JPH09307952A - 小ゾーン式移動体通信システムの移動局装置 - Google Patents

小ゾーン式移動体通信システムの移動局装置

Info

Publication number
JPH09307952A
JPH09307952A JP8121648A JP12164896A JPH09307952A JP H09307952 A JPH09307952 A JP H09307952A JP 8121648 A JP8121648 A JP 8121648A JP 12164896 A JP12164896 A JP 12164896A JP H09307952 A JPH09307952 A JP H09307952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile station
vibration
communication system
control means
station device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8121648A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Miyashita
洋 宮下
Shigeyuki Sudo
茂幸 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP8121648A priority Critical patent/JPH09307952A/ja
Publication of JPH09307952A publication Critical patent/JPH09307952A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話や簡易型携帯電話等の使用者が視覚
障害者であった場合でも、サービス圏外・圏内の情報を
認識できるようにすること。 【解決手段】 携帯電話や簡易型携帯電話等の移動局に
使用者から何らかのキー入力があり、移動局が基地局の
サービスエリア外であった場合、移動局制御部16より
振動装置18に作動信号が送信され、信号を受けた振動
装置18はサービス圏外を通知するための振動を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話や簡易型
携帯電話に代表される小ゾーン式移動体通信システムの
移動局装置に係り、特に、移動局(移動局装置)が基地
局(基地局装置)のサービス圏内あるいはサービス圏外
のどちらに存在するか、あるいは、移動局のキーパッド
上の数字や文字は何であるかといったような、移動局の
状態を表すステータス情報を使用者が認識するための認
識手法技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】携帯電話や簡易型携帯電話のステータス
情報としては、サービス圏外・圏内の通知があげられ
る。サービス圏外・圏内の通知は、その移動局が基地局
のサービスエリア内に存在し、他の通信端末との通話が
可能であるか否かを示すものである。
【0003】しかし、従来の方法では、サービス圏外・
圏内の情報は、移動局の表示部を利用した表示により通
知されるものであり、視覚的にしか認識できない情報提
供方法であった。移動局が基地局のサービスエリア外で
発信を行うと、相手側通信端末を呼び出すことができな
いので、移動局のスピーカより話中音が鳴り、圏外であ
ることを認識できる端末もあるが、それでは呼び出し側
端末が圏外なのか、相手側端末が圏外なのかが非常に曖
昧であり、はっきりと呼び出し側が圏外であることを認
識することは難しい。
【0004】また、移動局本体の、受信,発信,設定な
どの操作時に使用するキーパッドの数字あるいは文字等
も、キーパッド上に記載されたものであり、視覚的にし
かわからない情報であった。
【0005】したがって、視覚的に障害を持つ人(以
下、視覚障害者とする)が使用するに際し、上記したス
テータス情報の情報提供方法では視覚的にしか認識でき
ないので、情報を認識し、容易に使用操作することが困
難であると考えられる。ステータス情報を視覚的にしか
認識できない端末(移動局)ではなく、視覚障害者が感
覚的に認識することができ、しかも、端末より得ること
のできる振動の感覚により、容易で快適に使用操作がで
きるような端末は今までになかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】携帯電話,簡易型携帯
電話等の移動体通信システムに用いられる移動局は、将
来的に一人一台の所有が考えられ、その場合、あらゆる
人が携帯電話または簡易型携帯電話等の移動局を使用す
ることになる。
【0007】使用者に必要なステータス情報(サービス
圏外・圏内通知)が、移動局の表示部による表示のみで
