JPH09300079A - 溶接配筋材の処理方法およびその装置 - Google Patents
溶接配筋材の処理方法およびその装置Info
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- JPH09300079A JPH09300079A JP14115096A JP14115096A JPH09300079A JP H09300079 A JPH09300079 A JP H09300079A JP 14115096 A JP14115096 A JP 14115096A JP 14115096 A JP14115096 A JP 14115096A JP H09300079 A JPH09300079 A JP H09300079A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンクリート構造物などに用いられる溶接配
筋材の溶接による生産性を適切に向上し、また該溶接配
筋材を適切に処理して整理すると共に荷役操作に適した
荷崩れがなく、しかもコンパクトな状態とするための好
ましい処理方法およびその装置を提供する。 【構成】 縦筋に対し横筋を順次に供給し溶接してから
所定寸法に切断された配筋材を順次に搬送し整理するに
当って、切断後の配筋材を上下の受部材間を通過せしめ
て送り、順次に送られる前記配筋材を1枚毎に前記受部
材間に保持して反転操作せしめてから先行配筋材上に順
次送出して積載する。
筋材の溶接による生産性を適切に向上し、また該溶接配
筋材を適切に処理して整理すると共に荷役操作に適した
荷崩れがなく、しかもコンパクトな状態とするための好
ましい処理方法およびその装置を提供する。 【構成】 縦筋に対し横筋を順次に供給し溶接してから
所定寸法に切断された配筋材を順次に搬送し整理するに
当って、切断後の配筋材を上下の受部材間を通過せしめ
て送り、順次に送られる前記配筋材を1枚毎に前記受部
材間に保持して反転操作せしめてから先行配筋材上に順
次送出して積載する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は溶接配筋材の処理方
法およびその装置に係り、コンクリート構造物などに用
いられる溶接配筋材の溶接による生産性を適切に向上
し、また該溶接配筋材を適切に処理して整理すると共に
荷役操作に適した荷崩れがなく、しかもコンパクトな状
態とするための好ましい処理方法およびその装置を提供
しようとするものである。
法およびその装置に係り、コンクリート構造物などに用
いられる溶接配筋材の溶接による生産性を適切に向上
し、また該溶接配筋材を適切に処理して整理すると共に
荷役操作に適した荷崩れがなく、しかもコンパクトな状
態とするための好ましい処理方法およびその装置を提供
しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構造体やコンクリート構造
物を得るに当って、在来一般的に採用されていた鉄筋材
を交叉状に配設しその交点部分を線材の如きにより結縛
することに代え、配筋材を交叉状に配接して交点部を溶
接した溶接配筋材を用いることが一般化しつつある。即
ち溶接技術の発展普及によって複数の交点部に対する同
時溶接が可能となり、数本ないし20本或いはそれ以上
にも達する多数本の縦筋に対し順次に供給される横筋を
順次に同時溶接をなすことが可能となり、従って在来一
般の鉄筋交点を金属線で結縛する方式によるものより、
少くとも数十倍以上の高速で目的の配筋材を溶接して得
ることができる。
物を得るに当って、在来一般的に採用されていた鉄筋材
を交叉状に配設しその交点部分を線材の如きにより結縛
することに代え、配筋材を交叉状に配接して交点部を溶
接した溶接配筋材を用いることが一般化しつつある。即
ち溶接技術の発展普及によって複数の交点部に対する同
時溶接が可能となり、数本ないし20本或いはそれ以上
にも達する多数本の縦筋に対し順次に供給される横筋を
順次に同時溶接をなすことが可能となり、従って在来一
般の鉄筋交点を金属線で結縛する方式によるものより、
少くとも数十倍以上の高速で目的の配筋材を溶接して得
ることができる。
【0003】上記のようにして得られる配筋材は例えば
幅が1〜2mで長さが2〜5mのような所定寸法に切断
して順次に得られるが、このようにして得られる配筋材
は10〜30秒間隔の如きに切断して排出され、斯うし
て排出された配筋材の所定数をフォークリフトなどによ
って荷役して所定位置に格納し、あるいは車輛に積載し
て所要の箇所に運搬することが行われている。
幅が1〜2mで長さが2〜5mのような所定寸法に切断
して順次に得られるが、このようにして得られる配筋材
は10〜30秒間隔の如きに切断して排出され、斯うし
て排出された配筋材の所定数をフォークリフトなどによ
って荷役して所定位置に格納し、あるいは車輛に積載し
て所要の箇所に運搬することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
によるものは、上述したように高能率に相当の大型であ
る配筋材を量産し得るもので頗る有効であり、今日にお
いて各方面の建設現場やコンクリート製品工場において
要求される配筋材を適切に供給し得るものと言えるが、
斯様な配筋材の処理、取扱いについて実地的に検討した
結果によると、順次且つ高速状態に生産される配筋材を
順次に堆積して荷役することは相当に嵩高いものとなら
ざるを得ず、格納や荷役ないし運搬上の工数が嵩むこと
とならざるを得ない。
によるものは、上述したように高能率に相当の大型であ
る配筋材を量産し得るもので頗る有効であり、今日にお
いて各方面の建設現場やコンクリート製品工場において
要求される配筋材を適切に供給し得るものと言えるが、
斯様な配筋材の処理、取扱いについて実地的に検討した
結果によると、順次且つ高速状態に生産される配筋材を
順次に堆積して荷役することは相当に嵩高いものとなら
ざるを得ず、格納や荷役ないし運搬上の工数が嵩むこと
とならざるを得ない。
【0005】また上述したように溶接して量産的に得ら
れる配筋材は一般的に縦筋上に横筋を供給し圧接して溶
接したものとして順次に高速生産されて送出堆積される
こととなるので、その積載状態は縦筋と横筋とが交互に
位置したものとなり荷崩れを発生し易い不利がある。即
ち配筋材が成程交叉状として溶接されたものであっても
下層配筋材の横筋上に上層配筋材の縦筋が位置せしめら
れる関係で順次に積層されるので上層配筋材の縦筋は下
層配筋材の横筋と単に点接触しているにすぎないから横
方向移動のレール部として作用し軽度の横方向作用力を
受けただけで容易にスライドし荷崩れを発生する。
れる配筋材は一般的に縦筋上に横筋を供給し圧接して溶
接したものとして順次に高速生産されて送出堆積される
こととなるので、その積載状態は縦筋と横筋とが交互に
位置したものとなり荷崩れを発生し易い不利がある。即
ち配筋材が成程交叉状として溶接されたものであっても
下層配筋材の横筋上に上層配筋材の縦筋が位置せしめら
れる関係で順次に積層されるので上層配筋材の縦筋は下
層配筋材の横筋と単に点接触しているにすぎないから横
方向移動のレール部として作用し軽度の横方向作用力を
受けただけで容易にスライドし荷崩れを発生する。
【0006】この不利を避けるために順次に生産される
配筋材を1枚毎に反転して積み重ね操作を作業者が行う
ことも一部に行われているが、前記配筋材は少なくとも
幅1m前後で長さが2m程度であることから作業者2名
を専従すべきこととなり、しかも相当の労力を必要とす
る。またこの反転操作を吊上げ手段などを用いて行うこ
とも考えられるが、上記のような寸法のものは相当に大
きな作動を必要とし、大型操作となって煩雑とならざる
を得ない。特に前記配筋材は鋼材であってもそれなりの
撓曲性を有していて取扱いが面倒であり、操作時間も長
くなる不利がある。
配筋材を1枚毎に反転して積み重ね操作を作業者が行う
ことも一部に行われているが、前記配筋材は少なくとも
幅1m前後で長さが2m程度であることから作業者2名
を専従すべきこととなり、しかも相当の労力を必要とす
る。またこの反転操作を吊上げ手段などを用いて行うこ
とも考えられるが、上記のような寸法のものは相当に大
きな作動を必要とし、大型操作となって煩雑とならざる
を得ない。特に前記配筋材は鋼材であってもそれなりの
撓曲性を有していて取扱いが面倒であり、操作時間も長
くなる不利がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来技術における課題を解消することについて検討を重
ね、上述したように順次溶接して送出された配筋材を支
持受部材間に受入れて1枚毎に反転操作して積載するこ
とによって溶接された配筋材の縦筋相互または横筋相互
が重合すべく積載されることとなり、即ち下層配筋材の
縦筋または横筋間に上層配筋材の縦筋または横筋が位置
した嵌合積層状態を自動的且つ的確に形成せしめ、斯う
して位置せしめられた両層配筋材の縦筋相互または横筋
相互間で有効な荷崩れ防止作用を得しめると共に配筋材
の積載高さを半減してコンパクトな荷役、積載を図り、
更には反転操作機構を複合して採用することを可能とし
て寸法の異った配筋材に対しても単一設備によって有効
に積載処理して上記のような好ましい作用を適切に得し
めることに成功したものであって、以下の如くである。
従来技術における課題を解消することについて検討を重
ね、上述したように順次溶接して送出された配筋材を支
持受部材間に受入れて1枚毎に反転操作して積載するこ
とによって溶接された配筋材の縦筋相互または横筋相互
が重合すべく積載されることとなり、即ち下層配筋材の
縦筋または横筋間に上層配筋材の縦筋または横筋が位置
した嵌合積層状態を自動的且つ的確に形成せしめ、斯う
して位置せしめられた両層配筋材の縦筋相互または横筋
相互間で有効な荷崩れ防止作用を得しめると共に配筋材
の積載高さを半減してコンパクトな荷役、積載を図り、
更には反転操作機構を複合して採用することを可能とし
て寸法の異った配筋材に対しても単一設備によって有効
に積載処理して上記のような好ましい作用を適切に得し
めることに成功したものであって、以下の如くである。
【0008】(1) 縦筋に対し横筋を順次に供給し溶
接してから所定寸法に切断された配筋材を順次に搬送し
整理するに当って、切断後の配筋材を上下の受部材間を
通過せしめて送り、順次に送られる前記配筋材を1枚毎
に前記受部材間に保持して反転操作せしめてから先行配
筋材上に順次送出して積載することを特徴とする溶接配
筋材の処理方法。
接してから所定寸法に切断された配筋材を順次に搬送し
整理するに当って、切断後の配筋材を上下の受部材間を
通過せしめて送り、順次に送られる前記配筋材を1枚毎
に前記受部材間に保持して反転操作せしめてから先行配
筋材上に順次送出して積載することを特徴とする溶接配
筋材の処理方法。
【0009】(2) 溶接機に対し連続的に供給される
