JPH09300436A - 等速ジョイントなどの保護ブーツの射出ブロー成形方法と、その装置及びこれに使用される成形金型 - Google Patents
等速ジョイントなどの保護ブーツの射出ブロー成形方法と、その装置及びこれに使用される成形金型Info
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- JPH09300436A JPH09300436A JP14230996A JP14230996A JPH09300436A JP H09300436 A JPH09300436 A JP H09300436A JP 14230996 A JP14230996 A JP 14230996A JP 14230996 A JP14230996 A JP 14230996A JP H09300436 A JPH09300436 A JP H09300436A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C49/00—Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
- B29C49/02—Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
- B29C49/04—Extrusion blow-moulding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/703—Bellows
Landscapes
- Diaphragms And Bellows (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易に保護ブーツの一端に大径部を確実に射
出ブロー成形可能とする。 【解決手段】 ブロー・ダイヘッド16の環状溶融樹脂
吐出口16bにその上端で連なるテーパ状の環状案内樹
脂路17を、内径規制円筒ノズル12の上端に設けたテ
ーパ状コア11と割型テーパ状ダイ14間に形成する。
この環状案内樹脂路17の下端に連なる大径部形成用の
キャビテイ18を内径規制円筒ノズル12と大径部成形
金型コア13との間に形成する。この状態でブロー・ダ
イヘッド16の環状溶融樹脂吐出口16bから環状案内
樹脂路17を通して大径部形成用のキャビテイ18内に
溶融樹脂を射出し、環状の大径部B2及びこれに連なる
内向きのテーパ部B4を成形する。
出ブロー成形可能とする。 【解決手段】 ブロー・ダイヘッド16の環状溶融樹脂
吐出口16bにその上端で連なるテーパ状の環状案内樹
脂路17を、内径規制円筒ノズル12の上端に設けたテ
ーパ状コア11と割型テーパ状ダイ14間に形成する。
この環状案内樹脂路17の下端に連なる大径部形成用の
キャビテイ18を内径規制円筒ノズル12と大径部成形
金型コア13との間に形成する。この状態でブロー・ダ
イヘッド16の環状溶融樹脂吐出口16bから環状案内
樹脂路17を通して大径部形成用のキャビテイ18内に
溶融樹脂を射出し、環状の大径部B2及びこれに連なる
内向きのテーパ部B4を成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、等速動力伝達継手
(homokinetic joint)(フック継手)やラックピニオン
などのための保護ブーツを製造する方法及びその装置に
関する。
(homokinetic joint)(フック継手)やラックピニオン
などのための保護ブーツを製造する方法及びその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】出力軸に入力軸の運動を伝達するための
様々なシステムが、現在では、カルダン継手と共に使用
されており、特にエンジンから車輪を駆動するために動
力伝達継手装置がますます多く自動車産業において用い
られている。
様々なシステムが、現在では、カルダン継手と共に使用
されており、特にエンジンから車輪を駆動するために動
力伝達継手装置がますます多く自動車産業において用い
られている。
【0003】そのような継手装置では、機械部分は、保
護ブーツ内に封入された一定量のグリースによって連続
的に潤滑されている。このベローズは、第一には、複数
の方向に弾性的に変形されえるものでなければならず、
また第二には、車の使用可能な期間に起こるであろう多
くの損傷にも拘わらず、その特性を保持しなければなら
ない。なお、その損傷は、例えば、ブーツのラセン状隆
起部 (spire)の各々の他のものに対する摩擦に起因する
ものや、更に道路舗装の一部分の突出により引き起こさ
れる衝撃によるものでさえあり、それは、使用されるエ
ラストマー材料にクラックを発生させる。このようなク
ラックは、短期間或いは長期間の間に修理できないまで
にブーツを損傷させる。
護ブーツ内に封入された一定量のグリースによって連続
的に潤滑されている。このベローズは、第一には、複数
の方向に弾性的に変形されえるものでなければならず、
また第二には、車の使用可能な期間に起こるであろう多
くの損傷にも拘わらず、その特性を保持しなければなら
ない。なお、その損傷は、例えば、ブーツのラセン状隆
起部 (spire)の各々の他のものに対する摩擦に起因する
ものや、更に道路舗装の一部分の突出により引き起こさ
れる衝撃によるものでさえあり、それは、使用されるエ
ラストマー材料にクラックを発生させる。このようなク
ラックは、短期間或いは長期間の間に修理できないまで
にブーツを損傷させる。
【0004】この欠点を克服するために、ブーツを構成
するエラストマー材料(通常、モールディングまたは射
出により形造られるポリクロロプレン型のゴムである)
を、剛性が改善された材料に取替えることが提案されて
いる。そのようなものは、例えば、ハイトレル (HYTRE
