JPH09300151A - 工作機械用のティルティングワークテーブル装置 - Google Patents
工作機械用のティルティングワークテーブル装置Info
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- JPH09300151A JPH09300151A JP11776796A JP11776796A JPH09300151A JP H09300151 A JPH09300151 A JP H09300151A JP 11776796 A JP11776796 A JP 11776796A JP 11776796 A JP11776796 A JP 11776796A JP H09300151 A JPH09300151 A JP H09300151A
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q1/00—Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
- B23Q1/25—Movable or adjustable work or tool supports
- B23Q1/44—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms
- B23Q1/50—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with rotating pairs only, the rotating pairs being the first two elements of the mechanism
- B23Q1/54—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with rotating pairs only, the rotating pairs being the first two elements of the mechanism two rotating pairs only
- B23Q1/5406—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with rotating pairs only, the rotating pairs being the first two elements of the mechanism two rotating pairs only a single rotating pair followed perpendicularly by a single rotating pair
- B23Q1/5437—Movable or adjustable work or tool supports using particular mechanisms with rotating pairs only, the rotating pairs being the first two elements of the mechanism two rotating pairs only a single rotating pair followed perpendicularly by a single rotating pair and in which the degree of freedom, which belongs to the working surface, is perpendicular to this surface
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Feeding Of Workpieces (AREA)
- Machine Tool Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 サーボモータの保持力やバランスシリンダ力
に依存することなくワークテーブル部材を任意のティル
ティング位置にて確実に保持し、長期間に亙って重切削
と高精度とを両立することができる工作機械用のティル
ティングワークテーブル装置を提供すること。 【解決手段】 軸受ハウジング１５よりテーブルベース
部材２１がティルト軸１７によりティルティング可能に
支持され、テーブルベース部材２１にワークテーブル部
材１３が搭載された工作機械用のティルティングワーク
テーブル装置において、テーブルベース部材２１に固定
されてティルト軸周りに連続して延在するクランプ用デ
ィスク部材２５と、軸受ハウジングに設けられクランプ
用ディスク部材２５を選択的に両側より挟み込んで摩擦
力によりクランプ用ディスク部材２５を任意のティルテ
ィング位置にてクランプ固定する挟み込みクランプ装置
