JPH09305718A - 記録媒体の幅寄せ装置 - Google Patents
記録媒体の幅寄せ装置Info
- Publication number
- JPH09305718A JPH09305718A JP14813796A JP14813796A JPH09305718A JP H09305718 A JPH09305718 A JP H09305718A JP 14813796 A JP14813796 A JP 14813796A JP 14813796 A JP14813796 A JP 14813796A JP H09305718 A JPH09305718 A JP H09305718A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- width
- recording medium
- shifting
- pulley
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Conveying Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 組み立て調整が簡単で確実に幅寄せ動作を行
うことができる記録媒体の幅寄せ装置を提供する。 【解決手段】 幅寄せローラ10を記録媒体Pの搬送方
向Fと平行な軸回りに回転自在に支持する支持部材11
を回動自在に支持するとともに、送りローラ1の回転駆
動力を幅寄せローラに伝動する伝動手段20を設ける。
支持部材11を所定方向に回動させることにより、伝動
手段20によって回転される幅寄せローラ10を記録媒
体Pに接触させて幅寄せを行う。伝動手段20は、回動
自在に支持される上下2個のガイドプーリ16,17
と、両ガイドプーリを介して送りローラ1の駆動軸D及
び送りローラの支軸の間に掛け回される無端ベルト18
とからなる。
うことができる記録媒体の幅寄せ装置を提供する。 【解決手段】 幅寄せローラ10を記録媒体Pの搬送方
向Fと平行な軸回りに回転自在に支持する支持部材11
を回動自在に支持するとともに、送りローラ1の回転駆
動力を幅寄せローラに伝動する伝動手段20を設ける。
支持部材11を所定方向に回動させることにより、伝動
手段20によって回転される幅寄せローラ10を記録媒
体Pに接触させて幅寄せを行う。伝動手段20は、回動
自在に支持される上下2個のガイドプーリ16,17
と、両ガイドプーリを介して送りローラ1の駆動軸D及
び送りローラの支軸の間に掛け回される無端ベルト18
とからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、通帳等の
記録媒体を基準位置に幅寄せする記録媒体の幅寄せ装置
に関する。
記録媒体を基準位置に幅寄せする記録媒体の幅寄せ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、通帳処理機等の媒体処理装置に
おいては、挿入された通帳を記録情報の読取り動作又は
印字動作等の際に所定の基準位置に幅寄せするために、
幅寄せ装置を具備している。幅寄せ装置には、記録媒体
を搬送する送りローラの回転力を利用して幅寄せローラ
を媒体搬送方向と平行な軸回りに回転させ、これを記録
媒体に接触させるようにしたものがある。図5及び図6
は、本出願人が既に提案した幅寄せ装置を示す(実開平
7−19255号公報)。
おいては、挿入された通帳を記録情報の読取り動作又は
印字動作等の際に所定の基準位置に幅寄せするために、
幅寄せ装置を具備している。幅寄せ装置には、記録媒体
を搬送する送りローラの回転力を利用して幅寄せローラ
を媒体搬送方向と平行な軸回りに回転させ、これを記録
媒体に接触させるようにしたものがある。図5及び図6
は、本出願人が既に提案した幅寄せ装置を示す(実開平
7−19255号公報)。
【0003】図5において、基準ガイドG上の記録媒体
Pは、駆動軸Dより矢印方向に回転される送りローラ1
及び押えローラ5によって搬送される。所要の摩擦係数
を有する幅寄せローラ2は、支持部材3によって記録媒
体Pの搬送方向(図5の紙面と垂直方向)と平行な軸回
りで回転自在に支持されている。支持部材3は、上記幅
寄せローラ2の回転軸線と平行方向の支軸3aを支点と
して回動自在に支持されており、支持部材3の突片3b
に開設された係合孔3cに遊挿された係合ピン4が上下