L) タイプ(デュポン・ド・ヌムール社登録商標)のよ
うなポリマーである。しかしながら、もし従来の製造技
術が考察されるならば、特に離型の問題のため、このよ
うな材料を使用することは困難であり、それ故に押出ブ
ロー技術により、そのような材料で保護ブーツを製造す
ることが提案されている。この目的のための装置および
その製造方法が、欧州特許第0022343号に記載さ
れている。また、熱可塑性材料のインジェクションブロ
ー成形法によるこの種保護ブーツの製造方法およびその
装置は、特開平1−502893号(公表公報)に記載
されている。
するエラストマー材料(通常、モールディングまたは射
出により形造られるポリクロロプレン型のゴムである)
を、剛性が改善された材料に取替えることが提案されて
いる。そのようなものは、例えば、ハイトレル (HYTRE
L) タイプ(デュポン・ド・ヌムール社登録商標)のよ
うなポリマーである。しかしながら、もし従来の製造技
術が考察されるならば、特に離型の問題のため、このよ
うな材料を使用することは困難であり、それ故に押出ブ
ロー技術により、そのような材料で保護ブーツを製造す
ることが提案されている。この目的のための装置および
その製造方法が、欧州特許第0022343号に記載さ
れている。また、熱可塑性材料のインジェクションブロ
ー成形法によるこの種保護ブーツの製造方法およびその
装置は、特開平1−502893号(公表公報)に記載
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者2つの公報のう
ち、前者の押出ブローに関する欧州特許第002234
3号記載の発明において、その保護ブーツの先端又は末
端部は継手の軸に締付けカラーなどで締付け固定するた
めに一層大径に拡径せねばならず、その金型構造は、多
数の指部材を一斉に半径方向外方へ押し拡げる構造を必
要とし、その構造が複雑になると共に、その成形サイク
ル時間が長くなる。
ち、前者の押出ブローに関する欧州特許第002234
3号記載の発明において、その保護ブーツの先端又は末
端部は継手の軸に締付けカラーなどで締付け固定するた
めに一層大径に拡径せねばならず、その金型構造は、多
数の指部材を一斉に半径方向外方へ押し拡げる構造を必
要とし、その構造が複雑になると共に、その成形サイク
ル時間が長くなる。
【0006】また、後者のインジェクションブロー成形
に関する公表公報に記載された発明は、第1の型内にブ
ーツ・プリフォームとベローズ端部を射出成形した後、
第2の型内に移送し、これをブーツの所望形状にブロー
成形するため全体を成形する成形型が少なくとも2つ必
要であり、前者のものに比べても成形サイクルは長くな
り、その構造も複雑となる。
に関する公表公報に記載された発明は、第1の型内にブ
ーツ・プリフォームとベローズ端部を射出成形した後、
第2の型内に移送し、これをブーツの所望形状にブロー
成形するため全体を成形する成形型が少なくとも2つ必
要であり、前者のものに比べても成形サイクルは長くな
り、その構造も複雑となる。
【0007】この発明は、成形サイクル及び成形金型に
改良を加えて成形時間を短縮化し、かつ構造を単純化し
た内向き突起をその両端部に有する保護ブーツの射出ブ
ロー成形方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
改良を加えて成形時間を短縮化し、かつ構造を単純化し
た内向き突起をその両端部に有する保護ブーツの射出ブ
ロー成形方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この特定発明は、マンドレルと同径の小径部を一端
部に、その他端部にこの小径部より大径の大径部を有
し、これら両端部を連結する中間部を有する保護ブーツ
を射出ブロー成形するに際して、 a)テーパ状コアを上端に有する内径規制円筒ノズルを
このコアの上面がブロー・ダイヘッドの下面に、密接す
る上限位置に位置決めし、このコアに対して割型テーパ
状ダイをこの上面がブロー・ダイヘッドの下面に密接す
る状態で接近させ、かつ内径規制円筒ノズルの周面に前
記大径部成形用金型コアを密接させ、前記ブロー・ダイ
ヘッドの溶融樹脂吐出口にその上端で連なるテーパ状の
環状案内樹脂路を前記テーパ状コアと割型テーパ状ダイ
間に形成し、この環状案内樹脂路の下端に連なる大径部
形成用のキャビテイを前記内径規制円筒ノズルと大径部
成形金型コアとの間に形成すること。 b)この状態で前記溶融樹脂吐出口から前記環状案内樹
脂路を通して前記前記大径部形成用のキャビテイ内に溶
融樹脂を射出し、環状の内向きの突起を有する前記大径
部及びこれに連なる内向きのテーパ部を成形する。 c)ブロー・ダイヘッド下面から前記内径規制円筒ノズ
ル、前記大径部成形用金型コア及び割型テーパ状ダイを
このブロー・ダイヘッドの軸線方向に一体として離反下
降しながら、前記ブロー・ダイヘッドの溶融樹脂吐出口
から溶融樹脂を押出し、前記テーパ部に連なる円筒パリ
ソンを形成すること。 d)前記割型テーパ状ダイを前記テーパ状コアから離反
させ、これに代わり、中央のマンドレル周面とブロー・
ダイヘッド下面寄りの上端部で閉じた時に密接する小径
部及び中間部成形用のブロー成形用金型を、この下面か
大径部成形用金型コアの上面に密接し前記円筒パリソン
に連なるテーパ部の一部を内径規制円筒ノズル乃至その
テーパ状コアとで挾持する状態で閉じること。 e)上下を閉じた前記円筒パリソン内に圧力気体を吹き
込んで内向きの突起を有する内向きの突起を有する前記
小径部の成形と共にこの小径部と大径部を連結する管状
中間部をブロー成形すると共に、この小径部寄りでブロ
ー・ダイヘッドから円筒パリソンを喰い切ること。 f)前記小径部及び中間部成形用のブロー成形用金型及
