JPH0840374A - ウォータージェット推進装置 - Google Patents

ウォータージェット推進装置

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Publication number
JPH0840374A
JPH0840374A JP6180073A JP18007394A JPH0840374A JP H0840374 A JPH0840374 A JP H0840374A JP 6180073 A JP6180073 A JP 6180073A JP 18007394 A JP18007394 A JP 18007394A JP H0840374 A JPH0840374 A JP H0840374A
Authority
JP
Japan
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propeller
drive shaft
water jet
jet propulsion
shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP6180073A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Nanami
正善 名波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanshin Kogyo KK filed Critical Sanshin Kogyo KK
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Priority to US08/509,994 priority patent/US5618213A/en
Publication of JPH0840374A publication Critical patent/JPH0840374A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H5/00Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water
    • B63H5/07Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water of propellers
    • B63H5/08Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water of propellers of more than one propeller
    • B63H5/10Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water of propellers of more than one propeller of coaxial type, e.g. of counter-rotative type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H11/00Marine propulsion by water jets
    • B63H11/02Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water
    • B63H11/04Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water by means of pumps
    • B63H11/08Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water by means of pumps of rotary type

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャビテーションが発生し難くし、プロペラ
で水を噴出させるときの旋回流を効率よくしかも抵抗が
大きくなることなく整流できるようにする。 【構成】 前進時での回転方向がエンジン出力軸7aと
は逆方向の反転プロペラ15を、正転プロペラ14の前
側に設ける。前記出力軸7aの回転を逆方向に変えて反
転プロペラ15を駆動する二重反転装置16を設けた。
反転プロペラ15が増えた分だけ軸翼面積が大きくな
り、キャビテーションが生じ難くなる。反転プロペラ1
5で生じた旋回流が正転プロペラ14で逆方向へ回され
て整流される。このため、効率よくかつ抵抗が大きくな
