JPH0930494A - 船外機の排気装置 - Google Patents

船外機の排気装置

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JPH0930494A
JPH0930494A JP7184223A JP18422395A JPH0930494A JP H0930494 A JPH0930494 A JP H0930494A JP 7184223 A JP7184223 A JP 7184223A JP 18422395 A JP18422395 A JP 18422395A JP H0930494 A JPH0930494 A JP H0930494A
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cylinder
outer cylinder
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Hiroshi Harada
博 原田
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Sanshin Kogyo KK
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    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H21/00Use of propulsion power plant or units on vessels
    • B63H21/32Arrangements of propulsion power-unit exhaust uptakes; Funnels peculiar to vessels
    • B63H21/34Arrangements of propulsion power-unit exhaust uptakes; Funnels peculiar to vessels having exhaust-gas deflecting means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 急制動時にプロペラ翼に排気ガスが巻き込ま
れる。 【解決手段】 船外機の下部のトーピード部2よりプロ
ペラボス部12の外筒16を大径に形成する。内筒2a
の後端開口をプロペラ翼13の前縁の少なくとも一部よ
り船外機前側に位置づけた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロペラボス部か
ら排気ガスを水中に排出する船外機の排気装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般の船外機は、排気騒音を小さ
く抑えるために排気ガスをプロペラボス部から水中に排
出する構造になっている。この種の船外機の排気装置
は、船外機上部のエンジンから排出された排気ガスを、
船外機下部のプロペラ軸収容用トーピード部の内方空間
へケーシング内排気通路を介して送り、前記トーピード
部内におけるプロペラ軸の周囲に形成される空間を通し
てプロペラボス部に導くように構成している。
【0003】前記トーピード部は、ケーシング下部の側
壁を部分的に側方へ膨出させるようにして形成し、その
内方にプロペラ軸および前後進切替機構などを収容して
おり、外観形状は略弾頭形になっている。また、前記プ
ロペラボス部は、プロペラ翼をプロペラ軸に結合するた
めのものであって、プロペラ軸に回り止めした状態で軸
装する中心筒体と、この中心筒体に径方向外側へ延びる
連結板を介して連結した外筒とを一体に形成している。
前記外筒はプロペラ翼の後端よりも船外機後側へ延びる
ように形成し、外周部にプロペラ翼を一体に設けてい
る。
【0004】すなわち、ケーシング内排気通路を通って
前記トーピード部内に導かれた排気ガスは、プロペラボ
ス部における中心筒体と外筒との間の空間を通って水中
に排出されることになる。
【0005】排気装置を上述したように構成すると、プ
ロペラを逆回転させて後進するときに速度が上昇し難い
という不具合があった。これは、プロペラボス部から水
中へ排出された排気ガスが後進時にプロペラ翼側へ流れ
てしまい、プロペラが空転するのと略同じ状態になって
しまうからであった。このような不具合を解消するた
め、従来ではプロペラボス部の中心筒体の外側に内筒と
外筒を互いに離間させて設け、トーピード部内から内筒
内に流れ出た排気ガスが外筒と内筒との間の空間を通し
て外筒前端部から船外機の前方へ向けて排出されるよう
に構成している。
【0006】詳述すると、このプロペラボス部は、前記
内筒および外筒をプロペラ翼よりも船外機後側へ延びる
