニット20が所定の高さ(エンドミル21の先端部が
基板15に搭載された電子部品等に当接しない高さ)の
位置(中間位置)に保持される。
【0024】次に、基板の分割動作を説明する。先ず、
基板保持ユニット30の基板受部31に基板15のダミ
ー部16を位置決めして載せ、稼働釦(図示省略)を押
すとダミー部16を圧着板32が圧着して固定する。基
板15が固定されると、制御装置12が稼働し制御装置
12に入力されたプログラムに基づきXYユニット11
のスライド部と工具ユニット20を移動させ、基板15
の綴り部(分割箇所)17を切削し分割する。
【0025】以上説明したように本実施例によれば、基
板15を切削加工により分割するので基板15および基
板15に搭載された電子部品に歪みが殆ど加わらないの
で、部品破損等の不具合の発生を防止することができ
る。また、基板15の分割時に発生する粉末状の切粉を
吸塵するので、切粉が基板15に付着するのを防止する
ことができる。従って、基板15を組付けた際に機器内
への切粉の混入が阻止されるので不具合の発生を防止す
ることができる。さらに、基板15を分割するために基
板15の綴り部17に従来必要としていたV溝状のカッ
トが不要となり基板15の剛性が増すので、より多くの
多数枚綴りの基板製作が可能となり基板15の材料取り
の無駄が改善でき、さらに電子部品の実装、はんだ付け
等の加工時間の効率化が図れる。その他に基板15に搭
載された電子部品等をはんだ付けする際に、基板15に
熱が加わっても基板15の反りが減少し、例えば、はん
だ不着等の不具合を防止することができるので、基板1
5のはんだ付け品質の向上とコスト低減を図ることがで
きる。尚、本実施例ではXYユニット11に工具ユニッ
ト20を1式セットしたが、複数個セットすることによ
り基板15を複数枚同時に分割することができる。
【0026】次に、本発明の第2実施例を図5を用いて
説明する。図5は本発明の第2実施例の工具ユニットの
先端部を示す断面拡大図である。尚、第2実施例以降の
実施例は吸塵方法を除き第1実施例と略同じであるの
で、第1実施例との相違点を重点に説明しその他につい
ては第1実施例と同じ符号を付し説明を省略する。
【0027】46はブラシ状の囲で、基板15の分割時
に発生する粉末状の切粉の飛散をブラシ状の囲46の内
側にとどめると共に、吸引力のロスを防止し吸塵効果を
上げるためのものである。ブラシ状の囲46は工具ユニ
ット20の先端部に保持されたエンドミル21の外周を
囲むように形成された吸塵口45の先端部を囲むように
設けられている。ブラシ状の囲46は基板15の分割時
にブラシ状の囲46の先端部が基板15の上面に接する
ように設けられている。ブラシ状の囲46の材料には例
えば馬毛などが用いられる。尚、吸塵口45は上部で吸
塵装置40に接続されている。
【0028】以上説明したように本実施例においても、
第1実施例と同じように基板15および基板15に搭載
された電子部品に歪みが殆ど加わらないので、部品破損
等の不具合の発生を防止することができる。また、吸塵
口45の先端部にブラシ状の囲46を設けたことによ
り、基板15の分割時に発生する粉末状の切粉の飛散を
ブラシ状の囲46の内側にとどめると共に、吸引力のロ
スが防止されるので吸塵効果を上げることができる。従
って、切粉が基板15に付着するのを防止することがで
きるので、基板15を組付けた際に機器内への切粉の混
入が阻止され不具合の発生を防止することができる。
【0029】次に、本発明の第3実施例を図6を用いて
説明する。図6は本発明の第3実施例の工具ユニットの
先端部を示す断面拡大図である。47はエアー吹出口
で、工具ユニット20の先端部に保持されたエンドミル
21の外周を囲むように形成された状の吸塵口45の外
周部を囲むように設けられている。エアー吹出口47は
エアー供給装置(図示省略)に接続されており、エアー
吹出口47よりエアーを吹き出し吸塵口45の外周部に
エアーカーテン状の囲48を形成するものである。
【0030】以上説明したように本実施例においても、
第1実施例と同じように基板15および基板15に搭載
された電子部品に歪みが殆ど加わらないので、部品破損
等の不具合の発生を防止することができる。また、吸塵
口45の外周部にエアーカーテン状の囲48が形成され
るので、基板15の分割時に発生する粉末状の切粉の飛
散をエアーカーテン状の囲48の内側にとどめると共
に、吸引力のロスが減少し吸塵効果を上げることができ
る。従って、切粉が基板15に付着するのを防止するこ
とができるので、基板15を組付けた際に機器内への切
粉の混入が阻止され不具合の発生を防止することができ
る。
【0031】次に、本発明の第4実施例を図7を用いて
説明する。図7は本発明の第4実施例の工具ユニットの
先端部を示す断面拡大図である。49は吸塵パイプで、
基板15の分割時に発生する粉末状の切粉を吸塵するパ
イプである。吸塵パイプ49はエンドミル21の切削進
行方向に対しエンドミル21の直ぐ後方に設置されてお
り、吸塵パイプ49は吸塵装置40に接続されている。
【0032】以上説明したように本実施例においても、