方向に移動することにより、支持部材3が回動して幅寄
せローラ2が搬送面に接触し又は離間するようになって
いる。すなわち、支持部材3、係合ピン4及びこの係合
ピン4を上下方向に移動させる図示しない手段によって
幅寄せローラ接離手段が構成されている。
Pは、駆動軸Dより矢印方向に回転される送りローラ1
及び押えローラ5によって搬送される。所要の摩擦係数
を有する幅寄せローラ2は、支持部材3によって記録媒
体Pの搬送方向(図5の紙面と垂直方向)と平行な軸回
りで回転自在に支持されている。支持部材3は、上記幅
寄せローラ2の回転軸線と平行方向の支軸3aを支点と
して回動自在に支持されており、支持部材3の突片3b
に開設された係合孔3cに遊挿された係合ピン4が上下
方向に移動することにより、支持部材3が回動して幅寄
せローラ2が搬送面に接触し又は離間するようになって
いる。すなわち、支持部材3、係合ピン4及びこの係合
ピン4を上下方向に移動させる図示しない手段によって
幅寄せローラ接離手段が構成されている。
【0004】なお、押えローラ5は、図示されていない
押えローラ接離手段により、記録媒体Pの搬送時には、
基準ガイドGの開口部Wから上方に突出して記録媒体P
を送りローラ1の外周面(送り面1b)に押圧すること
により、送りローラ1の搬送力を記録媒体Pに付与し、
幅寄せ時には、下方に待避されることにより、記録媒体
Pを送りローラ1の送り面1bから離間させるようにな
っている。
押えローラ接離手段により、記録媒体Pの搬送時には、
基準ガイドGの開口部Wから上方に突出して記録媒体P
を送りローラ1の外周面(送り面1b)に押圧すること
により、送りローラ1の搬送力を記録媒体Pに付与し、
幅寄せ時には、下方に待避されることにより、記録媒体
Pを送りローラ1の送り面1bから離間させるようにな
っている。
【0005】したがって、係合ピン4が下方位置Pdに
移動されている場合には、支持部材3は一点鎖線で示す
ように上方に待避している。係合ピン4が上方位置Pu
に移動すると、支持部材3は、幅寄せローラ2の自重に
よって実線で示す位置に下降する。この結果、幅寄せロ
ーラ2に形成された頭切円錐周面状の伝動面2aは、図
6に示す平面図のように、送りローラ1の頭切円錐周面
状の伝動面1aに押圧接触されるので、送りローラ1に
従動して矢印で示す方向に回転される。これと同時に、
幅寄せローラ2の外周面、すなわち幅寄せ面2bが記録
媒体Pの上面に接触して記録媒体Pに幅寄せ方向の力を
付与することにより、記録媒体Pは、その側端部が基準
ガイドGの基準面Hに衝接されて幅寄せされる。
移動されている場合には、支持部材3は一点鎖線で示す
ように上方に待避している。係合ピン4が上方位置Pu
に移動すると、支持部材3は、幅寄せローラ2の自重に
よって実線で示す位置に下降する。この結果、幅寄せロ
ーラ2に形成された頭切円錐周面状の伝動面2aは、図
6に示す平面図のように、送りローラ1の頭切円錐周面
状の伝動面1aに押圧接触されるので、送りローラ1に
従動して矢印で示す方向に回転される。これと同時に、
幅寄せローラ2の外周面、すなわち幅寄せ面2bが記録
媒体Pの上面に接触して記録媒体Pに幅寄せ方向の力を
付与することにより、記録媒体Pは、その側端部が基準
ガイドGの基準面Hに衝接されて幅寄せされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来装置
にあっては、送りローラ1の伝動面1aと、幅寄せロー
ラ2の伝動面2aとが、それぞれ頭切円錐周面状を呈し
ているので、両ローラ1,2の接触面は、限られた面積
とならざるを得ない。このような限られた接触面によっ
て送りローラ1側から幅寄せローラ2側に回転駆動力を
伝動するためにスリップ等によって伝達ロスが生じやす
く、幅寄せローラ2から記録媒体Pに作用する幅寄せ力
が不足することがあり、幅寄せ動作の確実性が充分とは
いえなかった。また、幅寄せ力を確保するために、上記
両ローラ1,2の接触面が正しく得られるように、両ロ
ーラ1,2の位置を正確に調整して組み立てる必要があ
り、組み立て調整に手間がかかる欠点がある。本発明
は、このような事情に基づいてなされたもので、その目
的は、充分な幅寄せ力を記録媒体に付与することにより
確実に幅寄せ動作を行うことができるとともに、組み立
て調整が簡単に行える記録媒体の幅寄せ装置を提供する
ことにある。
にあっては、送りローラ1の伝動面1aと、幅寄せロー