ように形成し、外筒と内筒との間の空間を船外機の前方
および後方へ向けて開口させている。すなわち、トーピ
ード部内から内筒と中心筒体との間に導かれた排気ガス
は、前進時には内筒の後端開口から船外機の後方へ排出
され、後進時には内筒の後端開口から外筒と内筒との間
に入ってこの空間内を船外機前側へ流れ、外筒の前端開
口から船外機の前方へ向けて排出される。このため、後
進時にはプロペラ翼より船外機前側に排気ガスが排出さ
れるから、プロペラ翼に排気ガスが巻き込まれることが
なくなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うに後進時に排気ガスをプロペラボス部から船外機の前
方へ排出する構成を採ったとしても、船外機が船体とと
もに前進している状態でプロペラを逆回転させて後進状
態へ移行させる場合には、船体が停止して後進を開始す
るまでは、プロペラ翼が排気ガスを巻き込んでしまうと
いう問題があった。
【0008】すなわち、船外機が前進している状態では
プロペラを逆回転させたとしても排気ガスはプロペラボ
ス部の内筒の後端開口から内筒の後方へ流れ出てしま
い、プロペラ翼の周辺に生じている前方向へ向かう水流
によってプロペラ翼に巻き込まれてしまう。このため、
船外機が前進している状態でプロペラを逆回転させて急
制動をかけようとしても大きな制動力が得られない。
【0009】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、急制動をかけるときに排気ガスがプ
ロペラ翼に巻き込まれるのを防いで大きな制動力が得ら
れるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る船外機
の排気装置は、船外機の下部のトーピード部よりプロペ
ラボス部の外筒を大径に形成したため、船外機が船体と
ともに前進している状態であって船速が低下した状態で
は、トーピード部外面に沿って流れた水が外筒の前端面
に当たり、ここに流れ向きが反転するような水流が生じ
て外筒の前端部が実質的にエゼクタになる。これによ
り、外筒の前端開口に外筒内から船外機前側へ排気ガス
を吸引する吸引力が作用する。また、内筒の後端開口を
プロペラ翼の前縁の少なくとも一部より船外機前側に位
置づけたため、前記吸引力が内筒の後端開口に作用し易
いから、内筒内の排気ガスが内筒の後端開口側から外筒
と内筒との間の空間に吸い込まれて外筒の前端開口から
外方へ排出される。
【0011】第2の発明に係る船外機の排気装置は、第
1の発明に係る船外機の排気装置において、トーピード
部後端をプロペラボス部の中心筒体と外筒との間に船外
機前側から臨ませることによって内筒を形成し、この内
筒と前記中心筒体との間の空間をケーシング内排気通路
に連通させたため、船外機が前進しているときにトーピ
ード部の外面に沿って流れる水が途中で流れが乱される
ことなく外筒の前端面に当たる。
【0012】第3の発明に係る船外機の排気装置は、第
1の発明に係る船外機の排気装置において、内筒後部を
外筒内におけるプロペラ翼の前縁より船外機後側へ延ば
すとともに、この内筒におけるプロペラ翼の前縁の少な
くとも一部より船外機前側となる部位の内外を連通穴に
より連通させることによって内筒の後端開口を形成した
ため、内筒の前後方向の長さを確保しながら後端開口の
実質的な位置がプロペラ翼より船外機前側に位置づけら
れる。このため、プロペラボス部を形成するに当たって
プロペラ軸に結合する中心筒体と、内筒と、外筒とが連
結板を複数介して連結されるようにこれらを一体に形成
する場合には、連結板の各々の中途部分がその前後方向
の略全域において内筒を介して連結される。
【0013】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態 以下、請求項1および請求項2に記載した発明の実施の
形態の一例を図1ないし図3によって詳細に説明する。
図1は請求項1および請求項2に記載した発明に係る排
気装置を採用した船外機の下部を示す側面図で、同図は
下部ケーシングの一部を破断して描いている。図2は要
部を拡大して示す断面図、図3はプロペラを船外機の後
方から見た状態を示す背面図である。
【0014】これらの図において、1はこの実施の形態
による船外機の下部ケーシングである。この下部ケーシ
ング1は、その下部に設けたトーピード部2の後端の構
造が異なる他は、従来周知のものと略同じ構造になって
いる。すなわち、この下部ケーシング1は、前記トーピ
ード部2内にプロペラ駆動機構3を設けるとともに、船
外機上部のエンジン(図示せず)から排出された排気ガ
スをトーピード部2内に導く排気通路4を設けている。
【0015】また、前記トーピード部2は、船外機後側
の端部を円筒状に形成して下部ケーシング1の下部後面
