JPH09301466A - 記録ディスクホルダ - Google Patents

記録ディスクホルダ

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JPH09301466A
JPH09301466A JP14065396A JP14065396A JPH09301466A JP H09301466 A JPH09301466 A JP H09301466A JP 14065396 A JP14065396 A JP 14065396A JP 14065396 A JP14065396 A JP 14065396A JP H09301466 A JPH09301466 A JP H09301466A
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野 浩 中
Yoshiteru Arimoto
本 佳 照 有
Kazuhiko Yoshida
田 一 彦 吉
Kiyohiko Ito
藤 清 彦 伊
Hiromi Namikoshi
越 ひ ろ み 浪
Yutaka Arai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ディスク自体を固定できるとともに、蓋
片を閉じた状態で固定できる記録ディスクホルダを提供
する。 【解決手段】 蓋片26の一つの頂点部には、ストッパ
34が高周波溶着により接着される。ストッパ34は、
たとえば3つの係止具34b1,34b2および34b
3を含む。係止具34b1〜34b3は、ストッパ34
をCDの中央部の孔hに嵌合するとともに、係止するた
めのものである。係止具34b1〜34b3は、ストッ
パ本体34aから突き出し設けられ、所定の円周上に互
いに間隔をおきながら、それぞれ断面略3角形状で平面
弓形状に形成される。しかも、係止具34b1〜34b
3は、弾性を有する合成樹脂材料から形成される。そし
て、これらの係止具34b1〜34b3は、それらの外
壁面が通る円の外径が、CDの孔hよりも若干大きく形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記録ディスクホ
ルダに関し、特にたとえば、オーディオビジュアル、写
真、コンピュータゲーム、コンピュータソフトウェア、
特許公報などの情報を記録するための記録面を片面また
は両面に備えるCD,DVD,CD−ROMなどの孔あ
き記録ディスクを収納するための記録ディスクホルダに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、記録ディスクは、一般に、ハード
ケースもしくは雑誌に綴られている簡素な袋に収納され
ていた。しかし、この場合、持ち運びや保存に不便であ
ったため、持ち運びや保存に便利なソフトケースタイプ
の記録ディスクホルダが市販されるようになった。これ
らのうち、一枚収納用のものとしては、たとえば登録実
用新案第3014735号に開示されているように、合
成樹脂フィルムからなるポケットの内部に不織布からな
る袋を収納したものがある。また、複数枚収納用のもの
としては、たとえば特開平8−26367号に開示され
ているように、不織布の上から合成樹脂シートを溶着し
て複数のポケットを形成したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ソフトケースタイプの記録ディスクホルダは、ポケット
を有するが、記録ディスク自体を固定する手段がなかっ
た。また、ポケットの収納口を覆う蓋片を有するものが
あるが、その蓋片を閉じた状態で固定する手段がなかっ
た。そのため、収納した記録ディスクが勝手に飛び出し
たり抜け出たりするおそれがあった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、記
録ディスク自体を固定できるとともに、蓋片を閉じた状
態で固定できる記録ディスクホルダを提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の記録ディスク
ホルダは、可撓性を有する合成樹脂シートからなり、中
央部に孔を有する記録ディスクを収納するための記録デ
