JPH07298351A - 携帯電話システム - Google Patents

携帯電話システム

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Publication number
JPH07298351A
JPH07298351A JP6084246A JP8424694A JPH07298351A JP H07298351 A JPH07298351 A JP H07298351A JP 6084246 A JP6084246 A JP 6084246A JP 8424694 A JP8424694 A JP 8424694A JP H07298351 A JPH07298351 A JP H07298351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
mobile phone
incoming call
unit
notification
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6084246A
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English (en)
Inventor
Katsuya Kikui
勝也 菊井
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】携帯電話システムに関し、着信音でなく人体に
与える振動による体感によって着信を感知する。 【構成】基地局を介して通話を行う携帯電話機21と、
携帯電話機21に対して交信可能に接続され、携帯電話
機21からの起動信号によって告知動作を行う告知部5
4を備えた着信告知具44とで構成された携帯電話シス
テムであって、携帯電話機21には、着信を検知した時
に着信告知具44に起動信号を発信する起動信号発信手
段38と、着信告知具44からの解除信号を受信した時
に起動信号の発信を解除する解除信号受信手段40を備
え、前記着信告知具44には、起動信号を受信して着信
を告知する告知部54に励磁信号を発信する告知部励磁
手段53と、告知部54の励磁及び起動信号の解除を指
示する解除信号を発信する告知部励磁解除操作部46と
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基地局からの着信によ
る着信音でなく振動による体感によって着信を感知する
携帯電話システムに関する。現在実施されている携帯電
話では、着信の呼び出し音がどのような状況であっても
鳴ってしまう。例えば、列車の乗車中、会議中に呼び出
し音が鳴動する。呼び出し音が鳴ってほしくない状況に
ある場合、携帯電話の電源を切っておけば良いが、それ
では通話要求があったとしても、その相手と通話するこ
とができない。
【0002】このような不具合を解決することが必要で
ある。
【0003】
【従来の技術】従来の携帯電話としては、例えば図12
に示すようなものがある。図12において、1はコーデ
ィク(CODEC)回路であり、コーディク回路1は音
声の符号化、復号化を行う回路であり、アナログ信号の
音声をデジタル信号に符号化し、また、デジタル信号を
音声に復号化する。
【0004】コーディク回路1にはマイクロホン2とス
ピーカ3がそれぞれ接続されており、マイクロホン2か
らの音声はコーディク回路1で音声符号に符号化され、
音声符号は、コーディク回路1で音声に復号化されてス
ピーカ3から出力される。4はTDMA(Time divisio
n multiple access 、時分割多重アクセス)回路であ
り、TDMA回路4はコーディク回路1で符号化した音
声符号だけではなく、制御信号、同期信号の多重化、分
離化を行う。TDMA回路4はコーディク回路1からの
音声信号を多重化して、波形整形回路5に出力し、ま
た、復調器6からの音声符号を分離化してコーディク回
路1に出力する。
【0005】7はTDMA回路4および表示操作部8の
制御を行う制御部であり、制御部7は無線区間を含む電
話回線接続の処理、送信出力制御などの無線回線の制
御、電話器としての各種機能の制御などを行う。表示操
作部8は液晶表示される表示部と電話番号を入力するた
めの番号ボタン、各種制御を行うための制御ボタン、通
話を開始する通話ボタンなどを有している。
