JPH09308911A - 巻戻し装置の制御装置 - Google Patents

巻戻し装置の制御装置

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JPH09308911A
JPH09308911A JP12679296A JP12679296A JPH09308911A JP H09308911 A JPH09308911 A JP H09308911A JP 12679296 A JP12679296 A JP 12679296A JP 12679296 A JP12679296 A JP 12679296A JP H09308911 A JPH09308911 A JP H09308911A
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JP
Japan
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coil diameter
coil
diameter
rewinding
roll
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Withdrawn
Application number
JP12679296A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Ueda
潔 植田
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】巻戻し装置のコイル5の回転数と測長ロール2
の回転数の比によってコイル径を演算する回路を具えた
制御装置において、正確なコイル径を求め、高精度の速
度制御あるいは張力制御を行う。 【解決手段】巻戻しコイル5の一定回転毎に、前回演算
コイル径と今回演算径を板厚を考慮して比較し、巻き戻
しの状態を判定し、異常の場合、演算結果の変化からス
リップ箇所を特定すると共にコイル径を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙や鋼板等のコイ
ル状に巻かれた材料(以下コイル材という)の加工処理
設備における制御装置に係り、特に巻戻し装置及び巻取
り装置間で材料に張力を与えながら巻戻しを行うコイル
材の巻戻し装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】巻戻し装置のコイル材を巻取リ装置にて
巻取る場合に、巻戻し装置及び巻取り装置を定速度制御
または定電流制御し、巻戻し装置のコイル径が変化する
につれて定電流制御を行う電動機の界磁巻線への界磁電
流を制御し、張力制御又は速度制御を行う技術がある。
この場合、コイルの回転数と測長ロールの回転数の比に
よってコイル径を演算する演算回路を具えた制御装置が
用いられている。
【0003】一般に巻戻し装置にて、コイル径を演算す
る場合、 (a)巻戻し装置のコイルの回転数と、測長ロールの回
転数との比によりコイル径を求める方法 (b)巻戻し装置の初期コイル径から巻戻した板厚分だ
け、コイル径より差し引いてゆく方法(特開昭55−1
03407)等がある。ここで、巻戻し装置のコイルの
内径がスリップした場合、あるいは測長ロールがスリッ
プした場合、コイル径の演算が誤まった結果を出力する
ことに対しては、急激なコイル径の変化を小さくする方
法や、コイル径が増加した場合はコイル径は前回演算し
たコイル径を保持する等の補正を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記の演算方法
では、スリップの発生した箇所やスリップの生ずる方向
によって、コイル径の補正が有効に働かず、コイル径に
誤差が生ずる問題がある。また、正確な払い出しコイル
の残量を計算できないという問題があり、高精度の張力
制御および速度制御を行うことができないという問題が
あった。
【0005】本発明は前記問題点を解決したコイル径演
算装置を有する巻戻し装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するためにスリップ発生箇所及びスリップの方向を数
種類のパターンに分類して、それぞれのスリップのパタ
ーンに応じて最適なコイル径補正を行うコイル径演算器
を有する巻戻し装置の制御装置である。本発明は、巻戻
し装置及び巻取り装置を定速度制御または定電流制御す
る手段と、コイルの回転数と測長ロールの回転数の比に
よってコイル径を演算する回路とを具えた制御装置の改
善に係るものであって、 (a)巻戻しコイルの一定回転毎のコイル直径を演算す
る手段と、前回演算コイル径と今回演算コイル径を板厚
を考慮して比較する手段と、該演算結果の変化からスリ
ップしたロールを判定する手段とを備えたことを特徴と
するものである。
【0007】さらに、 (b)予め定めたコイル径演算補正式によりスリップし
たロールのコイル径の演算誤差を最小にするコイル径演
算器を有すること (c)測長ロールのスリップを判定する手段と、スリッ
