JPH09304121A - 波形データ記録装置 - Google Patents

波形データ記録装置

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JPH09304121A
JPH09304121A JP14499196A JP14499196A JPH09304121A JP H09304121 A JPH09304121 A JP H09304121A JP 14499196 A JP14499196 A JP 14499196A JP 14499196 A JP14499196 A JP 14499196A JP H09304121 A JPH09304121 A JP H09304121A
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Masanobu Machida
正信 町田
Koichi Yamamoto
浩一 山本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FFTなどの波形演算部を備え、その演算値
を監視して波形データ取り込みのためのトリガがかけら
れるようにする。 【解決手段】 アナログ入力信号をディジタルの波形デ
ータとして取り込むA/D変換器2と、その波形データ
とあらかじめ操作部4により設定された所定のトリガ条
件とを比較するトリガ監視部3と、トリガ監視部3によ
り制御され、少なくともそのトリガ条件に合致する波形
データをメモリ6に書き込むストレージコントローラ5
とを備えた波形データ記録装置において、A/D変換器
2にて変換された波形データを演算処理する波形演算部
11,12を有するとともに、操作部4からトリガ監視
部3に対して波形演算部11,12にて算出される演算
値に対応する閾値データを設定可能とし、波形演算部1
1,12からの演算値と操作部4からのそれに対応する
閾値データとを比較し、その一致、不一致をもってスト
レージコントローラ5を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は波形データ記録装置
に関し、さらに詳しく言えば、波形演算部を有し、その
演算値をトリガ条件として波形データを取り込むように
した波形データ記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2には、所定のトリガ条件成立時にお
ける波形データをメモリに書き込むようにした波形デー
タ記録装置の一般的な構成例が示されている。これによ
ると、アナログ入力信号は増幅器1を経た後、A/D変
換器2でディジタルの波形データに変換されトリガ監視
部3に入力される。
【0003】トリガ監視部3は、その波形データと、操
作部4からあらかじめ設定されている所定のトリガ条件
とを比較し、トリガ条件が満たされている場合にのみ、
後段のストレージコントローラ5に対してトリガ信号
(データの書込み制御信号)を出力する。
【0004】ストレージコントローラ5は、そのトリガ
信号を受けて所定の記録長分の波形データをメモリ6に
書き込む。なお、その記録長は固定であってもよいが、
通常は操作部4にて任意に設定可能となっている。ま
た、ストレージコントローラ5にトリガ信号発生前の波
形データの保持機能を持たせることにより、トリガ信号
発生時点を境にして、その前後の所定範囲の波形データ
をメモリ6に記録することもできる(プリトリガ機
能)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、操作部4
からトリガ監視部3に対してあらかじめトリガ条件を設
定しておくことにより、入力信号の中から所望とする現
象をピックアップしてメモリ6に取り込むことができ
る。
【0006】しかしながら、一般的にそのトリガ条件は
電圧もしくは電流の波高値、時間などに限られており、
入力信号を例えば高調波解析するような場合、その高調
波成分をキーとしてトリガをかけることができなかっ
た。
【0007】本発明は、このような従来の事情にかんが
みなされたもので、その目的は、波形演算部を備え、そ
の演算値を監視してトリガがかけられるようにした波形
データ記録装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明においては、アナログ入力信号をディジタル
の波形データとして取り込むA/D変換器と、その波形
データとあらかじめ操作部により設定された所定のトリ
ガ条件とを比較するトリガ監視部と、同トリガ監視部に
より制御され、少なくともそのトリガ条件に合致する上
記波形データをメモリに書き込むストレージコントロー
ラとを備えてなる波形データ記録装置において、上記A
/D変換器にて変換された波形データを演算処理する波
形演算部を有するとともに、上記操作部から上記トリガ
監視部に対して上記波形演算部にて算出される演算値に
対応する閾値データが設定可能とされ、上記トリガ監視
部は上記波形演算部からの演算値と上記操作部からのそ
