JP3031100U - 記録ディスクホルダ - Google Patents
記録ディスクホルダInfo
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- JP3031100U JP3031100U JP1996004977U JP497796U JP3031100U JP 3031100 U JP3031100 U JP 3031100U JP 1996004977 U JP1996004977 U JP 1996004977U JP 497796 U JP497796 U JP 497796U JP 3031100 U JP3031100 U JP 3031100U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 両面に記録面を備える記録ディスクを傷つけ
ることなく収納できる記録ディスクホルダを提供する。 【解決手段】 この記録ディスクホルダ10では、不織
布シート20をポケットP内からポケットP外へ延び出
させ、ポケットPの収納口Phの縁部16aを包むよう
にして折り返して、ガイド部24が形成されている。ガ
イド部24をこのように形成することにより、ポケット
P内に、CDを出し入れする際に、CDをガイド部24
に当てて滑らせるようにして出し入れすることができる
ので、出し入れしやすい。同時に、ポケットPへの出し
入れ時に、CDが両面に記録面を有する場合でも、記録
面が不織布にのみ接触するので傷つきにくい。
ることなく収納できる記録ディスクホルダを提供する。 【解決手段】 この記録ディスクホルダ10では、不織
布シート20をポケットP内からポケットP外へ延び出
させ、ポケットPの収納口Phの縁部16aを包むよう
にして折り返して、ガイド部24が形成されている。ガ
イド部24をこのように形成することにより、ポケット
P内に、CDを出し入れする際に、CDをガイド部24
に当てて滑らせるようにして出し入れすることができる
ので、出し入れしやすい。同時に、ポケットPへの出し
入れ時に、CDが両面に記録面を有する場合でも、記録
面が不織布にのみ接触するので傷つきにくい。
Description
【0001】
この考案は、記録ディスクホルダに関し、特にたとえば、オーディオビジュア ル、写真、コンピュータゲーム、コンピュータソフトウェア、特許公報などの情 報を記録するための記録面を片面または両面に備えるCD,DVD,CD−RO Mなどの孔あき記録ディスクを収納するための記録ディスクホルダに関する。
【0002】
従来、記録ディスクは、一般に、ハードケースもしくは雑誌に綴られている簡 素な袋に収納されていた。しかし、この場合、持ち運びや保存に不便であったた め、持ち運びや保存に便利なソフトケースタイプの記録ディスクホルダが市販さ れるようになった。これらのうち、一枚収納用のものとしては、たとえば登録実 用新案第3014735号に開示されているように、合成樹脂フィルムからなる ポケットの内部に不織布からなる袋を収納したものがある。また、複数枚収納用 のものとしては、たとえば特開平8−26367号に開示されているように、不 織布の上から合成樹脂シートを溶着して複数のポケットを形成したものがある。
【0003】
しかしながら、従来のソフトケースタイプの記録ディスクホルダでは、両面に 記録面を備える記録ディスクに対する配慮がなされていないため、出し入れ時に 、収納口の縁部が記録ディスクの記録面に擦れたり、引っ掛かかったりすること により、記録ディスクの記録面に傷のつくおそれがあった。
【0004】 それゆえに、この考案の主たる目的は、両面に記録面を備える記録ディスクを 傷つけることなく収納できる記録ディスクホルダを提供することである。
【0005】
この考案の記録ディスクホルダは、可撓性を有する合成樹脂シートからなる記 録ディスクホルダであって、記録ディスクを出し入れするための収納口を有し、 記録ディスクを両面から挟持するようにして収納するためのポケットと、ポケッ トの収納口近傍に一体に形成され、収納口ないし記録ディスクを覆うための蓋片 と、ポケット内に収納され、記録ディスクの両面を保護するための不織布シート とを含み、収納口の縁部には、収納すべき記録ディスクの出し入れを円滑にし、 かつ記録面を保護するために、不織布シートをポケット内からポケット外へ延び 出させ、縁部を包むようにポケットの外側表面に折り返してなるガイド部が形成 された、記録ディスクホルダである。 縁部は、収納口の両端部から、収納される記録ディスクの挿入方向へ斜めに延 びるよう形成されることが好ましい。
