JPH0436823B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0436823B2
JPH0436823B2 JP61283902A JP28390286A JPH0436823B2 JP H0436823 B2 JPH0436823 B2 JP H0436823B2 JP 61283902 A JP61283902 A JP 61283902A JP 28390286 A JP28390286 A JP 28390286A JP H0436823 B2 JPH0436823 B2 JP H0436823B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
worm
pressing
worm wheel
cutting
force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61283902A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63139640A (ja
Inventor
Masaichi Matsumoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NITSUKEN KOSAKUSHO KK
Original Assignee
NITSUKEN KOSAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NITSUKEN KOSAKUSHO KK filed Critical NITSUKEN KOSAKUSHO KK
Priority to JP28390286A priority Critical patent/JPS63139640A/ja
Publication of JPS63139640A publication Critical patent/JPS63139640A/ja
Publication of JPH0436823B2 publication Critical patent/JPH0436823B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q16/00Equipment for precise positioning of tool or work into particular locations not otherwise provided for
    • B23Q16/02Indexing equipment
    • B23Q16/022Indexing equipment in which only the indexing movement is of importance
    • B23Q16/025Indexing equipment in which only the indexing movement is of importance by converting a continuous movement into a rotary indexing movement

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、各種工具や歯車等の被加工物の切削
加工に際し、工作機械のテーブル上に装着し、被
加工物を直接または治具を介して取付け、割出し
作業や円弧切削作業等を行なう回転割出しテーブ
ル装置に関する。
(従来の技術) 従来、ウオーム・ウオームホイール機構を採用
した回転割出しテーブル装置は、一般によく知ら
れ、また多く使用されている。
この種回転割出しテーブル装置においては、被
加工物の位置決め精度と、切削力に抗する装置の
剛性力が、被加工物の加工精度を左右する重要な
要因とされている。
被加工物の位置決め精度は、ウオームの回転角
に同調したウオームホイールの回転減速率が、常
に一定に得られるか否かにかかつている。すなわ
ち、ウオームのねじピツチが正確で、ウオームホ
イールの歯形が正確な等速性能を有しているとい
う条件を満たしているか否かによつて左右され
る。したがつて、この条件を満たしかつウオーム
とウオームホイールの噛合隙間が一定であれば、
高精度の位置決めを行なうことができる。
さらに、ウオームとウオームホイールの噛合間
隙を小さくしてバツクラツシユを除去して、更に
位置決め精度を向上させるために、ウオーム軸の
軸受を微動させてウオームをウオームホイールに
押しつける方法が採用されている(例えば、実開
昭55−50704号公報参照)。
他方、切削力に対抗する装置の剛性力は、回転
テーブル、ウオームおよびウオームホイールとそ
の支承部等のそれぞれが一定値以上になるように
設計されていなければならない。しかし、設計上
は剛性力が十分であつても、回転テーブルを正確