び前記大径部成形用金型コアを開き、成形した保護ブー
ツを前記マンドレル周面及び内径規制円筒ノズル周面か
ら取り外すこと。以上a)乃至f)からなることを特徴
とする等速ジョイントなどのための保護ブーツの射出ブ
ロー成形方法としてある。
に、この特定発明は、マンドレルと同径の小径部を一端
部に、その他端部にこの小径部より大径の大径部を有
し、これら両端部を連結する中間部を有する保護ブーツ
を射出ブロー成形するに際して、 a)テーパ状コアを上端に有する内径規制円筒ノズルを
このコアの上面がブロー・ダイヘッドの下面に、密接す
る上限位置に位置決めし、このコアに対して割型テーパ
状ダイをこの上面がブロー・ダイヘッドの下面に密接す
る状態で接近させ、かつ内径規制円筒ノズルの周面に前
記大径部成形用金型コアを密接させ、前記ブロー・ダイ
ヘッドの溶融樹脂吐出口にその上端で連なるテーパ状の
環状案内樹脂路を前記テーパ状コアと割型テーパ状ダイ
間に形成し、この環状案内樹脂路の下端に連なる大径部
形成用のキャビテイを前記内径規制円筒ノズルと大径部
成形金型コアとの間に形成すること。 b)この状態で前記溶融樹脂吐出口から前記環状案内樹
脂路を通して前記前記大径部形成用のキャビテイ内に溶
融樹脂を射出し、環状の内向きの突起を有する前記大径
部及びこれに連なる内向きのテーパ部を成形する。 c)ブロー・ダイヘッド下面から前記内径規制円筒ノズ
ル、前記大径部成形用金型コア及び割型テーパ状ダイを
このブロー・ダイヘッドの軸線方向に一体として離反下
降しながら、前記ブロー・ダイヘッドの溶融樹脂吐出口
から溶融樹脂を押出し、前記テーパ部に連なる円筒パリ
ソンを形成すること。 d)前記割型テーパ状ダイを前記テーパ状コアから離反
させ、これに代わり、中央のマンドレル周面とブロー・
ダイヘッド下面寄りの上端部で閉じた時に密接する小径
部及び中間部成形用のブロー成形用金型を、この下面か
大径部成形用金型コアの上面に密接し前記円筒パリソン
に連なるテーパ部の一部を内径規制円筒ノズル乃至その
テーパ状コアとで挾持する状態で閉じること。 e)上下を閉じた前記円筒パリソン内に圧力気体を吹き
込んで内向きの突起を有する内向きの突起を有する前記
小径部の成形と共にこの小径部と大径部を連結する管状
中間部をブロー成形すると共に、この小径部寄りでブロ
ー・ダイヘッドから円筒パリソンを喰い切ること。 f)前記小径部及び中間部成形用のブロー成形用金型及
び前記大径部成形用金型コアを開き、成形した保護ブー
ツを前記マンドレル周面及び内径規制円筒ノズル周面か
ら取り外すこと。以上a)乃至f)からなることを特徴
とする等速ジョイントなどのための保護ブーツの射出ブ
ロー成形方法としてある。
【0009】前記課題を解決するためにこの射出ブロー
成形方法における前記中間部を蛇腹状にブロー成形する
ことを特徴とすることが好ましい。
成形方法における前記中間部を蛇腹状にブロー成形する
ことを特徴とすることが好ましい。
【0010】前記課題を解決するために、関連発明は、
マンドレルと同径の小径部を一端部に、その他端部にこ
の小径部より大径の大径部を有し、これら両端部を連結
する中間部を有する保護ブーツを射出ブロー成形する装
置において、テーパ状コアを上端に有する内径規制円筒
ノズルの中央部を貫通して前記マンドレルが設けてあ
り、前記内径規制円筒ノズルの周面に密接離反可能な大
径部成形用金型コアと、前記テーパ状コアに接近離反可
能な割型テーパ状ダイと、小径部及び中間部成形用のブ
ロー成形用金型とが配備してあり、前記割型テーパ状ダ
イはブロー・ダイヘッドの下面に密接離反可能に設けて
あると共に、前記内径規制円筒ノズルと大径部成形用金
型コアは前記割型テーパ状ダイの下面と密接して前記ブ
ロー・ダイヘッドに対して一体に昇降可能に装備してあ
り、ブロー・ダイヘッドの下面にこのテーパ状コアの上
面が密接する上限位置に前記内径規制円筒ノズルが位置
するときに、このテーパ状コアに対して前記割型テーパ
状ダイはその上面がブロー・ダイヘッドの下面に密接す
る状態で接近し、かつ内径規制円筒ノズルの周面に前記
大径部成形用金型コアが密接して、前記ブロー・ダイヘ
ッドの溶融樹脂吐出口にその上端で連なるテーパ状の環
状案内樹脂路が前記テーパ状コアと割型テーパ状ダイ間
に形成され、この環状案内樹脂路の下端に連なる大径部
形成用のキャビテイが前記内径規制円筒ノズルと大径部
成形用金型コア間に形成され、前記内径規制円筒ノズル
と大径部成形用金型コアが下限位置に有るときに、前記
割型テーパ状ダイは前記テーパ状コアから離反した位置
にあり、前記中央のマンドレル周面と前記ブロー・ダイ
ヘッド下面寄りの上端部で密接離反自在な前記小径部及
び中間部成形用のブロー成形用金型が閉じた位置をと
り、この下面か前記大径部成形用金型コアの上面に密接
し前記円筒パリソンに連なるテーパ部の一部を内径規制
円筒ノズル乃至そのテーパ状コアとで挾持し前記ブロー
成形用金型の上端部が前記中央のマンドレル周面に密接
可能としてあり、前記小径部及び中間部成形用のブロー
成形用金型は、前記マンドレル周面と共働して前記保護
ベローズの一端部である小径部と一体に内向きの爪を、
ブロー成形時に成形する構造としてあり、また前記内径
規制円筒ノズルは前記保護ブーツのその他端部である大
径部と一体に内向きの爪をこの大径部の成形時に成形す
る構造としてあることを特徴とする等速ジョイントなど
のための保護ブーツのブロー成形装置としてある。
マンドレルと同径の小径部を一端部に、その他端部にこ
の小径部より大径の大径部を有し、これら両端部を連結
する中間部を有する保護ブーツを射出ブロー成形する装
置において、テーパ状コアを上端に有する内径規制円筒
ノズルの中央部を貫通して前記マンドレルが設けてあ
り、前記内径規制円筒ノズルの周面に密接離反可能な大
径部成形用金型コアと、前記テーパ状コアに接近離反可