一方の配筋を縦筋となし、この縦筋に対し交叉した方向
を採る他方の配筋を横筋として間欠的に供給し溶接して
から所定寸法に切断された溶接配筋材を順次に搬送し整
理するに当って、前記配筋材をその縦筋の軸線方向に送
って上下の受部材間に受入れ、該配筋材を1枚毎に前記
受部材間に保持して反転操作せしめてから先行配筋材上
に順次送出して積載することを特徴とする溶接配筋材の
処理方法。
一方の配筋を縦筋となし、この縦筋に対し交叉した方向
を採る他方の配筋を横筋として間欠的に供給し溶接して
から所定寸法に切断された溶接配筋材を順次に搬送し整
理するに当って、前記配筋材をその縦筋の軸線方向に送
って上下の受部材間に受入れ、該配筋材を1枚毎に前記
受部材間に保持して反転操作せしめてから先行配筋材上
に順次送出して積載することを特徴とする溶接配筋材の
処理方法。
【0010】(3) 反転操作が移送される配筋材の短
辺方向における中間部を回転軸とした回転作用であるこ
とを特徴とする前記(1)項または(2)項の何れか1
つに記載した溶接配筋材の処理方法。
辺方向における中間部を回転軸とした回転作用であるこ
とを特徴とする前記(1)項または(2)項の何れか1
つに記載した溶接配筋材の処理方法。
【0011】(4) 反転操作が移送される配筋材の長
辺方向における中間部を回転軸とした回転作用であるこ
とを特徴とする前記(1)項または(2)項の何れか1
つに記載した溶接配筋材の処理方法。
辺方向における中間部を回転軸とした回転作用であるこ
とを特徴とする前記(1)項または(2)項の何れか1
つに記載した溶接配筋材の処理方法。
【0012】(5) 比較的小型の矩形状溶接配筋材を
その長辺が搬送ラインの搬送方向と交叉状として送り、
比較的大型の矩形状溶接配筋材をその長辺が搬送ライン
の搬送方向と平行状として搬送しながら溶接切断すると
共に各別の回転操作軸を前記搬送方向と交叉状とした反
転操作により前記した各配筋材を反転せしめてから積み
込み位置における先行配筋材上に順次送出し積載するこ
とを特徴とする前記(1)〜(4)項の何れか1つに記
載の溶接配筋材の処理方法。
その長辺が搬送ラインの搬送方向と交叉状として送り、
比較的大型の矩形状溶接配筋材をその長辺が搬送ライン
の搬送方向と平行状として搬送しながら溶接切断すると
共に各別の回転操作軸を前記搬送方向と交叉状とした反
転操作により前記した各配筋材を反転せしめてから積み
込み位置における先行配筋材上に順次送出し積載するこ
とを特徴とする前記(1)〜(4)項の何れか1つに記
載の溶接配筋材の処理方法。
【0013】(6) 配筋素材を連続状態で供給する一
方の連続素材供給系と、配筋素材を間欠的に供給する他
方の間欠素材供給系とを備え、前記した一方の素材供給
系により供給された一方の配筋素材上に他方の素材供給
系からの他方の配筋素材を供給して電極間で挟圧し通電
溶接する溶接機構を有し、該溶接機構から溶接後に送り
出された溶接配筋材を所定寸法に切断する切断機構と、
該切断機構で切断し得られた配筋材を上下に対設された
受部材間に受入れ反転操作する反転操作機構を具備し、
該反転操作機構に連続せしめて移載整理機構を設けたこ
とを特徴とする溶接配筋材処理装置。
方の連続素材供給系と、配筋素材を間欠的に供給する他
方の間欠素材供給系とを備え、前記した一方の素材供給
系により供給された一方の配筋素材上に他方の素材供給
系からの他方の配筋素材を供給して電極間で挟圧し通電
溶接する溶接機構を有し、該溶接機構から溶接後に送り
出された溶接配筋材を所定寸法に切断する切断機構と、
該切断機構で切断し得られた配筋材を上下に対設された
受部材間に受入れ反転操作する反転操作機構を具備し、
該反転操作機構に連続せしめて移載整理機構を設けたこ
とを特徴とする溶接配筋材処理装置。
【0014】(7) 縦筋リールから引出された配筋素
材に対する矯正処理機構を一方の連続素材供給系に備
え、他方の間欠素材供給系には多数本の配筋素材を収容
する素材収容台と該素材収容台に収容された素材の一部
を順次に整理して引出す整理引出部とを備えたことを特
徴とする前記(6)項に記載の溶接配筋材処理装置。
材に対する矯正処理機構を一方の連続素材供給系に備
え、他方の間欠素材供給系には多数本の配筋素材を収容
する素材収容台と該素材収容台に収容された素材の一部
を順次に整理して引出す整理引出部とを備えたことを特
徴とする前記(6)項に記載の溶接配筋材処理装置。
【0015】(8) 溶接機構、切断機構、反転操作機
構および移載整理機構が目的とする比較的小型の矩形状
溶接配筋材の長辺と比較的大型の矩形状溶接配筋材の短
辺以上の幅員を有し、しかも前記反転操作機構が上記し
た比較的小型の矩形状溶接配筋材に対しその短辺中間部
を回転軸とする第1の反転操作機構と上記した比較的大
型の矩形状溶接配筋材に対しその長辺中間部を回転軸と
する第2の反転操作機構とから成ることを特徴とする前
記(6)項に記載の溶接配筋材処理装置。
構および移載整理機構が目的とする比較的小型の矩形状
溶接配筋材の長辺と比較的大型の矩形状溶接配筋材の短
辺以上の幅員を有し、しかも前記反転操作機構が上記し
た比較的小型の矩形状溶接配筋材に対しその短辺中間部
を回転軸とする第1の反転操作機構と上記した比較的大
型の矩形状溶接配筋材に対しその長辺中間部を回転軸と
する第2の反転操作機構とから成ることを特徴とする前
記(6)項に記載の溶接配筋材処理装置。
【0016】(9) 移載整理機構が中間ストック部と
搬出リフター部とを備え、中間ストック部は反転操作機
構からの搬出レベルと搬出リフター部の搬出レベルとの
中間に保持するための保持手段を備え、前記搬出リフタ
ー部に積載された所定量の溶接配筋材が該搬出リフター
部により搬出部に送出され、且つ搬出リフター部が復動
する間における反転操作機構よりの送出溶接配筋材を前
記中間ストック部に保持させるようにしたことを特徴と
する前記(6)〜(8)項の何れか1つに記載の溶接配
筋材処理装置。
搬出リフター部とを備え、中間ストック部は反転操作機
構からの搬出レベルと搬出リフター部の搬出レベルとの
中間に保持するための保持手段を備え、前記搬出リフタ
ー部に積載された所定量の溶接配筋材が該搬出リフター
部により搬出部に送出され、且つ搬出リフター部が復動
する間における反転操作機構よりの送出溶接配筋材を前
記中間ストック部に保持させるようにしたことを特徴と
する前記(6)〜(8)項の何れか1つに記載の溶接配
筋材処理装置。
【0017】
【発明の実施の形態】上記したような本発明によるもの
を更に具体的に説明すると、本発明による処理方法およ
びこの処理方法を溶接機構に連設して実施するための装
置全般の構成関係は図1と図2に示す如くであって、連
続素材供給領域1に矯正機構2を介して間欠素材供給機
構3、溶接機構4が設けられ、該溶接機構4には切断機
構5と比較的小型溶接配筋材反転操作機構6ならびに比
較的大型溶接配筋材反転操作機構7とが連設されてい
る。なお前記した間欠素材供給機構3と溶接機構4とは
図1および図4に示すように装置の下部においては供給
機構3が短小であるのに対し上部においては溶接機構4
が短小であって相互に入れ込んだ構成関係をなしてい
る。
を更に具体的に説明すると、本発明による処理方法およ
びこの処理方法を溶接機構に連設して実施するための装
置全般の構成関係は図1と図2に示す如くであって、連
続素材供給領域1に矯正機構2を介して間欠素材供給機
構3、溶接機構4が設けられ、該溶接機構4には切断機
構5と比較的小型溶接配筋材反転操作機構6ならびに比
較的大型溶接配筋材反転操作機構7とが連設されてい
る。なお前記した間欠素材供給機構3と溶接機構4とは
図1および図4に示すように装置の下部においては供給
機構3が短小であるのに対し上部においては溶接機構4
が短小であって相互に入れ込んだ構成関係をなしてい
る。
【0018】更に、上記した各反転操作機構6、7に対
しては移載整理機構8と搬出部9とを設けてフォークリ
フトその他による配筋材群の搬出ないしトラック等の運
搬車輛に対する移載を行わしめるように成っていること
は図示の如くで、連続素材供給領域1から引き出された
複数本の連続素材11に対して間欠素材供給機構3から
間欠的に供給された他方の間欠供給素材15を落し込
み、溶接機構4における公知のような下部電極上に形成
された両素材11、15の交点に対し上部電極を圧下し
て通電溶接することは公知の上下電極からなる溶接設備
と同様である。
しては移載整理機構8と搬出部9とを設けてフォークリ
フトその他による配筋材群の搬出ないしトラック等の運
搬車輛に対する移載を行わしめるように成っていること
は図示の如くで、連続素材供給領域1から引き出された
複数本の連続素材11に対して間欠素材供給機構3から
間欠的に供給された他方の間欠供給素材15を落し込
み、溶接機構4における公知のような下部電極上に形成
された両素材11、15の交点に対し上部電極を圧下し
て通電溶接することは公知の上下電極からなる溶接設備
と同様である。
【0019】即ち、本発明によって得られる溶接配筋材
の代表例は図18と図19に示す如くであって、図18
に示すものは比較的小型の溶接配筋材10として例えば
短辺が1mで長辺が2m程度ないしそれ以内のものであ
り、一方図19に示すものは短辺が2mで長辺が4m前
後ないしそれ以上のような比較的大型の溶接配筋材10
aであって、図18のものは上記した連続素材供給領域
1からの素材11が短辺方向に採用されるのに対し図1
9のものにおいては間欠素材供給機構3からの供給素材
15がその短辺方向にそって採用されるものである。
の代表例は図18と図19に示す如くであって、図18
に示すものは比較的小型の溶接配筋材10として例えば
短辺が1mで長辺が2m程度ないしそれ以内のものであ
り、一方図19に示すものは短辺が2mで長辺が4m前
後ないしそれ以上のような比較的大型の溶接配筋材10
aであって、図18のものは上記した連続素材供給領域
1からの素材11が短辺方向に採用されるのに対し図1
9のものにおいては間欠素材供給機構3からの供給素材
15がその短辺方向にそって採用されるものである。
【0020】上述した図1、図2に示すような全般的構
成のものにおいて、その連続素材供給領域1としては、
別に図3および図7に仔細が示されている如くであっ
て、該領域1において連続素材として供給されるべくコ
イル状に捲回された捲回素材11を図3に示す如く回転
リール12上に支持せしめて支持座14上にセットした
連続供給機構13が10〜20個あるいはそれ以上とし
て図7のように配置されており、例えば120cm程度の
高さ範囲で矯正機構2部分に対し連続的に供給されるよ
うにされている。矯正機構2はコイルとして巻かれた配
筋材における屈曲性を解消して直線状とするための機構
であって、この矯正機構2に連続せしめてもう1つの素
材供給系である間欠素材供給機構3が設けられている。
成のものにおいて、その連続素材供給領域1としては、
別に図3および図7に仔細が示されている如くであっ
て、該領域1において連続素材として供給されるべくコ