ィスクホルダであって、記録ディスクを出し入れするた
めの収納口を有し、少なくとも記録ディスクの中央部の
孔を露出させながら、記録ディスクを両面から挟持する
ようにして収納するためのポケットと、ポケットの収納
口近傍に一体に形成され、ポケットの収納口ないし記録
ディスクを覆うための蓋片とを含み、蓋片には、記録デ
ィスクを固定するとともに、蓋片を閉じた状態で固定す
るために、記録ディスクの中央部の孔に対して嵌合され
る固定部材が形成された、記録ディスクホルダである。
また、固定部材は、弾性を有する材質からなり、蓋片か
ら突き出し設けられ、孔に嵌合されるとともに変形し、
その復元力により孔の中心から直径方向外側へ向かって
付勢されるよう形成された係止具を含むことが好まし
い。さらに、係止具は、記録ディスクの中央部の孔の内
周方向に間隔を隔てて複数個形成されてもよい。
【0006】
【作用】この発明の記録ディスクホルダでは、記録ディ
スクをポケットに入れることにより、記録ディスクがそ
の両面から挟持されるようにしてポケットに収納され
る。そして、蓋片を閉じて、固定部材を記録ディスクの
中央部の孔に嵌合させることにより、記録ディスクが固
定されるとともに蓋片も固定される。そのため、記録デ
ィスクが確実に保持され、また、蓋片が勝手に開いた
り、捲れ上がったりしない。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、記録ディスクの中央
部の孔に対して固定部材を嵌合することにより、記録デ
ィスク自体を固定でき、同時に蓋片を閉じた状態で固定
できる。そのため、記録ディスクを確実に保持でき、蓋
片が勝手に開いたり捲れ上がったりせず、また、記録デ
ィスクホルダを不用意に落としたりした場合に記録ディ
スクが飛び出したり、勝手に抜け出したりすることを防
止できる。さらに、この発明の構造によれば、固定部材
を記録ディスクの中央の孔に直接嵌合させて留めつける
構造であるので、固定部材を係止させるために別部材を
設ける必要がなく、構造の簡略化等ができる。
【0008】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【発明の実施の形態】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を示す正面図で
ある。図1に示す記録ディスクホルダ10は、4枚のコ
ンパクトディスク(以下CDという)を収納できるもの
である。この記録ディスクホルダ10は、後述するよう
に、2つのホルダユニット12,12が連結されてな
る。図2は、図1に示す記録ディスクホルダの一つのホ
ルダユニットを示す正面図である。図2に示すように、
ホルダユニット12は、2つのポケットPを有する。な
お、この実施例の記録ディスクホルダ10は、ポケット
Pの大きさ等を調整することにより、CD以外の記録デ
ィスク、たとえば、DVD,CD−ROM,LDなどの
記録ディスクを収納、保管するために適用することが可
能である。
【0010】図1ないし図4を参照しながら、ホルダユ
ニット12について説明する。図3は、図1に示す線I
II−IIIにおける断面図解図である。図4は、図2
に示す線IV−IVにおける断面図解図である。ホルダ
ユニット12は、可撓性を有する半透明の合成樹脂材料
からなる背面シート14を含む。背面シート14は、ポ
ケットPの2つ分以上の長さを有して横長の矩形状に形
成される。背面シート14は、2つのポケットPの背面
となるものである。
【0011】背面シート14の正面側には、可撓性を有
する半透明の合成樹脂材料からなる正面シート16が配
置される。正面シート16は、背面シート14とほぼ同
一の大きさに形成される。正面シート16は、CDを収
納するためのポケットPにCDを出し入れするための収
納口Phとなる一辺を有する。この実施例では、ポケッ
トPの収納口Phとなる正面シート16の縁部16a
が、正面から見て略V字形状に切り欠かれて形成され
る。しかも、正面シート16の略V字形状の縁部16a
の先端部は、収納したCDの中心部の孔hを露出させる
ために、半円形に切り欠かれている。この実施例では、
一つのホルダユニット12は、図2に示すように、正面
から見て横に並んだ2つのポケットPを有する。したが
