JPH09304659A - 光ファイバの接続用補助具 - Google Patents

光ファイバの接続用補助具

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JPH09304659A
JPH09304659A JP14826696A JP14826696A JPH09304659A JP H09304659 A JPH09304659 A JP H09304659A JP 14826696 A JP14826696 A JP 14826696A JP 14826696 A JP14826696 A JP 14826696A JP H09304659 A JPH09304659 A JP H09304659A
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Toshiro Shinofuji
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数本の光ファイバを同時に挿入する光ファ
イバの接続用補助具において、接続用補助具の挿入を容
易にする。 【解決手段】 光ファイバ1を挿入する円筒状の2本の
挿入部4が互いに略平行に配設され、挿入部4の基端部
42が互いに連結部51で一体に連結された光ファイバ
の接続用補助具に関する。挿入部4の先端部41をC字
状ないし円環状に円周方向に連ねて形成すると共に、挿
入部4における先端部41と連結部51との間に、円周
方向に互いに離れた一対の貫通孔44を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバの端部
を電子機器に接続する場合等に用いる接続用補助具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術および課題】電子機器に光ファイバを接続
する場合、種々の外径の光ファイバを接続可能とするた
めに、合成樹脂製のアタッチメント(接続用補助具)が
用いられている。かかるアタッチメントの従来例を図8
に示す。
【0003】図8(a)において、アタッチメント10
0は筒状の挿入部101と、内部に雌ねじを有するファ
イバ固定部102とを備え、挿入部101に挿入された
光ファイバ1をファイバ固定部102で固定する。挿入
部101の外径は、図示しない電子機器の本体ケースや
コネクタ等の挿入孔の内径に近似した大きさに設定され
ている。前記アタッチメント100の挿入部101を径
方向Rからコネクタにより挟み付けて、挿入部101を
固定することで、光ファイバ1が接続される。
【0004】しかし、光検出スイッチのアンプ部などに
おいては、複数本の光ファイバ1を光検出スイッチのア
ンプ部(電子機器)に挿入して接続する場合がある。こ
のような場合、この先行技術では、アタッチメント10
0を2本用意し、各々のアタッチメント100をアンプ
部に挿入する必要があるので、光ファイバ1の接続に手
間がかかる。
【0005】そこで、図8(b)のように、互いに略平
行な一対の挿入部201を連結部202で一体に連結し
たアタッチメント200が用いられている。このアタッ
チメント200は、各挿入部201を径方向に2分割す
る一対の貫通孔203を有しており、挿入部201が径
方向Rからコネクタにより挟み付けられることで若干変
形して、挿入部201内の光ファイバ1がコネクタに固
定される。該先行技術では、一対の光ファイバ1を同時
にアンプ部に挿入できるという利点がある。
【0006】しかし、アタッチメント200は、挿入部
201の外径が2mm程度の小さなもので、合成樹脂の成
形品であることから、剛性が不十分であるため、設計ど
おりの形状に仕上げるのが難しい。
【0007】すなわち、該先行技術では、挿入部201
の先端部204が貫通孔203によって2つに分割され
ているため、前記先端部204の剛性が小さいので、先
端部204が二点鎖線で示すように、外径方向R1に広
がっている場合がある。そのため、先端部204の外径
がアンプ部の挿入孔の内径よりも大きく、挿入しにくい
場合がある。
【0008】また、連結部202の板厚Tが薄いので、
連結部202が反ったような形状となって、矢印A,A
で示すように、2本の挿入部201が先端に行くに従い
互いに離れたような形状となる。したがって、2本の挿
入部201をアンプ部の挿入孔に同時に挿入するのが難
しい。
【0009】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、複数本の光ファイバを同時に挿入する光ファ