に位置決めし停止状態で切削力が採用する場合
と、円弧切削のように回転テーブルの回転中に切
削力が作用する場合のいずれにおいても、ウオー
ムとウオームホイールの噛合隙間だけウオームホ
イールがその回転方向に浮動状態となり、この浮
動状態が装置全体の剛性力を低下せしめる。
そこで、従来、回転テーブルが停止状態で加工
が行なわれる場合は、回転テーブル軸を装置本体
(テーブル本体)に装着した制動装置を介して固
定する方法が採用されている。また、円弧切削な
ど回転テーブルを回転しながら加工する場合は、
回転テーブル軸軸受の予圧力を増加させたり、切
削力の強さを適当に選定して装置全体の剛性力低
下への影響を少なくすることが試みられている。
(発明が解決しようとする問題点) 上記の従来装置において、制動装置は回転テー
ブルを停止した状態で使用する場合しか効果がな
く、回転テーブルを回転させながら使用する場合
にはテーブル軸軸受の予圧力増加手段に依存しな
ければならないが、予圧力の調整が困難である。
従つて、回転切削時の装置の剛性力を向上させ
ることは、極めて困難であつた。
ところで、連続切削力に抗する装置の剛性力を
十分ならしめるには、ウオームとウオームホイー
ルの噛合間隙を最小限に縮小保持することが有効
である。
従つて、前記実開昭55−50704号公報に開示の
押圧手段を採用することは有利であるが、この従
来技術では、単に位置決め精度の向上を図るため
に位置決め時に押圧手段を使用し、切削時には、
その押圧手段の押圧力を解除し、別途設けた制動
装置によりテーブルをロツクしていた。
従つて、この従来技術では、剛性力向上のた
め、別途制動装置を必要とし、しかも連続切削で
は、この制動装置を使用できないので、連続切削
時の剛性力向上を図ることが出来ないものであつ
た。
勿論、この従来のものにおいて、連続切削時
に、押圧手段を採用させて、ウオームとウオーム
ホイールとの噛合部の間隙を最小限にして剛性力
を高めることも出来る。
しかし、この従来のものは、ウオームを回転自
在に支持している軸受箱を押圧手段で移動させる
ものであるから、ウオームが撓み、十分な剛性力
を発揮することが出来ないものであつた。
即ち、ウオーム軸は、その径が小さいため、ウ
オーム自体で回転テーブルの切削力を支承するに
は無理があつた。
そこで、本発明は、別途制動装置を設けること
なく、回転停止切削時において十分剛性力を高め
ることが出来るとともに、連続切削時でも十分剛
性力を高めることができる割出し回転テーブル装
置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明は、次の手
段を講じた。
即ち、本発明の特徴をするとことは、回転テー
ブルに該テーブルと同心状にウオームホイールが
設けられ、該ウオームホイールにウオームが噛合
し、該ウオームを回転駆動することにより前記回
転テーブルの回転割出しを行う回転割出しテーブ
ル装置において、 前記ウオームとウオームホイールとの噛合部と
は反対側のウオーム外周面に接離自在に当接し
て、該ウオームを前記ウオームホイール側に押圧
して、前記噛合間隙を小さくし、且つ、該ウオー
ムに回転制動力を付与すると共に、前記押圧力を
調節自在とした押圧手段が設けられた点にある。
(作用) 本発明によれば、まず、回転テーブルの停止ま
たは回転状態のいずれの場合も、切削力に対応す
る押圧力を設定してから、ウオーム押圧手段の押
圧力を開放した状態で、ウオーム・ウオームホイ
ール機構の正常な一定噛合隙間を与えておき、回
転テーブルに被加工物を取付ける。そこで、ウオ
ームを回転させて被加工物の割出し作業を行な
い、ウオーム押圧手段を作動させ、ウオームの外
周面を押圧部材により被加工物の切削力に対応す
る押圧力で押しつける。この押圧手段の作動によ
つて、ウオームとウオームホイールとの間隙が必
要最小限に縮小し、ウオームホイールの浮動状態
が解消され、装置全体の剛性力が設計値に近づ
く。このウオームホイールの浮動状態が解消する
と、回転テーブルを停止した状態で切削加工を行
なう場合は勿論のこと、回転テーブルを回転させ
ながら切削加工を行なう場合においても、連続切
削や断続切削に伴なう切削力変動は、装置全体で
受け止められ、したがつて加工振動が抑制され
る。即ち、押圧手段でウオームの外周面を押圧す
ることにより、ウオームとウオームホイールは一
体的に剛体結合され、その剛性力は大きなものに
なる。しかも、ウオームとウオームホイールの減
速比は非常に大きいので、ウオームホイール側か
らウオームに伝達される力は、非常に小さくな
り、押圧手段は、その小さな力を支承することに
より大きな回転制動力をテーブルに与えることが
出来る。そして、この回転制動力は、ウオームに
対しては、小さいもので足りるので、回転駆動力
に大きな影響を与えないので、連続切削に支障を
きたさない。また、押圧力は調節自在であるの