能な割型テーパ状ダイと、小径部及び中間部成形用のブ
ロー成形用金型とが配備してあり、前記割型テーパ状ダ
イはブロー・ダイヘッドの下面に密接離反可能に設けて
あると共に、前記内径規制円筒ノズルと大径部成形用金
型コアは前記割型テーパ状ダイの下面と密接して前記ブ
ロー・ダイヘッドに対して一体に昇降可能に装備してあ
り、ブロー・ダイヘッドの下面にこのテーパ状コアの上
面が密接する上限位置に前記内径規制円筒ノズルが位置
するときに、このテーパ状コアに対して前記割型テーパ
状ダイはその上面がブロー・ダイヘッドの下面に密接す
る状態で接近し、かつ内径規制円筒ノズルの周面に前記
大径部成形用金型コアが密接して、前記ブロー・ダイヘ
ッドの溶融樹脂吐出口にその上端で連なるテーパ状の環
状案内樹脂路が前記テーパ状コアと割型テーパ状ダイ間
に形成され、この環状案内樹脂路の下端に連なる大径部
形成用のキャビテイが前記内径規制円筒ノズルと大径部
成形用金型コア間に形成され、前記内径規制円筒ノズル
と大径部成形用金型コアが下限位置に有るときに、前記
割型テーパ状ダイは前記テーパ状コアから離反した位置
にあり、前記中央のマンドレル周面と前記ブロー・ダイ
ヘッド下面寄りの上端部で密接離反自在な前記小径部及
び中間部成形用のブロー成形用金型が閉じた位置をと
り、この下面か前記大径部成形用金型コアの上面に密接
し前記円筒パリソンに連なるテーパ部の一部を内径規制
円筒ノズル乃至そのテーパ状コアとで挾持し前記ブロー
成形用金型の上端部が前記中央のマンドレル周面に密接
可能としてあり、前記小径部及び中間部成形用のブロー
成形用金型は、前記マンドレル周面と共働して前記保護
ベローズの一端部である小径部と一体に内向きの爪を、
ブロー成形時に成形する構造としてあり、また前記内径
規制円筒ノズルは前記保護ブーツのその他端部である大
径部と一体に内向きの爪をこの大径部の成形時に成形す
る構造としてあることを特徴とする等速ジョイントなど
のための保護ブーツのブロー成形装置としてある。
【0011】前記課題を解決するために、前記ブロー成
形装置における前記マンドレルは、ブロー・ダイヘッド
に対して昇降可能に装備され、前記テーパ部を大径部の
射出成形から円筒パリソンの押出成形までは、前記大径
部成形用の金型コア、内径規制円筒ノズル及び割型テー
パ状ダイと同時に昇降し、次いで、小径部及び中間部成
形用ノブロー成形用金型と共働するときには、前記大径
部成形用金型コア、内径規制円筒ノズル及び割型テーパ
状ダイコアと独立して、ブロー・ダイヘッド下端に接近
する位置に上昇可能としてあることが望ましい。
形装置における前記マンドレルは、ブロー・ダイヘッド
に対して昇降可能に装備され、前記テーパ部を大径部の
射出成形から円筒パリソンの押出成形までは、前記大径
部成形用の金型コア、内径規制円筒ノズル及び割型テー
パ状ダイと同時に昇降し、次いで、小径部及び中間部成
形用ノブロー成形用金型と共働するときには、前記大径
部成形用金型コア、内径規制円筒ノズル及び割型テーパ
状ダイコアと独立して、ブロー・ダイヘッド下端に接近
する位置に上昇可能としてあることが望ましい。
【0012】前記課題を解決するために、前記ブロー成
形装置における前記円筒パリソンのブロー成形に際し、
この円筒パリソン内に吹き込まれる圧力気体が、前記マ
ンドレルが前記内径規制円筒ノズル及びそのテーパ状コ
ア内を貫通する貫通孔とこのマンドレル周面間の隙間か
ら吹き出される下吹き込み構造としてあることが好まし
い。
形装置における前記円筒パリソンのブロー成形に際し、
この円筒パリソン内に吹き込まれる圧力気体が、前記マ
ンドレルが前記内径規制円筒ノズル及びそのテーパ状コ
ア内を貫通する貫通孔とこのマンドレル周面間の隙間か
ら吹き出される下吹き込み構造としてあることが好まし
い。
【0013】
【発明の実施の形態】請求項3乃至請求項5に記載され
た装置発明の代表的な実施の形態を請求項7記載の成形
金型の発明の代表的な実施の形態と併せて次に説明す
る。図1、図2において、Aは溶融パリソンから一端部
にマンドレル10と同径の小径部B1を、その他端部に
この小径部B1より大径の大径部B2を有し、その中間
部B3が蛇腹状としてある保護ブーツBを射出ブロー成
形する装置を示す。このブロー成形装置Aにおいて、テ
ーパ状コア11を上端に有する内径規制円筒ノズル12
の中央部を貫通して前記マンドレル10が設けてあり、
前記内径規制円筒ノズル12の周面12aに密接離反可
能な大径部成形用金型コア13と、前記テーパ状コア1
1に接近離反可能な割型テーパ状ダイ14と、小径部及
び前記中間部成形用のブロー成形用金型15とが配備し
てある(図4参照)。前記割型テーパ状ダイ14はブロ
ー・ダイヘッド16の下面16aに密接離反可能に設け
てあると共に、前記内径規制円筒ノズル12と大径部成
形用金型コア13は前記割型テーパ状ダイ14の下面1
4aと密接して前記ブロー・ダイヘッド16に対して一
体に昇降可能に装備してある。
た装置発明の代表的な実施の形態を請求項7記載の成形
金型の発明の代表的な実施の形態と併せて次に説明す
る。図1、図2において、Aは溶融パリソンから一端部
にマンドレル10と同径の小径部B1を、その他端部に
この小径部B1より大径の大径部B2を有し、その中間
部B3が蛇腹状としてある保護ブーツBを射出ブロー成
形する装置を示す。このブロー成形装置Aにおいて、テ
ーパ状コア11を上端に有する内径規制円筒ノズル12
の中央部を貫通して前記マンドレル10が設けてあり、
前記内径規制円筒ノズル12の周面12aに密接離反可
能な大径部成形用金型コア13と、前記テーパ状コア1
1に接近離反可能な割型テーパ状ダイ14と、小径部及
び前記中間部成形用のブロー成形用金型15とが配備し
てある(図4参照)。前記割型テーパ状ダイ14はブロ
ー・ダイヘッド16の下面16aに密接離反可能に設け
