JPH07256538A - 工作機械の割出しテーブル - Google Patents

工作機械の割出しテーブル

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JPH07256538A
JPH07256538A JP7527594A JP7527594A JPH07256538A JP H07256538 A JPH07256538 A JP H07256538A JP 7527594 A JP7527594 A JP 7527594A JP 7527594 A JP7527594 A JP 7527594A JP H07256538 A JPH07256538 A JP H07256538A
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JP
Japan
Prior art keywords
outer ring
indexing
inner ring
annular
ring
Prior art date
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Ceased
Application number
JP7527594A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Tsubota
利雄 坪田
Takeo Sakurada
武夫 桜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP7527594A priority Critical patent/JPH07256538A/ja
Publication of JPH07256538A publication Critical patent/JPH07256538A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】剛性を有し、かつ高速、精密割出しができる。 【構成】サーボモータ45が駆動されると出力軸46が
回転され、歯車44、歯車41、歯車40及びウォーム
軸36を介してウォーム35を回転駆動しウォームホイ
ール25を駆動し、外輪24が回転される。外輪24の
回転によりテーブル31が割出しされる。テーブル31
を所定角度位置にクランプするときは、所望の角度にな
ったら外輪24を停止させる。環状ピストン室8に油圧
を導入すると、環状ピストン10が作動されこれと一体
の位置決めカービックカップリング14が、カービック
カップリング22及びカービックカップリング26に押
圧されこれと同時に噛み合い、外輪24の下面が水平面
6上に密着してクランプされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の割出しテー
ブルに関する。更に詳しくは、精密割出し機能と、加工
などのための連続回転機能とを有する工作機械の割出し
テーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】割出し円テーブル、円テーブルなどの割
出し又は旋回するテーブルは、工作物又はパレットを直
接又は各種取付装置を用いて固定し、旋回又は割出しす
るための台である。割出し円テーブルは、主として割出
歯を使って精密割出しができる円形のテーブルであり、
円テーブルは主としてNC制御により連続回転しながら
切削するのに使用する円形のテーブルである。
【0003】従来の割出し又は旋回するテーブルは、そ
れぞれの目的のために使われ、割出し円テーブルでは剛
性が高く割出し位置決め精度は良いが連続回転しながら
の切削が不可能で、円テーブルは任意の角度位置で割出
しができ、かつ連続回転しながら切削加工ができるが剛
性が低く、重切削できるものではない。
【0004】すなわち、従来の円テーブルは、回転する
テーブルが軸受上に回転可能に支持されており、回転テ
ーブルのクランプ時(通常は薄板状のダイヤフラムをは
さみ込む)にも、回転するテーブルは軸受上に支持され
ているため、テーブルベースに対してテーブルを強固に
クランプすることが困難であり、充分な切削に耐えうる
剛性は得られない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、以上のよ
うな技術背景で発明されたものであり、次の目的を達成
する。
【0006】本発明の目的は、テーブルクランプ時の剛
性と割出し位置決め精度が良く、かつテーブルアンクラ
ンプ時の円滑で高精度な連続回転を行なうことを可能と
した工作機械の割出しテーブルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を達
成するために、次のような手段を採る。
【0008】すなわちこの発明は、テーブルベースと、
前記テーブルベース上に固定され、かつ側面に環状の割
出歯が形成された内輪と、前記内輪の外周に配置され、
かつ側面に環状の割出歯及び外周に被駆動歯車が形成さ
れた外輪と、前記内輪と外輪との間に介在され前記外輪
を転動させるための転動体と、前記外輪に固定され回転
中心に中心軸を有するテーブルと、前記被駆動歯車に噛
み合い、前記外輪を駆動するために回転駆動手段に連結
された駆動歯車と、前記内輪および前記外輪の前記割出
歯に同時に噛み合い、かつ前記内輪および前記外輪を前
記テーブルベースに押圧して固定するための環状の位置
決め歯と、前記位置決め歯を前記押圧方向に駆動するた
めの押圧駆動手段とからなる工作機械の割出しテーブル
である。
【0009】前記外輪と前記テーブルベースとの間は前
記押圧駆動手段が非作動時に僅かな隙間を有し、かつ前
記押圧駆動手段が作動時に前記外輪の側面と前記テーブ
ルベースは面接触する。
【0010】隣り合うころを交差させて配置した1列の
ころである前記転動体及び前記内輪と前記外輪で構成さ
れる軸受が交差ころ軸受である。
【0011】
【作用】回転駆動手段を作動させて駆動歯車を回転駆動
し、被駆動歯車を駆動する。被駆動歯車の回転により、
外輪が回転され、外輪の回転によりテーブルが割出し又
は連続回転される。テーブルを所定角度位置にクランプ
するときは、所望の角度で外輪を停止させる。次に押圧
駆動手段が作動されて位置決め歯が駆動され、外輪及び
内輪の割出歯に押圧されこれらと同時に噛み合い、テー
ブルは角度位置決めされる。この押圧により外輪の下面
がテーブルベース上にクランプされる。
【0012】
【実施例】この発明の実施例を図面を参照しながら以下
に説明する。図1は工作機械の割出しテーブル1の断面
図である。マシニングセンタを構成する本体の案内面
2,2上にはテーブルベース3が移動自在に搭載されて
いる。テーブルベース3は上部が円錐状の形をしたもの
であり、下部が円筒状である。テーブルベース3の中心
