JPH0930017A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH0930017A
JPH0930017A JP20180795A JP20180795A JPH0930017A JP H0930017 A JPH0930017 A JP H0930017A JP 20180795 A JP20180795 A JP 20180795A JP 20180795 A JP20180795 A JP 20180795A JP H0930017 A JPH0930017 A JP H0930017A
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platen
heating element
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JP20180795A
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Hiroto Shimizu
博人 志水
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字時に印字用発熱体の移動方向側の前方に
位置する記録紙の浮き上がりを防ぐようにする。 【解決手段】 印字ヘッド14のヘッド基板23の一端
部23aに印字用発熱体24を設け、ヘッド基板23の
他端部にプラテン12側に向けて突出してプラテン12
上の記録紙18を押圧する突出部34を設けた。したが
って、記録紙18に印字する際に、印字ヘッド14のヘ
ッド基板23が印字用発熱体24と突出部34の2ヵ所
で記録紙18を押圧するとともに、印字用発熱体24に
よる押圧に先行して突出部34が記録紙18を押圧す
る。このため、印字時に記録紙18がプラテン12に押
し付けられても、印字用発熱体24の移動方向側の前方
に位置する記録紙18がプラテン12から浮き上がら
ず、品質のよい印字ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は印字装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、印字ヘッドが記録紙上を移動しな
がら印字する印字装置には、例えば図7に示すような構
造のものがある。この印字装置は、プラテン1に対しヘ
ッド基板2を傾けて配置し、このヘッド基板2の一端部
に設けられた印字用発熱体3をインクリボン4を介して
プラテン1に押圧し、ヘッド基板2の他端部をプラテン
1から遊離させ、この状態で遊離したヘッド基板2の他
端部側に向けてヘッド基板2を矢印A方向に移動させる
ことにより、ヘッド基板2の印字用発熱体3にインクリ
ボン4を摺動させながら印字用発熱体3を選択的に発熱
駆動して、プラテン1上に載置された記録紙5に印字を
行なう構造になっている。この場合、プラテン1に対向
するヘッド基板2の対向面には、印字用発熱体3を発熱
駆動する駆動用チップ6がモールド樹脂7で覆われて搭
載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな印字装置では、ヘッド基板2の他端部をプラテン1
から遊離させているため、ヘッド基板2の一端部に設け
られた印字用発熱体3のみが記録紙5を押圧することに
なり、このため印字時に印字用発熱体3の移動方向側の
前方に位置する記録紙5がプラテン1から浮き上がり、
品質のよい印字ができないという問題がある。特に、切
り込みが設けられた用紙を台紙に貼着したタック紙を記
録紙5として用いた場合には、切り込み部分で用紙が浮
き上がやすいため、印字用発熱体3が引っかかり、良好
な印字ができないという不都合がある。また、この印字
装置では、印字時に印字用発熱体3に供給されるインク
リボン4がヘッド基板2に設けられた駆動用チップ6の
モールド樹脂7に接触し、これにより静電気が発生して
駆動用チップ6の駆動回路が誤動作する恐れがある。こ
の発明の課題は、印字時に印字用発熱体の移動方向側の
前方に位置する記録紙の浮き上がりを防ぎ、また駆動用
