JP3332068B2 - 紙送り機構 - Google Patents
紙送り機構Info
- Publication number
- JP3332068B2 JP3332068B2 JP10814097A JP10814097A JP3332068B2 JP 3332068 B2 JP3332068 B2 JP 3332068B2 JP 10814097 A JP10814097 A JP 10814097A JP 10814097 A JP10814097 A JP 10814097A JP 3332068 B2 JP3332068 B2 JP 3332068B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rollers
- paper
- paper feed
- pressed
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ等に用いる
紙送り機構に関する。
紙送り機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】短い用紙に対応するには、より多くのロ
ーラを紙搬送経路に間隔をおいて配設する必要がある
が、このように構成した場合には、スキュー取りしたあ
となどに、これらのローラを紙搬送経路対から離間させ
る機構が複雑になって、製造コストをいたずらに嵩ませ
るばかりでなく、装置の信頼性を損ねてしまうといった
不都合が生じる。
ーラを紙搬送経路に間隔をおいて配設する必要がある
が、このように構成した場合には、スキュー取りしたあ
となどに、これらのローラを紙搬送経路対から離間させ
る機構が複雑になって、製造コストをいたずらに嵩ませ
るばかりでなく、装置の信頼性を損ねてしまうといった
不都合が生じる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
間隔を狭めて配設した複数のローラを紙搬送経路から簡
単に離間、接触させることのできる新たな紙送り機構を
提供することにある。
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
間隔を狭めて配設した複数のローラを紙搬送経路から簡
単に離間、接触させることのできる新たな紙送り機構を
提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するための紙送り機構として、２つの
ローラを共通の支持部材によって支持するとともに、こ
の支持部材の両ローラ支持部間に付勢部材を作用させる
一方、シートの搬送方向に対してほぼ平行な向きの被押
圧部を設けて、この被押圧部にシートの給送と連動して
動作しかつ一部を平坦な押圧面となした押圧部材を接離
させることにより、これらのローラを搬送経路に対して
平行に離間接近させるようにしたものである。
ような課題を達成するための紙送り機構として、２つの
ローラを共通の支持部材によって支持するとともに、こ
の支持部材の両ローラ支持部間に付勢部材を作用させる
一方、シートの搬送方向に対してほぼ平行な向きの被押
圧部を設けて、この被押圧部にシートの給送と連動して
動作しかつ一部を平坦な押圧面となした押圧部材を接離
させることにより、これらのローラを搬送経路に対して
平行に離間接近させるようにしたものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】そこで以下に本発明の実施例につ
いて説明する。図面はインクジェットプリンタに適用し
た本発明の一実施例を示したものである。
いて説明する。図面はインクジェットプリンタに適用し
た本発明の一実施例を示したものである。
【０００６】図において符号１は、ホッパ３からピック
アップローラ４によって引出された記録紙を記録書込み
部５に設けたメインの紙送りローラ６および紙押えロー
ラ３０のもとへ反転させて送り込むサブ紙送りローラ
で、このローラ１の周面には、分離パッド７の紙搬送方
向下手側に２つのピンチローラ１１、１１を軸支した支
持枠１０が配設されている。
アップローラ４によって引出された記録紙を記録書込み
部５に設けたメインの紙送りローラ６および紙押えロー
ラ３０のもとへ反転させて送り込むサブ紙送りローラ
で、このローラ１の周面には、分離パッド７の紙搬送方
向下手側に２つのピンチローラ１１、１１を軸支した支
持枠１０が配設されている。
【０００７】この支持枠１０は、２つのピンチローラ１
１、１１をサブ紙送りローラ１の周面に等しく離間接近
されるもので、この支持枠１０は、図３に拡大して示し
たように、側面中央、つまり２つのローラ支持部の間に
設けた縦のガイド溝１２をユニット本体２０の側壁内面
に突設したダボ２１に係合させることによって、サブ紙
送りローラ１に向けて離間接近自在に、かつダボ２１を
支点として揺動自在に取付けられており、また、サブ紙
送りローラ１の対側中央に設けた凸部１３にバネ１４の
付勢力をサブ紙送りローラ１に向けて作用させることに
より、サブ紙送りローラ１上の記録紙に対して支持した
２つのピンチローラ１１、１１を等しく押圧させること
ができるように構成されている。
１、１１をサブ紙送りローラ１の周面に等しく離間接近
されるもので、この支持枠１０は、図３に拡大して示し
たように、側面中央、つまり２つのローラ支持部の間に
設けた縦のガイド溝１２をユニット本体２０の側壁内面
に突設したダボ２１に係合させることによって、サブ紙
送りローラ１に向けて離間接近自在に、かつダボ２１を
支点として揺動自在に取付けられており、また、サブ紙
送りローラ１の対側中央に設けた凸部１３にバネ１４の
付勢力をサブ紙送りローラ１に向けて作用させることに
より、サブ紙送りローラ１上の記録紙に対して支持した
２つのピンチローラ１１、１１を等しく押圧させること
ができるように構成されている。
【０００８】一方、図中符号１６は、記録紙の先端がメ
インの紙送りローラ６および紙押えローラ３０のニップ
部Ｂに送り込まれた段階でピンチローラ１１、１１をサ
ブ紙送りローラ１の周面から離間させるためのレバー
で、このレバー１６の先端１７は、図示しない紙送りモ
ータに駆動されて回転するカム８の周面に摺接してお
り、また、この先端部には、断面Ｄ字状に形成された共