位置にはボルト5により円筒状の軸受部材4が固定され
ている。テーブルベース3には水平面6及び垂直円筒面
7が形成されている。
【0013】軸受部材4とテーブルベース3との間に
は、環状ピストン室8が配置されている。環状ピストン
室8には環状ピストン10(押圧駆動手段)が挿入され
ている。環状ピストン10の上端外周には円板状のカー
ビックカップリング固定板11が一体に配置されてい
る。環状ピストン10には環状ピストン室8との間の気
密を保つためにシール材12が挿入され、配置されてい
る。同様に、軸受部材4には、カービックカップリング
固定板11と軸受部材4との間の気密を保つためにシー
ル材13が配置されている。
【0014】カービックカップリング固定板11の外周
の下部面位置には、環状の位置決めカービックカップリ
ング14(位置決め歯)が形成された環状部材がボルト
15で固定され、カービックカップリング歯が形成され
ている。他方、水平面6及び垂直円筒面7には2個から
なる環状の下部内輪20、上部内輪21とが重ねて固定
されている。上部内輪21の上面にはカービックカップ
リング22(割出歯)が形成されている。
【0015】下部内輪20及び上部内輪21の外周には
ころ23を介して環状の外輪24が回転自在に配置され
ている。結局、下部内輪20、上部内輪21、ころ23
及び外輪24である交差ころ軸受29、すなわち、隣り
合うころを交差させて配置した1列のころをもつアンギ
ュラコンタクト軸受を構成する。交差ころ軸受29は、
剛性のあるころ(ローラ)23が交互にクロスに配置さ
れているので、ラジアル荷重、スラスト荷重および複合
荷重を1個のベアリングで負荷でき、とくにモーメント
荷重を負荷する個所には最適である。また、外輪24ま
たは本実施例のように内輪20,21を2分割構造にす
ることにより、ベアリング隙間が調整できるので、プリ
ロードが与えられる。外輪24の外周にはウォームホイ
ール25(被駆動歯車)の歯が形成されている。外輪2
4の上端にはカービックカップリング26(割出歯)が
形成されている。
【0016】外輪24の下面と水平面6との間は僅かな
隙間(約3μ)が形成されている。外輪24の下面27
と水平面6は平坦度が高く、外輪24が回転しても水平
面6に接触することはなく、円滑に回転する。しかしな
がら、図3に示すように外輪24の下面と水平面6との
間は僅かな油膜程度の隙間S(本実施例では約3μ)で
あり、極めて小さいので環状ピストン10を作動させて
カービックカップリング26を位置決めカービックカッ
プリング14で水平面6に押圧すると、僅かに外輪24
は水平面6側に変形し外輪24の下面27が水平面6に
密着してクランプされる。この変形量は交差ころ軸受2
9の許容弾性変形の範囲内である。
【0017】外輪24はボルト30によりテーブル31
に固定されている。テーブル30の中心には中心軸32
がボルト33で固定されている。中心軸32の下端には
ロータリエンコーダ34が固定されており、ロータリエ
ンコーダにより中心軸32の割出し回転角度を検出す
る。図2に示すようにウォームホイール25にはウォー
ム35(駆動歯車)が噛み合っている。ウォーム35が
形成されたウォーム軸36は、軸受37,38,39に
より回転自在にテーブルベース3に支持されている。軸
36の一端には歯車40が固定されている。
【0018】ウォーム軸36一端には歯車40が固定さ
れており、歯車40には歯車41が噛み合っている。歯
車41はテーブルベース3に固定された軸42に回転自
在に軸受43に支持されている。歯車41は歯車44に
噛み合っており、歯車44はサーボモータ45の出力軸
46に連結されている。結局、サーボモータ45の回転
出力は、出力軸46、歯車44、歯車41、歯車40及
びウォーム軸36を介してウォーム35を回転駆動しウ
ォームホイール25を駆動する。
【0019】この実施例では外輪24の外周にウォール
ホイールを形成しているが、平歯車、はすば歯車等公知
の歯車を採用することが可能である。
【0020】作動 サーボモータ45が駆動されると出力軸46が回転さ
れ、歯車44、歯車41、歯車40及びウォーム軸36
を介してウォーム35を回転駆動しウォームホイール2
5を駆動する。ウォームホイール25の回転により、外
輪24がころ23により支持されて回転される。外輪2
4の回転によりテーブル31が割出し又は連続回転され
る。この速度回転時には、交差ころ軸受29はアンクラ
ンプ状態のため、円滑な微細な割出しが可能となる。テ
ーブル31を所定角度位置にクランプするときは、ロー
タリエンコーダにより中心軸32の角度位置が検出され
ているので所望の角度位置になったら、サーボモータ4
5を停止させて外輪24を停止させる。
【0021】環状ピストン室8に油圧を導入すると、環
状ピストン10が作動されこれと一体の位置決めカービ
ックカップリング14が下降して、カービックカップリ
ング22及びカービックカップリング26を押圧しこれ
と同時に噛み合う。これら3個のカービックカップリン
グ14,22,26の噛み合いにより、テーブル31は
テーブルベース3に対して性格に割出し位置決めされ
る。この押圧により、交差ころ軸受29が僅かに変形し
て外輪24の下面27が水平面6上に面接触し、テーブ
ル31はテーブルベース3に対して強固にクランプされ
る。
【0022】[その他の実施例]前記実施例では、交差
ころ軸受を用いたが前記した僅かな変形を許容し、かつ
剛性があれば他の軸受例えばアンギュラボールベアリン
グなどの他の軸受でも良い。位置決めカービックカップ
リング14は、環状ピストン室8及び環状ピストン10
により駆動されるが、この駆動は電磁駆動手段などの他
の手段でも良い。
【0023】前記実施例では、カービックカップリング
を用いたが、求心性があれば他の割出歯例えばハースカ
ップリングなどの他の割出歯でも良い。
【0024】
【発明の効果】以上、詳記したように本発明は外輪の下
面全体をテーブルベース上面に押圧して固定するので、
テーブルクランプ時の剛性と割出し位置決め精度が良
く、かつテーブルアンクランプ時には、外輪の下面がテ
ーブルベース上面から離れて回転するので、円滑で高精
度な連続回転を行うことが可能となる。
【0025】また、内輪割出歯を一体化し、外輪に割出
歯と被駆動歯車を一体化したので、個々の部品の精度の
影響がなく、高精度、高剛性が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、割出しテーブルの切断断面図である。
【図2】図2は、図1のII−II線で切断した断面図であ
る。
【図3】図3は、交差ころ軸受部分の拡大図である。
【符号の説明】
1…割出しテーブル 3…テーブルベース 8…環状ピストン室 10…環状ピストン 14…位置決めカービックカップリング 20…下部内輪 21…上部内輪 24…外輪

