JP4529273B2 - サービスシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、駅構内に設けられている自動券売機あるいは図書館やショッピングセンターなどに設けられている情報検索端末などのような自動サービス装置を利用しようとする者自身が該サービス装置を操作することにより、販売や情報提供等の所定のサービスを受けることができる自動サービスシステムに関し、特に、利用者が所持する携帯電話あるいはPHS(登録商標)等の移動電話を利用して自動サービス装置を操作することのできるサービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動券売機あるいは情報検索端末のような自動サービス装置には、例えば、操作案内のための液晶パネルのような表示部および操作を行うためのタッチパネルあるいは押しボタン等の操作部が設けられている。利用者は、前記した所定のサービスを受けるべく、各装置の液晶パネル等に示される画面上での案内に沿って操作を行うことができる。
【0003】
ところで、操作部の押しボタンの機能およびその配置や操作方法などは、一般的に、装置のサービス内容、装置の機種ごとに異なる。そのため、各装置に固有な操作のそれぞれについての操作案内を音声で行うことにより、視覚障害を有する人あるいは文字の判読能力に劣る子供のような不慣れな人等が利用する際の一層の便宜を計ることが試みられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の技術では、利用者は、例えば、初めて利用する装置を操作する場合、前記した機種ごとに異なる押しボタンの配置などを詳しく把握していないことから、円滑な操作が困難になることがあった。また、音声案内を行う複数の装置が並んで設置されているような場合、操作中の装置からの音声と隣接装置からの音声とが混ざり合うと、必要とされる案内が聞き取りにくくなるという問題があった。
従って、本発明の目的は、明瞭な音声案内および自動サービス装置を操作するための操作媒体の統合化を可能とすることにより、操作を容易とするサービスシステムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基本的には、広く普及する移動電話を操作媒体とし、該移動電話を利用しての自動サービス装置の操作を可能とすべく、移動電話に携行される通信器から当該移動電話の電話番号を自動サービス装置へ送信し、自動サービス装置が該装置と移動電話との間での通話を確立することにより、この通話によって自動サービス装置を遠隔操作する、という構想に立脚する。
【0007】
〈構成
本発明に係る自動サービス装置は、公衆回線を利用可能の移動電話と、該移動電話と共に利用者に携帯され前記移動電話の電話番号についての情報を送出するための通信器とを含むサービスシステムのための自動サービス装置であって、所定のサービスを受けようとする前記利用者が前記サービスに応じた所定の情報を入力するための入力操作部と、該入力操作部からの情報に応じたサービスを出力するための動作制御部と、前記通信器との通信により前記移動電話の電話番号についての情報を受けるための通信機構と、該通信機構により得られた前記電話番号情報に基づいて前記公衆回線を経て前記移動電話を呼び出すための呼制御回路と、該呼制御回路による発呼に基づいて通話可能となった前記移動電話を経て、前記サービス装置のサービスについての案内を前記利用者に伝えるための発声回路と、前記入力操作部からの情報に代えて、前記利用者に前記入力情報に応じた所定のサービスを提供すべく、前記案内に応答した前記利用者からの前記移動電話を経る入力情報に基づいて、前記動作制御部に所定の動作信号を出力する処理部とを備え、さらに、該装置への利用者の接近を検知するためのセンサを備え、前記通信機構は、前記センサからの検知信号により、前記通信器から前記情報を受けるべく要求信号を発し、前記要求信号に応答した前記通信器からの前記情報を受けたとき、前記呼制御回路により前記移動電話を呼び出すことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、前記自動サービス装置は、該装置の前記通信機構により、利用者が携帯する移動電話の電話番号に関する情報を該移動電話と共に携帯される前記通信器から受信すると、該装置の前記呼制御回路により、前記移動電話を呼び出し、該移動電話との通話を確立し、前記発声回路による操作案内を利用者が手にする前記移動電話を介してこの利用者に伝える。