てあると共に、前記内径規制円筒ノズル12と大径部成
形用金型コア13は前記割型テーパ状ダイ14の下面1
4aと密接して前記ブロー・ダイヘッド16に対して一
体に昇降可能に装備してある。
【0014】前記ブロー・ダイヘッド16の下面16a
にこのテーパ状コア11の上面11aが密接する上限位
置に前記内径規制円筒ノズル12が位置するときに、こ
のテーパ状コア11に対して前記割型テーパ状ダイ14
はその上面14bがブロー・ダイヘッド16の下面16
aに密接する状態で接近し、かつ内径規制円筒ノズル1
2の周面12aに前記大径部成形用金型コア13が密接
して、前記ブロー・ダイヘッド16の環状溶融樹脂吐出
口16bにその上端で連なるテーパ状の環状案内樹脂路
17が前記テーパ状コア11と割型テーパ状ダイ14間
に形成され、この環状案内樹脂路17の下端に連なる大
径部形成用のキャビテイ18が前記内径規制円筒ノズル
12と大径部成形用金型コア13間に形成される構造と
してある(図2参照)。前記内径規制円筒ノズル12と
大径部成形用金型コア13が下限位置に有るときに、前
記割型テーパ状ダイ14は前記テーパ状コア11から離
反した位置に有り、前記中央のマンドレル10周面と前
記ブロー・ダイヘッド16下面寄りの上端部15aで密
接離反自在な前記小径部B1及び中間部B3成形用のブ
ロー成形用金型15が閉じた位置をとり、この下面15
bが前記大径部成形用金型コア13の上面13aに密接
し前記環状案内樹脂路17で射出成形されるテーパ部B
4の一部を内径規制円筒ノズル12乃至そのテーパ状コ
ア11とで挾持し前記上端部15aが前記中央のマンド
レル10周面に密接可能としてある(図4参照)。前記
小径部B1及び中間部B3成形用のブロー成形用金型1
5は、前記マンドレル10周面と共働して前記保護ブー
ツの一端部である小径部B1と一体に内向きの爪B11
を、ブロー成形時に成形する構造としてあり、また前記
内径規制円筒ノズル12は前記保護ブーツBのその他端
部である大径部B2と一体に内向きの爪B21をこの大
径部B2の成形時に成形する構造としてある(図4参
照)。
にこのテーパ状コア11の上面11aが密接する上限位
置に前記内径規制円筒ノズル12が位置するときに、こ
のテーパ状コア11に対して前記割型テーパ状ダイ14
はその上面14bがブロー・ダイヘッド16の下面16
aに密接する状態で接近し、かつ内径規制円筒ノズル1
2の周面12aに前記大径部成形用金型コア13が密接
して、前記ブロー・ダイヘッド16の環状溶融樹脂吐出
口16bにその上端で連なるテーパ状の環状案内樹脂路
17が前記テーパ状コア11と割型テーパ状ダイ14間
に形成され、この環状案内樹脂路17の下端に連なる大
径部形成用のキャビテイ18が前記内径規制円筒ノズル
12と大径部成形用金型コア13間に形成される構造と
してある(図2参照)。前記内径規制円筒ノズル12と
大径部成形用金型コア13が下限位置に有るときに、前
記割型テーパ状ダイ14は前記テーパ状コア11から離
反した位置に有り、前記中央のマンドレル10周面と前
記ブロー・ダイヘッド16下面寄りの上端部15aで密
接離反自在な前記小径部B1及び中間部B3成形用のブ
ロー成形用金型15が閉じた位置をとり、この下面15
bが前記大径部成形用金型コア13の上面13aに密接
し前記環状案内樹脂路17で射出成形されるテーパ部B
4の一部を内径規制円筒ノズル12乃至そのテーパ状コ
ア11とで挾持し前記上端部15aが前記中央のマンド
レル10周面に密接可能としてある(図4参照)。前記
小径部B1及び中間部B3成形用のブロー成形用金型1
5は、前記マンドレル10周面と共働して前記保護ブー
ツの一端部である小径部B1と一体に内向きの爪B11
を、ブロー成形時に成形する構造としてあり、また前記
内径規制円筒ノズル12は前記保護ブーツBのその他端
部である大径部B2と一体に内向きの爪B21をこの大
径部B2の成形時に成形する構造としてある(図4参
照)。
【0015】前記マンドレル10は、ブロー・ダイヘッ
ド16に対して昇降可能に装備され、前記テーパ部B4
と大径部B2の射出成形から円筒パリソンPの押出成形
までは、前記大径部成形用の金型コア13、内径規制円
筒ノズル12及び割型テーパ状ダイ14と同時に昇降し
(図2、図3参照)、次いで、小径部B1及び中間部B
3成形用のブロー成形用金型15と共働するときには、
前記大径部成形用金型コア13、内径規制円筒ノズル1
2及び割型テーパ状ダイ14と独立して、ブロー・ダイ
ヘッド16下端に接近する位置に上昇可能としてある。
前記円筒パリソンPのブロー成形に際し、この円筒パリ
ソンP内に吹き込まれる圧力気体が、前記マンドレル1
0が前記内径規制円筒ノズル12及びそのテーパ状コア
11内を貫通する貫通孔19とこのマンドレル10周面
間の隙間20から吹き出される下吹き込み構造としてあ
る(図4参照)。なお、必要に応じ前記円筒パリソンP
内への圧力気体の吹込みは、ブロー・ダイヘッド16か
ら吹き込まれる上吹き込み構造とする場合もある。前記
実施の形態の装置及び金型により、請求項1乃至請求項
2に記載された方法発明が実施される。
ド16に対して昇降可能に装備され、前記テーパ部B4
と大径部B2の射出成形から円筒パリソンPの押出成形
までは、前記大径部成形用の金型コア13、内径規制円
筒ノズル12及び割型テーパ状ダイ14と同時に昇降し
(図2、図3参照)、次いで、小径部B1及び中間部B
3成形用のブロー成形用金型15と共働するときには、
前記大径部成形用金型コア13、内径規制円筒ノズル1
2及び割型テーパ状ダイ14と独立して、ブロー・ダイ
ヘッド16下端に接近する位置に上昇可能としてある。
前記円筒パリソンPのブロー成形に際し、この円筒パリ
ソンP内に吹き込まれる圧力気体が、前記マンドレル1
