JPH09299154A - 手掛付きテーブル - Google Patents

手掛付きテーブル

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JPH09299154A
JPH09299154A JP11623096A JP11623096A JPH09299154A JP H09299154 A JPH09299154 A JP H09299154A JP 11623096 A JP11623096 A JP 11623096A JP 11623096 A JP11623096 A JP 11623096A JP H09299154 A JPH09299154 A JP H09299154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
handhold
edge
wheelchair
handicapped person
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11623096A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Akutsu
克己 垰
Yoshifumi Nanba
好文 難波
Mitsuyo Matsumoto
光世 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoki Crebio Corp
Itoki Co Ltd
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
Itoki Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Itoki Crebio Corp, Itoki Co Ltd filed Critical Itoki Crebio Corp
Priority to JP11623096A priority Critical patent/JPH09299154A/ja
Publication of JPH09299154A publication Critical patent/JPH09299154A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車椅子に乗った肢体不自由者がテーブルの着
席位置に移動できるように、車椅子に乗ったまま天板の
縁部を手で持ってテーブル側へ車椅子を引き寄せること
が可能な介護用の手掛付きテーブルを提供する。 【解決手段】 肢体不自由者が車椅子に乗ったまま使用
できるテーブルAであって、肢体不自由者が指を掛けて
車椅子をテーブル側へ引き寄せることができるように、
天板1の縁部5に沿って手掛部3を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手掛付きテーブル
に係わり、更に詳しくは肢体不自由者が車椅子に乗った
まま使用できる介護用の手掛付きテーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテーブルは、天板の縁部に丸みを
形成したり、傾斜面を形成したりして、該縁部に触った
際に違和感を生じないようにしたものが一般的である。
【0003】一方、肢体不自由者が車椅子に乗ったまま
使用できる介護用テーブルも、例外ではなく、その天板
の縁部に特別な工夫を凝らしたものはなかった。そのた
め、車椅子に乗った肢体不自由者がテーブルの所定位置
に移動するために、天板の縁部を手で持ってテーブル側
へ車椅子を引き寄せても、手が滑って容易に引き寄せる
ことができず、結局は介護者が車椅子の後押しをするこ
とになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】肢体不自由者が自ら行
える事をなるべく多く増やすことが、精神的にも行動的
にも自立につながることは容易に予想できることである
が、従来のテーブルはそのような用途に適した構造では
なかった。
【0005】そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決
しようとするところは、車椅子に乗った肢体不自由者が
テーブルの着席位置に移動できるように、車椅子に乗っ
たまま天板の縁部を手で持ってテーブル側へ車椅子を引
き寄せることが可能な介護用の手掛付きテーブルを提供
する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、肢体不自由者
が車椅子に乗ったまま使用できるテーブルであって、肢
体不自由者が指を掛けて車椅子をテーブル側へ引き寄せ
ることができるように、天板の縁部に沿って手掛部を設
けてなる手掛付きテーブルを構成することにより、前述
の課題の解決を図った。この場合、前記手掛部は、掌を
天板の縁部に添えた状態で、指が掛かる位置に設けるこ
とが好ましい。
【0007】また、天板の下面の縁部寄り位置に支脚を
少なくとも3本以上設け、該支脚間に肢体不自由者が車
椅子に乗ったまま出入りでき、前記支脚間であって天板
の縁部に沿った略全域に手掛部を設けると、手掛部を持
って引き寄せることにより車椅子を両支脚間に進入させ
ることができるので、最も好ましい。
【0008】ここで、前記手掛部が、前記天板の下面に
設けた凹溝であると、天板の上面に凹凸がないので通常
のテーブルとして利用できるとともに、天板の下面に何
ら突起物がないので邪魔にならず好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に添付図面に基づき本発明の実
施形態を更に詳細に説明する。図1〜図4は本発明の手
掛付きテーブルAの代表的な実施形態を示し、図中1は
天板、2は支脚、3は手掛部をそれぞれ示している。
尚、図1において上半分は平面図、下半分は底面図を合
成して表している。
【0010】図示したテーブルAは、正方形状の天板1
の下面4であって、天板1の縁部5寄り位置の四隅にそ
れぞれ支脚2,…を下設したものであり、三辺の縁部5