前記自動サービス装置は、この案内に対する利用者からの応答を前記移動電話を通して受信すると、前記した応答すなわち入力情報に対応する所定の動作信号を前記処理部から前記動作制御部に送出することにより、前記入力情報に対応する所定のサービスを実行する。
従って、本発明によれば、前記自動サービス装置の利用者は、該利用者が所持する前記移動電話の操作により、前記自動サービス装置を遠隔操作することが可能となる。
【0009】
前記自動サービス装置は、利用者が前記移動電話を例えばその操作ボタンを手動で操作することにより生成されるトーン信号、または、利用者が前記移動電話へ音声を発することにより生成される音声信号を、利用者からの入力情報として受けることができ、この入力情報の処理を行うべく、該情報に基づいて生成された動作信号を前記処理部から前記動作制御部へ送る。
【0010】
前記自動サービス装置に、該装置への利用者の接近を検知するためのセンサを設けることができ、前記自動サービス装置は、前記センサからの検知信号により、前記通信器から前記電話番号に関する情報を受けるべく、前記通信機構から要求信号を発することができる。
【0011】
前記自動サービス装置は、前記要求信号に応答した前記通信器からの前記情報を受けたとき、前記呼制御回路により前記移動電話を呼び出すことができ、これにより前記移動電話との交信が可能となる。
【0012】
前記通信器は、これを前記移動電話に一体的に設けることができる。また、前記移動電話の操作キー上に点字を付すことが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて説明する。
〈具体例1〉
本発明に係る具体例1のサービスシステム10は、図1に示すように、自動サービス装置11と、該装置との交信のための移動電話12および通信器13とを備える。
図示の例では、前記自動サービス装置11は、図示しないホストコンピュータの管理下におかれる、例えば駅構内に乗車券の販売のために設置される自動発券装置のような顧客操作型端末装置であり、前記移動電話12は、例えば電話回線のような公衆回線14を使用する携帯電話12である。
また、前記通信器13は、前記携帯電話12のアダプタとして、これと共に利用者に所持される通信アダプタ13として示されている。
【0014】
前記自動サービス装置11は、そのバス11Aに接続されたオプション機構15および制御部16を含み、前記オプション機構15の構成における各々の仕様等は、前記自動サービス装置のサービス内容等に応じて、適宜、入れ替えることができる。すなわち、自動サービス装置が自動発券装置11を示す図示の例では、前記オプション機構15は、従来よく知られた発券機構15である。
【0015】
前記自動発券装置11の前記オプション機構である発券機構15には、前記したホストコンピュータと前記自動発券装置11との間の交信のための上位ホスト通信インタフェース回路15aと、利用者が乗車券を選択するためのキー群を含む入力操作部15bと、操作案内を表示するための例えば液晶パネルのような表示部15cと、選択された乗車券を発券するための出力部15dとが設けられている。各部15a、15b、15cおよび15dは、前記バス11Aを介して前記制御部16に接続されている。
前記自動発券装置11は、図示の例では、前記したホストコンピュータにより、従来よく知られているように、前記自動発券装置11を含む多数の同種の自動発券機と共に集中管理を受ける。
【0016】
また、前記制御部16には、前記自動発券装置11に必要とされる、例えば前記した発券処理および後述する操作案内等の処理を総括的に制御する中央処理装置16aと、該装置による前記した処理の際に発生するデータを必要に応じて読み書きするための主記憶装置16bと、前記中央処理装置16aが行う前記した処理のためのプログラムを格納しておくための読み出し専用記憶装置16cとが設けられている。読み出し専用記憶装置16cには、さらに、後述する、前記通信アダプタ13との通信および前記携帯電話12との交信のためのプログラムが格納されている。
制御部16には、さらに、必要に応じて、前記自動発券装置11に必要なデータを格納しておくための二次記憶装置16dを設けることができる。
【0017】
前記自動発券装置11で乗車券を購入しようとする利用者が、前記自動発券装置11の前記表示部15cに示される案内に沿って、前記入力操作部15bにて所定の操作を行うと、従来よく知られているように、前記制御部16の制御下で、所望の乗車券が前記出力部15dから発券される。