イル状に捲回された捲回素材11を図3に示す如く回転
リール12上に支持せしめて支持座14上にセットした
連続供給機構13が10〜20個あるいはそれ以上とし
て図7のように配置されており、例えば120cm程度の
高さ範囲で矯正機構2部分に対し連続的に供給されるよ
うにされている。矯正機構2はコイルとして巻かれた配
筋材における屈曲性を解消して直線状とするための機構
であって、この矯正機構2に連続せしめてもう1つの素
材供給系である間欠素材供給機構3が設けられている。
【0021】矯正機構2は、上記のようにコイル状とし
て捲かれていて捲き癖のついた素材11を直線状に矯正
し、即ち素材11に残っている巻き癖を解消するための
ものであって、公知のような矯正効果を与える適宜の矯
正機構を採用し得るが、1例としては前記溶接機構5に
よる間欠的な引出し作用で回転リール12から引出され
た素材11を図4に示す如きガイド21の如きで案内
し、互い違い状に素材挿通部を形成せしめそれら挿通部
に素材が挿通されて通過しながら回転作用することによ
り矯正作用が得られる如くされた回転筒体20群内に挿
入し、即ち各別の素材挿通部に挿通して屈曲状態にセッ
トしたものをモータ駆動される前記回転筒体20の作動
で各素材挿通部間における線状素材に複雑な屈曲矯正作
用を与え矯正するものがある。前記回転筒体20は矯正
機構2内で、図4のように素材11の進行方向において
多段とし、しかも図7のように各段に複数個を配設する
ことにより連続供給部体13から引出された多数の各素
材11に対し夫々好ましい矯正結果を同時に与えること
ができる。
て捲かれていて捲き癖のついた素材11を直線状に矯正
し、即ち素材11に残っている巻き癖を解消するための
ものであって、公知のような矯正効果を与える適宜の矯
正機構を採用し得るが、1例としては前記溶接機構5に
よる間欠的な引出し作用で回転リール12から引出され
た素材11を図4に示す如きガイド21の如きで案内
し、互い違い状に素材挿通部を形成せしめそれら挿通部
に素材が挿通されて通過しながら回転作用することによ
り矯正作用が得られる如くされた回転筒体20群内に挿
入し、即ち各別の素材挿通部に挿通して屈曲状態にセッ
トしたものをモータ駆動される前記回転筒体20の作動
で各素材挿通部間における線状素材に複雑な屈曲矯正作
用を与え矯正するものがある。前記回転筒体20は矯正
機構2内で、図4のように素材11の進行方向において
多段とし、しかも図7のように各段に複数個を配設する
ことにより連続供給部体13から引出された多数の各素
材11に対し夫々好ましい矯正結果を同時に与えること
ができる。
【0022】間欠素材供給機構3は図4に示すように矯
正機構2と切断機構5との間に設けられたレール25上
で車輪26により適宜に移動走行する台車3a上に設け
られ、然して図4の中央部分および図7の左側部分に示
す如くであり、例えば図18に示す溶接配筋材10にお
ける長辺に相当した長さ、または図19に示す溶接配筋
材10aの短辺に相当した長さの杆状をなした間欠供給
素材15を収容するホッパー33と該ホッパー33の底
部に設けられた送出コンベア30および該送出コンベア
30と溶接機構4に前記素材15を供給する送出供給手
段35との間に上記素材15を1本宛押上げる押上げ機
構31と落し込み部体34とが設けられ、押上げ機構3
1はモータのような原動機機構32によって素材15を
1本宛押上げ作動され、作業者等は昇降段3bによって
適宜に監視台3aに昇り、その作動状態を監視し修正す
るようになっている。なおこの供給機構3は図4に示す
ように設備の上面側では大きく溶接機4上に延出して少
なくとも落し込み部体34や送出供給手段35を設けた
構成のものである。
正機構2と切断機構5との間に設けられたレール25上
で車輪26により適宜に移動走行する台車3a上に設け
られ、然して図4の中央部分および図7の左側部分に示
す如くであり、例えば図18に示す溶接配筋材10にお
ける長辺に相当した長さ、または図19に示す溶接配筋
材10aの短辺に相当した長さの杆状をなした間欠供給
素材15を収容するホッパー33と該ホッパー33の底
部に設けられた送出コンベア30および該送出コンベア
30と溶接機構4に前記素材15を供給する送出供給手
段35との間に上記素材15を1本宛押上げる押上げ機
構31と落し込み部体34とが設けられ、押上げ機構3
1はモータのような原動機機構32によって素材15を
1本宛押上げ作動され、作業者等は昇降段3bによって
適宜に監視台3aに昇り、その作動状態を監視し修正す
るようになっている。なおこの供給機構3は図4に示す
ように設備の上面側では大きく溶接機4上に延出して少
なくとも落し込み部体34や送出供給手段35を設けた
構成のものである。
【0023】溶接機構4においてはこのような線材溶接
設備として一般的に知られているように機構台41に設
けられた図16に示すような下部電極42上に上記した
ような連続供給部体13からの素材11がセットされた
条件下で前記した間欠素材供給部3からの間欠供給素材
15を落し込み、それら素材11、15の交点において
前記下部電極42に対し上部台40内に配設された上部
電極43を圧下して溶接するようにされたものである
が、本発明の実施に当っては高速溶接性を実現するた
め、それなりに特別な構成を採用することが好ましい。
設備として一般的に知られているように機構台41に設
けられた図16に示すような下部電極42上に上記した
ような連続供給部体13からの素材11がセットされた
条件下で前記した間欠素材供給部3からの間欠供給素材
15を落し込み、それら素材11、15の交点において
前記下部電極42に対し上部台40内に配設された上部
電極43を圧下して溶接するようにされたものである
が、本発明の実施に当っては高速溶接性を実現するた
め、それなりに特別な構成を採用することが好ましい。
【0024】即ち上述したように連続素材供給系で順次
に供給される一方の素材11に対し間欠的に供給される
他方の素材15を供給するに当って1例として前記図1
6に示すような回転供給手段35を採用し、溶接機4の
先行素材溶接後における上部電極43の上昇と下部電極
42上への他方の素材15の落し込みを1秒未満の速度
で円滑に行わせるものであって単一溶接電極列により比
較的高速な溶接をなす。つまり、前記落し込み部体34
の端部には順次に落し込まれる素材を停止する停止部
(図示省略)が適宜に設けられ、整列状態で送られ且つ
この停止部で停止されている最下端の素材15に対して
は送出作動機構36が設けられている。即ち操作シリン
ダーである該送出作動機構36のピストンロッド先端に
設けられた送出操作部は前記停止部において停止されて
いる素材15列中において停止部に接合したもののみを
選択して押上げ回転供給手段35に供給する。
に供給される一方の素材11に対し間欠的に供給される
他方の素材15を供給するに当って1例として前記図1
6に示すような回転供給手段35を採用し、溶接機4の
先行素材溶接後における上部電極43の上昇と下部電極
42上への他方の素材15の落し込みを1秒未満の速度
で円滑に行わせるものであって単一溶接電極列により比
較的高速な溶接をなす。つまり、前記落し込み部体34
の端部には順次に落し込まれる素材を停止する停止部
(図示省略)が適宜に設けられ、整列状態で送られ且つ
この停止部で停止されている最下端の素材15に対して
は送出作動機構36が設けられている。即ち操作シリン
ダーである該送出作動機構36のピストンロッド先端に
設けられた送出操作部は前記停止部において停止されて
いる素材15列中において停止部に接合したもののみを
選択して押上げ回転供給手段35に供給する。
【0025】なお回転供給手段35に対する間欠素材供
給系は前記押上げ機構31がこの図16の場合において
は原動機構32により連結杆32bおよび引上げ板32
aを介して駆動される押上げ機構31が引上げ板32a
の両側に対設されて、受台29、29aと29b上に位
置せしめられた間欠供給素材15を順次に夫々1本宛押
上げ、且つそれらの受台29、29aおよび29bの傾
斜により落し込み部体34方向に送り込む。なお受台2
9bから落とし込み部体34に落とし込まれた素材15
は該落とし込み部体34の傾斜によってスライドないし
回転し、回転供給手段35に供給される。
給系は前記押上げ機構31がこの図16の場合において
は原動機構32により連結杆32bおよび引上げ板32
aを介して駆動される押上げ機構31が引上げ板32a
の両側に対設されて、受台29、29aと29b上に位
置せしめられた間欠供給素材15を順次に夫々1本宛押
上げ、且つそれらの受台29、29aおよび29bの傾
斜により落し込み部体34方向に送り込む。なお受台2
9bから落とし込み部体34に落とし込まれた素材15
は該落とし込み部体34の傾斜によってスライドないし
回転し、回転供給手段35に供給される。
【0026】上記供給手段35はより具体的には図17
として示す如くで同図(a)(b)のような第1部体3
5aと同図(c)のような第2部体35bとより成り、
第1部体35aの周側に適用される最大径の素材15を
受入れる凹み15aが例えば10個以上の如く多数個配
設され、しかもその両側に図17の(b)に示すように
軸筒部35cと取付軸部35dが対設され、軸筒部35
cにおいて回転軸に取付けられて回転作動し、取付軸部
35dにおいて図17の(c)に示すような前記凹み1
5aに対する第2部体としての調整板35bが取付けら
れる。
として示す如くで同図(a)(b)のような第1部体3
5aと同図(c)のような第2部体35bとより成り、
第1部体35aの周側に適用される最大径の素材15を
受入れる凹み15aが例えば10個以上の如く多数個配
設され、しかもその両側に図17の(b)に示すように
軸筒部35cと取付軸部35dが対設され、軸筒部35
cにおいて回転軸に取付けられて回転作動し、取付軸部
35dにおいて図17の(c)に示すような前記凹み1
5aに対する第2部体としての調整板35bが取付けら
れる。
【0027】即ちこの調整板35bには前記凹み15a
と同じ幅の凹み15bと、凹み15bよりも狭い凹み1
5c、該凹み15cより更に狭い凹み15dを第1部体
35aにおける前記凹み15a、15a間の間隔角度と
同じ間隔角度を採ってそれぞれ連続して設けたもので、
第1部体35aの凹み15aに第2部体35bの凹み1
5bを位置させ固定部35eにおける固定子螺入で固定
することにより最大径の配筋材が重合した凹み15a、
15bに受入れられ、また凹み15cに重合させること
によりそれより小径の配筋材を受入れ、更に凹み15d
を凹み15a内に重合して位置させることにより更に細
小な配筋材を受入れしめるように成っている。従って同
じ供給手段35において径がそれなりに異なった配筋材
15を適切に受入れて順次に上下電極42、43間へ供
給することができる。
と同じ幅の凹み15bと、凹み15bよりも狭い凹み1
