JP2571455Y2 - 浴 槽 - Google Patents
浴 槽Info
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- JP2571455Y2 JP2571455Y2 JP5318093U JP5318093U JP2571455Y2 JP 2571455 Y2 JP2571455 Y2 JP 2571455Y2 JP 5318093 U JP5318093 U JP 5318093U JP 5318093 U JP5318093 U JP 5318093U JP 2571455 Y2 JP2571455 Y2 JP 2571455Y2
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- Japan
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- stool
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- headrest
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、健常者のみならず高齢
者、病弱者、及び身体障害者等、所謂健常者に比べて比
較的体力の弱い人、体調のよくない人等が用いても快適
に入浴することができる浴槽に関する。
者、病弱者、及び身体障害者等、所謂健常者に比べて比
較的体力の弱い人、体調のよくない人等が用いても快適
に入浴することができる浴槽に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、浴槽に腰掛け、或いはヘッドレス
トや背凭れ等の安楽用具を設け、高齢者、病弱者及び身
体障害者等（以下「特定の利用者」という）を対象とし
た浴槽は公知である。
トや背凭れ等の安楽用具を設け、高齢者、病弱者及び身
体障害者等（以下「特定の利用者」という）を対象とし
た浴槽は公知である。
【０００３】
【０００４】ところで、これら特定の利用者を対象とし
た浴槽は、それぞれ専用型として設計・製作され、腰掛
け、或いはヘッドレストや背凭れ等の安楽用具は、浴槽
と一体的に形成されるか、或いは別体であっても、浴槽
に固定されていて容易に着脱できないような構造になっ
ているのが現状である。
た浴槽は、それぞれ専用型として設計・製作され、腰掛
け、或いはヘッドレストや背凭れ等の安楽用具は、浴槽
と一体的に形成されるか、或いは別体であっても、浴槽
に固定されていて容易に着脱できないような構造になっ
ているのが現状である。
【０００５】これらの専用型浴槽は、病院、療養所、老
人施設等では、極めて有用なものである。ところが、特
定の利用者が健常者と同居している一般家庭において、
どうしても専用型を設置したい場合は、一般健常者も止
むなくこの専用型を使用瀬座るを得ず、この場合、健常
者は却って不便を感じることが多い。かと言って通常型
浴槽と並設することは極めて不経済であり、そのような
家庭は先ず見当たらない。
人施設等では、極めて有用なものである。ところが、特
定の利用者が健常者と同居している一般家庭において、
どうしても専用型を設置したい場合は、一般健常者も止
むなくこの専用型を使用瀬座るを得ず、この場合、健常
者は却って不便を感じることが多い。かと言って通常型
浴槽と並設することは極めて不経済であり、そのような
家庭は先ず見当たらない。
【０００６】ところで、特公平４−４８０５０号公報に
は、浴槽のフランジに緩衝体を設ける技術が開示されて
いる。そして、この緩衝体は浴槽本体に対して着脱可能
になされているが、その目的は、緩衝体が汚損したり劣
化した場合に新品と取り替えたり、或いは色違いのもの
に付け替えて、気分転換を図ったりする場合の為であ
る。
は、浴槽のフランジに緩衝体を設ける技術が開示されて
いる。そして、この緩衝体は浴槽本体に対して着脱可能
になされているが、その目的は、緩衝体が汚損したり劣
化した場合に新品と取り替えたり、或いは色違いのもの