【0006】波形整形回路5は、TDMA回路4で多重
化された音声信号の波形整形を行い、変調器9に出力す
る。変調器9は波形整形された音声符号の変調を行う。
すなわち、変調器9は高速切換えシンセサイザ10から
の周波数切換え出力により無線周波数帯の直交変調を行
い、電力増幅器11に出力する。電力増幅器11は、変
調器9で変調された音声符号の線型増幅を行い、包絡線
の歪みを補正する。電力増幅器11で増幅された音声符
号は送受共用器12を経て第1アンテナ13から図示し
ない基地局に送信される。
【0007】送受共用器12には第1受信器14が接続
され、また、第2アンテナ15には第2受信器16が接
続され、第1受信器14および第2受信器16は高速切
換えシンセサイザ10により切り換えられる。高速切換
えシンセサイザ10はゾーン移動に伴うチャネル切換え
を行うために基地局波のレベルモニタを行い、高速で周
波数の切換えを行う。
【0008】第1受信器14または第2受信器16で受
信された音声符号は、復調器6で復調され、TDMA回
路4に出力される。復調器6は、高速なフェージング下
においても遅延検波と同等な復調特性を得る。基地局よ
り着信要求があると、着信要求信号は第1受信器14ま
たは第2受信器16で受信され、復調器6で復調された
後に、TDMA回路4で分離化され、コーディク回路1
で音声に復号化されてスピーカ3より着信音である呼び
出し音が鳴る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の携帯電話にあっては、基地局から着信要求が
あると、会議中等どんな状況においても呼び出し音が鳴
ってしまうため、呼び出し音が鳴ってほしくない状況に
ある場合には携帯電話の電源を切ってしまうことにな
る。しかしながら、このような場合には、通話要求があ
っても、その相手と通話することができない。
【0010】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、基地局から着信要求があった
ときは、着信音でなく人体に与える振動による体感によ
って着信を感知するように起動させる携帯電話システム
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1(A)に
示すように、基地局を介して通話を行う携帯電話機21
と、該携帯電話機21に対して交信可能に接続され、該
携帯電話機21からの起動信号によって告知動作を行う
告知部54を備えた着信告知具44とで構成された携帯
電話システムであって、前記携帯電話機21には、着信
を検知した時に前記着信告知具44に起動信号を発信す
る起動信号発信手段38と、前記着信告知具44からの
解除信号を受信した時に前記起動信号の発信を解除する
解除信号受信手段40を備え、前記着信告知具44に
は、前記起動信号を受信して着信を告知する告知部54
に励磁信号を発信する告知部励磁手段53と、前記告知
部54の励磁及び前記起動信号の解除を指示する解除信
号を発信する告知部励磁解除操作部46とを備えるよう
に構成したことを特徴とする。
【0012】また、本発明は、図1(B)に示すよう
に、前記携帯電話機21には、更に前記起動信号発信手
段38からの起動信号で計数を開始し、所定値を計数し
た時に前記解除信号受信手段40に入力する信号を発す
る第1計数部39を設けたことを特徴とする。また、本
発明は、図1(C)に示すように、前記携帯電話機21
には、更に前記着信告知具44からの応答不可を受信し
てビジィ信号を発信するビジィ信号通知手段41と、前
記解除信号受信手段40からの入力で計数を開始し、所
定値計数した時に該ビジィ信号通知手段41を停止させ
る第2の計数部43を設け、前記着信告知具44には、
操作入力手段を備えて応答不可信号を発信するビジィ発
信操作部47とを備えるように構成したことを特徴とす
る。
【0013】また、本発明は、図1(D)に示すよう
に、前記着信告知具44には、応答不可信号を発信する
ビジィ発信操作部47からの出力を前記告知部励磁解除
操作部46に入力させるように構成したことを特徴とす
る。また、本発明は、前記告知部54が振動子により構
成されることを特徴とする。
【0014】
【作用】このような構成を備えた本発明の携帯電話シス
テムによれば、基地局から着信があったときは、着信告
知具44の告知部54を起動する起動信号を発信して告
