JPH09304121A - 波形データ記録装置 - Google Patents
波形データ記録装置Info
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- JPH09304121A JPH09304121A JP14499196A JP14499196A JPH09304121A JP H09304121 A JPH09304121 A JP H09304121A JP 14499196 A JP14499196 A JP 14499196A JP 14499196 A JP14499196 A JP 14499196A JP H09304121 A JPH09304121 A JP H09304121A
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Abstract
を監視して波形データ取り込みのためのトリガがかけら
れるようにする。 【解決手段】 アナログ入力信号をディジタルの波形デ
ータとして取り込むA/D変換器2と、その波形データ
とあらかじめ操作部4により設定された所定のトリガ条
件とを比較するトリガ監視部3と、トリガ監視部3によ
り制御され、少なくともそのトリガ条件に合致する波形
データをメモリ6に書き込むストレージコントローラ5
とを備えた波形データ記録装置において、A/D変換器
2にて変換された波形データを演算処理する波形演算部
11,12を有するとともに、操作部4からトリガ監視
部3に対して波形演算部11,12にて算出される演算
値に対応する閾値データを設定可能とし、波形演算部1
1,12からの演算値と操作部4からのそれに対応する
閾値データとを比較し、その一致、不一致をもってスト
レージコントローラ5を制御する。
Description
に関し、さらに詳しく言えば、波形演算部を有し、その
演算値をトリガ条件として波形データを取り込むように
した波形データ記録装置に関するものである。
ける波形データをメモリに書き込むようにした波形デー
タ記録装置の一般的な構成例が示されている。これによ
ると、アナログ入力信号は増幅器1を経た後、A/D変
換器2でディジタルの波形データに変換されトリガ監視
部3に入力される。
作部4からあらかじめ設定されている所定のトリガ条件
とを比較し、トリガ条件が満たされている場合にのみ、
後段のストレージコントローラ5に対してトリガ信号
(データの書込み制御信号)を出力する。
信号を受けて所定の記録長分の波形データをメモリ6に
書き込む。なお、その記録長は固定であってもよいが、
通常は操作部4にて任意に設定可能となっている。ま
た、ストレージコントローラ5にトリガ信号発生前の波
形データの保持機能を持たせることにより、トリガ信号
発生時点を境にして、その前後の所定範囲の波形データ
をメモリ6に記録することもできる(プリトリガ機
能)。
からトリガ監視部3に対してあらかじめトリガ条件を設
定しておくことにより、入力信号の中から所望とする現
象をピックアップしてメモリ6に取り込むことができ
る。
電圧もしくは電流の波高値、時間などに限られており、
入力信号を例えば高調波解析するような場合、その高調
波成分をキーとしてトリガをかけることができなかっ
た。
みなされたもので、その目的は、波形演算部を備え、そ
の演算値を監視してトリガがかけられるようにした波形
データ記録装置を提供することにある。
め、本発明においては、アナログ入力信号をディジタル
の波形データとして取り込むA/D変換器と、その波形
データとあらかじめ操作部により設定された所定のトリ
ガ条件とを比較するトリガ監視部と、同トリガ監視部に
より制御され、少なくともそのトリガ条件に合致する上
記波形データをメモリに書き込むストレージコントロー
ラとを備えてなる波形データ記録装置において、上記A
/D変換器にて変換された波形データを演算処理する波
形演算部を有するとともに、上記操作部から上記トリガ
監視部に対して上記波形演算部にて算出される演算値に
対応する閾値データが設定可能とされ、上記トリガ監視
部は上記波形演算部からの演算値と上記操作部からのそ
れに対応する閾値データとを比較し、その一致、不一致
をもって上記ストレージコントローラを制御することを
特徴としている。
トリガ条件に加えて、波形演算部により算出される入力
信号の例えば各次数における高調波量や位相角、+/−
の極性もしくは実効値などを監視してトリガをかけるこ
とができる。
2の2つの波形演算部を用意し、その各波形演算部にて
入力信号(周期信号)の少なくとも1周期ごとに交替的
に所定の演算処理を行なうようにすることが好ましく、
これによれば、波形データの取り零しを防止し、確実に
トリガ条件に合致する波形データを取り込むことができ
る。
リエ変換するFFT変換回路であってよく、これによれ