【0006】
この考案の記録ディスクホルダでは、収納口の縁部を包むようにして不織布片 を折り返してガイド部が形成されるので、記録ディスク出し入れ時に記録ディス クは不織布のみに接触する。そのため、記録ディスクの記録面が保護され、傷が つかない。また、ガイド部を形成することにより収納口の縁部に不織布による丸 みがつくので、記録ディスクの出し入れがスムーズに行え、出し入れが容易にな る。 さらに、この考案において、縁部が、収納口の両端部から、収納される記録デ ィスクの挿入方向へ斜めに延びるよう形成された場合には、記録ディスクの出し 入れがより容易になる。
【0007】
この考案によれば、不織布を折り返してガイド部を形成することにより、入口 部分に丸みを持たせることができるので、記録ディスクの出し入れがスムーズに できるようになる。また、記録ディスクには、不織布のみが接触するので傷をつ ける心配がなくなる。この構造は、特に、記録面を両面に備える記録ディスクに 対して効果がある。
【0008】 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の考案の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
図1は、この考案の一実施例を示す正面図である。 図1に示す記録ディスクホルダ10は、4枚のコンパクトディスク(以下CD という)を収納できるものである。この記録ディスクホルダ10は、後述するよ うに、2つのホルダユニット12,12が連結されてなる。図2は、図1に示す 記録ディスクホルダの一つのホルダユニットを示す正面図である。図2に示すよ うに、ホルダユニット12は、2つのポケットPを有する。 なお、この実施例の記録ディスクホルダ10は、ポケットPの大きさ等を調整 することにより、CD以外の記録ディスク、たとえば、DVD,CD−ROM, LDなどの記録ディスクを収納、保管するために適用することが可能である。
【0010】 図1ないし図4を参照しながら、ホルダユニット12について説明する。図3 は、図1に示す線III−IIIにおける断面図解図である。図4は、図2に示 す線IV−IVにおける断面図解図である。 ホルダユニット12は、可撓性を有する半透明の合成樹脂材料からなる背面シ ート14を含む。背面シート14は、ポケットPの2つ分以上の長さを有して横 長の矩形状に形成される。背面シート14は、2つのポケットPの背面となるも のである。
【0011】 背面シート14の正面側には、可撓性を有する半透明の合成樹脂材料からなる 正面シート16が配置される。正面シート16は、背面シート14とほぼ同一の 大きさに形成される。正面シート16は、CDを収納するためのポケットPにC Dを出し入れするための収納口Phとなる一辺を有する。 この実施例では、ポケットPの収納口Phとなる正面シート16の縁部16a が、正面から見て略V字形状に切り欠かれて形成される。しかも、正面シート1 6の略V字形状の縁部16aの先端部は、収納したCDの中心部の孔hを露出さ せるために、半円形に切り欠かれている。この実施例では、一つのホルダユニッ ト12は、図2に示すように、正面から見て横に並んだ2つのポケットPを有す る。したがって、正面シート16全体として見ると、2つの略V字形状の縁部1 6aが横に連なって略W字形状に切り欠かれていることになる。 そして、この実施例では、それぞれのポケットPを形成するために、正面シー ト16の略V字形状の縁部16a以外の3方が、それぞれ直線状の溶着部18に おいて背面シート14と接着される。この接着は、たとえば高周波溶着により行 われる。そして、3方の溶着部18が、ポケットPの側部および底部となる。こ のとき、ポケットP内部の幅長および縦長は、CDの直径よりも若干大きくなる ように形成される。また、背面シート14と正面シート16との間の間隔は、後 述する不織布シート20を収納した後に、収納すべきCDの厚みよりも若干厚く なるように形成される。このため、CDをポケットP内に入れた際には、CDは 、その両面から背面シート14と正面シート16とで挟持されるようにして、収 納され保持される。