って、正面シート16全体として見ると、2つの略V字
形状の縁部16aが横に連なって略W字形状に切り欠か
れていることになる。そして、この実施例では、それぞ
れのポケットPを形成するために、正面シート16の略
V字形状の縁部16a以外の3方が、それぞれ直線状の
溶着部18において背面シート14と接着される。この
接着は、たとえば高周波溶着により行われる。そして、
3方の溶着部18が、ポケットPの側部および底部とな
る。このとき、ポケットP内部の幅長および縦長は、C
Dの直径よりも若干大きくなるように形成される。ま
た、背面シート14と正面シート16との間の間隔は、
後述する不織布シート20を収納した後に、収納すべき
CDの厚みよりも若干厚くなるように形成される。この
ため、CDをポケットP内に入れた際には、CDは、そ
の両面から背面シート14と正面シート16とで挟持さ
れるようにして、収納され保持される。
【0012】ポケットPの内部には、図3および図4に
示すように、不織布シート20が収納される。不織布シ
ート20は、CDの両面を傷つけないように保護するた
めのものである。この実施例の不織布シート20は高周
波溶着可能な合成繊維からなるものが用いられる。この
実施例における不織布シート20は、背面部材20aと
正面部材20bと襟部材20cとがそれぞれ折り目線2
0dおよび20eを介して一体に形成されたものであ
る。すなわち、この実施例の不織布シート20は、所定
の形状に形成された一枚の不織布からなるシートを折り
目線20dおよび20eで折り返したものである。不織
布シート20は、このように折り返されることにより、
CDを包むための袋状になる。このとき、折り目線20
eは、不織布シート20からなる袋の底部を構成する。
【0013】次に、不織布シート20を構成する各部材
について説明する。不織布シート20の背面部材20a
は、略矩形に形成され、背面シート14内面を覆うよう
にして配置される。背面部材20aの下端部には、折り
目線20eを介して正面部材20bが一体に形成され
る。正面部材20bは、図4に示すように、折り目線2
0eにて折り返されて、背面部材20aと重なり合うよ
うに配置される。また、不織布シート20の正面部材2
0bは、正面シート16とほぼ同じ形状に形成され、正
面シート16内面を覆うようにして配置される。すなわ
ち、不織布シート20の折り目線20dは、正面シート
16の縁部16aに対応し、図2に示すように、正面か
ら見て略V字形状に形成され、しかも中央の半円形の切
り欠きにより左右に分断されている。さらに、正面部材
20bの左右に分断された折り目線20dから延び出る
ようにして、2枚の襟部材20cが正面部材20bと一
体的に形成される。不織布シート20の襟部材20c
は、それぞれ正面から見て略三角形状に形成される。襟
部材20cは、正面シート16の正面、すなわち、ポケ
ットPの外側表面上に配置され、折り目線20dと反対
側の縁部の溶着部22にて、正面シート16に対してた
とえば高周波溶着されて接着される。したがって、この
実施例では、図4に示すように、不織布シート20をポ
ケットP内からポケットP外へ延び出させ、ポケットP
の収納口Phの縁部16aを包むようにして折り返し
て、ガイド部24が形成されている。すなわち、このガ
イド部24は、不織布シート20の正面部材20b、折
り目線20dおよび襟部材20cからなる。ガイド部2
4をこのように形成することにより、ポケットP内に、
CDを出し入れする際に、CDをガイド部24に当てて
滑らせるようにして出し入れすることができるので、出
し入れしやすい。同時に、ポケットPへの出し入れ時
に、CDが両面に記録面を有する場合でも、記録面が不
織布にのみ接触するので傷つきにくい。しかも、この実
施例では、縁部16aが、収納口Phの両端部から収納
されるCDの挿入方向へ斜めに延びるよう形成されてい
るので、CDの出し入れがより容易になる。なお、不織
布シート20は、収納口Phとなるべき辺以外の3辺
を、背面シート14および正面シート16と一体に熱溶
着してもよい。
【0014】また、この実施例の記録ディスクホルダ1
0のポケットPは、図1ないし図4に示すように、蓋片
26を備える。蓋片26は、ポケットPの収納口Phな