知部54を起動し、また、着信告知具44の告知部励磁
解除操作部46より解除信号を受信したときは、起動信
号発信手段38の発信を解除するようにしたため、列車
に乗車中あるいは会議中に携帯電話の着信音が鳴ってほ
しくないような状況において、着信音を気にする必要が
なく、着信を感知することができる。
【0015】また、着信音を鳴らさないように、携帯電
話の電源をオフにして着信そのものを止めておく必要も
なく、着信を感知して、通話を行うことができる。ま
た、起動信号発信手段38の発信を計測し、所定時間後
には強制的に発信を停止させるようにしたため、着信告
知具44から解除信号がこないとき、いつまでも起動信
号を発信しつづけるというようなことを防止することが
できる。
【0016】また、着信告知具44より今すぐ通話をす
ることができないことを知らせるビジィ信号を受信した
ときは、基地局にビジィ信号を発信するようにしたた
め、今すぐ通話を行うことができないことを知らせるこ
とができる。また、起動信号発信手段38の解除から計
測し、一定時間経過後にはビジィ信号通知手段41を停
止させるため、所定時間経過後に基地局にビジィ信号を
送ることはない。
【0017】また、ビジィ発信操作部47からの出力を
告知部励磁解除操作部46に入力するようにしたため、
ビジィ信号と解除信号を同時に送ることができ、また、
告知部励磁解除操作部46を操作するとき、誤ってビジ
ィ信号発信操作部47を操作しても解除信号を送ること
ができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図11は本発明の一実施例を示す図であ
る。図2は本発明の一実施例に係る携帯電話機の内部構
成例を示す図である。図2において、携帯電話機(以
下、携帯電話という)21の送信部は、送受共用器22
を介して第1アンテナ23に接続される電力増幅器24
と、電力増幅器24に接続される変調器25と、変調器
25に接続される波形整形回路26により構成される。
【0019】電力増幅器24としては、例えば線型飽和
増幅器を用い、包絡線の歪みを防止し、電池の使用時間
を長くするとともに発熱を防止するようにしている。変
調器25としては、例えば無線周波数帯直交変調器を用
い、小型化、低消費電力化を図るようにしている。波形
整形回路26としては、デジタル信号処理回路を用い、
バースト動作と送信出力制御および電力増幅器24のド
レイン制御電圧の発生を効率良くかつ高精度で行うよう
にしている。
【0020】携帯電話21の受信部は、送受共用器22
を介して第1アンテナ23に接続される第1受信器27
と、第2アンテナ28に接続される第2受信器29と、
第1,第2受信器27,29に接続される復調器30
と、第1,第2受信器27,29を切り換える高速切換
えシンセサイザ31により構成される。第1,第2受信
器27,29としては、例えばダイバーシチ受信器を用
い、高効率の増幅を実現するようにしている。
【0021】復調器30としては、例えば適応キャリア
同期復調器を用い、ランダムFM雑音に対して1シンボ
ル遅延の遅延検波に等しい位相追従特性を得るようにし
ている。高速切換えシンセサイザ31としては、例えば
デジタルループプリセット型周波数シンセサイザを用
い、ゾーン移動に伴うチャネル切換えのために高速で周
波数切換えおよびレベルモニタを行う。
【0022】マイクロホン32Aおよびスピーカ32B
がそれぞれ接続されるコーディク回路33は音声信号の
符号化および復号化を行う。コーディク回路33からの
音声符号は、TDMA回路34で多重化されて波形整形
回路26に出力され、また、復調器30からの音声符号
はTDMA回路34で分離化されてコーディク回路33
に出力される。TDMA回路34は音声符号、制御信
号、同期信号の多重、分離を行う。
【0023】TDMA回路34は制御部35により制御
される。制御部35には表示操作部36が接続され、表
示操作部36は一般加入者と携帯電話21の加入者基地
局を介して通信を行うための通話ボタンなどの他に鳴動
禁止手段としての鳴動禁止ボタン37を有する。鳴動禁
止ボタン37は基地局から着信があったとき着信音が鳴
動しないように予めセットされる。鳴動禁止ボタン37
がセットされると、鳴動禁止信号が制御部35に出力さ
れ、制御部35はこの鳴動禁止信号に基づいてスピーカ
32Bの鳴動を禁止する。したがって、基地局から着信
があっても着信音が鳴ることはない。