【0012】 ポケットPの内部には、図3および図4に示すように、不織布シート20が収 納される。不織布シート20は、CDの両面を傷つけないように保護するための ものである。この実施例の不織布シート20は高周波溶着可能な合成繊維からな るものが用いられる。この実施例における不織布シート20は、背面部材20a と正面部材20bと襟部材20cとがそれぞれ折り目線20dおよび20eを介 して一体に形成されたものである。すなわち、この実施例の不織布シート20は 、所定の形状に形成された一枚の不織布からなるシートを折り目線20dおよび 20eで折り返したものである。不織布シート20は、このように折り返される ことにより、CDを包むための袋状になる。このとき、折り目線20eは、不織 布シート20からなる袋の底部を構成する。
【0013】 次に、不織布シート20を構成する各部材について説明する。 不織布シート20の背面部材20aは、略矩形に形成され、背面シート14内 面を覆うようにして配置される。背面部材20aの下端部には、折り目線20e を介して正面部材20bが一体に形成される。正面部材20bは、図4に示すよ うに、折り目線20eにて折り返されて、背面部材20aと重なり合うように配 置される。 また、不織布シート20の正面部材20bは、正面シート16とほぼ同じ形状 に形成され、正面シート16内面を覆うようにして配置される。すなわち、不織 布シート20の折り目線20dは、正面シート16の縁部16aに対応し、図2 に示すように、正面から見て略V字形状に形成され、しかも中央の半円形の切り 欠きにより左右に分断されている。 さらに、正面部材20bの左右に分断された折り目線20dから延び出るよう にして、2枚の襟部材20cが正面部材20bと一体的に形成される。不織布シ ート20の襟部材20cは、それぞれ正面から見て略三角形状に形成される。襟 部材20cは、正面シート16の正面、すなわち、ポケットPの外側表面上に配 置され、折り目線20dと反対側の縁部の溶着部22にて、正面シート16に対 してたとえば高周波溶着されて接着される。 したがって、この実施例では、図4に示すように、不織布シート20をポケッ トP内からポケットP外へ延び出させ、ポケットPの収納口Phの縁部16aを 包むようにして折り返して、ガイド部24が形成されている。すなわち、このガ イド部24は、不織布シート20の正面部材20b、折り目線20dおよび襟部 材20cからなる。ガイド部24をこのように形成することにより、ポケットP 内に、CDを出し入れする際に、CDをガイド部24に当てて滑らせるようにし て出し入れすることができるので、出し入れしやすい。同時に、ポケットPへの 出し入れ時に、CDが両面に記録面を有する場合でも、記録面が不織布にのみ接 触するので傷つきにくい。 しかも、この実施例では、縁部16aが、収納口Phの両端部から収納される CDの挿入方向へ斜めに延びるよう形成されているので、CDの出し入れがより 容易になる。 なお、不織布シート20は、収納口Phとなるべき辺以外の3辺を、背面シー ト14および正面シート16と一体に熱溶着してもよい。
【0014】 また、この実施例の記録ディスクホルダ10のポケットPは、図1ないし図4 に示すように、蓋片26を備える。蓋片26は、ポケットPの収納口Phないし 収納されたCDを覆うためのものである。この実施例の蓋片26は、背面シート 14と溶着可能な可撓性を有する半透明の合成樹脂材料からなり、それぞれ正面 から見て5角形状に形成される。 蓋片26を接着するために、ホルダユニット12の背面シート14は、その収 納口Ph側が上方(ポケットPの深さ方向の底と反対方向をいう)へ延び出され る。そして、図4に示すように、蓋片26の収納口Ph側の下縁部26a(以下 、単に下縁部26aという)は、背面シート14の延び出された上縁部14a近 傍に重ね合わされて、蓋片溶着部28aにおいて、たとえば高周波溶着により背 面シート14と互いに接着される。 このとき、同時に、背面シート14の上縁部14aは、蓋片溶着部28bにお いて、たとえば高周波溶着により蓋片26と互いに接着される。 また、この実施例では、図4に示すように、蓋片溶着部28aおよび28bの 間に間隔をおいて溶着され、蓋片溶着部28aおよび28bの間に袋状のインデ ックス収納部30が形成される。インデックス収納部30には、たとえばCDの タイトルなどを記入したインデックスなどを収納することができる。この実施例 のインデックス収納部30は、蓋片26を綴じたときに正面に配置されるよう形 成される。 さらに、図4に示すように、蓋片溶着部28aの収納口Ph側には、蓋片26 を閉じた際に外側となる面を凹ませるようにして、折返線部32が形成される。 折返線部32は、蓋片26の開閉時の折り目となり、開閉が容易にできるように 設けられたヒンジである。 これらの蓋片溶着部28aおよび28bは、それぞれ、ポケットPの幅方向一 端部から他端部に延びる直線状に形成される。また、折返線部32は、背面シー ト14の上縁部14aと平行に、ホルダユニット12の幅方向一端部から他端部 に延びる直線状に形成される。
