JPH09225997A - ブーツの製造方法及びその装置 - Google Patents

ブーツの製造方法及びその装置

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JPH09225997A
JPH09225997A JP5533196A JP5533196A JPH09225997A JP H09225997 A JPH09225997 A JP H09225997A JP 5533196 A JP5533196 A JP 5533196A JP 5533196 A JP5533196 A JP 5533196A JP H09225997 A JPH09225997 A JP H09225997A
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JP
Japan
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parison
boot
split mold
diameter portion
air
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Application number
JP5533196A
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English (en)
Inventor
Masanori Kikuchi
昌訓 菊地
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Placo Co Ltd
Original Assignee
Placo Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/58Blowing means
    • B29C2049/5844Compacting means, e.g. to compact the neck portion of the blown article with the blowing means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/02Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
    • B29C49/04Extrusion blow-moulding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/703Bellows

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブーツの小径部及び大径部を精密に製造可能
とする 【解決手段】 ブローダイヘッド30からパリソンを押
出し、入れ子40と第1の分割金型50でパリソン先端
部を挾持してブーツの小径部を環状で内向きの突起とと
もに成形する。このパリソン内にブローダイヘッド30
からエアを吹き込みパリソンをブローダイヘッド寄りで
略球状に予備成形し、パリソンを切断し、逆円錐筒状の
パリソン上端部を形成する。次に大径部成形用入れ子兼
用のエア吹き込みノズル80をパリソン上端部から挿入
した後、このエア吹き込みノズル80と第2の分割金型
70の間でパリソンの上端寄りを挾持し、環状で内向き
の突起付きの大径部を成形し、かつパリソン内にエアを
吹き込んでブロー成形し、第1の分割金型50のキャビ
ティの形状にこのブーツの中間部を蛇腹状で逆円錐筒体
に成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として機械的
な装置の関節部や、摺動部などを保護するブーツの製造
方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】出力軸に入力軸の運動を伝達するための
様々なシステムが、現在では、カルダン継手と共に使用
されており、特にエンジンから車輪を駆動するために動
力伝達継手装置がますます多く自動車産業において用い
られている。
【0003】そのような継手装置では、機械部分は、保
護ブーツ内に封入された一定量のグリースによって連続
的に潤滑されている。このブーツは、第一には、複数の
方向に弾性的に変形されえるものでなければならず、ま
た第二には、車の使用可能な期間に起こるであろう多く
の損傷にも拘わらず、その特性を保持しなければならな