２７とを設ける。
に依存することなくワークテーブル部材を任意のティル
ティング位置にて確実に保持し、長期間に亙って重切削
と高精度とを両立することができる工作機械用のティル
ティングワークテーブル装置を提供すること。 【解決手段】 軸受ハウジング１５よりテーブルベース
部材２１がティルト軸１７によりティルティング可能に
支持され、テーブルベース部材２１にワークテーブル部
材１３が搭載された工作機械用のティルティングワーク
テーブル装置において、テーブルベース部材２１に固定
されてティルト軸周りに連続して延在するクランプ用デ
ィスク部材２５と、軸受ハウジングに設けられクランプ
用ディスク部材２５を選択的に両側より挟み込んで摩擦
力によりクランプ用ディスク部材２５を任意のティルテ
ィング位置にてクランプ固定する挟み込みクランプ装置
２７とを設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、工作機械用のテ
ィルティングワークテーブル装置に関し、特に同時５軸
制御ＮＣ工作機械で使用されるティルティングワークテ
ーブル装置に関するものである。
ィルティングワークテーブル装置に関し、特に同時５軸
制御ＮＣ工作機械で使用されるティルティングワークテ
ーブル装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】同時５軸制御ＮＣ工作機械には、Ｘ軸周
り（Ａ軸）の回動変位であるティルティングと、Ｙ軸周
り（Ｂ軸）の回転とをワークテーブル側が受け持ち、Ｙ
軸移動と、Ｚ軸移動とを主軸頭側が受け持つよう構成さ
れた横形マシニングタイプによるテーブル旋回式の同時
５軸制御ＮＣ工作機械がある。
り（Ａ軸）の回動変位であるティルティングと、Ｙ軸周
り（Ｂ軸）の回転とをワークテーブル側が受け持ち、Ｙ
軸移動と、Ｚ軸移動とを主軸頭側が受け持つよう構成さ
れた横形マシニングタイプによるテーブル旋回式の同時
５軸制御ＮＣ工作機械がある。
【０００３】この工作機械では、Ｘ軸方向に移動可能な
サドル上に搭載されたティルティングワークテーブル装
置が使用され、ティルティングワークテーブル装置のワ
ークテーブル部材がＡ軸周りとＢ軸周りに各々個別に連
続割り出し可能になっていて同時５軸制御により専ら自
由曲面加工が行われる。
サドル上に搭載されたティルティングワークテーブル装
置が使用され、ティルティングワークテーブル装置のワ
ークテーブル部材がＡ軸周りとＢ軸周りに各々個別に連
続割り出し可能になっていて同時５軸制御により専ら自
由曲面加工が行われる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】近年、上述のような同
時５軸制御ＮＣ工作機械において、ワークテーブル部材
をある角度、例えば、Ａ軸を０度と９０度に割り出し、
Ｂ軸を９０度毎に割り出すことにより、立方体ワークの
５面を１回の段取りで加工することが多くなっていてい
る。
時５軸制御ＮＣ工作機械において、ワークテーブル部材
をある角度、例えば、Ａ軸を０度と９０度に割り出し、
Ｂ軸を９０度毎に割り出すことにより、立方体ワークの
５面を１回の段取りで加工することが多くなっていてい
る。
【０００５】従来、同時５軸制御ＮＣ工作機械において
は、Ｘ軸、Ｙ軸、Ｚ軸、Ａ軸、Ｂ軸の５軸を各々連続的
に動かして立体的な自由曲面の形状を削り出す加工が主
体であるため、従来のティルティングワークテーブル装
置にはワークテーブル部材を任意のティルティング位置
にてクランプするような機構は組み込まれていない。
は、Ｘ軸、Ｙ軸、Ｚ軸、Ａ軸、Ｂ軸の５軸を各々連続的
に動かして立体的な自由曲面の形状を削り出す加工が主
体であるため、従来のティルティングワークテーブル装
置にはワークテーブル部材を任意のティルティング位置
にてクランプするような機構は組み込まれていない。
【０００６】このため、ワークテーブル部材の割り出し
位置における保持（固定）は、ワークテーブル部材を割
り出し駆動するサーボモータの保持力や、それを補うバ
ランスシリンダ力によって行われているが、何れの場合
でも大型のサーボモータが必要になり、重切削の場合に
は高精度を維持することが難しい。
位置における保持（固定）は、ワークテーブル部材を割
り出し駆動するサーボモータの保持力や、それを補うバ
ランスシリンダ力によって行われているが、何れの場合
でも大型のサーボモータが必要になり、重切削の場合に
は高精度を維持することが難しい。
【０００７】また切削振動による位置誤差を少なくする
ために、割り出し駆動の最終段にダブルピニオンを使用
することが行われが、長期間に亙って重切削で高精度を
維持するためには、ダブルピニオンのバックラッシュを
適正な状態に修正する必要が生じる。