【0015】 蓋片26の一つの頂点部には、この実施例の固定部材としてのストッパ34が 、たとえば円環状のストッパ溶着部36において、たとえば高周波溶着により接 着される。ストッパ34は、蓋片26と溶着可能な合成樹脂材料から形成される 。ストッパ34は、CDを固定するとともに、蓋片26を閉じた状態で固定する ために、CDの中央部の孔hに対して嵌合されるものである。 次に、図6を主に参照しながら、この考案の一実施例のストッパ34の構造お よび作用について説明する。図6(A)は、ストッパ34の拡大正面図であり、 図6(B)は、図6(A)の線B−Bにおける断面図解図である。 ストッパ34は、正面から見て長孔形状のストッパ本体34aを含む。ストッ パ本体34aの長手方向一端部が、蓋片26の頂点部上に重ね合わされて円環状 のストッパ溶着部36において蓋片26に対して接着される。ストッパ本体34 aの長手方向他端部は、蓋片26の頂点部から外側へ突き出すようにして配置さ れ、その突き出た部分がつまみ部となる。このつまみ部は、使用者が、蓋片26 の開閉をする際につまみ持つ部分である。 なお、ストッパ34を蓋片26に接着するための溶着部は、上述に示す形状、 位置等に限らず、適宜の形状、位置に形成してもよい。
【0016】 また、ストッパ34は、たとえば3つの係止具34b1,34b2および34 b3を含む。係止具34b1〜34b3は、ストッパ34をCDの中央部の孔h に嵌合するとともに、係止するためのものである。係止具34b1〜34b3は 、図6に示すように、ストッパ本体34aから突き出し設けられ、所定の円周上 に互いに間隔をおきながら、それぞれ断面略3角形状で平面弓形状に形成される 。しかも、係止具34b1〜34b3は、弾性を有する合成樹脂材料からストッ パ本体34aと一体に形成される。そして、これらの係止具34b1〜34b3 は、それらの外壁面が通る円の外径が、CDの孔hよりも若干大きく形成される 。 このように形成されているので、係止具34b1〜34b3は、CDの孔hに 嵌合されるとともに変形し、その弾性による復元力により孔hの中心から直径方 向外側へ向かって付勢される。そのため、ストッパ34が、CDの孔hに嵌合さ れて係止される。したがって、使用者がつまみ部を持ち上げて力を加えない限り 、ストッパ34とCDの孔hとの嵌合が勝手にはずれにくい。 また、この実施例では、係止具34b3は、他の係止具34b1および34b 2よりも幅狭に形成されている。幅狭の係止具34b3は、つまみ部とは反対側 の、ストッパ本体の長手方向一端部よりに形成される。この位置に幅狭の係止具 34b3を形成することにより、ストッパ34をCDの中央部の孔hに嵌合しや すくなる。 なお、ストッパの係止具は、3つ形成することに限るものでないことは、もち ろんのことであり、また、その断面形状等も必要に応じて変更され得る。
【0017】 次に、主として図5を参照しながら、この記録ディスクホルダ10の製造方法 について説明する。図5は、図1に示す記録ディスクホルダの分解断面図解図で ある。 この実施例では、4枚収納可能な記録ディスクホルダ10を形成するために、 上述のホルダユニット12が2つ準備される。 このとき、一方のホルダユニット12の下縁部には、少なくとも、その幅方向 一端から他端にわたって、片部材38が形成されている。片部材38は、背面シ ート14が図2図示下方へ延び出されてなるものである。 そして、図5に示すように、他方のホルダユニット12の折返線部32近傍が 、一方のホルダユニットの片部材38の下縁部近傍に重ね合わされ、折返線部3 2近傍に対応する溶着部40において、たとえば高周波溶着などにより互いに接 着される。この実施例の折返線部32近傍は、片部材38の下縁部に対応する。 これらの溶着部40は、それぞれ記録ディスクホルダ10の幅方向一端から他 端にわたって形成される。 なお、片部材の不要な部分などは、製造工程において断裁される。そして、必 要な部分に角丸Rをつけるなどして、最終的な製品に仕上げられる。