いし収納されたCDを覆うためのものである。この実施
例の蓋片26は、背面シート14と溶着可能な可撓性を
有する半透明の合成樹脂材料からなり、それぞれ正面か
ら見て5角形状に形成される。蓋片26を接着するため
に、ホルダユニット12の背面シート14は、その収納
口Ph側が上方(ポケットPの深さ方向の底と反対方向
をいう)へ延び出される。そして、図4に示すように、
蓋片26の収納口Ph側の下縁部26a(以下、単に下
縁部26aという)は、背面シート14の延び出された
上縁部14a近傍に重ね合わされて、蓋片溶着部28a
において、たとえば高周波溶着により背面シート14と
互いに接着される。このとき、同時に、背面シート14
の上縁部14aは、蓋片溶着部28bにおいて、たとえ
ば高周波溶着により蓋片26と互いに接着される。ま
た、この実施例では、図4に示すように、蓋片溶着部2
8aおよび28bの間に間隔をおいて溶着され、蓋片溶
着部28aおよび28bの間に袋状のインデックス収納
部30が形成される。インデックス収納部30には、た
とえばCDのタイトルなどを記入したインデックスなど
を収納することができる。この実施例のインデックス収
納部30は、蓋片26を綴じたときに正面に配置される
よう形成される。さらに、図4に示すように、蓋片溶着
部28aの収納口Ph側には、蓋片26を閉じた際に外
側となる面を凹ませるようにして、折返線部32が形成
される。折返線部32は、蓋片26の開閉時の折り目と
なり、開閉が容易にできるように設けられたヒンジであ
る。これらの蓋片溶着部28aおよび28bは、それぞ
れ、ポケットPの幅方向一端部から他端部に延びる直線
状に形成される。また、折返線部32は、背面シート1
4の上縁部14aと平行に、ホルダユニット12の幅方
向一端部から他端部に延びる直線状に形成される。
【0015】蓋片26の一つの頂点部には、この実施例
の固定部材としてのストッパ34が、たとえば円環状の
ストッパ溶着部36において、たとえば高周波溶着によ
り接着される。ストッパ34は、蓋片26と溶着可能な
合成樹脂材料から形成される。ストッパ34は、CDを
固定するとともに、蓋片26を閉じた状態で固定するた
めに、CDの中央部の孔hに対して嵌合されるものであ
る。次に、図6を主に参照しながら、この発明の一実施
例のストッパ34の構造および作用について説明する。
図6(A)は、ストッパ34の拡大正面図であり、図6
(B)は、図6(A)の線B−Bにおける断面図解図で
ある。ストッパ34は、正面から見て長孔形状のストッ
パ本体34aを含む。ストッパ本体34aの長手方向一
端部が、蓋片26の頂点部上に重ね合わされて円環状の
ストッパ溶着部36において蓋片26に対して接着され
る。ストッパ本体34aの長手方向他端部は、蓋片26
の頂点部から外側へ突き出すようにして配置され、その
突き出た部分がつまみ部となる。このつまみ部は、使用
者が、蓋片26の開閉をする際につまみ持つ部分であ
る。なお、ストッパ34を蓋片26に接着するための溶
着部は、上述に示す形状、位置等に限らず、適宜の形
状、位置に形成してもよい。
【0016】また、ストッパ34は、たとえば3つの係
止具34b1,34b2および34b3を含む。係止具
34b1〜34b3は、ストッパ34をCDの中央部の
孔hに嵌合するとともに、係止するためのものである。
係止具34b1〜34b3は、図6に示すように、スト
ッパ本体34aから突き出し設けられ、所定の円周上に
互いに間隔をおきながら、それぞれ断面略3角形状で平
面弓形状に形成される。しかも、係止具34b1〜34
b3は、弾性を有する合成樹脂材料からストッパ本体3
4aと一体に形成される。そして、これらの係止具34
b1〜34b3は、それらの外壁面が通る円の外径が、
CDの孔hよりも若干大きく形成される。このように形
成されているので、係止具34b1〜34b3は、CD
の孔hに嵌合されるとともに変形し、その弾性による復
元力により孔hの中心から直径方向外側へ向かって付勢
される。そのため、ストッパ34が、CDの孔hに嵌合
されて係止される。したがって、使用者がつまみ部を持
ち上げて力を加えない限り、ストッパ34とCDの孔h
との嵌合が勝手にはずれにくい。また、この実施例で
は、係止具34b3は、他の係止具34b1および34