チップに対するインクリボンの接触を防ぐようにするこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一端部に印字用発熱体を有する印字ヘッドの他端部をプ
ラテン側より遊離させ、前記一端部の印字用発熱体をイ
ンクリボンを介してプラテン側に押圧するとともに、印
字ヘッドを遊離している他端部側に移動させながら印字
用発熱体を選択的に発熱駆動することにより、プラテン
上に載置された記録紙に印字を行なう印字装置におい
て、印字ヘッドの他端部にプラテン側に突出してプラテ
ン上の記録紙を押圧する突出部を設けたことを特徴とす
るものである。この請求項1記載の発明によれば、印字
ヘッドが印字用発熱体と突出部の2ヵ所で記録紙を押圧
するとともに、印字用発熱体による押圧に先行して突出
部が記録紙を押圧するので、印字時に記録紙がプラテン
に押し付けられても、印字用発熱体の移動方向側の前方
に位置する記録紙がプラテンから浮き上がらず、品質の
よい印字ができる。特に、切り込みが設けられた用紙を
台紙に貼着したタック紙を記録紙として用いた場合に
は、切り込み部分で用紙の端部が浮き上がるのを防ぐこ
とができる。
【0005】請求項4記載の発明は、支持板と、この支
持板に支持されたヘッド基板と、プラテンに対向するヘ
ッド基板の対向面の一端部に設けられた印字用発熱体
と、ヘッド基板の対向面に配置され、印字用発熱体を駆
動する駆動用チップとを備えた印字ヘッドを有し、印字
用発熱体が設けられた一端部をインクリボンを介してプ
ラテン側に押圧させるとともに、この一端部とは反対側
の他端部をプラテン側より遊離させ、この状態で印字ヘ
ッドを他端部側に移動させながら印字用発熱体を選択的
に発熱駆動することにより印字を行なう印字装置におい
て、印字ヘッドの他端部に対向面よりプラテン側に突出
してインクリボンに当接するとともに、プラテン上の記
録紙を押圧する突出部を設けたことを特徴とするもので
ある。この請求項4記載の発明によれば、請求項1記載
の発明と同様の作用効果があるほか、特にプラテンに対
向するヘッド基板の対向面より突出部がプラテン側に突
出してインクリボンに当接するので、プラテンに対する
ヘッド基板の対向面に設けられた駆動用チップからイン
クリボンを遊離させることができ、これにより駆動用チ
ップに対するインクリボンの接触を回避でき、インクリ
ボンの接触によって生じる静電気による駆動用チップの
駆動回路の誤動作を防ぐことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]以下、図1〜図3を参照して、この発
明の第1実施形態について説明する。図1はこの発明に
係る印字装置の要部を示す正面図である。この図におい
て、10はキャリッジである。キャリッジ10は、装置
本体内に設けられたガイド軸11に移動自在に取り付け
られ、このガイド軸11に案内され、かつガイド軸11
に平行して設けられたプラテン12に沿って走行する構
成となっている。このキャリッジ10には、図示しない
駆動モータによって駆動されてキャリッジ10を走行さ
せるための無端状の駆動ベルト13の一部(つまり図1
に示された2本の駆動ベルト13の一方)が固定されて
いる。また、キャリッジ10には、プラテン12に対し
接離する印字ヘッド14が搭載されているとともに、イ
ンクリボンカセット15が着脱可能に装着されている。
インクリボンカセット15は、カセットケース15a内
に供給リール15bと巻取リール15cとを備え、キャ
リッジ10に装着されたときに、キャリッジ10に設け
られたリボン巻取軸16が巻取リール15cの筒軸に装
着する構造になっている。この状態では、供給リール1
5bから繰り出されたインクリボン17が印字ヘッド1
4とプラテン12上に載置された記録紙18との間を通
って巻取リール15cに巻き取られる。さらに、キャリ
ッジ10には、図示しないが、リボン巻取軸16を回転
駆動する駆動モータおよび駆動機構が搭載されていると
ともに、この駆動モータを駆動源として印字ヘッド14
をプラテン12に対し押圧させたり開離させたりするカ
ム機構などからなるアップダウン機構が搭載されてい
る。
【0007】図2および図3は印字ヘッド14を示した