【0018】 図7(A)は、この考案の記録ディスクホルダ10の使用状態を示す平面図解 図である。この実施例の記録ディスクホルダ10では、リングファイルに綴じる ための綴じ孔Thの穿設された綴じ代Tが、幅方向一端側の上端部から下端部に わたって形成されている。そして、記録ディスクホルダ10は、リングファイル に綴じられて使用される。
【0019】 この実施例の記録ディスクホルダ10では、CDをポケットPに入れることに より、CDがその両面から挟持されるようにしてポケットPに収納される。そし て、蓋片26を閉じて、ストッパ34の係止具34b1〜34b3をCDの孔h に嵌合させることにより、CDが固定されるとともに蓋片26も固定される。そ のため、CDが確実に保持され、また、蓋片26が勝手に開いたり、捲れ上がっ たりしない。 また、この実施例の記録ディスクホルダ10では、収納口Phの縁部16aを 包むようにして不織布シート20を折り返してガイド部24が形成されるので、 CD出し入れ時にCDの記録面は不織布のみに接触する。そのため、CDの記録 面がたとえば両面に形成されている場合にも保護され、傷がつかない。また、ガ イド部24を形成することにより収納口Phの縁部16aに不織布シート20に よる丸みがつくので、CDの出し入れがスムーズに行え、出し入れが容易になる 。 さらに、この実施例の記録ディスクホルダ10では、ポケットPと蓋片26を 別々に準備し、その蓋片26をポケットPの収納口Ph近傍に外側へ延び出るよ う一体に固着し、それらの継ぎ目たる蓋片溶着部28aおよび28b近傍に折返 線部32を形成するので蓋片26が180°開きやすく、CDの出し入れがしや すい。 また、溶着部40は、ポケットPの邪魔とならずポケットPの機能を損うこと がない。
【0020】 このように、この実施例の記録ディスクホルダ10によれば、図3に示すよう な状態でCD自体を固定でき、同時に蓋片26を閉じた状態で固定できる。その ため、CDを確実に保持でき、蓋片26が勝手に開いたり捲れ上がったりせず、 また、記録ディスクホルダ10を不用意に落としたりした場合に収納したCDが 飛び出したり、勝手に抜け出したりすることを防止できる。さらに、この記録デ ィスクホルダ10は、ストッパ34をCDの中央の孔hに直接嵌合させて留めつ ける構造であるので、ストッパ34をポケットPに対して係止させるために、た とえば背面シートにスナップなどを設けるが必要がなく、構造が簡略である。 また、この記録ディスクホルダ10によれば、CDの出し入れがスムーズない し円滑にできるようになる。また、CDの出し入れ時に傷をつける心配がなくな る。このような本願実施例の構造は、特に、記録面を両面に備える、たとえばD VDなどの記録ディスクを収納する際に有用である。 さらに、この記録ディスクホルダ10によれば、ストッパ34がCDに係止さ れていない時の蓋片26が従来のものに比べて開きやすい。 また、この記録ディスクホルダ10によれば、それぞれCDを収納するための ポケットPを備えたホルダユニット12を複数個連結して、多数枚収納可能な記 録ディスクホルダを得るので、ひとつのホルダユニット12を製造するための金 型で、いろいろな収納枚数に対応した記録ディスクホルダ10に対応できる。し たがって、従来の記録ディスクホルダ10の構造であれば、収納枚数に対応した 製品ごとに準備する必要があった金型を省略でき、製造ラインの合理化、製造コ ストの低減化等を図ることができる。
【0021】 なお、図7(B)は、この考案の変形例の使用状態を示す平面図解図である。 この変形例では、上述のホルダユニットを2枚収納可能な記録ディスクホルダと して使用する状態を示す。 また、図7(C)は、この考案の他の変形例の使用状態を示す平面図解図であ る。この変形例では、一枚収納可能な記録ディスクホルダを上述の実施例と同様 に形成して使用する状態を示す。 さらに、この考案の記録ディスクホルダは、図7に示したようにリングファイ ルに綴じて用いることに限らず、その他のファイリング具に適用してもよく、た とえば登録実用新案第3014735号に開示されているように、背表紙に直接 溶着して用いてもよい。 また、記録ディスクホルダと背表紙とが、材質的に直接溶着しにくい場合には 、溶着しやすい材質により別に形成された補助部材を用いて、記録ディスクホル ダを背表紙に固着して用いるようにしてもよい。 また、上述の実施例では、ホルダユニットが、2枚の記録ディスクを収納可能 である場合を説明したが、これに限定されるものではなく、上述と同様の構成を 用いて、他の枚数収納可能なホルダユニットを形成し、それらを上述と同様の方 法で連結して、多数枚収納可能な記録ディスクホルダを得るようにしてもよい。 さらに、上述の実施例では、ホルダユニットを2つだけ連結したが、これに限 るものではなく、任意の枚数のホルダユニットを連結すればよい。