で、回転停止切削時と連続回転切削時とでその押
圧力を調整することで回転駆動力に影響を与えな
いようにすることが出来る。切削加工が完了すれ
ば、押圧手段による押圧を解除し、被加工物を取
り外ずして次の作業に備え、前述の操作を繰り返
せばよい。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述す
る。
図面において、1は装置本体すなわちテーブル
本体、2は回転テーブル軸、3はウオームホイー
ル、4はウオーム、5はウオーム軸、6はウオー
ム押圧装置、7はウオーム駆動モータである。
テーブル本体1は、一方側の開口内周面1Aが
回転テーブル軸嵌入支承部とせられてスラスト支
持フランジ8が設けられ、その開口内周面1Aに
外側から中空ローラ形スラスト軸受9およびラジ
アル軸受(ニードルローラベアリング)10が嵌
装され、スラスト支持フランジ8の内側部1Bに
スラスト軸受11が嵌装されている。また他方側
開口内周面1Cには段差部1Dが設けられ、シー
ルリング12を嵌装したシール取付リング13が
ボルト14により着脱自在に取付けられており、
前記スラスト支持フランジ8とこのシール取付リ
ング13との間に前記ウオームホイール3の嵌装
凹部1Eが形成されている。
前記回転テーブル軸2は、一端に被加工物取付
用の回転テーブル2Aが一体的に形成された中空
軸で、このテーブル2Aに続いて縮径された支承
軸部2Bと、さらに縮径されたウオームホイール
嵌合軸部2C、シールリング遊嵌軸部2D、回転
位置検出リング15の装着部2Eが順次設けられ
ている。そして、支承軸部2Bに、前記ラジアル
軸受10、スラスト軸受11が嵌着され、支承軸
部2Bの端部外周に設けた雄ねじ部16に、ベア
リングナツト17およびロツクナツト18が螺合
されている。
なお、ベアリングナツト17は、各軸受9〜1
1を固定するだけでなく、中空ローラ形スラスト
軸受9を、回転テーブル2Aの背面19とテーブ
ル本体1のスラスト支持フランジ8との間で、ラ
ジアル軸受10の外レース10Aを介して所定の
圧力で挟圧し、これに予圧力(プリロード)を付
与せしめている。この中空ローラ形スラスト軸受
9の加圧(予圧)は、中空ローラに変形を与え、
これの復元弾性力を生起せしめる。中空ローラの
復元弾性力をプリロードとして利用し、軸受剛性
力を一定に保持している。
したがつて、テーブル2Aに取付けられた被加
工物が、切削力変動により振動すると、回転テー
ブル2Aの回転および停止状態のいずれの場合に
おいても、中空ローラ形スラスト軸受9のプリロ
ードが対応し、切削力に対する軸線方向の適正な
剛性力が確保される。
20はテーブル本体1の軸受側端面に装着され
たシールリングで、回転テーブル2Aの背面に当
接されている。
21はボール嵌合軸受で、回転テーブル軸2の
前記軸部2Cとウオームホイール3との間に嵌装
されており、多数個のボールによりウオームホイ
ール3を間隙がゼロの点接触状態で回転テーブル
軸2と一体的で同芯的にしかも高精度に支持する
ことができる。したがつて、従来行なつていたよ
うに、ウオームホイール3の嵌合内周面と回転テ
ーブル軸2の嵌合外周面を高度に仕上げ加工した
後、圧入・焼嵌めあるいは冷し嵌め等の方法によ
つて両者を慎重に結合させるといつた作業を全く
不要となる。このボール嵌合軸受21を用いるこ
とによつて、高精度の嵌合ができると共に、取外
しあるいは取付けが極めて簡単で安価に得ること
ができ、嵌合精度の向上によつて、ウオーム4と
ウオームホイール3の噛合間隙を一定にして、高
精度の割出し作業を可能とし、剛性力の確保が図
れる。
このようにして、回転テーブル軸2に高精度で
嵌着されたウオームホイール3は、これに設けた
ボルト孔22を貫通するボルト23により回転テ
ーブル軸2に固着されている。
24はOリングで、前記シール取付リング3の
外周面に設けたリング溝に嵌装され、テーブル本
体1の内周面に当接せられている。
ウオーム4は、ウオームホイール3の直下に直
交状に設けられたテーブル本体1のウオーム嵌装
部1Fに配されてウオームホイール3に所定の正
常隙間で噛合せられ、そのウオーム軸5の両端は
それぞれ軸受箱25,26を介してテーブル本体
1に固定されている。
一方の軸受箱25は、ウオーム軸5の一端を嵌
入したラジアル軸受27を嵌着し、ボルト28に
よりテーブル本体1にシールリング29を介して
取付けられている。
他方の軸受箱26は、ウオーム軸5の他端が貫
通せられ、その内側にスラスト軸受30、ラジア
ル軸受31およびメカニカルシール32が嵌装さ
れ、テーブル本体1にシールリング33を介して
ボルト34により取付けられている。なお、ウオ
ーム軸5の鍔部5Aと軸受箱26との間には、ス
ラスト軸受35が嵌装され、ウオーム軸5の軸受
箱26側端部に設けられた雄ねじ部36に、ベア
リングナツト37およびロツクナツト38が螺着
されており、ウオーム軸5の軸方向移動が規制さ