しか提供されない場合や、キーパッド上の文字,数字が
キーパッド上への記載でしか提供されない場合、視覚的
に障害を持った人々、つまり視覚障害者にはこういった
ステータス情報を認識し、快適に使用操作することは困
難であると考えられる。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、使用者が視覚障害者である場
合でも、使用上支障のないように必要最小限のステータ
ス情報を、簡単な操作により容易に認識できるようにす
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、携帯電話や簡易型携帯電話等の小ゾーン
式移動体通信システムの移動局装置は、少なくとも、電
源の供給により機械的振動を発生する振動手段と、移動
局装置がサービス圏外にある場合に使用者からのキー入
力を検出すると、振動手段に対して予め定めた電源の供
給制御を行なう振動制御手段とを、備え、使用者に対し
て機械的振動をもってサービス圏外であることを報知す
るように、構成される。
【0010】さらに、振動制御手段は、着信を検出した
場合においても振動手段に対する電源の供給制御を実施
し、着信検出時とサービス圏外報知時のそれぞれで電源
供給の周期を異ならせるように、構成される。
【0011】さらに、振動制御手段は、着信を検出した
場合においても振動手段に対する電源の供給制御を実施
し、着信検出時とサービス圏外報知時のそれぞれで電源
供給の電圧を異ならせるように、構成される。
【0012】さらに、振動手段が発生する機械的振動に
強弱をつけるように、構成される。
【0013】さらに、振動制御手段は、移動局装置のサ
ービス圏外からサービス圏内、あるいはサービス圏内か
らサービス圏外への移動に伴い、振動手段に対して電源
の供給制御を行ない、使用者に対して機械的振動をもっ
てサービス圏外・圏内であることを報知するように、構
成される。
【0014】あるいは、前記した目的を達成するため、
携帯電話や簡易型携帯電話等の小ゾーン式移動体通信シ
ステムの移動局装置は、使用者が操作入力を行なうため
装着されたキーパッド部の表面に、点字の加工を施した
構成とされる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
を用いて詳しく説明する。図5は、携帯電話,簡易型携
帯電話のサービス圏外・圏内を判定する概念図である。
携帯電話や簡易型携帯電話等の移動体通信システムの移
動局(移動局装置)は、電源投入時に基地局から送出さ
れている情報を受信して正常に動作するように初期設定
を行う。
【0016】図5を用いて説明すると、基地局(1)5
11からは、サービスエリア512内に基地局(1)5
11の情報が常に報知されている。この情報は、基地局
(1)511と、基地局(1)511がカバーするサー
ビスエリア512内の状態を表したもので、移動局が基
地局を利用するために必要な情報であり、サービスエリ
ア内の接続状況や電波状況等である。
【0017】図5に示した例では、移動局551は、基
地局(1)511のサービスエリア512内に存在す
る。この時、移動局551の電源を投入すると、基地局
(1)511から送出されている情報を移動局551は
受信し、本体の初期設定を行う。移動局551は通話可
能な移動局として動作するために、基地局(1)511
に位置登録の要求を行う。移動局551は基地局(1)
511のサービスエリア512内に存在し位置登録可能
な範囲であるので、位置登録の要求において問題のない
場合、基地局511(1)より位置登録受付メッセージ
が移動局551に送信され、移動局551は発信・受信
可能な移動局として動作し、間欠受信状態になる。ま
た、基地局(2)521,基地局(3)531,基地局
(4)541の各サービスエリア522,532,54
2内に移動局551が存在する場合にも、サービスエリ
ア512内に存在したときと同様に、発信・受信可能な
移動局として動作する。
【0018】一方、図5に示した例では、移動局552
は、サービスエリア512,522,532,542の
どのサービスエリア内にも属さない、デッドゾーン56
1に存在する。この場合、移動局552は、基地局
(1)〜(4)511,521,531,541の、ど
の基地局からの報知情報も受信不可能な状態であるの
で、基地局に位置登録の要求を行っても、位置登録受け
付けメッセージを受けて通信可能な移動局として動作す
ることはなく、移動局552はいずれかの基地局のサー
ビスエリア内に移動し、通信可能状態になるまでは、連
続受信状態となる。
【0019】次に、本発明の1実施形態に係る小ゾーン
式移動体通信システムの移動局装置の構成を説明する。
図1は、本発明の1実施形態による移動局装置(移動
局)の構成を示すブロック図である。
【0020】図1において、11は送受信共用アンテ
