JPH09304554A - ワンピース時計ケースの製造方法 - Google Patents

ワンピース時計ケースの製造方法

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Publication number
JPH09304554A
JPH09304554A JP8157333A JP15733396A JPH09304554A JP H09304554 A JPH09304554 A JP H09304554A JP 8157333 A JP8157333 A JP 8157333A JP 15733396 A JP15733396 A JP 15733396A JP H09304554 A JPH09304554 A JP H09304554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forging
coining
case
manufacturing
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8157333A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Kodama
吉弘 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAMA SEIMITSU KK
Original Assignee
TAMA SEIMITSU KK
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Filing date
Publication date
Application filed by TAMA SEIMITSU KK filed Critical TAMA SEIMITSU KK
Priority to JP8157333A priority Critical patent/JPH09304554A/ja
Publication of JPH09304554A publication Critical patent/JPH09304554A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高品質で、高い信頼性を有するワンピース時
計ケースを、低いコストで製造することのできる方法を
提供することを目的とする。 【構成】 製造すべき時計ケースの形状に対応した形状
を有するブランク10を完成時計ケースの形状に近い中
間成形品14に成形し、底部の裏側にマーク23を圧印
加工により成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は裏蓋が胴と一体とな
った、ワンピース時計ケースの製造方法に関し、特にケ
ースの裏面にマーク等を圧印加工により表す為の製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、腕時計ケースの裏蓋の裏面にマー
ク等を形成する場合、銘板を接着する、エッチング、刻
印加工(マーキング)、レーザーマーカー加工等の加工
が行われていた。
【0003】図4は、ワンピース腕時計ケースに銘板を
接着する場合の製造方法を示す。先ず金属板を打抜き、
図4a、4bに示すブランク1が作られる。次に、2回
乃至数回の鍛造により、図4c、4dに示すようにワン
ピースの中間成形品が作られる。この場合、ケースの周
縁部2を成形するために、裏面中央に余肉部3が残る。
次に外周バリ6をプレス抜で切除する。余肉部3をチャ
ックで把持し、切削により、図4e、4fに示すよう
に、ケースの内壁4及び外周5の加工が行われる。続い
て、内壁4をチャックで把み余肉部3の表面を削り取
り、更に凹部3aを形成する。次に外周及び上面の研磨
加工が行われる。
【0004】次に、図4g、4hに示すように圧印加工
(コイニング)等により作られた銘板7を接着して、ワ
ンピース腕時計ケースが完成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術
は、銘板の製造、接着等により製造費が高くなる。ま
た、製品の信頼性にも欠ける、と言う欠点がある。一
方、上記した、エッチングもコスト高であり、刻印加工
及びレーザーマーカー加工は品質が劣る、と言う欠陥が
ある。
【0006】本発明は、上記のような従来技術における
欠点を除き、高品質で、しかも低い製造費で、高い信頼
性を有するワンピース時計ケースを製造することのでき
る方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1による発明は、
胴と裏蓋が一体となったワンピース時計ケースの製造方
法において、製造すべき金属からなるブランクを鍛造に
より完成時計ケースの形状に近い胴と底部よりなる中間
成形品に成形する鍛造工程と、底部の裏側にマークを成
形する圧印加工工程と、仕上加工工程とよりなることを
特徴とする。
【0008】請求項2による発明は、前記鍛造工程で生
じた中間成形品のばりは、外周を円形又は略時計ケース
の形状に切削、プレス抜の手段により切除したことを特
徴とする。請求項3による発明は、前記圧印加工工程中
に鍛造による成形を含むことを特徴とする。請求項4に
よる発明は、前記仕上加工は、ばりの切除、内外周壁の
切削、研磨加工を含むことを特徴とする。請求項5によ
る発明は、鍛造工程により生じた余肉部を切削又は鍛造
にて余肉量を調整して圧印加工代部を形成する工程とを
含むことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1a乃至図1jは本発明による
ワンピース腕時計ケース製造方法を側面図、平面図、切
断側面図により工程順に示した図、図2及び図3は製造
に用いられる鍛造型を示す断面図である。
【0010】以下、本発明のワンピース腕時計ケースの
製造方法を図面を参照して説明する。先ず、腕時計ケー
スの金属材料の金属板を打抜き、図1a、1bに示すよ
うに、製造すべき腕時計ケースの形状に対応した形状の
ブランク10が形成される。
【0011】図2に示すように、鍛造型は上型(パン
チ)11、外側下型(ダイ)12、及びノックアウトを
兼ねた内側下型13よりなる。この鍛造型を用いて、1
乃至数回の鍛造を行い、図1c、1dに示すように胴と
裏蓋が一体となった、ほぼ完成時計ケースの形状に近い
形状の中間成形品14が成形される。次に、底部の裏側
に形成された余肉部15をチャックで把持し、図1dに
示す円16の外側のばり17を切削する。この工程で形
成された円形の外周をチャックで把み、図1eに示すよ
うに、必要な厚みを残して余肉部15を切削し、圧印加
工代部18を形成する。ここでは中間成形品の外側のば
りを切削で円形に切除したが、プレス抜で円形に切除し
ても良い。また、中間成形品の外側のばりを、略時計ケ
ースの形状に切削又はプレス抜で切除し、この略時計ケ
ースの外周をチャックで把んで圧印加工代部18を形成
しても良い。図1eにおける鍛造により同時に圧印加工
代部18が形成できれば、この切削工程は不要である。
【0012】次に、図3に示すように上面に所定のマー
クに応じた凹凸模様20を有するコイニングダイ21を
下型22の中に入れ、上型11により成形品14の細部
の鍛造及びコイニングダイ21による圧印加工を行い、
図1g、1hに示すマーク23が形成される。次に外周
部に出たばりをプレスで打抜き、続いで、外周部をチャ
ックし、内壁24を切削した後、内壁24をチャック
し、外周25の切削及び研磨による仕上加工を行ってワ
ンピース腕時計ケースが完成する。
【0013】尚、上記実施例においてブランクは、金属
板を打抜き成形したが、所定の長さに切断した丸棒、角
棒、異形棒または球体からなるブランクを使用しても良
く、腕時計ケースの材質、形状及び大きさ(径、厚み
等)によってブランクを使いわける。
【0014】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明によれ
ば、圧印加工により、ケース裏面に直接マークが成形さ
れるので、輪郭、形状の明確な、品質の高い刻印が成形
できる。しかも、別の銘板の接着等、の異種の工程がな
く、単純であるので、低い製造費で信頼性の高いワンピ
ース時計ケースを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】a乃至jは本発明による腕時計ケース製造方法
を側面図、平面図、切断側面図により工程順に示した図
である。
【図2】製造に用いられる鍛造型を示す断面図である。
【図3】製造に用いられる鍛造型を示す断面図である。
【図4】a乃至hは従来の腕時計ケースの製造方法を示
す図である。
【符号の説明】
1 ブランク 2 周縁部 3 余肉部 3a 凹部 4 内壁 5 外周 6 ばり 7 銘板 10 ブランク 11 上型 12 外側下型 13 内側下型 14 中間成形品 15 余肉部 16 円 17 ばり 18 圧印加工代部 20 凹凸模様 21 コイニングダイ 22 下型 23 マーク 24 内壁 26 外周