1aより後方へ突出させている点が従来の船外機と異な
っている。この円筒状に形成したトーピード部2の後端
部を図において符号2aで示し、この実施の形態の例で
は単に内筒という。
【0016】前記プロペラ駆動機構3は、エンジンによ
って回転駆動されるドライブシャフト5から一対の傘歯
車を有する前後進切替装置6を介してプロペラ軸7(図
2)にエンジンの動力が伝達される構造になっている。
前記プロペラ軸7は、トーピード部2より船外機の後方
へ突出する長さをもって形成し、船外機前側の端部と前
後方向の中途部とを軸受8、軸受組立体9によってトー
ピード部2に回転自在に支持させており、トーピード部
2より船外機の後方に突出する部位に後述するプロペラ
10を取付けている。
【0017】前記軸受組立体9は、トーピード部2の内
方に排気通路を形成するためのもので、略鼓状に形成し
たハウジング9aをトーピード部2の内壁に固定すると
ともに、内部に軸受(図示せず)を固定しており、この
軸受の軸心部にプロペラ軸7を貫通させることによって
回転自在に支持している。また、この軸受組立体9のハ
ウジング9aの後部には、前記排気通路4と前記内筒2
aの内方空間とを連通する連通路11を形成している。
すなわち、エンジンから排出された排気ガスは、前記排
気通路4を通ってトーピード部2内の空間に導かれ、こ
こから前記ハウジング9aの連通路11を通って内筒2
a内に流れる。
【0018】プロペラ10は、図2に示すように、軸心
側のプロペラボス部12の外周にプロペラ翼13を3枚
設けた構造になっている。プロペラボス部12は、プロ
ペラ軸7に固定する中心筒体14と、この中心筒体14
の外周部から放射状に径方向外側へ向けて延在する3枚
の連結板15と、前記中心筒体14の径方向外側に間隔
をおいて同軸状に配置しかつ前記連結板15を介して中
心筒体14に連結した外筒16とからなり、これら中心
筒体14、連結板15および外筒16を一体に形成して
いる。
【0019】このプロペラ10におけるプロペラ軸7に
固定する前記中心筒体14は、その内周部にゴム材17
を介してスリーブ18を固着させ、このスリーブ18を
プロペラ軸7にスプライン嵌合させている。さらに、こ
れら中心筒体14およびスリーブ18における船外機前
側の端面を、プロペラ軸7に船外機前側への移動を規制
させた状態でスプライン嵌合させた前側スペーサ19に
当接させるとともに、船外機後側の端面に後側スペーサ
20を、プロペラ軸7の後端ねじ部に螺合させたナット
21によって押し付けている。このナット21とカラー
20との間に介在する符号22で示すものはワッシャで
ある。すなわち、中心筒体14およびスリーブ18を前
後のスペーサ19,20によって挟圧保持している。
【0020】前記外筒16は、前記トーピード部2の後
端部に設けた内筒2aより内径が大きくなるように形成
している。すなわち、この外筒16の前端面16aは、
トーピード部2より径方向外側に突出して船外機前方を
指向している。なお、前記プロペラ翼13は、この外筒
16の外周部に一体に形成している。
【0021】そして、このプロペラ10は、前記外筒1
6の内方に前記内筒2aが臨みかつこの内筒2aの後端
開口がプロペラ翼13の前縁より船外機前側に位置づけ
られるようにプロペラ軸7に固定している。これによ
り、このプロペラ10のプロペラボス12内には、内筒
2aより後方の一次排気通路S1と、外筒16と内筒2
aとの間の二次排気通路S2とが形成される。この実施
の形態でいうプロペラ翼13の前縁とは、プロペラ翼1
3の船外機前側となる端縁(図1中に符号Fで示す)の
ことである。この端縁は、図1に示す側面視においては
船外機の前後方向に延びているが、この実施の形態で
は、内筒2aの後端開口を上記前後に長くなる前縁の最
も船外機前側となる部位より船外機前側に位置づけてい
る。なお、プロペラ翼13をこの実施の形態より船外機
の前後方向に長く形成した場合には、前記内筒2aの後
端開口はプロペラ翼前縁の最も船外機前側となる部位よ
りも船外機後側に位置づけられることもある。
【0022】このように構成した船外機の排気装置によ
れば、エンジンの排気ガスは、ケーシング内排気通路4
→連通路11→内筒2a内→一次排気通路S1という排
気系を通り、船外機が前進するようにプロペラ10が正
回転しているときには略全量が一次排気通路S1からプ
ロペラ後方の水中に排出される。このときの排気ガスの
流れを図2において実線矢印で示す。
【0023】また、船体(図示せず)とともに船外機が
前進しているときに、前後進切替装置6を中立状態とし
てプロペラ10への動力伝達を絶ったり、前後進切替装
置6を後進側へ切り替えてプロペラ10を逆回転させる
と、排気ガスは、図2中に波線矢印で示すように一次排
気通路S1から二次排気通路S2へ流入し、この二次排