ラ2の伝動面2aとが、それぞれ頭切円錐周面状を呈し
ているので、両ローラ1,2の接触面は、限られた面積
とならざるを得ない。このような限られた接触面によっ
て送りローラ1側から幅寄せローラ2側に回転駆動力を
伝動するためにスリップ等によって伝達ロスが生じやす
く、幅寄せローラ2から記録媒体Pに作用する幅寄せ力
が不足することがあり、幅寄せ動作の確実性が充分とは
いえなかった。また、幅寄せ力を確保するために、上記
両ローラ1,2の接触面が正しく得られるように、両ロ
ーラ1,2の位置を正確に調整して組み立てる必要があ
り、組み立て調整に手間がかかる欠点がある。本発明
は、このような事情に基づいてなされたもので、その目
的は、充分な幅寄せ力を記録媒体に付与することにより
確実に幅寄せ動作を行うことができるとともに、組み立
て調整が簡単に行える記録媒体の幅寄せ装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の記録媒体の幅寄
せ装置は、固定位置で回転自在に支持された送りローラ
と、前記送りローラに対して接離自在に支持された押え
ローラと、前記押えローラを前記送りローラに対して近
接させ又は離間させる押えローラ接離手段と、前記送り
ローラ及び前記押えローラによる記録媒体の搬送方向と
平行な軸回りに回転自在に支持された幅寄せローラと、
前記押えローラの前記送りローラからの接離動作に連動
して、前記幅寄せローラを前記送りローラと前記押えロ
ーラとの間に形成される記録媒体の搬送面に対して接離
させる幅寄せローラ接離手段と、前記送りローラの駆動
軸の回転駆動力を前記幅寄せローラに伝動する伝動手段
とを有する記録媒体の幅寄せ装置において、前記伝動手
段は、前記送りローラの軸線及び前記幅寄せローラの軸
線の双方に対して垂直な軸回りに回転自在に支持された
上下のガイドプーリと、前記ガイドプーリを介して前記
送りローラの駆動軸及び前記幅寄せローラの支軸との間
に掛け回された無端ベルトとからなることを特徴として
いる。上記構成によれば、駆動ローラの回転駆動力は、
無端ベルトを介して幅寄せローラに確実に伝動されるの
で、充分な幅寄せ力が幅寄せローラから記録媒体に付与
される。
せ装置は、固定位置で回転自在に支持された送りローラ
と、前記送りローラに対して接離自在に支持された押え
ローラと、前記押えローラを前記送りローラに対して近
接させ又は離間させる押えローラ接離手段と、前記送り
ローラ及び前記押えローラによる記録媒体の搬送方向と
平行な軸回りに回転自在に支持された幅寄せローラと、
前記押えローラの前記送りローラからの接離動作に連動
して、前記幅寄せローラを前記送りローラと前記押えロ
ーラとの間に形成される記録媒体の搬送面に対して接離
させる幅寄せローラ接離手段と、前記送りローラの駆動
軸の回転駆動力を前記幅寄せローラに伝動する伝動手段
とを有する記録媒体の幅寄せ装置において、前記伝動手
段は、前記送りローラの軸線及び前記幅寄せローラの軸
線の双方に対して垂直な軸回りに回転自在に支持された
上下のガイドプーリと、前記ガイドプーリを介して前記
送りローラの駆動軸及び前記幅寄せローラの支軸との間
に掛け回された無端ベルトとからなることを特徴として
いる。上記構成によれば、駆動ローラの回転駆動力は、
無端ベルトを介して幅寄せローラに確実に伝動されるの
で、充分な幅寄せ力が幅寄せローラから記録媒体に付与
される。
【0008】また、本発明の記録媒体の幅寄せ装置は、
幅寄せローラが、プーリと、そのプーリの外周面よりも
外側に突出するように掛け回された無端ベルトとから構
成されていることを特徴としている。上記構成によれ
ば、プーリの外周面から突出する無端ベルトから記録媒
体に直接幅寄せ力が付与される。
幅寄せローラが、プーリと、そのプーリの外周面よりも
外側に突出するように掛け回された無端ベルトとから構
成されていることを特徴としている。上記構成によれ
ば、プーリの外周面から突出する無端ベルトから記録媒
体に直接幅寄せ力が付与される。
【0009】また、本発明の記録媒体の幅寄せ装置は、
無端ベルトがゴム製丸ベルトであることを特徴としてい
る。上記構成によれば、支持部材を回動した際に生じる
駆動ローラから幅寄せローラまでの距離の変動は、ゴム
製丸ベルトにより構成された無端ベルトが伸縮すること
により吸収される。
無端ベルトがゴム製丸ベルトであることを特徴としてい