い。なお、その損傷は、例えば、ブーツのラセン状隆起
部 (spire)の各々の他のものに対する摩擦に起因するも
のや、更に道路舗装の一部分の突出により引き起こされ
る衝撃によるものでさえあり、それは、使用されるエラ
ストマー材料にクラックを発生させる。このようなクラ
ックは、短期間或いは長期間の間に修理できないまでに
ブーツを損傷させる。
【0004】この欠点を克服するために、ブーツを構成
するエラストマー材料(通常、モールディングまたは射
出により形造られるポリクロロプレン型のゴムである)
を、剛性が改善された材料に取替えることが提案されて
いる。そのようなものは、例えば、ハイトレル (HYTRE
L) タイプ(デュポン・ド・ヌムール社登録商標)のよ
うなポリマーである。しかしながら、もし従来の製造技
術が考察されるならば、特に離型の問題のため、このよ
うな材料を使用することは困難であり、それ故に押出ブ
ロー技術により、そのような材料で保護ブーツを製造す
ることが提案されている。この目的のための装置および
その製造方法が、欧州特許第0022343号に記載さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の押出ブローに関
する欧州特許第0022343号記載の発明において、
その保護ブーツの先端又は末端部は継手の軸に締付けカ
ラーなどで締付け固定するために一層大径に拡径せねば
ならず、その金型構造は、多数の指部材を一斉に半径方
向外方へ押し拡げる構造を必要とし、その構造が複雑に
なると共に、その成形サイクル時間が長くなる。
【0006】この発明の目的は、ブーツの小径部及び大
径部を精密に製造可能とするブーツの製造方法及びその
装置を市場に提供することである。この発明の他の目的
は、ブーツの小径部及び大径部のうち、少なくとも一方
の径部の成形と同時に内向きの突起を環状に形成可能と
するブーツの製造方法及びその装置を市場に提供するこ
とである。この発明の更なる目的は、予備成形された逆
円錐筒状のパリソンが分割金型内に、前記大径部を成形
する以前にずれ落ちるのを防止するブーツの製造方法及
びその装置を市場に提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、特定発明は、 a)一端に大径部を有し、その他端に小径部を有し、こ
れら両端を連なる中間部を有する全体円錐筒体をなすブ
ーツの製造方法において、先ず、ブローダイヘッドから
パリソンを押出し、この先端部に小径部成形用入れ子を
挿入し、逆円錐筒体のキャビティを閉じた時に形成する
第1の分割金型を閉じ、この入れ子と第1の分割金型に
よりパリソン先端部を挾持してブーツの小径部を成形
し、 b)次いで、前記ブローダイヘッドからこのパリソン内
にエアを吹き込みパリソンを前記ブローダイヘッド寄り
で略球状に予備成形し、 c)この予備成形したパリソンを前記ブローダイヘッド
寄りで切断し、逆円錐筒状のパリソン上端部を形成し、
このパリソン上端部の内径を後工程の大径部成形用入れ
子兼用のエア吹き込みノズルの外径より大きめとし、 d)この第1の分割金型の上部に配備したブーツ大径部
成形用の第2の分割金型を開いた状態とし、 e)この状態でこれら分割金型と入れ子をパリソンとと
もに、前記ブローダイヘッド位置から、大径部成形用入
れ子兼用のエア吹き込みノズルの下方位置へ移動し、こ
の大径部成形用入れ子兼用のエア吹き込みノズルを前記
パリソン上端部からパリソン内に挿入し、前記第2の分
割金型を閉じてこの吹き込みノズルと前記第2の分割金
型の間でパリソンの上端寄りを挾持し、ブーツの大径部
を成形した後、 f)このパリソン内に前記大径部成形用入れ子兼用のエ
ア吹き込みノズルからエアを吹き込んでブロー成形し、
前記第1の分割金型のキャビティの形状にブーツの中間
部を逆円錐筒体に成形することを特徴とするブーツの製
造方法としてある。
【0008】前記課題を解決するため、関連発明は、 a)一端に大径部を有し、その他端に小径部を有し、こ
れら両端を連なる中間部を有する全体円錐筒体をなすブ
ーツの製造方法において、先ず、ブローダイヘッドから
パリソンを押出し、この先端部に小径部成形用入れ子を
挿入し、逆円錐筒体のキャビティを閉じた時に形成する
第1の分割金型を閉じ、この入れ子と第1の分割金型に
よりパリソン先端部を挾持してブーツの小径部を成形
し、 b)次いで、前記ブローダイヘッドからこのパリソン内
にエアを吹き込み、前記パリソンを前記ブローダイヘッ
ド寄りで略球状に予備成形し、 c)この予備成形したパリソンを前記ブローダイヘッド