れに対応する閾値データとを比較し、その一致、不一致
をもって上記ストレージコントローラを制御することを
特徴としている。
【0009】これによれば、従来の波高値や時間などの
トリガ条件に加えて、波形演算部により算出される入力
信号の例えば各次数における高調波量や位相角、+/−
の極性もしくは実効値などを監視してトリガをかけるこ
とができる。
【0010】この場合、波形演算部として第1および第
2の2つの波形演算部を用意し、その各波形演算部にて
入力信号(周期信号)の少なくとも1周期ごとに交替的
に所定の演算処理を行なうようにすることが好ましく、
これによれば、波形データの取り零しを防止し、確実に
トリガ条件に合致する波形データを取り込むことができ
る。
【0011】また、波形演算部は波形データを高速フー
リエ変換するFFT変換回路であってよく、これによれ
ば、入力信号中の少なくとも実効値および/または位相
角をトリガ条件として設定することが可能となる。
【0012】さらには、ストレージコントローラにプリ
トリガ機能を持たせてもよい。すなわち、ストレージコ
ントローラにトリガ監視部から制御信号が発せられる前
の所定時間範囲内の波形データを保持させ、同トリガ監
視部から制御信号を受けて、その前後にわたる所定時間
内の波形データをメモリに記憶させることもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の技術的思想をより
よく理解するため図1にその実施例を提示し、これにつ
いて説明する。なお、同図において先に説明した従来装
置と同一もしくは同一と見做せる部分にはそれと同じ参
照符号が付されている。
【0014】この実施例においても、先に説明した従来
装置と同様に、入力増幅器1、A/D変換器2、トリガ
監視部3、ストレージコントローラ5および波形メモリ
6を備え、操作部4よりトリガ監視部3に対してトリガ
条件が、また、ストレージコントローラ5に対してはメ
モリ6に記憶させるデータの記録長がそれぞれ任意に設
定可能とされているが、本発明によると、A/D変換さ
れた波形データを所定に演算処理する波形演算部が設け
られている。
【0015】波形演算部は好ましくはFFT(高速フー
リエ変換)回路からなり、この実施例では、トリガ監視
部3に対して2つの波形演算部11,12がそれぞれ並
列的に設けられている。この各波形演算部11,12に
て入力信号の波形データからその高調波成分や位相角、
+/−の極性もしくは実効値などがそれぞれ算出され、
その演算値がトリガ監視部3に与えられる。なお、どの
演算値をトリガ条件とするかは操作部4からの指示によ
る。
【0016】各波形演算部11,12は、操作部4から
の指示により入力信号を交替的に演算処理する。例え
ば、一方の波形演算部11では入力信号(周期信号)の
1周期データについて演算処理し、他方の波形演算部1
2にてその入力信号の次の1周期データを演算処理する
ようにしてもよいし、もしくは2周期を単位として交替
的に演算処理するようにしてもよい。
【0017】この交替的な演算を例えば1周期ごと、も
しくは2周期ごとにするかは演算に要する時間との関係
で決められるが、いずれにしてもこのように各波形演算
部11,12を交替的に動作させることにより、全波形
データについて演算が施されるため、トリガの取り零し
を防ぐことができる。
【0018】上記した構成において、入力信号としての
周期信号は増幅器1およびA/D変換器2を介してトリ
ガ監視部3および各波形演算部11,12にそれぞれ入
力される。なお、この実施例では従来装置と同様に例え
ばレベルトリガーや時間トリガーをも行なうことができ
るようにするため、A/D変換された波形データが直接
トリガ監視部3に入力されるようになっている。
【0019】各波形演算部11,12では、A/D変換
器2からの波形データについて操作部4により指定され
た演算処理、例えば各次数の高調波演算、位相角演算も
しくは実効値演算などを行ない、その演算値をトリガ監
視部3に与える。トリガ監視部3には操作部4からあら
かじめその演算値に対応するトリガ条件としての閾値デ
ータが設定されており、その閾値データに基づいて演算
値を監視し、トリガ条件が成立した時点でストレージコ
ントローラ5にトリガ信号を出力する。なお、ここでト
リガ条件の成立とは、その条件の掛け方に依存し、条件
一致の場合と条件不一致の場合の双方を含む。
【0020】ストレージコントローラ5はこのトリガ信
号を受けると、操作部4よりあらかじめ設定されている
記録長分の波形データをメモリ6に格納する。この場
合、ストレージコントローラ5に常時所定記録長分の波
形データをFIFO(データの先入れ先出し)方式的に
保持する機能(いわゆるプリトリガ機能)を持たせるこ
とにより、トリガ信号発生時点を境として、その前後の
波形データをメモリ6に格納することができる。
【0021】このように、この実施例によれば、従来の
レベルトリガーや時間トリガーなどのトリガ機能に加え
て、入力信号の波形演算による例えば各次数の高調波量
や位相角、また、実効値などの演算値にてトリガをかけ