れている。
このウオーム軸5の雄ねじ部36の外端部にテ
ーパー軸部5Bが設けられ、伝動歯車39が楔着
されている。この伝動歯車39には、ウオーム駆
動モータ(サーボ制御モータ)7の出力軸40に
楔着された駆動歯車41が噛合されている。
ウオーム駆動モータ7は、テーブル本体1の側
面に固着された駆動装置収容ケーシング42内に
配設されている。
ウオーム押圧装置6は、テーブル本体1のウオ
ーム4直下に、ウオームホイール3の中心を通り
かつウオーム軸心と直交する垂直線上にその中心
線が一致するように配設された凹部1G内に嵌入
され、ボルト43により取付けられている。この
ウオーム押圧装置6は、鍔44の付いたシリンダ
45と、シリンダ頭部孔46を貫通するウオーム
外周面押圧体47を備えたウオーム押圧ピストン
48と、底部シリンダカバー49と、ピストン復
帰用コイルばね50と、ピストンリング51と、
シールリング52とから構成されており、ウオー
ム押圧ピストン48は流体圧力たとえば油圧によ
つて駆動される。
ウオーム押圧ピストン48のウオーム外周面押
圧体47は、上端面47Aがウオーム4の外径と
同じ曲率の円弧面となつており、ウオーム4の回
転摺動が可能とせられている。またウオーム押圧
ピストン48の上面には、コイルばね装着孔53
が設けられ、前記ピストン復帰用コイルばね50
が嵌装され、このコイルばね50の上端がシリン
ダ45の頭部下面45Aに当接されており、ウオ
ーム押圧ピストン48を押し下げてその上端面4
7Aがウオーム4の外周面から離れるようになさ
れている。
54は底部シリンダカバー40に設けられた油
路で、その一端はシリンダ45内に開口し、他端
はテーブル本体1に設けられた油路55に連通さ
れている。
油路55は、油圧管(図示省略)に接続され、
圧力制御弁56、切換弁、油圧ポンプ等(図示省
略)を介して油タンク(図示省略)に接続されて
いる。
57は回転テーブル2Aの回転位置検出用リミ
ツトスイツチで、前記テーブル本体1内に回転位
置検出リング15に対応して配設されており、回
転テーブル2Aを制御する際、すなわち割出し作
業あるいは円弧切削等を行なう際に、1回転の基
準位置を検出するものである。
58は環状のテーブル本体閉塞板で、テーブル
本体1の回転テーブル軸端2F側に、この軸端2
Fを遊嵌せしめてボルト59により取付けられて
おり、内側に回転テーブル軸2に摺接するシール
リング60が取付部材61を介してボルト62に
より取付けられている。
63はセンターブシユで回転テーブル2Aに取
替可能に取付けられている。
圧力制御弁56は、ウオーム4の外周面を押圧
する前記ピストン48の押圧力を、切削力に対応
して適正に制御するもので、あらかじめ切削力に
対応するように設定された圧力に、制御装置(図
示省略)に入力された動作プログラムにしたがつ
て調整が行なわれる。なお、この切削力に対応す
る押圧力の制御は、切削加工中にその切削力を検
出し、その検出された切削力を制御装置に入力し
て適正に行なうようにすることもできる。
本発明の実施例装置において、回転テーブル2
Aに被加工物を取付けて駆動モータ7を運転し、
ウオーム4、ウオームホイール3、回転テーブル
軸2を制御装置に入力させた動作プログムにした
がつて回転させ割出し作業を行なうことは、従来
装置と同じである。割出し作業が完了し、切削加
工を開始する際、被加工物の切削力に対応して制
御装置により圧力制御弁56を操作し、シリンダ
45内に圧力油を供給してウオーム押圧ピストン
48をピストン復帰用コイルばね50の弾発力に
抗して上昇させ、ウオーム4の外周面をウオーム
外周面押圧体47により、ウオームホイール3の
中心に向つて押圧する。かかる押圧操作によつ
て、ウオーム軸5が上方に撓み、ウオームホイー
ル3とウオーム4の噛合隙間が、あらかじめ設定
された必要最小限度にまで縮小され、設定された
押圧力でウオーム4外周面が押圧し続けられ、切
削加工中その押圧力が保持される。
この状態で、ウオームホイール3は浮動状態に
ならないで安定化し、切削力に対応して装置全体
の剛性力を発揮させ、連続あるいは断続切削作業
中における切削力の変動が生じても加工振動が発
生しない。したがたつて、高精度の切削加工を行
なうことができる。なお、被加工物の円弧切削作
業時のおいては、ウオームホイール3およびウオ
ーム4の回転を可能にしうる押圧力でウオーム4
の押圧が行なわれることは当然である。
このようにして、被加工物の切削加工が完了す
れば、油圧切換弁等の操作により、シリンダ45
内の油圧力が低下し、ピストン復帰用コイルばね
50の弾発力によつてウオーム押圧ピストン48
が下降し、ウオーム外周面押圧体47の上端面4
7Aがウオーム外周面から離れ、ウオームホイー
ル3とウオーム4の噛合隙間は所定正常値に戻さ
れる。
ウオームホイール3とウオーム4の噛合隙間が
正常値に戻れば、割出し作業あるいは位置決め作