0が前記内径規制円筒ノズル12及びそのテーパ状コア
11内を貫通する貫通孔19とこのマンドレル10周面
間の隙間20から吹き出される下吹き込み構造としてあ
る(図4参照)。なお、必要に応じ前記円筒パリソンP
内への圧力気体の吹込みは、ブロー・ダイヘッド16か
ら吹き込まれる上吹き込み構造とする場合もある。前記
実施の形態の装置及び金型により、請求項1乃至請求項
2に記載された方法発明が実施される。
【0016】
【発明の効果】請求項1に記載された発明においては、
前記保護ブーツをブロー成形するに際して、まず、ブロ
ー・ダイヘッドの下面に、テーパ状コアを上端に有する
内径規制円筒ノズルをこのコアの上面が密接する上限位
置に位置決めし、このコアに対して割型テーパ状ダイを
この上面がブロー・ダイヘッドの下面に密接する状態で
接近させ、かつ内径規制円筒ノズルの周面に前記大径部
成形用金型コアを密接させ、前記ブロー・ダイヘッドの
溶融樹脂吐出口にその上端で連なるテーパ状の環状案内
樹脂路を前記テーパ状コアと割型テーパ状ダイ間に形成
し、この環状案内樹脂路の下端に連なる前記大径部形成
用のキャビテイを前記内径規制円筒ノズルと大径部成形
金型コアとの間に形成し、この状態で前記溶融樹脂吐出
口から前記環状案内樹脂路を通して前記前記大径部形成
用のキャビテイ内に溶融樹脂を射出し、環状の内向き突
起を有する前記大径部及びこれに連なる内向きのテーパ
部を成形することにより簡易に前記保護ブーツの大径部
を確実に射出ブロー成形できる。また、この大径部につ
らなるテーパ部の一部を挾持した状態で、この保護ブー
ツの中間部を滑らかに大径部に連結して形成することが
できる。更に前記小径部及び大径部の成形と同時に前記
内向きの爪を一体成形できる。前記請求項2に記載され
た発明においては、請求項1記載の発明の効果に加え
て、中間部を蛇腹に形成し、保護ブーツに柔軟性を付与
できる。請求項3に記載された装置発明においては、請
求項1、2に記載された方法発明を実施でき、その効果
を同様に発揮することができる。請求項4に記載された
装置発明においては、請求項3記載の発明の効果に加え
て、前記ブロー・ダイヘッドから円筒パリソンを押し出
す際に、マンドレルは下降しており、溶融状態の円筒パ
リソンがマンドレルの周面に融着されるのを阻止でき、
この円筒パリソンを支障なく押出すことができ、かつそ
の小径部の成形時には上昇し、この内向き突起を有する
小径部を確実に成形できる。請求項5に記載された装置
発明においては、請求項3、4記載の発明の効果に加え
て、前記貫通孔とマンドレル周面間の隙間から吹き出す
圧力気体を下吹き込み式で円筒パリソンに吹き込むこと
で、前記保護ブーツの中間部を成形できる。請求項6記
載の成形金型の発明においては、請求項1、2記載の方
法発明を実施でき、その効果を発揮できる。
前記保護ブーツをブロー成形するに際して、まず、ブロ
ー・ダイヘッドの下面に、テーパ状コアを上端に有する
内径規制円筒ノズルをこのコアの上面が密接する上限位
置に位置決めし、このコアに対して割型テーパ状ダイを
この上面がブロー・ダイヘッドの下面に密接する状態で
接近させ、かつ内径規制円筒ノズルの周面に前記大径部
成形用金型コアを密接させ、前記ブロー・ダイヘッドの
溶融樹脂吐出口にその上端で連なるテーパ状の環状案内
樹脂路を前記テーパ状コアと割型テーパ状ダイ間に形成
し、この環状案内樹脂路の下端に連なる前記大径部形成
用のキャビテイを前記内径規制円筒ノズルと大径部成形
金型コアとの間に形成し、この状態で前記溶融樹脂吐出
口から前記環状案内樹脂路を通して前記前記大径部形成
用のキャビテイ内に溶融樹脂を射出し、環状の内向き突
起を有する前記大径部及びこれに連なる内向きのテーパ
部を成形することにより簡易に前記保護ブーツの大径部
を確実に射出ブロー成形できる。また、この大径部につ
らなるテーパ部の一部を挾持した状態で、この保護ブー
ツの中間部を滑らかに大径部に連結して形成することが
できる。更に前記小径部及び大径部の成形と同時に前記
内向きの爪を一体成形できる。前記請求項2に記載され
た発明においては、請求項1記載の発明の効果に加え
て、中間部を蛇腹に形成し、保護ブーツに柔軟性を付与
できる。請求項3に記載された装置発明においては、請
求項1、2に記載された方法発明を実施でき、その効果
を同様に発揮することができる。請求項4に記載された
装置発明においては、請求項3記載の発明の効果に加え
て、前記ブロー・ダイヘッドから円筒パリソンを押し出
す際に、マンドレルは下降しており、溶融状態の円筒パ
リソンがマンドレルの周面に融着されるのを阻止でき、
この円筒パリソンを支障なく押出すことができ、かつそ
の小径部の成形時には上昇し、この内向き突起を有する
小径部を確実に成形できる。請求項5に記載された装置
発明においては、請求項3、4記載の発明の効果に加え
て、前記貫通孔とマンドレル周面間の隙間から吹き出す
圧力気体を下吹き込み式で円筒パリソンに吹き込むこと
で、前記保護ブーツの中間部を成形できる。請求項6記
載の成形金型の発明においては、請求項1、2記載の方
法発明を実施でき、その効果を発揮できる。
【図1】装置発明及び金型の実施の形態の概略図であ
る。
る。
【図2】方法発明の初期工程である大径部の成形工程を
説明する概略図である。
説明する概略図である。
【図3】円筒パリソンを成形する工程を説明する概略図
である。
である。
【図4】小径部を成形する工程を説明する概略図であ
る。
る。
10 マンドレル 11 テーパ状コア 12 内径規制円筒ノズル 13 大径部成形用金型コア 14 割型テーパ状ダイ 15 小径部及び中間部成形用のブロー成形用金型 16 ブロー・ダイヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16J 3/04 F16J 3/04 D // B29L 22:00 31:26