b2よりも幅狭に形成されている。幅狭の係止具34b
3は、つまみ部とは反対側の、ストッパ本体の長手方向
一端部よりに形成される。この位置に幅狭の係止具34
b3を形成することにより、ストッパ34をCDの中央
部の孔hに嵌合しやすくなる。なお、ストッパの係止具
は、3つ形成することに限るものでないことは、もちろ
んのことであり、また、その断面形状等も必要に応じて
変更され得る。
【0017】次に、主として図5を参照しながら、この
記録ディスクホルダ10の製造方法について説明する。
図5は、図1に示す記録ディスクホルダの分解断面図解
図である。この実施例では、4枚収納可能な記録ディス
クホルダ10を形成するために、上述のホルダユニット
12が2つ準備される。このとき、一方のホルダユニッ
ト12の下縁部には、少なくとも、その幅方向一端から
他端にわたって、片部材38が形成されている。片部材
38は、背面シート14が図2図示下方へ延び出されて
なるものである。そして、図5に示すように、他方のホ
ルダユニット12の折返線部32近傍が、一方のホルダ
ユニットの片部材38の下縁部近傍に重ね合わされ、折
返線部32近傍に対応する溶着部40において、たとえ
ば高周波溶着などにより互いに接着される。この実施例
の折返線部32近傍は、片部材38の下縁部に対応す
る。これらの溶着部40は、それぞれ記録ディスクホル
ダ10の幅方向一端から他端にわたって形成される。な
お、片部材の不要な部分などは、製造工程において断裁
される。そして、必要な部分に角丸Rをつけるなどし
て、最終的な製品に仕上げられる。
【0018】図7(A)は、この発明の記録ディスクホ
ルダ10の使用状態を示す平面図解図である。この実施
例の記録ディスクホルダ10では、リングファイルに綴
じるための綴じ孔Thの穿設された綴じ代Tが、幅方向
一端側の上端部から下端部にわたって形成されている。
そして、記録ディスクホルダ10は、リングファイルに
綴じられて使用される。
【0019】この実施例の記録ディスクホルダ10で
は、CDをポケットPに入れることにより、CDがその
両面から挟持されるようにしてポケットPに収納され
る。そして、蓋片26を閉じて、ストッパ34の係止具
34b1〜34b3をCDの孔hに嵌合させることによ
り、CDが固定されるとともに蓋片26も固定される。
そのため、CDが確実に保持され、また、蓋片26が勝
手に開いたり、捲れ上がったりしない。また、この実施
例の記録ディスクホルダ10では、収納口Phの縁部1
6aを包むようにして不織布シート20を折り返してガ
イド部24が形成されるので、CD出し入れ時にCDの
記録面は不織布のみに接触する。そのため、CDの記録
面がたとえば両面に形成されている場合にも保護され、
傷がつかない。また、ガイド部24を形成することによ
り収納口Phの縁部16aに不織布シート20による丸
みがつくので、CDの出し入れがスムーズに行え、出し
入れが容易になる。さらに、この実施例の記録ディスク
ホルダ10では、ポケットPと蓋片26を別々に準備
し、その蓋片26をポケットPの収納口Ph近傍に外側
へ延び出るよう一体に固着し、それらの継ぎ目たる蓋片
溶着部28aおよび28b近傍に折返線部32を形成す
るので蓋片26が180°開きやすく、CDの出し入れ
がしやすい。また、溶着部40は、ポケットPの邪魔と
ならずポケットPの機能を損うことがない。
【0020】このように、この実施例の記録ディスクホ
ルダ10によれば、図3に示すような状態でCD自体を
固定でき、同時に蓋片26を閉じた状態で固定できる。
そのため、CDを確実に保持でき、蓋片26が勝手に開
いたり捲れ上がったりせず、また、記録ディスクホルダ
10を不用意に落としたりした場合に収納したCDが飛
び出したり、勝手に抜け出したりすることを防止でき
る。さらに、この記録ディスクホルダ10は、ストッパ
34をCDの中央の孔hに直接嵌合させて留めつける構
造であるので、ストッパ34をポケットPに対して係止
させるために、たとえば背面シートにスナップなどを設
けるが必要がなく、構造が簡略である。また、この記録
ディスクホルダ10によれば、CDの出し入れがスムー
ズないし円滑にできるようになる。また、CDの出し入
れ時に傷をつける心配がなくなる。このような本願実施