に付け替えて、気分転換を図ったりする場合の為であ
る。
【０００７】本考案者は、通常型浴槽に対して、上記専
用型浴槽が有する腰掛け、或いは安楽用具が着脱自在に
なされていれば、一つの浴槽が通常型浴槽として使用で
きると共に、専用型浴槽としても使用できることを知見
し、本考案を完成するに至ったものである。
用型浴槽が有する腰掛け、或いは安楽用具が着脱自在に
なされていれば、一つの浴槽が通常型浴槽として使用で
きると共に、専用型浴槽としても使用できることを知見
し、本考案を完成するに至ったものである。
【０００８】即ち、本考案は、一つの浴槽で、健常者の
使用が可能であると共に、特定の利用者が使用しても快
適な浴槽を提供することを目的としてなされたものであ
る。
使用が可能であると共に、特定の利用者が使用しても快
適な浴槽を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の考案は、
「浴槽の上縁部内側に、間隔を隔てて相対向する段部が
形成され、該段部間に腰掛け板が架け渡され、且つ該腰
掛け板の上面と上縁部の上面とが面一となされてなる浴
槽」をその要旨とするものである。
「浴槽の上縁部内側に、間隔を隔てて相対向する段部が
形成され、該段部間に腰掛け板が架け渡され、且つ該腰
掛け板の上面と上縁部の上面とが面一となされてなる浴
槽」をその要旨とするものである。
【００１０】即ち、上縁部内側に相対向した段部を形成
し、腰掛け板をこの段部間に架け渡すことによって、浴
槽の上縁部内側に腰掛け板を着脱自在に装着可能とな
し、もって、腰掛け板を架け渡せば特定の利用者にとっ
て好ましい設備となり、一方、健常者が使用するとき
は、必要に応じてこれを容易に取り外すこともできるよ
うにしたことを骨子とするものである。
し、腰掛け板をこの段部間に架け渡すことによって、浴
槽の上縁部内側に腰掛け板を着脱自在に装着可能とな
し、もって、腰掛け板を架け渡せば特定の利用者にとっ
て好ましい設備となり、一方、健常者が使用するとき
は、必要に応じてこれを容易に取り外すこともできるよ
うにしたことを骨子とするものである。
【００１１】請求項２記載の考案は、「浴槽の上縁部内
側に段部が形成され、裏側に該段部に対応する凹凸部を
有する安楽用具が、その凹凸部を浴槽の段部に嵌合する
ことにより着脱自在に取着されてなる浴槽」をその要旨
とするものである。
側に段部が形成され、裏側に該段部に対応する凹凸部を
有する安楽用具が、その凹凸部を浴槽の段部に嵌合する
ことにより着脱自在に取着されてなる浴槽」をその要旨
とするものである。
【００１２】即ち、浴槽の上縁部内側に段部を形成し、
特定の人が使用する為の安楽用具には、その裏側にこの
段部に対応する凹凸部を設けたものを使用する。そし
て、安楽用具の凹凸部を、浴槽の上方から下方に向けて
浴槽の段部に押圧すれば、簡単に嵌合できるようにな
し、もって、安楽用具を取り付ければ特定の利用者が使
用可能であり、健常者が使用するときは、必要に応じて
これを簡単に取り外すことができるようにしたことを骨
子とするものである。
特定の人が使用する為の安楽用具には、その裏側にこの
段部に対応する凹凸部を設けたものを使用する。そし
て、安楽用具の凹凸部を、浴槽の上方から下方に向けて
浴槽の段部に押圧すれば、簡単に嵌合できるようにな
し、もって、安楽用具を取り付ければ特定の利用者が使
用可能であり、健常者が使用するときは、必要に応じて
これを簡単に取り外すことができるようにしたことを骨
子とするものである。
【００１３】
【作用】請求項１記載の考案の浴槽は、相対向して段部
が形成され、この段部間に腰掛け板が架け渡され、腰掛
け板の上面と浴槽の上縁部の上面とが面一になされてい
るから、特定の利用者が使用するときは、この腰掛け板
を架け渡した状態で入浴すればよく、しかも腰掛け板の
上面と浴槽の上縁部の上面間には段差がないから安全で
あり、浴槽の上縁部も腰掛けの一部としての利用が可能
であるから、腰掛けとしてのスペースが広くなる。ま
た、健常者が使用するときは、この腰掛け板は単に架け
渡されているだけであるから、その都度簡単に取り外し