ために、割り出し駆動の最終段にダブルピニオンを使用
することが行われが、長期間に亙って重切削で高精度を
維持するためには、ダブルピニオンのバックラッシュを
適正な状態に修正する必要が生じる。
【０００８】この発明は、上述の如き問題点に着目して
なされたものであり、サーボモータの保持力やバランス
シリンダ力に依存することなくワークテーブル部材を任
意のティルティング位置にて確実に保持し、長期間に亙
って重切削と高精度とを両立することができる工作機械
用のティルティングワークテーブル装置を提供すること
を目的としている。
なされたものであり、サーボモータの保持力やバランス
シリンダ力に依存することなくワークテーブル部材を任
意のティルティング位置にて確実に保持し、長期間に亙
って重切削と高精度とを両立することができる工作機械
用のティルティングワークテーブル装置を提供すること
を目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、請求項１の発明は、軸受ハウジングよりテーブル
ベース部材がティルト軸によりティルティング可能に支
持され、前記テーブルベース部材にワークテーブル部材
が搭載された工作機械用のティルティングワークテーブ
ル装置において、前記テーブルベース部材に固定されて
前記ティルト軸周りに連続して延在するクランプ用ディ
スク部材と、前記軸受ハウジングに設けられ、前記クラ
ンプ用ディスク部材を選択的に両側より挟み込んで摩擦
力により前記クランプ用ディスク部材を任意のティルテ
ィング位置にてクランプ固定する挟み込みクランプ装置
とを有しているものである。
めに、請求項１の発明は、軸受ハウジングよりテーブル
ベース部材がティルト軸によりティルティング可能に支
持され、前記テーブルベース部材にワークテーブル部材
が搭載された工作機械用のティルティングワークテーブ
ル装置において、前記テーブルベース部材に固定されて
前記ティルト軸周りに連続して延在するクランプ用ディ
スク部材と、前記軸受ハウジングに設けられ、前記クラ
ンプ用ディスク部材を選択的に両側より挟み込んで摩擦
力により前記クランプ用ディスク部材を任意のティルテ
ィング位置にてクランプ固定する挟み込みクランプ装置
とを有しているものである。
【００１０】この発明による工作機械用のティルティン
グワークテーブル装置では、挟み込みクランプ装置がク
ランプ用ディスク部材を選択的に両側より挟み込むこと
により、摩擦力によってクランプ用ディスク部材が任意
のティルティング位置にてクランプ固定され、これによ
りワークテーブル部材が任意のティルティング位置に固
定される。
グワークテーブル装置では、挟み込みクランプ装置がク
ランプ用ディスク部材を選択的に両側より挟み込むこと
により、摩擦力によってクランプ用ディスク部材が任意
のティルティング位置にてクランプ固定され、これによ
りワークテーブル部材が任意のティルティング位置に固
定される。
【００１１】請求項２の発明は、請求項１に記載の工作
機械用のティルティングワークテーブル装置において、
前記挟み込みクランプ装置は、両端部を前記軸受ハウジ
ングに固定され、互いに所定の間隔をおいて対向してそ
の間隔部に前記クランプ用ディスク部材を受け入れ、薄
肉部により前記両端部より隔てられて前記薄肉部の弾性
変形により互いに接近する方向に変位可能な中央部を有
する２枚のクランププレートと、前記２枚のクランププ
レートの前記中央部を貫通して延在し、一端をプレッシ
ャプレートにより一方のクランププレートの前記中央部
に実質的に固定された軸部材と、他方のクランププレー
トの前記中央部に実質的に固定されたシリンダ部材と、
前記シリンダ部材に嵌合して前記シリンダ部材と共働し
てシリンダ室を画定し、前記軸部材の他端側に実質的に
固定されたピストン部材とにより構成され、前記シリン
ダ室に対する圧力流体に供給により前記プレッシャプレ
ートと前記シリンダ部材とで前記２枚のクランププレー
トの前記中央部を挟み込み押圧して前記薄肉部の弾性変
形により当該中央部を互いに接近する方向に変位させ、
この２枚のクランププレートの中央部間に位置している
前記クランプ用ディスク部材を挟み込むよう構成されて
いるものである。
機械用のティルティングワークテーブル装置において、
前記挟み込みクランプ装置は、両端部を前記軸受ハウジ
ングに固定され、互いに所定の間隔をおいて対向してそ
の間隔部に前記クランプ用ディスク部材を受け入れ、薄
肉部により前記両端部より隔てられて前記薄肉部の弾性
変形により互いに接近する方向に変位可能な中央部を有
する２枚のクランププレートと、前記２枚のクランププ
レートの前記中央部を貫通して延在し、一端をプレッシ
ャプレートにより一方のクランププレートの前記中央部
