JPH09306364A - ブラウン管用ファンネルの穴明き検出方法及びその装置 - Google Patents

ブラウン管用ファンネルの穴明き検出方法及びその装置

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JPH09306364A
JPH09306364A JP12589996A JP12589996A JPH09306364A JP H09306364 A JPH09306364 A JP H09306364A JP 12589996 A JP12589996 A JP 12589996A JP 12589996 A JP12589996 A JP 12589996A JP H09306364 A JPH09306364 A JP H09306364A
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JP
Japan
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funnel
inspection
ray tube
airtight
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP12589996A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Tsuchimoto
義紘 土本
Toshiro Aritaka
俊郎 有高
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラウン管用ファンネルの穴明き不良を確実
に検出する。 【解決手段】 ブラウン管用ファンネル22の検査部A
を密閉容器の中に入れ、ネックチューブ21先端とファ
ンネル本体20の内側を塞いで検査部Aを気密状態に
し、この中に高圧エアを注入し、穴より漏れるエアを流
量センサ24で検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ブラウン管用ファ
ンネルの穴明け検出方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】小型容器等の気密テスト方法として、容
器を水等の溶媒の入った水槽等の中に入れて検査容器に
高圧エアを注入し、検査容器の加工部の穴から漏れてく
る気泡を人が目視によりチェックして穴明きを検出する
方法がとられることが多い。この検査方法はかなり高い
精度を得られるが、作業に設備と時間と人手がかかるた
め効率的ではない。そのため、従来ブラウン管用ファン
ネルの穴明き検査方法は、水槽等の中に入れることなく
人による目視検査で穴明きの有無を判別していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
目視検査では、微細な穴の検出が難しく、見逃し等によ
る不良品が発生していた。本発明は従来技術の前記欠点
の解消を目的とし、ブラウン管用ファンネルのネックチ
ューブとファンネル本体とを溶着した検査部位の穴明き
不良を確実に検出することのできる方法及び装置を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決すべくなされたものであり、ブラウン管用ファンネ
ルのネックチューブとファンネル本体との溶着部である
検査部を密閉容器の中に入れ、前記ブラウン管用ファン
ネルのネックチューブの先端とファンネル本体の内側を
塞いで前記検査部の内部に気密空間を形成し、これら密
閉容器あるいは気密空間の一方から大気圧より高いエア
を注入して、検査部から漏れ出るエアを他方において検
出することにより、上記検査部の穴明きを検出すること
を特徴とするブラウン管用ファンネルの穴明き検出方法
を提供する。
【0005】さらに、本発明においては、ブラウン管用
ファンネルをネックチューブが上になる状態で載置でき
るコンベヤと、このコンベヤの上方に接地されており、
ブラウン管用ファンネルのネックチューブとファンネル
本体との溶着部である検査部を収容する密閉容器と、上
記コンベヤの下方に昇降可能に設置され、その上昇時に
該コンベヤに載置された上記ファンネルの検査部内部を
上記密閉容器内において気密状態にする気密状態形成手
段と、気密状態になった検査部の内部あるいは外部から
大気圧より高いエアを注入するエア注入手段と、前記検
査部に生じた穴明きから漏れるエアを検出する流量セン
サと、を備えたことを特徴とするブラウン管用ファンネ
ルの穴明き検出装置を提供する。
【0006】さらに本発明では、ブラウン管用ファンネ
ルのネックチューブとファンネル本体との溶着部である
検査部を収容する容器本体と、検査部収容時に容器本体
の底部開口から挿入された前記ファンネル本体を気密封
止するシール材とからなる密閉容器と、前記容器本体の
天井部に進退自在に設けられた螺子棒と、この螺子棒の
先端に固定され、前記ネックチューブの先端開口を塞ぐ