プ直前の測長ロール周速とライン速度指令との比を記憶
する記憶手段と、その比によりロール径を補正するコイ
ル径演算器を有すること (d)巻戻し装置の内径のスリップを判定する手段と、
スリップ時の巻戻しコイルの一定回転間における測長ロ
ールの回転数からコイル径を補正するコイル径演算器を
備えたことをそれぞれ問題解決の技術手段とする巻戻し
装置の制御装置を提供する。
【0008】本発明によれば、コイル径演算に関連する
いかなるロールがいかなる方向にスリップしても有効に
コイル径の補正を行うことができる。従って、巻戻しコ
イルの残量を正確に求めることができるようになり、同
時に現在のコイル径に応じた最適な界磁電流を制御する
ことにより安定な張力制御あるいは速度制御を行うこと
ができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例を示す制御
ブロック図である。巻戻し装置のペイオフリール1(以
下PORという)に取付けられているパルスジェネレー
タ3(PLG1)の信号と、測長ロール2(メジャリン
グロール、以下MRという)に取付けた付いたパルスジ
ェネレータ4(PLG2)の信号をパルスカウンタ6に
入力し、その情報に基いて、上位コントローラ7にてコ
イル径の演算を行う。
【0010】図2は本発明の上位コントローラ内でのス
リップ検出の実施例を示すフローチャートである。工程
21では、コイル径Dの演算を行う。この演算はここで
はPORの1/2回転ごとに行われているとする。次に
工程22では、演算結果の直径Dと前回の演算結果の直
径Daとを比較し、スリップの検出を行う。D≧Daで
あれば、PORスリップ又はMRスリップと判定される
(工程23)。D<Daの時は、工程24にて、D≧
(Da−2h)か否かを判定する。ここで、2hは(板
厚+しきい値)を表わしている。D≧(Da−2h)式
が成立すれば、コイル径の演算は正常である。この
時、、「コイル径演算正常(パターン2)」を出力する
(工程25)。このD≧(Da−2h)式が不成立であ
れば、測長ロールが板速より遅い方向にスリップしてい
る。この時工程26にて「MRスリップ(1)(パター
ン1)」を出力する。
【0011】次に、D≧Daの場合はPORがスリップ
しているか,MRがスリップ(MR>板速)していると
判断し、工程27へ進む。ここで、PORとMRのどち
らかがスリップしてかを判断する。工程21でコイル径
Dを演算する直前に,一定時間t1 におけるPORの回
転のカウント数合計ΣP1 を測定する(工程27)。次
に,工程28にてライン速度指令とスリップ時のPOR
のカウントより計算される速度差Eを比較する。
【0012】E=(ライン速度指令)−ΣPMR×π×D
b/t1 ΔP1 但し、 PMR:測長ロールMRの回転パルスのカウント数 Db:測長ロールMRの直径 上記速度差Eがある設定値α1 以上であれば、PORが
スリップをしていると判断して、工程30にて「POR
スリップ(パターン4)」を出力し、逆に前記の速度差
Eが設定値α1 未満であればPORはスリップしておら
ず、「MRスリップ(パターン3)」を出力する。(工
程29) 以上によりスリップ検出とスリップのパターン分類がで
きる。
【0013】次に図3に本発明のコイル径演算とコイル
径補正のフローチャートを示す。まず、「MRロールス
リップ(パターン1)」(工程26)の場合、DはPO
Rが1/2回転前から板厚1枚分減少するので、次の式
によりコイル径補正を行う(工程31)。 D’=Da−h 但し、h:板厚 次に、「MRロールスリップ(パターン2)」(工程2
9)の場合、工程32に示すようにスリップ検出前のM
Rのパルスのカウント数ΣPMRとライン速度指令LSr
efとの比X1 を記憶しておき、スリップ時にはライン
速度指令LSrefよりスリップ検出前のMRのパルス
のカウント数ΣPMRを逆に演算して次式により補正コイ
ル径D’を求め、コイル径補正を行う。
【0014】 D’=(D1 ΔPPOR ΣPMR)/(ΣPPOR ΔPMR) 但し、D1 :コイル径測定値 ΔPPOR :PORの回転パルスのカウント数 ΣPMR =スリップ検出前のパルスのカウント数=LS
ref ×X11 =(ΣPMRb /LSrefb) ΣPMRb :スリップ前のΣPMR LSrefb:スリップ前のLSref ΣPPOR :スリップ検出前のPORのパルスのカウント
数 ΔPMR :MRの回転パルスのカウント数 つぎに、「PORスリップ(パターン4)」(工程3
0)の場合、MRで送り出した量は正確であると判断し
て送り出し量に応じた(枚数×板厚)分Daより引いた
ものをD’の補正値としている。
【0015】 D’=Da−h(ΣPMR/ΔPMR)D1 /πDa 但し、Da:Dの前回測定値 こうして求められた補正値D’をパターンに応じて記憶
装置37に記憶し、可変又は固定の値X2 (0≦X2
1)により修正してDH を求める。一方、通常方式によ
りコイル径DN を求める(工程39)。