【0022】 また、図8(A)は、ストッパの変形例を示す拡大正面図であり、図8(B) は、図8(A)の線B−Bにおける断面図解図である。 図8に示すストッパ34は、図6に示したストッパ34と比べて、以下の点で 相違する。すなわち、図8に示すストッパ34では、ストッパ本体34aが、円 環状のストッパ溶着部36aおよび長孔状のストッパ溶着部36bにおいて、高 周波溶着され、蓋片26と接着される。 さらに、図8に示すストッパ34は、たとえば4つの係止具34b1,34b 2,34b3および34b4を含む。係止具34b1〜34b4は、ストッパ3 4をCDの中央部の孔hに嵌合するとともに、係止するためのものである。係止 具34b1〜34b4は、図8(B)に示すように、ストッパ本体34aから突 き出し設けられ、所定の円周上に互いに間隔をおきながら、それぞれ断面略3角 形状で平面弓形状に形成される。しかも、係止具34b1〜34b4は、弾性を 有する合成樹脂材料から形成される。そして、これらの係止具34b1〜34b 4は、それらの外壁面が通る円の外径が、CDの孔hよりも若干大きく形成され る。 このように形成されているので、係止具34b1〜34b4は、CDの孔hに 嵌合されるとともに変形し、その弾性による復元力により孔hの中心から直径方 向外側へ向かって付勢される。そのため、ストッパ34が、CDの孔hに嵌合さ れて係止される。したがって、使用者がつまみ部を持ち上げて力を加えない限り 、ストッパ34とCDの孔hとの嵌合が勝手にはずれにくい。
【0023】 また、図9(A)は、ストッパの他の変形例を示す拡大正面図であり、図9( B)は、図9(A)の線B−Bにおける断面図解図である。 図9に示すストッパ34は、図6に示したストッパ34と比べて、以下の点で 相違する。すなわち、図9に示すストッパ34は、たとえば12個の係止具34 b1〜34b12を含む。係止具34b1〜34b12は、ストッパ34をCD の中央部の孔hに嵌合するとともに、係止するためのものである。係止具34b 1〜34b12は、図9(B)に示すように、ストッパ本体34aから突き出し 設けられ、所定の円周上に互いに間隔をおきながら、それぞれ断面略L字形状で 平面略三角形状に形成される。しかも、係止具34b1〜34b12は、弾性を 有する合成樹脂材料から形成される。さらに、それぞれの係止具34b1〜34 b12間には、中心から放射状に延びるスリット35が形成される。そして、こ れらの係止具34b1〜34b12は、それらの外壁面が通る円の外径が、CD の孔hよりも若干大きく形成される。 このように形成されているので、係止具34b1〜34b4は、CDの孔hに 嵌合されるとともに変形し、その弾性による復元力により孔hの中心から直径方 向外側へ向かって付勢される。そのため、ストッパ34が、CDの孔hに嵌合さ れて係止される。したがって、使用者がつまみ部を持ち上げて力を加えない限り 、ストッパ34とCDの孔hとの嵌合が勝手にはずれにくい。
【図1】図1は、この考案の一実施例を示す正面図であ
る。
る。
【図2】図2は、図1に示す記録ディスクホルダの一つ
のホルダユニットを示す正面図である。
のホルダユニットを示す正面図である。
【図3】図3は、図1に示す線III−IIIにおける
断面図解図である。
断面図解図である。
【図4】図4は、図2に示す線IV−IVにおける断面
図解図である。
図解図である。
【図5】図5は、図1に示す記録ディスクホルダの分解
断面図解図である。
断面図解図である。
【図6】図6(A)は、ストッパ34の拡大正面図であ
り、図6(B)は、図6(A)の線B−Bにおける断面
図解図である。
り、図6(B)は、図6(A)の線B−Bにおける断面
図解図である。
【図7】図7(A)は、この考案の記録ディスクホルダ
10の使用状態を示す平面図解図である。図7(B)
は、この考案の変形例の使用状態を示す平面図解図であ
る。図7(C)は、この考案の他の変形例の使用状態を
示す平面図解図である。
10の使用状態を示す平面図解図である。図7(B)
は、この考案の変形例の使用状態を示す平面図解図であ
る。図7(C)は、この考案の他の変形例の使用状態を
示す平面図解図である。
【図8】図8(A)は、ストッパの変形例を示す拡大正
面図である。図8(B)は、図8(A)の線B−Bにお
ける断面図解図である。