第1実施例と同じように基板15および基板15に搭載
された電子部品に歪みが殆ど加わらないので、部品破損
等の不具合の発生を防止することができる。また、吸塵
パイプ49をエンドミル21の直ぐ後方に設置している
ので吸塵効果を上げることができる。従って、切粉が基
板15に付着するのを防止することができるので、基板
15を組付けた際に機器内への切粉の混入が阻止され不
具合の発生を防止することができる。
【0033】尚、本実施例では吸塵パイプ49を1本設
けたが、複数本設けることによりさらに吸塵効果を上げ
ることができる。次に、本発明の第5実施例を図8を用
いて説明する。図8は本発明の第5実施例の基板保持ユ
ニットの構成を示す図で、(a)は平面図(圧着板図示
省略)、(b)はA−A断面図である。
【0034】50は吸着パッドで、基板保持ユニット3
0の基板受部31に位置決めされ圧着板32により圧着
固定された基板15の下部から吸着して、基板15の反
りを修正すると共に、基板15の分割時に発生する粉末
状の切粉を吸塵する機能を持たせたものである。吸着パ
ッド50は、基板15の分割ラインに沿ってエンドミル
21の直径よりやや広めの逃溝51と切削部17の側部
に吸塵溝52と基板15を吸着する基板吸着孔53が形
成されている。また、吸着パッド50の吸着面は基板受
部31の受面と同じ高さに揃える。尚、吸着パッド50
は底部の接続孔54より吸塵装置40に接続されてい
る。
【0035】以上説明したように本実施例においても、
第1実施例と同じように基板15および基板15に搭載
された電子部品に歪みが殆ど加わらないので、部品破損
等の不具合の発生を防止することができる。その他に吸
着パッド50で基板15が吸着固定され基板15の反り
が修正されるので安定した分割(切削)ができる。ま
た、吸塵溝52が基板15の切削部17に隣接して設け
られているので吸塵効果を上げることができる。従っ
て、切粉が基板15に付着するのを防止することができ
るので、基板15を組付けた際に機器内への切粉の混入
が阻止され不具合の発生を防止することができる。尚、
本実施例では分割ラインに沿ってエンドミル21の逃溝
51を設けたが、分割(切削)箇所のみに設けそれ以外
の箇所はエンドミル21をジャンプさせて移動させるよ
うにすれば、基板15の吸着力をより強くすることがで
きる。
【0036】次に、本発明の第6実施例を図9を用いて
説明する。図9は本発明の第6実施例の基板保持治具の
構成を示す図で、(a)は平面図(圧着板図示省略)、
(b)はB−B断面図である。60は基板保持治具、分
割する基板15を位置決め固定し、基板15の分割時に
発生する粉末状の切粉を吸塵する治具である。基板保持
治具60は基板15を位置決めする基板受部31と、基
板受部31に位置決めされた基板15のダミー部16を
圧着固定する回動自在の圧着板32と、圧着板32を回
動させ基板15の圧着状態を開閉するエアシリンダ33
及び基板15の下部に設けられ基板15を支える支軸6
1等により構成されている。また、基板保持治具60は
基板15を装着固定する方向の面を除き密閉されてい
る。尚、基板保持治具60は底部の吸気口62にて吸塵
装置40に接続されており、基板15の分割時には吸塵
装置40を稼働させ、基板保持治具60内の空気を吸引
する。
【0037】以上説明したように本実施例においても、
第1実施例と同じように基板15および基板15に搭載
された電子部品に歪みが殆ど加わらないので、部品破損
等の不具合の発生を防止することができる。その他に基
板保持治具60に基板15が装着固定された際に基板保
持治具60が密閉状態となり、吸塵装置40で吸引する
ことにより基板15が下方に吸引され支軸61に当接
し、基板15の反りが修正されるので安定した分割(切
削)ができる。また、基板保持治具60が密閉状態で基
板15の分割(切削)が行われるので、さらに吸塵効果
を上げることができる。従って、切粉が基板15に付着
するのを防止することができるので、基板15を組付け
た際に機器内への切粉の混入が阻止され不具合の発生を
防止することができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板を切削加工により分割するので基板および基板に搭載
された電子部品に歪みが殆ど加わらないので、部品破損
等の不具合の発生を防止することができる。また、基板
の分割時に発生する粉末状の切粉を吸塵するので、切粉
が基板に付着するのを防止することができる。従って、
基板を組付けた際に機器内への切粉の混入が阻止される
ので不具合の発生を防止することができる。さらに、基
板の分割方法が変わることにより基板の分割部に従来必
要とされていたV溝のカットが不要となり基板の剛性が
増し、基板の綴り枚数を増やすことができる。従って、
基板の材料取りの改善が図れ、さらに電子部品の実装、
はんだ付け等の加工時間の効率化が図れる。その他に電
子部品等をはんだ付けする際に、基板に熱が加わっても
基板の反りが減少し、はんだ不着等の不具合を防止する