る。上記構成によれば、支持部材を回動した際に生じる
駆動ローラから幅寄せローラまでの距離の変動は、ゴム
製丸ベルトにより構成された無端ベルトが伸縮すること
により吸収される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は、本発明の記録媒体の搬送装置の
実施の形態を示す構成図であり、図2は、図1の平面図
であり、図3は、図1をA−A方向から見た一部断面図
である。なお、図1〜図3において、従来例を示す図5
及び図6と同一または相当する部材には同一の符号を付
し、その説明を省略する。
して説明する。図1は、本発明の記録媒体の搬送装置の
実施の形態を示す構成図であり、図2は、図1の平面図
であり、図3は、図1をA−A方向から見た一部断面図
である。なお、図1〜図3において、従来例を示す図5
及び図6と同一または相当する部材には同一の符号を付
し、その説明を省略する。
【0011】まず、図1〜図3を参照して構成について
説明する。一端において幅寄せローラ10を記録媒体P
の搬送方向Fと平行な軸回りに回転自在に支持するL字
状の支持部材11は、屈曲部近傍において図示しない筐
体に固定された支軸11aで上記搬送方向Fと平行な軸
回りに回動自在に支持されている。
説明する。一端において幅寄せローラ10を記録媒体P
の搬送方向Fと平行な軸回りに回転自在に支持するL字
状の支持部材11は、屈曲部近傍において図示しない筐
体に固定された支軸11aで上記搬送方向Fと平行な軸
回りに回動自在に支持されている。
【0012】支持部材11の他端は、筐体に固定された
ソレノイド(幅寄せローラ接離手段)12のプランジャ
12aに連繋されており、筐体と支持部材11との間に
張設されたコイルばね等の付勢部材13によって図1の
紙面において支軸11aを支点にして反時計方向、すな
わち上記プランジャ12aの吸引方向と反対方向に常時
付勢されている。
ソレノイド(幅寄せローラ接離手段)12のプランジャ
12aに連繋されており、筐体と支持部材11との間に
張設されたコイルばね等の付勢部材13によって図1の
紙面において支軸11aを支点にして反時計方向、すな
わち上記プランジャ12aの吸引方向と反対方向に常時
付勢されている。
【0013】したがって、ソレノイド12が非作動の際
には、ソレノイド12のプランジャ12aは、付勢部材
13の付勢力によって引き出されており、支持部材11
は、幅寄せローラ10が記録媒体Pの上面から離間する
位置となるように保持されている。
には、ソレノイド12のプランジャ12aは、付勢部材
13の付勢力によって引き出されており、支持部材11
は、幅寄せローラ10が記録媒体Pの上面から離間する
位置となるように保持されている。
【0014】一方、ソレノイド12が作動すると、ソレ
ノイド12のプランジャ12aが付勢部材13の付勢力
に抗して吸引されることにより、支持部材11は、支点
11aを支点にして図1において紙面時計方向に回動さ
れるので、幅寄せローラ10は、図1〜図3において二
点鎖線で示すように移動して記録媒体Pの上面に接触す
る。
ノイド12のプランジャ12aが付勢部材13の付勢力
に抗して吸引されることにより、支持部材11は、支点
11aを支点にして図1において紙面時計方向に回動さ
れるので、幅寄せローラ10は、図1〜図3において二
点鎖線で示すように移動して記録媒体Pの上面に接触す
る。
【0015】幅寄せローラ10に固定されたプーリ14
と、送りローラ1の駆動軸Dに固定されたプーリ15と
の間には、ガイドプーリ16,17を介して無端ベルト
18、好ましくはゴム製の丸ベルトが掛け回されてい
る。
と、送りローラ1の駆動軸Dに固定されたプーリ15と
の間には、ガイドプーリ16,17を介して無端ベルト
18、好ましくはゴム製の丸ベルトが掛け回されてい
る。
【0016】ガイドプーリ16,17は、送りローラ1
の軸線及び幅寄せローラ10の軸線の双方に対して垂直
をなすように設けられた支軸19に回動自在に支持され
ている。したがって、駆動軸Dの回転駆動力は、無端ベ
ルト18によって幅寄せローラ13に伝動されてこれを
矢印d2方向に回転させる。
の軸線及び幅寄せローラ10の軸線の双方に対して垂直
をなすように設けられた支軸19に回動自在に支持され
ている。したがって、駆動軸Dの回転駆動力は、無端ベ
ルト18によって幅寄せローラ13に伝動されてこれを