に沿った下面4に手掛部3としての凹溝6を形成したも
のである。また、前記縁部5の略下半分には、約45度
にカットして面取り部7を形成し、該面取り部7に掌を
当てた状態で、指を手掛部3としての凹溝6に掛け易く
している。また、前記凹溝6は、幅30mm、深さ10
mmであり、前記縁部5から内方へ60mm隔てた位置
に、隣接する両支脚2,2間に渡って形成している。
尚、前記凹溝6は、図示例では断面略四角形であるが、
縁部5側に指を掛ける立上り面を有する断面略三角形で
も良い。
【0011】次に、前記天板1に支脚2を固定する構造
例を簡単に説明する。図1及び図3に示すように、天板
1の下面4の四隅には、正方形状の凹部8を座グリ形成
するとともに、該凹部8内であって該凹部8の内方へ向
いた対角線に沿って更に長円形状の長溝9を座グリ形成
し、前記凹部8内の周縁にオニメナット10,…を埋設
している。一方、前記支脚2の上端には中心部にボルト
11を埋設し、前記凹部8と平面視同形状の固定板12
の一隅寄り位置に前記ボルト11を上下貫通させ、貫通
したボルト11の先端にナット13を螺合するととも
に、固定板12を上方から貫通させたネジ14を支脚2
の上端にねじ込んで、該支脚2と固定板12との回転を
規制する。その状態で、前記固定板12を天板1の下面
4の凹部8に嵌合し且つボルト11の先端とナット13
を前記長溝9内に位置させた状態で、固定板12を貫通
させたネジ15,…をオニメナット10,…に螺合して
取付ける。
【0012】また、前記天板1の下面4であって、両支
脚2,2の中間で手掛部3よりも縁部5寄り位置に、連
結螺孔16,16をオニメナットを埋設する等して設
け、後述の如く複数のテーブルA,…を連結できるよう
にしている。
【0013】そして、図2に示すように、前記テーブル
Aを床面Bに設置した状態で、図示しない車椅子に乗っ
た肢体不自由者がテーブルAの近くまで移動して来て、
肢体不自由者が前記手掛部3に指を掛けて引き寄せるこ
とにより、車椅子をテーブルAの着座位置まで引き寄せ
ることができるのである。この場合、前記天板1の下面
4の床面からの高さが、少なくとも車椅子の肘掛けより
高く設定(例えば、690mm)されており、そのため
車椅子の肘掛けを含む前部は両支脚2,2の間に進入で
きる。
【0014】ここで、前記テーブルAは、車椅子に乗っ
たまま引き寄せても移動しないことが必要であるので、
各支脚2の下端に設けたアジャスター17と床面Bの滑
り抵抗は、車椅子の転がり抵抗よりも大きくなるよう
に、何らかの移動規制手段を講じるものとする。その移
動規制手段としては、テーブルAの重量を重くするこ
と、支脚2の接地面(アジャスター17の接地面)を
床面Bとの摩擦抵抗の大きなゴム材とすること、支脚
2の接地面に床面Bとの摩擦抵抗が大きくなるように凹
凸を設けること、支脚2の接地面に吸盤を設けるこ
と、床面Bがカーペットである場合には支脚2の接地
面にカーペットに絡み合う面状ファスナーを設けること
等が挙げられ、これらを単独又は複数組合せることによ
って、テーブルAの移動を規制することが可能である。
また、可能であれば、テーブルAを床面Bに固定すれ
ば、確実にテーブルAの移動は規制できる。
【0015】図5〜図7は、前記手掛部3の他の実施形
態である。図5は、前記手掛部3として、前記凹溝6と
同じ天板1の下面4の位置に突条18を設けたものであ
る。図6は、前記手掛部3として、天板1の上面19で
あって、前記凹溝6と平面視において同じ位置に凹溝2
0を設けたものである。図7は、前記手掛部3として、
天板1の上面19であって、前記突条18と平面視にお
いて同じ位置に突条21を設けたものである。
【0016】また、図8及び図9も前記手掛部3の更に
他の実施形態であり、天板1の下面4の縁部5に近い部
分の板厚を厚くして、前記凹溝20と略同じ位置に段部
22を形成し、該段部22を手掛部3としたものであ
る。この場合、天板1の周囲の板厚を厚くすることは、
天板1の強度及び重量が増すので好ましい。
【0017】尚、前記手掛部3は、図示例に限定される
ものではなく、例えば天板1の縁部5に沿って、支脚
2,2間に連続することなく、複数間欠的に設けること
もできる。
【0018】図10及び図11に示したテーブルA1
は、天板1の形状が長方形状のもので、その短辺の長さ
を前記テーブルAの天板1の一辺の長さに一致させたも
のである。その他の構成は前記同様であるので、同一構
成には同一符号を付してその説明は省略する。
【0019】図12及び図13に示したテーブルA2
は、天板1の形状が扇形状のもので、正方形状の前記テ
ーブルAの天板1の一辺の長さと同一長さの直交した直
線状の二辺と、円弧状に湾曲した縁部5を有するもので
ある。前記連結螺孔16は、直線の縁部5側に形成して
いる。その他の構成は前記同様であるので、同一構成に
は同一符号を付してその説明は省略する。
【0020】図14及び図15に示したテーブルA3
は、天板1の形状が半円形状のもので、長方形状の前記
テーブルA1の天板1の長辺の長さと同一長さの直線状
の一辺と、円弧状に湾曲した縁部5を有するものであ
る。前記連結螺孔16は、直線の縁部5側に形成してい
る。その他の構成は前記同様であるので、同一構成には
同一符号を付してその説明は省略する。
【0021】以上に示したテーブルA,A1,A2,A
3は、単独で使用することもできるが、図16に示すよ
うに、複数種類を複数連結して大きなテーブル構造体を
構成することも可能である。複数種類のテーブルを連結
する場合、長さが同一の直線状の縁部5,5を互いに接
合した状態で、両下面4,4であって前記連結螺孔1
6,16の位置に渡した連結板23を、ネジ24,…を
連結螺孔16,…に螺合して締結するのである。
【0022】以上説明した本発明の手掛付きテーブル
は、車椅子に乗った肢体不自由者が利用する介護用のテ
ーブルのみに限らず、キャスター付きの椅子に座った子
供が使用する子供用のテーブルとしても同様に利用でき
るのである。
【0023】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の手掛付きテーブ