図である。印字ヘッド14は、アルミニウムなどの金属
材料からなる支持板20を備えている。支持板20は、
キャリッジ10に設けられたアップダウン機構に連結さ
れたアーム部21と、このアーム部21の先端にこれと
直角に連設された基板取付部22とから構成されてい
る。基板取付部22は、ヘッド基板23を支持するもの
であり、ヘッド基板23に蓄積された熱を放熱する役目
も果たしている。また、この基板取付部22は、印字時
にヘッド基板23の一端部23aをプラテン12に押圧
し、他端部23bをプラテン12から遊離させた状態で
支持する構造になっている。
【0008】ヘッド基板23は、セラミック基板であ
り、支持板20の基板取付部22に接着剤で固着されて
いる。また、プラテン12に対向するヘッド基板23の
対向面23cにおける一端部23aには、印字ヘッド1
4の移動方向に対して直交する方向に複数の発熱素子を
配列してなる印字用発熱体24が設けられている。この
印字用発熱体24は、その突出量が40〜80μm程度
に形成されている。また、ヘッド基板23の対向面23
cにおける中央部には、印字用発熱体24の各発熱素子
を選択的に発熱駆動する駆動用チップ25がモールド樹
脂26で覆われて搭載されている。駆動用チップ25
は、駆動回路を構成する集積回路が設けられた半導体チ
ップである。さらに、ヘッド基板23の対向面23cに
おける他端部23bには、駆動用チップ25と図示しな
い印字装置本体の印字制御部とを電気的に接続する配線
ケーブル(電気配線)26の端部が接続されている。こ
の配線ケーブル26は、印字ヘッド14の移動、つまり
キャリッジ10の移動に対処するために、フレキシブル
なフラット状の多芯ケーブルが採用されている。なお、
ヘッド基板23の対向面23cには、印字用発熱体2
4、駆動用チップ25、および配線ケーブル26を接続
するための配線(図示せず)がパターン形成されてお
り、これらの配線はその表面が絶縁性のカバー材(図示
せず)によって機械的に保護されている。
【0009】また、支持板20には、突出部材30が取
り付けられている。この突出部材30は、支持板20の
アーム部21にビス31によって取り付けられる部材取
付部32と、支持板20の基板取付部22上に配置され
るカバー部33と、ヘッド基板23の他端部23bから
プラテン12側に向けて突出した突出部34とからな
り、これらが合成樹脂により一体に形成された構造にな
っている。この突出部材30は、部材取付部32と支持
板20のアーム部21との間、およびカバー部33と支
持板20の基板取付部22との間で配線ケーブル26を
挾んで係止する。突出部34は、ABS樹脂などの合成
樹脂からなり、側面から見てほぼ「く」の字状に屈曲さ
れ、下部先端が印字時の移動方向(矢印A方向)に対し
後方に向けて傾斜し、その先端が先細りに形成され、先
端の下面が斜め下方に傾斜した傾斜面34aに形成さ
れ、これにより全体が弾性(可撓性)をもった構造にな
っている。なお、この実施形態で用いた記録紙18は、
切り込み35aが設けられた用紙35を台紙36に貼着
したタック紙である。
【0010】次に、このような印字装置の動作について
説明する。まず、印字する際には、キャリッジ10のア
ップダウン機構を動作させて、図1および図2に示すよ
うに、印字ヘッド14をプラテン12に向けて移動さ
せ、印字ヘッド14のヘッド基板23の一端部23aを
インクリボン17を介してプラテン12上に載置された
記録紙18に押圧させるとともに、ヘッド基板23の他
端部23b側からプラテン12側に向けて突出した突出
部材30の突出部34の先端をインクリボン17を介し
てプラテン12上に載置された記録紙18に押し付け
る。この状態で、キャリッジ10を矢印A方向に走行さ
せ、リボン巻取軸によってインクリボン17を巻き取り
ながら、印字ヘッド14の印字用発熱体24に印字装置
本体の印字制御部からの印字記録信号を印加して、印字
用発熱体24の各発熱素子を選択的に発熱駆動すること
により、記録紙18に順次情報を印字する。そして、1
行の印字が終了すると、印字ヘッド14がアップダウン
機構によりプラテン12から開離し、この状態でキャリ
ッジ10が矢印A方向と反対方向に移動してホームポジ