矢印d2方向に回転させる。
【0017】上記プーリ14,15、ガイドプーリ1
6,17、無端ベルト18及び支軸19によって送りロ
ーラ1の駆動軸Dの回転駆動力を幅寄せローラ10に伝
動する伝動手段20が構成されている。
6,17、無端ベルト18及び支軸19によって送りロ
ーラ1の駆動軸Dの回転駆動力を幅寄せローラ10に伝
動する伝動手段20が構成されている。
【0018】次に、上記構成による記録媒体の幅寄せ装
置の動作について説明する。なお、記録媒体Pの搬送動
作時及び幅寄せ動作時のいずれの場合も、駆動軸Dが回
転駆動されているので、送りローラ1は、矢印d1方向
に回転されている。したがって、駆動軸Dの回転駆動力
は、伝動手段20によって幅寄せローラ10に伝動され
ることにより、幅寄せローラ10は、矢印d2方向に回
転されている。
置の動作について説明する。なお、記録媒体Pの搬送動
作時及び幅寄せ動作時のいずれの場合も、駆動軸Dが回
転駆動されているので、送りローラ1は、矢印d1方向
に回転されている。したがって、駆動軸Dの回転駆動力
は、伝動手段20によって幅寄せローラ10に伝動され
ることにより、幅寄せローラ10は、矢印d2方向に回
転されている。
【0019】搬送動作時には、押えローラ5をガイドG
から上方に突出させることにより記録媒体Pを送りロー
ラ1に押圧接触させる。そして、ソレノイド12を非作
動状態に制御することにより、支持部材11の一端に回
動自在に支持されている幅寄せローラ10を実線で示す
ように記録媒体Pの上面から離間させる。これにより、
記録媒体Pは、送りローラ1及び押えローラ5によって
搬送方向Fに搬送される。
から上方に突出させることにより記録媒体Pを送りロー
ラ1に押圧接触させる。そして、ソレノイド12を非作
動状態に制御することにより、支持部材11の一端に回
動自在に支持されている幅寄せローラ10を実線で示す
ように記録媒体Pの上面から離間させる。これにより、
記録媒体Pは、送りローラ1及び押えローラ5によって
搬送方向Fに搬送される。
【0020】幅寄せ動作時には、図示されていない押え
ローラ接離手段により、押えローラ5をガイドGから下
方に退避させることにより、記録媒体Pと送りローラ1
との押圧接触状態を解除する。そして、ソレノイド12
を作動状態に制御することにより、支持部材11を回動
させて、その一端に回動自在に支持されている幅寄せロ
ーラ10を二点鎖線で示すように記録媒体Pの上面に接
触させる。これにより、記録媒体Pは、矢印d2方向に
回転されている幅寄せローラ10から付与される幅寄せ
力によって基準面Hに衝接されて幅寄せされる。
ローラ接離手段により、押えローラ5をガイドGから下
方に退避させることにより、記録媒体Pと送りローラ1
との押圧接触状態を解除する。そして、ソレノイド12
を作動状態に制御することにより、支持部材11を回動
させて、その一端に回動自在に支持されている幅寄せロ
ーラ10を二点鎖線で示すように記録媒体Pの上面に接
触させる。これにより、記録媒体Pは、矢印d2方向に
回転されている幅寄せローラ10から付与される幅寄せ
力によって基準面Hに衝接されて幅寄せされる。
【0021】なお、無端ベルト18は、ゴム製丸ベルト
によって構成されているので、ソレノイド12の動作に
よって、支持部材11が支軸11aを支点にして回動さ
れた際に、駆動軸Dからガイドプーリ16,17の支軸
19を介して幅寄せローラ10のプーリ14までの距離
に生じる変動を吸収することができる。したがって、駆
動軸Dの回転駆動力は、上記距離変動に関わらず、無端
ベルト18を介して幅寄せローラ10に確実に伝動され
るので、充分な幅寄せ力が記録媒体に付与される。
によって構成されているので、ソレノイド12の動作に
よって、支持部材11が支軸11aを支点にして回動さ
れた際に、駆動軸Dからガイドプーリ16,17の支軸
19を介して幅寄せローラ10のプーリ14までの距離
に生じる変動を吸収することができる。したがって、駆
動軸Dの回転駆動力は、上記距離変動に関わらず、無端
ベルト18を介して幅寄せローラ10に確実に伝動され
るので、充分な幅寄せ力が記録媒体に付与される。
【0022】以上詳述したように、この実施の形態の記
録媒体の幅寄せ装置によれば、駆動軸Dの回転駆動力が
無端ベルト18を介して記録媒体Pに接触する幅寄せロ
ーラ10に確実に伝動される。したがって、従来装置と
