JPH09306173A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH09306173A
JPH09306173A JP8148312A JP14831296A JPH09306173A JP H09306173 A JPH09306173 A JP H09306173A JP 8148312 A JP8148312 A JP 8148312A JP 14831296 A JP14831296 A JP 14831296A JP H09306173 A JPH09306173 A JP H09306173A
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bus line
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リードバス線に付くカップリングによる変動を
キャンセルし、製造上のトランジスタのチャネル長さの
ばらつきに対してより強く、高速に動作する回路を実現
する半導体記憶装置の提供。 【解決手段】デジット線対のプリチャージ・イコライズ
を制御するNchトランジスタと、デジット線とリード
バス線対との接続を選択信号Yj1で制御するデジット
線対選択スイッチM14、15と、リードバス線対のプ
リチャージ・イコライズを制御するトランジスタM16
〜18を備え、トランジスタM14、15をオンする選
択信号と逆相でリードバス線対のトランジスタM16〜
18をオフ状態とし、トランジスタM14、15のゲー
ト端とリードバス線間の寄生容量によるカップリングを
相殺する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体記憶装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体記憶装置は複数のブロッ
クに分けられ、その1つのブロックはn行m列のメモリ
セルアレイで構成されている。
【0003】図4に、従来技術の半導体記憶装置の1つ
のブロック(ブロック1)の回路構成の一例を示す。
【0004】図4において、WL1〜WLnはワード
線、DGT1/DGB1〜DGTm/DGBmはデジッ
ト線である。ワード線とデジット線の交点に、SRAM
(スタティックランダムアクセスメモリ)のメモリセル
が配置され、n行m列に位置しているメモリセルをMC
nmで示す。
【0005】M11/M12〜Mm1/Mm2はNch
(Nチャネル)トランジスタからなり、電源電圧Vcc
とデジット線DGT1/DGB1〜DGTm/DGBm
を接続しており、デジット線DGT1/DGB1〜DG
Tm/DGBmのプリチャージを行う。M13〜Mm3
はNchトランジスタで各デジット線対のT側とB側の
間に接続され、双方のレベルをイコライズする。
【0006】M14/M15〜Mm4/Mm5はNch
トランジスタで、デジット線DGT1/DGB1〜DG
Tm/DGBmとリードバス線RBT1/RBB1との
間に接続されている。
【0007】ブロック1の選択信号であるブロック選択
信号BS1はインバータ1に入力され、インバータ1の
出力は信号PDGとされる。信号PDGは、Nchトラ
ンジスタM11/M12/M13〜Mm1/Mm2/M
m3からなるプリチャージ用トランジスタ及びイコライ
ズ用トランジスタのゲートに入力される。
【0008】また、ブロック選択信号BS1は、CMO
S論理積回路AND1〜ANDmの一の入力端に入力さ
れ、CMOS論理積回路AND1〜ANDmの他の入力
端はカラム選択信号Y1D〜YmDが入力されている。
【0009】CMOS論理積回路AND1〜ANDmの
出力信号Yj1〜Yjmはそれぞれ、Nchトランジス
タM14/M15〜Mm4/Mm5から構成されるデジ
ット線選択スイッチ(以下「YSW」という)のゲート
に入力されている。
【0010】リードバス線RBT1/RBB1は差動型
センスアンプSA1に接続されている。
【0011】図4において、SRAMの読み出し動作は
以下のようにして行われる。
【0012】ブロック1が非選択状態の時は、ブロック
選択信号BS1がロウレベルとされており、プリチャー
ジ用NchトランジスタM11/M12/M13〜Mm
1/Mm2/Mm3はオンしているので、デジット線対
DGT1/DGB1〜DGTm/DGBmはプリチャー