ゴムシートと、シリンダロッドの先端に固定され、前記
ファンネル本体の内側を塞ぐ台座とからなる気密状態形
成手段と、気密状態になった検査部の内部あるいは外部
から大気圧より高いエアを注入するエア注入手段と、前
記検査部に生じた穴明きから漏れるエアを検出する流量
センサと、を備えたことを特徴とするブラウン管用ファ
ンネルの穴明き検出装置を提供する。
【0007】本発明は、全体的に中空体であるブラウン
管用ファンネルを密閉容器内にいれて、前記検査部の内
側部に気密空間を形成し、この気密空間と密閉容器のい
ずれか一方から大気圧より高いエアを注入して、検査部
に穴明きがあれば該穴から漏れ出るエアを他方において
検出することにより、検査部における穴の有無を検査す
るものである。この場合、通常は、検査の作業性と装置
の簡便さから、上記エアはファンネルの気密空間から導
入される。なお、ファンネルの検査部以外のファンネル
本体とネックチューブからエアが漏れ出ることはないの
で、少なくともファンネルの検査部が気密状態になって
おりかつ密閉容器に収容されていれば、目的は達成でき
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に従
って説明する。図1は本発明の基本的構成の断面図であ
る。密閉容器の本体1は円筒の上部開口が上蓋6で閉塞
された筒状のもので、下部の対称の位置に穴2及び穴3
があり、それぞれにノズル4及び5がついている。ノズ
ル5の先には電磁弁23が設けられ、またノズル4の先
には流量センサ24が設けられる。上蓋6の中央にはネ
ジ加工がされ、螺子棒7が螺着され、上蓋6は円筒本体
1の上端にネジで固定される。上蓋6上のナット8は、
螺子棒7の位置を調整するためのものである。螺子棒7
の下端に固定されたピストン9にはOリング10が設け
られ、このOリング10は、本体1の内面と隙間なく上
下に可動する。ピストン9の下端にはクッション材11
がはられ、クッション材11の下にゴムシート12がは
られる。また、本体1の下端には、ドーナツ形状のゴム
シート14がドーナツ形状の押え13にて、本体1にね
じ等で固定される。
【0009】さらに、前記押え13の下方には、漏斗状
のファンネル本体20と筒状のネックチューブ21を熱
融着したファンネル22が準備される。この熱融着部分
が検査部Aである。
【0010】さらに、前記ファンネル22の下方には、
そのファンネル22のファンネル本体20の部分を前記
ゴムシート14に押し付ける台座15が配設される。こ
の台座15はその外面形状がファンネル本体20の検査
部Aに比較的近い内側形状に対応するように作られてお
り、シリンダ16のロッド19に固定される。
【0011】この台座15には、図3に示すように、フ
ァンネル22を押し付けた後、検査部A内に圧縮空気を
送り込むための通路18が形成される。通路18の先端
には、ノズル17が設けられ、そのノズル17にはエア
ホース26を介して圧縮空気源25が接続される。
【0012】図1において、27はファンネル22をネ
ックチューブ21が上になる状態で載置するコンベヤで
ある。本例では、前記密閉容器及び台座15が該コンベ
ヤを介してその上方と下方にそれぞれ相対して設置され
ている。なお、コンベヤは例示はロールコンベヤである
がハンガータイプのコンベヤでもよい。本例において、
台座15はファンネル22がロールコンベヤ27により
搬送されて来ると、コンベヤロール27間から上昇して
コンベヤ上のファンネル22を内側から持上げ、ファン
ネルの少なくとも検査部を前記密閉容器内に収容すると
共に、ファンネル内部を前記方法により気密状態にす
る。このようなコンベヤとの組合せは、ファンネルの穴
明きを製造ライン上において自動的かつ連続して効率的
に行うことを可能ならしめる。
【0013】図2は、検査時の状態を示したものであ
る。検査するブラウン管用ファンネル20は、シリンダ
16の先端についた台座15がブラウン管用ファンネル
22の本体20の内面に接して、上方に持ち上げられ、
ゴムシート12及びドーナツ状ゴムシート14にネック
チューブ21の先端及びブラウン管用ファンネルヨーク
部にが接して、固定される。ドーナツ状ゴムシート14
とブラウン管用ファンネルヨーク部に隙間が生じる時
は、螺子棒7で高さを調節する。
【0014】図3は台座16の構造を示したものであ
る。前述したように、台座15にはノズル17とノズル
17につながる通路18が設けられる。またノズル17
には高圧空気供給用のエアホース26が接続される。
【0015】台座15のノズル17に圧縮空気源25か
らエアホース26を介して圧縮エア3Kg/cm2を注
入する。このときノズル5の先に設置してある電磁弁2
3は閉じた状態である。検査部Aに穴明きがあれば、圧
縮エアは密閉容器の本体1内に漏れ、漏れたエアはノズ
ル4に流れ、ノズル4の先に設置した流量センサ24が
エアの流れを感知する。このように、穴明きをエアの漏
れによる流れで感知するので、人による目視検査が不要