て入浴することができる。
が形成され、この段部間に腰掛け板が架け渡され、腰掛
け板の上面と浴槽の上縁部の上面とが面一になされてい
るから、特定の利用者が使用するときは、この腰掛け板
を架け渡した状態で入浴すればよく、しかも腰掛け板の
上面と浴槽の上縁部の上面間には段差がないから安全で
あり、浴槽の上縁部も腰掛けの一部としての利用が可能
であるから、腰掛けとしてのスペースが広くなる。ま
た、健常者が使用するときは、この腰掛け板は単に架け
渡されているだけであるから、その都度簡単に取り外し
て入浴することができる。
【００１４】請求項２記載の考案の浴槽は、予め浴槽に
段部を形成すると共に、特定の人が使用する為の安楽用
具であるヘッドレストや背凭れ等の裏側には、浴槽の段
部に対応する凹凸部を設けてあるので、特定の利用者が
使用するときは、背凭れ等の安楽用具を、その凹凸部を
利用して浴槽の段部に嵌合することにより、これら安楽
用具を利用して入浴することができ、また、健常者が使
用するときは、この安楽用具は着脱自在になされている
から、その都度簡単に取り外して入浴することができ
る。
段部を形成すると共に、特定の人が使用する為の安楽用
具であるヘッドレストや背凭れ等の裏側には、浴槽の段
部に対応する凹凸部を設けてあるので、特定の利用者が
使用するときは、背凭れ等の安楽用具を、その凹凸部を
利用して浴槽の段部に嵌合することにより、これら安楽
用具を利用して入浴することができ、また、健常者が使
用するときは、この安楽用具は着脱自在になされている
から、その都度簡単に取り外して入浴することができ
る。
【００１５】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。
ながら詳細に説明する。
【００１６】図１は、請求項１記載の考案の一実施例を
示す一部切欠斜視図であって、腰掛け板を取り外した場
合の態様を示すものであり、図２は、同上のII−II線に
て切断し、矢印方向に見た断面図であって、腰掛け板を
架け渡した場合の態様を示すものである。
示す一部切欠斜視図であって、腰掛け板を取り外した場
合の態様を示すものであり、図２は、同上のII−II線に
て切断し、矢印方向に見た断面図であって、腰掛け板を
架け渡した場合の態様を示すものである。
【００１７】これらの図において、１は平面視が長方形
状であって、比較的深底の合成樹脂製浴槽、２、２は一
つの相対向する内壁面に対称的に形成された肘付き、３
は一つの肘付き２の立ち上がり壁上部に形成された一方
の段部であり、４はこの段部３に対して、間隔を隔てて
相対向する位置の内壁面に形成された他方の段部であ
る。５はこの段部３、４間の内壁面に沿って形成された
連結段部である。本実施例の場合、一方の段部３は肘付
き２の立ち上がり壁に形成したが、浴槽の構造・大きさ
によっては、上縁部内側の相対向する内壁面に対称的に
形成してもよい。
状であって、比較的深底の合成樹脂製浴槽、２、２は一
つの相対向する内壁面に対称的に形成された肘付き、３
は一つの肘付き２の立ち上がり壁上部に形成された一方
の段部であり、４はこの段部３に対して、間隔を隔てて
相対向する位置の内壁面に形成された他方の段部であ
る。５はこの段部３、４間の内壁面に沿って形成された
連結段部である。本実施例の場合、一方の段部３は肘付
き２の立ち上がり壁に形成したが、浴槽の構造・大きさ
によっては、上縁部内側の相対向する内壁面に対称的に
形成してもよい。
【００１８】６は木製の腰掛け板であり、段部３、４間
に架け渡されると共に、連結段部５上にも載置されてい
る。この連結段部５を設けた場合は、腰掛け板６の撓み
防止に効果があり、より安定して取り付けられるが、腰
掛け板６が頑丈なものであれば必ずしも必要としない。
また、腰掛け板の素材としては、木製に限らず合成樹脂
製のものであってもよい。構造としては、必ずしも中実
でなくても中空体であってもよい。要は、浴槽の材質や
腰掛け板の大きさ等を勘案して、適宜の素材を選択し、
機械的強度、軽量性に優れた構造とすればよい。