に実質的に固定された軸部材と、他方のクランププレー
トの前記中央部に実質的に固定されたシリンダ部材と、
前記シリンダ部材に嵌合して前記シリンダ部材と共働し
てシリンダ室を画定し、前記軸部材の他端側に実質的に
固定されたピストン部材とにより構成され、前記シリン
ダ室に対する圧力流体に供給により前記プレッシャプレ
ートと前記シリンダ部材とで前記２枚のクランププレー
トの前記中央部を挟み込み押圧して前記薄肉部の弾性変
形により当該中央部を互いに接近する方向に変位させ、
この２枚のクランププレートの中央部間に位置している
前記クランプ用ディスク部材を挟み込むよう構成されて
いるものである。
【００１２】この発明による工作機械用のティルティン
グワークテーブル装置では、クランプ用ディスク部材の
片側に配置されたシリンダ部材とピストン部材により、
クランプ用ディスク部材が両側から均等に挟み込まれ、
クランプ用ディスク部材のクランプ固定が的確に行われ
る。
グワークテーブル装置では、クランプ用ディスク部材の
片側に配置されたシリンダ部材とピストン部材により、
クランプ用ディスク部材が両側から均等に挟み込まれ、
クランプ用ディスク部材のクランプ固定が的確に行われ
る。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面を用いて詳細に説明する。
面を用いて詳細に説明する。
【００１４】図１はこの発明によるティルティングワー
クテーブル装置が適用された横形マシニングタイプによ
る同時５軸制御ＮＣ工作機械を示している。この工作機
械は、コラム用ベット１上に配置されてＺ軸方向に移動
可能なコラム３と、コラム３に設けられＹ軸方向に移動
可能な主軸頭５と、テーブル用ベット７上に配置されて
Ｘ軸方向に移動可能なサドル９と、サドル９上に搭載さ
れたティルティングワークテーブル装置１１とを有し、
ティルティングワークテーブル装置１１にワークテーブ
ル部材（ロータリテーブル）１３がＡ軸（ティルト軸）
とＢ軸（ロータリ軸）の各々に関して連続割り出し可能
に設けられている。
クテーブル装置が適用された横形マシニングタイプによ
る同時５軸制御ＮＣ工作機械を示している。この工作機
械は、コラム用ベット１上に配置されてＺ軸方向に移動
可能なコラム３と、コラム３に設けられＹ軸方向に移動
可能な主軸頭５と、テーブル用ベット７上に配置されて
Ｘ軸方向に移動可能なサドル９と、サドル９上に搭載さ
れたティルティングワークテーブル装置１１とを有し、
ティルティングワークテーブル装置１１にワークテーブ
ル部材（ロータリテーブル）１３がＡ軸（ティルト軸）
とＢ軸（ロータリ軸）の各々に関して連続割り出し可能
に設けられている。
【００１５】図２に示されているように、ティルティン
グワークテーブル装置１１は、サドル９上に固定された
一対の軸受ハウジング１５と、両端に設けられたティル
ト軸１７をもって軸受ハウジング１５の軸受部１９より
回転可能に、即ちティルティング可能に両持ち支持され
た横転コの字形のテーブルベース部材２１と、テーブル
ベース部材２１に中心軸（Ｂ軸）２３により回転可能に
設けられた前述のロータリテーブル（ワークテーブル部
材）１３とを具備している。
グワークテーブル装置１１は、サドル９上に固定された
一対の軸受ハウジング１５と、両端に設けられたティル
ト軸１７をもって軸受ハウジング１５の軸受部１９より
回転可能に、即ちティルティング可能に両持ち支持され
た横転コの字形のテーブルベース部材２１と、テーブル
ベース部材２１に中心軸（Ｂ軸）２３により回転可能に
設けられた前述のロータリテーブル（ワークテーブル部
材）１３とを具備している。
【００１６】テーブルベース部材２１の両側部には各々
ティルト軸１７と同心にクランプ用ディスク部材２５が
固定装着されている。クランプ用ディスク部材２５は、
図３に示されているように、円盤状をなしてティルト軸
周りに連続して延在し、全周に亙って一様な板厚を有し
ている。
ティルト軸１７と同心にクランプ用ディスク部材２５が
固定装着されている。クランプ用ディスク部材２５は、
図３に示されているように、円盤状をなしてティルト軸
周りに連続して延在し、全周に亙って一様な板厚を有し
ている。
【００１７】軸受ハウジング１５には両側のクランプ用
ディスク部材２５を各々選択的に両側より挟み込んで摩
擦力によりクランプ用ディスク部材２５を任意のティル
ティング位置にてクランプ固定する挟み込みクランプ装
置２７が設けられている。
ディスク部材２５を各々選択的に両側より挟み込んで摩
擦力によりクランプ用ディスク部材２５を任意のティル
ティング位置にてクランプ固定する挟み込みクランプ装
置２７が設けられている。
【００１８】図４、図５に詳細に示されているように、
挟み込みクランプ装置２７は、スペーサプレート２９を