ションに戻り、上記動作を繰り返す。
【0011】このように、この印字装置では、記録紙1
8に印字を行なう際に、印字ヘッド14が印字用発熱体
24と突出部34の先端との2ヵ所で記録紙18を押圧
するとともに、印字用発熱体24による押圧に先行して
突出部34が記録紙18を押圧するので、印字時に記録
紙18がプラテン12に押し付けられても、印字用発熱
体24の移動方向側の前方に位置する記録紙18がプラ
テン12から浮き上がらず、品質のよい印字ができる。
この場合、記録紙18としてタック紙を用いても、切り
込み35aの部分で用紙35の端部が浮き上がるのを確
実に防ぐことができる。
【0012】この場合、突出部34は、合成樹脂からな
り、ほぼ「く」の字状に屈曲され、全体が弾性をもった
構造であるから、突出部34が記録紙18を介してプラ
テン12に押し付けられる際に弾力的に押し付けられる
ことになり、このためプラテン12に多少の凹凸変形が
あっても、その凹凸変形に応じて突出部34が弾性的に
変形するので、記録紙18を傷つけずに良好に摺動させ
ることができる。また、突出部34の下部先端は印字時
の移動方向に対する後方に向けて傾斜し、この先端の下
面が斜め下方に傾斜した傾斜面34aに形成されている
ので、突出部34の先端を記録紙18上でスムースに摺
動させることができる。
【0013】また、この印字装置では、プラテン12に
対向するヘッド基板23の対向面23cより突出部34
がプラテン12側に突出してインクリボン17に当接す
るので、プラテン12に対するヘッド基板23の対向面
23cに設けられた駆動用チップ25からインクリボン
17を遊離させることができ、これにより駆動用チップ
25に対するインクリボン17の接触を回避でき、イン
クリボン17の接触によって生じる静電気による駆動用
チップ25の駆動回路の誤動作を防ぐことができる。
【0014】さらに、この印字装置では、突出部34を
有する突出部材30でフラット状の配線ケーブル26を
支持板20との間に挾んで係止する構造であるから、配
線ケーブル26を確実に保護することができ、しかも配
線ケーブル26を係止するための別部品としての係止部
材を用いる必要がなく、突出部材30を支持板20に取
り付けるのと同時に配線ケーブル26を係止することが
できるので、取付作業性がよい。
【0015】[第2実施形態]次に、図4〜図6を参照
して、この発明の第2実施形態について説明する。この
場合、図1〜図3に示された第1実施形態と同一部分に
は同一符号を付し、その説明は省略する。この印字装置
の印字ヘッド14は、図5に示すように、突出部材30
の突出部34の下部先端に案内部40が設けられている
以外は、第1実施形態とまったく同様の構成となってい
る。案内部40は、インクリボン17を案内する案内溝
41と、この案内溝41の両側に位置してプラテン12
を押圧する押圧部42とからなっている。案内溝41
は、突出部34の先端中央が最も深い円弧状に形成さ
れ、その円弧の長さがインクリボン17の幅よりも長く
形成されている。この場合、先端中央の最も深い部分の
深αさは、インクリボン17の厚さよりも浅くてもよ
く、また深くてもよいが、インクリボン17の厚さ程度
が望ましい。押圧部42は、案内溝41の両端から突出
部34の先端における両端に亘って設けられている。
【0016】このような印字装置では、記録紙18に印
字を行なう際に、図6に示すように、突出部34の下部
先端に形成された案内部40の案内溝41内にインクリ
ボン17が配置され、案内部40の押圧部42が記録紙
18を介してプラテン12を押圧するので、インクリボ
ン17が突出部34の下部先端から外れないようにする
ことができるとともに、インクリボン17に加わる圧力
が低減され、これにより接触抵抗を軽減でき、インクリ
ボン17を滑らかに摺動させることができる。ちなみ
に、プラテン12に対するインクリボン17の角度θが
20°〜30°で、インクリボン17の張力が60〜8
0gの条件では、案内溝41の最も深い部分の深さαが
50〜100μmのときに、インクリボン17の走行ム
ラが最小となり、走行抵抗を減少させることができる。
また、案内溝41は突出部34の先端中央が最も深くな