に架け渡されると共に、連結段部５上にも載置されてい
る。この連結段部５を設けた場合は、腰掛け板６の撓み
防止に効果があり、より安定して取り付けられるが、腰
掛け板６が頑丈なものであれば必ずしも必要としない。
また、腰掛け板の素材としては、木製に限らず合成樹脂
製のものであってもよい。構造としては、必ずしも中実
でなくても中空体であってもよい。要は、浴槽の材質や
腰掛け板の大きさ等を勘案して、適宜の素材を選択し、
機械的強度、軽量性に優れた構造とすればよい。
【００１９】腰掛け板６の上面と、上縁部７の上面とは
面一とする必要がある。この場合の面一とは、必ずしも
完全な面一である必要はなく、使用上支障が無い程度の
ほぼ面一の状態であってもよい。かくすることにより、
両者の間に段差がなく、安全に使用することができるば
かりでなく、上縁部７と合わせて腰掛けることもでき、
より安全且つ快適である。この腰掛け板６は、健常者が
使用するときは、必要に応じてこれを取り外し、浴室内
に立て掛けておけばよい。
面一とする必要がある。この場合の面一とは、必ずしも
完全な面一である必要はなく、使用上支障が無い程度の
ほぼ面一の状態であってもよい。かくすることにより、
両者の間に段差がなく、安全に使用することができるば
かりでなく、上縁部７と合わせて腰掛けることもでき、
より安全且つ快適である。この腰掛け板６は、健常者が
使用するときは、必要に応じてこれを取り外し、浴室内
に立て掛けておけばよい。
【００２０】図３は、請求項２記載の考案の一実施例を
示す斜視図であり、図４は、同上の浴槽にヘッドレスト
付き背凭れを取着した場合の態様を示す斜視図であり、
図５は、同上のＶ−Ｖ線にて切断し、矢印方向に見た要
部の一部切欠拡大断面図である。
示す斜視図であり、図４は、同上の浴槽にヘッドレスト
付き背凭れを取着した場合の態様を示す斜視図であり、
図５は、同上のＶ−Ｖ線にて切断し、矢印方向に見た要
部の一部切欠拡大断面図である。
【００２１】これらの図において、８は比較的浅底の繊
維強化合成樹脂製浴槽であって、全体としてやや細長く
形成されたものである。９、９は内壁面に相対向して形
成された肘付き、１０は浴槽８の上縁部１１の内側に、
肘付き９、９の立ち上がり壁の、一方の上端から他方の
上端まで平面視コの字状に形成された段部である。
維強化合成樹脂製浴槽であって、全体としてやや細長く
形成されたものである。９、９は内壁面に相対向して形
成された肘付き、１０は浴槽８の上縁部１１の内側に、
肘付き９、９の立ち上がり壁の、一方の上端から他方の
上端まで平面視コの字状に形成された段部である。
【００２２】１２はヘッドレスト付き背凭れからなる安
楽用具であって、硬質合成樹脂、又は合成樹脂発泡体で
製せられ、ヘッドレスト部１３、背凭れ部１４及びヘッ
ドレスト部１３の左右から伸びる腕部１５、１５とが一
体的に形成されている。そして、背凭れ部１４は、図５
に示すように、下方に向けて勾配が付されている。ま
た、腕部１５は、これが浴槽８の段部１０に取着された
ときに、その上面が浴槽８の上縁部１１の上面と面一と
なるような寸法となされており、浴槽８の上縁部を掴ん
だり、この上縁部１１を腰掛け代わりに利用した時等
に、温かい触感を与える機能を有する。
楽用具であって、硬質合成樹脂、又は合成樹脂発泡体で
製せられ、ヘッドレスト部１３、背凭れ部１４及びヘッ
ドレスト部１３の左右から伸びる腕部１５、１５とが一
体的に形成されている。そして、背凭れ部１４は、図５
に示すように、下方に向けて勾配が付されている。ま
た、腕部１５は、これが浴槽８の段部１０に取着された
ときに、その上面が浴槽８の上縁部１１の上面と面一と
なるような寸法となされており、浴槽８の上縁部を掴ん
だり、この上縁部１１を腰掛け代わりに利用した時等
に、温かい触感を与える機能を有する。
【００２３】そして、ヘッドレスト部１３の裏側には、
図５に示すように、丁度、段部１０に対応する凹凸部１
６が形成されており、また、腕部１５の場合は、段部１
０に当接する部分そのものが凹凸部となされている。ま
た、背凭れ部１４の下端は、浴槽８の底部よりも僅かに