ジされている。
【0013】ブロック選択回路(不図示)によって、ブ
ロック選択信号BS1が選択されてHighレベルとな
り、ブロック1が選択状態になると、ワードドライバ
(不図示)によって選択されたワード線WL1上のメモ
リセルMC11〜MC1mの電位が、それぞれのメモリ
セルに接続されているデジット線対DGT1/DGB1
〜DGTm/DGBmに伝達される。
【0014】次に、カラム選択回路(不図示)によっ
て、カラム選択信号Y1Dが選択されてHighレベル
になると、ブロック選択信号BS1がHighレベル、
カラム選択信号Y1DがHighレベルとなるので、A
ND1が選択され、その出力信号Yj1がHighレベ
ルとなる。信号Yj1は、NchトランジスタM14/
M15からなるYスイッチのゲート入力とされているた
め、NchトランジスタM14/M15がオンし、選択
されたデジット線DGT1/DGB1の電位がリードバ
ス線RBT1/RBB1に伝達される。
【0015】リードバス線RBT1/RBB1の微小電
位差ΔVがセンスアンプSA1によって検出、増幅され
て、データの読み出しが行われる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図5に、従来技術のリ
ードバス線周りの部分詳細回路図を示す。図5におい
て、図4と同じ要素には同一の参照符号を付し、その説
明は重複を避けるため省略する。
【0017】図5を参照して、デジット線選択スイッチ
(YSW)を構成するNchトランジスタM14/M1
5のゲート−デジット線間の寄生容量をそれぞれC11
/C12、ゲート−リードバス線(RBT1/RBB
1)間の寄生容量をそれぞれC13/C14とすると、
容量C11〜C14はNchトランジスタM14/M1
5のチャネル幅Wに比例している。
【0018】ここで、NchトランジスタM14/M1
5のチャネル長さLは、製造上の条件により、それぞれ
L−α、L+αとされており、アンバランスが生じてい
るものとする。メモリセルMC11に記憶されているデ
ータは“1”とする。
【0019】図5に示した回路の動作波形を示すタイミ
ングチャートを図6に示す。
【0020】信号PDGがHighレベルの時、プリチ
ャージ用トランジスタ及びイコライズ用トランジスタM
11/M12及びM13は共にオン状態とされており、
デジット線対DGT1/DGB1は電源電圧Vccより
トランジスタのしきい値分だけ下がった電圧Vrになっ
ている。
【0021】まず、信号PDGがH→L(Highレベ
ルからLowレベルへの遷移を示す)となって、デジッ
ト線対DGT1/DGB1のプリチャージがとける。
【0022】次に、ワード線WL1がL→H(Lowレ
ベルからHighレベルへの遷移を示す)となって、メ
モリセルMC11のデータがデジット線対DGT1/D
GB1に読み出され、この場合、デジット線DGB1を
ロウレベルに下げていく。
【0023】選択信号Yj1をL→Hとして、デジット
線選択スイッチ(YSW)を構成するNchトランジス
タM14/M15をオン状態とし、デジット線DGT1
/DGB1のデータをリードバス線RBT1/RBB1
に伝達する。
【0024】この時、NchトランジスタM14/M1
5の寄生容量C11〜C14により、ゲート−デジット
線間、ゲート−リードバス間にカップリングが生じる。
【0025】選択信号Yj1がL→Hとなることによ
り、デジット線DGT1/DGB1、リードバス線RB
T1/RBB1の電位も持ち上げられるが、デジット線
DGT1/DGB1については、寄生容量C11/C1
2よりも、デジット線と対GND(接地)の寄生容量の
方がはるかに大きいので、デジット線DGT1/DGB
1のレベルは、ほとんど変化しない。
【0026】しかし、リードバス線RBT1/RBB1
の対GND寄生容量は、デジット線DGT1/DGB1
ほどには大きくないので、図6に示すように、レベルが
非常に上がってしまう。
【0027】デジット線選択スイッチ(YSW)がオン
すると、T側/B側でデジット線とリードバス線のレベ
ルを等しくするように作用する。
【0028】上述したように、デジット線選択スイッチ
(YSW)を構成するNchトランジスタM14とM1
5にアンバランスが生じているとすると、M14のトラ
ンジスタ(チャネル長L−α)の方が能力(電流駆動能
力;チャネル幅(W)/チャネル長(L)に比例)が高
いので、トランジスタM15がB側のリードバス線RB
B1を下げるよりも速く、トランジスタM14がT側の
リードバス線RBT1を引き下げてしまう。この動作
は、メモリセルMC11の蓄えているデータ“1”を読
み出す動作とは逆であり、誤読み出しの原因となる。
【0029】従って、本発明は、上記事情に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、デジット線選択スイッ
チ(YSW)とリードバス線の間の寄生容量のカップリ
ングによる変動を相殺(キャンセル)し、製造上のトラ
ンジスタのチャネル長さのばらつきに対して強い耐性を
有し、且つ高速に動作する半導体記憶装置を提供するこ
とにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、メモリセルより記憶内容を読み出す第1
の信号線と、前記第1の信号線に読み出された信号を増
幅するアンプに伝送する第2の信号線と、の間を接続す
るスイッチトランジスタのゲートと、前記第2の信号線
と、の間のカップリング容量と同等か又はより大きな容
量値からなるカップリング容量を、前記第2の信号線の
プリチャージ及びイコライズ用のトランジスタのゲート
と、前記第2の信号線と、の間に形成するように構成し
てなることを特徴とする半導体記憶装置を提供する。
【0031】本発明によれば、デジット線選択時に選択
信号と逆相で動作する回路をリードバス線に付加すると
いう手段により、リードバス線に付くカップリングによ
る変動をキャンセルし、製造上のトランジスタのチャネ
ル長さのばらつきに対してより強く、高速に動作する回
路を実現することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して以下に説明する。図1は、本発明の第1の実
施形態の構成を示す図である。
【0033】図1において、WL1〜WLnはワード
線、DGT1/DGB1はデジット線である。ワード線
とデジット線の交点に、SRAMのメモリセルMC11
〜MCn1が配置されている。NchトランジスタM1
1/M12は、電源電圧Vccとデジット線DGT1/
DGB1との間に接続されており、デジット線のプリチ
ャージを行う。またNchトランジスタM13は各デジ
ット線対のT側(DGT1)とB側(DGB1)との間
に接続され、双方のレベルをイコライズする。
【0034】NchトランジスタM14/M15は、デ
ジット線DGT1/DGB1とリードバス線RBT1/
RBB1間に接続されている。
【0035】ブロック選択信号BS1はインバータIN
V1のゲートに入力され、インバータINV1から出力
される信号PDGは、NchトランジスタM11/M1
2/M13のプリチャージ用トランジスタ及びイコライ
ズ用トランジスタのゲートに接続されている。
【0036】また、ブロック選択信号BS1はCMOS
論理積回路AND1の一の入力端に入力され、AND回
路AND1の他の入力端はカラム選択信号Y1Dが入力
されている。CMOS論理積回路AND1の出力信号Y
j1は、デジット線選択スイッチ(YSW)を構成する
NchトランジスタM14/M15のゲートに入力され
る。
【0037】NchトランジスタM16/M17は、電
源電圧Vccとリードバス線RBT1/RBB1間に接
続され、リードバスのプリチャージを行う。またNch
トランジスタM18は、リードバス線RBT1/RBB
1間に接続され、T側とB側のリードバス線RBT1、
RBB1のイコライズを行う。
【0038】ブロック選択信号BS1は、インバータI
NV2に入力され、インバータINV2からの出力は信
号線PRBとされ、NchトランジスタM16/M17
/M18のゲートに入力される。
【0039】NchトランジスタM16/M17のゲー
ト−リードバス線RBT1/RBB1間寄生容量はC1
5/C16、NchトランジスタM18のゲート−RB
T1間寄生容量をC17、NchトランジスタM18の
ゲート−RBB1間寄生容量をC18とする。
【0040】ここで、NchトランジスタM16/M1
7/M18のサイズは、次式(1)の関係が成り立つよ
うに構成する。但し、C13/C14はNchトランジ
スタM14/M15のゲート−リードバス線(RBT1
/RBB1)間の寄生容量とする。
【0041】
【0042】図2に、本発明の実施の形態の動作を説明
するためのタイミングチャートを示す。図1の回路構成
図及び図2のタイミングチャートを参照して、本発明の
実施の形態の動作を以下に説明する。
【0043】信号PDGがHighレベルの時、プリチ
ャージ用トランジスタ及びイコライズ用トランジスタM
11/M12及びM13は共にオン状態とされ、デジッ
ト線対DGT1/DGB1は、電源電圧Vccよりトラ
ンジスタのしきい値分だけ下がった電圧Vrとされてい
る。その際、同時に、リードバス線対のプリチャージ及
びイコライズ制御信号PRBもHighレベルとなって
いるので、リードバス線RBT1/RBB1のプリチャ
ージ用トランジスタ及びイコライズ用トランジスタM1
6/M17及びM18が共にオンしており、リードバス
線RBT1/RBB1も電源電圧Vccよりトランジス
タのしきい値分だけ下がった電圧Vrとされている。
【0044】まず、信号PDGがH→L(Highレベ
ルからLowレベルへの遷移を示す)となって、Nch
トランジスタM11/M12及びM13が共にオフし、
デジット線対DGT1/DGB1のプリチャージが解け
る。
【0045】次に、ワード線WL1がL→H(Lowレ
ベルからHighレベルへの遷移を示す)となって、メ
モリセルMC11のデータがデジット線対DGT1/D
GB1に読み出され、B側のデジット線DGB1をLo
wレベルに下げていく。
【0046】デジット線対DGT1/DGB1の電位差
が、センスアンプで増幅できるぐらいになったところ
で、信号PRBをH→Lとして、リードバス線RBT1
/RBB1のプリチャージを解いて、さらにデジット線
選択スイッチ(YSW)を厚生するNchトランジスタ
M14、M15をオンするために、選択信号Yj1をL
→Hとする。
【0047】ここで、選択信号Yj1がL→Hの時に、
NchトランジスタM14/M15の寄生容量C13、
C14により、ゲート−リードバス間にカップリングが
生じ、図6と同様に、リードバス線RBT1/RBB1
のレベルが持ち上がろうとする。
【0048】しかし、信号PRBがH→Lの時に、Nc
hトランジスタM16/M17/M18の寄生容量C1
5〜C18により、ゲート−リードバス線間に再びカッ
プリングが生じ、リードバス線のレベルを下げようとす
る。
【0049】本発明の実施の形態では、上式(1)のよ
うに、リードバス線にカップリングを起こさせるトラン
ジスタの寄生容量を等しくしているので、上述した2方
向のカップリングノイズはほぼキャンセルし、リードバ
ス線に電位の変動をほとんど起こさない。
【0050】このため、図1に示すようにデジット線選
択スイッチYSWを構成するNchトランジスタM14
/M15のチャネル長さに製造上のばらつきがある場合
でも、誤読み出しが起きることはない。
【0051】次に、図1に示す回路において、Nchト
ランジスタM16/M17のゲート−リードバス線RB
T1/RBB1間寄生容量C15/C16、Nchトラ
ンジスタM18のゲート−RBT1間寄生容量C17、
NchトランジスタM18のゲート−RBB1間寄生容
量C18が次式(2)の関係を満たものとする。但し、
C13/C14はNchトランジスタM14/M15の
ゲート−リードバス線(RBT1/RBB1)間の寄生
容量とする。
【0052】
【0053】本発明の第2の実施の形態を以下に説明す
る。上式(2)のように構成することで、デジット線選
択スイッチ(YSW)の選択信号のカップリングに起因
するリードバス線の電位変動よりも、より大きい電位変
動をリードバス線に加えることができ、リードバス線を
デジット線よりも低い電位にすることが可能となる。
【0054】図3に、本発明の第2の実施の形態のタイ
ミングチャートを示す。なお、図3のタイミング波形図
において、前記第1の実施の形態を示した図2と同じと
ころの説明は省略する。
【0055】信号Yj1がL→Hの時に、Nchトラン
ジスタM14/M15の寄生容量C11〜C14によ
り、ゲート−リードバス間にカップリングが生じる。し
かし、信号PRBがH→Lの時に、リードバス線対のプ
リチャージ用トランジスタ及びイコライズ用トランジス
タM16/M17及びM18の寄生容量C15〜C18
により、ゲート−リードバス線間に再びカップリングが
生じ、リードバス線RBT1/RBB1のレベルを下げ
ようとする。
【0056】本発明の第2の実施の形態では、上式