る円弧状に形成されているので、インクリボン17の摺
動時にインクリボン17が案内溝41の中央部に寄りや
すくなり、インクリボン17を安定して摺動させること
ができる。
【0017】なお、上記第2実施形態では、突出部34
の下部先端に案内部40を形成したが、これに限らず、
下部先端のインクリボン17に対する接触抵抗を極端に
嫌う場合には、下部先端にローラを取り付けた構造にし
てもよい。また、上記第1、第2実施形態では、突出部
材30の突出部34をABS樹脂などの合成樹脂により
ほぼ「く」の字状に屈曲形成して全体に弾性をもたせた
構造にしたが、これに限らず、突出部34の材質そのも
のを可撓性を有する軟質合成樹脂で形成して柔軟性をも
たせてもよく、板バネのようなそれ自体がバネを有する
もので形成してもよい。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、印字ヘッ
ドの他端部にプラテン側に突出してプラテン上の記録紙
を押圧する突出部を設けたので、記録紙に印字する際、
印字ヘッドが印字用発熱体と突出部の2ヵ所で記録紙を
押圧するとともに、印字用発熱体による押圧に先行して
突出部が記録紙を押圧することになり、このため印字時
に記録紙がプラテンに押し付けられても、印字用発熱体
の移動方向側の前方に位置する記録紙がプラテンから浮
き上がらず、品質のよい印字ができる。特に、タック紙
を記録紙として用いた場合には、切り込み部分で用紙の
端部が浮き上がるのを防ぐことができる。請求項2記載
の発明によれば、突出部が可撓性部材であるから、突出
部が記録紙をプラテンに押圧する際に柔軟性をもって押
圧することができ、このためプラテンの多少の凹凸変形
にも対処することができ、記録紙を傷めずに良好に印字
ができる。
【0019】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の作用効果があるほか、特にプラテンに
対向するヘッド基板の対向面より突出部がプラテン側に
突出してインクリボンに当接するので、プラテンに対す
るヘッド基板の対向面に設けられた駆動用チップからイ
ンクリボンを遊離させることができ、これにより駆動用
チップに対するインクリボンの接触を回避でき、インク
リボンの接触によって生じる静電気による駆動用チップ
の駆動回路の誤動作を防ぐことができる。請求項7記載
の発明によれば、突出部にインクリボンを案内する案内
部を設けたので、印字時にインクリボンを良好に案内す
ることができる。請求項8記載の発明によれば、案内部
をインクリボンを案内する案内溝と、この案内溝の両側
に位置してプラテンを押圧する押圧部とで構成したの
で、押圧部によりインクリボンが案内溝から外れるのを
防ぐことができ、かつ案内溝によりインクリボンに加わ
る圧力を低減でき、これによりインクリボンの摺動時に
おける接触抵抗を軽減でき、インクリボンを円滑に摺動
させることができる。請求項9記載の発明によれば、案
内溝を中央に向けて傾斜させたので、摺動するインクリ
ボンが案内溝の中央に寄りやすくなり、インクリボンを
安定してガイドすることができる。請求項10記載の発
明によれば、突出部の先端を印字時における印字ヘッド
の移動方向の後方に向けて傾斜させたので、先端を記録
紙上でスムースに摺動させることができる。請求項11
記載の発明によれば、突出部に装置本体の印字制御手段
と前記駆動用チップを接続する電気配線を係止する係止
部を設けたので、電気配線を係止するための別部品とし
ての係止部材を用いる必要がなく、突出部を支持板に取
り付けるときに同時に電気配線を係止することができ、
取付作業性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る印字装置の第1実施形態の要部
を示す正面図。
【図2】図1の印字ヘッドの拡大側面図。
【図3】図2の斜視図。
【図4】この発明に係る印字装置の第2実施形態の印字
ヘッドの側面図。
【図5】図4のインクリボンを取り除いた状態の正面
図。
【図6】図5の印字ヘッドによる印字状態を示す一部破
断した正面図。
【図7】従来の印字ヘッドによる印字状態を示す概略
図。