寄りで切断し、逆円錐筒状のパリソン上端部を形成し、
このパリソン上端部の内径を後工程の大径部成形用入れ
子兼用のエア吹き込みノズルの外径より大きめとし、 d)次いで、前記第1の分割金型の上部に配備したブー
ツ大径部成形用の第2の分割金型を閉じてこのパリソン
の上端部寄り外周部に接触させ、 e)この状態でこれら分割金型と入れ子をパリソンとと
もに、前記ブローダイヘッド位置から、大径部成形用入
れ子兼用のエア吹き込みノズルの下方位置へ移動し、こ
の大径部成形用入れ子兼用のエア吹き込みノズルを前記
パリソン上端部からパリソン内に挿入し、先ず、前記大
径部成形用入れ子兼用の外周面に昇降自在にばね付勢装
備されたパリソン押えリングをパリソンP内面に接触
し、前記パリソン上端部を前記第2の分割金型の環状の
窪み部に押し付け、保持した後、前記大径部成形用入れ
子兼用のエア吹き込みノズルを更にパリソン内に降下さ
せるに伴い、上方に前記パリソン押えリングを退避さ
せ、この状態で、前記第2の分割金型を完全に閉じて、
この吹き込みノズルと前記第2の分割金型の間でパリソ
ンの上端寄りを挾持し、ブーツの大径部を成形した後、 f)このパリソン内に前記大径部成形用入れ子兼用のエ
ア吹き込みノズルからエアを吹き込んでブロー成形し、
前記第1の分割金型のキャビティの形状にブーツの中間
部を逆円錐筒体に成形することを特徴とするブーツの製
造方法としてある。前記課題を解決するため、この製造
方法における前記第1の分割金型のキャビティは蛇腹状
の逆円錐筒体としてあることを特徴とすることが振動吸
収上好ましい。
【0009】前記課題を解決するため、この製造方法に
おける前記小径部及び大径部のうち、少なくとも一方の
径部の成形と同時に内向きの突起を環状に形成すること
を特徴とするが製造上好ましい。
【0010】前記課題を解決するため、関連発明は請求
項1、3又は4記載の方法を実施することを特徴とする
ブーツの製造装置としてある。
【0011】前記課題を解決するため、関連発明は前記
大径部成形用入れ子兼用のエア吹き込みノズルの周面に
は、パリソン上端部ずれ落ち防止用のパリソン押えリン
グがこの周面に沿い下方に付勢されて装備され請求項
2、3又は4に記載の方法を実施することを特徴とする
ブーツの製造装置としてある。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1この形態は請求項1、3、4記載の方法発
明を実施する請求項5に記載された発明の代表的な実施
の形態を説明する。図8において、Aは一端に大径部1
0を有し、その他端に小径部11を有し、これら両端を
連なる中間部12を有する全体円錐筒体をなすブーツで
ある。図1において、20は、このブーツAの製造装置
である。この製造装置20はパリソンPを押出すブロー
ダイヘッド30と、このパリソンPの先端部内に挿入離
脱可能に配備されたに小径部成形用入れ子(以下入れ子
と云う)40と、閉じた時に蛇腹状で逆円錐筒体のキャ
ビティ51を形成し、かつ前記入れ子40とともに前記
パリソンP先端部を挾持してブーツAの小径部11を成
形する開閉可能な第1の分割金型50と、この入れ子4
0と第1の分割金型50によりパリソンP先端部を挾持
した状態で前記ブローダイヘッド30からこのパリソン
P内にエアを吹き込みこのブローダイヘッド30寄りで
略球状に予備成形されたパリソンPを前記ブローダイヘ
ッド30寄りで切断し、逆円錐筒状のパリソン上端部を
形成するカツター60と、前記第1の分割金型50の上
部に配備され、このパリソンPの上端部寄り外周部に接
近離反する開閉可能なブーツ大径部成形用の第2の分割
金型70とを具備する。
【0013】更に、この製造装置20は、前記ブローダ
イヘッド30から間隔をおいて配備された大径部成形用
入れ子兼用のエア吹き込みノズル(以下、エア吹き込み
ノズルと云う)80と、これら分割金型50、70と前
記入れ子40を前記ブーツAの小径部11を成形される
とともに逆円錐筒状に予備成形されたパリソンPととも
に、前記ブローダイヘッド30位置から、前記エア吹き
込みノズル80の下方位置へ移動させる移動装置(図示
せず)と、このエア吹き込みノズル80を前記パリソン
P上端部からパリソンP内に挿入する挿入装置90と、
この吹き込みノズル80と前記第2の分割金型70の間
でパリソンPの上端寄りを挾持し、ブーツAの大径部1
0を形成した後に、このパリソンP内に前記エア吹き込
みノズル80からエアを吹き込むエア供給手段(図示せ