イバの接続用補助具において、接続用補助具の挿入を容
易にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】前記目的を達成するために、第1発明は、
光ファイバを挿入する円筒状の挿入部の先端部をC字状
ないし円環状に円周方向に連ねて形成すると共に、前記
挿入部における先端部と連結部との間に、円周方向に互
いに離れた一対の貫通孔を形成している。
【0011】第1発明によれば、挿入部の先端部がC字
状ないし円環状に円周方向に連ねて形成されているか
ら、先端部が2つに分割されていないので、先端部の剛
性が大きくなる。そのため、先端部が外径方向に広がる
のを防止し得るから、先端部の外径を所定の径に成形す
ることができる。
【0012】一方、本出願の第2発明は、光ファイバを
挿入する複数本の挿入部を互いに連結する連結部に、ゴ
ムパッキンを収容する箱状のパッキン収容部が一体に形
成されている。
【0013】第2発明によれば、連結部に箱状のパッキ
ン収容部を一体に形成したので、連結部の剛性が大きく
なるから、連結部が反ったような形状になりにくい。そ
のため、複数本の挿入部の先端部を、設計どおりに互い
に略平行に成形することができる。
【0014】本出願の第3発明では、光ファイバを挿入
する複数本の挿入部を互いに連結する連結部に、ゴムパ
ッキンが固着されている。該ゴムパッキンは、前記連結
部における前記挿入部の反対側の面に固着されており、
光ファイバが貫通するファイバ挿通孔を有し、該ファイ
バ挿通孔の部分において該光ファイバの外周面に密着し
ている。
【0015】第3発明によれば、連結部にゴムパッキン
が固着されているので、ゴムパッキンと一体の連結部の
剛性が大きくなるから、連結部が反ったような形状にな
りにくい。そのため、複数本の挿入部の先端部を互いに
略平行にすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。図1〜図4は第1実施形態を示
す。図1において、光検出スイッチのアンプ部の本体ケ
ース2には、一対の挿入孔20が形成されている。前記
本体ケース2は合成樹脂で構成されており、挿入孔20
の部分にはゴムパッキン部21を有している。光ファイ
バ1が太い場合は、光ファイバ1を挿入孔20に直接挿
入するのであるが、光ファイバ1が細い場合は、以下に
説明するアタッチメント(接続用補助具)3を用いて光
ファイバ1を接続する。
【0017】図2に示すように、アタッチメント3は、
一対の挿入部4および箱状のパッキン収容部5などから
なるアタッチメント本体30と、ゴムパッキン6からな
り、図1の前記挿入部4が挿入孔20に挿入される。前
記挿入部4の外径は、挿入孔20の内径に近似した値に
設定されている。なお、アタッチメント本体30は、合
成樹脂で形成されている。
【0018】図3に示すように、前記一対の挿入部4は
円筒状で、光ファイバ1を挿入するファイバ挿入孔40
が形成されており、互いに略平行に配設されている。前
記挿入部4は、先端部41および基端部42が、図3
(b),(d)に明示するように、円筒形に形成されて
いる。前記挿入部4における先端部41と基端部42と
の間の被締付部43には、図3(c)のように、円周方
向に互いに離れた一対の貫通孔44が形成されている。
前記被締付部43は、図示しないコネクタ内で矢印R方
向から挟まれて若干変形することで、被締付部43を介
して前記コネクタに光ファイバ1を締め付けさせるもの
である。なお、本発明における「円筒状」とは、光ファ
イバ1を挿入できる程度の形状であって、円筒形に近似
した形状をいう。
【0019】前記パッキン収容部5には、一対の挿入部
4を互いに連結する連結部51が一体に形成されてい
る。前記パッキン収容部5は、連結部51と、該連結部
51の外縁から立設された周壁52とで構成されてお
り、ゴムパッキン6を収容する。前記連結部51および
ゴムパッキン6には、各々、光ファイバ1を挿通させる
ためのファイバ挿通孔50,60が形成されている。一
方、前記周壁52には、図2に示すように、ゴムパッキ
ン6の係合突部61に係合する係合孔53が形成されて
いる。
【0020】ゴムパッキン6は、光ファイバ1の外周と
パッキン収容部5の内周との間の水密性を保つためのも
ので、図4に示すように、シール用の環状突部62およ
び63を有している。
【0021】前記構成においては、図3(b)に明示す
るように、挿入部4の先端部41が円筒形に形成されて
いるから、つまり、先端部41が2分割されていないか
ら、成形した際に、先端部41が所定の形状および外径
になる。したがって、先端部41を図1の挿入孔20に