ることなく整流できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正転用および反転用プ
ロペラを備えたウォータージェット推進装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、船体上部のシートに跨って座り操
向ハンドルを掴んで走航する水上走行船では、その推進
装置としてウォータージェット推進装置が用いられてい
た。このウォータージェット推進装置は、エンジンの出
力軸にドライブシャフトを介して通常1つのプロペラを
連結して形成されており、プロペラを回転させて水を船
体底部の水吸込み口から吸い上げ、これを圧縮させて後
方へ向けて噴出させることによって推力を得るように構
成されていた。
【0003】また、プロペラによって押し出される水は
旋回流となるため、走航時の船体の挙動を安定させるこ
とを目的として旋回流を打ち消す静翼がプロペラの後方
に設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のウォ
ータージェット推進装置では、水吸込み口から水を吸い
上げ、これを圧縮させて後方へ噴出させる構造であるた
め、急加速時等ではプロペラの回転が瞬時に上昇する。
このとき、水流が弱いために翼面に加わる動圧が低くか
つプロペラの翼面に加えられる荷重が大きいことから、
翼面上で負圧となる領域が増大してプロペラの近傍でキ
ャビテーションが生じ易くなってしまうという問題があ
った。
【0005】また、静翼によって旋回流を整流する構造
では、プロペラが高回転するときには整流効率が低くな
ってしまう。その上、水を噴出させるときに静翼が抵抗
になってしまうという不具合もある。
【0006】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、キャビテーションが発生し難いウォ
ータージェット推進装置を得ることを目的とする。ま
た、プロペラで水を噴出させるときの旋回流を、効率よ
くしかも抵抗が大きくなることなく整流できるようにす
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るウォー
タージェット推進装置は、前進時での回転方向がエンジ
ン側の駆動軸とは逆方向となる反転プロペラを、前記駆
動軸と同方向に回転する正転プロペラと同一軸線上に設
けるとともに、前記駆動軸の回転を逆方向に変えて前記
反転プロペラを駆動する二重反転装置を設けたものであ
る。
【0008】第2の発明に係るウォータージェット推進
装置は、第1の発明に係るウォータージェット推進装置
において、エンジン側の駆動軸にダンパー部材を設け、
この駆動軸に正転プロペラ用ドライブシャフトの前端を
連結し、二重反転装置を前記ダンパー部材より後方に配
置したものである。
【0009】第3の発明に係るウォータージェット推進
装置は、第1の発明または第2の発明に係るウォーター
ジェット推進装置において、二重反転装置を、正転プロ
ペラ用ドライブシャフトに遊嵌されかつ後端に反転プロ
ペラが固着された筒軸と、この筒軸の前端部と正転プロ
ペラ用ドライブシャフトとを連結する歯車式反転機構と
によって形成し、エンジン側駆動軸、正転プロペラ用ド
ライブシャフトおよび二重反転装置を同一軸線上に配置
したものである。
【0010】第4の発明に係るウォータージェット推進
装置は、第3の発明に係るウォータージェット推進装置
において、二重反転装置の歯車式反転機構をウォーター
ジェット推進装置用ハウジングに支持させたものであ
る。
【0011】第5の発明に係るウォータージェット推進
装置は、第4の発明に係るウォータージェット推進装置
において、正転プロペラを反転プロペラの後側に配置
し、この正転プロペラ用ドライブシャフトを反転プロペ
ラ駆動用筒軸より後方へ突出させ、このドライブシャフ
トに前記筒軸の軸端部を回転自在に支持させるととも
に、ドライブシャフトの前記突出端部をウォータージェ
ット推進装置用ハウジングに回転自在に支持させたもの
である。
【0012】
【作用】第1の発明によれば、反転プロペラが増えた分
だけ軸翼面積が大きくなり、1翼にかかる荷重・揚力等
が小さくなって翼面上の負圧が低減されるから、キャビ
テーションが生じ難くなる。また、前側のプロペラで生
じた旋回流が後側のプロペラによって逆方向へ回されて
整流される。すなわち、前側のプロペラの回転上昇に合
わせて後側のプロペラも回転が上昇して整流が行われ
る。その上、前側のプロペラで生じた旋回流を後側のプ
ロペラの翼間で拾って更に加圧することになる。
【0013】第2の発明によれば、エンジン側の振動が
プロペラ側へ伝わるのを防ぐダンパー部材は1本の軸の