ず)とを備える。 前記小径部11と大径部10の成形
と同時に内向きの突起13、14を環状に形成するよう
に、前記入れ子40、吹き込みノズル80の外周面には
環状の溝41、81が形成されている。前記製造装置2
0の作用を請求項1、3、4記載の方法発明の代表的な
実施の形態と併せ説明する。先ず前記ブローダイヘッド
30からパリソンPを押出し、この先端部に前記入れ子
40を挿入し、前記第1の分割金型50を閉じ、この入
れ子40と第1の分割金型50によってりパリソンP先
端部を挾持してブーツAの小径部11を環状で内向きの
突起13と共に成形する(図2参照)。
【0014】次いで、前記ブローダイヘッド30からこ
のパリソンP内にエアを吹き込みパリソンPを前記ブロ
ーダイヘッド30寄りで略球状に、即ち、上部ほど外方
に拡がる豆電球状に予備成形し、この予備成形したパリ
ソンP1を前記ブローダイヘッド30寄りで前記カッタ
ー60で切断し、逆円錐筒状のパリソン上端部を形成す
る。このパリソン上端部の内径を前記エア吹き込みノズ
ル80の外径より大きめとする。この際、前記第2の分
割金型70は開いている。この状態で前記閉じた第1の
分割金型50と、前記開いている第2の分割金型70及
び前記入れ子40をパリソンとともに、前記ブローダイ
ヘッド30位置から、前記エア吹き込みノズル80の下
方位置へ前記移動装置により移動し、このエア吹き込み
ノズル80を前記パリソン上端部からパリソン内に挿入
した後、前記第2の分割金型70を閉じてこの吹き込み
ノズル80と前記第2の分割金型70の間でパリソンP
の上端寄りを挾持し、前記ブーツAの大径部10を環状
で内向きの突起14とともに成形する(図3参照)。次
に前記エア供給手段により前記エア吹き込みノズル80
からエアをこのパリソンP内に吹き込んでブロー成形
し、前記第1の分割金型50のキャビティ51の形状に
このブーツAの中間部12を蛇腹状で逆円錐筒体に成形
する(図3参照)。このブーツAの材質は、例えばエラ
ストマーであり、パリソンの肉厚は厚く前記パリソンを
逆円錐筒に成形した際にパリソンはその形状を維持する
程度の剛性を有する。
【0015】実施の形態2 この形態は請求項2、3、4記載の方法発明を実施する
請求項6に記載された発明の代表的な実施の形態を説明
する。実施の形態1と異なる構造は次の通りである。図
4において、前記エア吹き込みノズル80の周面には、
パリソン上端部ずれ落ち防止用のパリソン押えリング8
2がこの周面に沿い下方にばね83により付勢されて装
備されている。前記パリソン押えリング82は、前記エ
ア吹き込みノズル80の下端から常時若干寸法突出して
おり、前記ベーローズAの大径部10の成形時には、前
記ばね83の付勢力に抗して、前記エア吹き込みノズル
80の外周面に形成した前記溝81よりも上方に退避自
在として設けられいる。この製造装置20aの作用を請
求項2、3、4記載の方法発明の代表的な実施の形態と
併せて説明する。先ず前記ブローダイヘッド30からパ
リソンPを押出し、この先端部に前記入れ子40を挿入
し、前記第1の分割金型50を閉じ、この入れ子40と
第1の分割金型50によってりパリソンP先端部を挾持
してブーツAの小径部11を環状で内向きの突起13と
ともに成形する(図5参照)。
【0016】次いで、前記ブローダイヘッド30からこ
のパリソンP1内にエアを吹き込み、前記パリソンPを
前記ブローダイヘッド30寄りで略球状に、即ち、上部
ほど外方に拡がる豆電球状に予備成形し、この予備成形
したパリソンP1を前記ブローダイヘッド30寄りで前
記カッター60で切断し、逆円錐筒状のパリソン上端部
を形成する。次いで、前記第2の分割金型80を閉じて
このパリソンの上端部寄り外周部に接触させる。この
際、このパリソン上端部の内径は前記エア吹き込みノズ
ル80の外径より大きめとする。この状態でこれら分割
金型50、70と前記入れ子40をパリソンとともに、
前記ブローダイヘッド30位置から、前記エア吹き込み
ノズル80の下方位置へ前記移動装置により移動し、こ
のエア吹き込みノズル80を前記パリソン上端部からパ
リソン内に挿入した後、前記第2の分割金型70を完全
に閉じてこのエア吹き込みノズル80の外周面と前記第
2の分割金型70の内周面との間でパリソンの上端寄り
を挾持し、前記ブーツAの大径部10を環状で内向きの
突起14とともに成形する(図6参照)。この際、この
エア吹き込みノズル80の下端がパリソン上端部に接触
する以前に前記パリソン押えリング82はパリソン内面
に接触し、前記パリソン上端部を前記第2の分割金型7