Claims (6)
- 【請求項1】マンドレルと同径の小径部を一端部に、そ
の他端部にこの小径部より大径の大径部を有し、これら
両端部を連結する中間部を有する保護ブーツを射出ブロ
ー成形するに際して、 a)テーパ状コアを上端に有する内径規制円筒ノズルを
このコアの上面がブロー・ダイヘッドの下面に、密接す
る上限位置に位置決めし、このコアに対して割型テーパ
状ダイをこの上面がブロー・ダイヘッドの下面に密接す
る状態で接近させ、かつ内径規制円筒ノズルの周面に大
径部成形用金型コアを密接させ、前記ブロー・ダイヘッ
ドの溶融樹脂吐出口にその上端で連なるテーパ状の環状
案内樹脂路を前記テーパ状コアと割型テーパ状ダイ間に
形成し、この環状案内樹脂路の下端に連なる大径部形成
用のキャビテイを前記内径規制円筒ノズルと大径部成形
金型コアとの間に形成する。 b)前記溶融樹脂吐出口から前記環状案内樹脂路を通し
て大径部形成用のキャビテイ内に溶融樹脂を射出し、環
状の内向きの突起を有する大径部及びこれに連なる内向
きのテーパ部を成形する。 c)ブロー・ダイヘッド下面から前記内径規制円筒ノズ
ル、前記大径部成形用金型コア及び割型テーパ状ダイを
このブロー・ダイヘッドの軸線方向に一体として離反下
降しながら、前記ブロー・ダイヘッドの環状溶融樹脂吐
出口から溶融樹脂を押出し、前記テーパ部に連なる円筒
パリソンを形成する。 d)前記割型テーパ状ダイを前記テーパ状コアから離反
させ、これに代わり、中央のマンドレル周面とブロー・
ダイヘッド下面寄りの上端部で閉じた時に密接する小径
部及び中間部成形用のブロー成形用金型を、この下面が
大径部成形用金型コアの上面に密接し前記円筒パリソン
に連なるテーパ部の一部を内径規制円筒ノズル乃至その
テーパ状コアとで挾持する状態で閉じる。 e)上下を閉じた前記円筒パリソン内に圧力気体を吹き
込んで内向き突起を有する前記小径部の成形と共にこの
小径部と大径部を連結する管状中間部をブロー成形する
と共に、この小径部寄りでブロー・ダイヘッドから円筒
パリソンを喰い切る。 f)前記小径部及び中間部成形用のブロー成形用金型及
び前記大径部成形用金型コアを開き、成形した保護ブー
ツを前記マンドレル周面及び内径規制円筒ノズル周面か
ら取り外す。以上a)乃至f)からなることを特徴とす
る等速ジョイントなどのための保護ブーツの射出ブロー
成形方法。 - 【請求項2】前記中間部を蛇腹状にブロー成形すること
を特徴とする請求項1記載の等速ジョイントなどのため
の保護ブーツの射出ブロー成形方法。 - 【請求項3】マンドレルと同径の小径部を一端部に、そ
の他端部にこの小径部より大径の大径部を有し、これら
両端部を連結する中間部を有する保護ブーツを射出ブロ
ー成形する装置において、 テーパ状コアを上端に有する内径規制円筒ノズルの中央
部を貫通して前記マンドレルが設けてあり、 前記内径規制円筒ノズルの周面に密接離反可能な大径部
成形用金型コアと、前記テーパ状コアに接近離反可能な
割型テーパ状ダイと、小径部及び中間部成形用のブロー
成形用金型とが配備してあり、 前記割型テーパ状ダイはブロー・ダイヘッドの下面に密
接離反可能に設けてあると共に、前記内径規制円筒ノズ
ルと大径部成形用金型コアは前記割型テーパ状ダイの下
面と密接して前記ブロー・ダイヘッドに対して一体に昇
降可能に装備してあり、 ブロー・ダイヘッドの下面にこのテーパ状コアの上面が
密接する上限位置に前記内径規制円筒ノズルが位置する
ときに、このテーパ状コアに対して前記割型テーパ状ダ
イはその上面がブロー・ダイヘッドの下面に密接する状
態で接近し、かつ内径規制円筒ノズルの周面に前記大径
部成形用金型コアが密接して、前記ブロー・ダイヘッド
の環状の溶融樹脂吐出口にその上端で連なるテーパ状の
環状案内樹脂路が前記テーパ状コアと割型テーパ状ダイ
間に形成され、この環状案内樹脂路の下端に連なる大径
部形成用のキャビテイが前記内径規制円筒ノズルと大径
部成形用金型コア間に形成され、 前記内径規制円筒ノズルと大径部成形用金型コアが下限
位置に有るときに、前記割型テーパ状ダイは前記テーパ
状コアから離反した位置にあり、前記中央のマンドレル
周面と前記ブロー・ダイヘッド下面寄りの上端部で密接
離反自在な前記小径部及び中間部成形用のブロー成形用
金型が閉じた位置をとり、この下面が前記大径部成形用
金型コアの上面に密接し前記管状案内樹脂路で射出成形
されるテーパ部の一部を内径規制円筒ノズル乃至そのテ
ーパ状コアとで挾持し前記ブロー成形用金型の上端部が
前記中央のマンドレル周面に密接可能としてあり、前記
小径部及び中間部成形用のブロー成形用金型は、前記マ
ンドレル周面と共働して前記保護ブーツの一端部である
小径部と一体に内向きの爪を、ブロー成形時に成形する
構造としてあり、また前記内径規制円筒ノズルは前記保
護ブーツのその他端部である大径部と一体に内向きの爪
をこの大径部の成形時に成形する構造としてあることを
特徴とする等速ジョイントなどの保護ブーツの射出ブロ
ー成形装置。 - 【請求項4】前記マンドレルは、ブロー・ダイヘッドに
対して昇降可能に装備され、前記テーパ部と大径部の射
出成形から円筒パリソンの押出成形までは、前記大径部
成形用金型コア、内径規制円筒ノズル及び割型テーパ状
ダイと同時に昇降し、次いで、小径部及び中間部成形用
ノブロー成形用金型と共働するときには、前記大径部成
形用金型コア、内径規制円筒ノズル及び割型テーパ状ダ
イと独立して、ブロー・ダイヘッド下端に接近する位置
に上昇可能としてあることを特徴とする。請求項3記載
の等速ジョイントなどの保護ブーツの射出ブロー成形装
置。 - 【請求項5】前記円筒パリソンのブロー成形に際し、こ
の円筒パリソン内に吹き込まれる圧力気体が、前記マン
ドレルが前記内径規制円筒ノズル及びそのテーパ状コア