気通路S2中を船外機前側へ流れてその前端部、すなわ
ち外筒16の前端開口からプロペラボス12外へ排出さ
れる。これは、外筒16の前端面16aに当たった水流
が反転して船外機の略前方へ向って流れることに起因し
て二次排気通路S2の前端部近傍の圧力が相対的に低く
なるからであると考えられる。
【0024】ここで、上述した排気ガスの流動の点につ
いてさらに詳細に説明する。本発明ではプロペラ10の
外筒16をトーピード部2の内筒2aより大径に形成し
たため、船体とともに船外機が前進している状態ではト
ーピード部2の外面に沿って流れた水が外筒16の前端
面16aに当たる。このとき、プロペラ10が正回転し
ていると、外筒16の外周面近傍には回転するプロペラ
翼13側へ吸い込まれる水流が生じているから、前端面
16aに当たった水は流れの向きが大きく変えられるこ
となく外筒16の外周面側へ流れる。すなわち、前進速
度が相対的に速いときにはトーピード部2と外筒16の
外面に沿って水が船外機の後方へ向けて流れる。また、
外筒16の前端開口に向かって流れた水は二次排気通路
S2に流入する。このため、プロペラ10が正回転して
船外機が前進しているときには排気ガスが一次排気通路
S1から後方へ排出されることになる。
【0025】プロペラ10に動力が伝達されずにこれが
水の抵抗により連れ回っている状態となり、船速が相対
的に低下すると、外筒16の外周面近傍の水が船外機の
後方へ吸引されることはないので、外筒16の前端面1
6aに当たった水は流れ方向が船外機の略前方を指向す
るように大きく変えられる。すなわち、船外機の略前方
へ向かう反転流が外筒16の前端近傍に生じる。このと
きの水の流れ方向を図2中に白抜き矢印によって示す。
【0026】このように反転流が生じると、外筒16の
前端部が実質的にエゼクタと同じ作用をもつことにな
り、外筒16の前端開口へ船外機前側から流れた水が前
記反転流に引かれて二次排気通路S2へは流入すること
なく内筒2aの径方向外方へ流れるとともに、外筒16
の前端開口に吸引力が作用して二次排気通路S2内の水
が前記開口から吸い出される。このため、排気ガスは内
筒2a内から一旦一次排気通路S1に流れ出た後、反転
して二次排気通路S2へ流入し、外筒16の前端開口か
らプロペラボス部12の外方へ排出されることになる。
【0027】プロペラ10が逆回転しているときには、
前記反転流が助長されて前記吸引力が増大し、排気ガス
が確実に外筒16の前端開口からプロペラボス部外へ排
出される。
【0028】また、船外機が後進している状態では、外
筒16内に船外機の後方から水圧が加わるため、内筒2
a内から一次排気通路S1に流れた排気ガスは前記水圧
によって押されて二次排気通路S2へ流入し、外筒16
の前端開口から排出される。
【0029】したがって、船体が前進している状態でプ
ロペラ10を逆回転させて急制動をかけるときに、排気
ガスが二次排気通路S2に前記吸引力によって吸い込ま
れてプロペラ翼13より船外機前側に排出されるから、
プロペラ翼13に排気ガスが巻き込まれることがない。
【0030】この実施の形態では、トーピード部2の後
端を円筒状に形成して中心筒体14と外筒16との間に
船外機前側から臨ませているので、船外機が前進してい
るときにトーピード部2の外面に沿って流れる水が途中
で流れが乱されることなく外筒16の前端面16aに当
たる。このため、水流が外筒16の前端面16aに当た
ることにより生じる吸引力を最大限に大きくすることが
できる。また、この実施の形態を採ると、内筒2aの後
端開口をプロペラ翼13における船外機前後方向に延び
る前縁Fより船外機前側に位置づけたため、排気ガスが
二次排気通路S2に吸い込まれ易くなるという利点があ
る。
【0031】第2の実施の形態 上述した実施の形態では、トーピード部の後端に形成し
た筒状部を外筒の内方に臨ませてこの筒状部を内筒とし
たが、内筒は図4に示すようにプロペラに一体に形成す
ることもできる。図4はプロペラに内筒を設けた他の実
施の形態を示す断面図で、同図において前記図1ないし
図3で説明したものと同一もしくは同等部材について
は、同一符号を付し詳細な説明は省略する。
【0032】図4に示すプロペラ10は、中心筒体14
と外筒16とを連結する連結板15に内筒31を一体に
設けている。なお、トーピード部2は外筒16の直前ま
で延ばし、外筒16内へは臨まないように形成してい
る。前記内筒31は、その外径がトーピード部2の後端
部での外径と略等しくなるように形成し、前端部の内周
側をトーピード部2内に臨ませている。また、この内筒
31の軸方向の長さは、後端開口がプロペラ翼13の前
縁Fより船外機前側に位置づけられるように設定してい
る。
【0033】このようにプロペラ10に内筒31を一体
に設けると、前記第1の実施の形態を採るときと同等の