容易に挿入することができる。
【0022】なお、本発明において、挿入部4の先端部
41は、無端状の円環形である必要はなく、図5(a)
の変形例に示すように、円周方向に連なったC字状ない
し円環状であればよい。ここで、「円環状」とは、円環
および円環に近い形状をいい、「C字状」とは、円周方
向に連なった部分の中心角φが180°程度以上に設定
されていることをいう。
【0023】また、本発明では、図3(c)の一対の貫
通孔44によって分割された被締付部43を、先端部4
1において一つに連結して一体にしておればよく、図5
(b)のように、先端部41の一部を円環形とし、先端
41aが2つに分かれていてもよい。
【0024】また、本実施形態では、図3(a)のよう
に、連結部51にパッキン収容部5を一体に形成してい
る。したがって、連結部51の剛性が大きくなるので、
連結部51を含むパッキン収容部5を所定の形状に成形
することができる。そのため、一対の挿入部4を互いに
略平行に形成することができるから、つまり、挿入部4
の先端部41,41同士が先端に行くに従い互いに離間
するような形状とならないから、挿入部4を図1の挿入
孔20に挿入し易くなる。
【0025】また、アタッチメント3はパッキン収容部
5を指で挟んで挿入孔20に挿入する。一方、この種の
アタッチメント3は小さな部品であるから、図8(b)
の従来のアタッチメント200では、連結部202が小
さいため、指で摘まみにくい。これに対し、図2のアタ
ッチメント3は、連結部51にパッキン収容部5を一体
に形成しているので、パッキン収容部5を指で摘まみ易
くなる。したがって、アタッチメント3の挿入が容易に
なる。
【0026】ところで、光検出スイッチなどは、水分、
油分や粉塵などを含む雰囲気に設置される場合がある。
ここで、本実施形態では、光ファイバ1とパッキン収容
部5との間がゴムパッキン6によってシールされる。し
たがって、防水および防塵を図ることもできる。
【0027】なお、パッキン収容部5は、図6に示すよ
うに、断面が長円形の周壁52を有していてもよい。す
なわち、本発明において、「箱状」とは、ゴムパッキン
6を収容するための周壁52および該周壁52の底とな
る連結部51(図2)が一体に形成されていればよい。
【0028】図7は第3実施形態を示す。本実施形態で
は、板状の連結部51に、ゴムパッキン6が一体に成形
されて固着されている。該ゴムパッキン6は、前記連結
部51における挿入部4の反対側の面に固着されてお
り、光ファイバ1が貫通するファイバ挿通孔60を有
し、該ファイバ挿通孔60の部分において光ファイバ1
の外周面に密着する。第3実施形態のその他の構成は、
図1の第1実施形態と同様であり、同一部分または相当
部分に同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0029】なお、本発明では、図2の箱状のパッキン
収容部5が一体に形成された連結部51と、ゴムパッキ
ン6とを一体に成形して、連結部51とゴムパッキン6
とを固着してもよい。
【0030】また、本発明では、挿入部4が3本以上で
あってもよい。また、本発明の光ファイバの接続用補助
具は、光検出スイッチ以外の光変位計やプログラマブル
コントローラなどの他の電子機器に接続するものであっ
てもよく、さらには、光ファイバ同士を連結するための
コネクタ自体に接続するものであってもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、第1発明によれ
ば、光ファイバを挿入する挿入部が変形する接続用補助
具において、挿入部の先端部がC字状ないし円環状に円
周方向に連ねて形成されているから、先端部が2つに分
割されていないので、先端部の剛性が大きくなる。その
ため、先端部を所定の形状に成形することができるか
ら、接続用補助具の挿入部を電子機器のコネクタ部やコ
ネクタに挿入し易くなる。
【0032】また、第2発明によれば、挿入部を複数本
設けた接続用補助具において、挿入部を連結する連結部
に箱状のパッキン収容部を一体に形成したので、連結部
の剛性が大きくなるから、連結部が反ったような形状に
なりにくい。そのため、複数本の挿入部を、設計どおり
互いに略平行に成形することができると共に、パッキン
収容部が大きくなって摘まみ易くなるから、接続用補助
具の挿入部を電子機器のコネクタ部やコネクタに挿入し
易くなる。
【0033】また、パッキン収容部にゴムパッキンを収
容することで、接続用補助具の防水性および防塵性が向
上する。
【0034】また、第3発明によれば、挿入部を複数本