例の構造は、特に、記録面を両面に備える、たとえばD
VDなどの記録ディスクを収納する際に有用である。さ
らに、この記録ディスクホルダ10によれば、ストッパ
34がCDに係止されていない時の蓋片26が従来のも
のに比べて開きやすい。また、この記録ディスクホルダ
10によれば、それぞれCDを収納するためのポケット
Pを備えたホルダユニット12を複数個連結して、多数
枚収納可能な記録ディスクホルダを得るので、ひとつの
ホルダユニット12を製造するための金型で、いろいろ
な収納枚数に対応した記録ディスクホルダ10に対応で
きる。したがって、従来の記録ディスクホルダ10の構
造であれば、収納枚数に対応した製品ごとに準備する必
要があった金型を省略でき、製造ラインの合理化、製造
コストの低減化等を図ることができる。
【0021】なお、図7(B)は、この発明の変形例の
使用状態を示す平面図解図である。この変形例では、上
述のホルダユニットを2枚収納可能な記録ディスクホル
ダとして使用する状態を示す。また、図7(C)は、こ
の発明の他の変形例の使用状態を示す平面図解図であ
る。この変形例では、一枚収納可能な記録ディスクホル
ダを上述の実施例と同様に形成して使用する状態を示
す。さらに、この発明の記録ディスクホルダは、図7に
示したようにリングファイルに綴じて用いることに限ら
ず、その他のファイリング具に適用してもよく、たとえ
ば登録実用新案第3014735号に開示されているよ
うに、背表紙に直接溶着して用いてもよい。また、記録
ディスクホルダと背表紙とが、材質的に直接溶着しにく
い場合には、溶着しやすい材質により別に形成された補
助部材を用いて、記録ディスクホルダを背表紙に固着し
て用いるようにしてもよい。また、上述の実施例では、
ホルダユニットが、2枚の記録ディスクを収納可能であ
る場合を説明したが、これに限定されるものではなく、
上述と同様の構成を用いて、他の枚数収納可能なホルダ
ユニットを形成し、それらを上述と同様の方法で連結し
て、多数枚収納可能な記録ディスクホルダを得るように
してもよい。さらに、上述の実施例では、ホルダユニッ
トを2つだけ連結したが、これに限るものではなく、任
意の枚数のホルダユニットを連結すればよい。
【0022】また、図8(A)は、ストッパの変形例を
示す拡大正面図であり、図8(B)は、図8(A)の線
B−Bにおける断面図解図である。図8に示すストッパ
34は、図6に示したストッパ34と比べて、以下の点
で相違する。すなわち、図8に示すストッパ34では、
ストッパ本体34aが、円環状のストッパ溶着部36a
および長孔状のストッパ溶着部36bにおいて、高周波
溶着され、蓋片26と接着される。さらに、図8に示す
ストッパ34は、たとえば4つの係止具34b1,34
b2,34b3および34b4を含む。係止具34b1
〜34b4は、ストッパ34をCDの中央部の孔hに嵌
合するとともに、係止するためのものである。係止具3
4b1〜34b4は、図8(B)に示すように、ストッ
パ本体34aから突き出し設けられ、所定の円周上に互
いに間隔をおきながら、それぞれ断面略3角形状で平面
弓形状に形成される。しかも、係止具34b1〜34b
4は、弾性を有する合成樹脂材料から形成される。そし
て、これらの係止具34b1〜34b4は、それらの外
壁面が通る円の外径が、CDの孔hよりも若干大きく形
成される。このように形成されているので、係止具34
b1〜34b4は、CDの孔hに嵌合されるとともに変
形し、その弾性による復元力により孔hの中心から直径
方向外側へ向かって付勢される。そのため、ストッパ3
4が、CDの孔hに嵌合されて係止される。したがっ
て、使用者がつまみ部を持ち上げて力を加えない限り、
ストッパ34とCDの孔hとの嵌合が勝手にはずれにく
い。
【0023】また、図9(A)は、ストッパの他の変形
例を示す拡大正面図であり、図9(B)は、図9(A)
の線B−Bにおける断面図解図である。図9に示すスト
ッパ34は、図6に示したストッパ34と比べて、以下
の点で相違する。すなわち、図9に示すストッパ34
は、たとえば12個の係止具34b1〜34b12を含
む。係止具34b1〜34b12は、ストッパ34をC
Dの中央部の孔hに嵌合するとともに、係止するための