【0018】
さらに、前記自動発券装置11には、前記入力操作部15bからの前記した入力操作に代えて、手元の携帯電話12を通しての入力操作を可能とするために、利用者の接近を検知するためのセンサ17と、前記利用者の前記携帯電話12の電話番号を要求すべく、前記通信アダプタ13との間で交信するための前記通信機構18と、前記自動発券装置11および前記移動電話12間の通信を確立すべく、前記した要求により得た前記電話番号に基づいて前記携帯電話12を呼び出すための呼制御回路19と、前記した通信の確立後に前記移動電話12へ操作案内を送るべく、この案内を示す音声を生成するための発声回路20と、前記操作案内に応答した前記携帯電話12からの入力情報に応じた動作信号を前記制御部16へ送るための処理部21とを備える。前記した各部17、18、19、20および21は、それぞれバス11Aに接続されている。前記処理部21には、前記携帯電話12から送られる前記したトーン信号が示す情報を検出するための、従来よく知られたDTMF(Dual Tone Multi Frequency)検出回路21aが設けられている。
【0019】
図示の例では、前記センサ17は、人間の接近等を検知する、例えば赤外線センサのような近接センサ17であり、該センサが利用者の接近を検知すると、検知信号が近接センサ17から前記制御部16へ送られる。
前記制御部16は、前記近接センサ17からの前記検知信号を受信すると、前記自動発券装置11と前記通信アダプタ13との間での前記した交信を無線通信で行うための通信機構として設けられた無線通信インタフェース回路18を経て、前記携帯電話12の電話番号を要求するための通信要求信号を前記通信アダプタ13へ送信する。
【0020】
さらに、図示の例では、前記呼制御回路19は、電話網における呼制御を行うための、従来よく知られたNCU回路19であり、また、前記発声回路20は、従来よく知られた、音声を生成するための音声合成回路20として示されている。
前記無線通信インタフェース回路18を経ての後述する通信アダプタ13との交信で得られた前記電話番号に基づいて、前記制御部16の制御下で、前記NCU回路19が公衆回線14を経て携帯電話12を呼び出す。
【0021】
前記した呼び出し後、前記自動発券装置11と前記携帯電話12との間の通信が確立されると、前記音声合成回路20で生成された音声案内が前記携帯電話12へ送られる。
音声案内に応答した前記したダイヤルキー操作により、このキー操作に応じた前記トーン信号が前記携帯電話12から公衆回線14を経て前記自動発券装置11へ返されると、前記DTMF検出回路21aが前記ダイヤルキー操作に応じたトーン信号を識別する。前記処理部21は、前記DTMF検出回路21aにより識別された前記トーン信号に対応する動作信号を前記制御部16へ送る。
【0022】
また、前記通信アダプタ13は、前記した電話番号情報を格納するための記憶装置22と、電話番号を前記自動発券装置11へ送るための通信部23とを備え、該通信部には、前記自動発券装置11からの前記した無線通信に応じるための無線通信インタフェース回路23aが設けられている。
前記通信アダプタ13は、その無線通信インタフェース回路23aおよび前記自動発券装置11の前記無線通信インタフェース回路18を通して、前記自動発券装置11からの前記通信要求を受けたとき、前記通信部23を経て、前記記憶装置22の前記電話番号を利用者の操作を介することなく自動的に、前記自動発券装置11へ送る。
【0023】
ここで、具体例1のサービスシステム10の利用者が、前記自動発券装置11への入力操作を、前記携帯電話12から行うことにより乗車券を購入する場合の動作手順を、図2に示すフローチャートに沿って説明する。
【0024】
前記自動発券装置11で乗車券を購入しようとする利用者は、あらかじめ前記通信アダプタ13に、自己が所持する前記携帯電話12の電話番号を登録しておく。前記通信アダプタ13は、前記携帯電話12と共に利用者により所持される。
【0025】
前記自動発券装置11は、アイドリング状態を示すステップS1では、前記したとおり、従来の自動発券装置におけると同様に、前記入力操作部15bからの入力操作に応じた発券動作が可能であり、このアイドリング状態では、前記自動発券装置11の前記近接センサ17により、利用者の接近が監視される。