振動を減衰させる構造で済むので、簡単な構造のものを
使用できる。
【0014】第3の発明によれば、エンジン側駆動軸、
正転プロペラ用ドライブシャフトおよび二重反転装置が
ウォータージェット推進装置の幅方向の同一位置に配置
される。
【0015】第4の発明によれば、歯車式反転機構を支
持するに当たりこの近傍に位置するウォータージェット
推進装置用ハウジングを利用し、支持構造の簡素化を図
れる。
【0016】第5の発明によれば、ハウジング後部の1
箇所に軸受を設けるだけで正転プロペラ用ドライブシャ
フトおよび筒軸の両軸の後端部を支持できるので、ハウ
ジング後部の軸受構造が簡単で済む。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図5に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係るウォーター
ジェット推進装置を搭載した水上走行船の側面図、図2
は同じく平面図、図3はウォータージェット推進装置に
おける図1中に符号Aで示す部分の断面図、図4はウォ
ータージェット推進装置における図1中に符号Bで示す
部分の断面図、図5はウォータージェット推進装置にお
ける図1中に符号Cで示す部分の断面図である。
【0018】これらの図において、1は水上走行船、2
はこの水上走行船1の船体である。この水上走行船1
は、乗員が船体2上のシート3に跨って座り、このシー
ト3の前方に設けられた操向ハンドル4を掴んで走航す
るものである。図2において5は乗員の足を乗せるため
のステップで、このステップ5は船体2におけるシート
3の左右両側方に一体的に形成されている。
【0019】6は本発明に係るウォータージェット推進
装置である。このウォータージェット推進装置は、2サ
イクル水冷2気筒型エンジン7と、このエンジン7の出
力軸7aに連結軸8を介して連結されてエンジン7によ
って駆動されるジェットポンプ9とから形成され、前記
船体2の左右方向中央部に搭載されている。
【0020】前記連結軸8は中空軸からなり、前端部が
トーショナルダンパー10を介して前記出力軸7aに連
結され、後端部がダンパー付き軸受部材11および支持
ブラケット12を介して船体2のバルクヘッド2aに回
転自在に支持されている。本実施例では、前記出力軸7
aおよび連結軸8によってエンジン側の駆動軸が構成さ
れ、トーショナルダンパー10およびダンパー付き軸受
部材11によってダンパー部材が構成されている。な
お、ダンパー付き軸受部材11を用いず、この部分を船
体2に支持させない場合には、トーショナルダンパー1
0が本発明に係るダンパー部材を構成することになる。
【0021】前記トーショナルダンパー10は、エンジ
ン7の出力変動に起因して出力軸7aに生じる回転方向
に対する振動が連結軸8に伝わらないようにするための
もので、出力軸7aに結合されたフランジ部材と連結軸
8に結合されたフランジ部材との間にクッションゴムを
介装した構造になっている。また、前記ダンパー付き軸
受部材11は、図3に示すように、連結軸8が嵌入する
軸受11aが中空部に装填された内筒11bと、この内
筒11bの外周側にクッションゴム11cを介して結合
されかつ支持ブラケット12にボルト止めされた外筒1
1dとから形成されている。なお、支持ブラケット12
は前記バルクヘッド2aにボルト止めされている。
【0022】すなわち、ダンパー付き軸受部材11は、
外筒11dが支持ブラケット12を介してバルクヘッド
2aに剛直に支持され、この外筒11dに内筒11bが
クッションゴム11cを介して弾性支持されている。こ
のため、内筒11bに軸受11aを介して連結された中
間軸9の上下、左右方向の振動をこのダンパー付き軸受
部材11によって減衰させることができる。
【0023】前記支持ブラケット12は、バルクヘッド
2aの前面に固定される基部12aと、この基部からバ
ルクヘッド2aを貫通して後側へ延びる筒部12bとか
ら形成されており、筒部12bに後述するジェットポン
プのハウジングを嵌合させるとともに筒部12b内に正
転プロペラ用ドライブシャフトを挿通させることができ
るように構成されている。
【0024】ジェットポンプ9は、前記連結軸8に連結
されて後方へ延びる1本の正転プロペラ用ドライブシャ
フト13と、このドライブシャフト13の後端部に結合
された正転プロペラ14と、前進時での回転方向が前記
正転プロペラ14とは逆方向となるように形成されかつ
正転プロペラ14の前側にこれと同一軸線上に設けられ
た反転プロペラ15と、ドライブシャフト13と同一軸
線上に設けられかつドライブシャフト13の回転を逆方
向に変えて前記反転プロペラ15へ伝える二重反転装置