挟んで両端部３３ａを各々ボルト３１によって軸受ハウ
ジング１５に固定された２枚のクランププレート３３を
有している。２枚のクランププレート３３は各々、スペ
ーサプレート２９を挟んで互いに所定の間隔をおいて対
向しており、薄肉部３３ｂにより両端部３３ａより隔て
られて薄肉部３３ｂの弾性変形により互いに接近する方
向に変位可能な中央部３３ｃを有し、中央部３３ｃの鍔
状に設けられて所定間隔（クランプ用ディスク部材２５
の板厚より少し大きい寸法の空隙）をおいて相対向する
クランプ片部３３ｄ間にクランプ用ディスク部材２５を
受け入れており、薄肉部３３ｂの弾性変形により中央部
３３ｃが互いに接近する方向に変位することでクランプ
片部３３ｄによってクランプ用ディスク部材２５を両側
より挟み込むようになっている。
挟み込みクランプ装置２７は、スペーサプレート２９を
挟んで両端部３３ａを各々ボルト３１によって軸受ハウ
ジング１５に固定された２枚のクランププレート３３を
有している。２枚のクランププレート３３は各々、スペ
ーサプレート２９を挟んで互いに所定の間隔をおいて対
向しており、薄肉部３３ｂにより両端部３３ａより隔て
られて薄肉部３３ｂの弾性変形により互いに接近する方
向に変位可能な中央部３３ｃを有し、中央部３３ｃの鍔
状に設けられて所定間隔（クランプ用ディスク部材２５
の板厚より少し大きい寸法の空隙）をおいて相対向する
クランプ片部３３ｄ間にクランプ用ディスク部材２５を
受け入れており、薄肉部３３ｂの弾性変形により中央部
３３ｃが互いに接近する方向に変位することでクランプ
片部３３ｄによってクランプ用ディスク部材２５を両側
より挟み込むようになっている。
【００１９】挟み込みクランプ装置２７は、２枚のクラ
ンププレート３３の中央部３３ｃおよびスペーサプレー
ト２９を貫通して延在して延在する軸部材３５を有して
いる。軸部材３５の一端には当該一端に固定されたナッ
ト３７と一方のクランププレート３３の中央部３３ｃと
の間にプレッシャプレート３９を挟み込み支持してお
り、軸部材３５の一端はプレッシャプレート３９によっ
て一方のクランププレート３３の中央部３３ｃに実質的
に固定されている。
ンププレート３３の中央部３３ｃおよびスペーサプレー
ト２９を貫通して延在して延在する軸部材３５を有して
いる。軸部材３５の一端には当該一端に固定されたナッ
ト３７と一方のクランププレート３３の中央部３３ｃと
の間にプレッシャプレート３９を挟み込み支持してお
り、軸部材３５の一端はプレッシャプレート３９によっ
て一方のクランププレート３３の中央部３３ｃに実質的
に固定されている。
【００２０】軸部材３５は他方のクランププレート３３
を貫通した他端側においてシリンダ部材４１を３連状態
で支持している。シリンダ部材４１は端面にて他方のク
ランププレート３３の中央部３３ｃに対接してこの中央
部３３ｃ実質的に固定されている。各シリンダ部材４１
にはピストン部材４３が軸線方向に移動可能に嵌合して
いる。ピストン部材４３は軸部材３５の他端部に設けら
れた頭部３５ａと当接することにより軸部材３５に実質
的に固定されており、各々シリンダ部材４１と共働して
シリンダ室４５を画定している。
を貫通した他端側においてシリンダ部材４１を３連状態
で支持している。シリンダ部材４１は端面にて他方のク
ランププレート３３の中央部３３ｃに対接してこの中央
部３３ｃ実質的に固定されている。各シリンダ部材４１
にはピストン部材４３が軸線方向に移動可能に嵌合して
いる。ピストン部材４３は軸部材３５の他端部に設けら
れた頭部３５ａと当接することにより軸部材３５に実質
的に固定されており、各々シリンダ部材４１と共働して
シリンダ室４５を画定している。
【００２１】シリンダ室４５の各々にはシリンダ部材４
１に取り付けられたニップル４７より油圧が選択的に供
給されるようになっている。
１に取り付けられたニップル４７より油圧が選択的に供
給されるようになっている。
【００２２】上述の挟み込みクランプ装置２７において
は、各シリンダ室４５に油圧が供給されることにより、
シリンダ部材４１が図５で見て左方へ変位し、シリンダ
部材４１とプレッシャプレート３９とで２枚のクランプ
プレート３３の中央部３３ｃを挟み込み押圧する。
は、各シリンダ室４５に油圧が供給されることにより、
シリンダ部材４１が図５で見て左方へ変位し、シリンダ
部材４１とプレッシャプレート３９とで２枚のクランプ
プレート３３の中央部３３ｃを挟み込み押圧する。
【００２３】この挟み込み押圧によって薄肉部３３ｂが
弾性変形し、中央部３３ｃが互いに接近する方向に変位
し、この２枚のクランププレートの中央部３３ｃのクラ
ンプ辺部３３ｄ間に位置しているクランプ用ディスク部
材２５を挟み込むようによる。
弾性変形し、中央部３３ｃが互いに接近する方向に変位
し、この２枚のクランププレートの中央部３３ｃのクラ
ンプ辺部３３ｄ間に位置しているクランプ用ディスク部
材２５を挟み込むようによる。
【００２４】これによりクランプ用ディスク部材２５が
両側から均等に挟み込まれ、摩擦力によってクランプ用
ディスク部材が任意のティルティング位置にてクランプ
固定され、このクランプ固定によってテーブルベース部
材２１と共にロータリテーブル１３が任意のティルティ
ング位置に確実に固定される。
両側から均等に挟み込まれ、摩擦力によってクランプ用
ディスク部材が任意のティルティング位置にてクランプ
固定され、このクランプ固定によってテーブルベース部
材２１と共にロータリテーブル１３が任意のティルティ
ング位置に確実に固定される。
【００２５】これによりテーブルベース部材２１をティ
ルティング駆動するサーボモータの保持力やバランスシ
リンダ力に依存することなくロータリテーブル１３が任
意のティルティング位置にて確実に保持され、経時変化
を伴うことなく重切削と高精度とが両立するようにな
る。
ルティング駆動するサーボモータの保持力やバランスシ
リンダ力に依存することなくロータリテーブル１３が任
意のティルティング位置にて確実に保持され、経時変化
を伴うことなく重切削と高精度とが両立するようにな
る。
【００２６】なお、両側のクランプ用ディスク部材２５
のうち片側のクランプ用ディスク部材２５はティルティ
ング駆動用のピニオン（図示省略）が噛合するセグメン
トギヤを兼ねることができる。
のうち片側のクランプ用ディスク部材２５はティルティ
ング駆動用のピニオン（図示省略）が噛合するセグメン
トギヤを兼ねることができる。
【００２７】以上に於ては、この発明を特定の実施の形
態について詳細に説明したが、この発明は、これに限定
されるものではなく、この発明の範囲内にて種々の実施
の形態が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。
態について詳細に説明したが、この発明は、これに限定
されるものではなく、この発明の範囲内にて種々の実施
の形態が可能であることは当業者にとって明らかであろ
う。
【００２８】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、請求項
１による工作機械用のティルティングワークテーブル装
置においては、挟み込みクランプ装置がクランプ用ディ
スク部材を選択的に両側より挟み込み、摩擦力によって
クランプ用ディスク部材を任意のティルティング位置に
てクランプ固定することにより、ワークテーブル部材を
任意のティルティング位置に固定するから、サーボモー
タの保持力やバランスシリンダ力に依存することなくワ
ークテーブル部材が任意のティルティング位置にて確実
に保持され、長期間に亙って重切削と高精度とを両立す
ることができる。
１による工作機械用のティルティングワークテーブル装
置においては、挟み込みクランプ装置がクランプ用ディ
スク部材を選択的に両側より挟み込み、摩擦力によって
クランプ用ディスク部材を任意のティルティング位置に
てクランプ固定することにより、ワークテーブル部材を
任意のティルティング位置に固定するから、サーボモー
タの保持力やバランスシリンダ力に依存することなくワ
ークテーブル部材が任意のティルティング位置にて確実
に保持され、長期間に亙って重切削と高精度とを両立す
ることができる。
【００２９】請求項２による工作機械用のティルティン
グワークテーブル装置においては、クランプ用ディスク
部材の片側に配置されたシリンダ部材とピストン部材だ
けでクランプ用ディスク部材を両側から均等に挟み込む
ことが行われ、構造を複雑にすることなくクランプ用デ
ィスク部材のクランプ固定が的確に行われる。
グワークテーブル装置においては、クランプ用ディスク
部材の片側に配置されたシリンダ部材とピストン部材だ
けでクランプ用ディスク部材を両側から均等に挟み込む
ことが行われ、構造を複雑にすることなくクランプ用デ
ィスク部材のクランプ固定が的確に行われる。
【図１】この発明によるティルティングワークテーブル
装置が適用された横形マシニングタイプによる同時５軸
制御ＮＣ工作機械を示す斜視図である。
装置が適用された横形マシニングタイプによる同時５軸
制御ＮＣ工作機械を示す斜視図である。
【図２】この発明によるティルティングワークテーブル
装置の全体を示す正面図である。
装置の全体を示す正面図である。
【図３】この発明によるティルティングワークテーブル
装置の挟み込みクランプ部を示す側面図である。
装置の挟み込みクランプ部を示す側面図である。
【図４】この発明によるティルティングワークテーブル
装置で使用される挟み込みクランプ装置の拡大側面図で
ある。