業等を任意に行なうことができる。
また、本発明の上記実施例において、中空ロー
ラ形スラスト軸受9を採用してこれに予圧力を与
えているので、軸受剛性力を一定に保持すること
ができ、ウオームホイール3と回転テーブル軸2
との間にホイール嵌合軸受21を介装したので、
ウオームホイール3とウオーム4の噛合間隙間を
一定にかつ正確にすることができるうえ取付・取
外しが極めて容易である。
さらに、上記実施例では、ウオーム外周面押圧
手段として、シリンダ・ピストン等からなる流体
圧力装置を採用したので、構造が簡単でしかも正
確な圧力制御を、回転テーブルの停止・回転中の
いかんを問わず、任意にかつ容易に行なうことが
でき、安価に得ることができる。
本発明は、上記実施例に限定されれることな
く、ウオーム外周面押圧手段は、たとえば押圧体
をねじ機構とロードセル等の組合せによる機械的
な手段を採用することができる。
また、本発明の上記実施例では、ウオーム軸5
の軸受箱25,26はテーブル本体1に固定され
ているが、これら軸受箱25,26をウオーム押
圧方向にわずかに移動させてウオーム軸5を撓ま
せないような手段を採用してもよい。ただし、ウ
オーム軸5を軸方向に移動させるのは好ましくな
い。
(発明の効果) 本発明にかかる回転割出しテーブル装置は、上
述のように、ウオーム外周面を解除自在に押圧す
る手段を設けたので、回転テーブルの停止・回転
中のいかんを問わず任意にウオームを押圧してウ
オームホイールとウオームの噛合隙間を最小限度
に縮小でき、ウオームホイールの浮動を防止して
装置全体の剛性力を一定に確保できる共に連続・
断続切削時の切削力変動によつても加工振動を抑
制でき、構造が簡単でかつ押圧力調整を容易にし
かも適正に行なうことができ、被加工物を安定し
た状態で高精度に加工することができるほか装置
を安価に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
中央縦断面図、第2図は第1図のA−A線矢視断
面図である。 1……テーブル本体、2……テーブル回転軸、
3……ウオームホイール、4……ウオーム、5…
…ウオーム軸、6……ウオーム押圧装置、7……
ウオーム駆動モータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転テーブルに該テーブルと同心状にウオー
    ムホイールが設けられ、該ウオームホイールにウ
    オームが噛合し、該ウオームを回転駆動すること
    により前記回転テーブルの回転割出しを行う回転
    割出しテーブル装置において、 前記ウオームとウオームホイールとの噛合部と
    は反対側のウオーム外周面に接離自在に当接し
    て、該ウオームを前記ウオームホイール側に押圧
    して、前記噛合間隙を小さくし、且つ、該ウオー
    ムに回転制動力を付与すると共に、前記押圧力を
    調節自在とした押圧手段が設けられたことを特徴
    とする回転割出しテーブル装置。
JP28390286A 1986-11-27 1986-11-27 回転割出しテ−ブル装置 Granted JPS63139640A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28390286A JPS63139640A (ja) 1986-11-27 1986-11-27 回転割出しテ−ブル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28390286A JPS63139640A (ja) 1986-11-27 1986-11-27 回転割出しテ−ブル装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63139640A JPS63139640A (ja) 1988-06-11
JPH0436823B2 true JPH0436823B2 (ja) 1992-06-17

Family

ID=17671664

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28390286A Granted JPS63139640A (ja) 1986-11-27 1986-11-27 回転割出しテ−ブル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63139640A (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100579073B1 (ko) 2004-12-08 2006-05-12 두산인프라코어 주식회사 복합가공기의 b축 인덱스 장치
JP5128314B2 (ja) 2008-03-03 2013-01-23 有限会社メーコー精機 ボール減速機及びそれを利用した回転テーブル装置