高いところに位置するようになされている。
図５に示すように、丁度、段部１０に対応する凹凸部１
６が形成されており、また、腕部１５の場合は、段部１
０に当接する部分そのものが凹凸部となされている。ま
た、背凭れ部１４の下端は、浴槽８の底部よりも僅かに
高いところに位置するようになされている。
【００２４】上記安楽用具１２を浴槽８に嵌合・取着す
るには、浴槽８の段部１０に、ヘッドレスト部１３の凹
凸部１６と、腕部１５とがそれぞれ嵌合するように、浴
槽の上から下方に向けて押圧すればよい。
るには、浴槽８の段部１０に、ヘッドレスト部１３の凹
凸部１６と、腕部１５とがそれぞれ嵌合するように、浴
槽の上から下方に向けて押圧すればよい。
【００２５】上記実施例では、安楽用具としてヘッドレ
スト付き背凭れの例を示したが、その他、ヘッドレスト
と背凭れとが別体となったもの、背凭れと肘付きとが一
体となったもの等種々のものが挙げられる。
スト付き背凭れの例を示したが、その他、ヘッドレスト
と背凭れとが別体となったもの、背凭れと肘付きとが一
体となったもの等種々のものが挙げられる。
【００２６】
【考案の効果】請求項１記載の考案の浴槽は、相対向し
て段部が形成され、この段部間に腰掛け板が架け渡さ
れ、腰掛け板の上面と浴槽の上縁部の上面とが面一にな
されているから、特定の利用者が使用するときは、この
腰掛け板を架け渡した状態で入浴すればよく、しかも腰
掛け板の上面と浴槽の上縁部の上面間には段差がないか
ら安全であり、浴槽の上縁部も腰掛けの一部としての利
用が可能であるから、腰掛けとしてのスペースが広くな
る。また、健常者が使用するときは、この腰掛け板は単
に架け渡されているだけであるから、その都度簡単に取
り外して入浴することができる。
て段部が形成され、この段部間に腰掛け板が架け渡さ
れ、腰掛け板の上面と浴槽の上縁部の上面とが面一にな
されているから、特定の利用者が使用するときは、この
腰掛け板を架け渡した状態で入浴すればよく、しかも腰
掛け板の上面と浴槽の上縁部の上面間には段差がないか
ら安全であり、浴槽の上縁部も腰掛けの一部としての利
用が可能であるから、腰掛けとしてのスペースが広くな
る。また、健常者が使用するときは、この腰掛け板は単
に架け渡されているだけであるから、その都度簡単に取
り外して入浴することができる。
【００２７】請求項２記載の考案の浴槽は、予め浴槽に
段部を形成すると共に、特定の人が使用する為の安楽用
具であるヘッドレストや背凭れ等の裏側には、浴槽の段
部に対応する凹凸部を設けてあるので、特定の利用者が
使用するときは、背凭れ等の安楽用具を、その凹凸部を
利用して浴槽の段部に嵌合することにより、これら安楽
用具を利用して入浴することができ、また、健常者が使
用するときは、この安楽用具は着脱自在になされている
から、その都度簡単に取り外して入浴することができ
る。
段部を形成すると共に、特定の人が使用する為の安楽用
具であるヘッドレストや背凭れ等の裏側には、浴槽の段
部に対応する凹凸部を設けてあるので、特定の利用者が
使用するときは、背凭れ等の安楽用具を、その凹凸部を
利用して浴槽の段部に嵌合することにより、これら安楽
用具を利用して入浴することができ、また、健常者が使
用するときは、この安楽用具は着脱自在になされている
から、その都度簡単に取り外して入浴することができ
る。
【００２８】従って、いずれの考案も、腰掛けや安楽用
具が浴槽に対して着脱自在になされているから、健常
者、特定の利用者共に快適な入浴を楽しむことができ、
特定の利用者向けに、各種専用型のものを製造する必要
がないから、製造側としては設備費、製造費、在庫コス
ト等が低減され、需要家側としては、家庭内に特定の利
用者を抱えていても、専用型を設置したり、通常型と併
設したりする必要がないから経済的である。
具が浴槽に対して着脱自在になされているから、健常
者、特定の利用者共に快適な入浴を楽しむことができ、
特定の利用者向けに、各種専用型のものを製造する必要
がないから、製造側としては設備費、製造費、在庫コス
ト等が低減され、需要家側としては、家庭内に特定の利