通の操作杆１８がその平坦な面１８ａを下に向けた状態
で固定されていて、この操作杆１８を支持枠１０の側面
中央に設けた窓孔１５内に貫通させた上、その平坦面１
８ａによって窓孔１５の下辺１５ａを押圧することによ
り、支持枠１０を介して２つのピンチローラ１１、１１
をサブ紙送りローラ１の周面から１mm程度、つまりユニ
ット本体２０に設けた紙案内リブ２２の厚みに相当する
程度の距離をおいて離間させるように構成されている。
インの紙送りローラ６および紙押えローラ３０のニップ
部Ｂに送り込まれた段階でピンチローラ１１、１１をサ
ブ紙送りローラ１の周面から離間させるためのレバー
で、このレバー１６の先端１７は、図示しない紙送りモ
ータに駆動されて回転するカム８の周面に摺接してお
り、また、この先端部には、断面Ｄ字状に形成された共
通の操作杆１８がその平坦な面１８ａを下に向けた状態
で固定されていて、この操作杆１８を支持枠１０の側面
中央に設けた窓孔１５内に貫通させた上、その平坦面１
８ａによって窓孔１５の下辺１５ａを押圧することによ
り、支持枠１０を介して２つのピンチローラ１１、１１
をサブ紙送りローラ１の周面から１mm程度、つまりユニ
ット本体２０に設けた紙案内リブ２２の厚みに相当する
程度の距離をおいて離間させるように構成されている。
【０００９】なお、図中符号２３は、操作杆１８を揺動
させるためにユニット本体２０の側壁に設けた円弧状の
孔を示しており、また、２５は記録紙を検出するための
センサを示している。
させるためにユニット本体２０の側壁に設けた円弧状の
孔を示しており、また、２５は記録紙を検出するための
センサを示している。
【００１０】このように構成された装置において、記録
紙の給送が行われない待機の状態では、バネ１４の付勢
力を側面中央の凸部１３で受けた支持枠１０は、図１に
示したように、支持した２つのピンチローラ１１、１１
をサブ紙送りローラ１の周面に等しく当接させている。
紙の給送が行われない待機の状態では、バネ１４の付勢
力を側面中央の凸部１３で受けた支持枠１０は、図１に
示したように、支持した２つのピンチローラ１１、１１
をサブ紙送りローラ１の周面に等しく当接させている。
【００１１】この状態のもとで、ホッパ３内の記録紙が
ピックアップローラ４により引出され、その先端がピン
チローラ１１のニップ部Ａに当接してスキュー取りされ
ると、図２に示したように、紙送りモータに駆動されて
回動するカム８が、その突部８ａによりバネ１４の付勢
力に抗してレバー１６を図中反時計方向に回動操作し、
レバー１６の先端に固定した共通軸１８の平坦面１８ａ
を窓孔１５の下辺に圧接させて支持枠１０を平行に変位
させるとともに、支持した２つのピンチローラ１１、１
１を案内リブ２２の厚みに相当する距離だけサブ紙送り
ローラ１の周面から等しく離間させて、記録紙の通過を
可能にする。
ピックアップローラ４により引出され、その先端がピン
チローラ１１のニップ部Ａに当接してスキュー取りされ
ると、図２に示したように、紙送りモータに駆動されて
回動するカム８が、その突部８ａによりバネ１４の付勢
力に抗してレバー１６を図中反時計方向に回動操作し、
レバー１６の先端に固定した共通軸１８の平坦面１８ａ
を窓孔１５の下辺に圧接させて支持枠１０を平行に変位
させるとともに、支持した２つのピンチローラ１１、１
１を案内リブ２２の厚みに相当する距離だけサブ紙送り
ローラ１の周面から等しく離間させて、記録紙の通過を
可能にする。
【００１２】そして、記録紙の先端の通過とともに回転
してきたカム８の凹部８ｂによってレバー１６の押圧が
解かれると、支持枠１０には再びその側面中央の凸部１
３にバネ１４の付勢力が作用するようになるため、支持
枠１０はユニット２０のダボ２１を支点として揺動しつ
つ、微妙な凹凸に追従させるように２つのピンチローラ
１１、１１を記録紙面に圧接させて正確な紙送りを行わ
せる。
してきたカム８の凹部８ｂによってレバー１６の押圧が
解かれると、支持枠１０には再びその側面中央の凸部１
３にバネ１４の付勢力が作用するようになるため、支持
枠１０はユニット２０のダボ２１を支点として揺動しつ
つ、微妙な凹凸に追従させるように２つのピンチローラ
１１、１１を記録紙面に圧接させて正確な紙送りを行わ
せる。
【００１３】なお以上は、プリンタに適用した装置によ
って本発明を説明したものであるが、本発明はこれ以外
に複写機等のようなシートを扱う他の装置にも適用する
ことができる。
って本発明を説明したものであるが、本発明はこれ以外
に複写機等のようなシートを扱う他の装置にも適用する
ことができる。
【００１４】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、共通
の支持部材に２つのローラを支持し、かつこれら両ロー
ラの支持部間に設けた平坦な被押圧面に、シートの紙送
りと連動する平坦な押圧面を設けた押圧部材を接離させ
るようにしたので、短いシートに対応させるよう複数の
ローラを接近させて配設した場合でも、複雑な機構等を
用いることなく、単に、共通の支持部材を介在させるこ
とによって、これらのローラをシートの搬送経路に対し
て等しく離間接近させることができる。
の支持部材に２つのローラを支持し、かつこれら両ロー
ラの支持部間に設けた平坦な被押圧面に、シートの紙送
りと連動する平坦な押圧面を設けた押圧部材を接離させ
るようにしたので、短いシートに対応させるよう複数の
ローラを接近させて配設した場合でも、複雑な機構等を
用いることなく、単に、共通の支持部材を介在させるこ
とによって、これらのローラをシートの搬送経路に対し
て等しく離間接近させることができる。
【００１５】しかも、この支持部材の両ローラ支持部間
に付勢部材の付勢力を作用させるようにしたので、微妙
な凹凸に対して２つのローラを忠実に追従させつつシー
トを正しく搬送させることができる。
に付勢部材の付勢力を作用させるようにしたので、微妙
な凹凸に対して２つのローラを忠実に追従させつつシー
トを正しく搬送させることができる。
【図１】ローラを押圧させた状態をもって示した本発明
の一実施例をなす装置の構成図である。
の一実施例をなす装置の構成図である。
【図２】ローラを離間させた状態をもって示した同上装
置の構成図である。