JP5153590B2 (ja) * 2008-11-26 2013-02-27 株式会社日研工作所 ロータリテーブル装置
JP2010280034A (ja) * 2009-06-04 2010-12-16 Nikken Kosakusho Works Ltd ロータリテーブル装置
JP4615621B1 (ja) * 2010-06-22 2011-01-19 株式会社ツバキエマソン 中空固定軸減速機
JP5676327B2 (ja) * 2011-03-18 2015-02-25 株式会社マキタ 動力伝達機構
JP2013188800A (ja) * 2012-03-12 2013-09-26 Brother Industries Ltd 回転装置及び工作機械
JP6505472B2 (ja) * 2015-03-03 2019-04-24 津田駒工業株式会社 回転テーブル装置
WO2017195956A1 (ko) * 2016-05-12 2017-11-16 주식회사 에코텍 공작물 가공용 회전 테이블
GB2573273B (en) * 2018-04-05 2020-09-30 Nikken Kosakusho Europe Ltd System And Method For Monitoring Characteristics Of A Rotary Table
CN111014374B (zh) * 2020-01-02 2021-01-26 新乡创想自动化科技有限公司 一种双工位短管自动折弯设备
CN114273972B (zh) * 2021-12-30 2022-08-12 冈田精机丹阳有限公司 基于蜗轮蜗杆副与齿轮复合传动的两片齿式分度工作台

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5550704B2 (ja) * 1972-06-08 1980-12-19

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5550704U (ja) * 1978-09-25 1980-04-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5550704B2 (ja) * 1972-06-08 1980-12-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63139640A (ja) 1988-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0436823B2 (ja)
US4084756A (en) Gear and pinion backlash adjustment for the drive of a gyratory crusher
US5247846A (en) Quick disconnectable screw device
US3695144A (en) Servo feed system for machine tool provided with locking mechanism
JPH0671542A (ja) 割出しテーブル
JP2019520223A (ja) ワーク加工用回転テーブル
JPH022665B2 (ja)
EP0553355B1 (en) Clamp device in rotary shaft portion
KR101666363B1 (ko) 나사의 백래시 조절장치 및 이를 이용한 보링바
US4624159A (en) Lathe accessory
KR101660956B1 (ko) 공작물 가공용 회전 테이블
US3815470A (en) Servo feed system for machine tool provided with locking mechanism
US3162075A (en) Tool holder turret
US6931972B2 (en) Tool revolver
CN111113047A (zh) 机床
JPH06339827A (ja) 工作機械の回転テーブル
JPH0356858B2 (ja)
JP4358560B2 (ja) 刃物台の工具旋回装置
JP2546858B2 (ja) 回転割出しテーブル装置
JPH05118404A (ja) ボールねじの定圧予圧装置
JPH0513477Y2 (ja)
JPH0333395Y2 (ja)
CN211661487U (zh) 机床
JPS5921745B2 (ja) 工作機械のスピンドルの駆動装置
US5868052A (en) Lathes featuring pivoting tool carriages

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term