ルによれば、以下の顕著な効果を奏するのである。
【0024】請求項1によれば、肢体不自由者が車椅子
に乗ったまま、肢体不自由者が手掛部に指を掛けて車椅
子をテーブル側へ引き寄せることができるので、肢体不
自由者の自立を促すとともに、介護者の労力を低減する
ことができる。
【0025】請求項2によれば、前述の効果に加えて、
車椅子を両支脚間に進入させることができるので、任意
の着座位置まで車椅子を移動させることができる。
【0026】請求項3によれば、天板の上面に凹凸がな
いので通常のテーブルとして利用できるとともに、天板
の下面に何ら突起物がないので邪魔にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手掛付きテーブルの代表的な実施形態
を示す説明図であり、上半分が平面図、下半分が底面図
である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】天板と支脚との連結構造を示す要部の拡大断面
図である。
【図4】手掛部として天板の下面に凹溝を設けた例を示
す要部の拡大断面図である。
【図5】手掛部として天板の下面に突条を設けた例を示
す要部の拡大断面図である。
【図6】手掛部として天板の上面に凹溝を設けた例を示
す要部の拡大断面図である。
【図7】手掛部として天板の上面に突条を設けた例を示
す要部の拡大断面図である。
【図8】手掛部として天板の縁部に沿った下面に段部を
設けた例を示す説明図であり、上半分が平面図、下半分
が底面図である。
【図9】同じく要部の拡大断面図である。
【図10】天板が長方形状のテーブルを示す説明図であ
り、上半分が平面図、下半分が底面図である。
【図11】同じく正面図である。
【図12】天板が扇形状のテーブルを示す底面図であ
る。
【図13】同じく正面図である。
【図14】天板が半円形状のテーブルを示す底面図であ
る。
【図15】同じく正面図である。
【図16】複数種類のテーブルを複数連結した状態を部
分的に示す底面図である。
【符号の説明】
A,A1,A2,A3 テーブル B 床面 1 天板 2 支脚 3 手掛部 4 下面 5 縁部 6 凹溝(手掛部) 7 面取り部 8 凹部 9 長溝 10 オニメナット 11 ボルト 12 固定板 13 ナット 14 ネジ 15 ネジ 16 連結螺孔 17 アジャスター 18 突条(手掛部) 19 上面 20 凹溝(手掛部) 21 突条(手掛部) 22 段部(手掛部) 23 連結板
フロントページの続き (72)発明者 松本 光世 大阪市中央区淡路町1丁目6番11号 株式 会社イトーキ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肢体不自由者が車椅子に乗ったまま使用
    できるテーブルであって、肢体不自由者が指を掛けて車
    椅子をテーブル側へ引き寄せることができるように、天
    板の縁部に沿って手掛部を設けたことを特徴とする手掛
    付きテーブル。
  2. 【請求項2】 天板の下面の縁部寄り位置に支脚を少な
    くとも3本以上設け、該支脚間に肢体不自由者が車椅子
    に乗ったまま出入りでき、前記支脚間であって天板の縁
    部に沿った略全域に手掛部を設けてなる請求項1記載の
    手掛付きテーブル。
  3. 【請求項3】 前記手掛部が、前記天板の下面に設けた
    凹溝である請求項1又は2記載の手掛付きテーブル。
JP11623096A 1996-05-10 1996-05-10 手掛付きテーブル Pending JPH09299154A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11623096A JPH09299154A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 手掛付きテーブル

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JP11623096A JPH09299154A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 手掛付きテーブル

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Publication Number Publication Date
JPH09299154A true JPH09299154A (ja) 1997-11-25

Family

ID=14682058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11623096A Pending JPH09299154A (ja) 1996-05-10 1996-05-10 手掛付きテーブル

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JP (1) JPH09299154A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7798070B2 (en) 2004-10-05 2010-09-21 Okamura Corporation Table
JP2014117339A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Paramount Bed Co Ltd 収納家具
JP2019076244A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 株式会社オカムラ 天板昇降式什器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7798070B2 (en) 2004-10-05 2010-09-21 Okamura Corporation Table
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020416