ることができる。例えば、特定の次数をAND/OR論
理の組み合わせで指定し、その高調波レベルなどでトリ
ガをかけることができる。
【0022】なお、上記実施例では波形演算部を2つ用
意して、それらを交替的に動作させるようにしている
が、入力信号のサンプリング速度が高速であり、それに
対して演算時間が長くかかる場合にはさらに波形演算部
を追加して、それらを交替的に動作させることも可能で
ある。他方、1つの波形演算部にて入力信号を演算処理
するようにしてもよいことはもちろんである。ところ
で、入力信号が周期信号でない場合、FFT演算回路で
はその演算が平均値演算などに限られるが、その値をト
リガとして活用することができる。この場合、各演算回
路は測定器側の所定の時間間隔で交替的に演算すること
になる。
【0023】また、従来と同様のレベルトリガーや時間
トリガーなどのトリガ機能を持たせるため、波形データ
をトリガ監視部3に直接的に入力するようにしている
が、演算値トリガーのみを実行させるのであれば、A/
D変換器2からトリガ監視部3への入力ラインは不要で
ある。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
FFT演算回路などからなる波形演算部を備え、それに
より算出される入力信号の例えば各次数における高調波
量や位相角、+/−の極性もしくは実効値などを監視し
てトリガをかけることができるため、特に高調波解析を
行なう上で好適な波形データ記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による波形データ記録装置の一実施例を
示したブロック線図。
【図2】従来の波形データ記録装置の一般的な構成例を
示したブロック線図。
【符号の説明】
1 増幅器 2 A/D変換器 3 トリガ監視部 4 操作部 5 ストレージコントローラ 6 波形メモリ 11,12 波形演算部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ入力信号をディジタルの波形デ
    ータとして取り込むA/D変換器と、その波形データと
    あらかじめ操作部により設定された所定のトリガ条件と
    を比較するトリガ監視部と、同トリガ監視部により制御
    され、少なくともそのトリガ条件に合致する上記波形デ
    ータをメモリに書き込むストレージコントローラとを備
    えてなる波形データ記録装置において、上記A/D変換
    器にて変換された波形データを演算処理する波形演算部
    を有するとともに、上記操作部から上記トリガ監視部に
    対して上記波形演算部にて算出される演算値に対応する
    閾値データが設定可能とされ、上記トリガ監視部は上記
    波形演算部からの演算値と上記操作部からのそれに対応
    する閾値データとを比較し、その一致、不一致をもって
    上記ストレージコントローラを制御することを特徴とす
    る波形データ記録装置。
  2. 【請求項2】 上記波形演算部は第1および第2の波形
    演算部を含み、その各波形演算部が上記アナログ入力信
    号の少なくとも1周期ごとに交替的に所定の演算処理を
    行なうことを特徴とする請求項1に記載の波形データ記
    録装置。
  3. 【請求項3】 上記波形演算部が上記波形データを高速
    フーリエ変換するFFT変換回路からなることを特徴と
    する請求項1または2に記載の波形データ記録装置。
  4. 【請求項4】 上記閾値データが上記波形演算部により
    得られる少なくとも実効値データおよび/または位相角
    データであることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れか1項に記載の波形データ記録装置。
  5. 【請求項5】 上記ストレージコントローラは上記トリ
    ガ監視部から制御信号が発せられる前の所定時間範囲内
    の波形データを保持し、同トリガ監視部から制御信号を
    受けて、その前後にわたる所定時間内の波形データを上
    記メモリに記憶させることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれか1項に記載の波形データ記録装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009092660A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Tektronix Inc 試験及び測定機器並びに信号データ識別方法

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JP2009092660A (ja) * 2007-10-09 2009-04-30 Tektronix Inc 試験及び測定機器並びに信号データ識別方法

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