5c、該凹み15cより更に狭い凹み15dを第1部体
35aにおける前記凹み15a、15a間の間隔角度と
同じ間隔角度を採ってそれぞれ連続して設けたもので、
第1部体35aの凹み15aに第2部体35bの凹み1
5bを位置させ固定部35eにおける固定子螺入で固定
することにより最大径の配筋材が重合した凹み15a、
15bに受入れられ、また凹み15cに重合させること
によりそれより小径の配筋材を受入れ、更に凹み15d
を凹み15a内に重合して位置させることにより更に細
小な配筋材を受入れしめるように成っている。従って同
じ供給手段35において径がそれなりに異なった配筋材
15を適切に受入れて順次に上下電極42、43間へ供
給することができる。
【0028】溶接電極部分にはマグネットなどによる位
置決め手段48が図16に示したように設けられていて
前記のように導かれた間欠供給配筋素材15を上下電極
42、43間に保持するが、位置決め手段48の磁力如
何によっては図16に示すような位置決め手段48の表
面に吸着されたままの状態となり、両電極42、43の
挟圧によって縦筋などである一方の連続供給素材13に
圧接され通電されて溶接される。このような溶接時間は
視覚ないし聴覚的に火花の発生する時間は別として、一
般的に0.1秒前後である。
置決め手段48が図16に示したように設けられていて
前記のように導かれた間欠供給配筋素材15を上下電極
42、43間に保持するが、位置決め手段48の磁力如
何によっては図16に示すような位置決め手段48の表
面に吸着されたままの状態となり、両電極42、43の
挟圧によって縦筋などである一方の連続供給素材13に
圧接され通電されて溶接される。このような溶接時間は
視覚ないし聴覚的に火花の発生する時間は別として、一
般的に0.1秒前後である。
【0029】上記したような本発明によるものは溶接タ
イマーをコンピューターによって処理し、溶接すべき線
材径に即応させた溶接電流、溶接時間、空気圧の如きを
記憶式ボタン操作で選んで何れも短時間内に調整せし
め、セット替えに当っても上記のような傾斜供給台、回
転操作機構を用いた構成で装置内の残留線素材を容易に
取出さしめると共にその変換操作を迅速に行わしめるこ
とができることは明らかである。
イマーをコンピューターによって処理し、溶接すべき線
材径に即応させた溶接電流、溶接時間、空気圧の如きを
記憶式ボタン操作で選んで何れも短時間内に調整せし
め、セット替えに当っても上記のような傾斜供給台、回
転操作機構を用いた構成で装置内の残留線素材を容易に
取出さしめると共にその変換操作を迅速に行わしめるこ
とができることは明らかである。
【0030】具体的な操業運転例として前記した図1、
図2に示すような装置を製作し、径3.5mmの鋼線材を一
方の縦筋たる配筋素材13および他方の横筋たる配筋素
材15として試験運転し両電極42、43より30mmの
装入位置から供給し溶接した。図16に示した落し込み
部体34と回転送出供給手段35とによる装入位置と位
置決め手段48による電極間装入位置との間の平面的距
離を35mmとした条件であり、電極間距離を15mmとし
た両電極42、43間に装入し、溶接電流を供給して実
施したが、10回に亘る反覆試験実施の結果はタクト
(溶接速度)が平均82.5回/min (71〜91回/mi
n )で円滑に溶接することができた。
図2に示すような装置を製作し、径3.5mmの鋼線材を一
方の縦筋たる配筋素材13および他方の横筋たる配筋素
材15として試験運転し両電極42、43より30mmの
装入位置から供給し溶接した。図16に示した落し込み
部体34と回転送出供給手段35とによる装入位置と位
置決め手段48による電極間装入位置との間の平面的距
離を35mmとした条件であり、電極間距離を15mmとし
た両電極42、43間に装入し、溶接電流を供給して実
施したが、10回に亘る反覆試験実施の結果はタクト
(溶接速度)が平均82.5回/min (71〜91回/mi
n )で円滑に溶接することができた。
【0031】即ち上記のような溶接速度は従来の本出願
人による実開平3−102515号における単一溶接電
極列による溶接装置における溶接速度の35〜40回/
minその他の従来技術によるこの種配筋材溶接設備とし
て一般的に知られている単一溶接電極列を用いた機構の
溶接速度を大幅に改善し、少なくとも1つの設備によっ
て従来の2つの設備と同等以上の作業能率を得しめるこ
とが理解される。
人による実開平3−102515号における単一溶接電
極列による溶接装置における溶接速度の35〜40回/
minその他の従来技術によるこの種配筋材溶接設備とし
て一般的に知られている単一溶接電極列を用いた機構の
溶接速度を大幅に改善し、少なくとも1つの設備によっ
て従来の2つの設備と同等以上の作業能率を得しめるこ
とが理解される。
【0032】上記のようにして溶接されたものは図4に
示したような搬送レベル49上を押進されて切断機5に
送入される。即ち切断機5は台座52上の本体50に対
してカッター51が設けられていると共に切断された配
筋材を送り出すためのコンベア53を備え、更に本体5
0には調整手段54が設けられていて、送出方向前方に
おける図5に示すような第1、第2の反転操作機構6な
いし7方向に送出するものである。
示したような搬送レベル49上を押進されて切断機5に
送入される。即ち切断機5は台座52上の本体50に対
してカッター51が設けられていると共に切断された配
筋材を送り出すためのコンベア53を備え、更に本体5
0には調整手段54が設けられていて、送出方向前方に
おける図5に示すような第1、第2の反転操作機構6な
いし7方向に送出するものである。
【0033】前記した第1反転操作機構6は図示のもの
において比較的小型の溶接配筋材に対する反転操作をな
すものであって、反転操作をなすための回転中心軸は図
18に示したような溶接配筋材10の短辺中間部分であ
り、従って1m前後である短辺の中間部を回転中心とし
た反転操作となり、そのための回転半径は50cm程度と
短小でしかも配筋材が重量的にバランス条件下の回転で
あるから容易に回転作動せしめられ、その仔細は図5お
よび図8と共に図10および図11に示されている。
において比較的小型の溶接配筋材に対する反転操作をな
すものであって、反転操作をなすための回転中心軸は図
18に示したような溶接配筋材10の短辺中間部分であ
り、従って1m前後である短辺の中間部を回転中心とし
た反転操作となり、そのための回転半径は50cm程度と
短小でしかも配筋材が重量的にバランス条件下の回転で
あるから容易に回転作動せしめられ、その仔細は図5お
よび図8と共に図10および図11に示されている。
【0034】上記第1反転操作機構6に続いて設けられ
ている第2反転操作機構7は図19に示すような面積的
に前述した図18の配筋材10の4倍またはそれ以上の
ような比較的大型の溶接配筋材10aに対し反転操作を
なすものであって該配筋材10aの長辺方向を設備の配
筋材搬送方向にそって位置せしめ、このような状態の配
筋材10aにおける長辺方向中心部を回転軸として反転
操作されるものであって、このような反転操作機構7の
具体的構成は図5および図8と共に図12〜図14に示
す如くである。
ている第2反転操作機構7は図19に示すような面積的
に前述した図18の配筋材10の4倍またはそれ以上の
ような比較的大型の溶接配筋材10aに対し反転操作を
なすものであって該配筋材10aの長辺方向を設備の配
筋材搬送方向にそって位置せしめ、このような状態の配
筋材10aにおける長辺方向中心部を回転軸として反転
操作されるものであって、このような反転操作機構7の
具体的構成は図5および図8と共に図12〜図14に示
す如くである。
【0035】前記した第1反転操作機構6の仔細は図1
0と図11に示されている如くで、機台60上に溶接配
筋材10または10aの装入間隔69を形成した2つの
受部材61、61が回転部材67、67間に取付けられ
ており、それらの回転部材67、67は先端を針状とさ
れた軸心部体63、63を有する支持座66によって回
転自在に支持されている。また機台60の一側には原動
機62が取付けられ、該原動機62によって駆動される
連動プーリ64、64を介して駆動軸65を駆動し、該
駆動軸65を介して前記軸心部体63、63間に支持さ
れた受部材61、61を回転するようにされたものであ
る。受部材61、61の幅は図11に示されるように前
記溶接配筋材10に対するものにおいて1m前後がよ
い。
0と図11に示されている如くで、機台60上に溶接配
筋材10または10aの装入間隔69を形成した2つの
受部材61、61が回転部材67、67間に取付けられ
ており、それらの回転部材67、67は先端を針状とさ
れた軸心部体63、63を有する支持座66によって回
転自在に支持されている。また機台60の一側には原動
機62が取付けられ、該原動機62によって駆動される
連動プーリ64、64を介して駆動軸65を駆動し、該
駆動軸65を介して前記軸心部体63、63間に支持さ
れた受部材61、61を回転するようにされたものであ
る。受部材61、61の幅は図11に示されるように前
記溶接配筋材10に対するものにおいて1m前後がよ
い。
【0036】上述した第2反転操作機構7に関する、よ
り仔細な構成関係は図12から図14に示されている。
即ちこの第2反転操作機構は図20に示したような比較
的大型の溶接配筋材10aに対し反転操作を行わしめる
もので、図12および図13に示すように機台74の前
後および中間に夫々円形回転部材73、73、73が設
けられ、これらの回転部材73に対し支持枠70により
装入間隔69aを図12または図14に示すように保持
したベルトゴンベア状受部材71、71が取付けられ、
またこれらの受部材71、71は第1原動機72で間欠
的に駆動されるように成っている。
り仔細な構成関係は図12から図14に示されている。
即ちこの第2反転操作機構は図20に示したような比較
的大型の溶接配筋材10aに対し反転操作を行わしめる
もので、図12および図13に示すように機台74の前
後および中間に夫々円形回転部材73、73、73が設
けられ、これらの回転部材73に対し支持枠70により
装入間隔69aを図12または図14に示すように保持
したベルトゴンベア状受部材71、71が取付けられ、
またこれらの受部材71、71は第1原動機72で間欠
的に駆動されるように成っている。
【0037】これら第1、第2の各反転操作機構6、7
における上下の受部材61、61間装入間隔69または
受部材71、71間の装入間隔69aに対する溶接配筋
材10または10aの装入操作の仔細を言うならば、上
記のように溶接され且つ切断機構5で切断されたものは
溶接時に連続供給されている連続供給素材13が下側に
位置し、その上に間欠供給素材15が位置しており、し
かも溶接配筋材10または10aの移送方向は前記連続
供給素材13の方向に沿ったものである。従ってこの連
続供給素材13が下部受部材61または71上にレール