ことができるので基板のはんだ付け品質の向上が図れる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の基板分割装置の要部の構
成を示す図で、(a)は正面図、(b)は側面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例の工具ユニットの上下停止
機構を示す図で、(a)は通常状態の側面図、(b)は
電源OFF、非常停止状態の側面図、(c)は加工中の
側面図、(d)は移動中の側面である。
【図3】本発明の第1実施例の工具ユニットの先端部を
示す断面拡大図である。
【図4】本発明の1実施例の分割前の基板を示す平面図
(搭載部品図示省略)である。
【図5】本発明の第2実施例の工具ユニットの先端部を
示す断面拡大図である。
【図6】本発明の第3実施例の工具ユニットの先端部を
示す断面拡大図である。
【図7】本発明の第4実施例の工具ユニットの先端部を
示す断面拡大図である。
【図8】本発明の第5実施例の基板保持ユニットの構成
を示す図で、(a)は平面図(圧着板図示省略)、
(b)はA−A断面図である。
【図9】本発明の第5実施例の基板保持ユニットの構成
を示す図で、(a)は平面図(圧着板図示省略)、
(b)はB−B断面図である。
【図10】従来の基板分割装置の要部の概略を示す図
で、(a)はロールカッターを示す正面図、(b)はC
−C断面図である。
【図11】従来の基板を示す図で、(a)は平面図(搭
載部品図示省略)、(b)はD−D断面拡大図である。
【符号の説明】
10・・・・・基板分割装置 11・・・・・XYユニット 12・・・・・制御装置 15・・・・・基板 16・・・・・ダミー部 17・・・・・綴り部 18・・・・・スリット 20・・・・・工具ユニット 21・・・・・エンドミル 22・・・・・支軸 23・・・・・ストッパ 24・・・・・突出軸 30・・・・・基板保持ユニット 31・・・・・基板受部 32・・・・・圧着板 33・・・・・エアシリンダ 40・・・・・吸塵装置 41、45、62・・吸塵口 42・・・・・真空発生器 43・・・・・集塵タンク 46・・・・・ブラシ状囲 47・・・・・エアー吹出口 48・・・・・エアーカーテン 49・・・・・吸塵パイプ 50・・・・・吸着パッド 51・・・・・逃溝 52・・・・・吸塵溝 53・・・・・基板吸着孔 54・・・・・接続孔 60・・・・・基板保持治具 61・・・・・支軸

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚綴りのプリント基板に設けられた
    綴り部を切削工具を用いて切断し、該プリント基板を分
    割するプリント基板分割装置において、 前記切削工具の外周部に設けられた吸塵口と、 前記吸塵口に接続され前記プリント基板分割時に発生す
    る切粉を吸塵する吸塵装置と、 前記切削工具を保持し回転させる回転機構と、 前記切削工具を移動させる切削工具送り機構からなるこ
    とを特徴とするプリント基板分割装置。
  2. 【請求項2】 前記吸塵口の外周部にブラシ状の囲が設
    けられたこを特徴とする請求項1記載のプリント基板分
    割装置。
  3. 【請求項3】 前記吸塵口の外周部にエアー吹出口が設
    けられたことを特徴とする請求項1記載のプリント基板
    分割装置。
  4. 【請求項4】 前記切削工具の切削水平進行方向に対し
    後方に吸塵パイプが設けられたことを特徴とする請求項
    1記載のプリント基板分割装置。
  5. 【請求項5】 前記切削工具の上下方向の所望する位置
    に該切削工具を停止させるストッパーが設けられたこと
    を特徴とする請求項1記載のプリント基板分割装置。
  6. 【請求項6】 複数枚綴りのプリント基板に設けられた
    綴り部を切削工具を用いて切断し、該プリント基板を分
    割するプリント基板分割装置において、 前記プリント基板を固定する保持機構と、 前記プリント基板の下部に設けられ該プリント基板を支
    えると共に該プリント基板分割時に発生する切粉を吸塵
    する吸塵口を備えたプリント基板吸着パッドと、 前記プリント基板吸着パッドに接続され前記プリント基
    板分割時に発生する切粉を吸塵する吸塵装置と、 前記切削工具を保持し回転させる回転機構と、 前記切削工具を移動させる切削工具送り機構からなるこ
    とを特徴とするプリント基板分割装置。
  7. 【請求項7】 複数枚綴りのプリント基板に設けられた
    綴り部を切削工具を用いて切断し、該プリント基板を分
    割するプリント基板分割装置において、 前記プリント基板を装着固定する方向の面を除き密閉さ
    れた基板保持治具と、 前記プリント基板の下部に設けられ該プリント基板を支
    える受部と、 前記保持治具に接続され前記プリント基板分割時に発生
    する切粉を吸塵する吸塵装置と、 前記切削工具を保持し回転させる回転機構と、 前記切削工具を移動させる切削工具送り機構からなるこ
    とを特徴とするプリント基板分割装置。
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