ナ、12は無線通信部で、高周波信号の送受信を行い、
受信復調したディジタルデータを出力し、また変調送信
するディジタルデータを入力する。13は音声信号処理
部で、無線通信部12で受信復調された受信音声データ
からアナログの音声信号に復号変換し、逆にアナログ音
声信号を符号化して送信音声データを無線通信部12に
出力する。14はレシーバスピーカ、15はマイクで、
それぞれ音声信号処理部13に接続する。
【0021】16は移動局制御部で、無線通信部12が
入出力する回線制御のための送受信データを接続して、
受信データを解析し、また送信データを生成して、移動
体通信システムの移動局装置としての通信手順動作を管
理統括し、さらに、そのための周辺各部の制御を行う。
【0022】17は、移動局を使用するために設定を行
ったり、実際に使用する際に移動局の操作を行う操作部
であり、例えばキーパッドで構成される。さらに、本移
動局装置では、移動局本体に固定的に配設された通常の
平坦印刷表示のキーパッド(従来と同様の通常のキーパ
ッド)の上に、キーパッド上の各キーに記載された数
字,文字,記号を凹凸により表す点字に対応させた点字
キーパッドが、ユーザの要求に応じて着脱自在に取り付
け可能とされている。あるいは、キーパッド上の各キー
用の数字,文字,記号を、通常の印刷表示と点字との双
方で表す、視覚/触覚認知兼用のキーパッドを用いるよ
うにされる。
【0023】18は振動装置で、移動局制御部16に接
続され、着信時に呼出し音により着信を知らせるだけで
はなく、この振動装置18によって、移動局本体を振動
させることにより使用者に着信を認知させるようになっ
ている。さらに、本移動局装置では、使用者が視覚障害
者であってもサービス圏内・圏外の情報が認識できるよ
うに、表示部の表示による報知だけではなく、後述する
ように使用者の簡単な操作により振動して、移動局がサ
ービス圏外に存在することを報知するしたり、あるい
は、サービス圏外から圏内へ(もしくはサービス圏内か
ら圏外へ)移動したことや、電池残量を、振動により報
知するようにもなっている。なお、着信時の振動と、そ
の他の各振動動作とでは、振動装置18は異なる振動を
行うように制御される。
【0024】19は表示部で、移動局の動作状況を表示
したり、操作する上で使用者が扱いやすいようにメッセ
ージを表示したりする。
【0025】また、本実施形態の移動局装置の移動局制
御部16では、基地局から送出されている信号を受信し
て、受信した情報から、サービス圏内であるか否かを判
断する報知チャネルの認識・判定処理や、キー入力割込
があった場合の制御等々を行う。
【0026】次に、本実施形態の動作を説明する。図6
は、移動局制御部16によって具現化される振動制御手
段16aと振動装置18の構成を示す図である。振動制
御手段16a内において、601は入力キー判定手段6
01、602は信号判定手段、603は電源制御手段で
あり、振動装置18内において、604は電源、605
は振動モータである。
【0027】入力キー判定手段601では、移動局のキ
ーパッド上のキーから入力されたキーは何であるかを判
定し、入力されたキーがサービス圏内・圏外を認識する
ためのキー(本実施形態ではオフフック(off hook)キー
とした)であった場合、その判定結果を通知する信号
を、信号判定手段602に送信する。
【0028】信号判定手段602には、入力キー判定手
段601より送信された信号や、他の通信端末からの呼
び出しにおける着信時の信号などが入力され、信号判定
手段602は、入力されたきた信号が、着信時における
信号か、入力されたキーがオフフックキーであった場合
の信号かを判定し、判定結果に応じて電源制御手段60
3に作動信号を送信する。すなわち、信号判定手段60
2は、着信時における信号である場合や、入力されたキ
ーがオフフックキーであり且つ移動局がサービス圏外に
ある場合には、電源制御手段603に作動信号を送信す
る。
【0029】電源制御手段603では、信号判定手段6
02より送信された作動信号により、振動モータ605
を作動させるための電源604の制御を行う。電源60
4は、電源制御手段603から受けた信号により、異な
る電源供給を行い、振動モータ605に異なる振動を発
生させる。
【0030】続いて、移動局がサービス圏外からサービ
ス圏内に移動した場合の、振動装置18の制御を図6を
用いて説明する。サービス圏外で電源を投入した移動局
は、前記したように連続受信状態となる。この移動局が
サービス圏内に移動すると同期が確立し、移動局は間欠
受信状態となる。このとき、振動によるサービス圏内報
知の制御が行われる。
【0031】すなわち、移動局は、サービス圏内に移動
し間欠受信状態となったことを検出し、信号判定手段6
02に信号を送信する。信号判定手段602では、この
圏内信号を受けて移動局がサービス圏内に存在すること