ば、入力信号中の少なくとも実効値および/または位相
角をトリガ条件として設定することが可能となる。
トリガ機能を持たせてもよい。すなわち、ストレージコ
ントローラにトリガ監視部から制御信号が発せられる前
の所定時間範囲内の波形データを保持させ、同トリガ監
視部から制御信号を受けて、その前後にわたる所定時間
内の波形データをメモリに記憶させることもできる。
よく理解するため図1にその実施例を提示し、これにつ
いて説明する。なお、同図において先に説明した従来装
置と同一もしくは同一と見做せる部分にはそれと同じ参
照符号が付されている。
装置と同様に、入力増幅器1、A/D変換器2、トリガ
監視部3、ストレージコントローラ5および波形メモリ
6を備え、操作部4よりトリガ監視部3に対してトリガ
条件が、また、ストレージコントローラ5に対してはメ
モリ6に記憶させるデータの記録長がそれぞれ任意に設
定可能とされているが、本発明によると、A/D変換さ
れた波形データを所定に演算処理する波形演算部が設け
られている。
リエ変換)回路からなり、この実施例では、トリガ監視
部3に対して2つの波形演算部11,12がそれぞれ並
列的に設けられている。この各波形演算部11,12に
て入力信号の波形データからその高調波成分や位相角、
+/−の極性もしくは実効値などがそれぞれ算出され、
その演算値がトリガ監視部3に与えられる。なお、どの
演算値をトリガ条件とするかは操作部4からの指示によ
る。
の指示により入力信号を交替的に演算処理する。例え
ば、一方の波形演算部11では入力信号(周期信号)の
1周期データについて演算処理し、他方の波形演算部1
2にてその入力信号の次の1周期データを演算処理する
ようにしてもよいし、もしくは2周期を単位として交替
的に演算処理するようにしてもよい。
しくは2周期ごとにするかは演算に要する時間との関係
で決められるが、いずれにしてもこのように各波形演算
部11,12を交替的に動作させることにより、全波形
データについて演算が施されるため、トリガの取り零し
を防ぐことができる。
周期信号は増幅器1およびA/D変換器2を介してトリ
ガ監視部3および各波形演算部11,12にそれぞれ入
力される。なお、この実施例では従来装置と同様に例え
ばレベルトリガーや時間トリガーをも行なうことができ
るようにするため、A/D変換された波形データが直接
トリガ監視部3に入力されるようになっている。
器2からの波形データについて操作部4により指定され
た演算処理、例えば各次数の高調波演算、位相角演算も
しくは実効値演算などを行ない、その演算値をトリガ監
視部3に与える。トリガ監視部3には操作部4からあら
かじめその演算値に対応するトリガ条件としての閾値デ
ータが設定されており、その閾値データに基づいて演算
値を監視し、トリガ条件が成立した時点でストレージコ
ントローラ5にトリガ信号を出力する。なお、ここでト
リガ条件の成立とは、その条件の掛け方に依存し、条件
一致の場合と条件不一致の場合の双方を含む。
号を受けると、操作部4よりあらかじめ設定されている
記録長分の波形データをメモリ6に格納する。この場
合、ストレージコントローラ5に常時所定記録長分の波
形データをFIFO(データの先入れ先出し)方式的に
保持する機能(いわゆるプリトリガ機能)を持たせるこ
とにより、トリガ信号発生時点を境として、その前後の
波形データをメモリ6に格納することができる。
レベルトリガーや時間トリガーなどのトリガ機能に加え
て、入力信号の波形演算による例えば各次数の高調波量
や位相角、また、実効値などの演算値にてトリガをかけ
ることができる。例えば、特定の次数をAND/OR論
理の組み合わせで指定し、その高調波レベルなどでトリ
ガをかけることができる。
意して、それらを交替的に動作させるようにしている
が、入力信号のサンプリング速度が高速であり、それに
対して演算時間が長くかかる場合にはさらに波形演算部
を追加して、それらを交替的に動作させることも可能で
ある。他方、1つの波形演算部にて入力信号を演算処理
するようにしてもよいことはもちろんである。ところ
で、入力信号が周期信号でない場合、FFT演算回路で
はその演算が平均値演算などに限られるが、その値をト
リガとして活用することができる。この場合、各演算回
路は測定器側の所定の時間間隔で交替的に演算すること
になる。
トリガーなどのトリガ機能を持たせるため、波形データ
をトリガ監視部3に直接的に入力するようにしている
が、演算値トリガーのみを実行させるのであれば、A/
D変換器2からトリガ監視部3への入力ラインは不要で
ある。
FFT演算回路などからなる波形演算部を備え、それに
より算出される入力信号の例えば各次数における高調波
量や位相角、+/−の極性もしくは実効値などを監視し
てトリガをかけることができるため、特に高調波解析を