前記近接センサ17が利用者の接近を検知したとき、前記検知信号が前記近接センサ17から前記制御部16へ送られる。
【0026】
前記センサ17が利用者の接近を検知すると、すなわち制御部16が前記検知信号を受けると、前記自動発券装置11は、ステップS2に示されているように、利用者の前記携帯電話12の前記電話番号を求めるための通信要求信号を、前記無線通信インタフェース回路18を経て前記通信アダプタ13へ送る。
【0027】
この要求信号に応じた前記通信アダプタ13からの前記電話番号の通知がないとき、前記自動発券装置11は、ステップS3に示されているように、前記したアイドリング状態におけると同様に、前記入力操作部15bからの入力情報を待つ。
他方、前記通信アダプタ13が、前記自動発券装置11からの前記通信要求信号を受け、この要求信号に対し、前記通信アダプタ13が前記記憶装置22に格納されている前記電話番号を前記自動発券装置11に送出すると、該発券装置はステップS3でこの電話番号情報を受ける。
【0028】
前記通信アダプタ13からの前記電話番号を前記自動発券装置11が受信すると、ステップS4で、該装置が前記電話番号に基づいて前記携帯電話12を呼び出す。
【0029】
前記利用者が前記携帯電話12からの前記した呼出しに応答することにより、前記自動発券装置11と前記携帯電話12との間の通信が確立すると、前記自動発券装置11は、ステップS5で、操作案内を示す音声を前記携帯電話12へ送信するための、後述する音声案内処理へ移行する。
また、前記自動発券装置11と前記携帯電話12との通話が所定時間中に確立されない場合、前記自動発券装置11は、ステップS5に示されているように、前記したアイドリング状態におけると同様に、前記入力操作部15bからの入力情報を待つ。
【0030】
前記自動発券装置11および前記携帯電話12間の通話が可能となると、前記自動発券装置11は、前記した音声案内処理を行うべく、前記公衆回線14を経て前記携帯電話12へ音声案内を送る。この音声案内では、その一例として「150円の切符を購入される場合、携帯電話のダイヤルキーの1を押してください。」というような案内を採用することができる。
【0031】
前記した音声案内に対する応答として、例えばダイヤルキーの1に対応するトーン信号が前記携帯電話12から前記自動発券装置11に送られると、この信号に基づいて、入力操作部15bの150円の操作キー押下時と同一な動作信号が前記処理部21により生成され、この動作信号が制御部16に送られる。前記自動発券装置11は、前記処理部21からの前記動作信号に基づき、前記利用者の所望する乗車券を発券し、操作案内処理および発券処理の一切を完了する。
これにより、自動発券装置11からは、前記入力操作部15bの操作キーの操作に代えて、携帯電話12からのダイヤルキーの操作による遠隔操作が可能となる。
【0032】
以上説明したように、具体例1の前記サービスシステム10では、前記自動発券装置11と前記通信アダプタ13との交信により得られた電話番号情報から、前記携帯電話との通話を確立し、公衆回線を経て前記携帯電話から自動発券装置11の遠隔操作が可能となることから、利用者が手元の携帯電話12で自動発券装置11の操作案内を受けることができ、しかも使い慣れた携帯電話12の操作で自動発券装置11の操作が可能となる。
したがって、利用者がたとえ視覚障害がある人であっても、隣接する自動発券装置が発する音声による干渉を受けることなく、操作案内を前記携帯電話12から直接的に聞くことができる。このことから、前記した利用者は明瞭な音声案内を受けることが可能となる。
また、前記利用者が前記自動発券装置11へ接近すると、前記利用者は、この接近により自動的に前記自動発券装置11からの呼び出しを受けることができ、これにより、自己の所持する使い慣れた前記携帯電話12から前記自動発券装置11の遠隔操作を行うことができる。このことから、前記利用者は、一層円滑な操作を行うことが可能となる。
【0033】
〈具体例2〉
具体例1では、前記自動発券装置11からの音声案内に対する利用者の応答として、前記携帯電話12から前記自動発券装置11へダイヤルキー操作により前記トーン信号が送られた。
以下に説明する具体例2では、前記した利用者の応答として、該利用者がダイヤルキー操作に代えて、前記携帯電話12へ音声を直接発することにより生成される音声信号が返送される場合の例を示す。
【0034】
本発明に係る具体例2のサービスシステム100を示す図3では、具体例1の前記サービスシステム10の構成と同様な機能を果たす構成部分には、図1と同一の参照符号が付されている。