内を貫通する貫通孔とこのマンドレル周面間の隙間から
吹き出される下吹き込み構造としてある請求項3又は4
記載の等速ジョイントなどの保護ブーツの射出ブロー成
形装置。 - 【請求項6】請求項1又は2記載の発明に使用されるこ
とを特徴とする成形金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14230996A JPH09300436A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 等速ジョイントなどの保護ブーツの射出ブロー成形方法と、その装置及びこれに使用される成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14230996A JPH09300436A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 等速ジョイントなどの保護ブーツの射出ブロー成形方法と、その装置及びこれに使用される成形金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09300436A true JPH09300436A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=15312372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14230996A Pending JPH09300436A (ja) | 1996-05-14 | 1996-05-14 | 等速ジョイントなどの保護ブーツの射出ブロー成形方法と、その装置及びこれに使用される成形金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09300436A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006033158A1 (ja) * | 2004-09-24 | 2006-03-30 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | 樹脂製ジョイントブーツの製造方法及び製造装置 |
JP2009298087A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Kojima Press Industry Co Ltd | 中空樹脂成形品の製造装置及び製造方法 |
US9944043B2 (en) | 2012-10-02 | 2018-04-17 | 3M Innovative Properties Company | Laminates and methods of making the same |
US10272655B2 (en) | 2012-10-02 | 2019-04-30 | 3M Innovative Properties Company | Film with alternating stripes and strands and apparatus and method for making the same |
US10828862B2 (en) | 2013-03-01 | 2020-11-10 | 3M Innovative Properties Company | Film with layered segments and apparatus and method for making the same |
CN114574980A (zh) * | 2022-03-02 | 2022-06-03 | 江苏德力化纤有限公司 | 一种多孔纤维的生产设备和制备方法 |
-
1996
- 1996-05-14 JP JP14230996A patent/JPH09300436A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006033158A1 (ja) * | 2004-09-24 | 2006-03-30 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | 樹脂製ジョイントブーツの製造方法及び製造装置 |
JP2009298087A (ja) * | 2008-06-16 | 2009-12-24 | Kojima Press Industry Co Ltd | 中空樹脂成形品の製造装置及び製造方法 |
US9944043B2 (en) | 2012-10-02 | 2018-04-17 | 3M Innovative Properties Company | Laminates and methods of making the same |
US10272655B2 (en) | 2012-10-02 | 2019-04-30 | 3M Innovative Properties Company | Film with alternating stripes and strands and apparatus and method for making the same |
US10828862B2 (en) | 2013-03-01 | 2020-11-10 | 3M Innovative Properties Company | Film with layered segments and apparatus and method for making the same |
CN114574980A (zh) * | 2022-03-02 | 2022-06-03 | 江苏德力化纤有限公司 | 一种多孔纤维的生产设备和制备方法 |
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