設けた接続用補助具において、挿入部を連結する連結部
にゴムパッキンが固着されているので、ゴムパッキンに
より連結部の剛性が補強されて大きくなるから、連結部
が反ったような形状になりにくい。そのため、複数本の
挿入部の先端部を互いに略平行にすることができると共
に、ゴムパッキンと一体の連結部は、大きくて摘まみ易
いから、接続用補助具の挿入部を電子機器のコネクタに
挿入し易くなる。また、ゴムパッキンにより光ファイバ
の外周と連結部との間をシールすることもできるから、
接続用補助具の防水性および防塵性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す光ファイバの接続
用補助具を示す概略斜視図である。
【図2】同概略分解斜視図である。
【図3】(a)は光ファイバの接続用補助具の一部を断
面して示す正面図、(b),(c)および(d)は、そ
れぞれ、(a)のb−b線、c−c線およびd−d線断
面図である。
【図4】ゴムパッキンのII-II 線断面図である。
【図5】先端部の第1および第2変形例を示す断面図お
よび概略斜視図である。
【図6】第2実施形態を示す光ファイバの接続用補助具
の概略斜視図である。
【図7】第3実施形態を示す光ファイバの接続用補助具
の概略斜視図である。
【図8】(a)および(b)は従来例を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1:光ファイバ 3:接続用補助具 4:挿入部 41:先端部 42:基端部 44:貫通孔 5:パッキン収容部 51:連結部 6:ゴムパッキン

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバを挿入する円筒状の複数本の
    挿入部が互いに略平行に配設され、該挿入部の基端部が
    互いに連結部で一体に連結された光ファイバの接続用補
    助具であって、 前記挿入部の先端部をC字状ないし円環状に円周方向に
    連ねて形成すると共に、前記挿入部における先端部と連
    結部との間に、円周方向に互いに離れた一対の貫通孔を
    形成した光ファイバの接続用補助具。
  2. 【請求項2】 光ファイバを挿入する円筒状の複数本の
    挿入部が互いに略平行に配設され、該挿入部の基端部が
    互いに連結部で一体に連結された光ファイバの接続用補
    助具であって、 前記連結部に、ゴムパッキンを収容する箱状のパッキン
    収容部を一体に形成した光ファイバの接続用補助具。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記連結部には、ゴムパッキンを収容する箱状のパッキ
    ン収容部が一体に形成されている光ファイバの接続用補
    助具。
  4. 【請求項4】 請求項2もしくは3において、 前記パッキン収容部には、前記光ファイバの外周と前記
    パッキン収容部の内周との間の水密性を保つゴムパッキ
    ンが収容されている光ファイバの接続用補助具。
  5. 【請求項5】 光ファイバを挿入する円筒状の複数本の
    挿入部が互いに略平行に配設され、該挿入部の基端部が
    互いに連結部で一体に連結された光ファイバの接続用補
    助具であって、 前記連結部における前記挿入部の反対側の面には、ゴム
    パッキンが固着されており、該ゴムパッキンは前記光フ
    ァイバが貫通するファイバ挿通孔を有し、該ファイバ挿
    通孔の部分において該光ファイバの外周面に密着してい
    る光ファイバの接続用補助具。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記連結部における前記挿入部の反対側の面には、ゴム
    パッキンが固着されており、該ゴムパッキンは前記光フ
    ァイバが貫通するファイバ挿通孔を有し、該ファイバ挿
    通孔の部分において該光ファイバの外周面に密着してい
    る光ファイバの接続用補助具。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項におい
    て、 前記挿入部の先端部が無端の円環状である光ファイバの
    接続用補助具。
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JP2017074181A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
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