的に作用して円滑に挿入されることは明らかであり、こ
のことから装入間隔69または69aは溶接配筋材10
または10aの厚さ(供給素材13と15の径の和)に
対し殆んどゆとりのないような狭い間隙であっても略的
確に装入することが可能であって、装入された溶接配筋
材10、10aは受部材61、61または71、71間
に近接して位置せしめられる。
における上下の受部材61、61間装入間隔69または
受部材71、71間の装入間隔69aに対する溶接配筋
材10または10aの装入操作の仔細を言うならば、上
記のように溶接され且つ切断機構5で切断されたものは
溶接時に連続供給されている連続供給素材13が下側に
位置し、その上に間欠供給素材15が位置しており、し
かも溶接配筋材10または10aの移送方向は前記連続
供給素材13の方向に沿ったものである。従ってこの連
続供給素材13が下部受部材61または71上にレール
的に作用して円滑に挿入されることは明らかであり、こ
のことから装入間隔69または69aは溶接配筋材10
または10aの厚さ(供給素材13と15の径の和)に
対し殆んどゆとりのないような狭い間隙であっても略的
確に装入することが可能であって、装入された溶接配筋
材10、10aは受部材61、61または71、71間
に近接して位置せしめられる。
【0038】前記反転操作機構7における円形回転部材
73は機台74の両側に対設された支持腕75、75の
先端における転子76および機台74上に別に図14に
示すように設けられた支持体76aまたは78aに配設
された転子76、76および78によって内外側から回
転自在に設けられたものであって、このような円形回転
部材73は前記した支持枠70や受部材71と共に図1
2および図14に示す第1原動機72と同様に図13に
示す第2原動機77で間欠的に駆動されるように構成さ
れている。
73は機台74の両側に対設された支持腕75、75の
先端における転子76および機台74上に別に図14に
示すように設けられた支持体76aまたは78aに配設
された転子76、76および78によって内外側から回
転自在に設けられたものであって、このような円形回転
部材73は前記した支持枠70や受部材71と共に図1
2および図14に示す第1原動機72と同様に図13に
示す第2原動機77で間欠的に駆動されるように構成さ
れている。
【0039】即ち、前記したような溶接後における切断
機構15の切断を受けた溶接配筋材10または10aは
第1反転操作機構6の装入間隔69に送入され、比較的
大型の溶接配筋材10aの先端はこの第1反転操作機構
6を通過し第2反転操作機構7の入口に達してもなおコ
ンベヤ53の移送作用を受け、コンベヤ67の作用とも
相俟って完全に第2反転操作機構7に送入される。これ
に対し比較的小型の溶接配筋材10はコンベヤ53の送
入作用で第1反転操作機構6に送入されることによりそ
の尾端がコンベヤ53を離れ、この第1反転操作機構6
内に停止するが、斯うして第1反転操作機構6内に収容
されたものは制御機構に送られた信号により1枚毎に反
転操作される。何れにしても第1反転操作機構6に収容
されたもの、およびその収容後に前記したように反転操
作を受けたものはその後に第1反転操作機構6に図5に
示すように付設された引出し機構68が作用し、即ちそ
のシリンダー68aによる引出し作用でコンベア67上
に引出され、該コンベヤ67の作用で第2反転操作機構
7に送入される。
機構15の切断を受けた溶接配筋材10または10aは
第1反転操作機構6の装入間隔69に送入され、比較的
大型の溶接配筋材10aの先端はこの第1反転操作機構
6を通過し第2反転操作機構7の入口に達してもなおコ
ンベヤ53の移送作用を受け、コンベヤ67の作用とも
相俟って完全に第2反転操作機構7に送入される。これ
に対し比較的小型の溶接配筋材10はコンベヤ53の送
入作用で第1反転操作機構6に送入されることによりそ
の尾端がコンベヤ53を離れ、この第1反転操作機構6
内に停止するが、斯うして第1反転操作機構6内に収容
されたものは制御機構に送られた信号により1枚毎に反
転操作される。何れにしても第1反転操作機構6に収容
されたもの、およびその収容後に前記したように反転操
作を受けたものはその後に第1反転操作機構6に図5に
示すように付設された引出し機構68が作用し、即ちそ
のシリンダー68aによる引出し作用でコンベア67上
に引出され、該コンベヤ67の作用で第2反転操作機構
7に送入される。
【0040】各反転操作機構6、7における1枚毎の反
転操作について言うならば、前記のように図10または
図12に示した装入間隔69または69aに殆んどゆと
りのないような状態で装入されている溶接配筋材10ま
たは10aは何れにしてもその中央部軸線を中心とした
半径範囲で回転され、回転作動が小さく、しかも溶接配
筋材10、10aの可撓性によって何れかの受部材6
1、61または71、71に接合した条件下でなされる
ことから、それらの受部材61、61間または71、7
1間において摺動することの殆んどない状態で180゜
の反転を的確に達成し得る。
転操作について言うならば、前記のように図10または
図12に示した装入間隔69または69aに殆んどゆと
りのないような状態で装入されている溶接配筋材10ま
たは10aは何れにしてもその中央部軸線を中心とした
半径範囲で回転され、回転作動が小さく、しかも溶接配
筋材10、10aの可撓性によって何れかの受部材6
1、61または71、71に接合した条件下でなされる
ことから、それらの受部材61、61間または71、7
1間において摺動することの殆んどない状態で180゜
の反転を的確に達成し得る。
【0041】第1反転操作機構6において、前述の如く
図5に示した引出し機構68による引出しを受けたもの
は第2反転操作機構7を実質的には単に通過(素通り)
して移載整理機構8に送り込まれるが、上記したように
第1反転操作機構6において引出し機構68の引出して
操作を受けることなしに第2反転操作機構7に送り込ま
れる比較的大型の溶接配筋材10aの場合はこの第2反
転操作機構7において適宜計数され、第1反転操作機構
6におけると同様に1枚毎に制御機構からの信号が得ら
れて反転操作を受ける。つまり溶接配筋材10または溶
接配筋材10aの反転操作を受けないものは第1原動機
72による移送操作を受けて移載整理機構8に送り出さ
れるのに対し、上記のように反転操作を受ける溶接配筋
材10aは受部材であるコンベヤ71、71によって第
2反転操作機構7に受入れられた後に第2原動機77が
駆動して円形回転部材73群および受部材71などの全
般を180°回転して溶接配筋材10aを反転せしめ
る。
図5に示した引出し機構68による引出しを受けたもの
は第2反転操作機構7を実質的には単に通過(素通り)
して移載整理機構8に送り込まれるが、上記したように
第1反転操作機構6において引出し機構68の引出して
操作を受けることなしに第2反転操作機構7に送り込ま
れる比較的大型の溶接配筋材10aの場合はこの第2反
転操作機構7において適宜計数され、第1反転操作機構
6におけると同様に1枚毎に制御機構からの信号が得ら
れて反転操作を受ける。つまり溶接配筋材10または溶
接配筋材10aの反転操作を受けないものは第1原動機
72による移送操作を受けて移載整理機構8に送り出さ
れるのに対し、上記のように反転操作を受ける溶接配筋
材10aは受部材であるコンベヤ71、71によって第
2反転操作機構7に受入れられた後に第2原動機77が
駆動して円形回転部材73群および受部材71などの全
般を180°回転して溶接配筋材10aを反転せしめ
る。
【0042】即ち前記した反転操作機構7の前方には図
12に示すように補助機台174が設けられ、該補助機
台174に取付けられた支持材173によって第1スト
ッパー171と第2ストッパー172が受部材たる支持
枠70、70間の装入間隔69a前方に設けられてお
り、前記支持材173は2段ストロークの操作シリンダ
ー170によって昇降操作されるように成っている。
12に示すように補助機台174が設けられ、該補助機
台174に取付けられた支持材173によって第1スト
ッパー171と第2ストッパー172が受部材たる支持
枠70、70間の装入間隔69a前方に設けられてお
り、前記支持材173は2段ストロークの操作シリンダ
ー170によって昇降操作されるように成っている。
【0043】前記したような反転操作機構7によって通
過する比較的大型の溶接配筋材10aの1枚毎に行われ
る反転操作は、前述したように第1原動機72で搬送さ
れた溶接配筋材10aの前端が第1ストッパー171に
到達したことによるタッチスイッチのような信号で第1
原動機72が停止すると共に第2原動機77が作動して
反転作動する。またこの第2原動機77の反転完了信号
によって第1原動機72が再び作動して溶接配筋材10
aを第2ストッパー172まで送り、この第2ストッパ
ー172による検出信号で第1原動機72が停止すると
共に第2ストッパー172が昇降シリンダー170によ
る第2段ストロークの下降を受け溶接配筋材10aは送
出可能状態となる。即ち図15に示すような移載整理機
構8におけるチャック手段84によってチャックされ、
次の搬出部9に送り出される。
過する比較的大型の溶接配筋材10aの1枚毎に行われ
る反転操作は、前述したように第1原動機72で搬送さ
れた溶接配筋材10aの前端が第1ストッパー171に
到達したことによるタッチスイッチのような信号で第1
原動機72が停止すると共に第2原動機77が作動して
反転作動する。またこの第2原動機77の反転完了信号
によって第1原動機72が再び作動して溶接配筋材10
aを第2ストッパー172まで送り、この第2ストッパ
ー172による検出信号で第1原動機72が停止すると
共に第2ストッパー172が昇降シリンダー170によ
る第2段ストロークの下降を受け溶接配筋材10aは送
出可能状態となる。即ち図15に示すような移載整理機
構8におけるチャック手段84によってチャックされ、
次の搬出部9に送り出される。
【0044】上記のような反転操作の行われない比較的
大型の溶接配筋材10aの場合および上述した反転操作
機構6によって1枚毎に反転操作されて送られる比較的
小型な溶接配筋材10の場合は、第1ストッパー171
のみが下降した状態で待機しており、即ち溶接配筋材1
0または10aが直ちに第2ストッパー172に作用す
ることとなって、第1原動機72が上記同様に作動停止
すると共に第2ストッパー172が第2ストロークの下
降を受け、溶接配筋材10または10aの送出可能状態
となる。
大型の溶接配筋材10aの場合および上述した反転操作
機構6によって1枚毎に反転操作されて送られる比較的
小型な溶接配筋材10の場合は、第1ストッパー171
のみが下降した状態で待機しており、即ち溶接配筋材1
0または10aが直ちに第2ストッパー172に作用す
ることとなって、第1原動機72が上記同様に作動停止
すると共に第2ストッパー172が第2ストロークの下