違って、幅寄せローラ10から記録媒体Pに充分な幅寄
せ力が付与されるので、確実な幅寄せ動作を実現できる
とともに、送りローラ及び幅寄せローラの接触面が正し
く接触するように調整して組み立てる必要がないので、
組み立てが容易となる。
録媒体の幅寄せ装置によれば、駆動軸Dの回転駆動力が
無端ベルト18を介して記録媒体Pに接触する幅寄せロ
ーラ10に確実に伝動される。したがって、従来装置と
違って、幅寄せローラ10から記録媒体Pに充分な幅寄
せ力が付与されるので、確実な幅寄せ動作を実現できる
とともに、送りローラ及び幅寄せローラの接触面が正し
く接触するように調整して組み立てる必要がないので、
組み立てが容易となる。
【0023】図4は、別の実施の形態を示す構成図であ
る。図1〜図3と異なる部分についてのみ説明を行う。
支持部材11は、上述した図1〜図3の幅寄せローラ1
0よりも径が僅かに小さいプーリ21のみを回転自在に
支持している。プーリ21は、それに掛け回された無端
ベルト18がプーリ21の外周縁部から突出するように
形成されている。すなわち、この実施の形態では、プー
リ21と、無端ベルト18の内のプーリ21に巻回され
ている部分とによって幅寄せローラが構成されている。
る。図1〜図3と異なる部分についてのみ説明を行う。
支持部材11は、上述した図1〜図3の幅寄せローラ1
0よりも径が僅かに小さいプーリ21のみを回転自在に
支持している。プーリ21は、それに掛け回された無端
ベルト18がプーリ21の外周縁部から突出するように
形成されている。すなわち、この実施の形態では、プー
リ21と、無端ベルト18の内のプーリ21に巻回され
ている部分とによって幅寄せローラが構成されている。
【0024】搬送動作時には、押えローラ5をガイドG
から上方に突出することにより記録媒体Pを送りローラ
1に押圧接触させる。そして、ソレノイド12を非作動
状態に制御することにより、支持部材11の一端に回動
自在に支持されているプーリ21の外周縁部から突出し
ている無端ベルト18を実線で示すように記録媒体Pの
上面から離間させる。これにより、記録媒体Pは、送り
ローラ1及び押えローラ5によって搬送方向Fに搬送さ
れる。
から上方に突出することにより記録媒体Pを送りローラ
1に押圧接触させる。そして、ソレノイド12を非作動
状態に制御することにより、支持部材11の一端に回動
自在に支持されているプーリ21の外周縁部から突出し
ている無端ベルト18を実線で示すように記録媒体Pの
上面から離間させる。これにより、記録媒体Pは、送り
ローラ1及び押えローラ5によって搬送方向Fに搬送さ
れる。
【0025】幅寄せ動作時には、押えローラ5をガイド
Gから下方に退避することにより、記録媒体Pと送りロ
ーラ1との押圧接触状態を解除する。そして、ソレノイ
ド12を作動状態に制御することにより、支持部材11
を回動させて、その一端に回動自在に支持されているプ
ーリ21を二点鎖線で示す位置に移動させて、プーリ2
1の外周縁部から突出している無端ベルト18を二点鎖
線で示すように記録媒体Pの上面に接触させる。これに
より、記録媒体Pは、矢印d3方向に回転する無端ベル
ト18から付与される幅寄せ力によって基準面Hに衝接
されて幅寄せされる。
Gから下方に退避することにより、記録媒体Pと送りロ
ーラ1との押圧接触状態を解除する。そして、ソレノイ
ド12を作動状態に制御することにより、支持部材11
を回動させて、その一端に回動自在に支持されているプ
ーリ21を二点鎖線で示す位置に移動させて、プーリ2
1の外周縁部から突出している無端ベルト18を二点鎖
線で示すように記録媒体Pの上面に接触させる。これに
より、記録媒体Pは、矢印d3方向に回転する無端ベル
ト18から付与される幅寄せ力によって基準面Hに衝接
されて幅寄せされる。
【0026】上記他の実施の形態によれば、駆動軸Dの
回転駆動力によって回転される無端ベルト18の内、プ
ーリ21の外周縁部から突出した部分が記録媒体Pに接
触することによって幅寄せ動作を行う。したがって、従
来装置と違って、無端ベルト18の内プーリ21の外周
縁部から突出した部分から記録媒体Pに充分な幅寄せ力
が付与されるので、確実な幅寄せ動作を実現できるとと
もに、送りローラ及び幅寄せローラの接触面が正しく接
触するように調整して組み立てる必要がないので、組み
立てが容易となる。また、図1〜図3に示したものに比
較して、所要の摩擦係数を有する幅寄せローラが不要と