【符号の説明】
14 印字ヘッド 17 インクリボン 18 記録紙 20 支持板 23 ヘッド基板 23a ヘッド基板の一端部 23b ヘッド基板の他端部 23c ヘッド基板の対向面 24 印字用発熱体 25 駆動用チップ 26 配線ケーブル 30 突出部材 34 突出部 40 案内部 41 案内溝 42 押圧部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部に印字用発熱体を有する印字ヘッ
    ドの他端部をプラテン側より遊離させ、前記一端部の印
    字用発熱体をインクリボンを介して前記プラテン側に押
    圧するとともに、前記印字ヘッドを前記遊離している他
    端部側に移動させながら前記印字用発熱体を選択的に発
    熱駆動することにより、前記プラテン上に載置された記
    録紙に印字を行なう印字装置において、 前記印字ヘッドの他端部に前記プラテン側に突出して前
    記プラテン上の記録紙を押圧する突出部を設けたことを
    特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 前記突出部は可撓性部材からなることを
    特徴とする請求項1記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記可撓性部材は合成樹脂からなること
    を特徴とする請求項2記載の印字装置。
  4. 【請求項4】 支持板と、この支持板に支持されたヘッ
    ド基板と、このヘッド基板のプラテンに対向する対向面
    の一端部に設けられた印字用発熱体と、前記ヘッド基板
    の前記対向面に配設されて前記印字用発熱体を駆動する
    駆動用チップとを備えた印字ヘッドを有し、前記印字用
    発熱体が設けられた一端部をインクリボンを介して前記
    プラテン側に押圧させるとともに、この一端部とは反対
    側の他端部を前記プラテン側より遊離させ、この状態で
    前記印字ヘッドを前記他端部側に移動させながら前記印
    字用発熱体を選択的に発熱駆動することにより印字を行
    なう印字装置において、 前記印字ヘッドの前記他端部に前記対向面より前記プラ
    テン側に突出して前記インクリボンに当接するととも
    に、前記プラテン上の記録紙を押圧する突出部を設けた
    ことを特徴とする印字装置。
  5. 【請求項5】 前記突出部は可撓性部材からなることを
    特徴とする請求項4記載の印字装置。
  6. 【請求項6】 前記可撓性部材は合成樹脂からなること
    を特徴とする請求項5記載の印字装置。
  7. 【請求項7】 前記突出部には前記インクリボンを案内
    する案内部が設けられていることを特徴とする請求項4
    〜6のいずれかに記載の印字装置。
  8. 【請求項8】 前記案内部は、前記インクリボンを案内
    する案内溝と、この案内溝の両側に位置して前記プラテ
    ン側を押圧する押圧部とからなることを特徴とする請求
    項7記載の印字装置。
  9. 【請求項9】 前記案内溝は両側から中央に向けて傾斜
    していることを特徴とする請求項8記載の印字装置。
  10. 【請求項10】 前記突出部の先端は、印字時における
    前記印字ヘッドの摺動方向の後方に向けて傾斜している
    ことを特徴とする請求項4〜9のいずれかに記載の印字
    装置。
  11. 【請求項11】 前記突出部には、装置本体の印字制御
    手段と前記駆動用チップを接続する電気配線を係止する
    係止部が設けられていることを特徴とする請求項4〜1
    0のいずれかに記載の印字装置。
JP20180795A 1995-07-17 1995-07-17 印字装置 Pending JPH0930017A (ja)

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JPH0930017A true JPH0930017A (ja) 1997-02-04

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