【0035】
具体例2のサービスシステム100では、前記した具体例1における前記自動発券装置11の前記処理部21内に、利用者からの前記音声信号が示す情報を認識するための音声認識回路21bが設けられている。また、音声合成回路20からの音声案内として、例えば、「目的地の駅名を言ってください。」のような案内が行われる。
【0036】
前記音声認識回路21bは、前記した案内に対する利用者からの応答として、例えば、音声による「東京駅」との応答を前記携帯電話12を通して受けると、この音声を識別し、前記処理部21が該当駅までの切符の発行に必要な動作信号を制御部16に送る。この動作信号は、前記入力操作部15bで「東京駅」までの切符を得るために必要な操作キー押下に基づく動作信号と同一である。
【0037】
具体例2のサービスシステム100における自動発券装置110と携帯電話12との通話確立に関する動作手順は、具体例1の動作手順を示す図2と同様である。従って、以下に、前記携帯電話12と前記自動発券装置110との通話が確立された後の動作を説明する。
【0038】
前記した通話が確立されると、前記自動発券装置110は、前記携帯電話12へ音声案内を送る。この案内は、前記したとおり、発券のための情報を具体的に口答で応答することを求める案内である。この案内に応答して前記携帯電話12から公衆回線14を経て前記音声信号が送られると、前記自動発券装置110は、前記音声認識回路21bにより、前記したとおり、前記音声信号が示す情報を認識する。その後、前記した情報に基づいた動作信号が前記処理部21から前記制御部16へ送られた後、利用者の所望する乗車券が前記出力部15dから発券されると、前記自動発券装置110に求められる操作案内処理および発券処理の一切が終了する。
【0039】
具体例2の前記サービスシステム100では、具体例1におけると同様に、前記自動発券装置110と前記通信アダプタ13との交信により得られた電話番号情報から前記携帯電話12との通話を確立し、公衆回線14を経て前記携帯電話12から自動発券装置110の遠隔操作が可能となることから、利用者が手元の前記携帯電話12で自動発券装置110の操作案内を受けることができ、しかも使い慣れた携帯電話12の操作で前記自動発券装置110の操作が可能となる。
【0040】
したがって、利用者がたとえ視覚障害がある人であっても、隣接する自動発券装置が発する音声による干渉を受けることなく、操作案内を前記携帯電話12から直接的に聞くことができる。このことから、前記した利用者は明瞭な音声案内を受けることが可能となる。
また、前記利用者が前記自動発券装置110へ接近すると、前記利用者は、この接近により自動的に前記自動発券装置110からの呼び出しを受けることができ、これにより、自己の所持する使い慣れた前記携帯電話12から前記自動発券装置110の遠隔操作を行うことができる。このことから、前記利用者は、一層円滑な操作を行うことが可能となる。
【0041】
しかも、具体例2によれば、前記した利用者が前記携帯電話12のダイヤルキー操作を行うことなく、前記携帯電話12を通して、音声により直接的に自動発券装置11を遠隔操作することが可能となることから、前記利用者による操作が一層容易になり、これにより、前記サービスシステム100によれば、利用者への一層の便宜を図ることができる。
【0042】
前記した具体例1および2において、前記通信アダプタ13は、利用者がこれを携行する上での便利さを求めるために、前記携帯電話12からの取り外しを可能とし、あるいは携帯電話12に内蔵することができる。
また、前記携帯電話12は、目の不自由な人のような前記した視覚障害のある人等による操作を一層安易とするために、例えば前記携帯電話12の操作キー上あるいは各操作キーの近傍に点字を付すべく、貼附用の点字シールを用いることができる。
【0043】
前記したように、具体例1および2において、前記自動発券装置11あるいは110への前記電話番号情報の通知は、前記自動発券装置11あるいは110から前記通信アダプタ13への要求信号に基づいて実行されたが、この例に代えて、例えば通信アダプタ13が前記した要求信号を受けることなく、利用者側からの通信アダプタ13の操作による自発的な通知に基づいて、該通信アダプタと前記自動発券装置11あるいは110との無線通信を開始することができる。この無線通信により得られた携帯電話12の電話番号により、前記した例におけると同様に、公衆回線14を通して前記携帯電話12から自動発券装置11あるいは110を遠隔操作することができる。