なり、通常のプーリ21のみでよいため、部品点数が少
なくて済む利点がある。
回転駆動力によって回転される無端ベルト18の内、プ
ーリ21の外周縁部から突出した部分が記録媒体Pに接
触することによって幅寄せ動作を行う。したがって、従
来装置と違って、無端ベルト18の内プーリ21の外周
縁部から突出した部分から記録媒体Pに充分な幅寄せ力
が付与されるので、確実な幅寄せ動作を実現できるとと
もに、送りローラ及び幅寄せローラの接触面が正しく接
触するように調整して組み立てる必要がないので、組み
立てが容易となる。また、図1〜図3に示したものに比
較して、所要の摩擦係数を有する幅寄せローラが不要と
なり、通常のプーリ21のみでよいため、部品点数が少
なくて済む利点がある。
【0027】また、前述した実施の形態の場合と同様
に、無端ベルト18をゴム製丸ベルトによって構成すれ
ば、無端ベルト18は、ソレノイド12の動作によっ
て、支持部材11が支軸11aを支点にして回動された
際に、駆動軸Dからガイドプーリ16,17の支軸19
を介して幅寄せローラを構成するプーリ21及びプーリ
21に巻回された部分の無端ベルト18までの距離に生
じる変動を吸収することができる。したがって、駆動軸
Dの回転駆動力は、上記距離変動に関わらず、無端ベル
ト18を介して幅寄せローラを構成するプーリ21及び
プーリ21に巻回された部分の無端ベルト18に確実に
伝動されるので、充分な幅寄せ力が記録媒体に付与され
る。
に、無端ベルト18をゴム製丸ベルトによって構成すれ
ば、無端ベルト18は、ソレノイド12の動作によっ
て、支持部材11が支軸11aを支点にして回動された
際に、駆動軸Dからガイドプーリ16,17の支軸19
を介して幅寄せローラを構成するプーリ21及びプーリ
21に巻回された部分の無端ベルト18までの距離に生
じる変動を吸収することができる。したがって、駆動軸
Dの回転駆動力は、上記距離変動に関わらず、無端ベル
ト18を介して幅寄せローラを構成するプーリ21及び
プーリ21に巻回された部分の無端ベルト18に確実に
伝動されるので、充分な幅寄せ力が記録媒体に付与され
る。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の記録媒体
の幅寄せ装置によれば、駆動ローラの回転駆動力が無端
ベルトを介して幅寄せローラに確実に伝動されるので、
充分な幅寄せ力が幅寄せローラから記録媒体に付与され
る。したがって、従来装置と違って、記録媒体に充分な
幅寄せ力が付与されるので、確実な幅寄せ動作を実現で
きるとともに、送りローラ及び幅寄せローラの接触面が
正しく接触するように調整して組み立てる必要がないの
で、組み立てが容易となる。
の幅寄せ装置によれば、駆動ローラの回転駆動力が無端
ベルトを介して幅寄せローラに確実に伝動されるので、
充分な幅寄せ力が幅寄せローラから記録媒体に付与され
る。したがって、従来装置と違って、記録媒体に充分な
幅寄せ力が付与されるので、確実な幅寄せ動作を実現で
きるとともに、送りローラ及び幅寄せローラの接触面が
正しく接触するように調整して組み立てる必要がないの
で、組み立てが容易となる。
【0029】また、幅寄せローラが、プーリと、そのプ
ーリの外周面よりも外側に突出するように掛け回された
無端ベルトとから構成されている場合には、駆動ローラ
の回転駆動力が無端ベルトを介して記録媒体に直接に伝
動される。したがって、無端ベルトから確実に充分な幅
寄せ力が記録媒体に付与されるので、確実な幅寄せ動作
を実現できるとともに、送りローラ及び幅寄せローラの
接触面が正しく接触するように調整して組み立てる必要
がないので、組み立てが容易となる。また、所要の摩擦
係数を有する幅寄せローラが不要となるので構成が簡素
となる。
ーリの外周面よりも外側に突出するように掛け回された
無端ベルトとから構成されている場合には、駆動ローラ
の回転駆動力が無端ベルトを介して記録媒体に直接に伝
動される。したがって、無端ベルトから確実に充分な幅
寄せ力が記録媒体に付与されるので、確実な幅寄せ動作
を実現できるとともに、送りローラ及び幅寄せローラの
接触面が正しく接触するように調整して組み立てる必要
がないので、組み立てが容易となる。また、所要の摩擦
係数を有する幅寄せローラが不要となるので構成が簡素
となる。
【0030】また、無端ベルトがゴム製丸ベルトである