0の環状の窪み部70aに押し付け、保持する(図7参
照)。この環状の窪み部70aは前記第2の分割金型7
0の内周成形面70bから上方へ連なり、この内周成形
面70bの径より大径としてあり、前記パリソン押えリ
ング82を収容するに充分な形状としてある。この後、
このエア吹き込みノズル80が更にパリソンP1内に降
下するに伴い、前記ばね83の付勢力に抗して、前記エ
ア吹き込みノズル80の外周面に形成した前記溝81よ
り上方に前記パリソン押えリング82は退避する(図6
参照)。次に前記エア供給手段により前記エア吹き込み
ノズル80からエアをこのパリソン内に吹き込んでブロ
ー成形し、前記第1の分割金型50のキャビティ51の
形状にこのブーツAの中間部12を蛇腹状で逆円錐筒体
に成形する(図6参照)。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の発明においては、ブーツ
の小径部及び大径部を精密に製造できる。請求項2記載
の発明においては、請求項1記載の発明の効果に加え
て、前記大径部の成形の前工程としてパリソン上端部を
前記押えリングと前記第2の分割金型で挾持することに
より第1の分割金型のキャビティ内にパリソンがこの大
径部の成形以前に落ち込むのを未然に防止できる。請求
項3記載の発明においては、請求項1、2記載の発明の
効果に加えて、前記第1の分割金型のキャビティは蛇腹
状の逆円錐筒体としてあることにより、ブーツに伝わる
振動を有効に吸収できる。請求項4記載の発明において
は、請求項1、2、3記載の発明の効果に加えて、前記
小径部及び大径部のうち、少なくとも一方の径部の成形
と同時に内向きの突起を環状に形成することができ、こ
のブーツを等速ジョイト(図8参照)、パイプの接続部
分(図9参照)などのカバーとして使用した場合に、こ
の突起を等速ジョイト、パイプの接続部分などに形成さ
れている環状溝に掛合して、簡易にこのブーツを位置決
めでき、このように取り付けられたるブーツを締め付け
バンドで確実に取付けできる。請求項5記載の発明にお
いては、請求項1、2、3乃至4記載の製造方法発明を
実施でき、その効果を発揮できる。請求項6記載の発明
においては、請求項2、3、4記載の製造方法発明を実
施でき、前記エア吹き込みノズルの周面には、パリソン
上端部ずれ落ち防止用のパリソン押えリングがこの周面
に沿い下方に付勢されて装備されているため、前記エア
吹き込みノズルを前記パリソン内に挿入する以前に、前
記予備成形された逆円錐筒状のパリソンの上端部近傍を
このパリソン押えリングにより、第2の分割金型に押し
付けて、このパリソンが前記第1の分割金型のキャビテ
ィ内にずれ落ちるのを未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の製造装置全体を示す概略図であ
る。
【図2】図1による製造装置により、ブーツの小径部を
成形する及び予備成形工程を示す概略図である。
【図3】図1による製造装置により、ブーツの大径部、
中間部を成形する工程を示す概略図である。
【図4】実施の形態2の製造装置全体を示す概略図であ
る。
【図5】図4の製造装置により、ブーツの小径部を成形
する工程及びパリソンの予備成形工程を示す概略図であ
る。
【図6】図4の製造装置により、ブーツの大径部、中間
部を成形する工程を示す概略図である。
【図7】前記パリソン押えリングの作用を説明する概略
図である。
【図8】ブーツの使用例を示す半断面図である。
【図9】ブーツの他の使用例を示す半断面図である。
【符号の説明】
30 ブローダイヘッド 80 大径部成形用入れ子兼用のエア吹き込みノズル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)一端に大径部を有し、その他端に小径
    部を有し、これら両端を連なる中間部を有する全体円錐
    筒体をなすブーツの製造方法において、 先ず、ブローダイヘッドからパリソンを押出し、この先
    端部に小径部成形用入れ子を挿入し、逆円錐筒体のキャ
    ビティを閉じた時に形成する第1の分割金型を閉じ、こ
    の入れ子と第1の分割金型によりパリソン先端部を挾持
    してブーツの小径部を成形し、 b)次いで、前記ブローダイヘッドからこのパリソン内
    にエアを吹き込み、前記パリソンを前記ブローダイヘッ
    ド寄りで略球状に予備成形し、 c)この予備成形したパリソンを前記ブローダイヘッド
    寄りで切断し、逆円錐筒状のパリソン上端部を形成し、