(2)のように、リードバス線の電位を下げるカップリ
ングを起こすトランジスタの寄生容量の方を大きくして
いるので、リードバス線の電位はデジット線よりも低電
位(Vr−β)となる。
【0057】NchトランジスタM14/M15は、次
式(3)の時(デジット線と対応するリードバス線の電
位が同電位)よりも、次式(4)の時(デジット線が対
応するリードバス線の電位よりもβ大)の方が、基板と
ソース間の電位差が小さくなり能力がより大きくなるの
で、センスアンプに入力するリードバス線対の電位差が
前記第1の実施の形態よりも速く開く。
【0058】
【0059】
【0060】しかし、リードバス線の電位を下げる方向
のカップリングが大きすぎると、上記した従来技術と同
様に、誤読み出しが起こることがあるので、リードバス
線の電位の下げ幅には下限がある。
【0061】よって、図3に示すように、カップリング
による電位変動による遅れよりも、Nchトランジスタ
の能力が上がることによる高速化が上回れば、前記第1
の実施形態よりも、高速の動作が可能となる(図3のタ
イミング波形図において、リードバス線対RBT1/R
BB1の電位差が差動センスアンプで増幅できる大きさ
になる時刻Tr3は、図2の時刻Tr2よりもはや
い)。
【0062】本発明の第1の実施の形態のタイミング波
形図である図2と、従来技術のタイミング波形図である
図6を参照して、本発明の第1の実施の形態により実現
される高速動作および製造上の利点について以下に説明
する。
【0063】図2において、ワード線WL1の立ち上が
る時刻をTw2、リードバス線対RBT1/RBB1の
電位差が差動センスアンプで増幅できる大きさになる時
刻をTr2とする。同様にして、図6において、ワード
線WL1の立ち上がる時刻をTw5、リードバス線対R
BT1/RBB1の電位差が差動センスアンプで増幅で
きる大きさになる時刻をTr5とする。
【0064】図1及び図5を比較して、ワード線選択ま
での回路構成は、従来技術と本発明の実施の形態とは変
わりはないので、次式(5)が成立する。
【0065】Tw2=Tw6 …(5)
【0066】また、差動センスアンプで増幅できる、リ
ードバス線対RBT1/RBB1の電位差を50mVと
すると、図2の場合には、次式(6)のように変化す
る。
【0067】 RBT1−RBB1=0→50mV …(6)
【0068】これに対して、図6の場合、次式(7)の
ように変化する。
【0069】
【0070】このため、次式(8)となる。
【0071】Tr2≦Tr6 …(8)
【0072】上式(5)と上式(8)より、ワード線の
電位が上昇してから、差動センスアンプの入力(リード
バス線対の電位差)が開くまでの時間の差は、上記従来
技術と本発明の第1の実施の形態において、次式(9)
で表される。
【0073】ΔTr=Tr2−Tr5 …(9)
【0074】この時間差ΔTrを1Mビットの同期式S
RAMで試算したところ、次式(10)であった。
【0075】ΔTr=1.0NS(ナノ秒) …(10)
【0076】上式(10)から、本発明の実施の形態
を、非同期式で用いればアクセス時間が1.0NS速く
なり、また、同期式で用いればサイクルタイムが1.0
NS短くなる、という利点を有する。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
デジット線選択時に選択信号と逆相で動作する回路をリ
ードバス線に付加することにより、リードバス線に付く
カップリングによる変動をキャンセルし、製造上のトラ
ンジスタのチャネル長さのばらつきに対してより強く、
高速に動作する回路を実現することができる、という効
果を有する。
【0078】また本発明によれば、前述したように、非
同期式半導体記憶装置に用いればアクセス時間が所定時
間速くなり、また、同期式半導体記憶装置に用いればサ
イクルタイムが所定時間短くなる、という具合に高速化
を達成しつつ、且つ製造上のトランジスタのチャネル長
さのばらつきに対して優れた耐性を有することから、歩
留りを向上し製造上の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態のリードバス線周り
のタイミングチャート図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態のリードバス線周り
のタイミングチャート図である。