用者を抱えていても、専用型を設置したり、通常型と併
設したりする必要がないから経済的である。
【図１】請求項１記載の考案の一実施例を示す一部切欠
斜視図であって、腰掛け板を取り外した場合の態様を示
すものである。
斜視図であって、腰掛け板を取り外した場合の態様を示
すものである。
【図２】同上のII−II線にて切断し、矢印方向に見た断
面図であって、腰掛け板を架け渡した場合の態様を示す
ものである。
面図であって、腰掛け板を架け渡した場合の態様を示す
ものである。
【図３】請求項２記載の考案の一実施例を示す斜視図で
あって、安楽用具を取り外した場合の態様を示すもので
ある。
あって、安楽用具を取り外した場合の態様を示すもので
ある。
【図４】図４は、同上の浴槽に安楽用具を取着した場合
の態様を示す斜視図である。
の態様を示す斜視図である。
【図５】図５は同上のＶ−Ｖ線にて切断し、矢印方向に
見た要部の一部切欠拡大断面図である。
見た要部の一部切欠拡大断面図である。
１、８ 浴槽 ２、９ 肘付き ３、４、10 段部 ５ 連結段部 ６ 腰掛け板 ７、11 上縁部 12 安楽用具 13 ヘッドレスト部 14 背凭れ部 15 腕部 16 凹凸部
Claims (2)
- 【請求項１】 浴槽の上縁部内側に、間隔を隔てて相対
向する段部が形成され、該段部間に腰掛け板が架け渡さ
れ、且つ該腰掛け板の上面と上縁部の上面とが面一とな
されてなる浴槽。 - 【請求項２】 浴槽の上縁部内側に段部が形成され、裏
側に該段部に対応する凹凸部を有する安楽用具が、その
凹凸部を浴槽の段部に嵌合することにより着脱自在に取
着されてなる浴槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5318093U JP2571455Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 浴 槽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5318093U JP2571455Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 浴 槽 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0720972U JPH0720972U (ja) | 1995-04-18 |
| JP2571455Y2 true JP2571455Y2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=12935676
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5318093U Expired - Fee Related JP2571455Y2 (ja) | 1993-09-30 | 1993-09-30 | 浴 槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2571455Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6128633B2 (ja) * | 2012-09-21 | 2017-05-17 | 積水ホームテクノ株式会社 | 浴室構造およびこの浴室構造に用いる浴槽 |
| JP7108226B2 (ja) * | 2017-10-20 | 2022-07-28 | Toto株式会社 | 浴槽用枕の設置構造 |
-
1993
- 1993-09-30 JP JP5318093U patent/JP2571455Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0720972U (ja) | 1995-04-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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