【0024】基地局からの着信は、制御部35で判別さ
れる。制御部35は着信を判別すると、起動信号発信手
段としての起動信号発信部38を作動させる。起動信号
発信部38は、特定の識別信号を含む起動信号をTDM
A回路34に出力し、特定の着信告知具としてのバイブ
レータに起動信号を送信する。39は第1の計数部とし
ての第1タイマ部であり、第1タイマ部39は制御部3
5により制御され、起動信号発信部38の発信から計測
を開始し、所定時間経過したら、強制的に起動信号発信
部38の発信を強制的に停止させる。
【0025】40は解除信号受信手段としての解除信号
受信部であり、解除信号受信部40は復調器30と起動
信号発信部38の間に設けられ、バイブレータからの解
除信号を受信すると、起動信号発信部38の発信を停止
させる。これにより、起動信号発信部38はバイブレー
タの起動を解除する。41は復調器30に接続されたビ
ジィ信号通知手段としてのビジィ信号受信部であり、ビ
ジィ信号受信部41はバイブレータからの今通話するこ
とができないことを知らせるビジィ信号を受信すると、
ビジィ信号発信部42を作動させる。ビジィ信号発信部
42はTDMA回路34にビジィ信号を出力する。これ
により、基地局に対して今通話することができないこと
を知らせるビジィ信号を送信する。基地局は携帯電話2
1よりビジィ信号を受信すると、一般加入者に対してこ
れを通知する。
【0026】43は第2の計数部としての第2タイマ部
であり、第2タイマ部43は起動信号発信部38が発信
を解除したときから計測を開始し、所定時間、例えば1
0秒間だけビジィ信号発信部42を作動可能状態とし、
所定時間経過してもバイブレータからビジィ信号を受信
しないときは、ビジィ信号発信部42の作動可能状態を
強制的に解除する。すなわち、ビジィ信号発信部42
は、起動信号発信部38の発信が解除されると、所定時
間作動可能状態となり、所定時間内にビジィ信号をビジ
ィ信号受信部41で受信すると、ビジィ信号をTDMA
回路34に出力し、所定時間内にビジィ信号をビジィ信
号受信部41で受信しないと、作動可能状態は解除され
る。
【0027】次に、図3および図4は着信告知具の斜視
図である。図3および図4において、44Aは着信告知
具44としてのバイブレータであり、バイブレータ44
Aは携帯電話21から起動信号を受信すると、人体に振
動を与え、基地局から着信があったことを知らせる。な
お、着信告知具44はバイブレータ44Aに限定されな
い。
【0028】すなわち、携帯電話21の加入者は、バイ
ブレータ44Aの人体に与える振動によって着信音でな
く体感によって着信を感知するようになる。バイブレー
タ44Aの本体45は、その厚さが3mm程度、縦方向
の寸法が30mm程度、横方向の寸法が20mm程度に
形成され、ベルトや時計バンドなどに取り付けられる。
本体45の一面側には告知部励磁解除操作部としての第
1ボタン46、ビジィ発信操作部としての第2ボタン4
7および電源ボタン48が設けられている。ここでは、
第1,第2ボタン46,47を用いるようにしたが、こ
れらに限らず、例えば一個のロータリスイッチなどの他
の操作手段を用いるようにしても良い。
【0029】第1ボタン46は、後述する振動部の振動
を停止させるとともに、解除信号を発信させるために設
けられている。また、第2ボタン47は、今通話ができ
ないことを知らせるビジィ信号を発信させるために設け
られている。電源ボタン48はオン操作により電源が投
入される。バイブレータ44Aの本体45の他面側には
係止手段としてのフック49が設けられており、フック
49によりベルトや時計バンドなどにバイブレータ44
Aが取り付けられる。
【0030】次に、図5はバイブレータ44Aの内部構
成例を示す図である。図5において、50はバイブレー
タ44Aに設けられるアンテナであり、アンテナ50は
携帯電話21から起動信号を受信するとともに、解除信
号およびビジィ信号を携帯電話21に送信する。アンテ
ナ50で受信された起動信号は、送受共用器51を経て
復調器52で復調される。53は復調器52に続いて設
けられた告知部励磁手段としての起動信号受信部であ
り、起動信号受信部53は起動信号のうちの自己の識別
信号を判別し、バイブレータ44Aの告知部54として
の振動部(振動子)54Aを起動させる。振動部54A
はバイブレータ44Aを人体に取り付けている携帯電話