行なう上で好適な波形データ記録装置が提供される。
示したブロック線図。
示したブロック線図。
Claims (5)
- 【請求項1】 アナログ入力信号をディジタルの波形デ
ータとして取り込むA/D変換器と、その波形データと
あらかじめ操作部により設定された所定のトリガ条件と
を比較するトリガ監視部と、同トリガ監視部により制御
され、少なくともそのトリガ条件に合致する上記波形デ
ータをメモリに書き込むストレージコントローラとを備
えてなる波形データ記録装置において、上記A/D変換
器にて変換された波形データを演算処理する波形演算部
を有するとともに、上記操作部から上記トリガ監視部に
対して上記波形演算部にて算出される演算値に対応する
閾値データが設定可能とされ、上記トリガ監視部は上記
波形演算部からの演算値と上記操作部からのそれに対応
する閾値データとを比較し、その一致、不一致をもって
上記ストレージコントローラを制御することを特徴とす
る波形データ記録装置。 - 【請求項2】 上記波形演算部は第1および第2の波形
演算部を含み、その各波形演算部が上記アナログ入力信
号の少なくとも1周期ごとに交替的に所定の演算処理を
行なうことを特徴とする請求項1に記載の波形データ記
録装置。 - 【請求項3】 上記波形演算部が上記波形データを高速
フーリエ変換するFFT変換回路からなることを特徴と
する請求項1または2に記載の波形データ記録装置。 - 【請求項4】 上記閾値データが上記波形演算部により
得られる少なくとも実効値データおよび/または位相角
データであることを特徴とする請求項1ないし3のいず
れか1項に記載の波形データ記録装置。 - 【請求項5】 上記ストレージコントローラは上記トリ
ガ監視部から制御信号が発せられる前の所定時間範囲内
の波形データを保持し、同トリガ監視部から制御信号を
受けて、その前後にわたる所定時間内の波形データを上
記メモリに記憶させることを特徴とする請求項1ないし
4のいずれか1項に記載の波形データ記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14499196A JP3548338B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 波形データ記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14499196A JP3548338B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 波形データ記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09304121A true JPH09304121A (ja) | 1997-11-28 |
JP3548338B2 JP3548338B2 (ja) | 2004-07-28 |
Family
ID=15374942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14499196A Expired - Fee Related JP3548338B2 (ja) | 1996-05-15 | 1996-05-15 | 波形データ記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3548338B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009092660A (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-30 | Tektronix Inc | 試験及び測定機器並びに信号データ識別方法 |
-
1996
- 1996-05-15 JP JP14499196A patent/JP3548338B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009092660A (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-30 | Tektronix Inc | 試験及び測定機器並びに信号データ識別方法 |
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Publication number | Publication date |
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JP3548338B2 (ja) | 2004-07-28 |
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