を認識し、電源制御手段603にサービス圏内報知のた
めの作動信号を送信する。そして、電源制御手段603
は、信号判定手段602から送信された作動信号によ
り、サービス圏内であることを報知する振動を発生させ
るための電源制御を行い、振動モータ605によって振
動を生じさせる。
【0032】また、移動局がサービス圏内からサービス
圏外に移動した場合の、振動装置18の制御を図6を用
いて説明する。サービス圏内で電源を投入した移動局
は、前記したように間欠受信状態となる。この移動局が
サービス圏外に移動すると同期が確立せず、移動局は連
続受信状態となる。このとき、振動によるサービス圏外
報知の制御が行われる。
【0033】すなわち、移動局は、サービス圏外に移動
し連続受信状態となったことを検出し、信号判定手段6
02に信号を送信する。信号判定手段602では、この
圏外信号を受けて移動局がサービス圏外に存在すること
を認識し、電源制御手段603にサービス圏外報知のた
めの作動信号を送信する。そして、電源制御手段603
は、信号判定手段602から送信された作動信号によ
り、サービス圏外であることを報知する振動を発生させ
るための電源制御を行い、振動モータ605によって振
動を生じさせる。
【0034】次に、異なる振動を発生させるための制御
を、図7を用いて説明する。前記信号判定手段602か
ら電源制御手段603には、a,b2つの信号が送信さ
れており、a,b2つの信号の組み合わせにより異なる
電源制御を行う。a=0,b=0の信号が送信された場
合、電源制御は行わず、振動モータ605は作動しない
71のような制御が行われる。待ち受け時はこの状態で
ある。着信があった場合、a=1,b=1の信号が送信
され、72のような周期と電圧で振動モータ605が作
動する。
【0035】また、キーパッド上のキーよりオフフック
キーが入力され且つ移動局がサービス圏外にある場合、
あるいは、移動局がサービス圏内から圏外へ移動した場
合には、a=0,b=1の作動信号が送信される。a=
0,b=1の信号を受けた電源制御手段603は、73
のように、電源供給時の時間を72の時間より長めにと
り振動モータ605の作動周期を長くすることにより、
着信時の振動とは異なると判別できるような振動を発生
させる。
【0036】また、移動局がサービス圏外から圏内へ移
動した場合、a=1,b=0の信号が送信される。a=
1,b=0の信号を受けた電源制御手段603は、74
のように、電源電圧を72の電源電圧より高くすること
により、振動モータ605の回転数を増加させて、移動
局本体の振動の強さを、着信時やサービス圏外報知にお
ける振動の強さより大きくさせ、着信時やサービス圏外
報知の振動とは異なると判別できるような振動を発生さ
せる。
【0037】以上のように制御することで、着信時の振
動と、サービス圏外報知の振動と、サービス圏内報知の
振動とが、それぞれ感覚的に異なると認識できるような
振動を発生させることのできる。
【0038】次に、移動局制御部16の動作を、図2,
図3を用いて詳しく説明する。図2は、移動局制御部1
6の動作フローチャートの一部で、移動局が電源投入し
て、初期設定を行い、以下に示す2つの受信状態になる
までを示したものである。
【0039】使用者が操作部17より電源投入のキー入
力をすると(ステップ201)、移動局制御部16で
は、移動局の状態を設定するために、基地局から送出さ
れている報知チャネル等の情報の受信を行う(ステップ
202)。受信した情報から、移動局は基地局との同期
をとり、移動局が基地局のサービスエリア内で使用可能
か不可かの判断を行う(ステップ203)。
【0040】ここで、移動局が基地局のサービスエリア
内に存在し、ステップ202で同期を確立することがで
きた場合、移動局は間欠受信状態となる(ステップ20
4)。間欠受信状態は、次に同期をとるための報知チャ
ネル受信を行うまでに、指定された呼び出し期間のみ受
信して、一定の時間間隔をとり、この間は回路内への電
源供給を一時的に切断するため電流が流れないので、移
動局内の消費電流を減少させることができ、バッテリー
残量を考慮した受信状態である。また、間欠受信状態
は、移動局が他通信端末への発呼や、他通信端末からの
受信や、他通信端末との通話が行える状態である。
【0041】一方、移動局が基地局のサービスエリア内
に存在せずに、ステップ202で同期を確立することが
できなかった場合、ステップ203の判定により、移動
局は連続受信状態となる(ステップ205)。連続受信
状態は、たとえば移動局が図5の561のような位置に
存在したとき、基地局から常に送出されている報知チャ
ネルなどの情報を受信することができないので、同期を
確立することができない状態である。このような場合、
移動局は基地局との同期がとれるまで連続で報知チャネ
ルの受信を行う。同期を確立することができないと、通