16と、これらを収容するとともに支持するハウジング
17等から形成されている。そして、このジェットポン
プ9は正転プロペラ14および反転プロペラ15が回転
することにより船底の開口部18(図4)から水を吸い
上げ、後部の水流噴出部19から後方へ向けて噴出させ
る構造になっている。この水流噴出部19は前記操向ハ
ンドル4と連動するように構成されている。
【0025】前記ドライブシャフト13は、ハウジング
17を貫通するように前後に延設され、前端部が図3に
示すように前記支持ブラケット12を貫通してバルクヘ
ッド2aより前側へ延出されており、前端が連結軸8の
中空部内に挿入されてこれにスプライン結合されてい
る。また、このドライブシャフト13の後端部は図5に
示すように、ハウジング17の後部を構成するプロペラ
ハウジング17aに軸受20および支持ブラケット21
を介して回転自在に支持されている。そして、このドラ
イブシャフト13の後端部に正転プロペラ14が抜け止
めされた状態でスプライン結合されている。
【0026】この正転プロペラ14は、エンジン7が運
転されてドライブシャフト13がエンジン7の出力軸7
aおよび連結軸8と同方向に回転することによって、プ
ロペラハウジング17a内の水を圧縮して水流噴出部1
9から後方へ向けて噴出させるように形成されている。
なお、前記反転プロペラ15は正転プロペラ14とは逆
方向に回転することによって、水を後方へ押し出すよう
に形成されている。
【0027】前記二重反転装置16は図3〜図5に示す
ように、前記ドライブシャフト13におけるバルクヘッ
ド2aの後方近傍となる部位にスプライン結合された第
1ベベルギヤ22と、この第1ベベルギヤ22に中間ギ
ヤ23を介して歯車結合され、かつ前記第1ベベルギヤ
22および中間ギヤ23とともに本発明に係る歯車式反
転機構を構成する第2ベベルギヤ24と、この第2ベベ
ルギヤ24と一体的に回転するように形成された筒軸2
5等から形成されている。前記第1ベベルギヤ22は略
円筒状に形成されており、その中空部内にドライブシャ
フト13を貫通させてこのドライブシャフト13にスプ
ライン結合されるとともに、外周部が軸受26と、ハウ
ジング17の最前部に結合された連結筒部材27とを介
してハウジング17に回転自在に支持されている。
【0028】前記中間ギヤ23は、その軸線をドライブ
シャフト13に対して直交させて上方へ向けた状態で軸
受28〜30および支持部材31,32を介してハウジ
ング17の前側上部に回転自在に支持されている。第2
ベベルギヤ24は、円環状ギヤ部に筒状部24aを一体
に設けて全体が略円筒状に形成され、その中空部内にド
ライブシャフト13が遊嵌されている。また、この第2
ベベルギヤ24の円環状ギヤ部は、前記第1ベベルギヤ
22と同径でかつ歯数が等しくなるように形成されてい
る。そして、円環状ギヤ部の内周側がドライブシャフト
13に軸受33を介して回転自在に支持されるととも
に、筒状部24aの外周側の前部と後部とが軸受34,
35を介してハウジング17に回転自在に支持されてい
る。この筒状部24aの後端に筒軸25がこれと一体に
回転するように結合されている。なお、前記後側の軸受
35の近傍に位置する符号36で示すものは、ケーシン
グ17に形成されたウォーターダクト37から水がギヤ
部分へ浸入するのを阻止するためのシール部材である。
【0029】筒軸25は、前記正転プロペラ14の直前
まで後方へ延在されてその中空部内にドライブシャフト
13が遊嵌されており、後端部がプロペラハウジング1
7a内においてドライブシャフト13に軸受38を介し
て回転自在に支持されている。そして、この筒軸25の
後端部に前記反転プロペラ15が抜け止めされた状態で
スプライン結合されている。このため、反転プロペラ1
5は正転プロペラ14の前側であってこれと同一軸線上
に配設されることになる。
【0030】すなわち、この二重反転装置16では、ド
ライブシャフト13の回転が第1ベベルギヤ22から中
間ギヤ23を介して第2ベベルギヤ24へ回転数が変わ
ることなく伝わり、この第2ベベルギヤ24から筒軸2
5を介して反転プロペラ15へ伝わることになる。この
ため、第1ベベルギヤ22から中間ギヤ23を経て第2
ベベルギヤ24へ回転が伝わることによって、第2ベベ
ルギヤ24およびこれより動力伝達経路の下流側の筒軸
25、反転プロペラ15は、第1ベベルギヤ22、ドラ
イブシャフト13、連結軸8および出力軸7aに対して
逆方向に同じ回転数をもって回転するようになる。
【0031】そして、上述したジェットポンプ構成部品
を収容しかつ支持するハウジング17は、その前部の連
結筒部材27をバルクヘッド側支持ブラケット12にお