21の加入者に振動を与え、基地局から着信があったこ
とを着信音ではなく、体感で感知させる。このときのバ
リエーションとして振動のモードを例えば、定周期の振
動、律動、緩急の振動のように変化させても良い。な
お、告知部54は振動部(振動子)54Aに限定されな
い。
【0031】46は前記第1ボタンであり、振動部54
Aの起動後にこの第1ボタン46をオン操作すると、振
動部54Aの起動を停止させるとともに、解除信号発信
部55を作動させる。解除信号発信部55は第1ボタン
46のオン操作により解除信号を発信し、携帯電話21
の起動信号発信部38の発信を停止させる。解除信号発
信部55で発信した解除信号は変調器56が変調された
後に送受共用部51を経てアンテナ50から携帯電話2
1に送信される。
【0032】47は前記第2ボタンであり、この第2ボ
タン47をオン操作することにより、ビジィ信号発信部
57を作動させる。ビジィ信号発信部57は第2ボタン
47のオン操作により、ビジィ信号を発信し、今通話が
できないことを知らせるビジィ信号を携帯電話21に送
信する。すなわち、ビジィ信号は、変調器56で変調さ
れた後に、送受共用器51を経てアンテナ50から携帯
電話21に送信される。
【0033】また、第2ボタン47をオン操作したとき
は、ビジィ信号を送信するとともに、第1ボタン46を
オン操作させる機能ももち、解除信号を発信させる。こ
れにより、第1ボタン46を押すときに、誤って第2ボ
タン47を押しても解除信号を発信することができる。
また、前記電源ボタン48を押すと、電源部58が作動
し、各部に電源を供給する。
【0034】次に、動作を説明する。図6はすぐに通話
を行う場合の着信要求から通話接続までのシーケンスを
示し、図7および図8はすぐに通話を行う場合の処理手
順の説明図である。図6〜図8において、ステップS1
で一般加入者Bより電話器59から交換機60を介して
基地局(CS)61に着信要求があるとする。このと
き、携帯電話21の加入者Aは、会議出席中であるとす
る。また、加入者Aは、カバンの中に携帯電話21を入
れ、バイブレータ44Aをベルトにフック49で取り付
けているとする。また、携帯電話21の鳴動禁止ボタン
37が予めセットされ、また、バイブレータ44Aの電
源ボタン48はオンになっているとする。
【0035】次に、ステップS2で基地局61より携帯
電話21に対して、着信要求がある。しかし、着信があ
っても、鳴動禁止ボタン37が予めセットされているた
め、制御部35からスピーカ32Bに対して鳴動禁止信
号が出力され、スピーカ32Bは鳴らない。すなわち、
会議中に携帯電話21の着信音が鳴動することはない。
【0036】次に、ステップS3で基地局61より携帯
電話21に対して、着信があると、これを制御部35が
判別し、起動信号発信部38を作動させる。また、制御
部35は第1タイマ部39を駆動し、第1タイマ部39
は起動信号発信部38の発信からカウントを開始する。
起動信号発信部38は起動信号をTDMA回路34に出
力する。起動信号は、TDMA回路34、波形整形回路
26、変調器25、電力増幅器24、送受共用器22、
第1アンテナ23を経てバイブレータ44Aに送信され
る。この起動信号の中には当該携帯電話21に対応する
バイブレータ44Aのみが受信するように所定の識別信
号(ID)が含まれている。
【0037】次に、ステップS4でバイブレータ44A
は起動信号を判別、受信し、振動部54Aを起動させ
る。すなわち、起動信号はバイブレータ44Aのアンテ
ナ50で受信され、送受共用器51を経て復調器52で
復調された後に、起動信号受信部53で所定の識別信号
が判別、受信され、振動部54を起動する。次に、ステ
ップS5で携帯電話21の加入者Aはバイブレータ44
Aが起動したことにより、携帯電話21に対して着信が
あったことを知る。すなわち、バイブレータ44Aの振
動部54Aは加入者Aの人体に振動を与え、着信音でな
く体感によって着信を感知させる。
【0038】次に、ステップS6で携帯電話21の加入
者Aは、バイブレータ44Aの第1ボタン46をオンに
して、バイブレータ44Aの振動を停止させ、同時にス
テップS7でバイブレータ44Aより解除信号を携帯電
話21に送信する。解除信号は、解除信号発信部55よ
り発信され、変調器56で変調された後に送受共用器5
1を経てアンテナ50から携帯電話21に送信される。