になる。
【0016】なお、エアの流れが感知されたファンネル
は、信号または合図を受けて人手あるいは自動的に不良
品として取り除かれる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、ブラウン管用ファンネルのネ
ックチューブとファンネル本体を溶着した後に、人を配
置することなく、生産ラインの大幅な改造を必要としな
いで、穴明き欠点の有無を全数に対し選別検査を実施す
ることが可能となる。これにより、生産ライン上で不良
品を選別でき、従来、生産ライン上で穴明き不良品にも
実施していた後工程での生産加工コストを削減すること
ができる。また最終検査においては、穴明きを検査する
時間を省くことにより、検査の効率向上が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成の断面図。
【図2】 検査状態を説明するための断面図。
【図3】 台座の構造を示す上面図(A)と側面図
(B)。
【符号の説明】
1:密閉容器の本体、2:穴、3:穴、4:ノズル、
5:ノズル、6:上蓋、7:螺子棒、8:ナット、9:
ピストン、10:Oリング、11:クッション材、1
2:ゴムシート、13:押え、14:ゴムシート、1
5:台座、16:シリンダ、17:ノズル、18:通
路、19:ロッド、20:ファンネル本体、21:ネッ
クチューブ、22:ファンネル、23:電磁弁、24:
流量センサ、25:圧縮空気源、26:エアホース。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラウン管用ファンネルのネックチューブ
    とファンネル本体との溶着部である検査部を密閉容器の
    中に入れ、 前記ブラウン管用ファンネルのネックチューブの先端と
    ファンネル本体の内側を塞いで前記検査部の内部に気密
    空間を形成し、 これら密閉容器あるいは気密空間の一方から大気圧より
    高いエアを注入して、検査部から漏れ出るエアを他方に
    おいて検出することにより、上記検査部の穴明きを検出
    することを特徴とするブラウン管用ファンネルの穴明き
    検出方法。
  2. 【請求項2】ブラウン管用ファンネルをネックチューブ
    が上になる状態で載置できるコンベヤと、 このコンベヤの上方に接地されており、ブラウン管用フ
    ァンネルのネックチューブとファンネル本体との溶着部
    である検査部を収容する密閉容器と、 上記コンベヤの下方に昇降可能に設置され、その上昇時
    に該コンベヤに載置された上記ファンネルの検査部内部
    を上記密閉容器内において気密状態にする気密状態形成
    手段と、 気密状態になった検査部の内部あるいは外部から大気圧
    より高いエアを注入するエア注入手段と、 前記検査部に生じた穴明きから漏れるエアを検出する流
    量センサと、 を備えたことを特徴とするブラウン管用ファンネルの穴
    明き検出装置。
  3. 【請求項3】ブラウン管用ファンネルのネックチューブ
    とファンネル本体との溶着部である検査部を収容する容
    器本体と、検査部収容時に容器本体の底部開口から挿入
    された前記ファンネル本体を気密封止するシール材とか
    らなる密閉容器と、 前記容器本体の天井部に進退自在に設けられた螺子棒
    と、この螺子棒の先端に固定され、前記ネックチューブ
    の先端開口を塞ぐゴムシートと、シリンダロッドの先端
    に固定され、前記ファンネル本体の内側を塞ぐ台座とか
    らなる気密状態形成手段と、 気密状態になった検査部の内部あるいは外部から大気圧
    より高いエアを注入するエア注入手段と、 前記検査部に生じた穴明きから漏れるエアを検出する流
    量センサと、 を備えたことを特徴とするブラウン管用ファンネルの穴
    明き検出装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999051970A1 (en) * 1998-04-03 1999-10-14 Daewoo Electronics Co., Ltd. Apparatus for inspecting funnel of cathode ray tube and method thereof
CN109813988A (zh) * 2019-03-14 2019-05-28 广东泰格威机器人科技有限公司 一种燃气点火电磁阀的全自动检测装置
CN109828201A (zh) * 2019-03-14 2019-05-31 广东泰格威机器人科技有限公司 电磁阀装配检测包装自动化生产线
CN113767271A (zh) * 2019-08-26 2021-12-07 京洛株式会社 容器的泄漏检查方法、以及积层剥离容器的容器主体的外部气体导入孔的形成方法

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