降を受け、溶接配筋材10または10aの送出可能状態
となる。
【0045】前記のように1枚おきに反転操作された溶
接配筋材10または10aは図18および図19の何れ
に示したものにおいても縦筋または横筋が上段または下
段におるけ溶接配筋材の縦筋間または横筋間に位置せし
められた縦筋相互または横筋相互の嵌合関係を形成す
る。即ち溶接、切断されて送り出される溶接配筋材を単
にそのまま積載した場合においては縦筋と横筋とが交互
に位置せしめられ、1枚の溶接配筋材10または10a
の厚みが縦筋と横筋の径を合算した値となるのに対し、
上記のように1枚毎の反転操作されたものは上下段の溶
接配筋材における縦筋または横筋が順次に嵌合すること
となり、多数枚を積載したときの荷姿(嵩高さ)が半減
することとなる。
接配筋材10または10aは図18および図19の何れ
に示したものにおいても縦筋または横筋が上段または下
段におるけ溶接配筋材の縦筋間または横筋間に位置せし
められた縦筋相互または横筋相互の嵌合関係を形成す
る。即ち溶接、切断されて送り出される溶接配筋材を単
にそのまま積載した場合においては縦筋と横筋とが交互
に位置せしめられ、1枚の溶接配筋材10または10a
の厚みが縦筋と横筋の径を合算した値となるのに対し、
上記のように1枚毎の反転操作されたものは上下段の溶
接配筋材における縦筋または横筋が順次に嵌合すること
となり、多数枚を積載したときの荷姿(嵩高さ)が半減
することとなる。
【0046】また単に積載された溶接配筋材における接
合部は縦筋または横筋に対し横筋または縦筋が何れも単
に点接合しただけであるから車輛などの走行停止時にお
いて相互にスライド作用し、荷崩れを発生し易く、不安
定な荷姿とならざるを得ないことは既述した如くである
のに対し、一枚おきに反転された積載状態においては縦
筋または横筋が各溶接配筋材間で相互に嵌合した状態と
なることは上記の如くで、このように嵌合した溶接配筋
材は嵌合しない縦筋または横筋相互が車輛などの衝撃停
止時において有効な荷崩れ防止作用を得しめることは明
かである。
合部は縦筋または横筋に対し横筋または縦筋が何れも単
に点接合しただけであるから車輛などの走行停止時にお
いて相互にスライド作用し、荷崩れを発生し易く、不安
定な荷姿とならざるを得ないことは既述した如くである
のに対し、一枚おきに反転された積載状態においては縦
筋または横筋が各溶接配筋材間で相互に嵌合した状態と
なることは上記の如くで、このように嵌合した溶接配筋
材は嵌合しない縦筋または横筋相互が車輛などの衝撃停
止時において有効な荷崩れ防止作用を得しめることは明
かである。
【0047】上記のようにして順次に各反転操作機構
6、7を介して移載整理機構8に送り出された溶接配筋
材10または10aは本発明において図15に示すよう
な装置による移載整理が行われる。即ち比較的大型の溶
接配筋材10aはその長さに相当した受入域を有する移
載整理機構8の構枠89内に上述したような第2反転操
作機構7の送出レベルに即応した受入レベルを形成する
ようにされた中間ストック部たる受入れ枠80を有し、
しかも該受入れ枠80の下方に搬出リフター部として比
較的小型の溶接配筋材10を受けるようにされた第1昇
降支承台81と、それに連接された補助昇降支承台82
とを有し、第1昇降支承台81の支承面と補助昇降支承
台82の支承面とが一体化することにより比較的大型の
溶接配筋材10aを受けるように構成されている。
6、7を介して移載整理機構8に送り出された溶接配筋
材10または10aは本発明において図15に示すよう
な装置による移載整理が行われる。即ち比較的大型の溶
接配筋材10aはその長さに相当した受入域を有する移
載整理機構8の構枠89内に上述したような第2反転操
作機構7の送出レベルに即応した受入レベルを形成する
ようにされた中間ストック部たる受入れ枠80を有し、
しかも該受入れ枠80の下方に搬出リフター部として比
較的小型の溶接配筋材10を受けるようにされた第1昇
降支承台81と、それに連接された補助昇降支承台82
とを有し、第1昇降支承台81の支承面と補助昇降支承
台82の支承面とが一体化することにより比較的大型の
溶接配筋材10aを受けるように構成されている。
【0048】即ち第1昇降支承台81と補助昇降支承台
82とは上記したような第2反転操作機構7から図15
の右端部に示し前述したようなチャック手段84によっ
てチャックされ、引込みモータ83の作動で移動される
チャック取付け移動車85により引き出されてこの移載
整理機構8に送り込まれる溶接配筋材10または10a
を順次に受入れるように適宜リフトアップされた支承高
さ位置を採り、しかも溶接配筋材10または10aの受
入れに伴い順次に降下して移入された溶接配筋材10ま
たは10aの上に後続する溶接配筋材を次々に受入れる
ようにされたものである。またこのような支承台81、
82に対して中間ストック部である受入れ枠80は前記
のような支承台81または82がその上に積載された所
定数の溶接配筋材10または10aを搬出部9に移送搬
出し且つその後元の位置に復動する間、支承台81また
は82に代って溶接配筋材10または10aを仮受け的
に受入れる。
82とは上記したような第2反転操作機構7から図15
の右端部に示し前述したようなチャック手段84によっ
てチャックされ、引込みモータ83の作動で移動される
チャック取付け移動車85により引き出されてこの移載
整理機構8に送り込まれる溶接配筋材10または10a
を順次に受入れるように適宜リフトアップされた支承高
さ位置を採り、しかも溶接配筋材10または10aの受
入れに伴い順次に降下して移入された溶接配筋材10ま
たは10aの上に後続する溶接配筋材を次々に受入れる
ようにされたものである。またこのような支承台81、
82に対して中間ストック部である受入れ枠80は前記
のような支承台81または82がその上に積載された所
定数の溶接配筋材10または10aを搬出部9に移送搬
出し且つその後元の位置に復動する間、支承台81また
は82に代って溶接配筋材10または10aを仮受け的
に受入れる。
【0049】つまり支承台81、82の最上昇位置より
も若干下方に該受入れ枠80が位置した状態で溶接配筋
材10または10aを受入れて待機し、移送搬出後に復
帰した支承台81、82が最上昇位置に上昇することに
より、それまで受入れていた溶接配筋材10または10
aを該支承台81、82に移載し、次いで退避して支承
台81、82に支承された溶接配筋材10または10a
の降下に支障のない状態を形成するように成っている。
なお構枠89内には配筋材の縦方向矯正機構86、横方
向矯正機構87、88の如きが配設されていて常に的確
な積載状態が形成されるように成っている。
も若干下方に該受入れ枠80が位置した状態で溶接配筋
材10または10aを受入れて待機し、移送搬出後に復
帰した支承台81、82が最上昇位置に上昇することに
より、それまで受入れていた溶接配筋材10または10
aを該支承台81、82に移載し、次いで退避して支承
台81、82に支承された溶接配筋材10または10a
の降下に支障のない状態を形成するように成っている。
なお構枠89内には配筋材の縦方向矯正機構86、横方
向矯正機構87、88の如きが配設されていて常に的確
な積載状態が形成されるように成っている。
【0050】上記のようにして移載整理機構8で整理さ
れた溶接配筋材の、例えば20〜100枚のような所定
数のものは搬出部9に送出されることによってフォーク
リフトなどの荷役機械によりトラックその他に搭載せし
められることは一般的な作業におけると同じである。即
ち上記のような移載整理機構8を用いることにより本発
明装置における単一電極列による機構で前述したような
毎分80回以上、場合によっては毎分90回にも達する
高速な溶接作業を円滑に実施せしめ、従来のこの種機構
における作業性ないし生産性を2倍以上に増大した有利
な操業能率を長時間に亘って確保し、生産性の大幅な向
上を図る。
れた溶接配筋材の、例えば20〜100枚のような所定
数のものは搬出部9に送出されることによってフォーク
リフトなどの荷役機械によりトラックその他に搭載せし
められることは一般的な作業におけると同じである。即
ち上記のような移載整理機構8を用いることにより本発
明装置における単一電極列による機構で前述したような
毎分80回以上、場合によっては毎分90回にも達する
高速な溶接作業を円滑に実施せしめ、従来のこの種機構
における作業性ないし生産性を2倍以上に増大した有利
な操業能率を長時間に亘って確保し、生産性の大幅な向
上を図る。
【0051】上述したような本発明において、縦筋に対
し横筋を順次に供給し溶接してから所定寸法に切断され
た配筋材を順次に搬送し積込むに当って、切断後の配筋
材を受部材間と通過せしめて送り、順次に送られる前記
配筋材を1枚毎に前記受部材により反転操作せしめてか
ら先行配筋材上に順次送出して積載することによって、
順次に積込まれる配筋材間における嵩高さを解消し、ま
た衝撃時などにおける荷崩れなどを有効に防止するが、
更に配筋材の反転操作が上下の受部材に接合保持されて
いることから殊更に吊上げ操作などを必要としないで自
在且つ適宜の方向を採った反転操作を的確に実現する。
し横筋を順次に供給し溶接してから所定寸法に切断され
た配筋材を順次に搬送し積込むに当って、切断後の配筋
材を受部材間と通過せしめて送り、順次に送られる前記
配筋材を1枚毎に前記受部材により反転操作せしめてか
ら先行配筋材上に順次送出して積載することによって、
順次に積込まれる配筋材間における嵩高さを解消し、ま
た衝撃時などにおける荷崩れなどを有効に防止するが、
更に配筋材の反転操作が上下の受部材に接合保持されて
いることから殊更に吊上げ操作などを必要としないで自
在且つ適宜の方向を採った反転操作を的確に実現する。
【0052】溶接機に対し連続的に供給される一方の配
筋を縦筋となし、この縦筋に対し交叉した方向を採る他
方の配筋を横筋として間欠的に供給し溶接してから所定
寸法に切断された溶接配筋材を順次に搬送し整理するに
当って、前記配筋材をその縦筋の軸線方向に送って上下
の受部材間に受入れることによって前記縦筋が受部材
(特に下部の受部材)に対してレール的に機能して円滑
な受入れを可能とし、従ってまた上下受部材間の間隔が
比較的少ない条件下においても有効な受入れを可能とす
る。
筋を縦筋となし、この縦筋に対し交叉した方向を採る他
方の配筋を横筋として間欠的に供給し溶接してから所定
寸法に切断された溶接配筋材を順次に搬送し整理するに
当って、前記配筋材をその縦筋の軸線方向に送って上下
の受部材間に受入れることによって前記縦筋が受部材
(特に下部の受部材)に対してレール的に機能して円滑
な受入れを可能とし、従ってまた上下受部材間の間隔が
比較的少ない条件下においても有効な受入れを可能とす
る。
【0053】上記のように上下受部材間の間隔が少ない
状態に受入れられた溶接配筋材はこの受入れ後において
該配筋材を1枚毎に反転操作せしめられるに当って前記