この解除信号の中には当該バイブレータ44Aに対応す
る携帯電話21のみが受信する特定の識別信号(ID)
が含まれている。
【0039】次に、ステップS8で携帯電話21はバイ
ブレータ44Aからの解除信号を受信すると、起動信号
発信部38の発信を停止させる。すなわち、解除信号
は、解除信号受信部40で判別、受信され、解除信号受
信部40は起動信号発信部38の発信を停止させる。な
お、第1タイマ部39は所定時間が経過しても解除信号
の受信がないときは、起動信号発信部38の発信を強制
的に停止させる。また、第2タイマ部43は、起動信号
発信部38の発信の解除からカウントを開始し、所定時
間ビジィ信号発信部42を作動可能状態とし、所定時間
内にバイブレータ44Aからビジィ信号をビジィ信号受
信部41で受信しないときは、ビジィ信号発信部42の
作動可能状態を解除する。
【0040】次に、ステップS9で加入者Aは携帯電話
21の通話ボタンを押すことにより通話接続され、一般
の加入者Bと通話を開始する。こうして、着信音ではな
く、バイブレータ44Aの起動による体感で着信を感知
し、通話を行うことができる。会議中に着信音を鳴らさ
ないですみ、携帯電話21の電源をオフにして、着信そ
のものを止めておく必要もない。
【0041】次に、図9はすぐに通話を行えない場合の
着信要求から通話接続までのシーケンスを示す図、図1
0,図11はすぐに通話を行えない場合の処理手順の説
明図である。ステップS1〜ステップS9までは図6〜
図8と同じであるため、説明を省略する。
【0042】ステップS10で第1ボタン46を挿入し
てから一定時間、例えば10秒以内に第2ボタン47を
押してビジィ信号を携帯電話21に送信する。すなわ
ち、第1ボタン46を押してから一定時間内に第2ボタ
ン47を押すと、ビジィ信号発信部57が作動し、ビジ
ィ信号を発信する。ビジィ信号は、変調器56で変調さ
れた後に送受共用器51を経てアンテナ50から携帯電
話21に送信される。
【0043】次に、ステップS11で携帯電話21はバ
イブレータ44Aからビジィ信号を受信すると、基地局
61に対してビジィ信号を発信する。すなわち、バイブ
レータ44Aから送信されてきたビジィ信号は、ビジィ
信号受信部41で判別、受信され、ビジィ信号発信部4
2を作動させる。ビジィ信号発信部42から発信したビ
ジィ信号は、TDMA回路34、波形整形回路26、変
調器25、電力増幅器24、送受共用部22、第1アン
テナ23を経て基地局61に送信される。なお、第2タ
イマ部43は解除信号を受信して起動信号発信部38が
発信を停止したときからカウントを開始し、所定時間ビ
ジィ信号発信部42を作動可能状態にしており、所定時
間内にバイブレータ44Aからビジィ信号を受信しない
ときは、強制的にビジィ信号発信部42の作動可能状態
を解除する。
【0044】次に、ステップS12で基地局61はこの
ビジィ信号を受信し、一般加入者Bに対して、「現在、
会議中です。通話を行えません。」というメッセージを
送る。なお、このメッセージは事業者側で用意するサー
ビスとし、メッセージの内容は加入者と事業者の契約に
より自由に設定することができる。こうして、一般加入
者Bは加入者Aとは現在通話できないことを知る。
【0045】このように、会議中など、携帯電話の着信
音が鳴ってほしくない状態において、着信音を気にする
必要がなく、バイブレータ44Aにより体感で着信を感
知することができる。また、着信音を鳴らさないよう
に、携帯電話21の電源をオフにして着信そのものを止
めておく必要がなく、着信を感知し、通話を行うことが
できる。また、今すぐ通話することができないことも知
らせることができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、会議中など携帯電話の着信音が鳴ってほしくない状
況において、着信音を気にする必要がなく、バイブレー
タにより着信を感知することができる。また、着信音を
鳴らさないようにするために、携帯電話の電源をオフに
して着信そのものを止めておく必要がなく、着信を感知
して通話を行うことができる。さらに、今すぐ通話を行
うことができない場合には、これを通知することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施例に係る携帯電話の内部構成例
を示す図
【図3】着信告知具の斜視図