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テーブルベースと、前記テーブルベース上
    に固定され、かつ側面に環状の割出歯が形成された内輪
    と、 前記内輪の外周に配置され、かつ側面に環状の割出歯及
    び外周に被駆動歯車が形成された外輪と、 前記内輪と外輪との間に介在され前記外輪を転動させる
    ための転動体と、 前記外輪に固定され回転中心に中心軸を有するテーブル
    と、 前記被駆動歯車に噛み合い、前記外輪を駆動するために
    回転駆動手段に連結された駆動歯車と、 前記内輪および前記外輪の前記割出歯に同時に噛み合
    い、かつ前記内輪および前記外輪を前記テーブルベース
    に押圧して固定するための環状の位置決め歯と、 前記位置決め歯を前記押圧方向に駆動するための押圧駆
    動手段とからなる工作機械の割出しテーブル。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記外輪と前記テーブルベースとの間は前記押圧駆動手
    段が非作動時に僅かな隙間を有し、かつ前記押圧駆動手
    段が作動時に前記外輪の側面と前記テーブルベースは面
    接触することを特徴とする工作機械の割出しテーブル。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 隣り合うころを交差させて配置した1列のころである前
    記転動体及び前記内輪と前記外輪で構成される軸受が交
    差ころ軸受であることを特徴とする工作機械の割出しテ
    ーブル。
JP7527594A 1994-03-22 1994-03-22 工作機械の割出しテーブル Ceased JPH07256538A (ja)

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JP7527594A JPH07256538A (ja) 1994-03-22 1994-03-22 工作機械の割出しテーブル

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JP7527594A JPH07256538A (ja) 1994-03-22 1994-03-22 工作機械の割出しテーブル

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JPH07256538A true JPH07256538A (ja) 1995-10-09

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JP (1) JPH07256538A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002160144A (ja) * 2000-11-27 2002-06-04 Mori Seiki Co Ltd 工作機械の回転割り出し装置
US7077030B2 (en) 2001-12-28 2006-07-18 Mori Seiki Co., Ltd. Rotational indexing device for a machine tool
EP2179817A1 (en) 2008-10-24 2010-04-28 Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha Clamping device of indexing device for machine tool

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Effective date: 20040520

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