溶接配筋材が受部材間でスライドする可能性を制限し、
特に溶接配筋材の中間部を回転軸とした回転操作をなす
ことにより回転操作の運動をコンパクト化して短時間内
に反転操作せしめて受部材間における溶接配筋材のスラ
イドを的確に制御した反転を達成する。
状態に受入れられた溶接配筋材はこの受入れ後において
該配筋材を1枚毎に反転操作せしめられるに当って前記
溶接配筋材が受部材間でスライドする可能性を制限し、
特に溶接配筋材の中間部を回転軸とした回転操作をなす
ことにより回転操作の運動をコンパクト化して短時間内
に反転操作せしめて受部材間における溶接配筋材のスラ
イドを的確に制御した反転を達成する。
【0054】上記したような1枚毎の反転操作後の先行
配筋材上に順次送出して積載することによってコンパク
トで溶接配筋材相互が係合した荷姿を形成し、整理運送
などに適した荷姿を簡易且つ自動的に形成し、能率的な
整理を行わしめ2m×4mのような大型溶接配筋材であ
っても7〜8秒以内の如きに的確に処理せしめて近時に
おける高能率化した生産性に充分に即応し得る。
配筋材上に順次送出して積載することによってコンパク
トで溶接配筋材相互が係合した荷姿を形成し、整理運送
などに適した荷姿を簡易且つ自動的に形成し、能率的な
整理を行わしめ2m×4mのような大型溶接配筋材であ
っても7〜8秒以内の如きに的確に処理せしめて近時に
おける高能率化した生産性に充分に即応し得る。
【0055】反転操作が移送される配筋材の短辺方向中
間部を回転軸とした回転作用であることによって溶接配
筋材の反転操作のために回転作動域を大幅に縮減して能
率的で短時間内における反転操作を可能ならしめる。
間部を回転軸とした回転作用であることによって溶接配
筋材の反転操作のために回転作動域を大幅に縮減して能
率的で短時間内における反転操作を可能ならしめる。
【0056】反転操作が移送される配筋材の長辺方向中
間部を回転軸とした回転作用であることにより相当に大
型な溶接配筋材であっても限られた狭い回転作動域、特
に一般的な製造設備ラインの幅員内において相当に大き
な長さを有する溶接配筋を円滑に反転せしめ、迅速且つ
短時間内の反転を可能ならしめると共に装置に必要な敷
地面積を大幅に縮減する。
間部を回転軸とした回転作用であることにより相当に大
型な溶接配筋材であっても限られた狭い回転作動域、特
に一般的な製造設備ラインの幅員内において相当に大き
な長さを有する溶接配筋を円滑に反転せしめ、迅速且つ
短時間内の反転を可能ならしめると共に装置に必要な敷
地面積を大幅に縮減する。
【0057】比較的小型の矩形状溶接配筋材をその長辺
が搬送ラインの搬送方向と交叉状として送り、比較的大
型の矩形状溶接配筋材をその長辺が搬送ラインの搬送方
向と平行状として搬送しながら溶接切断すると共に各別
の回転操作軸を前記搬送方向と交叉状とした反転操作に
より前記した各配筋材を反転せしめてから積み込み位置
における先行配筋材上に順次送出し積載することによ
り、比較的コンパクトな同一の設備構成により比較的小
型の溶接配筋材と比較的大型の溶接配筋材とを共に適宜
に反転操作してコンパクトで荷崩れし難い状態に積載せ
しめる。
が搬送ラインの搬送方向と交叉状として送り、比較的大
型の矩形状溶接配筋材をその長辺が搬送ラインの搬送方
向と平行状として搬送しながら溶接切断すると共に各別
の回転操作軸を前記搬送方向と交叉状とした反転操作に
より前記した各配筋材を反転せしめてから積み込み位置
における先行配筋材上に順次送出し積載することによ
り、比較的コンパクトな同一の設備構成により比較的小
型の溶接配筋材と比較的大型の溶接配筋材とを共に適宜
に反転操作してコンパクトで荷崩れし難い状態に積載せ
しめる。
【0058】配筋素材を連続状態で供給する一方の連続
素材供給系と、配筋素材を間欠的に供給する他方の間欠
素材供給系とを備え、前記した一方の素材供給系により
供給された一方の配筋素材上に他方の素材供給系からの
他方の配筋素材を供給して電極間で挟圧し通電溶接する
溶接機構を有し、該溶接機構から溶接後に送り出された
溶接配筋材を所定寸法に切断する切断機構と、該切断機
構で切断し得られた配筋材を対設された受部材間に受入
れ反転操作する反転操作機構を具備し、該反転操作機構
に連続せしめて移載整理機構を設けたことにより連続的
に送給される一方の配筋素材に間欠的に送給される他方
の素材を用いて円滑且つ能率的な溶接配筋材の製造を図
り、しかも得られた各配筋材の整理ないし運搬を可能な
らしめる。
素材供給系と、配筋素材を間欠的に供給する他方の間欠
素材供給系とを備え、前記した一方の素材供給系により
供給された一方の配筋素材上に他方の素材供給系からの
他方の配筋素材を供給して電極間で挟圧し通電溶接する
溶接機構を有し、該溶接機構から溶接後に送り出された
溶接配筋材を所定寸法に切断する切断機構と、該切断機
構で切断し得られた配筋材を対設された受部材間に受入
れ反転操作する反転操作機構を具備し、該反転操作機構
に連続せしめて移載整理機構を設けたことにより連続的
に送給される一方の配筋素材に間欠的に送給される他方
の素材を用いて円滑且つ能率的な溶接配筋材の製造を図
り、しかも得られた各配筋材の整理ないし運搬を可能な
らしめる。
【0059】縦筋リールから引出された配筋素材に対す
る矯正処理機構を一方の連続素材供給系に備え、他方の
間欠素材供給系には多数本の配筋素材を収容する素材収
容台と該素材収容台に収容された素材の一部を順次に整
理して引出す整理引出部とを備えたことによってリール
に巻かれた一方の連続素材を適切に矯正して供給し、し
かも該連続供給素材に対し他方の間欠供給素材を円滑且
つ的確に供給して目的の溶接配筋材を有効に得しめる。
る矯正処理機構を一方の連続素材供給系に備え、他方の
間欠素材供給系には多数本の配筋素材を収容する素材収
容台と該素材収容台に収容された素材の一部を順次に整
理して引出す整理引出部とを備えたことによってリール
に巻かれた一方の連続素材を適切に矯正して供給し、し
かも該連続供給素材に対し他方の間欠供給素材を円滑且
つ的確に供給して目的の溶接配筋材を有効に得しめる。
【0060】溶接機構、切断機構、反転操作機構および
移載整理機構が目的とする比較的小型の矩形状溶接配筋
材の長辺と比較的大型の矩形状溶接配筋材の短辺以上の
幅員を有し、しかも前記反転操作機構が上記した比較的
小型の矩形状溶接配筋材に対しその短辺中間部を回転軸
とする第1の反転操作機構と上記した比較的大型の矩形
状溶接配筋材に対しその長辺中間部を回転軸とする第2
の反転操作機構とから成ることにより比較的小型の溶接
配筋材と比較的大型の溶接配筋材とを単一の設備によっ
て適宜に溶接製作せしめると共に上記したような反転操
作を適切に実施した整理堆積を図ることができ、単一設
備で寸法、形態を異にした溶接配筋材を円滑に生産する
と共に整理せしめ、しかも設備全体のコンパクト化を図
る。
移載整理機構が目的とする比較的小型の矩形状溶接配筋
材の長辺と比較的大型の矩形状溶接配筋材の短辺以上の
幅員を有し、しかも前記反転操作機構が上記した比較的
小型の矩形状溶接配筋材に対しその短辺中間部を回転軸
とする第1の反転操作機構と上記した比較的大型の矩形
状溶接配筋材に対しその長辺中間部を回転軸とする第2
の反転操作機構とから成ることにより比較的小型の溶接
配筋材と比較的大型の溶接配筋材とを単一の設備によっ
て適宜に溶接製作せしめると共に上記したような反転操
作を適切に実施した整理堆積を図ることができ、単一設
備で寸法、形態を異にした溶接配筋材を円滑に生産する
と共に整理せしめ、しかも設備全体のコンパクト化を図
る。
【0061】移載整理機構が中間ストック部と搬出リフ
ター部とを備え、中間ストック部は反転操作機構からの
搬出レベルと搬出リフター部の搬出レベルとの中間に保
持するための保持手段を備え、前記搬出リフター部に積
載された所定量の溶接配筋材が該搬出リフター部により
搬出部に送出され、且つ搬出リフター部が復動する間に
おける反転操作機構よりの送出溶接配筋材を前記中間ス
トック部に保持させるようにしたことによって連続的且
つ高能率に溶接製作される溶接配筋材を、その製作ライ
ンの流れを中断せしめることなしに高能率な溶接製産せ
しめ、高い生産性を確保させる。
ター部とを備え、中間ストック部は反転操作機構からの
搬出レベルと搬出リフター部の搬出レベルとの中間に保
持するための保持手段を備え、前記搬出リフター部に積
載された所定量の溶接配筋材が該搬出リフター部により
搬出部に送出され、且つ搬出リフター部が復動する間に
おける反転操作機構よりの送出溶接配筋材を前記中間ス
トック部に保持させるようにしたことによって連続的且
つ高能率に溶接製作される溶接配筋材を、その製作ライ
ンの流れを中断せしめることなしに高能率な溶接製産せ
しめ、高い生産性を確保させる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したような本発明によるときは
コンクリート構造物などに用いられる溶接配筋材の溶接
後における処理操作を容易且つ迅速化し、生産性を高め
られた該溶接配筋材の溶接切断後における取扱いを適切
に達成すると共にその荷役操作に適した荷崩れのないコ
ンパクトな状態として有効且つ連続的に処理せしめ、上
記のような1秒以内のような高生産性溶接の特質を十二
分に発揮させることができるものであるから工業的にそ
の効果の大きい発明である。
コンクリート構造物などに用いられる溶接配筋材の溶接
後における処理操作を容易且つ迅速化し、生産性を高め
られた該溶接配筋材の溶接切断後における取扱いを適切
に達成すると共にその荷役操作に適した荷崩れのないコ
ンパクトな状態として有効且つ連続的に処理せしめ、上
記のような1秒以内のような高生産性溶接の特質を十二
分に発揮させることができるものであるから工業的にそ
の効果の大きい発明である。
【図1】本発明による溶接配筋材の溶接および処理装置
全般の配設関係を示した側面図である。
全般の配設関係を示した側面図である。
【図2】図1に示したものの平面図である。
【図3】一方の連続素材供給機構部分の側面図である。
【図4】矯正機構から溶接機構を経て切断機構部分の側
面図である。
面図である。
【図5】反転機構部分の側面図である。
【図6】送出積載ないし搬出機構部分の側面図である。
【図7】一方の連続素材供給機構から矯正機構および他
方の間欠素材供給機構を経て溶接機構部分の平面図であ
る。
方の間欠素材供給機構を経て溶接機構部分の平面図であ
る。
【図8】切断機構および反転機構部分の平面図である。
【図9】送出積載ないし搬出機構部分の平面図である。
【図10】第1反転操作機構の側面図である。
【図11】図10に示した第1反転操作機構の平面図で
ある。
ある。
【図12】第2反転操作機構の側面図である。
【図13】図12に示した第2反転操作機構の平面図で
ある。
ある。
【図14】図12、13に示した第2反転操作機構の端
面図である。
面図である。
【図15】本発明における積載整理機構部の側面図であ
る。
る。