面図である。図8(B)は、図8(A)の線B−Bにお
ける断面図解図である。
【図9】図9(A)は、ストッパの他の変形例を示す拡
大正面図である。図9(B)は、図9(A)の線B−B
における断面図解図である。
大正面図である。図9(B)は、図9(A)の線B−B
における断面図解図である。
10 記録ディスクホルダ 12 ホルダユニット 14 背面シート 16 正面シート 16a 縁部 18 溶着部 20 不織布シート 20a 背面部材 20b 正面部材 20c 襟部材 20d,20e 折り目線 22 溶着部 24 ガイド部 26 蓋片 28a,28b 蓋片溶着部 30 インデックス収納部 32 折返線部 34 ストッパ 34b1,34b2,34b3 係止具 35 スリット 36 ストッパ溶着部 38 片部材 40 溶着部 P ポケット Ph 収納口 T 綴じ代 Th 綴じ孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 吉 田 一 彦 大阪市中央区農人橋1丁目1番22号 株式 会社 リヒトラブ内 (72)考案者 伊 藤 清 彦 大阪市中央区農人橋1丁目1番22号 株式 会社 リヒトラブ内 (72)考案者 浪 越 ひ ろ み 大阪市中央区農人橋1丁目1番22号 株式 会社 リヒトラブ内 (72)考案者 新 井 裕 大阪市中央区農人橋1丁目1番22号 株式 会社 リヒトラブ内
Claims (2)
- 【請求項1】 可撓性を有する合成樹脂シートからなる
記録ディスクホルダであって、 記録ディスクを出し入れするための収納口を有し、前記
記録ディスクを両面から挟持するようにして収納するた
めのポケット、 前記ポケットの前記収納口近傍に一体に形成され、前記
収納口ないし前記記録ディスクを覆うための蓋片、およ
び前記ポケット内に収納され、前記記録ディスクの両面
を保護するための不織布シートを含み、 前記収納口の縁部には、収納すべき記録ディスクの出し
入れを円滑にし、かつ記録面を保護するために、前記不
織布シートを前記ポケット内から前記ポケット外へ延び
出させ、前記縁部を包むように前記ポケットの外側表面
に折り返してなるガイド部が形成された、記録ディスク
ホルダ。 - 【請求項2】 前記縁部は、前記収納口の両端部から、
収納される記録ディスクの挿入方向へ斜めに延びるよう
形成された、請求項1に記載の記録ディスクホルダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996004977U JP3031100U (ja) | 1996-05-11 | 1996-05-11 | 記録ディスクホルダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996004977U JP3031100U (ja) | 1996-05-11 | 1996-05-11 | 記録ディスクホルダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3031100U true JP3031100U (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=43166067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996004977U Expired - Lifetime JP3031100U (ja) | 1996-05-11 | 1996-05-11 | 記録ディスクホルダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3031100U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH078471U (ja) * | 1993-06-30 | 1995-02-07 | 株式会社イナックス | 電子部品ケースの結露防止構造 |
-
1996
- 1996-05-11 JP JP1996004977U patent/JP3031100U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH078471U (ja) * | 1993-06-30 | 1995-02-07 | 株式会社イナックス | 電子部品ケースの結露防止構造 |
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