    このパリソン上端部の内径を後工程の大径部成形用入れ
    子兼用のエア吹き込みノズルの外径より大きめとし、 d)この第1の分割金型の上部に配備したブーツ大径部
    成形用の第2の分割金型を開いた状態とし、 e)この状態でこれら分割金型と入れ子をパリソンとと
    もに、前記ブローダイヘッド位置から、大径部成形用入
    れ子兼用のエア吹き込みノズルの下方位置へ移動し、こ
    の大径部成形用入れ子兼用のエア吹き込みノズルを前記
    パリソン上端部からパリソン内に挿入し、前記第2の分
    割金型を閉じてこの吹き込みノズルと前記第2の分割金
    型の間でパリソンの上端寄りを挾持し、ブーツの大径部
    を成形した後、 f)このパリソン内に前記大径部成形用入れ子兼用のエ
    ア吹き込みノズルからエアを吹き込んでブロー成形し、
    前記第1の分割金型のキャビティの形状にブーツの中間
    部を逆円錐筒体に成形することを特徴とするブーツの製
    造方法。
  2. 【請求項2】a)一端に大径部を有し、その他端に小径
    部を有し、これら両端を連なる中間部を有する全体円錐
    筒体をなすブーツの製造方法において、先ず、ブローダ
    イヘッドからパリソンを押出し、この先端部に小径部成
    形用入れ子を挿入し、逆円錐筒体のキャビティを閉じた
    時に形成する第1の分割金型を閉じ、この入れ子と第1
    の分割金型によりパリソン先端部を挾持してブーツの小
    径部を成形し、 b)次いで、前記ブローダイヘッドからこのパリソン内
    にエアを吹き込み、前記パリソンを前記ブローダイヘッ
    ド寄りで略球状に予備成形し、 c)この予備成形したパリソンを前記ブローダイヘッド
    寄りで切断し、逆円錐筒状のパリソン上端部を形成し、
    このパリソン上端部の内径を後工程の大径部成形用入れ
    子兼用のエア吹き込みノズルの外径より大きめとし、 d)次いで、前記第1の分割金型の上部に配備したブー
    ツ大径部成形用の第2の分割金型を閉じてこのパリソン
    の上端部寄り外周部に接触させ、 e)この状態でこれら分割金型と入れ子をパリソンとと
    もに、前記ブローダイヘッド位置から、大径部成形用入
    れ子兼用のエア吹き込みノズルの下方位置へ移動し、こ
    の大径部成形用入れ子兼用のエア吹き込みノズルを前記
    パリソン上端部からパリソン内に挿入し、 先ず、前記大径部成形用入れ子兼用の外周面に昇降自在
    にばね付勢装備されたパリソン押えリングをパリソンP
    内面に接触し、前記パリソン上端部を前記第2の分割金
    型の環状の窪み部に押し付け、保持した後、前記大径部
    成形用入れ子兼用のエア吹き込みノズルを更にパリソン
    内に降下させるに伴い、上方に前記パリソン押えリング
    を退避させ、この状態で、前記第2の分割金型を完全に
    閉じて、この吹き込みノズルと前記第2の分割金型の間
    でパリソンの上端寄りを挾持し、ブーツの大径部を成形
    した後、 f)このパリソン内に前記大径部成形用入れ子兼用のエ
    ア吹き込みノズルからエアを吹き込んでブロー成形し、
    前記第1の分割金型のキャビティの形状にブーツの中間
    部を逆円錐筒体に成形することを特徴とするブーツの製
    造方法。
  3. 【請求項3】前記第1の分割金型のキャビティは蛇腹状
    の逆円錐筒体としてあることを特徴とする請求項1又は
    2記載のブーツの製造方法。
  4. 【請求項4】前記小径部及び大径部のうちの、少なくと
    も一方の径部の成形と同時に内向きの突起を環状に形成
    することを特徴とする請求項1、2又は3記載のブーツ
    の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1、3又は4記載の方法を実施する
    ことを特徴とするブーツの製造装置。
  6. 【請求項6】前記大径部成形用入れ子兼用のエア吹き込
    みノズルの外周面には、パリソン上端部ずれ落ち防止用
    のパリソン押えリングがこの周面に沿い下方に付勢され
    て装備され、請求項2、3又は4記載の方法を実施する
    ことを特徴とするブーツの製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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