効果が得られる他に、急制動時にも排気ガスを巻き込ま
ない排気装置を、下部ケーシングを改造することなく得
ることができるという利点がある。
【0034】第3の実施の形態 プロペラに内筒を一体に設けるに当たっては、図5に示
すように構成することもできる。この図5に示した排気
装置は、請求項3に記載した発明に係る排気装置の実施
の形態の一例である。
【0035】図5はプロペラの内筒をプロペラ翼より船
外機後側まで延ばした実施の形態を示す断面図である。
同図において前記図1ないし図4で説明したものと同一
もしくは同等部材については、同一符号を付し詳細な説
明は省略する。
【0036】図5に示した内筒31は、その後部を外筒
16内におけるプロペラ翼13の前縁Fの最も船外機前
側となる部位より船外機後側へ、プロペラ翼13の後縁
近傍となる部位まで延ばしている。この実施の形態で
は、内筒31の後端は連結板15の後縁と船外機の前後
方向において同一位置に位置づけられている。また、こ
の内筒31は、その内外を連通する連通穴31a〜31
cを多数穿設している。これらの連通穴31a〜31c
は、内筒31におけるプロペラ翼13の前縁Fの最も船
外機前側となる部位より船外機前側となる部位から内筒
後縁までの間に配設している。すなわち、この内筒31
の実質的な後端開口は、これらの連通穴31a〜31c
のうちプロペラ翼13の前縁Fの最も船外機前側となる
部位より船外機前側に位置する連通穴31aになる。
【0037】このように内筒31を形成すると、内筒3
1の前後方向の長さを後端が連結板15の後縁に達する
ように長く確保しながらも後端開口を実質的にプロペラ
翼より船外機前側に位置づけることができる。これによ
り、中心筒体14と、内筒31と、外筒16とが連結板
15を複数介して連結されるようにこれらを一体に形成
する場合、連結板15の各々の中途部分がその前後方向
の略全域において内筒31を介して連結される。
【0038】このため、内筒31が実質的に前記連結板
15の補強材になるから、外筒16をトーピード部2よ
り大径に形成することに起因して中心筒体14と外筒1
6の間の隙間が拡がるにもかかわらず、連結板15の剛
性が低下することがない。すなわち、前記第1の実施の
形態を採るときと同等の効果が得られることに加え、外
筒16の支持剛性を確保できるという利点がある。ま
た、急制動時にも排気ガスを巻き込まない排気装置を、
下部ケーシングを改造することなく得ることができると
いう利点もある。
【0039】第4の実施の形態 プロペラに内筒を設けるに当たっては、図6に示すよう
に構成することもできる。図6は内筒をプロペラボス部
とは別体に設けた他の実施の形態を示す断面図で、同図
において前記図1ないし図5で説明したものと同一もし
くは同等部材については、同一符号を付し詳細な説明は
省略する。
【0040】図6に示した排気装置は、プロペラ10の
中心筒体14をプロペラ軸7に固定するために用いる前
側スペーサ19を、プレス加工などによって略有底円筒
状に形成し、これに内筒41を一体に設けている。この
内筒41は、前側スペーサ19の外周部を径方向外側へ
延在させるとともに、最大径部を軸方向に沿って船外機
後側へ延在させるようにして形成している。
【0041】また、この内筒41の前後方向の長さは、
後端がプロペラ翼13の前縁Fの最も船外機前側に位置
する部位より船外機前側に位置づけられるように設定し
ている。さらに、この前側スペーサ19における径方向
外側へ延在する部分には、軸受組立体9の連通路11か
ら内筒41内へ排気ガスを流すための連通穴42を多数
開口させている。
【0042】このように内筒41をプロペラボス部12
とは別体に設けても、前記第1および第2の実施の形態
を採るときと同等の効果が得られることに加え、急制動
時にも排気ガスを巻き込むことのない排気装置を、下部
ケーシングを改造することなく得ることができるという
利点もある。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明に係る船
外機の排気装置は、船外機の下部のトーピード部よりプ
ロペラボス部の外筒を大径に形成したため、船外機が船
体とともに前進しておりなおかつ船速が低下した状態で
は、トーピード部外面に沿って流れた水が外筒の前端面
に当たり、ここに流れ向きが反転するような水流が生じ
て外筒の前端部が実質的にエゼクタになる。これによ
り、外筒の前端開口に外筒内から船外機前側へ排気ガス
を吸引する吸引力が作用する。また、内筒の後端開口を
プロペラ翼の前縁の少なくとも一部より船外機前側に位
置づけたため、前記吸引力が内筒の後端開口に作用し易
いから、内筒内の排気ガスが内筒の後端開口側から外筒
と内筒との間の空間に吸い込まれて外筒の前端開口から
外方へ排出される。