ける筒部12bの外周部に嵌合させて船体2に固定され
ている。
【0032】このように構成されたウォータージェット
推進装置6では、エンジン7が運転されて出力軸7cが
船体前進方向に回転すると、この回転はトーショナルダ
ンパー10を介して連結軸8およびドライブシャフト1
3に伝わる。このドライブシャフト13が正転すること
により、この後端部に固着された正転プロペラ14が前
進方向へ回転する。この前進方向とは、水を後方へ押し
出すように回転するときの方向をいう。このとき、エン
ジン7自体の振動やクランク軸の回転変動に起因して生
じる振動は、回転方向の成分がトーショナルダンパー1
0によって減衰され、上下・左右方向等軸方向とは直交
する方向の成分がダンパー付き軸受部材11によって減
衰される。
【0033】ドライブシャフト13が上述したように回
転すると、この回転はドライブシャフト13から第1ベ
ベルギヤ22→中間ギヤ23→第2ベベルギヤ24→筒
軸25という動力伝達経路を辿って回転方向が逆となっ
て反転プロペラ15に伝えられる。なお、筒軸25の回
転数は、第1ベベルギヤ22と第2ベベルギヤ24との
間で減速も増速も行われない構造になっているため、ド
ライブシャフト13と同じである。すなわち、反転プロ
ペラ15は正転プロペラ14とは回転方向が逆となりな
がらも同じ回転数をもって前進方向に回転する。
【0034】このように正転プロペラ14と反転プロペ
ラ15とが互いに前進方向に回転することによって、水
が船底の水吸込み口18からウォーターダクト37に吸
い上げられ、プロペラハウジング17a内で圧縮されて
水流噴出部19から後方へ向けて噴出される。また、前
側に位置する反転プロペラ15によって生じる旋回流
は、後側に位置する正転プロペラ14が受けてこれによ
って逆方向へ回されて整流されるので、直線流となって
後方へ向けて噴出される。
【0035】したがって、前進時での回転方向がエンジ
ン7の出力軸7aとは逆方向となる反転プロペラ15
を、前記出力軸7aと同方向に回転する正転プロペラ1
4と同一軸線上に設けるとともに、出力軸7aの回転を
逆方向に変えて前記反転プロペラ15を駆動する二重反
転装置16を設けたため、従来の正転プロペラのみのウ
ォータージェット推進装置に較べて反転プロペラが増え
た分だけ軸翼面積が大きくなる。このため、1翼にかか
る荷重・揚力等が小さくなって翼面上の負圧が低減され
るから、キャビテーションが生じ難くなる。
【0036】すなわち、急加速時等でキャビテーション
に起因するスリップが発生しないので、加速性を高める
ことができる。これとともに最大速度も大きくなる。そ
の上、キャビテーションに起因するエロージョンも生じ
難いので、正転プロペラ14および反転プロペラ15の
耐久性向上をも図ることができる。
【0037】また、前側の反転プロペラ15と後側の正
転プロペラ14とは回転方向は異なるものの回転数が同
じで、しかも回転数が同様に増減する関係から、反転プ
ロペラ15で生じる旋回流を回転数がどのように変化し
ようともこれを常に相殺するように正転プロペラ14が
回転することになる。このため、正転プロペラ14での
整流効率が高くなる。
【0038】その上、前側の反転プロペラ15で生じた
旋回流を後側の正転プロペラ14の翼間で拾って更に加
圧することになるので、抵抗が大きくなることがなく、
ジェットポンプ9が水を噴出するときの効率が高くな
る。すなわち、正転プロペラのみを用いた従来のウォー
タージェット推進装置に較べて噴出される水流の圧力が
高くなるので、これによっても加速性が向上するととも
に最大速度が大きくなる。
【0039】さらに、二重反転装置16をトーショナル
ダンパー10、ダンパー付き軸受部材11等のダンパー
部材より後方に配置したため、エンジン側の振動がプロ
ペラ側へ伝わるのを防ぐダンパー部材は1本の軸の振動
を減衰させる構造で済むので、簡単な構造のものを使用
することができる。すなわち、二重反転装置16を設け
る際のコストアップを可及的に少なく抑えることができ
る。
【0040】さらにまた、二重反転装置16を、ドライ
ブシャフト13が遊嵌されかつ後端に反転プロペラ15
が固着された筒軸25と、この筒軸25の前端部とドラ
イブシャフト13とを連結する歯車式反転機構(第1ベ
ベルギヤ22、中間ギヤ23および第2ベベルギヤ2
4)とによって形成し、エンジン7の出力軸7a、連結
軸8、ドライブシャフト13および二重反転装置16を
同一軸線上に配置したため、前記各軸および二重反転装
置16がウォータージェット推進装置6の幅方向の同一
位置に配置されるから、二重反転装置16を設けたとし
てもウォータージェット推進装置6が大型化するのを可
及的に小さく抑えることができる。すなわち、水上走行