【0016】 DN =(D1 ΔPPOR ΣPMR)/(ΣPPOR ΔPMR) 求められたコイル径DN を可変又は固定の値X2 (0≦
2 ≦1)により修正し、この修正されたDN と上記D
H とを合成して補正後のコイル径DA を求める(工程4
1)。この補正後のコイル径DA により巻戻し装置の残
量演算、張力制御あるいは速度制御等を行う。
【0017】なお前記実施例は、PORが1/2回転毎
にコイル径演算を行っている。本発明はこれに限るもの
ではなく一定回転毎の演算でよい。又前記実施例はスリ
ップの判断のしきい値をD<Da−2hあるいはD≧D
aとしたが、本発明はこれに限るものではなく、上位コ
ントローラより任意に設定できる機能を付加することが
できる。
【0018】又前記実施例ではコイル径の補正結果DA
を求める際、X2 :1−X2 の割合でDA を算出した
が、これに限るものではなく、スリップの開始時、終了
時にはX2 を徐々に変化させることも可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明では従来のコイル径演算に比べ、
正確なコイル径を求めることができるため、PORのコ
イルの高精度の残長計算、速度制御あるいは張力制御が
できるようになった。またスリップした箇所を判定する
ことができるため、スリップ回復が短時間でできるとい
う効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御装置の制御ブロック図である。
【図2】本発明の上位コントローラ内にてスリップの検
出を行う回路のフローチャートである。
【図3】本発明の上位コントローラ内にてコイル径を演
算する回路のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ペイオフリール(POR) 2 測長ロール(MR) 3、4 パルスジェネレータ 5 コイル 6 パルスカウンタ 7 上位コントローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻戻し装置及び巻取り装置を定速度制御
    または定電流制御する手段と、コイルの回転数と測長ロ
    ールの回転数の比によってコイル径を演算する回路とを
    具えた制御装置において、巻戻しコイルの一定回転毎の
    コイル直径を演算する手段と、前回演算コイル径と今回
    演算コイル径を板厚を考慮して比較する手段と、該演算
    結果の変化からスリップしたロールを判定する手段とを
    備えたことを特徴とする巻戻し装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 予め定めたコイル径演算補正式によりス
    リップしたロールのコイル径の演算誤差を最小にする手
    段を備えたコイル径演算器を有する請求項1記載の巻戻
    し装置の制御装置。
  3. 【請求項3】 測長ロールのスリップを判定する手段
    と、スリップ直前の測長ロール周速とライン速度指令と
    の比を記憶する記憶装置と、その比によりロール径を補
    正するコイル径演算器とを有する請求項1記載の巻戻し
    装置の制御装置。
  4. 【請求項4】 巻戻し装置の内径のスリップを判定する
    手段と、スリップ時の巻戻しコイルの一定回転間におけ
    る測長ロールの回転数からコイル径を補正するコイル径
    演算器とを備えた請求項1記載の巻戻し装置の制御装
    置。
JP12679296A 1996-05-22 1996-05-22 巻戻し装置の制御装置 Withdrawn JPH09308911A (ja)

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JP12679296A JPH09308911A (ja) 1996-05-22 1996-05-22 巻戻し装置の制御装置

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JPH09308911A true JPH09308911A (ja) 1997-12-02

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ID=14944068

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JP12679296A Withdrawn JPH09308911A (ja) 1996-05-22 1996-05-22 巻戻し装置の制御装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102721388A (zh) * 2012-05-30 2012-10-10 中冶南方工程技术有限公司 一种精确确定带钢卷取机卷径值的方法及系统

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Effective date: 20030805