置の構成図である。
【図３】要部を拡大して示した図である。
１ サブ紙送りローラ ８ カム １０ 支持枠 １１ ピンチローラ １３ 凸部 １４ バネ １５ａ 平坦面 １６ 操作レバー １８ 押圧杆
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65H 5/06 B41J 13/02
Claims (2)
- 【請求項１】 ２つのローラを共通の支持部材によって
支持するとともに、該支持部材の両ローラ支持部間に、
シートの搬送方向に対してほぼ平行な向きの被押圧部を
設けて、該被押圧部に、シートの給送と連動して動作
し、かつ一部を平坦な押圧面となした押圧部材を接離さ
せることにより、上記両ローラを上記搬送経路に対して
平行に離間接近させるようにしたことを特徴とする紙送
り機構。 - 【請求項２】 上記支持部材の両ローラ支持部間に、付
勢部材の作用部を設けて、該作用部に作用する上記付勢
部材により上記両ローラをシートの搬送経路に対して押
圧するようにしたことを特徴とする請求項１記載の紙送
り機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10814097A JP3332068B2 (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 紙送り機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10814097A JP3332068B2 (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 紙送り機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10279118A JPH10279118A (ja) | 1998-10-20 |
| JP3332068B2 true JP3332068B2 (ja) | 2002-10-07 |
Family
ID=14476961
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10814097A Expired - Fee Related JP3332068B2 (ja) | 1997-04-09 | 1997-04-09 | 紙送り機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3332068B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7151353B2 (ja) * | 2018-03-14 | 2022-10-12 | ブラザー工業株式会社 | シート排出装置及び画像処理装置 |
-
1997
- 1997-04-09 JP JP10814097A patent/JP3332068B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10279118A (ja) | 1998-10-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH10100394A (ja) | 印字装置 | |
| JP3370517B2 (ja) | サーマルラインプリンタの構造 | |
| US6360657B1 (en) | Printer | |
| EP3395578A1 (en) | Thermal printer and portable terminal | |
| US5738348A (en) | Sheet feeder | |
| JP3332068B2 (ja) | 紙送り機構 | |
| JPH10152243A (ja) | 用紙送り装置および印字装置 | |
| JPH0524282A (ja) | 給紙装置 | |
| JP5218253B2 (ja) | 媒体搬送装置 | |
| JPH0245179A (ja) | プリンタ | |
| JP3790480B2 (ja) | サーマルプリンタ | |
| JPH061553Y2 (ja) | アライナ装置 | |
| JP4262114B2 (ja) | 印刷装置 | |
| JP2000344377A (ja) | プリンタ | |
| JP3492487B2 (ja) | 用紙分離装置 | |
| JPS6111817Y2 (ja) | ||
| JP2550340Y2 (ja) | 定形券紙の繰り出し機構 | |
| JP3574148B2 (ja) | プリンター | |
| JP4019297B2 (ja) | サーマルプリンタ | |
| JP2005028721A (ja) | 媒体搬送装置 | |
| JPH07133034A (ja) | 給紙装置 | |
| JP2007118301A (ja) | 記録装置 | |
| JPH07266641A (ja) | プリンタの紙送り装置 | |
| JPH06278914A (ja) | サイドレジストレーション装置 | |
| JPS63185663A (ja) | 通帳類印字装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020626 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080726 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090726 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100726 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110726 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110726 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120726 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |