JP3257775B2 - 光ファイバ端面研磨装置 - Google Patents

光ファイバ端面研磨装置

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JP3257775B2 JP35585298A JP35585298A JP3257775B2 JP 3257775 B2 JP3257775 B2 JP 3257775B2 JP 35585298 A JP35585298 A JP 35585298A JP 35585298 A JP35585298 A JP 35585298A JP 3257775 B2 JP3257775 B2 JP 3257775B2
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタフェル
ールの端面を研磨する光ファイバ端面研磨装置に関し、
特に、複数の光コネクタフェルールの端面を同時に研磨
する際、それぞれの光コネクタフェルールの端面を研磨
定盤に同じ押圧力で押圧することを可能にした光ファイ
バ端面研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ端面研磨装置は光コネクタフ
ェルールを研磨紙の付設された研磨定盤に対し垂直かつ
適正な押圧力を加えて保持し駆動機構によって研磨定盤
を平面揺動させることで光コネクタフェルールの端面を
所定の寸法精度、面粗さに研磨加工するものである。こ
の研磨作業を効率的に行うため、通常、フェルールと光
ファイバの固着時接着剤がフェルール端面からツララ状
にはみ出して固まってしまうので、その接着剤除去ステ
ップ、荒削りステップ、中仕上げステップ、精密仕上げ
ステップ等を段階的に行っている。これらのステップで
はそれぞれ研磨条件、例えば研磨紙の材質や粒度、研磨
定盤と研磨紙との間の弾性体、研磨速度、研磨時間、そ
して光コネクタフェルールの押圧力等を最も効率的な値
に設定し直すのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】研磨作業に入る前の光
コネクタフェルールはツララ状にはみ出した接着剤のた
めその全長は一本一本異なっているため、複数の光コネ
クタフェルールを1つの加圧機構で押圧力を付与すると
長さの違いによって研磨にバラツキが起こり、全てのフ
ェルール端面を最適な研磨で仕上げることができないと
いう問題がある。本発明の目的は、前記従来技術の欠点
を解消し、フェルール端面の研磨定盤(研磨紙面)に対
する押圧力の付与を最適にする、多数の光コネクタフェ
ルールを同時に研磨できるようにしたチャック機構を備
えた光ファイバ端面研磨装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る光
ファイバ端面研磨装置は、光コネクタフェルールの端面
を研磨する研磨定盤と、該研磨定盤を光コネクタフェル
ールの端面に対して相対移動させる駆動機構と、複数の
フェルールホルダが放射状に配置されたチャック機構
と、該チャック機構を研磨定盤に対して垂直方向に移動
自在に支持する第1の軸と、複数の光コネクタフェルー
ルの端面を研磨定盤に押圧するよう第1の軸を移動させ
る第1の加圧機構とを備え、チャック機構の各フェルー
ルホルダは、光コネクタフェルールの端面を研磨定盤に
対向させて保持するフェルール保持部と、該フェルール
保持部を支持し、第1の軸に平行に移動させる第2の軸
と、光コネクタフェルールの端面を研磨定盤に押圧する
よう第2の軸を移動させる第2の加圧機構とを有し、前
記第1の加圧機構は、第1のエアシリンダを有し、該第
1のエアシリンダは第1の軸を移動させる第1のピスト
ンと、該第1のピストンが嵌入される第1のピストンシ
リンダとを有し、前記第2の加圧機構は、シリンダブロ
ックにフェルールホルダ毎に対応する複数の第2のエア
シリンダを設け、該第2のエアシリンダは第2の軸に直
結された第2のピストンと、該第2のピストンが嵌入さ
れる第2のピストンシリンダとを有し、前記第1及び第2
の加圧機構には、エア圧を制御し光コネクタフェルール
の端面の研磨定盤に対する押圧力を付与する手段が備え
られていることを特徴とする。請求項2の発明は、請求
項1の発明において、第2の軸に平行な第3の軸を有
し、前記フェルール保持部が第2の軸と第3の軸の二軸
により支持されていることを特徴とする。請求項3の発
明は、請求項1の発明において、第2の加圧機構の押圧
力付与手段は異なるエア圧を制御する複数回路を有し、
それぞれの回路を切替える手段を備えていることを特徴
とする。請求項4の発明は、請求項1の発明において、
第2のピストンシリンダと第2のピストンとの間の摺動
面に、第2のピストンシリンダ内に供給されるエアの一
部を送ってエア膜を形成したことを特徴とする。請求項
5の発明は、請求項1の発明において、シリンダブロッ
クには各第2のピストンシリンダ毎にエアを供給するポ
ートおよび該各ポートに共通なエア通路を形成したこと
を特徴とする。請求項6の発明は、請求項1の発明にお
いて、第2の軸と第2のピストンは非固定状態にありか
つ第2の軸を反研磨定盤方向に付勢するスプリングを有
することを特徴とする。請求項7の発明は、請求項1の
発明において、複数のフェルールホルダの内、使用しな
いフェルールホルダを反研磨定盤方向に移動させた位置
に固定するフェルールホルダ固定用アタッチメントが備
えられていることを特徴とする。請求項8の発明は、光
コネクタフェルールの端面を研磨する研磨定盤と、該研
磨定盤を光コネクタフェルールの端面に対して相対移動
させる駆動機構と、複数のフェルールホルダが放射状に
配置されたチャック機構と、該チャック機構を研磨定盤
に対して垂直方向に移動自在に支持する第1の軸と、複
数の光コネクタフェルールの端面を研磨定盤に押圧する
よう第1の軸を移動させる第1の加圧機構と、複数のフ
ェルールホルダの内、使用しないフェルールホルダを反
研磨定盤方向に移動させた位置に固定するフェルールホ
ルダ固定用アタッチメントとを備え、チャック機構の各
フェルールホルダは、光コネクタフェルールの端面を研
磨定盤に対向させて保持するフェルール保持部と、該フ
ェルール保持部を支持し、第1の軸に平行に移動させる
第2の軸と、光コネクタフェルールの端面を研磨定盤に
押圧するよう第2の軸を移動させる第2の加圧機構とを
有することを特徴とする。請求項9の発明は、請求項1
または8の発明において、フェルールホルダ固定用アタ
ッチメントは複数の係止片を有し、チャック機構を貫通
させた第1の軸に挿入され、該第1の軸端にネジ止め
し、前記複数の係止片を使用しない複数のフェルールホ
ルダにそれぞれ係止させて反研磨定盤方向に移動させた
位置に固定することを特徴とする。
【0005】
【発明の作用および効果】請求項1の構成によると、第
1の軸に放射状に配置された複数のフェルールホルダに
同一平面上で第1の加圧機構により押圧力を付与するこ
とができる。またそれぞれ全長の異なる光コネクタフェ
ルールが多数装着され研磨される場合、第2の加圧機構
により長さに応じた押圧力が光コネクタフェルールに作
用する。即ち、最も長い光コネクタフェルールには最も
大きな押圧力が作用し、また最も短い光コネクタフェル
ールには最も小さい押圧力が作用する。これらの押圧力
に応じて端面研磨され、最後にはほぼ全数が同寸法に加
工される。第1の加圧機構をエアシリンダで構成するこ
とにより第1の軸に対する押下力の調節が容易にでき、
光コネクタフェルールの端面の接着剤除去や荒削り等の
ステップに好適である。荒削りされた光コネクタフェル
ールと中仕上げ、精密仕上げとして行う場合、各フェル
ールの微妙な長さの違いや弾性体からの不安定な反押圧
力等を吸収しながら微少量の研磨を行う必要がある。こ
のため第2の加圧機構をエアシリンダで構成することに
より研磨定盤面に対し垂直を固持しながらも各フェルー
ル端面にソフトな押圧力を与えることができる。請求項
2の構成によると、フェルールホルダに第2の軸を配す
ることで、フェルールホルダの振れや回転を防止するこ
とができるとともに、フェルールホルダのより強固かつ
スムースな垂直移動が可能となり、研磨の安定性か確保
される。請求項3の構成によると、第1の軸、第2の軸
のエアシリンダへの加圧にレギュレータを介し、より微
妙な押圧力の調整要求に対応できる。特に、研磨開始時
点の押圧力制御については微妙な調整を必要とし、研磨
ステップの変更時と同様、電気信号によってエア回路を
切り替え、圧力を変化させ、即ちフェルール端面への押
圧力を変化させることにより研磨作業の省力化、効率化
だけでなく、研磨品質の維持向上にも寄与する。請求項
4,6の構成によると、第2の軸において、ピストンと
ピストンシリンダ内壁面との摺動摩擦抵抗の低減が図れ
る。これはフェルール端面に微妙な押圧力を付与する
時、できるだけピストントンの摺動摩擦による第2の軸
の加圧損失やピストンとシリンダ内壁の接触による抵抗
の発生を、ピストンとシリンダ間のエア膜形成やピスト
ンと第2の軸を物理的に切り離すことによるピストンの
フリー化を介して免れる。特に、ピストンをフリー化す
ることはピストンシリンダと第2の軸のセンター合わせ
を必要としなくなり、部品製作上も組立上も作業の難し
さを軽減し、装置の製作コストの低減に寄与する。請求
項5の構成によると、シリンダブロックに各第2のピス
トンシリンダ毎にエアを供給するポートに共通なエア通
路を形成したことによりエアの各シリンダへの分岐回路
は全てチャック機構内部に収まり、外観的に簡素化かつ
小型化されるとともに、組立性も向上し、エア流路も均
一化し各ピストンシリンダへのエア供給にもバラツキが
無くなる。請求項7の構成によると、光コネクタフェル
ールの研磨本数が装置の所定の本数に満たない場合、片
寄った配分で光コネクタフェルールが取り付けられると
片寄った反押圧力のため、フェルールホルダの垂直保持
ができなくなる恐れがある。フェルールホルダを反研磨
定盤方向に移動させた位置に固定するフェルールホルダ
固定用アタッチメントを備えることで、円周等分位置に
配されたフェルールホルダを等間隔、例えば1つ置きに
使用制限できる。これにより少ない数の研磨でも一目で
フェルールの等分配置が分かる。請求項8の構成による
と、第1の軸に放射状に配置された複数のフェルールホ
ルダに同一平面上で第1の加圧機構により押圧力を付与
することができる。またそれぞれ全長の異なる光コネク
タフェルールが多数装着され研磨される場合、第2の加
圧機構により長さに応じた押圧力が光コネクタフェルー
ルに作用する。また、フェルールホルダを反研磨定盤方
向に移動させた位置に固定するフェルールホルダ固定用
アタッチメントを備えることで、請求項7と同様の作用
効果が得られる。請求項9の構成によると、フェルール
ホルダ固定用アタッチメントを第1の軸を利用して取り
付けることにより機構が簡略化され、かつチャック機構
の取り付け時に共通の固定ネジにより一緒に取り付ける
ことができるので、作業性が良い。
【0006】
【発明の実施の態様】本発明の実施例について図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の光ファイバ端面研
磨装置の全体側面図である。光ファイバ端面研磨装置1
はハウジング2側に固定された支持フレーム3にアーム
4が回動自在に取り付けられており、アーム4には非回
転かつ垂直方向に移動可能なチャック機構5を設け、こ
のチャック機構に対向したハウジング側には自由に平面
移動可能な研磨定盤6が配置されている。ハウジング内
に配置された2次元移動可能なXYステージ7によって
研磨定盤6が支持されており、このXYステージ7はモ
ータ8,9により歯車機構10を介して動かし予め定め
たパターン化された動きを研磨定盤6に与える。
【0007】図2はチャック機構の取付け構造を示すも
ので、アーム4には第1の軸20を軸線に沿った方向に
移動可能に支持するためのスラスト軸受け部21が取り
付けられ、第1の軸20が研磨定盤6に対して垂直方向
に移動可能に支持されている。第1の軸20の上端には
軸の移動量を調節するストローク調節部が設けられてい
る。本実施例のストローク調節部はネジ式のストローク
調節部22によって構成されており、ストローク調節ネ
ジ23を回して第1の軸20を上方に動かしたり、ある
いは下方に動かしたりすることにより第1の軸20の研
磨定盤方向への移動量が調節される。一方、研磨定盤側
の軸端にはチャック機構5が挿入され、固定具として固
定ネジ24によりネジ止めされる。
【0008】スラスト軸受け部21とチャック機構5と
の間には、チャック機構5によって保持された光コネク
タフェルールの端面の研磨定盤6に対して調整された押
圧力を付与する第1の加圧機構を構成するエアシリンダ
30が配設されている。エアシリンダ30はアーム4に
ピストンシリンダ31を固着し、このピストンシリンダ
31内を貫通する第1の軸20にピストン32が嵌着さ
れ、ストローク調節ネジ23によって下方への動きが止
められる。スラスト軸受け部21側にはシール部材33
を配し、ピストン32とシール部材33間に形成される
空間に連通するエア供給ポート34にエア接続部35が
設けられている。エア接続部35はピストン32の移動
速度を調整するエア流量調整部36が備えられている。
エアシリンダ30はエアの供給によりピストン32が研
磨定盤方向に移動し、ストローク調節ネジ23を介して
第1の軸20に作用させる。一方エアの供給停止により
反研磨定盤方向にピストン32を動かす為の圧縮バネ3
7がストローク調整ネジ23とスラスト軸受け部21の
上端面との間に配設されている。図示の状態はエア供給
時を表しており、第1の軸20は圧縮バネ37のバネ圧
に抗して研磨定盤方向へ移動しており、ストローク調節
ネジ23がスラスト軸受け部21の上端面に当接して止
まっている。エア供給を停止すると圧縮バネ37の復元
力によりピストン32は反研磨定盤方向に戻される。
【0009】図3はチャック機構の側面と断面を示し、
図面中の上が側面図、下が断面図である。チャック機構
5の本体部には複数のフェルールホルダ39により構成
されており、各フェルールホルダ39はチャック本体4
1に組み付けられている。チャック本体41の下側には
各フェルールホルダ39の軸受け部42が設けられた軸
受けブロック43を配置し、上側には各フェルールホル
ダ39毎に光コネクタフェルールの端面の研磨定盤に対
する押圧力を付与する第2の加圧機構を構成する複数の
エアシリンダ44が組み込まれたシリンダブロック45
が配置されている。
【0010】図3の側面図において、第1の軸20の軸
端にはフェルールホルダ固定用アタッチメント46が固
定ネジ24によりネジ止めされている。フェルールホル
ダ固定用アタッチメント46は使用しないフェルールホ
ルダの数に合わせた係止片47を有し、係止片47をフ
ェルールホルダの光コネクタ保持ブロック48の下面に
係止し、反研磨定盤方向に移動させた位置に図示の如く
固定する。フェルールホルダ固定用アタッチメント46
は、チャック機構5が16個のフェルールホルダ39で
構成される場合、例えば半分のフェルールホルダ39を
使用しないようにするとき8つの係止片47を持ってい
る。フェルールホルダ固定用アタッチメント46を位置
決めする為、図3の断面図に示すようにピン49が埋め
込まれ、一方フェルールホルダ固定用アタッチメント4
6側にピン49が入る穴(図示せず)が形成されてお
り、穴とピン49を合わせるようにして第1の軸20に
挿入しネジ止めする。
【0011】各フェルールホルダ39は光コネクタフェ
ルールの端面を研磨定盤に対向させて保持するフェルー
ル保持部40、このフェルール保持部40を支持し、第
1の軸20に平行に移動させる第2の軸50、フェルー
ル保持部40の前記移動をガイドする第3の軸51、光
コネクタフェルールの端面を研磨定盤に押圧するよう第
2の軸50を移動させる第2の加圧機構とを有する。第
3の軸51は第2の軸50の内側(第1の軸20側)に
所定間隔を於いて併設されている。第2の軸50はチャ
ック本体41を貫通しシリンダブロック45のエアシリ
ンダ44内に延びている。
【0012】フェルール保持部40は第2の軸50と第
3の軸51に固定された光コネクタ保持ブロック48に
光コネクタフェルールAが回転しないようガイドしなが
ら差し込む貫通孔52が設けられ、この貫通孔52に差
し込まれ光コネクタフェルールAを保持するクランプ5
3が回動自在に取り付けられている。クランプ53を図
4の2点鎖線から実線位置へ回動させて光コネクタフェ
ルールAを保持する。
【0013】図5に第2の加圧機構としてのエアシリン
ダの断面による構成を示す。エアシリンダブロック45
には各エアシリンダ44にエアを供給する為、カバー部
材59で塞がれた環状のエア通路60が設けられてお
り、エア通路60に各エアシリンダ39のポート61を
連通させている。エアシリンダ44はピストンシリンダ
62,第2の軸50を作動させるピストン63からなっ
ており、ピストン63にはエアの一部をピストンシリン
ダとの摺動面に送るための送気穴64が設けられてい
る。ピストン63とシリンダ62内面との間にエア膜を
形成することにより摺動摩擦抵抗を低減させ、ピストン
を動き易くし、光コネクタフェルールの端面の研磨定盤
に対する押圧力の正確な付与が可能となる。符号58は
カバー部材59とシリンダブロック45をチャック本体
41に一体化する為のボルトである。
【0014】ピストン63には第2の軸50の上端に固
着されたバネ受け片65に押下力を作用させる受け部6
6を設け、バネ受け片65とチャック本体41との間に
圧縮バネ67を介在させ、反押圧力を受ける構造になっ
ている。ピストン63へのエア加圧を介して第2の軸5
0へ押下力を付与するとき、ピストン63と第2の軸5
0を固着一体化とせず、バネ受け片65の上面とピスト
ン63の下面を当接させることで、第2の軸上において
ピストンシリンダ62と第2の軸50の軸受け部42の
精密な心合わせを必要とすることなく、ピストン63の
押圧力を第2の軸50に有効にロスなく伝えことがで
き、エアシリンダ44と軸受けブロック43の加工やチ
ャック機構5の全体組立も容易となる。
【0015】フェルール端面の研磨工程は、荒仕上げ、
中仕上げおよび仕上げの順に段階的な研磨を行い、それ
ぞれの工程において研磨条件が変えられる。その研磨条
件の一つに研磨定盤上の研磨紙へのフェルール端面の押
圧力調整が挙げられるが、この押圧力調整は研磨面の面
精度や面粗さ、研磨時間等に影響を与える。そこで、本
発明を構成する第2の加圧機構は異なるエア圧を制御す
る複数回路を有し、それぞれの回路の切替器を備えてい
る。図6は第2の加圧機構に於けるエア回路の実施例を
示す。供給されたエア回路70を複数の回路に分岐し、
それぞれの回路に圧力調整器(71)PS1,PS2,
・・を設け、切替バルブ等により構成される切替器72
に接続し、コントローラ73からの制御信号により切替
器72を動作させ、切替え接続された圧力調整器70で
調整されたエアを第2の軸50への加圧エアとして供給
する。本実施例の第2の加圧機構によれば、荒仕上げ研
磨や仕上げ研磨等に応じた押圧力の付与を制御信号によ
って選択可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ端面研磨装置の全体側
面図である。
【図2】チャック機構の取付け構造を示す断面図であ
る。
【図3】チャック機構の側面と断面を示し、中心線を挟
んで右側面図と左断面図である。
【図4】図3のI−I矢視図である。
【図5】第2の加圧機構の断面図である。
【図6】第2の加圧機構のエア回路図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ端面研磨装置 2 ハウジング 3 支持フレーム 4 アーム 5 チャック機構 6 研磨定盤 7 XYステージ 8,9 モータ 10 歯車機構 20 第1の軸 22 ストローク調整部 30 エアシリンダ 39 フェルールホルダ 40 フェルール保持部 41 チャック本体 43 軸受けブロック 44 エアシリンダ 45 シリンダブロック 46 フェルールホルダ固定用アタッチメント 50 第2の軸 51 第3の軸 A 光コネクタフェルール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B24B 19/00 603 G02B 6/00 335 G02B 6/36

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光コネクタフェルールの端面を研磨する
    研磨定盤と、 該研磨定盤を光コネクタフェルールの端面に対して相対
    移動させる駆動機構と、 複数のフェルールホルダが放射状に配置されたチャック
    機構と、 該チャック機構を前記研磨定盤に対して垂直方向に移動
    自在に支持する第1の軸と、 複数の光コネクタフェルールの端面を研磨定盤に押圧す
    るよう前記第1の軸を移動させる第1の加圧機構と、を
    備え、 前記チャック機構の各フェルールホルダは、光コネクタ
    フェルールの端面を研磨定盤に対向させて保持するフェ
    ルール保持部と、該フェルール保持部を支持し、前記第
    1の軸に平行に移動させる第2の軸と、光コネクタフェ
    ルールの端面を研磨定盤に押圧するよう前記第2の軸を
    移動させる第2の加圧機構とを有し、 前記第1の加圧機構は、第1のエアシリンダを有し、該
    第1のエアシリンダは第1の軸を移動させる第1のピス
    トンと、該第1のピストンが嵌入される第1のピストン
    シリンダとを有し、 第2の加圧機構はシリンダブロックにフェルールホルダ
    毎に対応する複数の第2のエアシリンダを設け、該第2
    のエアシリンダは第2の軸に直結された第2のピストン
    と、該第2のピストンが嵌入される第2のピストンシリ
    ンダとを有し、 前記第1及び第2の加圧機構には、エア圧を制御し光コネ
    クタフェルールの端面の研磨定盤に対する押圧力を付与
    する手段が備えられている ことを特徴とする光ファイバ
    端面研磨装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の軸に平行な第3の軸を有し、
    前記フェルール保持部が第2の軸と第3の軸の二軸によ
    り支持されていることを特徴とする請求項1記載の光フ
    ァイバ端面研磨装置。
  3. 【請求項3】 第2の加圧機構の押圧力付与手段は異な
    るエア圧を制御する複数回路を有し、それぞれの回路を
    切替える手段を備えていることを特徴とする請求項1記
    載の光ファイバ端面研磨装置。
  4. 【請求項4】 第2のピストンシリンダと第2のピスト
    ンとの間の摺動面に、第2のピストンシリンダ内に供給
    されるエアの一部を送ってエア膜を形成したことを特徴
    とする請求項1記載の光ファイバ端面研磨装置。
  5. 【請求項5】 シリンダブロックには各第2のピストン
    シリンダ毎にエアを供給するポートおよび該各ポートに
    共通なエア通路を形成したことを特徴とする請求項1記
    載の光ファイバ端面研磨装置。
  6. 【請求項6】 第2の軸と第2のピストンは非固定状態
    にありかつ第2の軸を反研磨定盤方向に付勢するスプリ
    ングを有することを特徴とする請求項1記載の光ファイ
    バ端面研磨装置。
  7. 【請求項7】 複数のフェルールホルダの内、使用しな
    いフェルールホルダを反研磨定盤方向に移動させた位置
    に固定するフェルールホルダ固定用アタッチメントが備
    えられていることを特徴とする請求項1記載の光ファイ
    バ端面研磨装置。
  8. 【請求項8】 光コネクタフェルールの端面を研磨する
    研磨定盤と、 該研磨定盤を光コネクタフェルールの端面に対して相対
    移動させる駆動機構と、 複数のフェルールホルダが放射状に配置されたチャック
    機構と、 該チャック機構を研磨定盤に対して垂直方向に移動自在
    に支持する第1の軸と、複数の光コネクタフェルールの
    端面を研磨定盤に押圧するよう第1の軸を移動させる第
    1の加圧機構と、 複数のフェルールホルダの内、使用しないフェルールホ
    ルダを反研磨定盤方向に移動させた位置に固定するフェ
    ルールホルダ固定用アタッチメントとを備え、 前記チャック機構の各フェルールホルダは、光コネクタ
    フェルールの端面を研磨定盤に対向させて保持するフェ
    ルール保持部と、該フェルール保持部を支持し、前記第
    1の軸に平行に移動させる第2の軸と、光コネクタフェ
    ルールの端面を研磨定盤に押圧するよう前記第2の軸を
    移動させる第2の加圧機構とを有する ことを特徴とする
    光ファイバ端面研磨装置。
  9. 【請求項9】 前記フェルールホルダ固定用アタッチメ
    ントは複数の係止片を有し、チャック機構を貫通させた
    第1の軸に挿入され、該第1の軸端にネジ止めし、前記
    複数の係止片を使用しない複数のフェルールホルダにそ
    れぞれ係止させて反研磨定盤方向に移動させた位置に固
    定することを特徴とする請求項1または8記載の光ファ
    イバ端面研磨装置。
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