【0044】したがって、船体が前進している状態でプ
ロペラを逆回転させて急制動をかけるときに、排気ガス
が外筒と内筒との間の空間に前記吸引力によって吸い込
まれてプロペラ翼より船外機前側に排出されるから、プ
ロペラ翼に排気ガスが巻き込まれることがない。このた
め、大きな制動力をもって急制動をかけることができ
る。しかも、前進状態から後進状態へ移行するに当たり
これを迅速に行うことができる。
【0045】第2の発明に係る船外機の排気装置は、第
1の発明に係る船外機の排気装置において、トーピード
部後端をプロペラボス部の中心筒体と外筒との間に船外
機前側から臨ませることによって内筒を形成し、この内
筒と前記中心筒体との間の空間をケーシング内排気通路
に連通させたため、船外機が前進しているときにトーピ
ード部の外面に沿って流れる水が途中で流れが乱される
ことなく外筒の前端面に当たる。このため、水流が外筒
の前端面に当たることにより生じる吸引力を最大限に大
きくすることができるので、前進状態でプロペラを逆回
転させたときにプロペラ翼に排気ガスが巻き込まれるの
を確実に防ぐことができる。
【0046】第3の発明に係る船外機の排気装置は、第
1の発明に係る船外機の排気装置において、内筒後部を
外筒内におけるプロペラ翼の前縁より船外機後側へ延ば
すとともに、この内筒におけるプロペラ翼の前縁の少な
くとも一部より船外機前側となる部位の内外を連通穴に
より連通させることによって内筒の後端開口を形成した
ため、内筒の前後方向の長さを確保しながら後端開口の
実質的な位置がプロペラ翼より船外機前側に位置づけら
れる。このため、プロペラボス部を形成するに当たって
プロペラ軸に結合する中心筒体と、内筒と、外筒とが連
結板を複数介して連結されるようにこれらを一体に形成
する場合には、連結板の各々の中途部分がその前後方向
の略全域において内筒を介して連結される。
【0047】このため、内筒が実質的に前記連結板の補
強材になるから、外筒をトーピード部より大径に形成す
ることに起因して中心筒体と外筒の間の隙間が拡がるに
もかかわらず、連結板の剛性が低下することがなく、外
筒の支持剛性を確保できるので、高速回転時に外筒が中
心筒体に対して偏心することを確実に防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1および請求項2に記載した発明に係
る排気装置を採用した船外機の下部を示す側面図であ
る。
【図2】 要部を拡大して示す断面図である。
【図3】 プロペラを船外機の後方から見た状態を示す
背面図である。
【図4】 他の実施の形態を示す断面図である。
【図5】 他の実施の形態を示す断面図である。
【図6】 他の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…下部ケーシング、2…トーピード部、2a…内筒、
4…ケーシング内排気通路、7…プロペラ軸、10…プ
ロペラ、12…プロペラボス部、13…プロペラ翼、1
4…中心筒体、15…連結板、16…外筒、31,41
…内筒。31a…連通穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロペラボス部における排気通路に連通
    された内筒の内方空間から後進時に排気ガスを前記内筒
    とプロペラボス部の外筒との間を通して外筒の前端から
    船外機の前方へ向けて排出する船外機の排気装置におい
    て、前記外筒を、船外機の下部ケーシングを部分的に膨
    出させて形成されたプロペラ軸収容用トーピード部より
    大径に形成するとともに、前記内筒の後端開口をプロペ
    ラ翼の前縁の少なくとも一部より船外機前側に位置づけ
    たことを特徴とする船外機の排気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の船外機の排気装置におい
    て、トーピード部後端をプロペラボス部の中心筒体と外
    筒との間に船外機前側から臨ませることによって内筒を
    形成し、この内筒と前記中心筒体との間の空間をケーシ
    ング内排気通路に連通させたことを特徴とする船外機の
    排気装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の船外機の排気装置におい
    て、内筒の後部を外筒内におけるプロペラ翼の前縁より
    船外機後側へ延ばすとともに、この内筒におけるプロペ
    ラ翼の前縁の少なくとも一部より船外機前側となる部位
    の内外を連通穴により連通させることによって、内筒の
    後端開口を形成したことを特徴とする船外機の排気装
    置。
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