【0044】
前記した具体例1および2では、本発明に係るサービスシステムの自動サービス装置として前記自動発券装置11および110を示したが、この他に、例えば図書館やショッピングセンターなどで設置される情報検索端末等を、前記自動サービス装置として利用することもできる。
また、本発明は、ホストコンピュータにより集中管理される顧客操作型端末装置に代えて、独立して設置される個々の自動サービス装置を含む自動サービスシステムに適用することができる。
さらに、移動電話として、前記した携帯電話およびPHSに代えて、公衆回線を利用した種々の通信装置を用いることができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、前記したように、前記自動サービス装置が前記移動電話の電話番号に関する情報を受信すると、前記移動電話を呼び出し、該移動電話との通話により操作案内を利用者に伝え、この案内に対する利用者からの応答を前記移動電話を経て受信すると、この応答に対応する所定の動作信号を前記動作制御部に送出することにより、前記入力情報に対応する所定のサービスを実行することから、前記移動電話を操作媒体として前記自動サービス装置の遠隔操作装置として利用することができる。
【0046】
従って、前記自動サービス装置の利用者は、該装置の操作の際には、この利用者の所持する使い慣れた前記移動電話を用いて遠隔操作を行うことができることから、一般的には自動サービス装置の例えば機種ごとの操作部等の違いに左右されることなく、例え目が不自由な人であっても、円滑に操作を行うことが可能となる。また、前記自動サービス装置による音声案内が、隣接装置からの音声に干渉されることなく、前記移動電話を経て利用者に直接的に送られるため、前記利用者は、明瞭な音声案内を聞くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】具体例1の本発明に係るサービスシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】具体例1の自動発券装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図3】具体例2の本発明に係るサービスシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10、100 サービスシステム
11、110 (自動サービス装置)自動発券装置
12 (移動電話)携帯電話
13 (通信器)通信アダプタ
14 公衆回線
15b 入力操作部
16 (動作制御部)制御部
17 (センサ)近接センサ
18 (通信機構)無線通信インタフェース回路
19 (呼制御回路)NCU回路
20 (発生回路)音声合成回路
21 処理部

Claims (1)

  1. 公衆回線を利用可能の移動電話と、該移動電話と共に利用者に携帯され前記移動電話の電話番号についての情報を送出するための通信器とを含むサービスシステムのための自動サービス装置であって、
    所定のサービスを受けようとする前記利用者が前記サービスに応じた所定の情報を入力するための入力操作部と、該入力操作部からの情報に応じたサービスを出力するための動作制御部と、前記通信器との通信により前記移動電話の電話番号についての情報を受けるための通信機構と、該通信機構により得られた前記電話番号情報に基づいて前記公衆回線を経て前記移動電話を呼び出すための呼制御回路と、該呼制御回路による発呼に基づいて通話可能となった前記移動電話を経て、前記サービス装置のサービスについての案内を前記利用者に伝えるための発声回路と、前記入力操作部からの情報に代えて、前記利用者に前記入力情報に応じた所定のサービスを提供すべく、前記案内に応答した前記利用者からの前記移動電話を経る入力情報に基づいて、前記動作制御部に所定の動作信号を出力する処理部とを備え、
    さらに、該装置への利用者の接近を検知するためのセンサを備え、前記通信機構は、前記センサからの検知信号により、前記通信器から前記情報を受けるべく要求信号を発し、前記要求信号に応答した前記通信器からの前記情報を受けたとき、前記呼制御回路により前記移動電話を呼び出すことを特徴とする自動サービス装置。
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