話を行うことができない。
【0042】図3は、図2で行う処理の間に、キー入力
割込があった場合の処理の一部を示したものである。
【0043】図2で行う処理の間に、使用者が移動局の
キーパッド上のいずれかのキーを入力する操作、すなわ
ち、キー割込があると(ステップ301)、図3のフロ
ーチャートの処理に移行する。キー割込があると、最初
に使用中の移動局の受信状態の判断を行う(ステップ3
02)。移動局が基地局のサービスエリア内に存在し、
同期が確立して間欠受信状態であった場合、受信・発信
が行える状態であるので、移動局は使用者からのキー入
力を受け付けた後(ステップ303)、キー割込のフロ
ーチャートから復帰する(ステップ307)。
【0044】移動局が基地局のサービスエリア内に存在
せず、連続受信状態であった場合には、使用者から入力
されたキーが、家庭で用いるような有線電話でフック上
に置かれていた受話器を持ち上げた状態に相当するオフ
フックキーか、それ以外のキーかの判断を行う(ステッ
プ304)。もしオフフックキーならば、移動局制御部
16から振動装置18に信号が発信されて、振動装置1
8が作動し(ステップ305)、この振動により受信者
は移動局がサービス圏外であることを認識できる。この
振動はたとえば数秒間で止まり、振動の時間間隔や強さ
が着信時またはサービス圏内報知とは異なるため、サー
ビス圏外を報知する振動であることの判別が可能になっ
ている。また、入力されたキーがオフフックキー以外な
ら、使用者からのキー入力を受け付けた後(ステップ3
06)、キー割込のフローチャートから復帰する(ステ
ップ307)。以上が移動局の動作フローである。
【0045】次に、本実施形態の移動局装置のキーパッ
ド上に設置できる、点字キーパッドの使用イメージを、
図4を用いて説明する。
【0046】移動局の使用者が、視覚的に障害を持つ視
覚障害者であった場合、移動局本体に固定的に配設され
た通常の平坦印刷表示のキーパッド(従来と同様の通常
のキーパッド)上の、文字,数字,記号を認識すること
は困難である。そこで、本実施形態では、通常の平坦印
刷表示のキーパッド42上に、着脱自在に設置できる点
字キーパッド41を用意した。
【0047】この点字キーパッド41は、移動局本体4
3の固設されたキーパッド42の各キー上に記載された
数字,文字,記号に、位置と意味とを対応させ、数字,
文字,記号を点字により表したキー群をもつように構成
されている。また、点字キーパッド41は、弾力性と伸
縮性とある程度の強度を持ち、少しの衝撃では変形しな
いような素材、例えばゴム状の素材で構成されており、
点字キーパッド41のキーをプッシュすると、その下の
キーパッド42の対応するキーがプッシュされるように
なっている。
【0048】なお、移動局本体43には、点字キーパッ
ド41を取り付けるための溝があり、点字キーパッド4
1にはその溝に合った形状の突起があり、移動局本体4
3の溝に点字キーパッド41の突起を合わせて嵌めるこ
とにより、点字キーパッド41は取り付け可能とされて
いる。図4の(b)は、点字キーパッド41を取り付け
た端末イメージを示している。
【0049】かように、点字キーパッド41を設置する
ことにより、それぞれの文字,数字,記号に対応したキ
ーが点字により、指先の感覚で認識することができるよ
うな端末とすることができる。
【0050】なおまた、前述したように、移動局本体4
3の固設されたキーパッド42の各キー上に、数字,文
字,記号を、通常の印刷表示と点字との双方で表して、
視覚/触覚認知兼用のキーパッドとしても、指先の感覚
でキーの種別を識別することが可能となる。また、この
場合は、数字,文字,記号を、視覚によっても識別する
ことが可能となる。
【0051】なお、前述したように、移動局の内蔵バッ
テリーの残量を、先と同様に、移動局本体を振動させる
ことによって報知することも可能で、たとえば内蔵バッ
テリーの残量が僅かになったときに、移動局本体を所定
秒時だけ振動させればよい。この場合のバッテリー残量
警告のための振動は、前記した着信時の振動,サービス
圏外報知の振動,サービス圏内報知の振動とは異なるも
のにされるのは、勿論である。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、携帯電話
や簡易型携帯電話等の小ゾーン式移動体通信システムの
移動局装置において、使用者が視覚的に障害を持つ視覚
障害者だった場合でも、サービス圏外・圏内通知のステ
ータス情報を表示のみの報知でなく、振動装置による振
動により報知を行うので、感覚的に認識することができ
る。また、混雑した場所でも音で周囲の人に気付かれる
ことなくサービス圏外・圏内を認識できる。さらに、点
字キーパッドにより、指先の感覚で各キーを認識するこ
とができ、キー配列を記憶する必要がなくなるので操作