場合には、支持部材を回動した際に生じる駆動ローラか
ら幅寄せローラまでの距離の変動は、無端ベルトが伸縮
することにより吸収される。したがって、駆動ローラの
回転駆動力は、上記距離変動に関わらず、無端ベルトを
介して幅寄せローラに確実に伝動されるので、充分な幅
寄せ力が記録媒体に付与される。
場合には、支持部材を回動した際に生じる駆動ローラか
ら幅寄せローラまでの距離の変動は、無端ベルトが伸縮
することにより吸収される。したがって、駆動ローラの
回転駆動力は、上記距離変動に関わらず、無端ベルトを
介して幅寄せローラに確実に伝動されるので、充分な幅
寄せ力が記録媒体に付与される。
【図1】本発明の記録媒体の幅寄せ装置の実施の形態を
示す構成図である。
示す構成図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1をA−A方向から見た一部断面図である。
【図4】他の実施の形態を示す構成図である。
【図5】従来装置を示す構成図である。
【図6】図5の平面図である。
1 送りローラ 10 幅寄せローラ 11 支持部材 20 伝動手段 14,15 プーリ 16,17 ガイドプーリ 18 無端ベルト 19 支軸 21 プーリ D 駆動軸 P 記録媒体
Claims (3)
- 【請求項1】 固定位置で回転自在に支持された送りロ
ーラと、前記送りローラに対して接離自在に支持された
押えローラと、前記押えローラを前記送りローラに対し
て近接させ又は離間させる押えローラ接離手段と、前記
送りローラ及び前記押えローラによる記録媒体の搬送方
向と平行な軸回りに回転自在に支持された幅寄せローラ
と、前記押えローラの前記送りローラからの接離動作に
連動して、前記幅寄せローラを前記送りローラと前記押
えローラとの間に形成される記録媒体の搬送面に対して
接離させる幅寄せローラ接離手段と、前記送りローラの
駆動軸の回転駆動力を前記幅寄せローラに伝動する伝動
手段とを有する記録媒体の幅寄せ装置において、 前記伝動手段は、前記送りローラの軸線及び前記幅寄せ
ローラの軸線の双方に対して垂直な軸回りに回転自在に
支持された上下のガイドプーリと、前記ガイドプーリを
介して前記送りローラの駆動軸及び前記幅寄せローラの
支軸との間に掛け回された無端ベルトとからなることを
特徴とする記録媒体の幅寄せ装置。 - 【請求項2】 幅寄せローラは、プーリと、そのプーリ
の外周面よりも外側に突出するように掛け回された無端
ベルトとから構成されていることを特徴とする請求項1
記載の記録媒体の幅寄せ装置。 - 【請求項3】 無端ベルトは、ゴム製丸ベルトであるこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の記録媒体の
幅寄せ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14813796A JPH09305718A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 記録媒体の幅寄せ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14813796A JPH09305718A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 記録媒体の幅寄せ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09305718A true JPH09305718A (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=15446102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14813796A Pending JPH09305718A (ja) | 1996-05-17 | 1996-05-17 | 記録媒体の幅寄せ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09305718A (ja) |
-
1996
- 1996-05-17 JP JP14813796A patent/JPH09305718A/ja active Pending
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