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴と裏蓋が一体となったワンピース時計
    ケースの製造方法において、製造すべき金属からなるブ
    ランクを鍛造により完成時計ケースの形状に近い胴と底
    部よりなる中間成形品に成形する鍛造工程と、底部の裏
    側にマークを成形する圧印加工工程と、仕上加工工程と
    よりなるワンピース時計ケースの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記鍛造工程で生じた中間成形品のばり
    は、外周を円形又は略時計ケースの形状に切削、プレス
    抜の手段により切除したことを特徴とする請求項1によ
    るワンピース時計ケースの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記圧印加工工程中に鍛造による成形を
    含むことを特徴とする請求項1によるワンピース時計ケ
    ースの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記仕上加工は、ばりの切除、内外周壁
    の切削、研磨加工を含むことを特徴とする請求項1によ
    るワンピース時計ケースの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記鍛造工程により生じた余肉部を切
    削、又は鍛造にて余肉量を調整してして圧印加工代部を
    形成する工程とを含むことを特徴とする請求項1による
    ワンピース時計ケースの製造方法。
JP8157333A 1996-05-16 1996-05-16 ワンピース時計ケースの製造方法 Pending JPH09304554A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100925767B1 (ko) * 2007-10-11 2009-11-11 이노만 자동차용 오토밋션 브라켓의 제조방법
DE102009011173A1 (de) * 2009-03-04 2010-09-09 Bergfeld, Hans-Joachim, Dr. Verfahren zur Herstellung eines Schmiedeteils
WO2015169465A1 (de) * 2014-05-06 2015-11-12 Hans-Joachim Bergfeld Verfahren zur herstellung eines schmuckteiles

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