が簡便化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る小ゾーン式移動体通
信システムの移動局装置の構成図である。
【図2】本発明の1実施形態による、移動局装置の電源
投入時の処理動作のフローチャート図である。
【図3】本発明の1実施形態による、キー入力割込があ
った場合の処理動作のフローチャート図である。
【図4】本発明の1実施形態による、移動局装置の点字
キーパッドの構成例を示す説明図である。
【図5】小ゾーン式移動体通信システムにおけるサービ
ス圏外・圏内の概念を示す説明図である。
【図6】本発明の1実施形態による、異なる振動を発生
させるための構成を示す説明図である。
【図7】本発明の1実施形態による、異なる振動を発生
させるための制御例を示す説明図である。
【符号の説明】
11 送受共用アンテナ 12 無線通信部 13 音声信号処理部 14 レシーバスピーカ 15 マイク 16 移動局制御部 17 操作部 18 振動装置 19 表示部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯電話や簡易型携帯電話等の小ゾーン
    式移動体通信システムの移動局装置において、 上記移動局装置は、少なくとも、 電源の供給により機械的振動を発生する振動手段と、 上記移動局装置がサービス圏外にある場合に、使用者か
    らのキー入力を検出すると、上記振動手段に対して予め
    定めた電源の供給制御を行なう振動制御手段とを、備
    え、 使用者に対して機械的振動をもってサービス圏外である
    ことを報知するようにしたことを特徴とする小ゾーン式
    移動体通信システムの移動局装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記振動制御手段は、着信を検出した場合においても前
    記振動手段に対する電源の供給制御を実施し、さらに、
    着信検出時とサービス圏外報知時のそれぞれで電源供給
    の周期を異ならせることを特徴とする小ゾーン式移動体
    通信システムの移動局装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、 前記振動制御手段は、着信を検出した場合においても前
    記振動手段に対する電源の供給制御を実施し、さらに、
    着信検出時とサービス圏外報知時のそれぞれで電源供給
    の電圧を異ならせることを特徴とする小ゾーン式移動体
    通信システムの移動局装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、 前記振動手段が発生する機械的振動に、強弱をつけるこ
    とを特徴とする小ゾーン式移動体通信システムの移動局
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載において、 前記振動制御手段は、前記移動局装置のサービス圏外か
    らサービス圏内、あるいはサービス圏内からサービス圏
    外への移動に伴い、前記振動手段に対して電源の供給制
    御を行ない、使用者に対して機械的振動をもってサービ
    ス圏外・圏内であることを報知するようにしたことを特
    徴とする小ゾーン式移動体通信システムの移動局装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載において、 前記振動制御手段は、着信を検出した場合においても前
    記振動手段に対する電源の供給制御を実施し、さらに、
    着信検出時とサービス圏外・圏内報知時のそれぞれで電
    源供給の周期を異ならせることを特徴とする小ゾーン式
    移動体通信システムの移動局装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載において、 前記振動制御手段は、着信を検出した場合においても前
    記振動手段に対する電源の供給制御を実施し、さらに、
    着信検出時とサービス圏外・圏内報知時のそれぞれで電
    源供給の電圧を異ならせることを特徴とする小ゾーン式
    移動体通信システムの移動局装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載において、 前記振動手段が発生する機械的振動に、強弱をつけるこ
    とを特徴とする小ゾーン式移動体通信システムの移動局
    装置。
  9. 【請求項9】 携帯電話や簡易型携帯電話等の小ゾーン
    式移動体通信システムの移動局装置において、 使用者が操作入力を行なうため装着されたキーパッド部
    の表面に、点字の加工を施したことを特徴とする小ゾー
    ン式移動体通信システムの移動局装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載において、 請求項1ないし請求項8の何れか1つに記載の、前記振
    動手段と前記振動制御手段とを備えたことを特徴とする
    小ゾーン式移動体通信システムの移動局装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載において、 移動局装置の本体に固定的に配設されたキーパッド部の
    上部に、前記点字加工を施した点字キーパッド部を、着
    脱自在に装着できるようにしたことを特徴とする小ゾー
    ン式移動体通信システムの移動局装置。
JP8121648A 1996-05-16 1996-05-16 小ゾーン式移動体通信システムの移動局装置 Pending JPH09307952A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8121648A JPH09307952A (ja) 1996-05-16 1996-05-16 小ゾーン式移動体通信システムの移動局装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8121648A JPH09307952A (ja) 1996-05-16 1996-05-16 小ゾーン式移動体通信システムの移動局装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09307952A true JPH09307952A (ja) 1997-11-28

Family

ID=14816461

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8121648A Pending JPH09307952A (ja) 1996-05-16 1996-05-16 小ゾーン式移動体通信システムの移動局装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09307952A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002133449A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Oki Electric Ind Co Ltd サービスシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002133449A (ja) * 2000-10-27 2002-05-10 Oki Electric Ind Co Ltd サービスシステム
JP4529273B2 (ja) * 2000-10-27 2010-08-25 沖電気工業株式会社 サービスシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100306109B1 (ko) 휴대전화장치의응답메시지송신장치
US6547620B1 (en) Communication apparatus, memory medium and method
KR100345535B1 (ko) 이동무선 단말기에서 문자메시지 자동전송방법
JPH10243059A (ja) 電話装置
JP3564985B2 (ja) 携帯電話装置
JP2001025062A (ja) 携帯電話装置
JPH09307952A (ja) 小ゾーン式移動体通信システムの移動局装置
JP3925430B2 (ja) 電話装置
JP2000236578A (ja) 携帯電話システム
JP3751107B2 (ja) 携帯電話機
KR100850937B1 (ko) 이동통신 단말기 및 이를 위한 투 넘버 서비스 방법
JP4207057B2 (ja) 電話装置
JPH07298351A (ja) 携帯電話システム
JPH1013507A (ja) 携帯電話機及びそのキー操作確認方法
JP2852199B2 (ja) 無線端末機
JPH1117780A (ja) 携帯通信装置
KR200193130Y1 (ko) 이동통신 단말기의 호출신호 수신장치
JPH0998205A (ja) 携帯無線電話機の呼び出し装置
JP2000184035A (ja) 音声アナウンス機能付電話装置
KR19990084617A (ko) 이동단말기의 전원온상태에서 단문메세지 수신방법 및 그에 따른 수신제어장치
KR200200824Y1 (ko) 이동단말기
JPH11261720A (ja) 携帯電話機及びその通信方法
JPH10164659A (ja) 無音報知および可聴報知機能を有する携帯無線機
KR100277069B1 (ko) 전화기에서 통화자 호출 방법
JP2001069574A (ja) 移動機端末の発着信規制装置及び移動機端末の発着信規制方法