【図4】着信告知具の他の斜視図
【図5】着信告知具の内部構成例を示す図
【図6】すぐ通話を行う場合のシーケンスを示す図
【図7】すぐ通話を行う場合の処理手順の説明図(1)
【図8】すぐ通話を行う場合の処理手順の説明図(2)
【図9】すぐ通話を行えない場合のシーケンスを示す図
【図10】すぐ通話を行えない場合の処理手順の説明図
(1)
【図11】すぐ通話を行えない場合の処理手順の説明図
(2)
【図12】従来例を示す図
【符号の説明】
21:携帯電話 22:送受共用器 23:第1アンテナ 24:電力増幅器 25:変調器 26:波形整形回路 27:第1受信器 28:第2アンテナ 29:第2受信器 30:復調器 31:高速切換えシンセサイザ 32A:マイクロホン 32B:スピーカ 33:コーディク回路 34:TDMA回路 35:制御部 36:表示操作部 37:鳴動禁止ボタン 38:起動信号発信部(起動信号発信手段) 39:第1タイマ部(第1の計数部) 40:解除信号受信部(解除信号受信手段) 41:ビジィ信号受信部(ビジィ信号通知手段) 42:ビジィ信号発信部 43:第2タイマ部(第2の計数部) 44:着信告知具 44A:バイブレータ 45:本体 46:第1ボタン(告知部励磁解除操作部) 47:第2ボタン(ビジィ発信操作部) 48:電源ボタン 49:フック 50:アンテナ 51:送受共用器 52:復調器 53:起動信号受信部(告知部励磁手段) 54:告知部 54A:振動部(振動子) 55:解除信号発信部 56:変調器 57:ビジィ信号発信部 58:電源部 59:電話器 60:交換機 61:基地局

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基地局を介して通話を行う携帯電話機(2
    1)と、該携帯電話機(21)に対して交信可能に接続
    され、該携帯電話機(21)からの起動信号によって告
    知動作を行う告知部(54)を備えた着信告知具(4
    4)とで構成された携帯電話システムであって、 前記携帯電話機(21)には、着信を検知した時に前記
    着信告知具(44)に起動信号を発信する起動信号発信
    手段(38)と、前記着信告知具(44)からの解除信
    号を受信した時に前記起動信号の発信を解除する解除信
    号受信手段(40)を備え、 前記着信告知具(44)には、前記起動信号を受信して
    着信を告知する告知部(54)に励磁信号を発信する告
    知部励磁手段(53)と、前記告知部(54)の励磁及
    び前記起動信号の解除を指示する解除信号を発信する告
    知部励磁解除操作部(46)とを備えるように構成した
    ことを特徴とする携帯電話システム。
  2. 【請求項2】前記携帯電話機(21)には、更に前記起
    動信号発信手段(38)からの起動信号で計数を開始
    し、所定値を計数した時に前記解除信号受信手段(4
    0)に入力する信号を発する第1の計数部(39)を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の携帯電話システ
    ム。
  3. 【請求項3】前記携帯電話機(21)には、更に前記着
    信告知具(44)からの応答不可を受信してビジィ信号
    を発信するビジィ信号通知手段(41)と、前記解除信
    号受信手段(40)からの入力で計数を開始し、所定値
    計数した時に該ビジィ信号通知手段(41)を停止させ
    る第2の計数部(43)を設け、 前記着信告知具(44)には、操作入力手段を備えて応
    答不可信号を発信するビジィ発信操作部(47)とを備
    えるように構成したことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の携帯電話システム。
  4. 【請求項4】前記着信告知具(44)には、応答不可信
    号を発信するビジィ発信操作部(47)からの出力を前
    記告知部励磁解除操作部(46)に入力させるように構
    成したことを特徴とする請求項1または2記載の携帯電
    話システム。
  5. 【請求項5】前記告知部(54)が振動子であることを
    特徴とする請求項1記載の携帯電話システム。
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