ものである。係止具34b1〜34b12は、図9
(B)に示すように、ストッパ本体34aから突き出し
設けられ、所定の円周上に互いに間隔をおきながら、そ
れぞれ断面略L字形状で平面略三角形状に形成される。
しかも、係止具34b1〜34b12は、弾性を有する
合成樹脂材料から形成される。さらに、それぞれの係止
具34b1〜34b12間には、中心から放射状に延び
るスリット35が形成される。そして、これらの係止具
34b1〜34b12は、それらの外壁面が通る円の外
径が、CDの孔hよりも若干大きく形成される。このよ
うに形成されているので、係止具34b1〜34b4
は、CDの孔hに嵌合されるとともに変形し、その弾性
による復元力により孔hの中心から直径方向外側へ向か
って付勢される。そのため、ストッパ34が、CDの孔
hに嵌合されて係止される。したがって、使用者がつま
み部を持ち上げて力を加えない限り、ストッパ34とC
Dの孔hとの嵌合が勝手にはずれにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例を示す正面図であ
る。
【図2】図2は、図1に示す記録ディスクホルダの一つ
のホルダユニットを示す正面図である。
【図3】図3は、図1に示す線III−IIIにおける
断面図解図である。
【図4】図4は、図2に示す線IV−IVにおける断面
図解図である。
【図5】図5は、図1に示す記録ディスクホルダの分解
断面図解図である。
【図6】図6(A)は、ストッパ34の拡大正面図であ
り、図6(B)は、図6(A)の線B−Bにおける断面
図解図である。
【図7】図7(A)は、この発明の記録ディスクホルダ
10の使用状態を示す平面図解図である。図7(B)
は、この発明の変形例の使用状態を示す平面図解図であ
る。図7(C)は、この発明の他の変形例の使用状態を
示す平面図解図である。
【図8】図8(A)は、ストッパの変形例を示す拡大正
面図である。図8(B)は、図8(A)の線B−Bにお
ける断面図解図である。
【図9】図9(A)は、ストッパの他の変形例を示す拡
大正面図である。図9(B)は、図9(A)の線B−B
における断面図解図である。
【符号の説明】
10 記録ディスクホルダ 12 ホルダユニット 14 背面シート 16 正面シート 16a 縁部 18 溶着部 20 不織布シート 20a 背面部材 20b 正面部材 20c 襟部材 20d,20e 折り目線 22 溶着部 24 ガイド部 26 蓋片 28a,28b 蓋片溶着部 30 インデックス収納部 32 折返線部 34 ストッパ 34b1,34b2,34b3 係止具 35 スリット 36 ストッパ溶着部 38 片部材 40 溶着部 P ポケット Ph 収納口 T 綴じ代 Th 綴じ孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉 田 一 彦 大阪市中央区農人橋1丁目1番22号 株式 会社リヒトラブ内 (72)発明者 伊 藤 清 彦 大阪市中央区農人橋1丁目1番22号 株式 会社リヒトラブ内 (72)発明者 浪 越 ひ ろ み 大阪市中央区農人橋1丁目1番22号 株式 会社リヒトラブ内 (72)発明者 新 井 裕 大阪市中央区農人橋1丁目1番22号 株式 会社リヒトラブ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する合成樹脂シートからな
    り、中央部に孔を有する記録ディスクを収納するための
    記録ディスクホルダであって、 記録ディスクを出し入れするための収納口を有し、少な
    くとも前記記録ディスクの中央部の孔を露出させなが
    ら、前記記録ディスクを両面から挟持するようにして収
    納するためのポケット、および前記ポケットの前記収納
    口近傍に一体に形成され、前記ポケットの収納口ないし
    前記記録ディスクを覆うための蓋片を含み、 前記蓋片には、前記記録ディスクを固定するとともに、
    前記蓋片を閉じた状態で固定するために、前記記録ディ
    スクの中央部の孔に対して嵌合される固定部材が形成さ
    れた、記録ディスクホルダ。
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