装置で使用される挟み込みクランプ装置の拡大側面図で
ある。
【図５】この発明によるティルティングワークテーブル
装置で使用される挟み込みクランプ装置の拡大断面図で
ある。
装置で使用される挟み込みクランプ装置の拡大断面図で
ある。
１ コラム用ベット ３ コラム ５ 主軸頭 ７ テーブル用ベット ９ サドル １１ ティルティングワークテーブル装置 １３ ワークテーブル部材（ロータリテーブル） １５ 軸受ハウジング １７ ティルト軸 １９ 軸受部 ２１ テーブルベース部材 ２３ 中心軸 ２５ クランプ用ディスク部材 ２７ 挟み込みクランプ装置 ２９ スペーサプレート ３１ ボルト ３３ クランププレート ３３ａ 両端部 ３３ｂ 薄肉部 ３３ｃ 中央部 ３３ｄ クランプ片部 ３５ 軸部材 ３７ ナット ３９ プレッシャプレート ４１ シリンダ部材 ４３ ピストン部材 ４５ シリンダ室 ４７ ニップル
Claims (2)
- 【請求項１】 軸受ハウジングよりテーブルベース部材
がティルト軸によりティルティング可能に支持され、前
記テーブルベース部材にワークテーブル部材が搭載され
た工作機械用のティルティングワークテーブル装置にお
いて、 前記テーブルベース部材に固定されて前記ティルト軸周
りに連続して延在するクランプ用ディスク部材と、 前記軸受ハウジングに設けられ、前記クランプ用ディス
ク部材を選択的に両側より挟み込んで摩擦力により前記
クランプ用ディスク部材を任意のティルティング位置に
てクランプ固定する挟み込みクランプ装置と、 を有していることを特徴とする工作機械用のティルティ
ングワークテーブル装置。 - 【請求項２】 前記挟み込みクランプ装置は、 両端部を前記軸受ハウジングに固定され、互いに所定の
間隔をおいて対向してその間隔部に前記クランプ用ディ
スク部材を受け入れ、薄肉部により前記両端部より隔て
られて前記薄肉部の弾性変形により互いに接近する方向
に変位可能な中央部を有する２枚のクランププレート
と、 前記２枚のクランププレートの前記中央部を貫通して延
在し、一端をプレッシャプレートにより一方のクランプ
プレートの前記中央部に実質的に固定された軸部材と、 他方のクランププレートの前記中央部に実質的に固定さ
れたシリンダ部材と、 前記シリンダ部材に嵌合して前記シリンダ部材と共働し
てシリンダ室を画定し、前記軸部材の他端側に実質的に
固定されたピストン部材と、 により構成され、前記シリンダ室に対する圧力流体に供
給により前記プレッシャプレートと前記シリンダ部材と
で前記２枚のクランププレートの前記中央部を挟み込み
押圧して前記薄肉部の弾性変形により当該中央部を互い
に接近する方向に変位させ、この２枚のクランププレー
トの中央部間に位置している前記クランプ用ディスク部
材を挟み込むよう構成されていることを特徴とする請求
項１に記載の工作機械用のティルティングワークテーブ
ル装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11776796A JPH09300151A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 工作機械用のティルティングワークテーブル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11776796A JPH09300151A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 工作機械用のティルティングワークテーブル装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09300151A true JPH09300151A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=14719825
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11776796A Pending JPH09300151A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 工作機械用のティルティングワークテーブル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09300151A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-05-13 JP JP11776796A patent/JPH09300151A/ja active Pending
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