船1に本発明に係るウォータージェット推進装置6を搭
載しても船体2が大型化し難い。
【0041】加えて、二重反転装置16の歯車式反転機
構(第1ベベルギヤ22、中間ギヤ23および第2ベベ
ルギヤ24)をハウジング17に支持させたため、歯車
式反転機構を支持するに当たりこの近傍に位置するハウ
ジング17を利用し、支持構造の簡素化を図ることがで
きる。このため、二重反転装置16を設けたとしてもウ
ォータージェット推進装置6の重量が増えるのを可及的
に少なく抑えることができる。
【0042】また、正転プロペラ14を反転プロペラ1
5の後側に配置し、この正転プロペラ14を駆動するド
ライブシャフト13を反転プロペラ駆動用筒軸25より
後方へ突出させ、前記ドライブシャフト13に筒軸25
の軸端部を回転自在に支持させるとともに、ドライブシ
ャフト13の前記突出端部をハウジング17に回転自在
に支持させたため、ハウジング後部の1箇所に軸受を設
けるだけでドライブシャフト13と筒軸25の両軸の後
端部を支持できる。このため、ハウジング後部の軸受構
造として簡単な構造で済むので、正転プロペラ14と反
転プロペラ15とを前後に並べる構成を採ったとしても
コストアップが可及的に少なくなる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明に係るウ
ォータージェット推進装置は、前進時での回転方向がエ
ンジン側の駆動軸とは逆方向となる反転プロペラを、前
記駆動軸と同方向に回転する正転プロペラと同一軸線上
に設けるとともに、前記駆動軸の回転を逆方向に変えて
前記反転プロペラを駆動する二重反転装置を設けたた
め、反転プロペラが増えた分だけ軸翼面積が大きくな
り、1翼にかかる荷重・揚力等が小さくなって翼面上の
負圧が低減されるから、キャビテーションが生じ難くな
る。また、後側のプロペラに対しては、前側のプロペラ
によって生じる水流に基づく動圧が加わるので、後側の
プロペラではキャビテーションが一層生じ難くなる。
【0044】このため、急加速時等でキャビテーション
に起因するスリップが発生しないので、加速性を高める
ことができる。また、同じ理由から最大速度も大きくな
る。その上、キャビテーションに起因するエロージョン
も生じ難いので、プロペラの耐久性向上をも図ることが
できる。
【0045】また、前側のプロペラで生じた旋回流が後
側のプロペラによって逆方向へ回されて整流される。す
なわち、前側のプロペラの回転上昇に合わせて後側のプ
ロペラも回転が上昇して整流を行うため、整流効率が高
くなる。その上、前側のプロペラで生じた旋回流を後側
のプロペラの翼間で拾って更に加圧することになるの
で、抵抗が大きくなることがなく、水を噴出するときの
効率が高くなる。すなわち、このことによっても加速性
を向上させることができるとともに最大速度を大きくす
ることができる。
【0046】第2の発明に係るウォータージェット推進
装置は、第1の発明に係るウォータージェット推進装置
において、エンジン側の駆動軸にダンパー部材を設け、
この駆動軸に正転プロペラ用ドライブシャフトの前端を
連結し、二重反転装置を前記ダンパー部材より後方に配
置したため、エンジン側の振動がプロペラ側へ伝わるの
を防ぐダンパー部材は1本の軸の振動を減衰させる構造
で済む。このため、ダンパー部材としては簡単な構造の
ものを使用できるから、二重反転装置を設ける際のコス
トアップを可及的に少なく抑えることができる。
【0047】第3の発明に係るウォータージェット推進
装置は、第1の発明または第2の発明に係るウォーター
ジェット推進装置において、二重反転装置を、正転プロ
ペラ用ドライブシャフトに遊嵌されかつ後端に反転プロ
ペラが固着された筒軸と、この筒軸の前端部と正転プロ
ペラ用ドライブシャフトとを連結する歯車式反転機構と
によって形成し、エンジン側駆動軸、正転プロペラ用ド
ライブシャフトおよび二重反転装置を同一軸線上に配置
したため、エンジン側駆動軸、正転プロペラ用ドライブ
シャフトおよび二重反転装置がウォータージェット推進
装置の幅方向の同一位置に配置される。このため、二重
反転装置を設けたとしてもウォータージェット推進装置
が大型化するのを可及的に小さく抑えることができる。
【0048】第4の発明に係るウォータージェット推進
装置は、第3の発明に係るウォータージェット推進装置
において、二重反転装置の歯車式反転機構をウォーター
ジェット推進装置用ハウジングに支持させたため、歯車
式反転機構を支持するに当たりこの近傍に位置するウォ
ータージェット推進装置用ハウジングを利用し、支持構
造の簡素化を図ることができる。このため、二重反転装
置を設けたとしてもウォータージェット推進装置の重量