【図16】間欠素材供給機構および溶接機構部分の具体
的構成を示した側面図である。
的構成を示した側面図である。
【図17】前記間欠素材供給機構における回転式供給送
出手段の第1部体の正面図および側面図と第2部体の正
面図を併せて示した説明図である。
出手段の第1部体の正面図および側面図と第2部体の正
面図を併せて示した説明図である。
【図18】本発明で得られる比較的小型な溶接配筋材の
1例を示した平面図である。
1例を示した平面図である。
【図19】本発明で得られる比較的大型な溶接配筋材の
1例を示した平面図である。
1例を示した平面図である。
1 連続素材供給領域 2 矯正機構 3 間欠素材供給機構 3a 監視台 3b 昇降段 4 溶接機構 5 切断機構 6 比較的小型溶接配筋材反転操作機構 7 比較的大型溶接配筋材反転操作機構 8 移載整理機構 9 搬出部 10 溶接配筋材(比較的小型) 10a 溶接配筋材(比較的大型) 11 コイル状捲回素材 12 回転リール 13 連続供給素材 14 支持座 15 間欠供給素材 15a 間欠供給素材を受け入れる凹み 15b 15aと同じ幅の凹み 15c 15bより幅狭な凹み 15d 15cより更に幅狭な凹み 16 回転供給手段 20 回転筒体 21 ガイド 25 レール 26 転輪 30 送出コンベア 31 押上げ機構 32 原動機構 33 ホッパー 34 落し込み部体 35 送出供給手段 35a その第1部体 35b その第2部体 35c その軸筒部 35d その取付軸部 35e その固定部 36 送出作動機構 37 送出操作部 38 傾斜面 39 垂立面 40 上部台 41 機構台 42 下部電極 43 上部電極 44 受入部 45 位置決め手段 46 第1ガイド部 47 第2ガイド部 48 位置決め手段 49 搬送レベル 50 切断機本体 51 カッター 52 台座 53 コンベア 54 調整手段 60 第1反転操作機構の機台 61 受部材 62 原動機 63 軸心部材 64 連動プーリ 65 駆動軸 66 取付座 67 回転部材 68 引出し機構 68a そのシリンダー 69 装入間隔(反転操作機構(6)) 69a 装入間隔(反転操作機構(7)) 70 支持枠 71 ベルトコンベヤ状受部材 72 第1原動機 73 円形回転部材 74 第2反転機構の機台 75 支持腕 76 転子 76a その支持体 77 第2原動機 78 転子 78a その支持体 79 軸受部 80 中間ストック部たる受入れ枠 81 搬出リフター部である第1昇降支承台 82 搬出リフター部である補助支承台 83 引込みモータ 84 チャック取付手段 85 チャック取付移動車 86 比較的大型の溶接配筋材縦方向矯正機構 87 比較的小型の溶接配筋材落下積込矯正機構 88 比較的大型の溶接配筋材横方向矯正機構 89 構枠 170 昇降シリンダー 171 第1ストッパー 172 第2ストッパー 173 支持材 174 補助機台
Claims (9)
- 【請求項1】 縦筋に対し横筋を順次に供給し溶接して
から所定寸法に切断された配筋材を順次に搬送し整理す
るに当って、切断後の配筋材を上下の受部材間を通過せ
しめて送り、順次に送られる前記配筋材を1枚毎に前記
受部材間に保持して反転操作せしめてから先行配筋材上
に順次送出して積載することを特徴とする溶接配筋材の
処理方法。 - 【請求項2】 溶接機に対し連続的に供給される一方の
配筋を縦筋となし、この縦筋に対し交叉した方向を採る
他方の配筋を横筋として間欠的に供給し溶接してから所
定寸法に切断された溶接配筋材を順次に搬送し整理する
に当って、前記配筋材をその縦筋の軸線方向に送って上
下の受部材間に受入れ、該配筋材を1枚毎に前記受部材
間に保持して反転操作せしめてから先行配筋材上に順次
送出して積載することを特徴とする溶接配筋材の処理方
法。 - 【請求項3】 反転操作が移送される配筋材の短辺方向
における中間部を回転軸とした回転作用であることを特
徴とする請求項1または2の何れか1つに記載した溶接
配筋材の処理方法。 - 【請求項4】 反転操作が移送される配筋材の長辺方向
における中間部を回転軸とした回転作用であることを特
徴とする請求項1または2の何れか1つに記載した溶接
配筋材の処理方法。 - 【請求項5】 比較的小型の矩形状溶接配筋材をその長
辺が搬送ラインの搬送方向と交叉状として送り、比較的
大型の矩形状溶接配筋材をその長辺が搬送ラインの搬送
方向と平行状として搬送しながら溶接切断すると共に各
別の回転操作軸を前記搬送方向と交叉状とした反転操作
により前記した各配筋材を反転せしめてから積み込み位
置における先行配筋材上に順次送出し積載することを特
徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の溶接配筋材
の処理方法。 - 【請求項6】 配筋素材を連続状態で供給する一方の連
続素材供給系と、配筋素材を間欠的に供給する他方の間
欠素材供給系とを備え、前記した一方の素材供給系によ
り供給された一方の配筋素材上に他方の素材供給系から
の他方の配筋素材を供給して電極間で挟圧し通電溶接す
る溶接機構を有し、該溶接機構から溶接後に送り出され
た溶接配筋材を所定寸法に切断する切断機構と、該切断
機構で切断し得られた配筋材を上下に対設された受部材
間に受入れ反転操作する反転操作機構を具備し、該反転
操作機構に連続せしめて移載整理機構を設けたことを特
徴とする溶接配筋材処理装置。 - 【請求項7】 縦筋リールから引出された配筋素材に対
する矯正処理機構を一方の連続素材供給系に備え、他方
の間欠素材供給系には多数本の配筋素材を収容する素材
収容台と該素材収容台に収容された素材の一部を順次に
整理して引出す整理引出部とを備えたことを特徴とする
請求項6に記載の溶接配筋材処理装置。 - 【請求項8】 溶接機構、切断機構、反転操作機構およ
び移載整理機構が目的とする比較的小型の矩形状溶接配
筋材の長辺と比較的大型の矩形状溶接配筋材の短辺以上
の幅員を有し、しかも前記反転操作機構が上記した比較
的小型の矩形状溶接配筋材に対しその短辺中間部を回転
軸とする第1の反転操作機構と上記した比較的大型の矩
形状溶接配筋材に対しその長辺中間部を回転軸とする第
2の反転操作機構とから成ることを特徴とする請求項6
に記載の溶接配筋材処理装置。 - 【請求項9】 移載整理機構が中間ストック部と搬出リ
フター部とを備え、中間ストック部は反転操作機構から
の搬出レベルと搬出リフター部の搬出レベルとの中間に
保持するための保持手段を備え、前記搬出リフター部に
積載された所定量の溶接配筋材が該搬出リフター部によ
り搬出部に送出され、且つ搬出リフター部が復動する間
における反転操作機構よりの送出溶接配筋材を前記中間
ストック部に保持させるようにしたことを特徴とする請
求項6〜8の何れか1つに記載の溶接配筋材処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14115096A JPH09300079A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 溶接配筋材の処理方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14115096A JPH09300079A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 溶接配筋材の処理方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09300079A true JPH09300079A (ja) | 1997-11-25 |
Family
ID=15285312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14115096A Pending JPH09300079A (ja) | 1996-05-13 | 1996-05-13 | 溶接配筋材の処理方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09300079A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108941394A (zh) * | 2018-06-15 | 2018-12-07 | 建科机械(天津)股份有限公司 | 一种焊网机的送进机构及焊网机 |
CN109051644A (zh) * | 2018-08-08 | 2018-12-21 | 陕西勇拓机械科技有限公司 | 一种用于输送钢筋的平托式拾料装置 |
CN110722366A (zh) * | 2019-11-20 | 2020-01-24 | 内蒙古上海庙矿业有限责任公司 | 一种双工位智能焊接h型钢筋梯生产系统 |
JP2020506805A (ja) * | 2017-01-24 | 2020-03-05 | エム・イー・ピー・マシーネ・エレトロニーチェ・ピエガトリーチ・エス・ピー・エイM.E.P. Macchine Elettroniche Piegatrici Societa Per Azioni | 金網を製造するための装置及び方法 |
CN110860833A (zh) * | 2019-12-25 | 2020-03-06 | 赵然 | 全自动双钢筋平焊机 |
CN113828712A (zh) * | 2021-11-10 | 2021-12-24 | 河南省鼎鼎实业有限公司 | 一种带钢筋展卷功能的网焊机纵向钢筋布筋机构 |
CN113941790A (zh) * | 2020-07-16 | 2022-01-18 | 广东博智林机器人有限公司 | 焊接生产线 |
CN114570291A (zh) * | 2022-05-07 | 2022-06-03 | 河南源宏高分子新材料有限公司 | 一种用于聚酯生产的浆料混合反应釜 |
CN115533409A (zh) * | 2022-09-13 | 2022-12-30 | 杭萧钢构股份有限公司 | 箱型梁的焊接系统 |
-
1996
- 1996-05-13 JP JP14115096A patent/JPH09300079A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN113941790B (zh) * | 2020-07-16 | 2023-11-21 | 广东博智林机器人有限公司 | 焊接生产线 |
CN113828712A (zh) * | 2021-11-10 | 2021-12-24 | 河南省鼎鼎实业有限公司 | 一种带钢筋展卷功能的网焊机纵向钢筋布筋机构 |
CN113828712B (zh) * | 2021-11-10 | 2023-04-11 | 河南省鼎鼎实业有限公司 | 一种带钢筋展卷功能的网焊机纵向钢筋布筋机构 |
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