【図4】従来技術の一例を示すブロック図である。
【図5】従来技術のリードバス線周りの詳細回路構成を
示す図である。
【図6】従来技術のリードバス線周りのタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
DGT1/DGB1 デジット線 WL1〜WLn ワード線 MC11〜MC1n、MC1m〜MCnm メモリセル M11、M12 デジット線対プリチャージ用トランジ
スタ M13 デジット線対イコライズ用トランジスタ M14、M15 デジット線選択スイッチ M16、M17 リードバス線対プリチャージ用トラン
ジスタ M18 リードバス線対イコライズ用トランジスタ INV1、INV2 インバータ回路 AND1 論理積回路 BS1 ブロック選択信号 Y1D〜YmD カラム選択信号 SA1 センスアンプ RBT1/RBB1 リードバス線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリセルより記憶内容を読み出す第1の
    信号線と、前記第1の信号線に読み出された信号を増幅
    するアンプに伝送する第2の信号線と、の間を接続する
    スイッチトランジスタのゲートと、前記第2の信号線
    と、の間のカップリング容量と同等か又はより大きな容
    量値からなるカップリング容量を、前記第2の信号線の
    プリチャージ及びイコライズ用のトランジスタのゲート
    と、前記第2の信号線と、の間に形成するように構成し
    てなることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】複数のワード線と複数のデジット線対の交
    点にメモリセルを有し、 前記デジット線対を選択する手段と、 選択されたデジット線対上の信号を差動的に検出する検
    出手段と、 選択されたデジット線対と前記検出手段とを接続するリ
    ードバス線を備えた半導体記憶装置において、 前記デジット線対を選択する信号に起因するカップリン
    グによって前記リードバス線に発生する電位変動を打ち
    消すように、前記デジット線対を選択する信号と逆相の
    信号に起因するカップリングを発生させる手段を備えた
    ことを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】前記逆相の信号に起因するカップリングの
    方をやや強くするように構成し、前記リードバス線を前
    記デジット線よりも低電位とすることを特徴とする請求
    項2記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】メモリセルが接続されたデジット線対と、 前記デジット線対のプリチャージ及び/又はイコライズ
    を制御するスイッチトランジスタと、 前記デジット線と、一端をセンスアンプに入力するリー
    ドバス線対の他端との接続を、ゲート入力される選択信
    号で制御するデジット線対選択用のスイッチトランジス
    タと、 前記リードバス線対のプリチャージ及び/又はイコライ
    ズを制御するスイッチトランジスタと、 を備え、 前記デジット線対選択用のスイッチトランジスタをオン
    状態とする選択信号とは逆相の関係で前記リードバス線
    対のプリチャージ及び/又はイコライズを制御するスイ
    ッチトランジスタをオフ状態とし、 前記デジット線対選択用のスイッチトランジスタのゲー
    ト端子と前記リードバス線間の寄生容量によるカップリ
    ングを相殺するように構成してなる、ことを特徴とする
    半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】前記デジット線対選択用のスイッチトラン
    ジスタのゲート端子と前記リードバス線間の寄生容量の
    和が、前記リードバス線対のプリチャージ及び/又はイ
    コライズを制御するスイッチトランジスタのゲート端子
    と前記リードバス線間の寄生容量の和よりも略等しいか
    小さいことを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装
    置。
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