が増えるのを可及的に少なく抑えることができる。
【0049】第5の発明に係るウォータージェット推進
装置は、第4の発明に係るウォータージェット推進装置
において、正転プロペラを反転プロペラの後側に配置
し、この正転プロペラ用ドライブシャフトを反転プロペ
ラ駆動用筒軸より後方へ突出させ、このドライブシャフ
トに前記筒軸の軸端部を回転自在に支持させるととも
に、ドライブシャフトの前記突出端部をウォータージェ
ット推進装置用ハウジングに回転自在に支持させたた
め、ハウジング後部の1箇所に軸受を設けるだけで正転
プロペラ用ドライブシャフトおよび筒軸の両軸の後端部
を支持できる。このため、ハウジング後部の軸受構造と
して簡単な構造で済むので、プロペラを2つ前後に並べ
る構成を採ったとしてもコストアップを可及的に少なく
抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るウォータージェット推進装置を
搭載した水上走行船の側面図である。
【図2】 本発明に係るウォータージェット推進装置を
搭載した水上走行船の平面図である。
【図3】 ウォータージェット推進装置における図1中
に符号Aで示す部分の断面図である。
【図4】 ウォータージェット推進装置における図1中
に符号Bで示す部分の断面図である。
【図5】 ウォータージェット推進装置における図1中
に符号Cで示す部分の断面図である。
【符号の説明】
1…水上走行船、2…船体、6…ウォータージェット推
進装置、7…エンジン、8…連結軸、9…ジェットポン
プ、10…トーショナルダンパー、11…ダンパー付き
軸受部材、13…ドライブシャフト、14…正転プロペ
ラ、15…反転プロペラ、16…二重反転装置、17…
ハウジング、17a…プロペラハウジング、20…軸
受、21…支持ブラケット、19…水流噴出部、22…
第1ベベルギヤ、23…中間ギヤ、24…第2ベベルギ
ヤ、25…筒軸、38…軸受。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前進時での回転方向がエンジン側の駆動
    軸とは逆方向となる反転プロペラを、前記駆動軸と同方
    向に回転する正転プロペラと同一軸線上に設けるととも
    に、前記駆動軸の回転を逆方向に変えて前記反転プロペ
    ラを駆動する二重反転装置を設けたことを特徴とするウ
    ォータージェット推進装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のウォータージェット推進
    装置において、エンジン側の駆動軸にダンパー部材を設
    け、この駆動軸に正転プロペラ用ドライブシャフトの前
    端を連結し、二重反転装置を前記ダンパー部材より後方
    に配置したことを特徴とするウォータージェット推進装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のウォータ
    ージェット推進装置において、二重反転装置を、正転プ
    ロペラ用ドライブシャフトに遊嵌されかつ後端に反転プ
    ロペラが固着された筒軸と、この筒軸の前端部と正転プ
    ロペラ用ドライブシャフトとを連結する歯車式反転機構
    とによって形成し、エンジン側駆動軸、正転プロペラ用
    ドライブシャフトおよび二重反転装置を同一軸線上に配
    置したことを特徴とするウォータージェット推進装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のウォータージェット推進
    装置において、二重反転装置の歯車式反転機構をウォー
    タージェット推進装置用ハウジングに支持させたことを
    特徴とするウォータージェット推進装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のウォータージェット推進
    装置において、正転プロペラを反転プロペラの後側に配
    置し、この正転プロペラ用ドライブシャフトを反転プロ
    ペラ駆動用筒軸より後方へ突出させ、このドライブシャ
    フトに前記筒軸の軸端部を回転自在に支持させるととも
    に、ドライブシャフトの前記突出端部をウォータージェ
    ット推進装置用ハウジングに回転自在に支持させたこと
    を特徴とするウォータージェット推進装置。
JP6180073A 1994-08-01 1994-08-01 ウォータージェット推進装置 Pending JPH0840374A (ja)

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